JP2008095844A - 等速自在継手及び等速自在継手の組立方法 - Google Patents

等速自在継手及び等速自在継手の組立方法 Download PDF

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千佳也 榛葉
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Abstract

【課題】大端面側の保持器の肉厚が増加し、保持器と内輪とが接する球面面積も増加することになって、保持器延いては等速自在継手全体の強度や耐久性を向上させることができる等速自在継手および等速自在継手の組立方法を提供する。
【解決手段】保持器28に内径方向の押圧力を付与して、保持器28の内径孔37を長径部と短径部とを有する楕円形状に弾性変形させる。内側継手部材の軸線と保持器の軸線M1とを直交させた状態で、保持器の内径孔を楕円形状に維持しつつ、内側継手部材を保持器に挿入する。次に、保持器の押圧力を解除して内径孔を円形孔に復元する。その後、内側継手部材を保持器に対して90°回転させて、保持器の軸線M1と内側継手部材の軸線とを一致させる。
【選択図】図2

Description

本発明は等速自在継手および等速自在継手の組立方法に関する。
等速自在継手は、自動車や各種産業機械の動力伝達系において、駆動側の回転軸と従動側の回転軸を連結して等角速度でトルクを伝達するもので、固定式と摺動式がある。固定式が角度変位のみを許容するのに対し、摺動式は角度変位と軸方向変位の両方を許容するタイプである。
トルク伝達要素としてボールを用いるボールタイプの摺動式等速自在継手として、ダブ
ルオフセット型等速自在継手(以下、DOJと称す)がよく知られている(特許文献1)。このDOJでは、トルク伝達ボール(以下、単にボールと称す)を6個または8個有するものが代表的である。
DOJタイプの等速自在継手は、図8に示すように、外径面4に複数の直線状のトラック溝5を軸方向に形成した内輪6と、内径面に複数の直線状のトラック溝2を軸方向に形成した外輪3と、内輪6のトラック溝5と外輪3のトラック溝2とが協働して形成されるボールトラックに配された複数のボール7と、ボール7を保持する保持器8とで構成される。
また、内輪6にはシャフト10が嵌入されている。すなわち、内輪6の中心孔11の内径面にスプライン部を形成し、このスプライン部にシャフト10のスプライン部を嵌合させる。
保持器8は、複数のポケット14が設けられ、このポケット14にボール7が支持されている。また、図9に示すように、保持器8の内径面16の大端面側には切欠部15が設けられている。この場合の切欠部15は、保持器軸心と平行に面取りがなされることによって形成される。保持器8の大端面側の内径部に段差18が設けられている。保持器8の内径面の球面中心O1と保持器8の外径面の球面中心O2とが、ボール中心を含む継手中心面Oに対して軸方向に等距離だけ反対側にオフセットされている。
DOJにおいて、保持器8と内輪6の組み込みは、特許文献2(特許文献2における図9)に開示のものでは、図11に示すように、内輪6の軸線M2と保持器8の軸線M1とを一致させ、内輪6のトラック溝5の位相と保持器8のポケット14間の柱部20の位相を合わせながら内輪6を保持器8の大端面側から内径面に挿入し、さらに、内輪6を保持器8に対して円周方向に所定量回転させて、内輪6の外径面6aの位相と保持器8の柱部20の位相を一致させることによって行っていた。内輪6を挿入するため、保持器8の大端面側の内径寸法A0を内輪6の外径寸法D0と同寸法か、わずかに大きくしてある。
実開平1−165331号公報 特開平9−177810号公報
特許文献2の図9に示す従来方法では、特にトルク伝達容量の増大等を目的としてボール個数を増やすような場合等において、保持器8の大端面側の強度不足や保持器全体の剛性不足が懸念される。また、前記特許文献1に記載されたものでは、内輪6の外径に平坦部を形成したことによって、保持器8の大端面側の内径を拡大して、保持器8の大端面側での肉厚を増加させることはできるが、内輪6と保持器8との球面接触面が減少し、耐久性や強度等が低下するおそれがある。
また、前記特許文献2に記載されたものでは、保持器8の大端面側の内径寸法A0を、内輪6の外径寸法D0よりも大とする必要がなくなる。これにより、A0を小径に設定できるため、大端面側の保持器肉厚を確保でき、この特許文献2に記載のものでは、保持器8の大端面側の内径寸法A0を従来よりも小径に設定することができる。しかしながら、保持器8の内径B0の寸法を内輪6の外径C0より小さくすることができないため、設計仕様によっては、内輪6と保持器8の球面接触面を十分に確保できない場合もある。
本発明は、上記課題に鑑みて、強度や耐久性の向上を図ることができるとともに、保持器内への内輪の組込み性の向上を図って組立作業の簡易化及び短時間化を達成できる等速自在継手を提供する。
本発明は、上記課題に鑑みて、入口部(大端面側)の保持器の肉厚が増加し、保持器と内輪とが接する球面面積も増加することになって、保持器延いては等速自在継手全体の強度や耐久性を向上させることができる等速自在継手の組立方法を提供する。
本発明の等速自在継手の組立方法は、内径面に複数のトラック溝が形成された外側継手部材と、外径面に複数のトラック溝が形成された内側継手部材と、前記外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、前記外側継手部材の内径面と内側継手部材の外径面との間に介在してボールを保持する保持器とを備え、前記保持器の内径面の球面中心と保持器の外径面の球面中心とが、ボール中心を含む継手中心面に対して軸方向に等距離だけ反対側にオフセットされているダブルオフセット型等速自在継手の組立方法において、前記保持器に内径方向の押圧力を付与して、保持器の内径孔を長径部と短径部とを有する楕円形状に弾性変形させた後、内側継手部材の軸線と保持器の軸線とを直交させた状態で、保持器の内径孔を楕円形状に維持しつつ、前記保持器の長径部の長軸の位相に、内側継手部材の一つのトラック溝の最大外径エッジ間を結ぶ直線と、このトラック溝に180°相対向した他のトラック溝の最大外径エッジ間を結ぶ直線との中心線の位相を合わせて、内側継手部材を保持器に挿入し、次に、保持器の押圧力を解除して内径孔を円形孔に復元し、その後、内側継手部材を保持器に対して90°回転させて、保持器の軸線と内側継手部材の軸線とを一致させることを特徴とするものである。
本発明の等速自在継手の組立方法によれば、保持器に内径方向の押圧力を付与することによって、保持器の内径孔を楕円形状に弾性変形させることができ、このため、保持器の内径孔の長径部の径(長軸)を内輪の外径よりも長くして、この状態での内側継手部材を保持器内へ挿入することができる。従って、自由状態での保持器の大端面側の内径寸法を小さくできる。また、保持器の押圧力を解除すれば、内径孔を円形孔に復元するので、等速自在継手としての機能を損なうことがない。
本発明の等速自在継手は、内径面に複数のトラック溝が形成された外側継手部材と、外径面に複数のトラック溝が形成された内側継手部材と、前記外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、前記外側継手部材の内径面と内側継手部材の外径面との間に介在してボールを保持する保持器とを備え、前記保持器の内径面の球面中心と保持器の外径面の球面中心とが、ボール中心を含む継手中心面に対して軸方向に等距離だけ反対側にオフセットされているダブルオフセット型等速自在継手であって、前記保持器に内径方向の押圧力を付与して、保持器の内径孔を長径部と短径部とを有する楕円形状に弾性変形させた後、内側継手部材の軸線と保持器の軸線とを直交させた状態で、保持器の内径孔を楕円形状に維持しつつ、前記保持器の長径部の長軸の位相に、内側継手部材の一つのトラック溝の最大外径エッジ間を結ぶ直線と、このトラック溝に180°相対向した他のトラック溝の最大外径エッジ間を結ぶ直線との中心線の位相を合わせて、内側継手部材を保持器に挿入し、次に、保持器の押圧力を解除して内径孔を円形孔に復元し、その後、内側継手部材を保持器に対して90°回転させて、保持器の軸線と内側継手部材の軸線とを一致させる組立方法にて組立ててなるものである。
本発明の等速自在継手によれば、保持器に内径方向の押圧力を付与することによって、保持器の内径孔の長径部の径(長軸)を内輪の外径よりも長くして、この状態での内側継手部材を保持器内へ挿入することができる。従って、自由状態での保持器の大端面側の内径寸法を小さくできる。また、保持器の押圧力を解除すれば、内径孔を円形孔に復元するので、等速自在継手としての機能を損なうことがない。
保持器はその大端面側の内径部に段差を有し、この段差の内径寸法をB1とし、内側継手部材の一つのトラック溝の最大外径エッジ間を結ぶ直線と、このトラック溝に180°相対向した他のトラック溝の最大外径エッジ間を結ぶ直線との距離をC1としたときに、B1≦C1とするとともに、保持器の大端面側の内径寸法をA1とし、内側継手部材の外径寸法をD1としたときに、A1≦D1とする。
B1≦C1及びA1≦D1であっても、保持器に内径方向の押圧力を付与することによって、保持器の内径孔の長径部の径を内輪の外径よりも長くできる。このため、内側継手部材の保持器内への挿入が可能である。
本発明では、自由状態での保持器の大端面側の内径寸法を小さくできるので、その小さくした分、保持器の大端面側の肉厚寸法を増加させることができる。従って、従来のように内輪(内側継手部材)の外径面に平坦部を形成する必要がない。このため、保持器と内輪との球面面積を十分に確保して、大端面側の保持器の内径寸法を増加させることができ、保持器延いては等速自在継手全体の強度や耐久性を向上させることができる。しかも、保持器の押圧力を解除すれば、内径孔を円形孔に復元するので、等速自在継手としての機能を損なうことがない。このため、等速自在継手として安定した機能を発揮して信頼性に優れる。
特に、B1≦C1及びA1≦D1に設定することによって、保持器の大端面側の内径寸法を確実に小さくでき、保持器延いては等速自在継手全体の強度および耐久性を一層向上させることができる。
本発明に係る等速自在継手および組立方法の実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。
図2に本発明に係る等速自在継手の保持器(保持器)を示し、図3と図4に本発明に係る等速自在継手の内輪を示す。保持器28は、複数(この場合8個)のポケット34を有し、このポケット34にボール(図示省略)が支持されている。また、図2(a)に示すように、保持器28の内径面36の大端面側には切欠部35が設けられ、この切欠部35から連続して反大端面側に段差40が設けられている。この場合の切欠部35は、保持器軸心と平行に面取りがなされることによって形成される。
また、内輪26は、等速自在継手の内側継手部材を構成し、外径面24に外輪(等速自在継手の外側継手部材)のトラック溝と対をなす複数(この場合8個)のトラック溝25が軸方向に沿って形成されている。そして、内輪26にはシャフト(図示省略)が嵌入されている。すなわち、内輪26の中心孔30の内径面にスプライン部31を形成し、このスプライン部31にシャフトのスプライン部を嵌合させる。
前記ボールを保持する保持器28の内径面36の球面中心O1と保持器28の外径面33の球面中心O2とが、ボール中心を含む継手中心面Oに対して軸方向に等距離だけ反対側にオフセットされている。
ところで、保持器28に、径方向内方への押圧力F、F(径方向に圧縮力)を付与すれば、この保持器28の内径孔37が図5に示すように、長径部37aと短径部37bとを有する楕円形状に弾性変形する。すなわち、保持器28の中心O5を、X−Y座標上の中心に配置した場合に、X軸に沿って押圧力F、Fを付与すれば、Y軸上に長径部37aが対応する。
この図5に示すように弾性変形させた状態では、長径部37aの段差40の内径寸法をB2とし、内輪26の一つのトラック溝25(25a)の最大外径エッジ間を結ぶ直線Aと、このトラック溝に180°相対向した他のトラック溝25(25b)の最大外径エッジ間を結ぶ直線Bとの距離をC1(図3参照)としたときに、B2≧C1とする。
内輪26の軸方向長さWと同一の範囲における保持器28の長径部37aの対角線L(図5上の点aと点bとを結ぶ直線)の長さをA4(図5参照)とし、後述するように、内輪26を保持器28に挿入する際に、この点aと点bとに対応する部位における内輪26の長さ寸法(図4参照)をC2としたときに、C2≦A4とする。
なお、短径部37bの段差40の内径寸法をB3とすると、B3をWよりも大となる。また、保持器28の大端面側(切欠部35)において、長径部37aの内径寸法をA2とし、短径部37bの内径寸法をA3とすると、このA2及びA3は弾性変形後の復元が可能となる寸法に設定される。
また、弾性変形させない状態(自由状態)での保持器28の大端面側(切欠部35)の内径をA1(図2参照)とし、内輪26の外径寸法をD1としたときに、A1≦D1とする。さらに、段差40の内径をB1としたときに、B1≦C1としている。
次に本発明の組立方法を説明する。まず、図5に示すように、保持器28を、内径孔37が長径部37aと短径部37bとを有する楕円形状になるように弾性変形させる。この状態では、前記したように、B2≧C1となるとともに、A4≧C2となる。そして、この状態を維持しつつ、内輪26の軸線M2と保持器28の軸線M1とを直交させた状態で、図1に示す矢印のように、保持器28の長径部37aの長軸の位相に、内輪26の一つのトラック溝25の最大外径エッジ間を結ぶ直線Aと、このトラック溝に180°相対向した他のトラック溝25の最大外径エッジ間を結ぶ直線Bとの中心線Mの位相を合わせて、図6に示すように、内輪26の外径面24と保持器28の内径面36とを嵌合状とする。
その後、保持器28に対する押圧力を解除(開放)して、内径孔37を円形孔に復元した後、内輪26を保持器28に対して90°回転させる。そして、図7に示すように保持器の軸線M1と内輪26の軸線M2とを一致させれば、保持器28に内輪26を組み込むことができる。
本発明では、自由状態での保持器28の大端面側の内径寸法を小さくできるので、その小さくした分、保持器28の大端面側の肉厚寸法を増加させることができる。また、保持器28と内輪26とが接する球面面積も増加することになって、保持器28延いては等速自在継手全体の強度や耐久性を向上させることができる。また、保持器28の押圧力を解除すれば、内径孔37を円形孔に復元するので、等速自在継手としての機能を損なうことがない。このため、等速自在継手として安定した機能を発揮して信頼性に優れる。
特に、B1≦C1及びA1≦D1に設定することによって、保持器28の大端面側の内径寸法を確実に小さくでき、保持器延いては等速自在継手全体の強度および耐久性を一層向上させることができる。
ところで、B1≧C1であっても、そのクリアランスが小さい場合には、保持器と内輪とを組込みにくい。このため、B1≧C1であっても、本発明のように、内輪26を保持器に挿入する際に、保持器28の内径孔37を楕円形状とすることによって、組込み時の保持器と内輪との間のクリアランスを大きくとることができ、保持器28と内輪26の組込み作業の容易化を図ることができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、保持器28のポケット34の数の増減は任意であり、また、保持器28に押圧力を付与する部位としては、180度反対位置の2箇所であればよい。そして、保持器28への押圧力は、例えば、プレス機や万力等で付与することができる。また、楕円形状とした際の長径部37aの径と短径部37bの径との比等は、この楕円形状時における保持器28への内輪26の組込み易さ等に基づいて種々設定できる。
本発明の実施形態を示す等速自在継手の組立方法の説明図である。 前記等速自在継手の保持器を示し、(a)は断面図であり、(b)は側面図である。 前記等速自在継手の内輪の側面図である。 前記等速自在継手の内輪の断面図である。 前記保持器に内径方向の押圧力を付与した際の側面図である。 保持器に内輪を挿入した状態の断面図である。 保持器に内輪を組み込んだ状態の断面図である。 等速自在継手の断面図である。 前記図8の等速自在継手の保持器の断面図である。 前記図8の等速自在継手の内輪の側面図である。 従来の組立方法を示す説明図である。
符号の説明
24 外径面
25 トラック溝
26 内輪
28 保持器
37 内径孔
37b 短径部
37a 長径部
M1 軸線
M2 軸線

Claims (3)

  1. 内径面に複数のトラック溝が形成された外側継手部材と、外径面に複数のトラック溝が形成された内側継手部材と、前記外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、前記外側継手部材の内径面と内側継手部材の外径面との間に介在してボールを保持する保持器とを備え、前記保持器の内径面の球面中心と保持器の外径面の球面中心とが、ボール中心を含む継手中心面に対して軸方向に等距離だけ反対側にオフセットされているダブルオフセット型等速自在継手の組立方法において、
    前記保持器に内径方向の押圧力を付与して、保持器の内径孔を長径部と短径部とを有する楕円形状に弾性変形させた後、内側継手部材の軸線と保持器の軸線とを直交させた状態で、保持器の内径孔を楕円形状に維持しつつ、前記保持器の長径部の長軸の位相に、内側継手部材の一つのトラック溝の最大外径エッジ間を結ぶ直線と、このトラック溝に180°相対向した他のトラック溝の最大外径エッジ間を結ぶ直線との中心線の位相を合わせて、内側継手部材を保持器に挿入し、次に、保持器の押圧力を解除して内径孔を円形孔に復元し、その後、内側継手部材を保持器に対して90°回転させて、保持器の軸線と内側継手部材の軸線とを一致させることを特徴とする等速自在継手の組立方法。
  2. 内径面に複数のトラック溝が形成された外側継手部材と、外径面に複数のトラック溝が形成された内側継手部材と、前記外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、前記外側継手部材の内径面と内側継手部材の外径面との間に介在してボールを保持する保持器とを備え、前記保持器の内径面の球面中心と保持器の外径面の球面中心とが、ボール中心を含む継手中心面に対して軸方向に等距離だけ反対側にオフセットされているダブルオフセット型等速自在継手であって、
    前記保持器に内径方向の押圧力を付与して、保持器の内径孔を長径部と短径部とを有する楕円形状に弾性変形させた後、内側継手部材の軸線と保持器の軸線とを直交させた状態で、保持器の内径孔を楕円形状に維持しつつ、前記保持器の長径部の長軸の位相に、内側継手部材の一つのトラック溝の最大外径エッジ間を結ぶ直線と、このトラック溝に180°相対向した他のトラック溝の最大外径エッジ間を結ぶ直線との中心線の位相を合わせて、内側継手部材を保持器に挿入し、次に、保持器の押圧力を解除して内径孔を円形孔に復元し、その後、内側継手部材を保持器に対して90°回転させて、保持器の軸線と内側継手部材の軸線とを一致させる組立方法にて組立ててなることを特徴とする等速自在継手。
  3. 保持器はその大端面側の内径部に段差を有し、この段差の内径寸法をB1とし、内側継手部材の一つのトラック溝の最大外径エッジ間を結ぶ直線と、このトラック溝に180°相対向した他のトラック溝の最大外径エッジ間を結ぶ直線との距離をC1としたときに、B1≦C1とするとともに、保持器の大端面側の内径寸法をA1とし、内側継手部材の外径寸法をD1としたときに、A1≦D1とすることを特徴とする請求項2の等速自在継手。
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