JP2008096545A - 転写定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】地肌汚れが発生した状態で連続通紙をした場合等であっても、定着部材や加圧部材のクリーニング不良やロックが生じたり、記録媒体にトナー汚れが生じたりすることのない、転写定着装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】記録媒体上にトナー像を転写するとともに定着する転写定着装置であって、トナー像を担持するとともにトナー像を加熱・溶融する定着部材と、定着部材に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧部材68と、加圧部材68(又は定着部材)の表面をクリーニングするクリーニングブレード69と、を備える。そして、クリーニングブレード69は、記録媒体の搬送方向に直交する幅方向(白矢印方向)に揺動する。
【選択図】図3
【解決手段】記録媒体上にトナー像を転写するとともに定着する転写定着装置であって、トナー像を担持するとともにトナー像を加熱・溶融する定着部材と、定着部材に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧部材68と、加圧部材68(又は定着部材)の表面をクリーニングするクリーニングブレード69と、を備える。そして、クリーニングブレード69は、記録媒体の搬送方向に直交する幅方向(白矢印方向)に揺動する。
【選択図】図3
Description
この発明は、記録媒体上にトナー像を転写するとともに定着する転写定着装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置では、転写工程と定着工程とを同時におこなう転写定着装置を用いる技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2等参照。)。
このような転写定着装置を備えた画像形成装置は、転写工程と定着工程とを別々におこなう画像形成装置に比べて、表面性の粗い記録媒体を使用しても画像品質の低下が起こり難いという利点がある。
このような転写定着装置を備えた画像形成装置は、転写工程と定着工程とを別々におこなう画像形成装置に比べて、表面性の粗い記録媒体を使用しても画像品質の低下が起こり難いという利点がある。
詳しくは、転写工程と定着工程とを別々におこなう画像形成装置では、表面性の粗い記録媒体を使用すると、中間転写ベルト等の中間転写体が記録媒体の表面性に追従できずに中間転写体と記録媒体との間に微小ギャップが形成されてしまう。そのため、その微小ギャップが形成された部分で異常放電が発生して、中間転写体上に担持された画像が記録媒体上に正常に転写されずに、画像が全体としてボソボソになってしまう。
これに対して、転写定着装置を備えた画像形成装置では、トナー像に対して転写と同時に熱を加えるため、トナーが軟化・溶融して粘弾性を帯びたブロック状の塊になる。そのため、表面性の粗い記録媒体を使用して定着部材と記録媒体との間に微小ギャップが形成されても、その部分に画像が塊として転写されてしまう。したがって、画像は、ボソボソにならずに、良好で高画質なものになる。
これに対して、転写定着装置を備えた画像形成装置では、トナー像に対して転写と同時に熱を加えるため、トナーが軟化・溶融して粘弾性を帯びたブロック状の塊になる。そのため、表面性の粗い記録媒体を使用して定着部材と記録媒体との間に微小ギャップが形成されても、その部分に画像が塊として転写されてしまう。したがって、画像は、ボソボソにならずに、良好で高画質なものになる。
さらに、転写定着装置を備えた画像形成装置は、転写工程と定着工程とを別々におこなう画像形成装置に比べて、トナー像を加熱する時間を長くとれるために定着部材の設定温度を比較的低く設定できる。したがって、熱エネルギーの消費を低減することができる。
ここで、特許文献2等には、転写定着装置を備えた画像形成装置であって、定着部材(転写定着ベルト)上に溶融トナーの一部が残留してオフセット画像が生じるのを抑止することを目的として、加圧部材(加圧ローラ)に当接するクリーニングブレード(ブレード部材)を設ける技術が開示されている。
一方、特許文献3等には、転写工程と定着工程とを別々におこなう画像形成装置であって、感光体ドラム(画像担持体)上に残留するトナーをクリーニングするクリーニングブレードを幅方向(記録媒体の搬送方向に直交する方向である。)に揺動(往復駆動)させる技術が開示されている。この技術は、クリーニングブレードのエッジ部に残留トナーが堆積するのを防止することを目的としたものである。
また、特許文献4等には、転写工程と定着工程とを別々におこなう画像形成装置であって、定着ローラ上にオイルを供給するオイル塗布ローラの表面を清掃するクリーニングローラにクリーニングブレードを当接させて、そのクリーニングブレードを幅方向(軸方向)に揺動(往復駆動)させる技術が開示されている。
上述した従来の転写定着装置は、地肌汚れが発生した状態で連続通紙をした場合等に、定着部材や加圧部材をクリーニングするクリーニングブレードがクリーニング不良を起こしてしまっていた。
詳しくは、以下の通りである。
電子写真方式の画像形成装置に用いられるトナーは、本来、充分に帯電させた状態で感光体や中間転写体等の像担持体上に画像を形成するものである。ところが、現像工程にて充分に帯電されないトナー(弱帯電トナーや逆帯電トナーである。)が形成されると、そのようなトナーは像担持体の地肌部に付着してしまう。このような現象を「地肌汚れ」という。地肌汚れは、記録媒体のサイズに関わらず、像担持体の全幅(有効画像領域)にわたって形成されてしまうものである。
したがって、例えば、A4サイズの記録媒体に画像形成をおこなう場合、像担持体上では本来画像が形成されるA4サイズの範囲外にも地肌汚れが形成されてしまう。このとき、転写定着装置を備えた画像形成装置では、A4サイズの範囲内の地肌汚れは本来の画像とともに記録媒体上に転写・定着されることになるが、A4サイズの範囲外の地肌汚れは記録媒体上に転写・定着されることなくクリーニングブレードにそのまま突入して堆積することになる。
電子写真方式の画像形成装置に用いられるトナーは、本来、充分に帯電させた状態で感光体や中間転写体等の像担持体上に画像を形成するものである。ところが、現像工程にて充分に帯電されないトナー(弱帯電トナーや逆帯電トナーである。)が形成されると、そのようなトナーは像担持体の地肌部に付着してしまう。このような現象を「地肌汚れ」という。地肌汚れは、記録媒体のサイズに関わらず、像担持体の全幅(有効画像領域)にわたって形成されてしまうものである。
したがって、例えば、A4サイズの記録媒体に画像形成をおこなう場合、像担持体上では本来画像が形成されるA4サイズの範囲外にも地肌汚れが形成されてしまう。このとき、転写定着装置を備えた画像形成装置では、A4サイズの範囲内の地肌汚れは本来の画像とともに記録媒体上に転写・定着されることになるが、A4サイズの範囲外の地肌汚れは記録媒体上に転写・定着されることなくクリーニングブレードにそのまま突入して堆積することになる。
このような現象は、地肌汚れが発生した状態で連続通紙をした場合に特に顕著であって、転写定着装置におけるクリーニング不良が発生しやすくなっていた。すなわち、クリーニングブレードが定着部材や加圧部材に付着する溶融トナーを掻き取れずに、クリーニングブレードの先端部(当接部)から溶融トナーがすり抜けてしまい、転写・定着時に記録媒体をトナーで汚していた。
また、連続通紙時にクリーニング不良が生じなくても、その後に連続通紙時の非画像領域を含む大サイズの記録媒体(例えば、A3サイズである。)を通紙する場合に、転写定着装置のクリーニングブレードに蓄積した地肌汚れトナーが画像に付着してしまうこともあった。
さらに、装置の稼動停止中にクリーニングブレードに堆積した地肌汚れトナーがそのまま固着してしまい、装置の稼動を再開したときにクリーニングブレードに当接する回転部材がロックしてしまうこともあった。
また、連続通紙時にクリーニング不良が生じなくても、その後に連続通紙時の非画像領域を含む大サイズの記録媒体(例えば、A3サイズである。)を通紙する場合に、転写定着装置のクリーニングブレードに蓄積した地肌汚れトナーが画像に付着してしまうこともあった。
さらに、装置の稼動停止中にクリーニングブレードに堆積した地肌汚れトナーがそのまま固着してしまい、装置の稼動を再開したときにクリーニングブレードに当接する回転部材がロックしてしまうこともあった。
このような現象は、転写定着装置を用いた画像形成装置に特有のものであって、転写工程と定着工程とを別々におこなう画像形成装置には生じないものである。すなわち、転写工程と定着工程とを別々におこなう画像形成装置では、感光体や中間転写体等の像担持体から記録媒体上に画像が転写され、その記録媒体のみが定着部に送入されていくので、記録媒体のサイズを超えた領域の地肌汚れが定着部のクリーニングブレードに直接的に突入するようなことはない。
一方、上述した特許文献3、特許文献4等の技術は、転写工程と定着工程とを別々におこなう画像形成装置においてクリーニングブレードを幅方向に移動させて異常画像の発生を抑止しようとするものであって、上述した転写定着装置に特有の問題を解決するものではない。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、地肌汚れが発生した状態で連続通紙をした場合等であっても、定着部材や加圧部材のクリーニング不良やロックが生じたり、記録媒体にトナー汚れが生じたりすることのない、転写定着装置及び画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる転写定着装置は、記録媒体上にトナー像を転写するとともに定着する転写定着装置であって、トナー像を担持するとともに当該トナー像を加熱・溶融する定着部材と、前記定着部材に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧部材と、前記定着部材又は/及び前記加圧部材の表面を直接的又は間接的にクリーニングするクリーニングブレードと、を備え、前記クリーニングブレードは、記録媒体の搬送方向に直交する幅方向に揺動するものである。
また、請求項2記載の発明にかかる転写定着装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記クリーニングブレードは、前記定着部材又は前記加圧部材の駆動に追従して揺動するものである。
また、請求項3記載の発明にかかる転写定着装置は、前記請求項2に記載の発明において、前記クリーニングブレードは、その揺動周期が前記定着部材又は前記加圧部材の駆動周期の整数倍にならないように揺動するものである。
また、請求項4記載の発明にかかる転写定着装置は、前記請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記定着部材又は前記加圧部材の駆動力をカサ歯車を介して前記クリーニングブレードに伝達するものである。
また、請求項5記載の発明にかかる転写定着装置は、前記請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記定着部材又は前記加圧部材の駆動力を溝カムを介して前記クリーニングブレードに伝達するものである。
また、請求項6記載の発明にかかる転写定着装置は、前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記クリーニングブレードは、その当接部にフッ素樹脂が被覆されたものである。
また、請求項7記載の発明にかかる転写定着装置は、前記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明において、前記クリーニングブレードは、前記ニップ部の出口側近傍に配設されたものである。
また、請求項8記載の発明にかかる転写定着装置は、前記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明において、画質調整をおこなうためのトナー像を形成するときに、前記定着部材又は前記加圧部材に当該トナー像が静電的に付着しないようにバイアスを印加するものである。
また、請求項9記載の発明にかかる転写定着装置は、前記請求項1〜請求項8のいずれかに記載の発明において、前記クリーニングローラは、前記定着部材又は/及び前記加圧部材の表面に当接するものである。
また、請求項10記載の発明にかかる転写定着装置は、前記請求項1〜請求項8のいずれかに記載の発明において、前記クリーニングローラは、前記定着部材又は/及び前記加圧部材の表面に当接するクリーニングローラの表面に当接するものである。
また、請求項11記載の発明にかかる転写定着装置は、前記請求項1〜請求項10のいずれかに記載の発明において、前記定着部材は、複数のトナー像が重ねて担持される中間転写ベルトに対向するとともに、当該定着部材を直接的に加熱する加熱手段を備えたものである。
また、請求項12記載の発明にかかる転写定着装置は、前記請求項1〜請求項10のいずれかに記載の発明において、前記定着部材は、複数のローラ部材に張架されるとともに複数のトナー像が重ねて担持される中間転写ベルトであって、前記複数のローラ部材のうち前記加圧部材に対向するローラ部材は、前記中間転写ベルトを間接的に加熱する加熱手段を備えたものである。
また、この発明の請求項13記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項12のいずれかに記載の転写定着装置を備えたものである。
また、請求項14記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項13に記載の発明において、複数のトナー像が重ねて担持される中間転写体を備え、前記中間転写体上に画質調整をおこなうためのトナー像を形成するときに、記録媒体上にトナー像を転写・定着するときとは異なる極性のバイアスを印加するものである。
本発明は、定着部材や加圧部材の表面をクリーニングするクリーニングブレードを幅方向に揺動させているため、地肌汚れが発生した状態で連続通紙をした場合等であっても、定着部材や加圧部材のクリーニング不良やロックが生じたり、記録媒体にトナー汚れが生じたりすることのない、転写定着装置及び画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図3にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機の装置本体、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部(露光部)、20Y、20M、20C、20BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応したプロセスカートリッジ、21は各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにそれぞれ収容された感光体ドラム(像担持体)、22は感光体ドラム21上を帯電する帯電部、23Y、23M、23C、23BKは感光体ドラム21上に形成される静電潜像を現像する現像装置、24は感光体ドラム21上に形成されたトナー像を中間転写ベルト27に転写する転写バイアスローラ、25は感光体ドラム21上の未転写トナーを回収するクリーニング装置、を示す。
図1〜図3にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機の装置本体、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部(露光部)、20Y、20M、20C、20BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応したプロセスカートリッジ、21は各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにそれぞれ収容された感光体ドラム(像担持体)、22は感光体ドラム21上を帯電する帯電部、23Y、23M、23C、23BKは感光体ドラム21上に形成される静電潜像を現像する現像装置、24は感光体ドラム21上に形成されたトナー像を中間転写ベルト27に転写する転写バイアスローラ、25は感光体ドラム21上の未転写トナーを回収するクリーニング装置、を示す。
また、27は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写体としての中間転写ベルト(像担持体)、28は転写定着ローラ86に中間転写ベルト27を介して対向するローラ部材、29は中間転写ベルト27上の未転写トナーを回収するクリーニング装置(中間転写ベルトクリーニング装置)、32Y、32M、32C、32BKは各現像装置23Y、23M、23C、23BKに各色のトナーを補給するトナー補給部、51は原稿Dを原稿読込部55に搬送する原稿搬送部、55は原稿Dの画像情報を読み込む原稿読込部、61は転写紙等の記録媒体Pが収納される給紙部、66は記録媒体P上にトナー像を転写・定着する転写定着装置、85は中間転写ベルト27を冷却する冷却ローラ、86は転写定着ローラ67の輻射熱による中間転写ベルト27の加熱を軽減する断熱プレート、を示す。
ここで、転写定着装置66は、定着部材としての転写定着ローラ67、加圧部材としての加圧ローラ68、クリーニングブレード69、等で構成される。
また、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKは、それぞれ、感光体ドラム21、帯電部22、クリーニング装置25が、一体化されたものである。そして、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにおける感光体ドラム21上では、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成がおこなわれる。
また、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKは、それぞれ、感光体ドラム21、帯電部22、クリーニング装置25が、一体化されたものである。そして、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにおける感光体ドラム21上では、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成がおこなわれる。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部51の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部55のコンタクトガラス53上に載置される。そして、原稿読込部55で、コンタクトガラス53上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
まず、原稿Dは、原稿搬送部51の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部55のコンタクトガラス53上に載置される。そして、原稿読込部55で、コンタクトガラス53上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部55は、コンタクトガラス53上の原稿Dの画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿Dにて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿Dのカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部(不図示である。)で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部2に送信される。そして、書込み部2からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応するプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの感光体ドラム21上に向けて発せられる。
一方、4つの感光体ドラム21は、それぞれ、図1の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム21の表面は、帯電部22との対向位置で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム21上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム21表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部2において、光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。レーザ光は、ポリゴンミラー3に入射して反射した後に、レンズ4、5を透過する。レンズ4、5を透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
書込み部2において、光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。レーザ光は、ポリゴンミラー3に入射して反射した後に、レンズ4、5を透過する。レンズ4、5を透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、ミラー6〜8で反射された後に、紙面左側から1番目のプロセスカートリッジ20Yの感光体ドラム21表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー3により、感光体ドラム21の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部22にて帯電された後の感光体ドラム21上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、ミラー9〜11で反射された後に、紙面左から2番目のプロセスカートリッジ20Mの感光体ドラム21表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、ミラー12〜14で反射された後に、紙面左から3番目のプロセスカートリッジ20Cの感光体ドラム212表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、ミラー15で反射された後に、紙面左から4番目のプロセスカートリッジ20BKの感光体ドラム21表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム21表面は、それぞれ、現像装置23Y、23M、23C、23BKとの対向位置に達する。そして、各現像装置23Y、23M、23C、23BKから感光体ドラム21上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム21上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、複数のローラ部材に張架・支持された中間転写ベルト27との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト27の内周面に当接するように転写バイアスローラ24が設置されている。そして、転写バイアスローラ24の位置で、中間転写ベルト27上に、感光体ドラム21上に形成された各色の画像(トナー像)が、順次重ねて転写される(第1転写工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、複数のローラ部材に張架・支持された中間転写ベルト27との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト27の内周面に当接するように転写バイアスローラ24が設置されている。そして、転写バイアスローラ24の位置で、中間転写ベルト27上に、感光体ドラム21上に形成された各色の画像(トナー像)が、順次重ねて転写される(第1転写工程である。)。
そして、第1転写工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、クリーニング装置25との対向位置に達する。そして、クリーニング装置25で、感光体ドラム21上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム21表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム21における一連の作像プロセスが終了する。
その後、感光体ドラム21表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム21における一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム21上の各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト27(像担持体)表面は、図中の矢印方向に走行して、転写定着ローラ67の位置に達する。そして、転写定着ローラ67の位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト27上のフルカラーの画像が2次転写される(第2転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト27表面は、中間転写ベルトクリーニング部29の位置に達する。そして、中間転写ベルト27上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング装置29に回収されて、中間転写ベルト27上の一連の転写プロセスが完了する。
その後、中間転写ベルト27表面は、中間転写ベルトクリーニング部29の位置に達する。そして、中間転写ベルト27上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング装置29に回収されて、中間転写ベルト27上の一連の転写プロセスが完了する。
他方、中間転写ベルト27から転写されたトナー像を担持した転写定着ローラ67表面は、図1の時計方向に回転して、加圧ローラ68との当接位置(ニップ部である。)に達する。ここで、転写定着ローラ67は内設されたヒータ70によって直接的に加熱されていて、転写定着ローラ67に担持されたトナー像が加熱・溶融される。そして、転写定着ローラ67と加圧ローラ68とのニップ部にて、転写定着ローラ67に担持されたトナー像(フルカラー画像)が記録媒体Pに転写される(第3転写工程である。)とともに定着される。
ここで、転写定着装置66の位置の記録媒体Pは、給紙部61から搬送ガイド63、レジストローラ64等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部61から、給紙ローラ62により給送された転写紙Pが、搬送ガイド63を通過した後に、レジストローラ64に導かれる。レジストローラ64に達した記録媒体Pは、転写定着ローラ67上のトナー像とタイミングを合わせて、転写定着ローラ67と加圧ローラ68とのニップ部に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写・定着された記録媒体Pは、排紙ローラ80によって、装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部61から、給紙ローラ62により給送された転写紙Pが、搬送ガイド63を通過した後に、レジストローラ64に導かれる。レジストローラ64に達した記録媒体Pは、転写定着ローラ67上のトナー像とタイミングを合わせて、転写定着ローラ67と加圧ローラ68とのニップ部に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写・定着された記録媒体Pは、排紙ローラ80によって、装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
なお、本実施の形態1において用いられるトナーは、低温定着に適したものであって、軟化点(1/2流出温度)が90〜115℃に設定されている。ここで、トナーの軟化点は、高架式フローテスター「CFT500D型」(島津製作所社製)を用いて測定されるトナーの溶融特性(フローカーブ)から1/2法にて求めたものである。その際、測定条件は、荷重を5kg/cm2、昇温速度を3.0℃/分、ダイ口径を1.00mm、ダイ長さを10.0mmに設定した。
次に、図2及び図3にて、本実施の形態1において特徴的な転写定着装置66について詳述する。
図2に示すように、転写定着装置66は、定着部材としての転写定着ローラ67、加圧部材としての加圧ローラ68、クリーニングブレード69、等で構成される。
図2に示すように、転写定着装置66は、定着部材としての転写定着ローラ67、加圧部材としての加圧ローラ68、クリーニングブレード69、等で構成される。
ここで、定着部材としての転写定着ローラ67は、図2中の矢印方向に回転する薄肉の円筒体であって、その円筒体の内部には加熱手段としてのヒータ70(熱源)が固設されている。転写定着ローラ67は、アルミニウム等からなる芯金上に離型層が形成されたものであって、加圧部材としての加圧ローラ68に当接してニップ部を形成する。
転写定着ローラ67の離型層としては、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、等を用いることができる。転写定着ローラ67の表層に離型層を設けることにより、トナー(トナー像)に対する離型性(剥離性)が担保されることになる。ここで、離型層は、導電性と耐磨耗性とを得るために、カーボン等の充填剤が数%含有されている。本実施の形態1において、転写定着ローラ67の離型層の離型性が高くなるように設定されている。具体的には、離型性(表面エネルギー)を表す水の接触角が110〜125°になるように設定されている。
なお、転写定着ローラ67は、芯金と離型層との間に、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等からなる弾性層を設けることもできる。
なお、転写定着ローラ67は、芯金と離型層との間に、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等からなる弾性層を設けることもできる。
転写定着ローラ67のヒータ70(加熱手段)は、ハロゲンヒータであって、その両端部が転写定着装置の側板に固定されている。そして、装置本体の電源部(交流電源)により出力制御されたヒータ70によって転写定着ローラ67が加熱されて、その表面から転写定着ローラ67上のトナー像に熱が加えられる。ヒータ70の出力制御は、転写定着ローラ67表面に当接する温度センサ(不図示である。)によるローラ表面温度の検知結果に基いておこなわれる。このようなヒータ70の出力制御によって、転写定着ローラ67の温度(定着温度)を所望の温度(目標制御温度)に調整制御することができる。
また、加圧ローラ68は、鉄、ステンレス等からなる芯金上に表面層が形成されたものであって、図2中の矢印方向に回転する。加圧ローラ68は、不図示の加圧機構によって転写定着ローラ67に圧接する。こうして、加圧ローラ68と転写定着ローラ67との間に、所望のニップ部が形成される。
加圧ローラ68の表面層は、PTFE、PFA、FEP等のフッ素化合物に、耐摩耗性に優れたカーボン、ガラス繊維、セラミック等の充填剤や摺動性に優れた二硫化モリブデン等の充填剤を2〜20%加えたものである。本実施の形態1では、加圧ローラ68の表面層の離型性が、転写定着ローラ67の離型層の離型性に比べて、低くなるように設定されている。具体的には、離型性(表面エネルギー)を表す水の接触角が70〜105°になるように設定されている。これにより、転写・定着工程後に転写定着ローラ67に残留するトナーは、加圧ローラ68に移行してクリーニングブレード69によってクリーニングされることになる。このように、加圧ローラ68は、転写定着ローラ67の表面をクリーニングするクリーニングローラとしても機能することになる。
なお、加圧ローラ68は、芯金と離型層との間に、多孔質セラミック等からなる断熱層を設けたり、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等からなる弾性層を設けたりすることもできる。
さらに、加圧ローラ68の表面層を、アルミニウム等からなる高熱伝導性の金属層とすることもできる。
なお、加圧ローラ68は、芯金と離型層との間に、多孔質セラミック等からなる断熱層を設けたり、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等からなる弾性層を設けたりすることもできる。
さらに、加圧ローラ68の表面層を、アルミニウム等からなる高熱伝導性の金属層とすることもできる。
図2を参照して、転写定着装置66におけるニップ部の出口側(回転方向下流側である。)の近傍には、加圧ローラ68に当接するクリーニングブレード69が設置されている。クリーニングブレード69は、加圧ローラ68に当接して加圧ローラ68の表面を直接的にクリーニングするものであって、ステンレス等の板バネ材料で形成されている。
詳しくは、クリーニングブレード69は、その一端が段ビス96によって保持部材95に片持ち支持され、他端(先端部)が撓んだ状態で所定圧力にて加圧ローラ68に当接している。クリーニングブレード69は、矢印方向に回転する加圧ローラ68に対してカウンター方向に当接するように配設されていて、加圧ローラ68上のトナー(転写定着ローラ67から移行した溶融トナーである。)を機械的に離脱させる。クリーニングブレード69によって掻取られたトナーは、不図示の回収部内に回収される。
詳しくは、クリーニングブレード69は、その一端が段ビス96によって保持部材95に片持ち支持され、他端(先端部)が撓んだ状態で所定圧力にて加圧ローラ68に当接している。クリーニングブレード69は、矢印方向に回転する加圧ローラ68に対してカウンター方向に当接するように配設されていて、加圧ローラ68上のトナー(転写定着ローラ67から移行した溶融トナーである。)を機械的に離脱させる。クリーニングブレード69によって掻取られたトナーは、不図示の回収部内に回収される。
ここで、本実施の形態1におけるクリーニングブレード69は、幅方向(記録媒体Pの搬送方向に直交する方向であって、図2の紙面垂直方向である。)に揺動(往復移動)するように構成されている。
詳しくは、クリーニングブレード69は、加圧ローラ68の駆動に追従して揺動する。図2及び図3を参照して、加圧ローラ68の軸部には、加圧ローラ68と一体的に回転するカサ歯車91が設置されている。転写定着装置66のフレーム(不図示である。)には、加圧ローラ68のカサ歯車91に噛合するカサ歯車92が設置されている。このカサ歯車92の底部であって、カサ歯車92の回転中心からずれた位置には、クリーニングブレード69に形成された長穴69aに係合するピン92aが設けられている。
一方、クリーニングブレード69には幅方向に広がる長穴69bが3つ形成されていて、それらの長穴69bにそれぞれ段ビス96が係合してクリーニングブレード69が保持部材95に保持されている(幅方向に移動可能に保持されている。)。詳しくは、段ビス96は、頭部が長穴69bの短手方向の径よりも大きく、段部が長穴69bの短手方向の径とほぼ同径になるように形成されている。
詳しくは、クリーニングブレード69は、加圧ローラ68の駆動に追従して揺動する。図2及び図3を参照して、加圧ローラ68の軸部には、加圧ローラ68と一体的に回転するカサ歯車91が設置されている。転写定着装置66のフレーム(不図示である。)には、加圧ローラ68のカサ歯車91に噛合するカサ歯車92が設置されている。このカサ歯車92の底部であって、カサ歯車92の回転中心からずれた位置には、クリーニングブレード69に形成された長穴69aに係合するピン92aが設けられている。
一方、クリーニングブレード69には幅方向に広がる長穴69bが3つ形成されていて、それらの長穴69bにそれぞれ段ビス96が係合してクリーニングブレード69が保持部材95に保持されている(幅方向に移動可能に保持されている。)。詳しくは、段ビス96は、頭部が長穴69bの短手方向の径よりも大きく、段部が長穴69bの短手方向の径とほぼ同径になるように形成されている。
このような構成により、クリーニングブレード69は、加圧ローラ68の回転動作に連動して、幅方向に揺動することになる。すなわち、加圧ローラ68の駆動力が、カサ歯車91、92によって直交方向に変換されて、その駆動力が偏心回転するピン92aから長穴69aに伝達されて、クリーニングブレード69が図3の白矢印方向に揺動する。
これにより、中間転写ベルト27(感光体ドラム21)に地肌汚れが生じて、記録媒体Pのサイズを超えた領域(非通紙領域)の地肌汚れがクリーニングブレード69に直接的に突入しても、クリーニングブレード69の幅方向の揺動にともないクリーニングブレード69に堆積しようとするトナーの方向が分散されるため、加圧ローラ68のクリーニング不良(トナーのすり抜け)やロックを防止することができる。特に、地肌汚れが発生した状態で連続通紙をした場合であっても、本実施の形態1の構成によれば、加圧ローラ68のクリーニング不良やロックが生じるのを抑止して、記録媒体Pにトナー汚れ(裏汚れ)が生じるのを抑止することができる。
これにより、中間転写ベルト27(感光体ドラム21)に地肌汚れが生じて、記録媒体Pのサイズを超えた領域(非通紙領域)の地肌汚れがクリーニングブレード69に直接的に突入しても、クリーニングブレード69の幅方向の揺動にともないクリーニングブレード69に堆積しようとするトナーの方向が分散されるため、加圧ローラ68のクリーニング不良(トナーのすり抜け)やロックを防止することができる。特に、地肌汚れが発生した状態で連続通紙をした場合であっても、本実施の形態1の構成によれば、加圧ローラ68のクリーニング不良やロックが生じるのを抑止して、記録媒体Pにトナー汚れ(裏汚れ)が生じるのを抑止することができる。
ここで、本実施の形態1では、上述したように、クリーニングブレード69を揺動するための駆動源が加圧ローラ68を回転駆動する駆動源と共通化されているために、それぞれの駆動源を別々に設ける場合と比較して、転写定着装置66全体の駆動手段が簡素化される。
なお、本実施の形態1では、クリーニングブレード69の揺動周期が、加圧ローラ68の回転周期(駆動周期)の整数倍にならないように設定されている。詳しくは、加圧ローラ68からクリーニングブレード69に駆動を伝達する2つのカサ歯車91、92の歯数が整数倍にならないように(最小公倍数がなるべく大きくなるように)、設定されている。
これにより、加圧ローラ68に付着したトナーが、常にクリーニングブレード69の同じ位置に突入することがなくなる。したがって、クリーニングブレード69の当接部(先端部)の一部が劣化・欠損した場合であっても、加圧ローラ68の回転がおこなわれるうちに、劣化・欠損のない正常な当接部が加圧ローラ68の表面全域にわたって満遍なく当接して、クリーニング不良の発生を軽減することができる。
これにより、加圧ローラ68に付着したトナーが、常にクリーニングブレード69の同じ位置に突入することがなくなる。したがって、クリーニングブレード69の当接部(先端部)の一部が劣化・欠損した場合であっても、加圧ローラ68の回転がおこなわれるうちに、劣化・欠損のない正常な当接部が加圧ローラ68の表面全域にわたって満遍なく当接して、クリーニング不良の発生を軽減することができる。
また、本実施の形態1では、クリーニングブレード69の当接部(先端部)にフッ素樹脂が被覆されている。詳しくは、クリーニングブレード69の表面に、PFA、PTFE、FEPや、ポリイミドを含有するフッ素樹脂、等を30μm程度の厚さでコーティングしている。これにより、クリーニングブレード69の表面性が滑らかになって、クリーニングブレード69のクリーニング性がさらに向上する。本願発明者が幅方向サイズの小さな記録媒体P(小サイズ紙)を1万枚通紙するテストをおこなったところ、クリーニングブレード69の先端部にトナーがツララ状に形成される不具合はみられなかった。
また、本実施の形態1では、クリーニングブレード69が、転写定着装置66のニップ部の出口側近傍に配設されている。これにより、転写・定着工程後の記録媒体Pが加圧ローラ68に巻き付く不具合が抑止される。すなわち、クリーニングブレード69が、加圧ローラ68に巻き付く記録媒体Pを加圧ローラ68から分離する分離板としても機能することになる。したがって、クリーニングブレード69は、記録媒体Pの衝突に耐えうる強度が必要になる。
さらに、本実施の形態1では、中間転写ベルト27(中間転写体)上で画質調整をおこなうためのトナー像が形成されるときに、通常の作像時(記録媒体P上にトナー像を転写・定着するときである。)とは異なる極性のバイアスを、転写定着ローラ67とローラ部材28との間に印加している。ここで、画質調整をおこなうために中間転写ベルト27上に形成されるトナー像とは、画像領域外(例えば、紙間に相当する領域である。)に形成されるパッチパターンであって、各現像装置23Y、23M、23C、23BKに収容された現像剤のトナー濃度を調整するためのものや、4色のトナー像の位置ずれを調整するためのもの等がある。
このように、画質調整をおこなうためのトナー像が形成されるときに、通常の作像時とは異なる極性のバイアスを、転写定着ローラ67とローラ部材28との間に印加することで、中間転写ベルト27に担持されたトナー像が転写定着ローラ67上に静電的に転写されにくくなる。したがって、転写定着装置66のクリーニングブレード69に入力されるトナー量が軽減されて、転写定着装置66のクリーニング性がさらに向上する。
このように、画質調整をおこなうためのトナー像が形成されるときに、通常の作像時とは異なる極性のバイアスを、転写定着ローラ67とローラ部材28との間に印加することで、中間転写ベルト27に担持されたトナー像が転写定着ローラ67上に静電的に転写されにくくなる。したがって、転写定着装置66のクリーニングブレード69に入力されるトナー量が軽減されて、転写定着装置66のクリーニング性がさらに向上する。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、加圧ローラ68(加圧部材)の表面をクリーニングするクリーニングブレード69を幅方向に揺動させているため、地肌汚れが発生した状態で連続通紙をした場合等であっても、転写定着装置66においてクリーニング不良やロックが生じるのを抑止するとともに、記録媒体Pにトナー汚れが生じるのを抑止することができる。
なお、本実施の形態1では、クリーニングブレード69を加圧ローラ68に当接させて加圧ローラ68の表面を直接的にクリーニングした。これに対して、クリーニングブレード69をクリーニングローラを介して加圧ローラ68に当接させて加圧ローラ68の表面を間接的にクリーニングすることもできる。このような場合であっても、クリーニングブレードを幅方向に揺動させることで、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
図4にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図4は、実施の形態2における転写定着装置に設置されるクリーニングブレードを幅方向にみた図であって、前記実施の形態1における図3に相当する図である。本実施の形態2における転写定着装置は、クリーニングブレードを揺動する駆動伝達手段として溝カムを用いている点が、駆動伝達手段としてカサ歯車を用いている前記実施の形態1のものと相違する。
図4にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図4は、実施の形態2における転写定着装置に設置されるクリーニングブレードを幅方向にみた図であって、前記実施の形態1における図3に相当する図である。本実施の形態2における転写定着装置は、クリーニングブレードを揺動する駆動伝達手段として溝カムを用いている点が、駆動伝達手段としてカサ歯車を用いている前記実施の形態1のものと相違する。
本実施の形態2における転写定着装置66も、前記実施の形態1のものと同様に、転写定着ローラ67、加圧ローラ68、加圧ローラ68の表面をクリーニングするクリーニングブレード69、等で構成される。そして、本実施の形態2におけるクリーニングブレード69も、加圧ローラ68の駆動に追従して、幅方向(記録媒体Pの搬送方向に直交する方向であって、図4の白矢印方向である。)に揺動(往復移動)するように構成されている。
ここで、本実施の形態2では、加圧ローラ68の駆動力が、溝カム104を介して、クリーニングブレード69に伝達される。
詳しくは、図4を参照して、加圧ローラ68の軸部68aには、加圧ローラ68と一体的に回転する平歯車101が設置されている。転写定着装置66のフレーム上に起立する軸部105には、加圧ローラ68の平歯車101に噛合する平歯車103(アイドラ)が設置されている。この平歯車103の頭部には、平歯車103と一体的に回転する溝カム104が設置されている。溝カム104の周面には、蛇行溝104aが形成されている。そして、この蛇行溝104aに、クリーニングブレード69に一体的に設置された球状の係合部材69cが係合する。
詳しくは、図4を参照して、加圧ローラ68の軸部68aには、加圧ローラ68と一体的に回転する平歯車101が設置されている。転写定着装置66のフレーム上に起立する軸部105には、加圧ローラ68の平歯車101に噛合する平歯車103(アイドラ)が設置されている。この平歯車103の頭部には、平歯車103と一体的に回転する溝カム104が設置されている。溝カム104の周面には、蛇行溝104aが形成されている。そして、この蛇行溝104aに、クリーニングブレード69に一体的に設置された球状の係合部材69cが係合する。
このような構成により、クリーニングブレード69は、加圧ローラ68の回転動作に連動して、幅方向に揺動することになる。すなわち、加圧ローラ68の駆動力が、平歯車101、103を介して溝カム104に伝達されて、蛇行溝104aの形状にならって係合部材69cが図3の白矢印方向に揺動するのにともない、クリーニングブレード69が図3の白矢印方向に揺動する。
これにより、中間転写ベルト27(感光体ドラム21)に地肌汚れが生じて、記録媒体Pのサイズを超えた領域(非通紙領域)の地肌汚れがクリーニングブレード69に直接的に突入しても、クリーニングブレード69の幅方向の揺動にともないクリーニングブレード69に堆積しようとするトナーの方向が分散されるため、加圧ローラ68のクリーニング不良(トナーのすり抜け)やロックを防止することができる。
なお、本実施の形態2においても、クリーニングブレード69を揺動するための駆動源が加圧ローラ68を回転駆動する駆動源と共通化されているために、それぞれの駆動源を別々に設ける場合と比較して、転写定着装置66全体の駆動手段が簡素化される。
これにより、中間転写ベルト27(感光体ドラム21)に地肌汚れが生じて、記録媒体Pのサイズを超えた領域(非通紙領域)の地肌汚れがクリーニングブレード69に直接的に突入しても、クリーニングブレード69の幅方向の揺動にともないクリーニングブレード69に堆積しようとするトナーの方向が分散されるため、加圧ローラ68のクリーニング不良(トナーのすり抜け)やロックを防止することができる。
なお、本実施の形態2においても、クリーニングブレード69を揺動するための駆動源が加圧ローラ68を回転駆動する駆動源と共通化されているために、それぞれの駆動源を別々に設ける場合と比較して、転写定着装置66全体の駆動手段が簡素化される。
また、本実施の形態2では、クリーニングブレード69の揺動周期が、加圧ローラ68の回転周期(駆動周期)の整数倍にならないように設定されている。詳しくは、加圧ローラ68からクリーニングブレード69に駆動を伝達する2つの平歯車101、103の歯数が整数倍にならないように(最小公倍数がなるべく大きくなるように)、設定されている。
これにより、クリーニングブレード69の当接部(先端部)の一部が劣化・欠損した場合であっても、加圧ローラ68の回転がおこなわれるうちに、劣化・欠損のない正常な当接部が加圧ローラ68の表面全域にわたって満遍なく当接して、クリーニング不良の発生を軽減することができる。
これにより、クリーニングブレード69の当接部(先端部)の一部が劣化・欠損した場合であっても、加圧ローラ68の回転がおこなわれるうちに、劣化・欠損のない正常な当接部が加圧ローラ68の表面全域にわたって満遍なく当接して、クリーニング不良の発生を軽減することができる。
以上説明したように、本実施の形態2によれば、前記実施の形態1と同様に、加圧ローラ68(加圧部材)の表面をクリーニングするクリーニングブレード69を幅方向に揺動させているため、地肌汚れが発生した状態で連続通紙をした場合等であっても、転写定着装置66においてクリーニング不良やロックが生じるのを抑止するとともに、記録媒体Pにトナー汚れが生じるのを抑止することができる。
実施の形態3.
図5にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図5は、実施の形態3における転写定着装置を示す構成図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。本実施の形態3における転写定着装置は、定着部材として中間転写ベルトを用いている点が、定着部材として転写定着ローラを用いている前記実施の形態1のものと相違する。
図5にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図5は、実施の形態3における転写定着装置を示す構成図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。本実施の形態3における転写定着装置は、定着部材として中間転写ベルトを用いている点が、定着部材として転写定着ローラを用いている前記実施の形態1のものと相違する。
図5に示すように、本実施の形態3では、複数のローラ部材のうち1つのローラ部材28の位置で、中間転写ベルト27が加圧ローラ68に当接して、転写・定着工程がおこなわれるニップ部を形成している。このローラ部材28は、加熱手段としてのヒータ70が内設されていて、中間転写ベルト27を加熱する。すなわち、ヒータ70は、ローラ部材28を介して、中間転写ベルト27を間接的に加熱する。
このように構成された画像形成装置において、中間転写ベルト27に担持されたトナー像は、加圧ローラ68との当接位置(ニップ部である。)で、ヒータ70によって間接的に加熱されて溶融されて記録媒体P上に定着されるとともに、ニップ部に印加されるバイアスによって記録媒体Pに転写される。
なお、本実施の形態3における画像形成装置のその他の構成・動作は、中間転写ベルト27の走行方向とそれにともなう関連部材の配置とを除いて、前記実施の形態1のものとほぼ同様であるため、それらの説明は省略する。
なお、本実施の形態3における画像形成装置のその他の構成・動作は、中間転写ベルト27の走行方向とそれにともなう関連部材の配置とを除いて、前記実施の形態1のものとほぼ同様であるため、それらの説明は省略する。
ここで、本実施の形態3における転写定着装置66も、前記各実施の形態のものと同様に、加圧ローラ68の表面をクリーニングするクリーニングブレード69が設置されている。そして、本実施の形態3におけるクリーニングブレード69も、加圧ローラ68の駆動に追従して、幅方向に揺動(往復移動)するように構成されている。
以上説明したように、本実施の形態3によれば、前記各実施の形態と同様に、加圧ローラ68(加圧部材)の表面をクリーニングするクリーニングブレード69を幅方向に揺動させているため、地肌汚れが発生した状態で連続通紙をした場合等であっても、転写定着装置66においてクリーニング不良やロックが生じるのを抑止するとともに、記録媒体Pにトナー汚れが生じるのを抑止することができる。
実施の形態4.
図6にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図6は、実施の形態4における転写定着装置を示す構成図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。本実施の形態4における転写定着装置は、定着部材を間接的にクリーニングするクリーニングブレードを設置している点が、加圧部材を直接的にクリーニングするクリーニングブレードを設置している前記実施の形態1のものと相違する。
図6にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図6は、実施の形態4における転写定着装置を示す構成図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。本実施の形態4における転写定着装置は、定着部材を間接的にクリーニングするクリーニングブレードを設置している点が、加圧部材を直接的にクリーニングするクリーニングブレードを設置している前記実施の形態1のものと相違する。
図6に示すように、本実施の形態4における転写定着装置66は、前記各実施の形態のものとは異なり、転写定着ローラ67(定着部材)の表面を間接的にクリーニングするクリーニングブレード69が設置されている。詳しくは、転写定着ローラ67に当接するクリーニングローラ75が設置されている。さらに、クリーニングローラ75の表面に当接するクリーニングブレード69が設置されている。クリーニングローラ75の表面の離型性は、転写定着ローラ67の表面の離型性よりも低くなるように設定されている。クリーニングブレード69の構成は前記各実施の形態のものとほぼ同様である。
このような構成により、転写定着ローラ67上に残留する溶融トナーは、クリーニングローラ75に移行した後にクリーニングブレード69によって除去されることになる。
このような構成により、転写定着ローラ67上に残留する溶融トナーは、クリーニングローラ75に移行した後にクリーニングブレード69によって除去されることになる。
ここで、本実施の形態4におけるクリーニングブレード69は、転写定着ローラ67(又はクリーニングローラ75)の駆動に追従して、幅方向に揺動(往復移動)するように構成されている。具体的な駆動手段は、前記実施の形態1のもの又は前記実施の形態2のものと同様である。
なお、クリーニングローラ75は、転写定着ローラ67との当接位置における線速が、転写定着ローラ67の線速と異なるように(線速差が生じるように)構成することが好ましい。これにより、クリーニングローラ75によるトナーの除去性が向上することになる。具体的に、転写定着ローラ67に対するクリーニングローラ75の線速差は、2〜20%程度にすることが好ましい。
なお、クリーニングローラ75は、転写定着ローラ67との当接位置における線速が、転写定着ローラ67の線速と異なるように(線速差が生じるように)構成することが好ましい。これにより、クリーニングローラ75によるトナーの除去性が向上することになる。具体的に、転写定着ローラ67に対するクリーニングローラ75の線速差は、2〜20%程度にすることが好ましい。
以上説明したように、本実施の形態4によれば、転写定着ローラ67(定着部材)の表面をクリーニングするクリーニングブレード69を幅方向に揺動させているため、地肌汚れが発生した状態で連続通紙をした場合等であっても、転写定着装置66においてクリーニング不良やロックが生じるのを抑止するとともに、記録媒体Pにトナー汚れが生じるのを抑止することができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置本体(装置本体)、
27 中間転写ベルト(中間転写体)、
28 ローラ部材、
66 転写定着装置、
67 転写定着ローラ(定着部材)、
68 加圧ローラ(加圧部材)、
69 クリーニングブレード、
69a、69b 長穴、 69c 係合部材、
70 ヒータ(加熱手段)、 75 クリーニングローラ、
91、92 カサ歯車、 92a ピン、
95 保持部材、 96 段ビス、
101、103 平歯車、
104 溝カム、 104a 蛇行溝、 P 記録媒体。
27 中間転写ベルト(中間転写体)、
28 ローラ部材、
66 転写定着装置、
67 転写定着ローラ(定着部材)、
68 加圧ローラ(加圧部材)、
69 クリーニングブレード、
69a、69b 長穴、 69c 係合部材、
70 ヒータ(加熱手段)、 75 クリーニングローラ、
91、92 カサ歯車、 92a ピン、
95 保持部材、 96 段ビス、
101、103 平歯車、
104 溝カム、 104a 蛇行溝、 P 記録媒体。
Claims (14)
- 記録媒体上にトナー像を転写するとともに定着する転写定着装置であって、
トナー像を担持するとともに当該トナー像を加熱・溶融する定着部材と、
前記定着部材に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧部材と、
前記定着部材又は/及び前記加圧部材の表面を直接的又は間接的にクリーニングするクリーニングブレードと、を備え、
前記クリーニングブレードは、記録媒体の搬送方向に直交する幅方向に揺動することを特徴とする転写定着装置。 - 前記クリーニングブレードは、前記定着部材又は前記加圧部材の駆動に追従して揺動することを特徴とする請求項1に記載の転写定着装置。
- 前記クリーニングブレードは、その揺動周期が前記定着部材又は前記加圧部材の駆動周期の整数倍にならないように揺動することを特徴とする請求項2に記載の転写定着装置。
- 前記定着部材又は前記加圧部材の駆動力をカサ歯車を介して前記クリーニングブレードに伝達することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の転写定着装置。
- 前記定着部材又は前記加圧部材の駆動力を溝カムを介して前記クリーニングブレードに伝達することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の転写定着装置。
- 前記クリーニングブレードは、その当接部にフッ素樹脂が被覆されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の転写定着装置。
- 前記クリーニングブレードは、前記ニップ部の出口側近傍に配設されたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の転写定着装置。
- 画質調整をおこなうためのトナー像を形成するときに、前記定着部材又は前記加圧部材に当該トナー像が静電的に付着しないようにバイアスを印加することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の転写定着装置。
- 前記クリーニングローラは、前記定着部材又は/及び前記加圧部材の表面に当接することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の転写定着装置。
- 前記クリーニングローラは、前記定着部材又は/及び前記加圧部材の表面に当接するクリーニングローラの表面に当接することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の転写定着装置。
- 前記定着部材は、複数のトナー像が重ねて担持される中間転写ベルトに対向するとともに、当該定着部材を直接的に加熱する加熱手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の転写定着装置。
- 前記定着部材は、複数のローラ部材に張架されるとともに複数のトナー像が重ねて担持される中間転写ベルトであって、
前記複数のローラ部材のうち前記加圧部材に対向するローラ部材は、前記中間転写ベルトを間接的に加熱する加熱手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の転写定着装置。 - 請求項1〜請求項12のいずれかに記載の転写定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 複数のトナー像が重ねて担持される中間転写体を備え、
前記中間転写体上に画質調整をおこなうためのトナー像を形成するときに、記録媒体上にトナー像を転写・定着するときとは異なる極性のバイアスを印加することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
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---|---|---|---|
JP2006275908A JP2008096545A (ja) | 2006-10-10 | 2006-10-10 | 転写定着装置及び画像形成装置 |
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Cited By (2)
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JP2013218053A (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-24 | Canon Inc | 画像処理装置 |
KR101528413B1 (ko) * | 2011-03-16 | 2015-06-11 | 가부시끼가이샤 도시바 | 발광 장치용 형광체와 그 제조 방법, 및 그것을 사용한 발광 장치 |
-
2006
- 2006-10-10 JP JP2006275908A patent/JP2008096545A/ja active Pending
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