JP2008100359A - 感熱転写記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材(1)の一方の面に感熱転写層(2)、他方の面に耐熱滑性層(3)が設けられた感熱転写記録媒体(A)において、前記耐熱滑性層(3)が、熱可塑性樹脂、あるいは熱可塑性樹脂と多価イソシアネートとの反応物、あるいは紫外線や電子線をトリガーとするラジカル反応物を主成分とし、さらにモース硬度3以下で、且つ平均粒径が該耐熱滑性層(3)の膜厚に対して80〜250%の大きさであるフィラーを含有することを特徴とする感熱転写記録媒体である。
【選択図】図1
Description
感熱転写層(2)、他方の面に耐熱滑性層(3)が設けられた感熱転写記録媒体(A)において、前記耐熱滑性層(3)が、熱可塑性樹脂、あるいは熱可塑性樹脂と多価イソシアネートとの反応物、あるいは紫外線や電子線をトリガーとするラジカル反応物を主成分とし、さらにモース硬度3以下で、且つ平均粒径が該耐熱滑性層(3)の膜厚に対して80〜250%の大きさであるフィラーを含有することを特徴とする感熱転写記録媒体である。
トラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレートヘキサメチレンジイソシアネート、ペンタエリスリトールトリアクリレートトリレンジイソシアネート等の3官能以上のアクリレートモノマーおよびメタクリレートモノマー等を、紫外線あるいは電子線で反応させて得られるラジカル反応物を挙げることができるがこれらに限定されるものではない。
<基材>
ポリエステルフィルム:厚さ4.5μm
<感熱昇華転写層形成用インク>
マゼンタ染料 :20部
ブチラール樹脂 :15部
ポリエステル樹脂 : 5部
トルエン :30部
メチルエチルケトン:30部
<感熱溶融転写層形成用インク>
マゼンタ顔料 :10部
エポキシ樹脂 :20部
カルナバワックス :10部
トルエン :30部
メチルエチルケトン:30部
基材の一方に、下記の耐熱滑性層形成用塗液−1をグラビア方式により、乾燥厚0.8μmで塗工した後、50℃で24時間、オーブン中で加熱して硬化処理をした。
<耐熱滑性層形成用塗液−1>
ブチラール樹脂 5部
リン酸エステル化合物 1部
炭酸カルシウム(モース硬度3 平均粒径1.2μm) 4部
トリレンジイソシアネート 2部
トルエン 43部
メチルエチルケトン 45部
尚、フィラーの平均粒径は、膜厚の約150%である。フィラー含有量は、約33質量%である。引き続いて、前記基材のもう一方に、前記感熱昇華転写層形成用インクをグラビア方式により、乾燥厚1.0μmで印刷し、実施例1の感熱転写記録媒体を作製した。
基材の一方に、下記の耐熱滑性層形成用塗液−2をグラビア方式により、乾燥厚0.8
μmで塗工した後、50℃で24時間、オーブン中で加熱して硬化処理をした。
<耐熱滑性層形成用塗液−2>
ブチラール樹脂 5部
リン酸エステル化合物 1部
タルク(モース硬度1 平均粒径1.0μm) 1部
トリレンジイソシアネート 2部
トルエン 45部
メチルエチルケトン 46部
尚、フィラーの平均粒径は、膜厚の約125%である。フィラー含有量は、約11質量%である。引き続いて、前記基材のもう一方に、前記感熱溶融転写層形成用インクをグラビア方式により、乾燥厚1.0μmで印刷し、実施例2の感熱転写記録媒体を作製した。
基材の一方に、下記の耐熱滑性層形成用塗液−3をグラビア方式により、乾燥厚0.8μmで塗工した後、50℃で24時間、オーブン中で加熱して硬化処理をした。
<耐熱滑性層形成用塗液−3>
ブチラール樹脂 5部
リン酸エステル化合物 1部
炭酸カルシウム(モース硬度3 平均粒径2.4μm) 2部
トリレンジイソシアネート 2部
トルエン 45部
メチルエチルケトン 45部
尚、フィラーの平均粒径は、膜厚の約300%である。フィラー含有量は、約20質量%である。前記基材のもう一方に、前記感熱昇華転写層形成用インクをグラビア方式により、乾燥厚1.0μmで印刷し、比較例1の感熱転写記録媒体を作製した。
基材の一方に、以下の耐熱滑性層形成用塗液−4をグラビア方式により、乾燥厚0.8μmで塗工した後、50℃で24時間、オーブン中で加熱して硬化処理をした。
<耐熱滑性層形成用塗液−4>
ブチラール樹脂 5部
リン酸エステル化合物 1部
シリカ(モース硬度7 平均粒径2.5μm) 2部
トリレンジイソシアネート 2部
トルエン 45部
メチルエチルケトン 45部
尚、フィラーの平均粒径は、膜厚の約310%である。フィラー含有量は、約20質量%である。前記基材のもう一方に、前記感熱昇華転写層形成用インクをグラビア方式により、乾燥厚1.0μmで印刷し、比較例2の感熱転写記録媒体を作製した。
基材の一方に、以下の耐熱滑性層形成用塗液−5をグラビア方式により、乾燥厚0.8μmで塗工した後、50℃で24時間、オーブン中で加熱して硬化処理をした。
<耐熱滑性層形成用塗液−5>
ブチラール樹脂 5部
リン酸エステル化合物 1部
シリカ(モース硬度7 平均粒径1.4μm) 1部
トリレンジイソシアネート 2部
トルエン 45部
メチルエチルケトン 46部
尚、フィラーの平均粒径は、膜厚の約175%である。フィラー含有量は、約11質量%である。前記基材のもう一方に、前記感熱溶融転写層形成用インクをグラビア方式により、乾燥厚1.0μmで印刷し、比較例3の感熱転写記録媒体を作製した。
実施例1〜2および比較例1〜3にて得られた感熱転写記録媒体を、サーマルシミュレーターを使用し、8inch/sで1000m転写試験を行い、試験後のサーマルヘッドと印画物の状態を目視観察した。その結果を表1に示す。
サーマルヘッドの状態は、実施例1〜2は、全く汚れなく良好であった。比較例1は
付着物が確認された。比較例2は、僅かに付着物確認、擦れキズが発生した。比較例3は、付着物はないものの、擦れキズが発生した。印画物の状態の方は、実施例1は欠陥なく、良好であった。実施例2はハイライト部のムラもなく極めて良好であった。比較例1〜2は、部分的にスジ状の抜けが発生した。比較例3は、ハイライト部で転写ムラが確認された。
1・・・基材
2・・・感熱転写層
3・・・耐熱滑性層
4・・・受像層
5・・・ベース基材
6・・・被転写体
10・・・サーマルヘッド
Claims (5)
- 基材の一方の面に感熱転写層、他方の面に耐熱滑性層が設けられた感熱転写記録媒体において、前記耐熱滑性層が、熱可塑性樹脂、あるいは熱可塑性樹脂と多価イソシアネートとの反応物、あるいは紫外線や電子線をトリガーとするラジカル反応物を主成分とし、さらにモース硬度3以下で、且つ平均粒径が該耐熱滑性層の膜厚に対して80〜250%の大きさであるフィラーを含有することを特徴とする感熱転写記録媒体。
- 前記耐熱滑性層中のフィラーの含有量が、1〜30質量%であることを特徴とする請求項1記載の感熱転写記録媒体。
- 前記耐熱滑性層中のフィラーが、無機鉱物からなることを特徴とする請求項1又は2記載の感熱転写記録媒体。
- 前記感熱転写層が、熱昇華性染料とバインダーとからなる感熱昇華転写層であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の感熱転写記録媒体。
- 前記感熱転写層が、染料又は/及び顔料とバインダーとからなる感熱溶融転写層であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の感熱転写記録媒体。
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JPH06247066A (ja) * | 1992-07-21 | 1994-09-06 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
JPH11180058A (ja) * | 1997-12-25 | 1999-07-06 | Mitsubishi Chemical Corp | 熱転写記録用シート |
JP2000272276A (ja) * | 1999-03-25 | 2000-10-03 | Dainippon Printing Co Ltd | Idカードおよびその製造方法 |
-
2006
- 2006-10-17 JP JP2006282347A patent/JP4967587B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2000272276A (ja) * | 1999-03-25 | 2000-10-03 | Dainippon Printing Co Ltd | Idカードおよびその製造方法 |
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