JP2008095539A - 予混合圧縮着火内燃機関 - Google Patents

予混合圧縮着火内燃機関 Download PDF

Info

Publication number
JP2008095539A
JP2008095539A JP2006275245A JP2006275245A JP2008095539A JP 2008095539 A JP2008095539 A JP 2008095539A JP 2006275245 A JP2006275245 A JP 2006275245A JP 2006275245 A JP2006275245 A JP 2006275245A JP 2008095539 A JP2008095539 A JP 2008095539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel injection
cylinder
timing
combustion
injection amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006275245A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4784467B2 (ja
Inventor
Takeshi Matsuda
健 松田
Toshiya Kono
十史弥 河野
Akira Nakajima
彰 中島
Tomonori Urushibara
友則 漆原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2006275245A priority Critical patent/JP4784467B2/ja
Publication of JP2008095539A publication Critical patent/JP2008095539A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4784467B2 publication Critical patent/JP4784467B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

【課題】機関負荷の上昇に伴う燃焼騒音の増大を抑止し、これによって、予混合圧縮着火燃焼領域を高負荷側に拡大できるようにする。
【解決手段】燃料噴射量が増大すると、燃料噴射時期をリタード(遅角)させ、逆に、燃料噴射量の減少変化に対しては、燃料噴射時期をアドバンス(進角)させる。燃料噴射量の増大に対して、燃料噴射時期をリタードさせると、燃料噴霧と燃焼室の壁面との干渉が最小化され、また、燃焼室内の混合気が不均一となることで、混合気が冷却されて筒内温度が下がる。この結果、着火時期がリタードするので、燃焼騒音の増大を抑制できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、予混合圧縮着火内燃機関に関し、詳しくは、燃料噴射時期を制御する技術に関する。
特許文献1には、1サイクル中に2回の燃料噴射を行わせ、2回目の燃料噴射により生成される混合気に点火プラグで火花点火させることで1段目の燃焼を行い、1段目の燃焼による燃焼室内の温度上昇により周囲の混合気が圧縮自己着火することで、2段目の燃焼を行うと共に、燃料噴射時期を燃料回転速度及び負荷に応じて制御することが開示されている。
特開2002−155780号公報
ところで、前記特許文献1に記載される燃料噴射時期の制御においては、機関負荷の上昇に伴って燃料噴射時期を進ませることで、燃料を燃焼室内に分散させ、急激な圧力上昇の発生を防止するようにしている。
しかし、機関負荷の上昇に伴って燃料噴射時期を進ませると、着火時期が進角することで結果的に燃焼騒音が増大してしまうため、予混合圧縮着火燃焼領域が制限されてしまうという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、機関負荷の上昇に伴う燃焼騒音の増大を抑止し、これによって、予混合圧縮着火燃焼領域を高負荷側に拡大できるようにすることを目的とする。
このため、本発明は、予混合圧縮着火内燃機関において、燃料噴射量が増加するに連れて燃料噴射時期をリタードさせることを特徴とする。
上記発明によると、燃料噴射量(機関負荷)が増大すると、燃料噴射時期をリタード(遅角)させ、逆に、燃料噴射量(機関負荷)の減少変化に対しては、燃料噴射時期をアドバンス(進角)させる。
燃料噴射量の増大に対して、燃料噴射時期をリタードさせると、燃料噴霧と燃焼室の壁面との干渉が最小化され、また、燃焼室内の混合気が不均一となることで、混合気が冷却されて筒内温度が下がる。この結果、着火時期がリタードするので、燃焼騒音の増大を抑制でき、予混合圧縮着火燃焼領域を高負荷側に拡大することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1,図2は、実施形態における予混合圧縮着火内燃機関を示す。
図1,図2に示す内燃機関101において、各気筒には、吸気マニホールド102及び吸気バルブ103を介して空気が吸引される。
前記吸気マニホールド102の上流側に接続される吸気ダクト104には、スロットルバルブ105が介装される。
前記スロットルバルブ105は、図示省略したモータで開閉駆動される電子制御式スロットルである。
各気筒の燃焼室106の中央には、燃焼室106内の燃料に火花点火するための点火プラグ107と、燃料を燃焼室106内に直接噴射する燃料噴射弁108が設けられる。
前記燃焼室106からは、排気バルブ109を介して燃焼ガスが排出され、各気筒の排気は排気マニホールド110によって合流され、その後、下流側の触媒コンバータやマフラー(図示省略)を通過してから、大気中に放出される。
前記スロットルバルブ105の開度、前記点火プラグ107による点火時期、及び、前記燃料噴射弁108による燃料噴射量・燃料噴射時期は、マイクロコンピュータを内蔵する電子コントロールユニット120によって制御される。
前記電子コントロールユニット120には、機関101の吸入空気量を検出するエアフローメータ121、アクセルペダルの踏み込み量(アクセル開度)を検出するアクセル開度センサ122、クランク軸の回転角を検出するクランク角センサ123、機関101の冷却水温度を検出する水温センサ124などからの検出信号が入力される。
ここで、前記電子コントロールユニット120は、機関101の燃焼形態を、点火プラグ107の着火によって火炎が伝播する火花点火燃焼と、予混合気を多点で一斉に着火させる圧縮自己着火燃焼(予混合圧縮着火燃焼)とに切り換える機能を有し、各燃焼形態に応じて燃料噴射弁108による噴射量及び噴射時期を制御すると共に、火花点火燃焼を行わせる場合には、点火プラグ107による点火時期を制御する。
次に、図3のフローチャートに従って、前記電子コントロールユニット120による制御機能を詳細に説明する。
図3のフローチャートにおいて、ステップS101では、要求トルクTを示すアクセルペダルの踏み込み量や機関回転速度Neなどの機関運転状態を示す各種検出データを読み込む。
ステップS102では、図4に示すように、要求トルクTと機関回転速度Neとに応じて火花点火燃焼領域と圧縮自己着火燃焼領域を予め記憶したマップを参照して、そのときの要求トルクと機関回転速度とに対応する燃焼形態が圧縮自己着火燃焼であるか否かを判別する。
ここで、現在の要求トルクTと機関回転速度Neとが圧縮自己着火燃焼領域に該当せず、火花点火燃焼領域に該当する場合には、ステップS109へ進んで、火花点火燃焼を行わせる。
前記火花点火燃焼においては、前記要求トルクT(アクセル開度)に応じて前記スロットルバルブ105の開度を制御することで機関101の吸入空気量を制御し、この吸入空気量に対して目標空燃比の混合気を生成して火花点火燃焼させるべく、燃料噴射時期及び燃料噴射量を決定する。
そして、燃料噴射時期及び燃料噴射量に基づいて前記燃料噴射弁108に対して噴射パルス信号を出力する。
また、前記燃料噴射量及び機関回転速度Neから点火時期を決定し、該点火時期に点火プラグ107が火花放電するように制御し、前記燃料噴射弁108から燃焼室106内に噴射された燃料を、点火プラグ107による火花点火で着火燃焼させる。
一方、現在の要求トルクTと機関回転速度Neとが圧縮自己着火燃焼領域に該当すると判断されると、ステップS103へ進み、機関101への燃料噴射量(燃料投入量)を要求トルクTに応じて決定する。
ここで、前記燃料噴射量は、図5に示すテーブルに基づいて決定され、そのときの要求トルクTが高いほど大きな値に設定されるようになっている。
前記火花点火燃焼領域では、機関101の吸入空気量の制御によって機関負荷を制御するが、圧縮自己着火燃焼領域では、機関101への燃料の投入量によって機関負荷を制御するものである。
次のステップS104では、前記燃料噴射量に基づいて燃料噴射時期を決定する。
前記燃料噴射時期は、図6に示すように、燃料噴射量(要求トルク)が大きくなるほどリタード(遅角)され、燃料噴射量(要求トルク)が小さくなるほどアドバンス(進角)されるようになっている。
また、図6に示すように、所定の最小燃料噴射量(最小要求トルク)以下の領域では、燃料噴射時期が所定のアドバンス限界値に固定され、所定の最大燃料噴射量(最大要求トルク)以上の領域では、燃料噴射時期が所定のリタード限界値に固定される。
尚、前記リタード限界値は、後述するように運転条件に応じて可変されるリタード限界値のうちの最もリタード側の値(例えば吸気下死点ATDC180deg)に設定されるものとする。
ステップS105では、前記燃料噴射時期のリタード限界を、機関回転速度Ne,吸気バルブ103の閉時期IVCにおける筒内温度,圧縮比のうちの少なくとも1つに基づいて決定する。
前記リタード限界値は、機関回転速度Neが高く燃焼速度が速くなるほどよりアドバンス側に設定され(図7参照)、吸気バルブ103の閉時期IVCにおける筒内温度が高いほどよりリタード側に設定され(図8参照)、更に、圧縮比が大きくなるほどよりリタード側に設定される(図9参照)。
尚、吸気バルブ103の閉時期IVCにおける筒内温度は、機関回転速度,燃料噴射量,冷却水温度(機関温度)などから推定させることができる。
また、圧縮比に応じたリタード限界値の設定は、圧縮比が可変とされる機関において要求されるものであり、例えば特開2006−177270号公報に開示されるような可変圧縮比機構によって圧縮比が変更される場合の他、可変バルブタイミング機構によるバルブタイミングの変更によって圧縮比が変わる場合が含まれ、この場合の圧縮比は、可変圧縮比機構や可変バルブタイミング機構の制御状態から推定できる。
ステップS105で燃料噴射時期のリタード限界値を決定すると、次のステップS106では、前記ステップS104で燃料噴射量に基づいて決定した燃料噴射時期が、前記ステップS105で決定したリタード限界値を超えてリタードされているか否かを判別する。
そして、燃料噴射量に基づく燃料噴射時期が、リタード限界値を超えてリタードされている場合には、ステップS107へ進み、燃料噴射量に基づく燃料噴射時期に代えて前記リタード限界値をそのときの燃料噴射時期に設定することで、リタード限界値を超えたリタード側の噴射時期で燃料噴射が行われることを回避し、着火安定性を確保する。
上記のようにして、燃料噴射量及び燃料噴射時期を設定すると、ステップS108では、外気温度などに応じた補正を燃料噴射量に施して最終的な燃料噴射量及び燃料噴射時期を決定し、該燃料噴射量及び燃料噴射時期に応じて燃料噴射弁108に対して噴射パルス信号を出力する。
圧縮自己着火燃焼(予混合圧縮着火燃焼)において、要求トルクの上昇と共に燃料噴射量を増加させると、図10に示すように着火時期が早期化すると共に、図11に示すように筒内圧上昇率が大きくなり、図12に示すように、筒内圧上昇率が大きくなるほど燃焼騒音が大きくなる。
このため、圧縮自己着火燃焼で運転できる高負荷側の限界が、前記燃焼騒音によって制限されることになってしまうが、上記のように、燃料噴射量の増加に伴って燃料噴射時期をリタードさせることで、高負荷域での燃焼騒音を下げることができ、圧縮自己着火燃焼(予混合圧縮着火燃焼)で運転させる領域を高負荷側に拡大させることができるようになる。
即ち、図13に示すように、燃料噴射時期が一定であると、燃料噴射量が増加するほど、筒内圧上昇率が大きくなり、これに伴って燃焼騒音も増大することになるが、燃料噴射時期のリタードは筒内圧上昇率を減少させる方向に作用するから、燃料噴射量の増加に対して噴射時期をリタードさせることで、筒内圧上昇率を抑え、燃焼騒音の増大も抑制できることになる。
燃料噴射時期をリタードさせると、噴霧による混合気の冷却効果により筒内温度が下がり、これにより着火時期がリタードされるから、燃料噴射量の増量に伴う着火時期の進角が抑制されて、筒内圧上昇率の増大が抑止され、燃焼騒音の増大を下げることができる。
噴霧による混合気の冷却効果は、噴霧と燃焼室壁面との干渉の最小化、及び、混合気の不均一化によるものであり、燃料噴射時期をBTDC付近とすることで冷却効果が最大となる。
但し、燃料噴射量が少なく空燃比がリーンである条件で、燃料噴射時期を遅角させると、燃焼安定度が低下するので(図14参照)、燃料噴射量の増加に伴って燃料噴射時期を徐々にリタードさせれば、燃焼騒音を下げつつ、燃焼安定性を確保できることになる。
尚、最大トルクを発生する燃料噴射時期であるBTDC付近を越えてリタードさせても、圧縮自己着火燃焼を成立させることができ、特に、成層混合気を圧縮自己着火燃焼させる場合には、燃料噴射時期をより大きくリタードさせることが可能である(図15参照)。
しかし、燃料噴射時期がBTDC付近を越えてリタードされると、発生トルクは減少することになるため、例えば、ATDC60deg〜ATDC180deg(下死点)の範囲内で燃料噴射時期を要求トルクの増大に応じてリタードさせる(図15参照)。
ところで、上記実施形態では、要求トルクの増大に伴う燃料噴射量の増加に対して、燃料噴射時期をリタードさせたが、各気筒のトルクを一定にするために、気筒毎に燃料噴射量を増減補正する場合に、係る増減に応じて燃料噴射時期を補正することができる。
上記の気筒間のトルクを一定に制御する第2実施形態を以下に説明する。
図16,図17は、第2実施形態における予混合圧縮着火内燃機関を示す。
図16,図17に示す内燃機関101は、図1,図2に示した第1実施形態の内燃機関101に対して、各気筒に筒内圧センサ125(燃焼状態検出手段)が追加されている点のみが異なる。
従って、同一要素には、同一符号を付して説明を省略する。
図18のフローチャートは、第2実施形態における電子コントロールユニット120の制御機能を詳細に示すものである。
ステップS201では、要求トルクTを示すアクセルペダルの踏み込み量や機関回転速度Neなどの機関運転状態を示す各種検出データを読み込む。
ステップS202では、各気筒に設けられた筒内圧センサ125の信号から、各気筒における発生トルクに相関する変数を算出する。
具体的には、筒内圧のピーク値、所定クランク角範囲における筒内圧の積分値、筒内圧の単位クランク角当たりの変化量(筒内圧上昇率)などを、気筒毎に発生トルクに相関する変数として算出する。
上記機関101においては、吸気の気筒分配や残留ガス量などが気筒間でばらつく場合があり、特に、圧縮自己着火燃焼を行わせる場合には、冷却効率のばらつきなどによっても上死点における温度・圧力にばらつきが生じ、気筒間におけるトルクが不均一になる。
そこで、ステップS202では、前述のようなばらつき要因によるトルクの不均一状態を、気筒間での筒内圧のばらつきとして検出するものである。
但し、筒内圧センサ125による筒内圧の検出に代えて、公知の種々の燃焼状態検出手段を採用でき、例えば、燃焼室106内のイオン電流を検出することで燃焼状態を検出する方法や、機関回転速度から気筒間のトルクばらつきを検出する方法や、振動を検出方法などを適宜採用できる。
ステップS203では、ステップS202での検出結果に基づいて、気筒間におけるトルクを一定にするための補正量を気筒別に算出する。
例えば、図19に示すように、気筒間でトルクにばらつきが生じている場合に、平均トルクに各気筒の発生トルクを揃えるように、平均トルクよりも発生トルクが大きい気筒については、発生トルクを平均トルクにまで低下させる補正量を設定し、平均トルクよりも発生トルクが小さい気筒については、発生トルクを平均トルクにまで増加させる補正量を設定する。
尚、トルクを揃える目標を平均値に限定するものではなく、そのときのアクセル開度に応じて目標値を決定したり、最大値又は最小値を目標としたり、特定気筒のトルクに他の気筒のトルクを揃えるようにしたりすることができる。
ステップS204では、図4に示すように、要求トルクTと機関回転速度Neとに応じて火花点火燃焼領域と圧縮自己着火燃焼領域を予め記憶したマップを参照して、そのときの要求トルクと機関回転速度とに対応する燃焼形態が圧縮自己着火燃焼であるか否かを判別する。
ここで、現在の要求トルクTと機関回転速度Neとが圧縮自己着火燃焼領域に該当せず、火花点火燃焼領域に該当する場合には、ステップS212へ進んで、火花点火燃焼を行わせる。
前記火花点火燃焼においては、前記要求トルクT(アクセル開度)に応じて前記スロットルバルブ105の開度を制御することで機関101の吸入空気量を制御し、この吸入空気量に対して目標空燃比の混合気を生成して火花点火燃焼させるべく、燃料噴射時期及び燃料噴射量を決定する。
そして、燃料噴射時期及び燃料噴射量に基づいて前記燃料噴射弁108に対して噴射パルス信号を出力する。
また、前記燃料噴射量及び機関回転速度Neから基本点火時期を決定する一方、火花点火燃焼領域において前記気筒間におけるトルクを一定にするためのトルク補正量に基づいて基本点火時期を補正することで、個々の気筒に対応する点火時期を決定する。
ここで、トルクの増加要求に対しては点火時期を進角補正し、トルクの減少要求に対しては点火時期を遅角補正する。
そして、各気筒の点火プラグ107がその気筒に対応する点火時期で火花放電するように制御し、前記燃料噴射弁108から燃焼室106内に噴射された燃料を、点火プラグ107による火花点火で着火燃焼させる。
尚、火花点火燃焼状態で、気筒間におけるトルクを一定にするための方法としては、上記のように点火時期を補正する方法の他、例えば、気筒毎の吸入空気量を補正する方法や燃料噴射量を補正する方法などがあり、これらを組み合わせて補正することもできる。
また、火花点火燃焼状態では、気筒間におけるトルクを一定にするための補正を省略し、圧縮自己着火燃焼領域でのみ補正を実行させることができる。
一方、現在の要求トルクTと機関回転速度Neとが圧縮自己着火燃焼領域に該当すると判断されると、ステップS205以降へ進み、気筒別の噴射制御を実行する。
本実施形態における機関101を4気筒機関として以下に説明すると、図18のフローチャートにおいて、ステップS205(#1)〜ステップS211(#1)は第1気筒における噴射制御を示し、ステップS205(#2)〜ステップS211(#2)は第2気筒における噴射制御を示し、ステップS205(#3)〜ステップS211(#3)は第3気筒における噴射制御を示し、更に、ステップS205(#4)〜ステップS211(#4)は第4気筒における噴射制御を示し、気筒別の処理は並行して実行されるものとする。
上記気筒別処理の内容は共通するので、第1気筒での処理を代表例として以下にステップS205(#1)〜ステップS211(#1)における噴射制御を説明する。
ステップS205(#1)では、各気筒共通の基本燃料噴射量(燃料投入量)を要求トルクTに応じて決定する。
ここで、前記基本燃料噴射量は、図5に示すテーブルに基づいて決定され、そのときの要求トルクTが高いほど大きな値に設定されるようになっている。
前記火花点火燃焼領域では、機関101の吸入空気量の制御によって機関負荷を制御するが、圧縮自己着火燃焼領域では、機関101への燃料の投入量によって機関負荷を制御するものである。
次のステップS206(#1)では、前記ステップS203において第1気筒に対応して設定されたトルク補正値に基づいて前記基本燃料噴射量を増量又は減量補正して、第1気筒における燃料噴射量を決定することで、第1気筒における発生トルクを他の気筒に揃えるようにする。
即ち、第1気筒の発生トルクを増大させる必要がある場合には、第1気筒用の燃料噴射量を増量補正し、第1気筒の発生トルクを減少させる必要がある場合には、第1気筒用の燃料噴射量を減量補正する。
ステップS207(#1)では、第1気筒用の燃料噴射量に基づいて、第1気筒における燃料噴射時期を決定する。
前記燃料噴射時期は、図6に示すように、燃料噴射量が大きくなるほどリタードされ、燃料噴射量が小さくなるほどアドバンスされるようになっている。
また、図6に示すように、所定の最小燃料噴射量(最小要求トルク)以下の領域では、燃料噴射時期が所定のアドバンス限界値に固定され、所定の最大燃料噴射量(最大要求トルク)以上の領域では、燃料噴射時期が所定のリタード限界値に固定される。
尚、前記リタード限界値は、後述するように運転条件に応じて可変されるリタード限界値のうちの最もリタード側の値(例えば吸気下死点ATDC180deg)に設定されるものとする。
上記の噴射時期の設定により、各気筒共通の基本燃料噴射量に対して第1気筒の噴射量が増量された場合には、基本燃料噴射量のときに比べて噴射時期がリタードされ、各気筒共通の基本燃料噴射量に対して第1気筒の噴射量が減量された場合には、基本燃料噴射量のときに比べて噴射時期がアドバンスされる。
ステップS208(#1)では、燃料噴射時期の各気筒共通のリタード限界を、機関回転速度Ne,吸気バルブ103の閉時期IVCにおける筒内温度,圧縮比のうちの少なくとも1つに基づいて決定する。
前記リタード限界値は、機関回転速度Neが高く燃焼速度が速くなるほどよりアドバンス側に設定され(図7参照)、吸気バルブ103の閉時期IVCにおける筒内温度が高いほどよりリタード側に設定され(図8参照)、更に、圧縮比が大きくなるほどよりリタード側に設定される(図9参照)。
尚、吸気バルブ103の閉時期IVCにおける筒内温度は、機関回転速度,燃料噴射量,冷却水温度(機関温度)などから推定させることができる。
また、圧縮比に応じたリタード限界値の設定は、圧縮比が可変とされる機関において要求されるものであり、例えば特開2006−177270号公報に開示されるような可変圧縮比機構によって圧縮比が変更される場合の他、可変バルブタイミング機構によるバルブタイミングの変更によって圧縮比が変わる場合が含まれ、圧縮比は、可変圧縮比機構や可変バルブタイミング機構の制御信号から推定できる。
ステップS208(#1)で燃料噴射時期のリタード限界値を決定すると、次のステップS209(#1)では、前記ステップS207(#1)で第1気筒用の燃料噴射量に基づいて決定した第1気筒の燃料噴射時期が、前記ステップS208(#1)で決定したリタード限界値を超えてリタードされているか否かを判別する。
第1気筒の燃料噴射時期が、リタード限界値を超えてリタードされている場合には、ステップS210(#1)へ進み、前記リタード限界値を第1気筒の燃料噴射時期に設定することで、リタード限界値を超えた噴射時期で第1気筒での燃料噴射が行われることを回避し、第1気筒における着火安定性を確保する。
上記のようにして、第1気筒用の燃料噴射量及び燃料噴射時期を設定すると、ステップS211(#1)では、外気温度などに応じた補正を燃料噴射量に施して最終的な第1気筒用の燃料噴射量及び燃料噴射時期を決定する。
そして、第1気筒用の燃料噴射量及び燃料噴射時期に応じて、第1気筒に設けられている燃料噴射弁108に対して噴射パルス信号を出力する。
上記の第1気筒における噴射量・噴射時期の制御が、他の気筒においても同様にして行われる。
圧縮自己着火燃焼(予混合圧縮着火燃焼)において、気筒間のトルクを一定にするために気筒別に燃料噴射量を増加させると、図10に示すように着火時期が早期化すると共に、図11に示すように筒内圧上昇率が大きくなり、図12に示すように筒内圧上昇率が大きくなるほど燃焼騒音が大きくなる。
一方、圧縮自己着火燃焼(予混合圧縮着火燃焼)において、気筒間のトルクを一定にするために気筒別に燃料噴射量を減量させると、図14に示すように、燃焼安定性が低下して失火する可能性がある。
ここで、燃料噴射量の増量に伴って燃料噴射時期をリタードさせると、噴霧による混合気の冷却効果により筒内温度が下がり、これにより着火時期がリタードされるから、燃料噴射量の増量に伴う着火時期の進角が抑制されて、筒内圧上昇率の増大が抑止され、燃焼騒音を下げることができる(図13参照)。
噴霧による混合気の冷却効果は、噴霧と燃焼室壁面との干渉の最小化、及び、混合気の不均一化によるものであり、燃料噴射時期をBTDC付近とすることで冷却効果が最大となる。
また、燃料噴射量の減量に伴って燃料噴射時期をアドバンスさせると、混合気が均一化されて燃焼安定性を向上させることができ(図14参照)、失火の発生を防止できる。
従って、気筒間のトルクを一定にしつつ、燃焼騒音の増大・燃焼安定性の低下を防止することができる。
尚、例えばV型機関において、バンク間におけるトルクを一定にするために、バンク毎に燃料噴射量を増減補正し、係るバンク毎の噴射量の増減補正に伴って噴射時期をリタード又はアドバンスさせる構成とすることができる。
更に、気筒間又はバンク間におけるトルクを一定にするための燃料噴射量の増減補正を限界値内に制限することが好ましい。
また、通常の要求トルクに応じた燃料噴射量の増減変化に対して燃料噴射時期をリタード又はアドバンスさせると同時に、気筒間又はバンク間におけるトルクを一定にするための燃料噴射量の増減補正によっても燃料噴射時期をリタード又はアドバンスさせる構成とすることができる。
また、燃焼騒音を所定レベル以下に抑制でき、かつ、失火を発生させることがなく、しかも、なるべく下死点に近く高いトルクを発生させることができる噴射時期を、燃焼状態(筒内圧上昇率等)の検出結果に基づいて、燃料噴射量毎に学習させることができる。
本願発明の第1実施形態における予混合圧縮着火内燃機関を示す図。 前記第1実施形態における予混合圧縮着火内燃機関の燃焼室構造を示す図。 前記第1実施形態における噴射制御を示すフローチャート。 本願発明の実施形態における圧縮着火領域と火花点火領域とを示す図。 本願発明の実施形態における要求トルクと燃料投入量との相関を示す線図。 本願発明の実施形態における要求トルク(燃料噴射量)と燃料噴射時期との相関を示す線図。 本願発明の実施形態における機関回転速度とリタード限界との相関を示す線図。 本願発明の実施形態における吸気バルブの閉時期における筒内温度とリタード限界との相関を示す線図。 本願発明の実施形態における圧縮比とリタード限界との相関を示す線図。 本願発明の実施形態における燃料噴射量と着火時期との相関を示す線図。 本願発明の実施形態における燃料噴射量と筒内圧上昇率との相関を示す線図。 本願発明の実施形態における筒内圧上昇率と燃焼騒音との相関を示す線図。 本願発明の実施形態において燃料噴射量と筒内圧上昇率との相関が、燃料噴射時期に応じて変化することを示す線図。 本願発明の実施形態において燃料噴射量と燃焼安定度との相関が、燃料噴射時期に応じて変化することを示す線図。 本願発明の実施形態における燃料噴射時期とトルクとの関係を示す線図。 本願発明の第2実施形態における予混合圧縮着火内燃機関を示す図。 前記第2実施形態における予混合圧縮着火内燃機関の燃焼室構造を示す図。 前記第2実施形態における噴射制御を示すフローチャート。 前記第2実施形態における気筒間におけるトルクばらつきとトルク補正との相関を示す線図。
符号の説明
101…内燃機関、102…吸気マニホールド、103…吸気バルブ、104…吸気ダクト、105…スロットルバルブ、106…燃焼室、107…点火プラグ、108…主燃料噴射弁、109…排気バルブ、110…排気マニホールド、111…排気還流通路、112…EGRバルブ、113…触媒、114…副燃料噴射弁、120…電子コントロールユニット、121…エアフローメータ、122…アクセル開度センサ、123…クランク角センサ、124…水温センサ、125…筒内圧センサ

Claims (5)

  1. 燃料噴射量が増加するに連れて燃料噴射時期をリタードさせることを特徴とする予混合圧縮着火内燃機関。
  2. 機関回転速度によって燃料噴射時期のリタード限界を設定することを特徴とする請求項1記載の予混合圧縮着火内燃機関。
  3. 吸気バルブの閉時期における筒内温度によって燃料噴射時期のリタード限界を設定することを特徴とする請求項1又は2記載の予混合圧縮着火内燃機関。
  4. 圧縮比によって燃料噴射時期のリタード限界を設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の予混合圧縮着火内燃機関。
  5. 気筒間のトルクを一定にするために気筒毎に燃料噴射量を個別に増減補正し、該燃料噴射量の増減に応じて気筒毎に燃料噴射時期を個別に設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の予混合圧縮着火内燃機関。
JP2006275245A 2006-10-06 2006-10-06 予混合圧縮着火内燃機関 Expired - Fee Related JP4784467B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006275245A JP4784467B2 (ja) 2006-10-06 2006-10-06 予混合圧縮着火内燃機関

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006275245A JP4784467B2 (ja) 2006-10-06 2006-10-06 予混合圧縮着火内燃機関

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008095539A true JP2008095539A (ja) 2008-04-24
JP4784467B2 JP4784467B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=39378657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006275245A Expired - Fee Related JP4784467B2 (ja) 2006-10-06 2006-10-06 予混合圧縮着火内燃機関

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4784467B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010101173A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Daihatsu Motor Co Ltd 火花点火式内燃機関の運転制御方法
JP2011007156A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Daihatsu Motor Co Ltd 火花点火式内燃機関の運転制御方法
EP2312142A2 (en) 2009-10-06 2011-04-20 Mazda Motor Corporation Combustion timing prediction method and apparatus for compression ignition internal combustion engine
US8689767B1 (en) * 2011-01-26 2014-04-08 Sandia Corporation Method for operating homogeneous charge compression ignition engines using conventional gasoline
JP2015068193A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 三菱自動車工業株式会社 エンジンの制御装置
JP2015068194A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 三菱自動車工業株式会社 エンジンの制御装置
JP2021080920A (ja) * 2019-11-15 2021-05-27 エムエーエヌ・エナジー・ソリューションズ・フィリアル・アフ・エムエーエヌ・エナジー・ソリューションズ・エスイー・ティスクランド クロスヘッド式大型低速ターボ過給2ストロークユニフロー掃気内燃機関及びこれを動作させる方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000297681A (ja) * 1999-04-09 2000-10-24 Toyota Motor Corp 圧縮着火式内燃機関
JP2002004913A (ja) * 2000-06-26 2002-01-09 Nissan Motor Co Ltd 圧縮自己着火式内燃機関
JP2002303191A (ja) * 2001-04-09 2002-10-18 Toyota Motor Corp 多気筒エンジンの制御方法及び制御装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000297681A (ja) * 1999-04-09 2000-10-24 Toyota Motor Corp 圧縮着火式内燃機関
JP2002004913A (ja) * 2000-06-26 2002-01-09 Nissan Motor Co Ltd 圧縮自己着火式内燃機関
JP2002303191A (ja) * 2001-04-09 2002-10-18 Toyota Motor Corp 多気筒エンジンの制御方法及び制御装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010101173A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Daihatsu Motor Co Ltd 火花点火式内燃機関の運転制御方法
JP2011007156A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Daihatsu Motor Co Ltd 火花点火式内燃機関の運転制御方法
EP2312142A2 (en) 2009-10-06 2011-04-20 Mazda Motor Corporation Combustion timing prediction method and apparatus for compression ignition internal combustion engine
US8689767B1 (en) * 2011-01-26 2014-04-08 Sandia Corporation Method for operating homogeneous charge compression ignition engines using conventional gasoline
JP2015068193A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 三菱自動車工業株式会社 エンジンの制御装置
JP2015068194A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 三菱自動車工業株式会社 エンジンの制御装置
JP2021080920A (ja) * 2019-11-15 2021-05-27 エムエーエヌ・エナジー・ソリューションズ・フィリアル・アフ・エムエーエヌ・エナジー・ソリューションズ・エスイー・ティスクランド クロスヘッド式大型低速ターボ過給2ストロークユニフロー掃気内燃機関及びこれを動作させる方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4784467B2 (ja) 2011-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4664395B2 (ja) エンジンの制御装置
US7870844B2 (en) Control system and method for internal combustion engine
JP4784467B2 (ja) 予混合圧縮着火内燃機関
JP7087609B2 (ja) エンジン制御装置
JP3198957B2 (ja) 希薄燃焼内燃機関の出力変動抑制制御装置
WO2010114127A1 (ja) 内燃機関の制御システム
JP5885767B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2006258031A (ja) 内燃機関の異常判定装置
JP4962464B2 (ja) 圧縮着火式内燃機関の燃料噴射パラメータ適合方法及び燃料噴射制御システム
US10294875B2 (en) Control device for adjusting first and second fuel ratios
JP2007285194A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2009215908A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2010281300A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2009250212A (ja) 内燃機関のノック判定装置およびノック判定方法
JP2010196581A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2004340065A (ja) 水素エンジン用制御装置
JP2015014229A (ja) 内燃機関の異常燃焼回避装置
JP2010168931A (ja) 火花点火式内燃機関の点火時期制御装置
JP5098923B2 (ja) 筒内直接噴射式火花点火内燃機関の制御装置
JP2009228641A (ja) 内燃機関の制御システム
JP6077371B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4899772B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP6973228B2 (ja) 内燃機関のノッキング判定装置
JP6607138B2 (ja) 内燃機関の排気還流制御装置
JP2018096355A (ja) 内燃機関の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080324

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080331

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101019

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101021

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110614

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4784467

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees