JP2008094510A - 給送装置、記録装置、液体噴射装置および給送方法 - Google Patents

給送装置、記録装置、液体噴射装置および給送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ホッパダウン構造を必要としない給送装置を提供すること。
【解決手段】 給送装置(144)において、ホッパ101は、給送ローラ311が最上位の被記録媒体(P1)を給送してから後続の被記録媒体(P2)を給送するまでの間、前記給送ローラ311に対して接近し載置された被記録媒体(P)が前記給送ローラ311と当接した状態となるように設けられていることを特徴とする。前記搬送ローラ対が被記録媒体を記録領域へ搬送する際、搬送し始めてから、搬送される被記録媒体の後端が前記給送ローラを通過するまでの間、前記給送ローラは、前記搬送ローラ対と同期回転するように構成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、被記録媒体を保持し給送ローラに対して接離移動可能なホッパと、該ホッパに載置された被記録媒体を下流側の搬送ローラ対へ給送する給送ローラとを備えた給送装置、該給送装置を備えた記録装置および液体噴射装置、並びに給送方法に関する。
ここで、液体噴射装置とは、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドから記録紙等の被記録材へインクを噴射して被記録材への記録を実行するインクジェット式記録装置、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えて特定の用途に対応する液体を前述した記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから、被記録材に相当する被噴射材に噴射して、液体を被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。また、液体噴射ヘッドとしては、前述した記録ヘッド以外に、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料を噴射する試料噴射ヘッド等が挙げられる。
また、記録装置には、インクジェットプリンタ、ワイヤドットプリンタ、レーザープリンタ、ラインプリンタ、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
従来の給送装置は、給送ローラがホッパに載置された用紙をピックアップするために、ホッパを前記給送ローラに対して接離移動可能に設けられていた。具体的には、用紙をピックアップする度に、前記ホッパを前記給送ローラに対して接近移動、即ち、ホッパ上昇動作を実行させ、ピックアップした後に、前記ホッパを前記給送ローラに対して離間移動、即ち、ホッパ下降動作を実行させるように構成されていた(例えば、特許文献1)。
特開2002−68494号公報
しかしながら、ホッパ下降動作を実行するために所謂ホッパダウン構造を必要とし、給送装置の小型化の妨げとなっていた。また、ホッパの給送ローラに対する接離移動のうち、ホッパ下降動作はばねの付勢力に抗して実行されるように構成されているために、消費電力を低減することの妨げとなっていた。またさらに、ホッパ下降動作を実行したため、用紙の姿勢が変化し、該変化によってバックテンションが変化する虞が生じる。即ち、単位時間当りにローラが用紙を送る距離である送り量が不安定になる虞が生じる。さらに、ホッパ下降動作を実行するため、用紙一枚当りの搬送時間である所謂、スループットが低下する虞が生じる。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、ホッパダウン構造を必要としない給送装置、該給送装置を備えた記録装置および液体噴射装置、並びに給送方法を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の給送装置は、被記録媒体を保持し給送ローラに対して接離移動可能なホッパと、該ホッパに載置された被記録媒体を下流側の搬送ローラ対へ給送する給送ローラとを備えた給送装置であって、前記ホッパは、前記給送ローラが最上位の被記録媒体を給送してから後続の被記録媒体を給送するまでの間、常に前記給送ローラに対して接近し載置された被記録媒体が前記給送ローラと当接した状態となるように設けられていることを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、前記ホッパは、前記給送ローラが最上位の被記録媒体を給送してから後続の被記録媒体を給送するまでの間、前記給送ローラに対して接近し載置された被記録媒体が前記給送ローラと当接した状態となるように設けられている。即ち、従来必要としていたホッパを前記給送ローラから離間させる構造、所謂ホッパダウン構造を必要としない。従って、その分だけ簡素化、軽量化およびコストダウンすることができる。さらに、ホッパを前記給送ローラから離間させる工程、所謂、ホッパダウン工程の際の仕事もなくなるので、消費電力を低減させることができる。
また、ホッパダウン工程およびホッパが給送ローラに接近するホッパアップ工程がないので、給送ローラは、従来必要としていたホッパアップ工程を待つことなく、被記録媒体を給送することができる。即ち、常に前記給送ローラは被記録媒体と当接しているので、ピックアップする概念がなく、従来必要としていたピックアップ工程を必要としない。従って、スループットを向上させることができる。
またさらに、被記録媒体を給送している間において、ホッパダウン工程およびホッパダウン工程がないので、給送中の被記録媒体の後端側の姿勢が変化する虞がない。従って、次の被記録媒体との摩擦力等のバックテンションを安定させることができる。その結果、送り量を安定させることができる。そして、良好な記録を実行することができる。
ここで、「送り量」とは、単位時間当りにおいて、ローラが被記録媒体と当接して被記録媒体を移動させる距離をいう。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記搬送ローラ対が被記録媒体を記録領域へ搬送する際、搬送し始めてから、搬送される被記録媒体の後端が前記給送ローラを通過するまでの間、前記給送ローラは、前記搬送ローラ対と同期回転するように構成されていることを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記搬送ローラ対が被記録媒体を記録領域へ搬送する際、搬送し始めてから、搬送される被記録媒体の後端が前記給送ローラを通過するまでの間、前記給送ローラは、前記搬送ローラ対と同期回転するように構成されている。即ち、前記給送ローラが、被記録媒体に作用するバックテンションに抗して被記録媒体を前記搬送ローラ対へ送るように構成されている。従って、搬送ローラ対には、バックテンションが作用する虞がない。その結果、送り精度を向上させることができる。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、所定の負荷によって回転するリタードローラが、前記給送ローラと当接するように設けられていることを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、第2の態様と同様の作用効果に加え、所定の負荷によって回転するリタードローラが、前記給送ローラと当接するように設けられている。従って、前記給送ローラによって複数の被記録媒体が送られた場合であっても、複数の被記録媒体を分離して最上位の被記録媒体のみを、前記搬送ローラ対まで給送することができる。
また、前記リタードローラは、前記給送ローラと協働して常に挟持するように構成されているので、従来用いられていたリタードローラが給送ローラから離間する方向へ退避移動する構造を必要としない。
本発明の第4の態様は、第1から第3のいずれか一の態様において、前記給送ローラによって被記録媒体が重送された場合、前記給送ローラと接触し先行する一枚の被記録媒体の後端が前記給送ローラを通過した後、前記給送ローラを所定量だけ逆転させるように構成されていることを特徴とする。
本発明の第4の態様によれば、第1から第3のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記給送ローラによって被記録媒体が重送された場合、前記給送ローラと接触し先行する一枚の被記録媒体の後端が前記給送ローラを通過した後、前記給送ローラを所定量だけ逆転させるように構成されている。従って、後続の被記録媒体が先行する被記録媒体と重なった状態のままで送られることを防止することができる。即ち、確実に一枚の被記録媒体のみを給送することができる。
また、従来用いられていた戻しレバーの構造を必要としない。
本発明の第5の態様は、第4の態様において、前記給送ローラと前記搬送ローラ対との間に被記録媒体の有無を検出する検出器が設けられ、前記所定量は、前記検出器が被記録媒体の無を検出するまでの逆転量であるように構成されていることを特徴とする。
本発明の第5の態様によれば、第4の態様と同様の作用効果に加え、前記所定量は、前記検出器が被記録媒体の無を検出するまでの逆転量であるように構成されている。従って、前記逆転量を最小限にし、先行する被記録媒体の後端と、後続の被記録媒体の先端との間隔を限りなく短くすることができる。その結果、スループットを向上させることができる。
ここで、前記検出器の位置を、限りなく前記給送ローラのニップ点に近い位置における被記録媒体の有無を検出することができる位置に設けると、ニップ点近傍であるので、検出精度を向上させることができる。
本発明の第6の態様は、第1から第5のいずれか一の態様において、前記搬送ローラ対が記録領域へ被記録媒体を搬送し、被記録媒体の後端が前記搬送ローラ対を通過した後、インクを吐出する記録ヘッドを備え、被記録媒体の幅方向に走査するキャリッジが走査中であって、前記搬送ローラ対が停止している間に、前記給送ローラが、後続の被記録媒体を前記搬送ローラ対に突き当てるように構成されていることを特徴とする。
本発明の第6の態様によれば、第1から第5のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記搬送ローラ対が記録領域へ被記録媒体を搬送し、被記録媒体の後端が前記搬送ローラ対を通過した後、インクを吐出する記録ヘッドを備え、被記録媒体の幅方向に走査するキャリッジが走査中であって、前記搬送ローラ対が停止している間に、前記給送ローラが、後続の被記録媒体を前記搬送ローラ対に突き当てるように構成されている。即ち、記録実行中の前記キャリッジが走査中における前記搬送ローラ対が停止した時のタイミングを利用して、所謂、突き当て方式のスキュー取りを実行するように構成されている。従って、スキュー取りを実行することに起因するスループットの遅れが生じる虞がない。即ち、スキュー取りを実行しなかった場合と同じスループットを実現することができる。
本発明の第7の態様の記録装置は、載置された被記録媒体を給送する給送部と、該給送部から給送された被記録媒体に記録ヘッドにより記録を実行する記録部と、を備えた記録装置であって、前記給送部は、上記第1から第6のいずれかの態様の前記給送装置を備えていることを特徴とする。
本発明の第7の態様によれば、前記給送部は、上記第1から第6のいずれかの態様の前記給送装置を備えているので、記録装置において、上記第1から第6のいずれかの態様と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第8の態様の液体噴射装置は、被液体噴射媒体を保持し給送ローラに対して接離移動可能なホッパと、該ホッパに載置された被液体噴射媒体を下流側の搬送ローラ対へ給送する給送ローラとを備えた給送部と、前記液体噴射領域で被液体噴射媒体に液体を噴射する液体噴射部と、を備えた液体噴射装置であって、前記ホッパは、前記給送ローラが最上位の被液体噴射媒体を給送してから後続の被液体噴射媒体を給送するまでの間、常に前記給送ローラに対して接近し載置された被液体噴射媒体が前記給送ローラと当接した状態となるように設けられていることを特徴とする。
本発明の第9の態様の給送方法は、給送ローラに対して接離移動するホッパに載置された被記録媒体を、給送ローラによって下流側の搬送ローラ対へ給送する給送方法であって、前記給送ローラが前記ホッパから被記録媒体を給送する給送工程から、後続の被記録媒体を給送する次の給送工程までの間、前記ホッパは、前記給送ローラに接近し載置された被記録媒体を前記給送ローラに押圧させていることを特徴とする。
本発明の第9の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第10の態様は、第9の態様において、前記搬送ローラ対が被記録媒体を記録領域へ搬送し始めてから、搬送される被記録媒体の後端が前記給送ローラを通過するまでの間、前記給送ローラおよび前記搬送ローラ対が同期回転して、被記録媒体を記録領域へ搬送する同期搬送工程を具備していることを特徴とする。
本発明の第10の態様によれば、第2の態様と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第11の態様は、第10の態様において、前記同期搬送工程で被記録媒体が重送された場合、先行する一枚の被記録媒体の終端が前記給送ローラを通過し、重送された後続の余分な被記録媒体が前記給送ローラと当接した状態で、前記給送ローラを所定量だけ逆転させる給送ローラ逆転工程を具備していることを特徴とする。
本発明の第11の態様によれば、第4の態様と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第12の態様は、第11の態様において、前記給送ローラを所定量だけ逆転させる際、該所定量は、前記給送ローラと前記搬送ローラ対との間に被記録媒体の有無を検出する検出器が被記録媒体の無を検出するまでの逆転量であるように構成されていることを特徴とする。
本発明の第12の態様によれば、第5の態様と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第13の態様は、第9から第12のいずれか一の態様において、先行する被記録媒体に対して記録が実行中であって、先行する被記録媒体の後端が前記搬送ローラ対を通過した後、前記搬送ローラ対を停止させて、前記給送ローラが後続の被記録媒体の先端を前記搬送ローラ対へ突き当てる第1突き当て工程を具備していることを特徴とする。
本発明の第13の態様によれば、第9から第12のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記搬送ローラ対を停止させて、前記給送ローラが後続の被記録媒体の先端を前記搬送ローラ対へ突き当てる第1突き当て工程を具備している。従って、スキュー取りを実行することができる。さらに、所謂、食い付き吐き出し方式のスキュー取りを実行した場合と比較して、スループットが低下する虞がない。
本発明の第14の態様は、第9から第12のいずれか一の態様において、先行する被記録媒体に対して記録が実行中であって、先行する被記録媒体の後端が前記搬送ローラ対を通過した後、インクを吐出する記録ヘッドを備え、被記録媒体の幅方向に走査するキャリッジが走査中であって、前記搬送ローラ対が停止している間に、前記給送ローラが後続の被記録媒体の先端を前記搬送ローラ対へ突き当てる第2突き当て工程を具備していることを特徴とする。
本発明の第14の態様によれば、第6の態様と同様の作用効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すのは、本発明に係る液体噴射装置の一例である記録装置の概略を示す全体斜視図である。また、図2に示すのは、本発明に係る記録装置の概略を示す全体平面図である。
記録装置100の本体の背面側には、被記録媒体としての用紙Pが載置・積層される載置部としてのホッパ101が、上方を支点に揺動可能に設けられている。ホッパ101の最上位に載置された用紙Pは、給送部144によって、搬送方向下流側である記録部側へ給送される。具体的には、載置された用紙Pは、給送用モータ104によって駆動する給送ローラ311(図3参照)により、左右の用紙ガイド103、103に案内されながら搬送方向の下流側の搬送ローラ対330(図3参照)へと給送される。搬送ローラまで給送された用紙Pは、搬送用モータ(図示せず)によって駆動する搬送駆動ローラ331(図3参照)により、さらに搬送方向の下流側の記録部143へと搬送される。
記録部143は、用紙Pを下方から支持するプラテン105と、プラテン105の上方側に対向するように設けられたキャリッジ107とによって構成される。そのうち、キャリッジ107は、搬送される用紙Pの幅方向である主走査方向へ延びたキャリッジガイド軸(図示せず)に案内されながらキャリッジモータ102によって駆動する。さらに、キャリッジ107の底面部には、用紙Pへ向かってインクを吐出する記録ヘッド106が設けられている。記録部143で記録された用紙Pは、さらに下流側へと搬送され排紙ローラ(図示せず)によって記録装置100の正面側から排出される。
また、記録装置100の本体の下方には、インクカートリッジ(図示せず)が装填され、インク供給針(図示せず)を介してインク供給路(図示せず)へとインクが供給される。さらに、インクは、インク供給チューブ110を介してキャリッジ107の記録ヘッド106まで供給される。そして、記録ヘッド106のフラッシング時、およびクリーニング時には、1桁側に設けられ、記録部143の吐出特性を維持する吐出特性維持部としてのインク吸引装置200においてインクの吐出・吸引動作が行われる。インク吸引装置200は、キャップ部204を備え、キャップ部204を上下方向へ移動させて記録ヘッド106を封止することができるように構成されている。
図3(A)(B)〜図15(A)(B)に示すのは、本発明に係る給送装置の動作を示す側面図である。このうち、(A)は給送部全体を示す側面図であり、(B)は(A)の給送ローラと用紙との当接箇所の要部拡大側面図である。以下、順番に説明する。
図3(A)に示す如く、ホッパ101に用紙Pがセットされた状態では、図示しないホッパばねによって、ホッパ101が給送ローラ311に接近する方向へ付勢されている。従って、ホッパ101に積層された用紙Pのうち、最上位の用紙P1が給送ローラ311と当接した状態となる。
そして、図3(B)に示す如く、上位の数枚の用紙Pは自重によって下方へ移動し、用紙Pの先端が間口予備分離部としての予備分離レバー220と当接する。
図4(A)(B)に示す如く、図3(A)(B)の状態から給送ローラ311が図中時計方向へ回動すると、給送ローラ311は、ホッパ101に積層された最上位の用紙P1に送り力を伝達する。そして、用紙P1を搬送方向下流側へ移動させる。このとき、送り力が伝達された用紙P1は、予備分離レバー220によって所謂、土手分離される。従って、最上位の用紙P1のみが、予備分離レバー220を乗り越え、給送ローラ311とリタードローラ210とによって挟持される。
ここで、リタードローラ210は、所定の負荷に抗して回動するように設けられている。
図5(A)(B)に示す如く、図4(A)(B)の状態からさらに給送ローラ311が時計方向へ回動すると、用紙P1の先端は、案内面部320によって搬送ローラ対330へ案内される。そして、搬送ローラ対330の搬送駆動ローラ331が図中時計方向へ回動し、用紙P1は記録部143のプラテン105へ案内される。このとき、プラテン105に案内された用紙P1に対して、記録ヘッド106によって記録が実行されるように設けられている。
ここで、搬送ローラ対330は、用紙P1をプラテン105に対して押し付ける力が生じるように傾斜して設けられている。従って、所謂、用紙P1の浮き上がりを防止することができる。
また、記録が実行された用紙は、搬送ローラ対と同期回転する排紙ローラ(図示せず)によって排出方向へ送られる。即ち、排紙ローラの駆動源は、搬送駆動ローラの駆動源と同じである。
図6(A)(B)に示す如く、図5(A)(B)の状態からさらに給送ローラ311が時計方向へ回動すると、用紙P1の後端が、予備分離レバー220を通過しようとする。このとき、図6(B)に示す如く、給送されている用紙P1の後端と、ホッパ101に積層された後続の用紙P2の先端とが、重なっている。従って、給送ローラ311は、先行している給送中の用紙P1のみを当接し、後続の用紙P2とは離間した状態となる。即ち、後続の用紙P2に対して送り力は、まだ伝達されていない状態である。
図7(A)(B)に示す如く、図6(A)(B)の状態からさらに給送ローラ311が時計方向へ回動すると、先行する給送中の用紙P1の後端が、後続の用紙P2の先端を通過する。即ち、先行する給送中の用紙P1の後端と、後続の用紙P2の先端とが重なっていない状態となる。このとき、図7(B)に示す如く、給送ローラ311は、先行する給送中の用紙P1および後続の用紙P2と当接した状態となる。即ち、後続の用紙P2に対して送り力が伝達された状態となる。
尚、図7(A)(B)は、先行する給送中の用紙P1の後端と、後続の用紙P2の先端とが重ならずに、後続の用紙P2に対して送り力が伝達された設定である。言い換えると、先行する給送中の用紙P1の後端と、後続の用紙P2の先端との間に隙間がある状態で、後続の用紙P2に対して送り力が伝達されている。
図8(A)(B)に示す如く、図7(A)(B)の状態からさらに給送ローラ311が時計方向へ回動すると、先行する給送中の用紙P1の後端が、給送ローラ311とリタードローラ210とのニップ点N1を通過する。そして、搬送ローラ対330によって用紙P1が搬送され、給送ローラ311とリタードローラ210とのニップ点N1の近傍の下流側に設けられた非接触型の第1検出器230が、先行する用紙P1の後端と、後続の用紙P2の先端との間を検出する。このとき、第1検出器230からの信号を受信した制御部380は、搬送駆動ローラ331のみを回動させ、給送ローラ311を停止させるように構成されている。
図9(A)(B)に示す如く、図8(A)(B)の状態からさらに搬送駆動ローラ331が時計方向へ回動すると、先行する用紙P1のみが送られ、記録が続行される。一方、給送ローラ311は、縁無し記録を実行するために必要な所定間隔を空けるため、停止した状態である。即ち、搬送駆動ローラ331が所定ステップ数だけ回動する間、給送ローラ311は停止するように制御部380によって制御されている。
図10(A)(B)に示す如く、図9(A)(B)の状態から給送ローラ311が時計方向へ回動すると、後続の用紙P2の先端が案内面部320によって搬送ローラ対330へ案内される。このとき、先行する用紙P1の後端は、搬送ローラ対330を通過している。そして、給送ローラ311の回動によって、後続の用紙P2の先端が、搬送ローラ対330に突き当てられる。このときの給送ローラ311の回動は、記録部143のキャリッジ107の走査中、即ち、先行する用紙P1の後端の記録中であって、搬送駆動ローラ331が停止した時に、後続の用紙P2の先端が搬送ローラ対330に突き当たるように、制御部380によって制御されている。即ち、キャリッジ107の走査中の搬送ローラ対330が停止した時を利用して所謂、「突き当て方式」によるスキュー取りを実行するように構成されている。従って、ロスタイムの発生を防止し、スループットを向上させることができる。
尚、「突き当て方式」によるスキュー取りは、キャリッジ107の走査中の搬送駆動ローラ331が停止した時を利用したが、キャリッジ107の走査中か否かに関わらずスキュー取りのために搬送駆動ローラ331を停止させてもよい。
ここで、「突き当て方式によるスキュー取り」とは、用紙Pの先端を搬送ローラ対330に突き当てて、用紙Pの先端の姿勢を、搬送ローラ対330のニップラインN2に倣わせて搬送方向に対する傾きを取る方法をいう。
図11(A)(B)に示す如く、図10(A)(B)の状態から給送ローラ311および搬送駆動ローラ331が時計方向へ回動すると、後続の用紙P2が記録部143のプラテン105まで搬送される。このとき、前述したように先行する用紙P1の後端と後続の用紙P2の先端との間は、縁無し記録に必要な所定距離だけ間隔が設けられている。従って、記録部143のキャリッジ107は、休止する間もなく連続して走査し、後続の用紙P2に対して記録を開始し始める。即ち、連続給紙することによって、連続して記録を実行することができる。その結果、スループットを向上させることができる。
図12(A)(B)に示すのは、前述した図4(A)(B)においてホッパ101に積層された用紙Pのうち上位2枚が、予備分離レバー220を乗り越えた状態である。給送ローラ311が時計方向へ回動すると、2枚の用紙P1、P2は、給送ローラ311とリタードローラ210とのニップ点N1まで送られる。
図13(A)(B)に示す如く、図12(A)(B)の状態から給送ローラ311が時計方向へ回動すると、給送ローラ311と用紙P1との間の摩擦係数、リタードローラ210と用紙P2との間の摩擦係数、用紙P1と用紙P2との間の摩擦係数の順で小さくなるように構成されており、かつ、リタードローラ210は所定の負荷に抗して回動するように構成されているので、先行する用紙P1と後続の用紙P2との間でスリップが生じる。
従って、給送ローラ311の回動によって先行する最上位の用紙P1のみが搬送ローラ対330へ給送される。 即ち、リタードローラ210は、停止したままの状態であり、後続の2番目の用紙P2が先行する最上位の用紙P1と一緒に下流側へ送られないように後続の2番目の用紙P2を保持している状態である。そして、給送ローラ311および搬送駆動ローラ331が時計方向へ回動し、先行する最上位の用紙P1が記録部143へ搬送され、記録が実行される。即ち、予備分離レバー220での予備分離としての土手分離が失敗した場合であっても、リタードローラ210によって確実に用紙P2を分離して用紙P1のみを給送することができる。
図14(A)(B)に示す如く、図13(A)(B)の状態からさらに給送ローラ311および搬送駆動ローラ331が時計方向へ回動すると、先行する最上位の用紙P1はさらに搬送される。そして、先行する最上位の用紙P1の後端が、予備分離レバー220を通過しようとする。このとき、給送ローラ311は、先行する用紙P1および後続の2番目の用紙P2と当接する。従って、先行する用紙P1だけでなく、後続の用紙P2にも送り力が伝達される。即ち、先行する用紙P1の後端と、後続の用紙P2の先端とが重なっている状態で、後続の用紙P2にも送り力が伝達される。
図15(A)(B)に示す如く、図14(A)(B)の状態からさらに給送ローラ311および搬送駆動ローラ331が時計方向へ回動すると、先行する用紙P1および後続の用紙P2が一部重なった状態のまま送られる。従って、先行する用紙P1の後端が第1検出器230を通過した場合であっても、第1検出器230は、先行する用紙P1の後端を検出することできない。
そこで、本実施形態において、制御部380は、所定サイズの用紙P1を第1の所定ステップ数だけ給送ローラ311を回動させたにも関わらず用紙P1の後端を検出することができない場合、先行する用紙P1の後端と後続の用紙P2の先端が重なっていると判断するように構成されている。
ここで、「第1の所定ステップ数」は、用紙サイズ毎に設定されているものとする。
そして、図15(A)(B)に示す状態で給送ローラ311を停止し、給送ローラ311を第2の所定ステップ数だけ逆転させる。具体的には、後続の用紙P2の先端が第1検出器230の上流側へ移動するまで、給送ローラ311を逆転させる。従って、第1検出器230は、用紙P2の先端を検出することができ、制御部380は、その位置から用紙P2を送ったステップ数をカウントし始めることができる。
尚、予め重なる量の傾向を測定することで、給送ローラ311を逆転させる代わりに第2の所定ステップ数の送り量に相当する送り量のステップ数だけ搬送駆動ローラ331を回動させるように構成してもよい。係る場合、逆転動作を必要としないので、スループットを低下させる虞がない。この場合、記録ヘッド106におけるノズル開口列240(図16参照)よりも上流側に第2検出器231(図16参照)を設けることによって、記録する際の用紙Pの正確な位置を検出することができる。従って、給送ローラ311と搬送ローラ対330との間に設けた第1検出器230を省略することが可能である。
以上、説明したように、常にホッパ101を上昇させておくことによって、ホッパダウン構造が不要となる。従って、その分、給送装置を小型化することができる。また、ホッパ下降動作が不要となる。従って、その分、消費電力を低減することができる。またさらに、ホッパ101の接離移動に起因する用紙P(P1、P2)の姿勢の変化がないので、バックテンションを安定させることができる。従って、送り精度を向上させることができる。さらに、ホッパ下降動作が不要となった分、連続して用紙Pを給送し、記録することができる。従って、スループットを向上させることができる。具体的には、ホッパ下降動作を実行した場合、1枚当り約55秒のスループットであったのに対して、常にホッパ101を上昇させた場合、1枚当り約28秒のスループットに短縮することができる。
続いて、連続して記録を実行する際の記録方法について説明する。
図16に示すのは、本発明に係る記録部を示す側面図である。
図16に示す如く、記録ヘッド106のプラテン側には、インクを吐出するノズル開口列240が形成されている。一方、プラテン105には、用紙Pを下方から支持するリブ251と、インクが打ち捨てられる溝部252、252とが設けられている。
先行する用紙P1に対して記録が実行されているとき、後続の用紙P2の先端が搬送ローラ対330を通過した位置である所謂、頭出し位置に位置するように、制御部380によって給送ローラ311が、後続の用紙P2を給送する(図10参照)ように構成されている。そして、先行する用紙P1の後端がノズル開口列240の搬送方向下流端242を通過すると略同時に、後続の用紙P2の先端がノズル開口列240の上流端241を通過するように構成されている。従って、より一層スループットを向上させることができる。
本実施形態の給送装置は、被記録媒体としての用紙Pを保持し給送ローラ311に対して接離移動可能なホッパ101と、ホッパ101に載置された用紙Pを下流側の搬送ローラ対330へ給送する給送ローラ311とを備えた給送装置であって、ホッパ101は、給送ローラ311が最上位の用紙P1を給送してから後続の用紙P2を給送するまでの間、給送ローラ311に対して接近し載置された用紙Pが給送ローラ311と当接した状態となるように設けられていることを特徴とする。
また、本実施形態の給送装置は、搬送ローラ対330が用紙Pを記録領域へ搬送する際、搬送し始めてから、搬送される用紙P1の後端が給送ローラ311を通過するまでの間、給送ローラ311は、搬送ローラ対330と同期回転するように構成されていることを特徴とする。
またさらに、本実施形態の給送装置は、所定の負荷によって回転するリタードローラ210が、給送ローラ311と当接するように設けられていることを特徴とする。
また、本実施形態の給送装置において、給送ローラ311によって用紙P1、P2が重送された場合、給送ローラ311と接触し先行する一枚の用紙P1の後端が給送ローラ311を通過した後、給送ローラ311を所定量だけ逆転させるように構成されていることを特徴とする。
またさらに、本実施形態の給送装置において、給送ローラ311と搬送ローラ対330との間に用紙Pの有無を検出する第1検出器230が設けられ、前記所定量は、第1検出器230が用紙P(P2)の無を検出するまでの逆転量であるように構成されていることを特徴とする。
また、本実施形態の給送装置において、搬送ローラ対330が記録領域へ用紙P1を搬送し、用紙P1の後端が搬送ローラ対330を通過した後、インクを吐出する記録ヘッド106を備え、用紙Pの幅方向に走査するキャリッジ107が走査中であって、搬送ローラ対330が停止している間に、給送ローラ311が、後続の用紙P2を搬送ローラ対330に突き当てるように構成されていることを特徴とする。
本実施形態の記録装置100は、載置された用紙Pを給送する給送部144と、給送部144から給送された用紙Pに記録ヘッド106により記録を実行する記録部143と、を備えた記録装置100であって、給送部144は、上記給送装置を備えていることを特徴とする。
本実施形態の給送方法は、給送ローラ311に対して接離移動するホッパ101に載置された用紙Pを、給送ローラ311によって下流側の搬送ローラ対330へ給送する給送方法であって、給送ローラ311がホッパ101から用紙P1を給送する給送工程から、後続の用紙P2を給送する次の給送工程までの間、ホッパ101は、給送ローラ311に接近し載置された用紙P(P2)を給送ローラ311に押圧させていることを特徴とする。
さらに、本実施形態の給送方法において、搬送ローラ対330が用紙P1を記録部143へ搬送し始めてから、搬送される用紙P1の後端が給送ローラ311を通過するまでの間、給送ローラ311および搬送ローラ対330が同期回転して、用紙P1を記録部143へ搬送する同期搬送工程を具備していることを特徴とする。
またさらに、本実施形態の給送方法において、前記同期搬送工程で用紙P1、P2が重送された場合、先行する一枚の用紙P1の終端が給送ローラ311を通過し、重送された後続の余分な用紙P2が給送ローラ311と当接した状態で、給送ローラ311を所定量だけ逆転させる給送ローラ逆転工程を具備していることを特徴とする。
また、本実施形態の給送方法において、給送ローラ311を所定量だけ逆転させる際、該所定量は、給送ローラ311と搬送ローラ対330との間に用紙Pの有無を検出する第1検出器230が用紙P(P2)の無を検出するまでの逆転量であるように構成されていることを特徴とする。
またさらに、本実施形態の給送方法において、先行する用紙P1に対して記録が実行中であって、先行する用紙P1の後端が搬送ローラ対330を通過した後、搬送ローラ対330を停止させて、給送ローラ311が後続の用紙P2の先端を搬送ローラ対330へ突き当てる第1突き当て工程を具備していることを特徴とする。
また、本実施形態の給送方法において、先行する用紙P1に対して記録が実行中であって、先行する用紙P1の後端が搬送ローラ対330を通過した後、インクを吐出する記録ヘッド106を備え、用紙Pの幅方向に走査するキャリッジ107が走査中であって、搬送ローラ対330が停止している間に、給送ローラ311が後続の用紙P2の先端を搬送ローラ対330へ突き当てる第2突き当て工程を具備していることを特徴とする。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本発明に係る記録装置の概略を示す全体斜視図。 本発明に係る記録装置の概略を示す全体平面図。 (A)(B)は本発明に係る給送装置の動作を示す側面図。 (A)(B)は本発明に係る給送装置の動作を示す側面図。 (A)(B)は本発明に係る給送装置の動作を示す側面図。 (A)(B)は本発明に係る給送装置の動作を示す側面図。 (A)(B)は本発明に係る給送装置の動作を示す側面図。 (A)(B)は本発明に係る給送装置の動作を示す側面図。 (A)(B)は本発明に係る給送装置の動作を示す側面図。 (A)(B)は本発明に係る給送装置の動作を示す側面図。 (A)(B)は本発明に係る給送装置の動作を示す側面図。 (A)(B)は本発明に係る給送装置の動作を示す側面図(重送された場合)。 (A)(B)は本発明に係る給送装置の動作を示す側面図(重送された場合)。 (A)(B)は本発明に係る給送装置の動作を示す側面図(重送された場合)。 (A)(B)は本発明に係る給送装置の動作を示す側面図(重送された場合)。 本発明に係る記録部を示す側面図。
符号の説明
100 記録装置、101 ホッパ、102 キャリッジモータ、103 用紙ガイド、
104 給送用モータ、105 プラテン、106 記録ヘッド、107 キャリッジ、
110 インク供給チューブ、143 記録部、144 給送部、
200 インク吸引装置、204 キャップ部、210 リタードローラ、
220 予備分離レバー、230 第1検出器、231 第2検出器、
240 ノズル開口列、241 上流端、242 下流端、251 リブ、
252 溝部、311 給送ローラ、320 案内面部、330 搬送ローラ対、
331 搬送駆動ローラ、380 制御部、P 用紙、P1 先行する用紙、
P2 後続の用紙

Claims (14)

  1. 被記録媒体を保持し給送ローラに対して接離移動可能なホッパと、該ホッパに載置された被記録媒体を下流側の搬送ローラ対へ給送する給送ローラとを備えた給送装置であって、
    前記ホッパは、前記給送ローラが最上位の被記録媒体を給送してから後続の被記録媒体を給送するまでの間、前記給送ローラに対して接近し載置された被記録媒体が前記給送ローラと当接した状態となるように設けられていることを特徴とする給送装置。
  2. 請求項1に記載の給送装置において、前記搬送ローラ対が被記録媒体を記録領域へ搬送する際、搬送し始めてから、搬送される被記録媒体の後端が前記給送ローラを通過するまでの間、前記給送ローラは、前記搬送ローラ対と同期回転するように構成されていることを特徴とする給送装置。
  3. 請求項2に記載の給送装置において、所定の負荷によって回転するリタードローラが、前記給送ローラと当接するように設けられていることを特徴とする給送装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の給送装置において、前記給送ローラによって被記録媒体が重送された場合、前記給送ローラと接触し先行する一枚の被記録媒体の後端が前記給送ローラを通過した後、前記給送ローラを所定量だけ逆転させるように構成されていることを特徴とする給送装置。
  5. 請求項4に記載の給送装置において、前記給送ローラと前記搬送ローラ対との間に被記録媒体の有無を検出する検出器が設けられ、
    前記所定量は、前記検出器が被記録媒体の無を検出するまでの逆転量であるように構成されていることを特徴とする給送装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の給送装置において、前記搬送ローラ対が記録領域へ被記録媒体を搬送し、被記録媒体の後端が前記搬送ローラ対を通過した後、
    インクを吐出する記録ヘッドを備え、被記録媒体の幅方向に走査するキャリッジが走査中であって、前記搬送ローラ対が停止している間に、
    前記給送ローラが、後続の被記録媒体を前記搬送ローラ対に突き当てるように構成されていることを特徴とする給送装置。
  7. 載置された被記録媒体を給送する給送部と、
    該給送部から給送された被記録媒体に記録ヘッドにより記録を実行する記録部と、を備えた記録装置であって、
    前記給送部は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載された前記給送装置を備えていることを特徴とする記録装置。
  8. 被液体噴射媒体を保持し給送ローラに対して接離移動可能なホッパと、該ホッパに載置された被液体噴射媒体を下流側の搬送ローラ対へ給送する給送ローラとを備えた給送部と、前記液体噴射領域で被液体噴射媒体に液体を噴射する液体噴射部と、を備えた液体噴射装置であって、
    前記ホッパは、前記給送ローラが最上位の被液体噴射媒体を給送してから後続の被液体噴射媒体を給送するまでの間、常に前記給送ローラに対して接近し載置された被液体噴射媒体が前記給送ローラと当接した状態となるように設けられていることを特徴とする液体噴射装置。
  9. 給送ローラに対して接離移動するホッパに載置された被記録媒体を、給送ローラによって下流側の搬送ローラ対へ給送する給送方法であって、
    前記給送ローラが前記ホッパから被記録媒体を給送する給送工程から、後続の被記録媒体を給送する次の給送工程までの間、前記ホッパは、前記給送ローラに接近し載置された被記録媒体を前記給送ローラに押圧させていることを特徴とする給送方法。
  10. 請求項9に記載の給送方法において、前記搬送ローラ対が被記録媒体を記録領域へ搬送し始めてから、搬送される被記録媒体の後端が前記給送ローラを通過するまでの間、前記給送ローラおよび前記搬送ローラ対が同期回転して、被記録媒体を記録領域へ搬送する同期搬送工程を具備していることを特徴とする給送方法。
  11. 請求項10に記載の給送方法において、前記同期搬送工程で被記録媒体が重送された場合、先行する一枚の被記録媒体の終端が前記給送ローラを通過し、重送された後続の余分な被記録媒体が前記給送ローラと当接した状態で、前記給送ローラを所定量だけ逆転させる給送ローラ逆転工程を具備していることを特徴とする給送方法。
  12. 請求項11に記載の給送方法において、前記給送ローラを所定量だけ逆転させる際、該所定量は、前記給送ローラと前記搬送ローラ対との間に被記録媒体の有無を検出する検出器が被記録媒体の無を検出するまでの逆転量であるように構成されていることを特徴とする給送方法。
  13. 請求項9乃至12のいずれか1項に記載の給送方法において、先行する被記録媒体に対して記録が実行中であって、先行する被記録媒体の後端が前記搬送ローラ対を通過した後、
    前記搬送ローラ対を停止させて、前記給送ローラが後続の被記録媒体の先端を前記搬送ローラ対へ突き当てる第1突き当て工程を具備していることを特徴とする給送方法。
  14. 請求項9乃至12のいずれか1項に記載の給送方法において、先行する被記録媒体に対して記録が実行中であって、先行する被記録媒体の後端が前記搬送ローラ対を通過した後、
    インクを吐出する記録ヘッドを備え、被記録媒体の幅方向に走査するキャリッジが走査中であって、前記搬送ローラ対が停止している間に、前記給送ローラが後続の被記録媒体の先端を前記搬送ローラ対へ突き当てる第2突き当て工程を具備していることを特徴とする給送方法。
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