JP2008095357A - 外付けサッシ - Google Patents

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Abstract

【課題】小さなスペースで外付けサッシの取り付けを可能にする。
【解決手段】既設サッシの室外側に取り付ける外付けサッシ130は、支持枠131と、支持枠131の左右両側及び上側に取り付けられた断面がコの字状の3個の第一補助部材110と、支持枠131の下側に取り付けられた1個の第二補助部材120と、から構成されている。既設サッシのサッシ枠を構成する上枠101、下枠102、右枠103及び左枠104のうち、上枠、右枠及び左枠に第一補助部材をそれぞれ嵌め込み、平坦面111を構成し、下枠に、下枠に形成されていたレール106よりも低くない高さを有する第二補助部材を取り付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、既設サッシ(例えば、一重サッシ)の外側に、当該既設サッシに代えて新たに取り付けられる外付けサッシ(例えば、二重サッシ)に関する。
近年、遮音や気密性維持のために窓をサッシ構造とすることが増えている。
サッシを、例えば、防音サッシとして使用する場合には、予め周囲の騒音を測定したうえで、その騒音を遮蔽できるようなサッシが選定される。
しかしながら、一旦サッシを設置した後に、周囲の環境が変化したような場合、すなわち、交通量の増加や道路(特に、高速道路)の新規建設に伴い騒音が増加するような場合であっても、一旦設置したサッシを新しいサッシに交換することは、従来は極めて困難であった。
このため、特許文献1は、そのような環境変化に対応するための方策として、既設サッシの外側に新しいサッシを増設する方法を提案している。
特開2002−106261号公報
しかしながら、特許文献1に記載された方法は、既設サッシをそのまま設置しておいた状態で新たなサッシを増設するものであるため、既設サッシの室外側にかなりのスペースを必要とするものであり、スペースに制約がある場合には、新たなサッシを増設することが不可能になることもあった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、新たなサッシを増設する場合に、新たなサッシの増設に必要なスペースを最小限に外付けサッシを提供することを目的とする。
以下に、「発明の実施の形態」において使用される参照符号を用いて、上述の課題を解決するための手段を説明する。これらの参照符号は、「特許請求の範囲」の記載と「発明の実施の形態」の記載との間の対応関係を明らかにするためにのみ付加されたものであり、「特許請求の範囲」に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いるべきものではない。
上記の目的を達成するため、本発明は、既設サッシの室外側に前記既設サッシに代えて取り付けられる外付けサッシ(130)であって、サッシ構造を有する支持枠(131)と、前記支持枠(131)に取り付けられる第一補助部材(110)及び第二補助部材(120)の少なくとも何れか一方と、からなり、前記第一補助部材(110)は、前記既設サッシのサッシ枠を構成する上枠(101)、下枠(102)、右枠(103)及び左枠(104)のうち、前記上枠(101)、前記右枠(103)及び前記左枠(104)に嵌め込まれて平坦面(111)を構成し、コの字状の断面を有しており、前記第二補助部材(120)は、前記下枠(102)に取り付けられ、前記下枠(102)に形成されていたレールよりも低くない高さを有しているものである外付けサッシ(130)を提供する。
前記第一補助部材(110)は、前記上枠(101)、前記右枠(103)及び前記左枠(104)の少なくとも何れか一つに嵌め込まれたときに、側面が室内側から見えるものであることが好ましい。
前記第一補助部材(110)には、前記平坦面(111)から外側に向かって突出する突出部(150)が形成されており、室内側から見て、前記突出部(150)により、前記第一補助部材(110)と前記支持枠(131)との接続領域が覆われるものであることが好ましい。
前記第一補助部材(110)は前記支持枠(131)に対して取り外し可能に取り付けられていることが好ましい。
前記第一補助部材(110)は前記支持枠(131)と一体成形されていることが好ましい。
前記第一補助部材(110)はアルミニウムからなり、その表面には樹脂がコーティング(151)されているものであることが好ましい。
前記第一補助部材(110)の内側表面には断熱兼防水材(152)が設けられていることが好ましい。
本発明に係る外付けサッシを用いることにより、例えば、一重サッシを容易に二重サッシに交換することが可能である。この際、既設サッシを取り外したうえで、本発明に係る外付けサッシを取り付けるため、必要以上に大きなスペースを占有する必要がなく、サッシの取り付け領域をコンパクトにすることができる。
さらに、第一補助部材に突出部を形成することにより、第一補助部材と外付けサッシの支持枠との接続領域が覆われることとなるため、支持枠と上枠との間に生じた隙間も突出部により覆われることになり、室内側からは隙間は見えなくなる。
[第一の実施形態]
図1は、本発明の第一の実施形態に係る外付けサッシ130を取り付けた状態の縦断面図であり、図2は、本発明の第一の実施形態に係る外付けサッシ130を取り付けた状態の横断面図である。
本実施形態に係る外付けサッシ130を取り付ける際には、既設サッシは取り外され、既設サッシの室外側に本実施形態に係る外付けサッシ130が取り付けられる。
図1に示すように、取り外された既設サッシ(図示せず)のサッシ枠を構成する上枠101、下枠102、右枠103(図2参照)及び左枠104(図2参照)のうち、上枠101及び下枠102に形成されたサッシ用レール105、106が水平方向に延びており、さらに、右枠103及び左枠104に形成されたサッシの位置決め部材107、108が垂直方向に延びている。
本実施形態に係る外付けサッシ130は、支持枠131と、支持枠131の左右両側及び上側に取り付けられた断面がコの字状の3個の第一補助部材110と、支持枠131の下側に取り付けられた1個の第二補助部材120と、から構成されている。
支持枠131は既に窓ガラスが嵌め込まれているサッシ構造を有している。支持枠131としては、例えば、市販のサッシを用いることができる。本実施形態に係る外付けサッシ130は、上述のように、この支持枠131に第一補助部材110と第二補助部材120とを取り付けたものである。
図1及び図2に示すように、第一補助部材110の各々は上枠101、右枠103及び左枠104にそれぞれ嵌め込まれる。
図3は、第一補助部材110のみを示した斜視図である。
図3に示すように、第一補助部材110は、平坦面111と、平坦面111の両端から平坦面111に垂直に延びた側面112と、からなり、縦断面(長手方向と直交する断面)は「コ」の字の形状をなしている。
各側面112には、ネジ溝が切られている複数個のネジ孔113が一直線状に配列されており、上枠101、右枠103及び左枠104に第一補助部材110を嵌め込んだ後、第一補助部材110は上枠101、右枠103及び左枠104の外側からネジ115で固定される。
また、平坦面111には、ネジ溝が切られている複数個のネジ孔114が長手方向に一直線上に形成されている。ネジ孔114は第一補助部材110の中心線よりも室外側に近い位置に設けられている。
なお、右枠103及び左枠104に取り付けられる第一補助部材110にはネジ孔114は必ず設けられていることが必要であるが、上枠101に取り付けられる第一補助部材110にはネジ孔114は必ずしも設けられている必要はない。
第一補助部材110を上枠101、右枠103及び左枠104に嵌め込むことにより、サッシ用レール105及び位置決め部材107、108は第一補助部材110の内部に隠れることになり、第一補助部材110の平坦面111のみが現われる。
さらに、下枠102には、下枠102に形成されていたレール106よりも高い第二補助部材120が取り付けられる。
図4は、第二補助部材120のみを示した斜視図である。
図4に示すように、第二補助部材120は、底面121と、底面121の一端から底面121に垂直に延びた側面122と、からなり、全体的には、「L」字型をなしている。
底面121には複数個の貫通孔123が一直線上に形成され、同様に、側面122にも複数個の貫通孔124が一直線上に形成されている。
第二補助部材120は、ネジ125を貫通孔123を介して下枠102にネジ止めすることにより、下枠102に対して固定される。
図4に示すように、第二補助部材120を下枠102の底面に固定した状態においては、側面122は下枠102に形成されているレール106よりも高くなるような高さを有している。
以上のように、第一補助部材110の各々を上枠101、右枠103及び左枠104に対して固定し、さらに、第二補助部材120を下枠102に対して固定することにより、本実施形態に係る外付けサッシ130が所定の位置に固定される。
図5は、本実施形態に係る外付けサッシ130を取り付けるための各工程を示すフローチャートである。
まず、窓から既設サッシ(図示せず)を取り外す(ステップS101)。
次いで、本実施形態に係る外付けサッシ130の第一補助部材110の各々を上枠101、右枠103及び左枠104に嵌め込み、ネジ115を介して固定する(ステップS102)。この結果、上枠101、右枠103及び左枠104には、第一補助部材110の平坦面111のみが現われる。
次いで、第二補助部材120を下枠102にネジ125を介して固定する(ステップS103)。
なお、第一補助部材110の取り付け(ステップS102)と第二補助部材120の取り付け(ステップS103)の順序はこの順序に限定されるものではなく、逆になってもよい。
これにより、外付けサッシ130は、既に取り外した既設サッシの室外側において、取り付けられる(ステップS104)。
なお、外付けサッシ130のサイズは既設サッシのサイズよりも小さい。
以上のように、本実施形態に係る外付けサッシ130によれば、例えば、一重サッシを容易に二重サッシに交換することが可能である。この際、既設サッシを取り外したうえで、外付けサッシ130を取り付けるため、必要以上に大きなスペースを占有する必要がなく、サッシの取り付け領域をコンパクトにすることができる。
なお、本実施形態に係る外付けサッシ130は以上のような構成に限定されるものではなく、種々の改変が可能である。以下、その例を説明する。
例えば、図1及び図2に示すように、第一補助部材110を上枠101、右枠103及び左枠104に嵌め込む前に、上枠101のレール105の間に形成されているスペースや、右枠103及び左枠104の位置決め部材107、108により形成されているスペースには断熱材140を埋め込むことができる。第一補助部材110は断熱材140を埋め込んだ後に、上枠101、右枠103及び左枠104に嵌め込まれる。
このように、上枠101、右枠103及び左枠104に断熱材140を埋め込むことにより、室外側に対する室内側の断熱性能を高めることができる。
この断熱材140は予め第一補助部材110の内部に、例えば、接着させておくことが可能である。
なお、断熱材140は上枠101、右枠103及び左枠104の全てに埋め込むことは必ずしも必要ではなく、何れか一つまたは二つに埋め込むことも可能である。
また、断熱材140は下枠102の内部に埋め込むことも可能である。
また、図1及び図2に示すように、第一補助部材110を上枠101、右枠103及び左枠104に嵌め込んだ後に、第一補助部材110と上枠101、右枠103及び左枠104との接続領域を隠す化粧板141を室内側から取り付けることも可能である。
化粧板141は、例えば、外付けサッシ130の支持枠131に対してネジ止めすることにより、取り付けることができる。あるいは、化粧板141は第一補助部材110に対して固定することも可能である。
このように化粧板141を取り付けることにより、外付けサッシ130の室内側からの外観を向上させることができる。化粧板141は予め第一補助部材110に取り付けておくことも可能である。
また、外付けサッシ130の支持枠131と第一補助部材110との接続領域をシールする防水シール142を室外側から取り付けることも可能である。
なお、第二補助部材120は室外側には露出しないので、下枠102に関しては、防水シール142は外付けサッシ130の支持枠131に対して直接取り付けられる。
防水シール142は、例えば、ネジ143を介して上枠101、右枠103及び左枠104に取り付けられる。あるいは、防水シール142は外付けサッシ130の支持枠131に取り付けることも可能である。
防水シール142を取り付けることにより、雨その他の水分が室外側から室内側に侵入することを防止することができる。
第一補助部材110及び第二補助部材120は、例えば、支持枠131とともに一体成形することが可能である。
あるいは、第一補助部材110及び第二補助部材120を予め別途作成しておき、溶接その他の手段により、支持枠131に固定することも可能である。
また、第一補助部材110及び第二補助部材120は支持枠131に対して取り外し可能に取り付けることも可能である。例えば、第一補助部材110及び第二補助部材120を予め別途作成しておき、ネジ及びボルトを用いて、第一補助部材110及び第二補助部材120を支持枠131に取り付けることも可能である。
例えば、ネジ及びボルトを用いて、第一補助部材110を支持枠131に取り付ける場合には、ネジ孔114(図3参照)を用いる。すなわち、第一補助部材110は、ネジ126を第一補助部材110の平坦面111に設けられたネジ孔114にネジ止めすることにより、支持枠131に対して固定される。
さらに、支持枠131は、その下部において、ネジ127を第二補助部材120の側面122に設けられた貫通孔124(図4参照)に通し、さらに、支持枠131に形成されたネジ孔(図示せず)にネジ止めすることにより、第二補助部材120に対して固定される。
さらに、本実施形態に係る外付けサッシ130は第一補助部材110及び第二補助部材120の双方を有しているが、必要に応じて、第一補助部材110及び第二補助部材120の何れか一方のみを有する構造とすることもできる。
[第二の実施形態]
図6は、本発明の第二の実施形態に係る外付けサッシ130を取り付けた状態の縦断面図であり、図7は、本発明の第二の実施形態に係る外付けサッシ130を取り付けた状態の横断面図である。
本実施形態においては、図7に示すように、既設サッシの右枠103及び左枠104の形状が第一の実施形態における右枠103及び左枠104の形状(図2参照)とは異なっている。すなわち、本実施形態における右枠103及び左枠104は、第一の実施形態における右枠103及び左枠104とは異なり、その一部に、突出した平坦面103A、104Aを構成している。
このため、右枠103に嵌め込まれる第一補助部材110Aの幅(長手方向に直交する方向の長さ)が第一の実施形態における第一補助部材110の幅よりも短くなっている。第一補助部材110Aが右枠103に嵌め込まれたときに、第一補助部材110Aの平坦面111は右枠103の平坦面103Aと同一平面をなし、一体となって、平坦面を構成する。
なお、必ずしも第一補助部材110Aを使用する必要はなく、左枠104のように、第一の実施形態における第一補助部材110を選択することも可能である。
すなわち、右枠103及び左枠104がその一部に突出した平坦面103A、104Aを構成している場合には、第一補助部材110A及び第一補助部材110の何れをも用いることが可能である。
ただし、第一補助部材110を用いる場合には、図7に示すように、突出した平坦面104Aとの抵触を避けるため、「コ」の字型断面ではなく、「L」字型断面のものを用いることが必要になる。
さらに、図6に示すように、本実施形態に係る外付けサッシ130における第二補助部材120Aは第一の実施形態における第二補助部材120と形状が異なっている。具体的には、第一の実施形態における第二補助部材120の側面122は下枠102に形成されたレール106よりも高くなるように形成されていたが、本実施形態における第二補助部材120Aの側面122は下枠102に形成されたレール106とほぼ同じ高さになるように形成されている。
このように、第二補助部材120Aは、下枠102に形成されたレール106よりも低くない側面122を有するものであればよい。
なお、本実施形態に係る外付けサッシ130は断熱材140が設けられていない例である。
[第三の実施形態]
図8は、本発明の第三の実施形態に係る外付けサッシ130を取り付けた状態の縦断面図である。
本実施形態においては、図8に示すように、下枠102の一対のレール106a、106bが同じ高さにはなく、一方106aが他方106bよりも高い位置に配置されている。このため、本実施形態における第二補助部材120Aは、高い方のレール106aと並列に取り付けられており、第二補助部材120Aの側面122はレール106aと同じ高さに設定されている。
このように、下枠102のレールの高さが異なる場合には、高い方のレールに合わせて第二補助部材120Aが取り付けられる。
[第四の実施形態]
上述の第一乃至第三の実施形態に係る外付けサッシ130においては、第一補助部材110は上枠101、右枠103及び左枠104の内部に嵌め込まれていた。
すなわち、具体的には、図9に示すように、第一補助部材110は、その両側面112が上枠101の内壁に接するようにして、上枠1014の内部に嵌め込まれていた(右枠103及び左枠104についても同様である)。
図10は、本発明の第四の実施形態に係る外付けサッシ130における第一補助部材110と上枠101との位置関係を示す断面図である。
本実施形態においては、第一補助部材110は、両側面112のうちの室内側の側面112aが上枠101の外壁に接するように、すなわち、側面112aが室内側から見えるようにして、上枠101の内部に嵌め込まれる。
このように、第一補助部材110の側面112aが室内側から見えるように上枠101に嵌め込まれることにより、第一補助部材110の側面112aの表面を化粧板として加工しておけば、第一の実施形態における化粧板141を使用する必要がなくなり、工程数の削減及び部品数の低減を図ることができる。
図10は上枠101について示したが、右枠103及び左枠104についても同様である。なお、上枠101、右枠103及び左枠104の全てについて第一補助部材110を本実施形態のように嵌め込む必要はなく、上枠101、右枠103及び左枠104のうち少なくとも何れか一つについて行うことが可能である。
[第五の実施形態]
経年変化、気候の変化あるいは既存のサッシの歪みなどに起因して、外付けサッシ130の支持枠131と上枠101、右枠103及び左枠104との間に隙間が生じることがある。
図11は外付けサッシ130の支持枠131が歪んだ状況を示す概略図である。
図11に示すように、経年変化、気候の変化あるいは既存のサッシの歪みなどに起因して、外付けサッシ130の支持枠131それ自体が歪み、支持枠131と上枠101、右枠103及び左枠104との間に隙間101A、103A、104Aが生じる。このため、隙間101A、103A、104Aを介して室内から室外が見えることになり、住環境を損なう一因となる。
本発明の第五の実施形態に係る外付けサッシ130においては、このような問題を解決するため、第一補助部材110の構造を変更する。
図12は、本実施形態に係る外付けサッシ130における第一補助部材110を上枠101に取り付けた状態を示す部分的な断面図である。
図12に示すように、本実施形態における第一補助部材110には、平坦面111から外側(図12においては下枠102の方向)に向かって突出する突出部150が形成されている。
突出部150は平坦面111の一部を外側に向かって矩形状に膨らませた形状をなしている。
この突出部150により、第一補助部材110と支持枠131との接続領域が覆われることとなる。このため、支持枠131と上枠101との間の隙間101Aも突出部150により覆われることになり、室内側からは隙間101Aは見えなくなる。
なお、突出部150の形状は図12に示したものに限定されるものではなく、種々の形状をとり得る。
図13は、第一の変形例に係る突出部150を有する第一補助部材110を上枠101に取り付けた状態を示す部分的な断面図である。
図13に示すように、突出部150は第一補助部材110の平坦面111から外側に突出する板状の部材として形成することも可能である。本変形例に係る突出部150は平坦面111のほぼ中央から突出している。
本変形例に係る板状の突出部150は、例えば、溶接により、第一補助部材110の平坦面111に取り付けられる。
図14は、第二の変形例に係る突出部150を有する第一補助部材110を上枠101に取り付けた状態を示す部分的な断面図である。
本変形例に係る突出部150も、第一の変形例と同様に、板状の部材として第一補助部材110の平坦面111から外側に突出して形成されている。ただし、第一の変形例とは異なり、本変形例においては、突出部150は第一補助部材110の室内側の端部に位置している。
図13及び図14に示した二つの変形例によっても、図12に示した突出部150と同様の効果を得ることができる。
なお、第一補助部材110は、耐腐食性、軽量性及び加工の容易性を考慮して、アルミニウムでつくることが好ましい。
さらに、図15に示すように、第一補助部材110の外側表面に樹脂のコーティング151を施すことが好ましい。コーティング151を施すことにより、第一補助部材110の外観を向上させるとともに、第一補助部材110の腐食性を向上させることができる。また、第一補助部材110にコーティング151を施すことにより、図11に示した隙間101A、103A、104Aを塞ぐ機能を向上させることができるので、室内側の断熱性能を上げることができる。
また、図16に示すように、第一補助部材110の内壁の一部に断熱兼防水材152を設けておくこともできる。断熱兼防水材152を設けることにより、外付けサッシ130の室内側と室外側との間の断熱性及び防水性を高めることができる。
例えば、第一補助部材110の外側表面に樹脂のコーティング151を施し、さらに、第一補助部材110の内壁の一部に断熱兼防水材152を設けることもできる。
なお、本実施形態に係る外付けサッシ130においては、第一補助部材110はネジ115を介して支持枠131に取り付けられているが、第一補助部材110を支持枠131と一体成形してもよく、あるいは、第一補助部材110を支持枠131に対して溶接その他の手段により固定することも可能である。
本発明の第一の実施形態に係る外付けサッシを取り付けた状態の縦断面図である。 本発明の第一の実施形態に係る外付けサッシを取り付けた状態の横断面図である。 本発明の第一の実施形態に係る外付けサッシにおける第一補助部材の斜視図である。 本発明の第一の実施形態に係る外付けサッシにおける第二補助部材の斜視図である。 本発明の第一の実施形態に係る外付けサッシを取り付ける際の各工程を示すフローチャートである。 本発明の第二の実施形態に係る外付けサッシを取り付けた状態の縦断面図である。 本発明の第二の実施形態に係る外付けサッシを取り付けた状態の横断面図である。 本発明の第三の実施形態に係る外付けサッシを取り付けた状態の縦断面図である。 本発明の第一乃至第三の実施形態における第一補助部材と上枠との位置関係を示す断面図である。 本発明の第四の実施形態に係る外付けサッシにおける第一補助部材と上枠との位置関係を示す断面図である。 外付けサッシの支持枠が歪んだ状況を示す概略図である。 本発明の第五の実施形態に係る外付けサッシにおける第一補助部材を上枠に取り付けた状態を示す部分的な断面図である。 第一の変形例に係る突出部を有する第一補助部材を上枠に取り付けた状態を示す部分的な断面図である。 第二の変形例に係る突出部を有する第一補助部材を上枠に取り付けた状態を示す部分的な断面図である。 表面にコーティングを施した第一補助部材の断面図である。 断熱兼防水材を有する第一補助部材の断面図である。
符号の説明
101 上枠
102 下枠
103 右枠
104 左枠
105、106 サッシ用レール
107、108 位置決め部材
110 第一補助部材
111 平坦面
112 側面
112a 室内側の側面
113、114 ネジ孔
115 ネジ
120 第二補助部材
121 底面
122 側面
123、124 貫通孔
125、127 ネジ
130 本発明の各実施形態に係る外付けサッシ
131 支持枠
140 断熱材
141 化粧板
142 防水シール
150 突出部
151 コーティング

Claims (7)

  1. 既設サッシの室外側に前記既設サッシに代えて取り付けられる外付けサッシであって、
    サッシ構造を有する支持枠と、
    前記支持枠に取り付けられる第一補助部材及び第二補助部材の少なくとも何れか一方と、からなり、
    前記第一補助部材は、前記既設サッシのサッシ枠を構成する上枠、下枠、右枠及び左枠のうち、前記上枠、前記右枠及び前記左枠に嵌め込まれて平坦面を構成し、コの字状の断面を有しており、
    前記第二補助部材は、前記下枠に取り付けられ、前記下枠に形成されていたレールよりも低くない高さを有しているものである外付けサッシ。
  2. 前記第一補助部材は、前記上枠、前記右枠及び前記左枠の少なくとも何れか一つに嵌め込まれたときに、側面が室内側から見えるものであることを特徴とする請求項1に記載の外付けサッシ。
  3. 前記第一補助部材には、前記平坦面から外側に向かって突出する突出部が形成されており、室内側から見て、前記突出部により、前記第一補助部材と前記支持枠との接続領域が覆われるものであることを特徴とする請求項1に記載の外付けサッシ。
  4. 前記第一補助部材は前記支持枠に対して取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の外付けサッシ。
  5. 前記第一補助部材は前記支持枠と一体成形されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の外付けサッシ。
  6. 前記第一補助部材はアルミニウムからなり、その表面には樹脂がコーティングされているものであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の外付けサッシ。
  7. 前記第一補助部材の内側表面には断熱兼防水材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の外付けサッシ。
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