JP2008098867A - 非可逆回路素子、通信装置及び中心導体組立体の製造方法 - Google Patents

非可逆回路素子、通信装置及び中心導体組立体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】中心導体が小幅化、微細化された場合でも、中心導体が破断される危険のない非可逆回路素子を提供すること。
【解決手段】 第1〜第3の中心導体211〜213のそれぞれは、第1〜第3の絶縁フィルム231〜233の一面上でパターン化されている。第1〜第3の絶縁フィルム231〜233のそれぞれは、一面が、他の絶縁フィルムの他面に重なる関係で積層され、自己より上層に位置する絶縁フィルムに備えられた中心導体のための接続用孔251〜254、261、262を有する。第1〜第3の絶縁フィルム231〜233は、最下層にある第1の絶縁フィルム233の一面が、軟磁性基体210の一面と向き合う関係で、軟磁性基体210に組み合わされている。
【選択図】図4

Description

本発明は、非可逆回路素子、通信装置及び中心導体組立体の製造方法に関するものである。
アイソレータやサーキュレータ等の非可逆回路素子は、特許文献1に開示されているように、ヨーク及びアース部材として機能する磁性金属容器内に、必要な機能部品を内蔵させるようになっている。機能部品の主なものは、軟磁性基体と中心導体等で構成された磁気回転子、永久磁石等の磁性部品及び整合用コンデンサさらには終端抵抗等の回路部品である。これらの回路部品は、通常、中心導体の一端がはんだ付けされた電極とは反対側に、グランド電極を有しており、このグランド電極は、磁性金属容器の底面に、はんだ付けによって固定される。
磁気回転子を構成する中心導体は、グランド電極となる共通部分から、異なる方向に、複数本の中心導体片を分岐させた一体構造となっている。軟磁性基体に対する中心導体の取り付けに当たっては、グランド電極となる共通部分を、軟磁性基体の底面に重ね、この状態で、中心導体片のそれぞれを、軟磁性基体の側面下縁の部分で折り曲げるとともに、側面に沿って立ち上げ、更に、側面上縁で、軟磁性基体の上面に重なるように折り曲げる。
しかし、上述した従来の磁気回転子は、形状が小さくなるにつれて、軟磁性基体に対する中心導体の折り曲げ操作が難しくなるうえ、何よりも、中心導体の小幅化、微細化により、中心導体が折り曲げ部分で破断してしまうという致命的な欠陥を生じ易くなる。また、中心導体の取り付けも、個々の軟磁性基体に対して、個別に行わなければならないので、組立工数が増えてしまう。
特開2002−141709号公報
本発明の課題は、中心導体が小幅化、微細化された場合でも、中心導体が破断される危険のない非可逆回路素子、及び、それを用いた通信装置を提供することである。
本発明のもう一つの課題は、多数の素子を基板上に集合した集合基板の形態で製造するプロセスを採用することが可能で、工数削減及び量産化に適した非可逆回路素子、及び、それを用いた通信装置を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る非可逆回路素子は、磁気回転子を有する。前記磁気回転子は、中心導体組立体を含んでいる。前記中心導体組立体は、複数の中心導体と、複数の絶縁フィルムとを有している。前記中心導体のぞれぞれは、前記絶縁フィルムの一面上でパターン化されている。前記絶縁フィルムのそれぞれは、前記一面が、他の絶縁フィルムの他面に重なる関係で積層され、自己より上層に位置する絶縁フィルムに備えられた前記中心導体のための接続用孔を有している。
上述したように、本発明に係る非可逆回路素子では、磁気回転子において、中心導体組立体を構成する中心導体のぞれぞれは、絶縁フィルムの一面上でパターン化されており、絶縁フィルムのそれぞれは、一面が、他の絶縁フィルムの他面に重なる関係で積層されているから、従来と異なって、軟磁性基体の上で折り曲げ操作をする必要がない。このため、中心導体が小幅化、微細化された場合でも、曲げに伴う中心導体破断などの危険のない非可逆回路素子を得ることができる。
また、中心導体のぞれぞれは、絶縁フィルムの一面上でパターン化されており、絶縁フィルムのそれぞれは、一面が、他の絶縁フィルムの他面に重なる関係で積層されているから、多数の素子を基板上に集合した集合基板の形態で製造するプロセスを採用することが可能になる。このため、工数を削減し、量産化に資することができる。
しかも、中心導体は、絶縁フィルムの一面上パターン化されているから、絶縁フィルムが、中心導体を支持する支持体として機能するのみならず、隣り合う絶縁フィルムにおいて、互いの中心導体を相互に電気絶縁する絶縁層としても機能することになる。このため、専用の絶縁シートや絶縁テープなどが不要になり、組み立てが容易になる。
更に、絶縁フィルムのそれぞれは、自己より上層に位置する絶縁フィルムに備えられた中心導体のための接続用孔を有するから、絶縁フィルムを積層したにも関わらず、中心導体の端部を、接続用孔を通して、外部回路部品に確実に接続することができる。しかも、接続用孔が、はんだ流出を阻止するダムとして機能するので、はんだ流出による不正はんだ付けを回避し、信頼性を向上させることができる。
本発明に係る非可逆回路素子においても、永久磁石と、回路部品とを含む。前記永久磁石は、前記磁気回転子に直流磁界を印加する。前記回路部品は、前記接続用孔を通る接続導体によって、前記中心導体の端子部に接続される。
また、本発明に係る非可逆回路素子も、従来と同様に、カバー部材を含む。前記カバー部材は、磁性体でなり、前記部品搭載基板とともに、前記永久磁石の生じる磁界に対するヨークを構成する。
本発明は、上述した非可逆回路素子を備えた通信装置、例えば携帯電話のような移動体無線機器等、更には、中心導体組立体の製造方法についても開示する。
上述したように、本発明によれば、中心導体が小幅化、微細化された場合でも、中心導体が破断される危険のない非可逆回路素子及びそれを用いた通信装置を提供することができる。
また、多数の素子を基板上に集合した集合基板の形態で製造するプロセスを採用することが可能で、工数削減及び量産化に適した非可逆回路素子、及び、それを用いた通信装置を提供することができる。
本発明の他の特徴及びそれによる作用効果は、添付図面を参照し、実施の形態によって更に詳しく説明する。
<非可逆回路素子>
図1は本発明に係る非可逆回路素子の一実施例を示す分解斜視図、図2は内部構造配置を示す斜視図、図3は完成状態を示す斜視図である。図2、図3は、図1との対比において、見る方向が180度異なっている。図示された非可逆回路素子は、とり得る2つのタイプ、即ち、アイソレータ又はサーキュレータのうちのアイソレータを例示し、部品搭載基板1と、機能部品2と、カバー部材3とを含む。
機能部品2は、磁気回転子21と、永久磁石23と、回路部品221〜224とを含む。磁気回転子21は、軟磁性基体210と、第1〜第3の中心導体211〜213と、第1〜第3の絶縁フィルム231〜233とを有している。軟磁性基体210は、イットリウム/鉄/ガーネット(YIG)等の軟磁性材料が好適である。一例であるが、軟磁性基体210は、1辺が数mmの四角形状で、厚さ0.2〜0.5mm程度の平板状に形成される。
機能部品2を構成する永久磁石23は、磁気回転子21に直流磁界を印加する。永久磁石23は、フェライト磁石などを用いて、軟磁性基体210よりも少し大きい四角形状に形成されており、第1〜第3の中心導体211〜213に向き合うようにして、軟磁性基体210の一面側に配置されている。
部品搭載基板1は、平板状の導電性磁性基体10で構成されている。具体的には、Feなどを主成分とする導電性磁性体が用いられる。
第1〜第3の中心導体211〜213、及び、第1〜第3の絶縁フィルム231〜233は中心導体組立体を構成する。第1〜第3の中心導体211〜213のぞれぞれは、第1〜第3の絶縁フィルム231〜233の一面上でパターン化されている。図4は、第1〜第3の中心導体211〜213及び第1〜第3の絶縁フィルム231〜233の関係を示す斜視図である。
まず、最下層を構成する第1の中心導体211は、例えば、15〜25μm程度の厚みを有するCu箔で構成され、第1の絶縁フィルム231の一面上で、予め定められた形状となるようにパターン化されている。パターン化のための手段としては、例えば、Cu箔絶縁フィルムに対してフォトリソグラフィ工程を実行し、Cu箔をパターンニングする手法を用いることができる。第1の絶縁フィルム231は、例えば、3〜10μm程度の厚みを有し、耐熱性及び高周波特性の良好な高分子樹脂材料によって構成される。具体的には、ポリイミド樹脂などを用いることができる。
第2の中心導体212も、3〜10μm程度の厚みを有するCu箔で構成され、第2の絶縁フィルム232の一面上で、予め定められた形状となるようにパターン化されている。第2の絶縁フィルム232も、例えば、15〜25μm程度の厚みを有し、ポリイミド樹脂などの高周波特性の良好な高分子樹脂材料によって構成される。第2の絶縁フィルム232は、第2の中心導体212を有する一面が、第1の絶縁フィルム231の他面(第1の中心導体211のない側)に重なる関係で積層され、かつ、接着されている。
更に、第3の中心導体213も、第1及び第2の中心導体211、212と同じように、例えば、3〜10μm程度の厚みを有するCu箔で構成され、予め定められた形状となるように、例えば、フォトリソグラフィ工程等の適用によってパターン化されている。第3の絶縁フィルム233は、例えば、15〜25μm程度の厚みを有し、ポリイミド樹脂などの高周波特性の良好な高分子樹脂材料によって構成される。第3の絶縁フィルム233は、第3の中心導体213を有する一面が、第2の絶縁フィルム232の他面に重なる関係で積層される。
第1〜第3の絶縁フィルムの積層に当たっては、仮接着の後、熱圧着することにより、第1〜第3の中心導体211〜213の凹凸に従った形状となるように成形することが好ましい。
次に、第1及び第2の絶縁フィルム231、232において、自己より上層に位置する絶縁フィルムに備えられた中心導体のための接続用孔を有する。実施例では、第1の絶縁フィルム231の上に、第2の絶縁フィルム232があり、その上に第3の絶縁フィルム233があるので、上述した関係は次のようになる。
まず、第1の絶縁フィルム231と、その上層にある第2の絶縁フィルム232との関係を見ると、第1の絶縁フィルム231は、第2の絶縁フィルム232に備えられた第2の中心導体212の端子部203、204のための接続用孔261、262を有する。
次に、第2の絶縁フィルム232と、その上層にある第3の絶縁フィルム233との関係を見ると、第2の絶縁フィルム232は、第3の絶縁フィルム233に備えられた第3の中心導体213の端子部205、206のための接続用孔253、254を有する。
更に、第1の絶縁フィルム231と、それよりも上層にある第3の絶縁フィルム233との関係を見ると、第1の絶縁フィルム231は、第3の絶縁フィルム233に備えられた第3の中心導体213の端子部205、206のための接続用孔252、251を有する。接続用孔252、251は、第1の絶縁フィルム231に設けられた接続用孔253、254と重なる。
第1〜第3の絶縁フィルム231〜233は、最下層の第1の絶縁フィルム231の一面(中心導体形成面)が、軟磁性基体210の一面と向き合う関係で、軟磁性基体210に組み合わされている。このとき、第1〜第3の中心導体211〜213のそれぞれは、軟磁性基体210の一面上で互いに所定の角度で交差するように、適切な角度をもって組み合わされる。
上述したように、本発明に係る非可逆回路素子では、磁気回転子21を構成する第1〜第3の中心導体211〜213のぞれぞれは、第1〜第3の絶縁フィルム231〜233の一面上でパターン化されており、第1〜第3の絶縁フィルム231〜233のそれぞれは、一面が、他の絶縁フィルムの他面に重なる関係で積層されているから、従来と異なって、軟磁性基体210の上で折り曲げ操作をする必要がない。このため、第1〜第3の中心導体211〜213が小幅化、微細化された場合でも、第1〜第3の中心導体211〜213の曲げによる破断などの危険のない非可逆回路素子を得ることができる。
しかも、第1〜第3の中心導体211〜213は、第1〜第3の絶縁フィルム231〜233の一面上でパターン化されているから、第1〜第3の絶縁フィルム231〜233が、第1〜第3の中心導体211〜213を支持する支持体として機能するのみならず、隣り合う第1の絶縁フィルム231と第2の絶縁フィルム232、及び、第2の絶縁フィルム232と第3の絶縁フィルム233とにおいて、第1〜第3の中心導体211〜213を相互に電気絶縁する絶縁層としても機能することになる。このため、専用の絶縁シートや絶縁テープなどが不要になり、組み立てが容易になる。
更に、第1及び第2の絶縁フィルム231、232のそれぞれは、自己より上層に位置する第2及び第3の絶縁フィルム232、233に備えられた第2及び第3の中心導体212、213のための接続用孔(251〜254)、(261、262)を有するから、第1〜第3の絶縁フィルム231〜233を積層したにも関わらず、第2及び第3の中心導体212、213の端部を、接続用孔(251〜254)、(261、262)を通して、外部回路部品に確実に接続することができる。しかも、上述した接続用孔(251〜254)、(261、262)は、はんだ流出を阻止するダムとして機能するので、はんだ流出による不正はんだ付けを回避し、信頼性を向上させることができる。
実施例において、第1〜第3の絶縁フィルム231〜233のうち、最下層に位置する第1の絶縁フィルム231の一面、即ち、第1の中心導体211を有する面が、軟磁性基体210の一面と向き合う関係で、軟磁性基体210に組み合わされているから、第1の中心導体211と軟磁性基体210との間の間隔が最小化され、特性が向上する。
次に、接続用孔(251〜254)、(261、262)を用いて、第2及び第3の中心導体212、213の端子部と回路部品とを接続する構造を、図5及び図6を参照して説明する。まず、図5は、図2の5−5線断面図であって、第3の中心導体213の端子部206を、第2の絶縁フィルム232に設けられた接続用孔253、及び、第1の絶縁フィルム231に設けられた接続用孔251を通して、はんだ(接続導体)271により、回路部品224、222に接続した構造を示している。図5には図示はされていないが、第3の中心導体213の端子部205は、第2の絶縁フィルム232に設けられた接続用孔254、及び、第1の絶縁フィルム231に設けられた接続用孔252を通して、はんだにより、金属ブロック119に接続される。
図6は、図2の6−6線断面図である。図を参照すると、第2の中心導体212の端子部203を、第1の絶縁フィルム231に設けられた接続用孔261を通して、はんだ272により、回路部品223に接続した構造を示している。図6には図示はされていないが、第2の中心導体212の端子部204は、第1の絶縁フィルム231に設けられた接続用孔262を通して、はんだにより、回路部品221に接続される。
更に、図面に現れた他の構成部分について、説明すると、まず、部品搭載基板1を構成する導電性基体10は、その周辺など、適当な位置に、凹部100を有している。凹部100は、周辺を切り欠いたものであってもよいし、貫通孔又は非貫通孔として、導電性基体10の面内に形成されたものであってもよい。その個数、大きさ、形成位置などは任意でよい。
図の凹部100は、導電性基体10の周辺に沿って、間隔を隔てて複数設けられている。凹部100のそれぞれは、入り口部の幅が狭く、奥行方向に向うにつれて幅が拡大する。
絶縁膜11は、電着膜でなり、導電性基体10の少なくとも一面に、導電性基体10の表面を露出させたグランド電極110〜116を有し、グランド電極110〜116を除く他、凹部100の内壁面を含む導電性基体10の全面を覆っている。グランド電極110〜116の数、大きさ、形状等は、搭載される機能部品の数、大きさ、形状などにしたがうもので、図示に限定されない。
更に、部品搭載基板1には、入出力端子117、118が設けられている。実施例に示す入出力端子117、118は、部品搭載基板1の相対する両辺に設けられた凹部100の内部に、金属ボールを埋め込んだ構造となっている。
入出力端子117、118は、外部との接続に用いられるものであるが、導電性基体10の面内に形成された凹部100の内部に埋め込まれているので、充分に大きな機械的強度を確保できる。しかも、入出力端子117、118を、導電性基体10の面内に形成された凹部100の内部に埋め込む(押し込む)だけでよいので、厚み増大を招くことがないし、製造も容易である。
また、入出力端子117、118は、凹部100の内部に埋め込まれた状態で、凹部100の内壁面に付着された絶縁膜11によって、導電性基体10から電気的に絶縁されているから、凹部100の内部への埋め込みと同時に、入出力端子117、118に対する電気絶縁処理が完了する。
入出力端子117、118の埋め込まれる凹部100のそれぞれは、入り口部の幅が狭く、奥行方向にむかうにつれて幅が拡大するから、凹部100の内部に入出力端子117、118を確実に保持することができる。
次に、回路部品は、コンデンサ221〜223及び抵抗器224を含み、これらは支持基板1の上に搭載され、はんだ付けされる。具体的には、コンデンサ221は、一面に、2つの端子電極241、242を有し、反対側の面に、互いに独立する端子電極243a、243bを有する。端子電極241には第1の中心導体211の端子部201が、はんだ付けによって接続され、端子電極242には第2の中心導体212の端子部204が、はんだ付けによって接続される。又、端子電極243aは、支持基板1の窓部111にはんだ付けされ、端子電極234bは入出力端子117にはんだ付けされる。
コンデンサ222は、一面に端子電極244を有し、反対側の他面に端子電極245を有する。端子電極244には、第3の中心導体213の端子部206が、接続用孔251、253を通るはんだ271によってはんだ付け(図5参照)され、反対側の端子電極245は支持基板1のグランド電極112にはんだ付けされる。
コンデンサ223は、一面に、2つの端子電極246、247を有し、反対側の面に、互いに独立する端子電極248a、248bを有する。端子電極246には第2の中心導体212の端子部203が、接続用孔261を通るはんだ272によってはんだ付け(図6参照)され、端子電極247には第1〜第3の中心導体211〜213の端子部202が、はんだ付けによって接続される。又、端子電極248aは、支持基板1のグランド電極114にはんだ付けされ、端子電極248bは入出力端子118にはんだ付けされる。
図7は、コンデンサ221、223の一例を示す一部拡大断面図である。図7は、直接には、コンデンサ221の構造及び取付構造を示し、コンデンサ223については、その対応する部分を括弧書きして示してある。もっとも、図7はコンデンサ221、223の例示にすぎず、これに限定されるものではない。
図7を参照すると、コンデンサ221は、セラミック基体の内部に対となる複数の内部電極41、42を有しており、内部電極41、42の互いに反対側の端部が、スルーホール導体43、44に接続されている。スルーホール導体43は、一端が端子電極241に接続され、他端が端子電極243aに接続されている。端子電極243aは、はんだ付51により、支持基板1の導電性基体10に接続されている。また、端子電極243bは、はんだ付52により入出力端子117に接続されている。
抵抗器224は、相対向する両端に端子電極249、250を有しており、コンデンサ222の側部に配置される。端子電極249には、第3の中心導体213の端子部206が、接続用孔251、253を通るはんだ271によってはんだ付けされ、端子電極250は支持基板1のグランド電極113にはんだ付けされる。第3の中心導体213の端子部205は、支持基板1の一面上に接着などの手段によって固定された金属ブロック119に、接続用孔252、254を通してはんだ付けされる。金属ブロック119は、グランド電極110にはんだ付される。
本発明に係る非可逆回路素子も、従来と同様に、カバー部材3を含む。カバー部材3は、Feなどを主成分とする磁性体でなり、支持基板1とともに、永久磁石23の生じる磁界のためのヨークを構成する。図示のカバー部材3は、相対向する両側辺に、天面31から連続して折り曲げられた側面板32、33を有している。側面板33の端縁は、支持基板1の側辺に設けられた窓部115、116を通して、支持基体1に結合される。
図8は、図1〜図7に示したアイソレータの回路図である。図1〜図7とともに図8を参照すると、第2の中心導体212は、端部204が入出力端子117に接続されており、端部204とアースとの間にキャパシタンスC11が生じている。キャパシタンスC11は、コンデンサ221の端子電極(242、243b)と端子電極(242、243a)との間において、内部電極41、42によって取得され、端子電極243aによって支持基板1の導電性基体10に接地される。
次に、第1〜第3の中心導体211〜213は、端部202が入出力端子118に接続されており、端部202とアースとの間にキャパシタンスC31が生じている。キャパシタンスC31は、コンデンサ223の端子電極(247、248b)と、端子電極(247、248a)との間において、内部電極41、42によって取得され、端子電極248aによって支持基板1の導電性基体10に接地される。
更に、第3の中心導体213は、端部206がコンデンサ222の端子電極244と抵抗器224の端子電極249に接続されている。第3の中心導体213の端部206とアースとの間にキャパシタンスC21が生じている。キャパシタンスC21は、コンデンサ222の端子電極244とその対向電極とで取得され、端子電極245によって外部に取り出される。また、キャパシタンスC21に対して並列に、抵抗器224による抵抗Rが接続されている。更に、第3の中心導体213の端部205は、金属ブロック119に接続されている。
部品搭載基板1は、平板状であり、機能部品2は部品搭載基板1の一面上に搭載されているから、いわゆる平面実装構造となり、従来の磁性金属容器を用いる場合と異なって、構造が簡単化され、コストが安価になる。
しかも、機能部品2を、部品搭載基板1の一面上に搭載するので、部品搭載基板1の一面上における機能部品2の位置決めを高精度で実行できる。仮に搭載時に機能部品2に位置ずれを生じたとしても、それを確認し、修正できる。したがって、安定した特性のものを、高歩留まりで製造できる。
また、機能部品2を搭載する部品搭載基板1が、平板状であるから、従来の磁性金属容器と比較して、小型及び薄型になる。また、部品搭載基板1は、磁性板であるから、ヨークとしての機能を満たすことができる。
更に、部品搭載基板1の少なくとも一面が絶縁膜によって覆われており、絶縁膜の面内に絶縁膜の存在しないグランド電極110〜116が設けられている構造によれば、グランド電極110〜116を通して、回路部品221〜224のグランド電極、及び、第1〜第3の中心導体211〜213のグランド電極等を、部品搭載基板1の一面上に、直接にはんだ付けできる。グランド電極110〜116以外の部分は、絶縁膜11によって覆われるものとする。こうすることにより、部品搭載基板1に不必要に活電部が生じるのを回避することができる。
<通信装置>
本発明に係る非可逆回路素子は、通信装置の構成要素して用いられる。図9は本発明に係る非可逆回路素子を用いた通信装置であり、携帯電話のような移動体無線機器の構成を示している。図示された通信装置は、アンテナ71と、送信回路75と、受信回路74と、非可逆回路素子73とを含む。参照符号72はデュプレクサである。送信回路75及び受信回路74は、アンテナ71を共用して送受信を行う。
非可逆回路素子73は、本発明に係るものであって、デュプレクサ72から送信回路75に到る回路内に組み込まれている。非可逆回路素子73は受信回路74に到る回路に組み込んでもよい。送信回路75、受信回路74、非可逆回路素子73及びデュプレクサ72の働きは周知であるので、特に説明は要しない。
ただ、非可逆回路素子73は、本発明に係る非可逆回路素子であるから、先に述べた作用効果が、通信装置の上でも得られることは明らかである。
<中心導体組立体の製造方法>
次に、図10〜図27を参照し、中心導体組立体の製造方法について説明する。まず、図10に図示するように、一面上に金属箔200を付着させた絶縁フィルム230を準備する。絶縁フィルム230は、例えば、3〜10μm程度の厚みt1を有し、高周波特性の良好な高分子樹脂材料によって構成される。具体的には、ポリイミド樹脂などを用いることができる。また、金属箔200は、例えば、15〜25μm程度の厚みt2を有するCu箔で構成することができる。
次に、上述した金属箔絶縁フィルム230に対し、パターニング処理を施す。これにより、図11に図示するように、第1の絶縁フィルム231の一面上に、多数の第1の中心導体211を、所定のパターンとなるように形成した集合型絶縁フィルムが得られる。パターン化のための手段としては、例えば、金属箔200に対してフォトリソグラフィ工程を実行し、金属箔200をパターンニングする手法を用いることができる。実施例は、3つの中心導体配列群Q11〜Q13を有する配置を示している。中心導体配列群Q11〜Q13のそれぞれの内部では、複数の第1の中心導体211が3行4列のマトリクス配列となるように配置されている。ただし、中心導体配列群数、その配置及び1つ中心導体配列群Q11〜Q13に含まれる第1の中心導体211の数は任意であり、図示に限定されない。
金属箔絶縁フィルム230に対するパターンニング処理の後、又は、場合によっては、その前に、中心導体配列群Q11〜Q13の各4隅など、適当な位置に、位置決め用孔271を開ける。位置決め用孔271は、例えば、レーザによる穿孔加工によって形成することができる。
次に、図12に図示するように、第1の中心導体211を有する第1の絶縁フィルム231に対し、切断工具80を用いて切断工程を実行する。切断工程は、中心導体配列群Q11〜Q13のそれぞれの境界領域において、その中心線に沿って実行される。これにより、図13に図示するように、第1の絶縁フィルム231の上に、第1の中心導体211を、3行4列のマトリクス配列となるように配置した第1の集合型絶縁フィルムQ11〜Q13が得られる。
図10〜図13に図示された工程は、第2の中心導体212を有する集合型絶縁フィルム、及び、第3の中心導体213を有する集合型絶縁フィルムを得るためにも実行される。
まず、第2の中心導体212を有する集合型絶縁フィルムを得るに当たっては、図10に図示された金属箔絶縁フィルム230にフォトリソグラフィ工程を実行する。これにより、図14に図示するように、第2の絶縁フィルム232の一面上に、多数の第2の中心導体212を、所定のパターンとなるように形成した集合型絶縁フィルムが得られる。
金属箔絶縁フィルム230に対するパターンニング処理の後、又は、場合によっては、その前に、中心導体配列群Q21〜Q23の各4隅など、適当な位置に、位置決め用孔272を開ける。位置決め用孔272は、例えば、レーザによる穿孔加工によって形成することができる。
次に、図11に図示するように、第2の中心導体212を有する第2の絶縁フィルム232に対し、切断工具80を用いて切断工程を実行する。切断工程は、中心導体配列群Q21〜Q23のそれぞれの境界領域において、その中心線に沿って実行される。これにより、図15に図示するように、第2の絶縁フィルム232の上に、第2の中心導体212を、3行4列のマトリクス配列となるように配置した第2の集合型絶縁フィルムQ21〜Q23が得られる。
次に、第3の中心導体213を有する集合型絶縁フィルムを得るに当たっては、図10に図示された金属箔絶縁フィルム230にフォトリソグラフィ工程を実行する。これにより、図16に図示するように、第3の絶縁フィルム233の一面上に、多数の第3の中心導体213を、所定のパターンとなるように形成した集合型絶縁フィルムが得られる。
金属箔絶縁フィルム230に対するパターンニング処理の後、又は、場合によっては、その前に、中心導体配列群Q31〜Q33の各4隅など、適当な位置に、位置決め用孔273を開ける。位置決め用孔273は、例えば、レーザによる穿孔加工によって形成することができる。
次に、図16に図示するように、第3の中心導体213を有する第3の絶縁フィルム233に対し、切断工具80を用いて切断工程を実行する。切断工程は、中心導体配列群Q31〜Q33のそれぞれの境界領域において、その中心線に沿って実行される。これにより、図17に図示するように、第3の絶縁フィルム233の上に、第3の中心導体213を、3行4列のマトリクス配列となるように配置した第3の集合型絶縁フィルムQ31〜Q33が得られる。
次に、上述のようにして得られた第1の集合型絶縁フィルムQ11〜Q13、第2の集合型絶縁フィルムQ21〜Q23及び第3の集合型絶縁フィルムQ31〜Q33を、所定の順序で積層し、圧着させる。
このプレス工程で用いられる上型83又は下型82は、その一方が、変形層842を含んでいる。より具体的には、上型83又は下型82の一方、例えば下型82は、変形層842を含み、他方の上型83は剛性層830を含んでいる。そして、第1の集合型絶縁フィルムQ11〜Q13、第2の集合型絶縁フィルムQ21〜Q23及び第3の集合型絶縁フィルムQ31〜Q33の積層体84を、変形層842と剛性層830との間でプレスする。この手法によれば、積層体84が、変形層842のある側でのみ変形し、剛性層830のある側では平坦になるので、軟磁性基体と組み合わせたときの特性向上、及び、機械的強度などの観点から、好ましい結果が得られる。次にその詳細について説明する。
まず、図18に図示するように、位置決め冶具81の搭載面上に、第3の絶縁フィルム233を、第3の中心導体213が表面側になるようにして配置する。位置決め冶具81の搭載面の4隅部には、位置決め突起811〜814が突設されており、第3の絶縁フィルム233は、4隅の位置決め用孔273に位置決め用孔811〜814が挿入されるようにして、位置決めされる。
次に、図19に図示するように、第3の絶縁フィルム233の上に、第2の絶縁フィルム232を、第2の中心導体212が表面側になるようにして、重ねる。第2の絶縁フィルム232は、4隅の位置決め用孔272に位置決め用孔811〜814が挿入されるようにして、位置決めされる。
更に、図20に図示するように、第2の絶縁フィルム232の上に、第1の絶縁フィルム231を、第1の中心導体211が表面側になるようにして、重ねる。第1の絶縁フィルム231は、4隅の位置決め用孔271に位置決め用孔811〜814が挿入されるようにして、位置決めされる。
この後、第1乃至第3の絶縁フィルム231〜233を、鏝を用いた熱溶着などの手段で、仮スタックあるいは仮止めした後、図21に図示するように、仮止めされた積層体84を、下型82及び上型83の間に挟み込み、プレスし、圧着させる。圧着手段としては、熱圧着手段が好ましい。
この場合、第1の絶縁フィルム231の表面が、第1の中心導体211の表面とほぼ同一の平面を構成し、第2の絶縁フィルム232及び第3の絶縁フィルム233は、第1〜第3の中心導体211〜213の厚みに起因する隙間が生じないように、第1〜第3の中心導体211〜213の厚みに追従して変形させることが、特性上、及び、機械的強度などの観点から好ましい。そのような要求に応え得る1例を、図22及び図23に図示してある。
図22は、下型82、上型83及び積層体84の積層構造を分解して示す図、図23はプレス工程における下型82、上型83及び積層体84の関係を示す図である。これらの図を参照すると、下型82は、ステンレスなどでなる第1の下剛性層821、銅箔等でなる第1の下カバー層822、2枚の下変形層823、824、銅箔等でなる第2の下カバー層825及びステンレスなどでなる第2の下剛性層826を、下側からこの順序で積層した構造を有する。下変形層823、824は、下剛性層821の下側に来るプレス機のプレス板と、下剛性層826との間の平行ずれを修正し、積層体84に均一な力が加わるような働きを受け持つ。このような下変形層823、824は、例えば紙製品などのように、一定の圧力下でプレスされる際に、圧力に対応して、変形する性質を持つものであればよい。変形形態には、弾性変形及び塑性変形が含まれる。市販品のなかでは、「パコパッド(PACOPADS)」(登録商標)と称されるものを用いることができる。
上型83は、ステンレス等でなる第1の剛性層830、銅箔等でなる第1の上カバー層831、2枚の上変形層832、833、銅箔等でなる第2の上カバー層834及びステンレスなどでなる第2の上剛性層835を、下側からこの順序で積層した構造を有する。上変形層832、833も、下剛性層の場合と同様に、上剛性層835の上側に来るプレス機のプレス板と、第1の上剛性層830との間の平行ずれを修正し、積層体84に均一な力が加わるような働きを受け持つ。この上変形層832、833は、下変形層の場合と同様、一定の圧力下でプレスされる際に、圧力に対応して変形する性質を持つものであればよい。
積層体84は、銅箔等でなる第1のカバー層841、変形層842、剥離促進層843、中心導体積層体844、銅箔等でなる第2のカバー層845及びステンレス等でなる第2の剛性層840を、下側からこの順序で積層した構造を有する。剥離促進層843は、フッ素樹脂(例えばアフレックス 登録商標)で構成できる。このような剥離促進層は、耐熱温度が高い(200℃以上)うえ、抜群の離型性及び適度なクッション性を有している
上述した積層構造において、下型82及び上型83の間で、積層体84をプレスP1すると、変形層842の変形と、残りの部材の有する剛性特性が、適切にバランスし、第1の絶縁フィルム231の表面が、第1の中心導体211の表面とほぼ同一の平面を構成するとともに、第2の絶縁フィルム232及び第3の絶縁フィルム233が、第1〜第3の中心導体211〜213の厚みに起因する隙間が生じないように、第1〜第3の中心導体211〜213の厚みに追従して変形する。また、第1の上剛性層830に面した積層体84の面は、第1の上剛性層830により平坦な平面になる。
プレス後は、剥離促進層843の働きにより、中心導体積層体844を、その形状を保存しつつ、取り出すことができる。図24はこのようにして取り出された絶縁フィルム積層体の斜視図である。
次に、取り出された中心導体積層体844に対し、接続用孔を形成する。接続用孔は、レーザ加工によって形成することができる。図25及び図26はレーザ加工による接続用孔の形成工程を示す図である。図25及び図26では、第1〜第3の絶縁フィルム231〜233を分解して示してあるが、実際にはこれらは一体的に結合されている。
まず、図25に図示するように、レーザ照射手段91を用いて、第1の絶縁フィルム231にのみ、接続用孔261、262を形成する。接続用孔261、262が、第2の絶縁フィルム232に形成された第2の中心導体212の端部を、回路部品等に接続するために用いられることは、既に説明したとおりである。
次に、図26に示すように、レーザ照射手段91を用い、第1の絶縁フィルム231及び第2の絶縁フィルム232を貫通して、接続用孔(251、253)、(252、254)を形成する。接続用孔(251、253)、(252、254)が、第3の絶縁フィルム233に形成された第3の中心導体213の端部を、回路部品等に接続するために用いられることも、既に説明したとおりである。
この後、図27に示すように、切断工具92を用いて、中心導体積層体844を縦横に切断し、第1の中心導体211、第2の中心導体212及び第3の中心導体213を、一個づつ含む中心導体組立体の個品を取り出す。
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。
本発明に係る非可逆回路素子の一実施の形態を示す分解斜視図である。 図1に示した非可逆回路素子の内部構造配置を示す斜視図であって、図1との対比において、見る方向が180度異ならせた図である。 図1、図2に示した非可逆回路素子の完成状態を示す斜視図である。 図1〜図3に示した非可逆回路素子に用いられる中心導体組立体の分解斜視図である。 図2の5‐5線断面図である。 図2の6‐6線断面図である。 図1〜図6に示した非可逆回路素子のコンデンサ接続構造を示す拡大断面図である。 図1〜図3に示した非可逆回路素子の回路図である。 本発明に係る非可逆回路素子を用いた通信装置のブロック図である。 本発明に係る中心導体組立体の製造方法に用いられる金属箔絶縁フィルムの断面図である。 図10に示した金属箔絶縁フィルムから得られた第1の集合型絶縁フィルムの斜視図である。 図11に示した工程の後の工程を示す斜視図である。 図12に示した集合型絶縁フィルムを切断して得られた第1の集合型絶縁フィルムの斜視図である。 図10に示した金属箔絶縁フィルムから得られた第2の集合型絶縁フィルムの斜視図である。 図14に示した第2の集合型絶縁フィルムを切断して得られた第2の集合型絶縁フィルムの斜視図である。 図10に示した金属箔絶縁フィルムから得られた第3の集合型絶縁フィルムの斜視図である。 図16に示した第3の集合型絶縁フィルムを切断して得られた第3の集合型絶縁フィルムの斜視図である。 図12〜図17に示した工程の後の工程を示す斜視図である。 図18に示した工程の後の工程を示す斜視図である。 図19に示した工程の後の工程を示す斜視図である。 図20に示した工程の後の工程を示す斜視図である。 図21に示した工程の後の工程を示す斜視図である。 図22に示した工程の後の工程を示す斜視図である。 図23に示した工程の後の工程を示す斜視図である。 図24に示した工程の後の工程を示す斜視図である。 図25に示した工程の後の工程を示す斜視図である。 図26に示した工程の後の工程を示す斜視図である。
符号の説明
1 部品搭載基板
2 機能部品
10 導電性基体
11 絶縁膜
21 磁気回転子
210 軟磁性基体
211〜213 第1〜第3の中心導体
231〜233 第1〜第3の絶縁フィルム
251〜254 接続用孔
261、262 接続用孔

Claims (11)

  1. 磁気回転子を含む非可逆回路素子であって、
    前記磁気回転子は、中心導体組立体を含んでおり、
    前記中心導体組立体は、複数の中心導体と、複数の絶縁フィルムとを含んでおり、
    前記中心導体のぞれぞれは、前記絶縁フィルムの一面上でパターン化されており、
    前記絶縁フィルムのそれぞれは、前記一面が、他の絶縁フィルムの他面に重なる関係で積層され、自己より上層に位置する絶縁フィルムに備えられた前記中心導体のための接続用孔を有している、
    非可逆回路素子。
  2. 請求項1に記載された非可逆回路素子であって、前記磁気回転子は、軟磁性基体を含んでおり、
    前記絶縁フィルムは、最下層の絶縁フィルムの前記一面が、前記軟磁性基体の一面と向き合う関係で、前記軟磁性基体に組み合わされている、
    非可逆回路素子。
  3. 請求項2に記載された非可逆回路素子であって、更に、永久磁石と、回路部品とを含んでおり、
    前記永久磁石は、前記磁気回転子に直流磁界を印加するものであり、
    前記回路部品は、前記接続用孔を通る接続導体によって、前記中心導体の端子部に接続されている、
    非可逆回路素子。
  4. 請求項3に記載された非可逆回路素子であって、更に、部品搭載基板を含んでおり、
    前記部品搭載基板は、磁性基体と、その表面を被覆する絶縁膜とを含んでおり、前記絶縁膜は、前記磁性基体の少なくとも一面に、前記磁性基体の表面を露出させる窓部を有しており、
    前記回路部品は、前記窓部を通して、前記磁性基体に接続されている、
    非可逆回路素子。
  5. 請求項4に記載された非可逆回路素子であって、更に、カバー部材を含み、前記カバー部材は、磁性体でなり、前記部品搭載基板とともに、前記永久磁石の生じる磁界に対するヨークを構成する、非可逆回路素子。
  6. アンテナと、送信回路と、受信回路と、非可逆回路素子とを含む通信装置であって、
    前記非可逆回路素子は、請求項1乃至5の何れかに記載されたものであり、
    前記送信回路又は受信回路の少なくとも一方に組み合わされている、
    通信装置。
  7. 非可逆回路素子用中心導体組立体を製造する方法であって、
    一面に金属箔を有する絶縁フィルムに対してパターニング処理を施すことにより、一面上に中心導体を有する複数種の絶縁フィルムを製造し、
    次に、得られた複数枚の絶縁フィルムを、その一面が、他の絶縁フィルムの他面に重なる関係で積層し、かつ、圧着し、
    次に、前記絶縁フィルムに、自己より上層に位置する絶縁フィルムに備えられた前記中心導体のための接続用孔を開ける、
    工程を含む方法。
  8. 請求項7に記載された方法であって、前記接続用孔は、レーザを用いて開ける、方法。
  9. 請求項7又は8に記載された方法であって、前記圧着する工程は、プレス工程であり、前記プレス工程において用いられる上型又は下型の一方は変形層を含む、方法。
  10. 請求項7乃至9に記載された方法であって、前記圧着する工程は、プレス工程であり、前記プレス工程において用いられる上型又は下型の一方は変形層を含み、他方は剛性層を含み、前記絶縁フィルムの積層体を、前記変形層と前記剛性層との間でプレスする、方法。
  11. 請求項7乃至10の何れかに記載された方法であって、前記絶縁フィルムは、複数の非可逆回路素子用中心導体を集合したものである、方法。
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