JP2008095289A - 不燃断熱性パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】不燃断熱性パネルにおいて、建築基準法に基づく不燃性及び断熱性を容易に確保することができ、軽量で施工し易く、かつ強度を有しており取扱いが容易で、安価なこと。
【解決手段】本実施の形態1にかかる不燃断熱性パネル1は、板状のフォーム材としてのスチレンフォーム板3の表面及び裏面を、薄い鋼板としての亜鉛メッキ鋼板2で挟んだ構成を有している。更に詳しくは、スチレンフォーム板3の表面及び裏面の全面に加熱発泡性の無機バインダー4を塗布して乾燥し、その上から接着剤によって薄い亜鉛メッキ鋼板2を貼り付けたものである。亜鉛メッキ鋼板2の厚さは0.8mm、スチレンフォーム板3の厚さは約50mmである。こうして作製した不燃断熱性パネル1の不燃性について、ISO−5660に基づいて、燃焼実験を行った結果、不燃断熱性パネル1の総発熱量は20分間で8.0MJ/m2 未満であり、不燃性の基準を満たしていた。
【選択図】図1

Description

本発明は、強度と不燃性と断熱性と軽量性とを併せ持ち、間仕切り板を始めとする建築材料等の用途に広く用いることのできる不燃断熱性パネルに関するものである。
建築物における間仕切り板を始めとする建築材料においては、防火基準の強化や消費者の防災意識の向上によって、火災防止の観点から防炎性、難燃性、不燃性が要望されている。また、居住空間としての快適性を確保する必要性から断熱性が要求され、施工の容易さ・取扱い易さの観点から、強度及び軽量性が要望されている。しかしながら、不燃性と断熱性を兼ね備えた単一の材料は現時点では開発されておらず、不燃性と断熱性を両立させるのは困難とされてきた。
そこで、特許文献1に記載された発明においては、フェノール樹脂発泡体からなる板状の芯材の表面に厚さ0.006mm〜0.3mmのアルミ箔をエポキシ樹脂系の接着剤によって貼り付けてなる断熱不燃パネルを提案している。フェノール樹脂発泡体は有機物であるから可燃性であり、厚さ0.3mm以下のアルミ箔も不燃性ではないが、両者を合わせることによってISO−5660に基づく発熱試験において、加熱開始後20分間の総発熱量は8MJ/m2 以下であり裏面まで貫通する亀裂・穴の発生がなく、不燃性であることが認められた。更に、熱伝導率λが0.02kcal/m・h・℃以下であり、優れた断熱性を有することが認められた。
また、特許文献2に記載された発明においては、可燃性のポリスチレンフォーム樹脂からなる断熱材の両面を不燃性の炭酸カルシウム系発泡体からなる断熱材で挟んで、更にそれらの外側両面に金属板を接着した複合パネルについて提案している。この複合パネルは、不燃性の炭酸カルシウム系発泡体と金属板によってISO−5660に基づく発熱試験において不燃性を確保することができ、更にポリスチレンフォーム樹脂からなる断熱材の厚さを適切に設定することによって、断熱性をコントロールすることができ、両側の温度差の大きい冷凍冷蔵庫等にも使用できるとしている。
特開2002−339472号公報 特開2003−291252号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された断熱不燃パネルは、発泡体(フォーム材)の中でも特に耐熱性の高いフェノール樹脂発泡体を用いているため、表面に薄いアルミ箔を貼り付けるだけで不燃性が得られるが、フォーム材の中でも高価なフェノール樹脂発泡体を用いることによって、それだけコスト高になってしまう。しかも、フォーム材に薄いアルミ箔を貼り付けただけの構造では非常に強度が小さく、建材等の実用的用途、例えばクリーンルーム用パネルのような5mに達する長尺のパネル等には、強度が小さ過ぎてそのままでは適用できないという問題点があった。
また、上記特許文献2に記載された複合パネルにおいては不燃性の炭酸カルシウム系発泡体からなる断熱材を用いているため、重量が増して施工がし難くなるとともに高価になり、また炭酸カルシウム系発泡体は可撓性がないため撓み力が掛かるとヒビが入ってしまうという問題点があった。
そこで、本発明は、建築基準法に基づく不燃性及び断熱性を容易に確保することができ、軽量で施工し易く、かつ強度を有しており取扱いが容易で安価な不燃断熱性パネルを提供することを課題とするものである。
請求項1の発明にかかる不燃断熱性パネルは、板状のフォーム材の両面を薄い鋼板で挟んでなる不燃断熱性パネルであって、前記板状のフォーム材の両面の全面に加熱発泡性の無機バインダーを塗布して乾燥した後に、その上から前記薄い鋼板を全面に接着してなるものである。
ここで、「鋼板」としては、亜鉛メッキ鋼板、ステンレス鋼板、等の各種鋼板を使用することができ、外面に樹脂塗装が施されていることが好ましい。また、「フォーム材」としては、フェノールフォーム、スチレンフォーム(発泡スチロール)、ウレタンフォーム、イソシアヌレートフォームを始めとする各種の有機合成樹脂発泡体を用いることができる。更に、「加熱発泡性の無機バインダー」としては具体的には、アルカリケイ酸塩水溶液にマイカ、バーミキュライト、セピオライト、等を混合してなるもの等を用いることができる。
請求項2の発明にかかる不燃断熱性パネルは、板状のフォーム材の両面を薄い鋼板で挟んでなる不燃断熱性パネルであって、前記板状のフォーム材の両面の全面に不燃紙及び/または薄い不燃ボードを貼り付けて、その上から前記薄い鋼板を全面に接着してなるものである。
ここで、「不燃紙」とは、ノンアスベストの天然鉱物である含水ケイ酸マグネシウムを主成分とする無機質原紙であり、具体的には含水ケイ酸マグネシウム85重量%〜90重量%、パルプ5重量%〜10重量%、ガラス繊維5重量%、及び微量の有機バインダーから構成され、不燃性かつ防炎性でガスバーナーの炎にかざしても炎が貫通することなく形状を維持するものであり、防炎1級の認定を受けているものである。また、「不燃紙」としては、水酸化アルミニウムを主成分としてなる不燃紙を用いることもできる。
また、「不燃ボード」とは、ノンアスベストの天然鉱物である含水ケイ酸マグネシウムを主成分とする無機質ボードであり、具体的には含水ケイ酸マグネシウム85重量%〜90重量%、パルプ5重量%〜10重量%、ガラス繊維5重量%、及び微量の有機バインダーから構成され、不燃性かつ防炎性で、厚さが1mmの場合でもガスバーナーの炎にかざしても炎が貫通することなく形状を維持するものであり、防炎1級の認定を受けているものである。
請求項3の発明にかかる不燃断熱性パネルは、板状のフォーム材の両面を薄い鋼板で挟んでなる不燃断熱性パネルであって、前記板状のフォーム材の両面の全面に不燃紙及び/または薄い不燃ボードを貼り付けてその上から加熱発泡性の無機バインダーを塗布して乾燥した後に、または前記板状のフォーム材の両面の全面に加熱発泡性の無機バインダーを塗布して乾燥した後にその上から不燃紙及び/または薄い不燃ボードを貼り付けて、更にその上から前記薄い鋼板を全面に接着してなるものである。
請求項4の発明にかかる不燃断熱性パネルは、請求項2または請求項3の構成において、前記薄い不燃ボードの厚さは0.8mm〜1.2mmの範囲内であるものである。
請求項5の発明にかかる不燃断熱性パネルは、請求項1,請求項3または請求項4の構成において、前記加熱発泡性の無機バインダーの塗布厚さは前記加熱発泡性の無機バインダーの固形分で50g/m2 〜200g/m2の範囲内であるものである。
請求項6の発明にかかる不燃断熱性パネルは、請求項1,請求項3乃至請求項5のいずれか1つの構成において、前記加熱発泡性の無機バインダーはアルカリケイ酸塩水溶液にマイカ、バーミキュライト、セピオライト、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、のいずれかを混合してなるものである。
請求項7の発明にかかる不燃断熱性パネルは、請求項2乃至請求項6のいずれか1つの構成において、前記不燃紙または前記薄い不燃ボードの厚さは100g/m2 〜1000g/m2の範囲内であるものである。
請求項8の発明にかかる不燃断熱性パネルは、請求項1乃至請求項7のいずれか1つの構成において、前記薄い鋼板の厚さは0.4mm〜0.8mmの範囲内であるものである。
請求項9の発明にかかる不燃断熱性パネルは、請求項1乃至請求項8のいずれか1つの構成において、前記フォーム材はウレタンフォーム、スチレンフォーム、発泡スチロールのいずれかであるものである。
請求項1の発明にかかる不燃断熱性パネルは、板状のフォーム材の両面を薄い鋼板で挟んでなる不燃断熱性パネルであって、板状のフォーム材の両面の全面に加熱発泡性の無機バインダーを塗布して乾燥した後に、その上から薄い鋼板を全面に接着してなる。
ここで、「鋼板」としては、亜鉛メッキ鋼板、ステンレス鋼板、等の各種鋼板を使用することができ、外面に樹脂塗装が施されていることが好ましい。また、「フォーム材」としては、フェノールフォーム、スチレンフォーム(発泡スチロール)、ウレタンフォーム、イソシアヌレートフォームを始めとする各種の有機合成樹脂発泡体を用いることができる。更に、「加熱発泡性の無機バインダー」としては具体的には、アルカリケイ酸塩水溶液にマイカ、バーミキュライト、セピオライト、等を混合してなるもの等を用いることができる。
かかる構造の不燃断熱性パネルは、外部から炎等によって加熱されると、鋼板とフォーム材の間の加熱発泡性の無機バインダーが発泡して断熱性の発泡層が形成され、熱が鋼板の裏面からフォーム材に伝達されるのを遅らせるため、内部のフォーム材の燃焼が遅らせられ抑えられて、ISO−5660に基づく発熱試験において不燃性を確保することができる。
また、フェノールフォーム、スチレンフォーム(発泡スチロール)、ウレタンフォーム、イソシアヌレートフォーム等のフォーム材は断熱性に優れているので、不燃断熱性パネル全体として十分な断熱性を確保することができる。更に、薄い鋼板と軽いフォーム材の間に無機バインダーを挟んだだけの構造であるため、製造が容易であり軽量である。なおかつ、薄い鋼板で表裏が覆われているため十分な強度を有しており、長尺物でも大きく撓んだり折れ曲がったりすることがない。
このようにして、建築基準法に基づく不燃性及び断熱性を容易に確保することができ、軽量で施工し易く、かつ強度を有しており取扱いが容易で安価な不燃断熱性パネルとなる。
請求項2の発明にかかる不燃断熱性パネルは、板状のフォーム材の両面を薄い鋼板で挟んでなる不燃断熱性パネルであって、板状のフォーム材の両面の全面に不燃紙及び/または薄い不燃ボードを貼り付けて、その上から薄い鋼板を全面に接着してなる。
ここで、「不燃紙」とは、含水ケイ酸マグネシウムを主成分とする無機質原紙であり、具体的には含水ケイ酸マグネシウム85重量%〜90重量%、パルプ5重量%〜10重量%、ガラス繊維5重量%、及び微量の有機バインダーから構成され、不燃性かつ防炎性でガスバーナーの炎にかざしても炎が貫通することなく形状を維持することができ、防炎1級の認定を受けているものである。なお、「不燃紙」としては、水酸化アルミニウムを主成分としてなる不燃紙を用いることもできる。
また、「不燃ボード」とは、ノンアスベストの天然鉱物である含水ケイ酸マグネシウムを主成分とする無機質ボードであり、具体的には含水ケイ酸マグネシウム85重量%〜90重量%、パルプ5重量%〜10重量%、ガラス繊維5重量%、及び微量の有機バインダーから構成され、不燃性かつ防炎性で、厚さが1mmの場合でもガスバーナーの炎にかざしても炎が貫通することなく形状を維持するものであり、防炎1級の認定を受けているものである。しかも可撓性も有しており、不燃断熱性パネルに撓み力が掛かっても折れたりしない。
かかる構造の不燃断熱性パネルは、外部から炎等によって加熱された場合でも、鋼板とフォーム材の間の不燃紙及び/または薄い不燃ボードが含水ケイ酸マグネシウムを主成分とするセラミックスからなるため熱伝導率が小さく、断熱層となって外部からの熱の伝達を遅らせることによって内部のフォーム材の燃焼が遅らせられ抑えられて、ISO−5660に基づく発熱試験において不燃性を確保することができる。
また、フェノールフォーム、スチレンフォーム(発泡スチロール)、ウレタンフォーム、イソシアヌレートフォーム等のフォーム材は断熱性に優れているので、不燃断熱性パネル全体として十分な断熱性を確保することができる。更に、薄い鋼板と軽いフォーム材の間に不燃紙を挟んだだけの構造であるため、製造が容易であり軽量である。なおかつ、薄い鋼板で表裏が覆われているため十分な強度を有しており、長尺物でも大きく撓んだり折れ曲がったりすることがない。
このようにして、建築基準法に基づく不燃性及び断熱性を容易に確保することができ、軽量で施工し易く、かつ強度を有しており取扱いが容易で安価な不燃断熱性パネルとなる。
請求項3の発明にかかる不燃断熱性パネルは、板状のフォーム材の両面を薄い鋼板で挟んでなる不燃断熱性パネルであって、板状のフォーム材の両面の全面に不燃紙及び/または薄い不燃ボードを貼り付けてその上から加熱発泡性の無機バインダーを塗布して乾燥した後に、または前記板状のフォーム材の両面の全面に加熱発泡性の無機バインダーを塗布して乾燥した後にその上から不燃紙及び/または薄い不燃ボードを貼り付けて、更にその上から薄い鋼板を全面に接着してなる。
かかる構造の不燃断熱性パネルは、外部から炎等によって加熱された場合でも、鋼板とフォーム材の間の加熱発泡性の無機バインダーが発泡して断熱性の発泡層が形成され、熱が鋼板の裏面からフォーム材に伝達されるのを遅らせ、更に鋼板とフォーム材の間の不燃紙及び/または薄い不燃ボードが含水ケイ酸マグネシウムを主成分とするセラミックスからなるため熱伝導率が小さく、断熱層となって外部からの熱の伝達を遅らせることによって、内部のフォーム材の燃焼が遅らせられ抑えられて、ISO−5660に基づく発熱試験において、より容易に不燃性を確保することができる。
また、フェノールフォーム、スチレンフォーム(発泡スチロール)、ウレタンフォーム、イソシアヌレートフォーム等のフォーム材は断熱性に優れているので、不燃断熱性パネル全体として十分な断熱性を確保することができる。更に、薄い鋼板と軽いフォーム材の間に、加熱発泡性の無機バインダーと不燃紙及び/または薄い不燃ボードを挟んだだけの構造であるため、製造が容易であり軽量である。なおかつ、薄い鋼板で表裏が覆われているため十分な強度を有しており、長尺物でも大きく撓んだり折れ曲がったりすることがない。
このようにして、建築基準法に基づく不燃性及び断熱性をより容易に確保することができ、軽量で施工し易く、かつ強度を有しており取扱いが容易で安価な不燃断熱性パネルとなる。
請求項4の発明にかかる不燃断熱性パネルにおいては、薄い不燃ボードの厚さが0.8mm〜1.2mmの範囲内である。このように1mm前後の薄い不燃ボードであるため、請求項2または請求項3に記載の効果に加えて軽量であり、強度も柔軟性も有しており取扱いや施工がより容易である。
このようにして、建築基準法に基づく不燃性及び断熱性を容易に確保することができ、軽量で施工し易く、かつ強度を有しており取扱いが容易で安価な不燃断熱性パネルとなる。
請求項5の発明にかかる不燃断熱性パネルは、加熱発泡性の無機バインダーの塗布厚さは加熱発泡性の無機バインダーの固形分で50g/m2 〜200g/m2の範囲内である。本発明者は、加熱発泡性の無機バインダーの塗布厚さの最適範囲について、鋭意実験研究を重ねた結果、無機バインダーの固形分で50g/m2 〜200g/m2の範囲内である場合に最も適切な効果が得られることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成させたものである。
即ち、加熱発泡性の無機バインダーの塗布厚さが無機バインダーの固形分で50g/m2未満である場合には、塗布厚さが薄くて加熱発泡時における断熱効果が十分に発揮できず、一方加熱発泡性の無機バインダーの塗布厚さが無機バインダーの固形分で200g/m2を超える場合には、塗布厚さが厚くて不燃断熱性パネルの呼吸性が悪くなってしまう。
このようにして、建築基準法に基づく不燃性及び断熱性を容易に確保することができ、軽量で施工し易く、かつ強度を有しており取扱いが容易で安価な不燃断熱性パネルとなる。
請求項6の発明にかかる不燃断熱性パネルにおいては、加熱発泡性の無機バインダーはアルカリケイ酸塩水溶液にマイカ、バーミキュライト、セピオライト、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、のいずれかを混合してなる。
かかる無機バインダーが加熱されると、マイカに吸着された水分、層状構造のバーミキュライトの層間に吸着された水分、セピオライト、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムに吸着された水分が蒸発して水蒸気になるとともに、アルカリケイ酸塩が溶融して発生した水蒸気を包み込んで、多数の泡からなる発泡層が形成される。このようにして断熱性の発泡層が形成され、熱がフォーム材に伝達されるのを遅らせるため、内部のフォーム材の燃焼が遅らせられ抑えられて、ISO−5660に基づく発熱試験において不燃性を確保することができる。
ここで、アルカリケイ酸塩、マイカ、バーミキュライト、セピオライト、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムはいずれも入手が容易であり、かつ安価であるために、低コストで加熱発泡性の無機バインダーを製造することができ、低コストで不燃断熱性パネルを製造することができる。
このようにして、建築基準法に基づく不燃性及び断熱性を容易に確保することができ、軽量で施工し易く、かつ強度を有しており取扱いが容易で、より安価な不燃断熱性パネルとなる。
請求項7の発明にかかる不燃断熱性パネルは、不燃紙または薄い不燃ボードの厚さは100g/m2 〜1000g/m2の範囲内である。不燃紙と薄い不燃ボードとは、製造方法は異なるが、ノンアスベストの天然鉱物である含水ケイ酸マグネシウムを主成分とする点で、組成については共通するものである。100g/m2に近い薄い場合が不燃紙であり、それより厚くなって1000g/m2に近づいた場合が薄い不燃ボードである。
本発明者は、不燃紙または薄い不燃ボードの厚さの最適範囲について、鋭意実験研究を重ねた結果、単位面積当たりの重量に換算して100g/m2 〜1000g/m2の範囲内である場合に最も適切な効果が得られることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成させたものである。即ち、不燃紙(または薄い不燃ボード)の厚さが100g/m2未満であると十分な断熱効果を得ることができず、一方、(不燃紙または)薄い不燃ボードの厚さが1000g/m2を超えると必要以上の断熱効果が得られることになり、無駄に薄い不燃ボードを使用してコスト高となってしまう。したがって、不燃紙または薄い不燃ボードの厚さは、単位面積当たりの重量に換算して100g/m2 〜1000g/m2の範囲内であることが好ましい。
このようにして、建築基準法に基づく不燃性及び断熱性を容易に確保することができ、軽量で施工し易く、かつ強度を有しており取扱いが容易で安価な不燃断熱性パネルとなる。
請求項8の発明にかかる不燃断熱性パネルにおいては、薄い鋼板の厚さが0.4mm〜0.8mmの範囲内である。本発明者は、請求項1乃至請求項7の構成において、薄い鋼板の厚さがどの程度の場合に最適な不燃断熱性パネルが得られるかについて、鋭意実験研究を重ねた結果、薄い鋼板の厚さが0.4mm〜0.8mmの範囲内である場合に最も好ましい結果が得られることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成させたものである。
即ち、薄い鋼板の厚さが0.4mm未満であると、製造される不燃断熱性パネルの強度がやや不足して、長尺物の場合には大きく撓んだりして取扱いがし難くなる。また、薄い鋼板の厚さが0.8mmを超えると、製造される不燃断熱性パネル全体の重さがやや重くなって、やはり施工・取扱いがし難くなる。したがって、薄い鋼板の厚さは0.4mm〜0.8mmの範囲内であることが好ましい。
このようにして、建築基準法に基づく不燃性及び断熱性を容易に確保することができ、軽量で施工し易く、かつ強度を有しており取扱いが容易で安価な不燃断熱性パネルとなる。
請求項9の発明にかかる不燃断熱性パネルにおいては、フォーム材がウレタンフォーム、スチレンフォーム、発泡スチロールのいずれかである。これらのフォーム材は、フェノールフォームやイソシアヌレートフォームといったフォーム材に比較して単位体積当たり・単位重量当たりの単価が安いため、不燃断熱性パネルをより低コストで製造することができる。
このようにして、建築基準法に基づく不燃性及び断熱性を容易に確保することができ、軽量で施工し易く、かつ強度を有しており取扱いが容易で、より安価な不燃断熱性パネルとなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
実施の形態1
まず、本発明の実施の形態1にかかる不燃断熱性パネルについて、図1を参照して説明する。図1(a)は本発明の実施の形態1にかかる不燃断熱性パネルの全体構成を示す斜視図、(b)は部分拡大断面図である。
図1(a)に示されるように、本実施の形態1にかかる不燃断熱性パネル1は、板状のフォーム材としてのスチレンフォーム板3の表面及び裏面を、薄い鋼板としての亜鉛メッキ鋼板2で挟んだ構成を有している。更に詳しくは、図1(b)に示されるように、スチレンフォーム板3の表面及び裏面の全面に加熱発泡性の無機バインダー4を塗布して乾燥し、その上から接着剤によって薄い亜鉛メッキ鋼板2を貼り付けたものである。亜鉛メッキ鋼板2の厚さは0.8mm、スチレンフォーム板3の厚さは約50mmである。
加熱発泡性の無機バインダー4としては、グランデックス(株)製の無機接着剤FJ515を用いている。この無機接着剤FJ515は、アモルファスシリカ、含水ケイ酸マグネシウム、水を主成分とする混合物であり、加熱発泡タイプの不燃性物質である。その他にも、加熱発泡性の無機バインダー4としては、グランデックス(株)製の無機接着剤FJ521,FJ523等を用いることができる。要するに、アルカリケイ酸塩水溶液にマイカ、バーミキュライト、セピオライト、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、のいずれかを混合してなる加熱発泡性の無機バインダーであれば、本発明の無機バインダー4として好適に用いることができる。
このような加熱発泡性の無機バインダー4をスチレンフォーム板3の表面に塗布する方法としては、スプレーガンを用いたスプレーコート、刷毛を用いた刷毛塗りコート、塗布ロールを用いたロールコート、スチレンフォーム板3の表面に無機バインダー4を流すフローコート、そして無機バインダー4液中にスチレンフォーム板3を浸漬するディッピング等の方法があるが、本実施の形態1においてはフローコートを行った後に、ロールコートを行うという二段階の塗布方法によって塗布した。
即ち、まずスチレンフォーム板3をベルトコンベアで移動させながら、ベルトコンベア上に設けられた樋から上述の無機バインダー4を流してスチレンフォーム板3の表面にかけてフローコートする。続いて、塗布ロールを用いて上述の無機バインダー4をスチレンフォーム板3の表面にロールコートする。これをスチレンフォーム板3の両面について実施することによって、十分な量の加熱発泡性の無機バインダー4がスチレンフォーム板3の両面に塗布される。無機バインダー4の合計塗布量は、片面について約400g/m2 となるようにした。
そして、塗布された無機バインダー4が十分に乾燥した後に、エポキシ樹脂等の通常の接着剤をその上から全面に塗布して、薄い亜鉛メッキ鋼板2を接着している。なお、図1(b)の拡大断面図においては、接着剤については図示省略している。
こうして作製した本実施の形態1にかかる不燃断熱性パネル1の不燃性について、ISO−5660に基づいて、燃焼実験を行った。その結果、本実施の形態1にかかる不燃断熱性パネル1の総発熱量は20分間で8.0MJ/m2 未満であり、不燃性の基準を満たしていた。
このようにして、本実施の形態1にかかる不燃断熱性パネル1においては、建築基準法に基づく不燃性及び断熱性を容易に確保することができ、軽量で施工し易く、かつ強度を有しており取扱いが容易で安価なものとなる。
実施の形態2
次に、本発明の実施の形態2にかかる不燃断熱性パネルについて、図2を参照して説明する。図2(a)は本発明の実施の形態2にかかる不燃断熱性パネルの全体構成を示す斜視図、(b)は部分拡大断面図である。
図2(a)に示されるように、本実施の形態2にかかる不燃断熱性パネル6は、板状のフォーム材としてのウレタンフォーム板7の表面及び裏面を、薄い鋼板としての亜鉛メッキ鋼板2で挟んだ構成を有している。更に詳しくは、図2(b)に示されるように、ウレタンフォーム板7の表面及び裏面の全面に、不燃性のノンアスベストの天然鉱物である含水ケイ酸マグネシウムを主成分とする無機質原紙である不燃紙8を接着剤で貼り付け、その上から薄い亜鉛メッキ鋼板2を接着剤によって貼り付けたものである。
より具体的には、不燃紙8は含水ケイ酸マグネシウム85重量%〜90重量%、パルプ5重量%〜10重量%、ガラス繊維5重量%、及び微量の有機バインダーからなるものである。なお、かかる構成を有する不燃紙8の代わりに、水酸化アルミニウムを主成分としてなる不燃紙を用いることもできる。亜鉛メッキ鋼板2の厚さは0.8mm、ウレタンフォーム板7の厚さは約100mmである。なお、図2(b)の拡大断面図においては、接着剤については図示省略している。
こうして作製した本実施の形態2にかかる不燃断熱性パネル6の不燃性について、ISO−5660に基づいて、燃焼実験を行った。その結果、本実施の形態2にかかる不燃断熱性パネル6の総発熱量は20分間で8.0MJ/m2 未満であり、不燃性の基準を満たしていた。
このようにして、本実施の形態2にかかる不燃断熱性パネル6においては、建築基準法に基づく不燃性及び断熱性を容易に確保することができ、軽量で施工し易く、かつ強度を有しており取扱いが容易で安価なものとなる。
実施の形態3
次に、本発明の実施の形態3にかかる不燃断熱性パネルについて、図3を参照して説明する。図3(a)は本発明の実施の形態3にかかる不燃断熱性パネルの全体構成を示す斜視図、(b)は部分拡大断面図である。
図3(a)に示されるように、本実施の形態3にかかる不燃断熱性パネル11は、板状のフォーム材としてのウレタンフォーム板13の表面及び裏面を、薄い鋼板としてのステンレス鋼板12で挟んだ構成を有している。更に詳しくは、図3(b)に示されるように、ウレタンフォーム板13の表面及び裏面の全面に、不燃性のノンアスベストの天然鉱物である含水ケイ酸マグネシウムを主成分とする厚さ1mmの不燃ボード14を接着剤で貼り付け、その上から薄いステンレス鋼板12を接着剤によって貼り付けたものである。ステンレス鋼板12の厚さは0.4mm、ウレタンフォーム板13の厚さは約80mmである。なお、図3(b)の拡大断面図においては、接着剤については図示省略している。
こうして作製した本実施の形態3にかかる不燃断熱性パネル11の不燃性について、ISO−5660に基づいて、燃焼実験を行った。その結果、本実施の形態3にかかる不燃断熱性パネル11の総発熱量は20分間で8.0MJ/m2 未満であり、不燃性の基準を満たしていた。
このようにして、本実施の形態3にかかる不燃断熱性パネル11においては、建築基準法に基づく不燃性及び断熱性を容易に確保することができ、軽量で施工し易く、かつ強度を有しており取扱いが容易で安価なものとなる。
なお、上記実施の形態2及び本実施の形態3においては、それぞれ不燃紙8及び薄い不燃ボード14を単独で用いた場合について説明したが、不燃紙8及び薄い不燃ボード14を併用しても良い。この場合の不燃紙8及び薄い不燃ボード14を貼り付ける順番は任意に選択することができる。即ち、板状のフォーム材としてのウレタンフォーム板13の側から不燃紙8,薄い不燃ボード14の順に貼り付けても良いし、薄い不燃ボード14,不燃紙8の順に貼り付けても良い。更に、上記実施の形態2において、不燃紙8を複数枚重ねて貼り付けることもできる。
実施の形態4
次に、本発明の実施の形態4にかかる不燃断熱性パネルについて、図4を参照して説明する。図4(a)は本発明の実施の形態4にかかる不燃断熱性パネルの全体構成を示す斜視図、(b)は部分拡大断面図である。
図4(a)に示されるように、本実施の形態4にかかる不燃断熱性パネル16は、板状のフォーム材としてのウレタンフォーム板18の表面及び裏面を、薄い鋼板としてのステンレス鋼板12で挟んだ構成を有している。更に詳しくは、図4(b)に示されるように、ウレタンフォーム板18の表面及び裏面の全面に、不燃性のノンアスベストの天然鉱物である含水ケイ酸マグネシウムを主成分とする無機質原紙である不燃紙8を接着剤で貼り付け、その上から加熱発泡性の無機バインダー4を塗布して乾燥し、その上から接着剤によって薄いステンレス鋼板12を貼り付けたものである。ステンレス鋼板12の厚さは0.4mm、ウレタンフォーム板18の厚さは約100mmである。なお、図4(b)の拡大断面図においては、接着剤については図示省略している。
加熱発泡性の無機バインダー4としては、グランデックス(株)製の無機接着剤FJ515を用いている。この無機接着剤FJ515は、アモルファスシリカ、含水ケイ酸マグネシウム、水を主成分とする混合物であり、加熱発泡タイプの不燃性物質である。その他にも、加熱発泡性の無機バインダー4としては、グランデックス(株)製の無機接着剤FJ521,FJ523等を用いることができる。要するに、アルカリケイ酸塩水溶液にマイカ、バーミキュライト、セピオライト、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、のいずれかを混合してなる加熱発泡性の無機バインダーであれば、本発明の無機バインダー4として好適に用いることができる。
このような加熱発泡性の無機バインダー4を不燃紙8を貼り付けたウレタンフォーム板18の表面に塗布する方法としては、スプレーガンを用いたスプレーコート、刷毛を用いた刷毛塗りコート、塗布ロールを用いたロールコート、不燃紙8を貼り付けたウレタンフォーム板18の表面に無機バインダー4を流すフローコート、そして無機バインダー4液中に不燃紙8を貼り付けたウレタンフォーム板18を浸漬するディッピング等の方法があるが、本実施の形態4においては、上記実施の形態1と同様に、フローコートを行った後に、ロールコートを行うという二段階の塗布方法によって塗布した。
こうして作製した本実施の形態4にかかる不燃断熱性パネル16の不燃性について、ISO−5660に基づいて、燃焼実験を行った。その結果、本実施の形態4にかかる不燃断熱性パネル16の総発熱量は20分間で8.0MJ/m2 未満であり、不燃性の基準を満たしていた。
このようにして、本実施の形態4にかかる不燃断熱性パネル16においては、建築基準法に基づく不燃性及び断熱性を容易に確保することができ、軽量で施工し易く、かつ強度を有しており取扱いが容易で安価なものとなる。
本実施の形態4においては、フォーム材としてのウレタンフォーム板18の両面に、まず不燃紙8を貼り付け、その上から加熱発泡性の無機バインダー4を塗布するという構造にしているが、ウレタンフォーム板18の両面にまず加熱発泡性の無機バインダー4を塗布して乾燥し、その上から接着剤によって不燃紙8を貼り付けても良い。また、不燃紙8の代わりに薄い不燃ボード14を貼り付けても良いし、不燃紙8と薄い不燃ボード14とを両方とも用いることもできる。
この場合の加熱発泡性の無機バインダー4、不燃紙8、薄い不燃ボード14の重ねる順番は任意に選択することができる。即ち、ウレタンフォーム板18に近い側から、無機バインダー4,不燃紙8,薄い不燃ボード14の順に積層しても良いし、無機バインダー4,薄い不燃ボード14,不燃紙8の順に積層しても良いし、不燃紙8,無機バインダー4,薄い不燃ボード14の順に積層しても良いし、薄い不燃ボード14,無機バインダー4,不燃紙8の順に積層しても良いし、不燃紙8,薄い不燃ボード14,無機バインダー4の順に積層しても良いし、薄い不燃ボード14,不燃紙8,無機バインダー4の順に積層しても良い。
上記各実施の形態においては、薄い鋼板として厚さ0.8mmの亜鉛メッキ鋼板または厚さ0.4mmのステンレス鋼板を用いた場合について説明したが、その他の鋼板を用いても良いし、厚さも0.4mm,0.8mmに限られるものではない。
また、上記各実施の形態においては、フォーム材として厚さ約50mmのスチレンフォーム板3,厚さ約100mmのウレタンフォーム板7,厚さ約80mmのウレタンフォーム板13及び厚さ約100mmのウレタンフォーム板18を用いた場合について説明したが、フェノールフォームやイソシアヌレートフォームを始めとするその他のフォーム材を用いることもできるし、厚さも必要な断熱性に応じて自在に設定することができる。
本発明を実施するに際しては、不燃断熱性パネルのその他の部分の構成、形状、厚さ、数量、材質、大きさ、接続関係、製造方法等についても、上記各実施の形態に限定されるものではない。
図1(a)は本発明の実施の形態1にかかる不燃断熱性パネルの全体構成を示す斜視図、(b)は部分拡大断面図である。 図2(a)は本発明の実施の形態2にかかる不燃断熱性パネルの全体構成を示す斜視図、(b)は部分拡大断面図である。 図3(a)は本発明の実施の形態3にかかる不燃断熱性パネルの全体構成を示す斜視図、(b)は部分拡大断面図である。 図4(a)は本発明の実施の形態4にかかる不燃断熱性パネルの全体構成を示す斜視図、(b)は部分拡大断面図である。
符号の説明
1,6,11,16 不燃断熱性パネル
2,12 薄い鋼板
3,7,13,18 板状のフォーム材
4 無機バインダー
8 不燃紙
14 薄い不燃ボード

Claims (9)

  1. 板状のフォーム材の両面を薄い鋼板で挟んでなる不燃断熱性パネルであって、
    前記板状のフォーム材の両面の全面に加熱発泡性の無機バインダーを塗布して乾燥した後に、その上から前記薄い鋼板を全面に接着してなることを特徴とする不燃断熱性パネル。
  2. 板状のフォーム材の両面を薄い鋼板で挟んでなる不燃断熱性パネルであって、
    前記板状のフォーム材の両面の全面に不燃紙及び/または薄い不燃ボードを貼り付けて、その上から前記薄い鋼板を全面に接着してなることを特徴とする不燃断熱性パネル。
  3. 板状のフォーム材の両面を薄い鋼板で挟んでなる不燃断熱性パネルであって、
    前記板状のフォーム材の両面の全面に不燃紙及び/または薄い不燃ボードを貼り付けてその上から加熱発泡性の無機バインダーを塗布して乾燥した後に、または前記板状のフォーム材の両面の全面に加熱発泡性の無機バインダーを塗布して乾燥した後にその上から不燃紙及び/または薄い不燃ボードを貼り付けて、更にその上から前記薄い鋼板を全面に接着してなることを特徴とする不燃断熱性パネル。
  4. 前記薄い不燃ボードの厚さは0.8mm〜1.2mmの範囲内であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の不燃断熱性パネル。
  5. 前記加熱発泡性の無機バインダーの塗布厚さは前記加熱発泡性の無機バインダーの固形分で50g/m2 〜200g/m2の範囲内であることを特徴とする請求項1,請求項3または請求項4に記載の不燃断熱性パネル。
  6. 前記加熱発泡性の無機バインダーはアルカリケイ酸塩水溶液にマイカ、バーミキュライト、セピオライト、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、のいずれかを混合してなることを特徴とする請求項1,請求項3乃至請求項5のいずれか1つに記載の不燃断熱性パネル。
  7. 前記不燃紙または前記薄い不燃ボードの厚さは100g/m2 〜1000g/m2の範囲内であることを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれか1つに記載の不燃断熱性パネル。
  8. 前記薄い鋼板の厚さは0.4mm〜0.8mmの範囲内であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載の不燃断熱性パネル。
  9. 前記フォーム材はウレタンフォーム、スチレンフォーム、発泡スチロールのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載の不燃断熱性パネル。
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