JP2008093277A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本体内部の2つの集塵室にそれぞれ溜まった塵埃を、簡単な操作で迅速に、かつ、舞い上がる塵埃を少なく抑えつつ、排出することができる電気掃除機を提供する。
【解決手段】電気掃除機は、吸引風を生成するための送風機と、上記吸引風に含まれる塵埃を捕集するための第1の集塵室としてのサイクロン分離部4と、上記吸引風に関する下流側において上記吸引風中に含まれる塵埃を捕集するための第2の集塵室としてのフィルタブ6とを備える。上記第1および第2の集塵室は、貯まった塵埃を排出するための第1および第2開口部31,32をそれぞれ下端に有し、上記第1および第2開口部31,32は、開閉可能な蓋部9によって塞がれており、上記第1および第2開口部31,32は、ユーザによる単一の操作によって同時に開放することが可能となっている。
【選択図】図6

Description

本発明は、電気掃除機に関するものである。
従来、サイクロン方式の電気掃除機の外観を図17に示す。この電気掃除機101は、掃除機本体102とホース103とを備える。この電気掃除機101において掃除作業を行なうと、図18に示すように、塵埃を含んだ空気流41がホース103を経由して掃除機本体102に流入する。この電気掃除機101はサイクロン方式であるので、空気流41はサイクロン分離部104に導かれ、サイクロン分離部104において回転流れ42となり、回転流れ42の遠心力によって塵埃51を分離し、下方にある集塵ケース105に塵埃51を捕捉する、すなわち「集塵」する構成となっている。塵埃51を分離した後の空気流は、サイクロン分離部104から出て、空気流43,44としてフィルタ部106を通過する。
サイクロン方式の電気掃除機の一例は、特開2006−6675号公報(特許文献1)に記載されている。特許文献1に記載された電気掃除機では、図19に示すようにサイクロン分離部204とフィルタ部206とが一体となった状態で掃除機本体から取り出すことができる。これを「取出し部」210と呼ぶものとする。取出し部210の上側には取っ手211が設けられている。フィルタ部206の正面にはフィルタ215が配置されている。フィルタ部206の下部には蝶番212が設けられており、上部には係止孔213が設けられている。掃除機本体から取出し部210を取り出した直後の状態では、係止孔213はフック214と係合している。フック214はボタン216と連動して変位する構造となっている。
溜まった塵埃を排出したい場合は、ユーザは取っ手211を持って取出し部210を掃除機本体から取り外し、ゴミ箱などの上に持ってきてボタン216を押す。そうすると、係止孔213とフック214との係合が解除され、図20に示すように、フィルタ部206は自重により蝶番212を回転軸として回動し、サイクロン分離部204が開放される。ユーザはこの状態で取出し部210全体を傾けるなどして、サイクロン分離部204内の塵埃を排出することができる。
特開2006−6675号公報
特許文献1に記載された電気掃除機では、溜まった塵埃を排出するためにサイクロン分離部204を開放する際には、フィルタ部206自体が扉のように回動することとなっていた。しかもこの回動は自重によるものであるのでボタン216を押すと瞬時に勢いよく行なわれる。そのため、フィルタ部206に保持されているフィルタ215に付着していた塵埃やフィルタ215の近傍に溜まっていた塵埃が舞い上がるという問題があった。
そこで、本発明は、本体内部の2つの集塵室にそれぞれ溜まった塵埃を、簡単な操作で迅速に、かつ、舞い上がる塵埃を少なく抑えつつ、排出することができる電気掃除機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に基づく電気掃除機は、吸引風を生成するための送風機と、上記吸引風に含まれる塵埃を捕集するための第1の集塵室と、上記吸引風に関する下流側において上記吸引風中に含まれる塵埃を捕集するための第2の集塵室とを備え、上記第1および第2の集塵室は、貯まった塵埃を排出するための第1および第2開口部をそれぞれ下端に有し、上記第1および第2開口部は、開閉可能な蓋部によって塞がれており、上記第1および第2開口部は、ユーザによる単一の操作によって同時に開放することが可能となっている。
本発明によれば、本体内部の2つの集塵室にそれぞれ溜まった塵埃を、簡単な操作で迅速に、かつ、舞い上がる塵埃を少なく抑えつつ、排出することができる電気掃除機とすることができる。
(実施の形態1)
(構成)
図1〜図6を参照して、本発明に基づく実施の形態1における電気掃除機について説明する。図1に示すように、この電気掃除機1は、サイクロン方式の電気掃除機であり、掃除機本体2とホース3とを備える。掃除機本体2には開閉可能な本体上蓋2aが設けられている。図1では本体上蓋2aは閉まっている。本体上蓋2aは透明または半透明な材料で形成されていてもよい。さらに、電気掃除機1は、掃除機本体2の内部に、図2に模式的に示すように、吸引風を生成するための送風機7と、前記吸引風に含まれる塵埃を捕集するための第1の集塵室としてのサイクロン分離部4と、前記吸引風に関する下流側において前記吸引風中に含まれる塵埃を捕集するための第2の集塵室としてのフィルタ部6とを備える。図2における矢印は吸引風を示している。サイクロン分離部4はホース3から吸引風を受け入れるための流入口17を有する。フィルタ部6の内部にはフィルタ15が設置されている。前記第1および第2の集塵室は、貯まった塵埃を排出するための第1および第2開口部をそれぞれ下端に有する。すなわち、第1の集塵室であるサイクロン分離部4は第1開口部31を下端に有し、第2の集塵室であるフィルタ部6は第2開口部32を下端に有する。第1および第2開口部31,32は、開閉可能な蓋部9によって塞がれている。第1および第2開口部31,32は、ユーザによる単一の操作によって同時に開放することが可能となっている。
蓋部9は通常は係止部52が係止状態にあることによって閉鎖状態が保たれている。サイクロン分離部4内に溜まった塵埃を排出したいときには、ユーザが開放操作部53を操作することによって係止部52の係止状態が解除され、蓋部9は自重によって開く。その結果、第1および第2開口部31,32は、同時に開放される。
サイクロン分離部4とフィルタ部6とを含む一体的部分である取出し部10の外観を図3に示す。ユーザは、図4に示すように掃除機本体2の本体上蓋2aを開け、掃除機本体2の内部に露出する取っ手11を持って引き上げることで、取出し部10を一体物として取出すことができる。図3では手前に流入口17が見えている。図3では蓋部9は閉鎖されている。
図3に示す状態において取出し部10の上部に配置されている開放操作部53をスライドさせることによって、蓋部9は自重によって蝶番54を回転軸として回動し、その結果、図5に示すような状態となる。この状態を斜め下から見たところを図6に示す。蓋部9が開くことによって、第1および第2開口部31,32が開放されている。図6では、第2開口部32を通してフィルタ部6内部のフィルタ15が見えている。
(作用・効果)
本実施の形態における電気掃除機1によれば、溜まった塵埃を排出する際には、下端に設けられた第1および第2開口部がユーザによる単一の操作によって同時に開放されるので、第1および第2集塵室に溜まった塵埃を同時に一括して排出することができる。この排出は下方の開口部を開いて塵埃を下方に自然落下させることによって行なわれるので、塵埃が舞い上がることは少なく抑えられる。また、開放のための操作は単一の操作で済むので、ユーザに与える負担を軽減することができる。
したがって、本実施の形態によれば、溜まった塵埃を、簡単な操作で迅速に、かつ、舞い上がる塵埃を少なく抑えつつ、排出することができるサイクロン方式の電気掃除機とすることができる。
また、第1および第2集塵室が同時に開放され、両者に溜まっている塵埃を同様に排出できるので、どちらか一方の室の塵埃の排出のみを行なって他方の室の塵埃の排出を怠るといった事態を避けることができる。特に、第1および第2集塵室がそれぞれサイクロン分離部、フィルタ部である場合には、ユーザによっては、塵埃の溜まった度合いが外見からもわかりやすいサイクロン分離部については頻繁に塵埃の排出を行なうが、フィルタ部の方については注目の度合いが低くなり、塵埃を排出する頻度が低くなる場合がある。本実施の形態によれば、そのような好ましくない事態を避けることができる。
以上のように、本実施の形態における電気掃除機によれば、溜まった塵埃を、簡単な操作で迅速に、かつ、舞い上がる塵埃を少なく抑えつつ、排出することができるサイクロン方式の電気掃除機とすることができる。
なお、本実施の形態に示したように、蓋部9は第1および第2開口部31,32を一括して塞ぐように形成された一体物の蓋体であることが好ましい。こうすることで、部品点数を少なくすることができる。
本実施の形態に示したように、第1および第2開口部31,32は互いに隣接していることが好ましい。こうすることで、蓋部をコンパクトに設計することができる。また、第1および第2開口部31,32から排出される塵埃を狭い領域に集中して落下させることができる。したがって、ユーザにとっては、限られた開口面積のゴミ箱、ゴミ袋などに塵埃を投入する際に好都合である。本実施の形態では、図2、図6に示すように、第1および第2開口部31,32は、同一平面内に開口している。
第1および第2の集塵室のうち少なくとも一方の少なくとも下部は、下端に向かってテーパ状に広がっていることが好ましい。図3〜図6に示したサイクロン分離部4においても下部は下端に向かってわずかにテーパ状に広がっている。このテーパの度合いを誇張した部分断面図を図7に示す。サイクロン分離部4の下部にテーパ部4aが設けられている。塵埃51が多量に溜まったときには、塵埃51が互いに絡まり合ってサイクロン分離部4の下部の内部空間の形状に沿って立体的に固まりとなる場合があるが、図7に例示したようにテーパ部4aがあれば、蓋部9を開放したときには、図8に示すように塵埃51はサイクロン分離部4の内壁にひっかかることなく円滑に落下するので好ましい。また、テーパ部4aがあれば、内壁が下向きの斜面となるので、内壁に付着している塵埃も落下しやすくなり、好ましい。図7、図8では第1の集塵室としてのサイクロン分離部4の下部が下端に向かってテーパ状に広がっている例を示したが、代りに第2の集塵室としてのフィルタ部6の下部に、下端に向かって広がるテーパ部を設けてもよい。あるいは、第1および第2の集塵室の両方、すなわちサイクロン分離部4およびフィルタ部6の両方において下部に下端に向かって広がるテーパ部を設けてもよい。サイクロン分離部4のうち下部のみでなく全体が下端に向かってテーパ状となっていてもよい。フィルタ部6についても同様である。
本実施の形態では、前記第1の集塵室は、前記吸引風を円筒室内で回転させることによって生じる遠心分離作用によって塵埃を捕集するためのサイクロン集塵室であり、前記第2の集塵室は、フィルタによって塵埃を捕集するためのフィルタ集塵室である。このようになっていれば、サイクロン方式の電気掃除機において本発明を効果的に適用することができる。これまでの説明では、サイクロン分離部4、フィルタ部6と称していたが、これらをそれぞれサイクロン集塵室、フィルタ集塵室と呼んでもよい。
(フィルタの形状)
本実施の形態では、フィルタ部6にフィルタ15が設置されていたが、このフィルタ15は、図9に示すように、複数の山形状を平行に配置したプリーツ形状を有することが好ましい。図9におけるX−X線に関する矢視断面図を図10に示す。図9、図10では説明の便宜のためにフィルタ15の外周形を長方形として示しているが、実際には収められる枠の形状などに合わせてフィルタ15の外周形は適宜定められる。本実施の形態における電気掃除機1においては、このフィルタ15は図11に示すようにフィルタ枠6aに収められて、フィルタ部6内に配置されている。このように複数の山形状を平行に配置したプリーツ形状を有するフィルタを用いることで、限られた開口面積の中でフィルタの表面積を増すことができ、サイクロン分離部4で捕集されなかった塵埃の捕集を効率良く行なうことができる。
さらに、図11に示すように、前記複数の山形状の各々は、上下方向に延在する形となっていることが好ましい。フィルタ15の複数の山形状の各々が上下方向に延在する形になっていることは、図6にも表れている。このように山形状が上下方向に延在していれば、図6に示すようにフィルタ部6の下端の第2開口部32を開放したときに、フィルタ部6内に溜まっている塵埃の落下が山形状によって妨げられることもある程度は避けられる。また、塵埃がたとえフィルタ部6内の上部にあったとしてもプリーツ形状の谷部分を通して円滑に塵埃を排出することができる。
(フィルタ除塵機構)
さらに、本実施の形態における電気掃除機1は、前記フィルタに振動を与えて前記フィルタの前記吸引風に関する上流側に付着した塵埃を離脱させるためのフィルタ除塵機構を備えることが好ましい。フィルタ除塵機構は、フィルタに振動または衝撃を与えることができる機構であれば構造は問わないが、具体的な構造の代表例を以下に2つ示す。
まず、フィルタ除塵機構の第1の例を図12に示す。図12は、フィルタ部6hを下流側すなわち送風機7に対向する側から見たところである。フィルタ部6hは、フィルタ除塵機構61を備える。フィルタ除塵機構61は、レール65と、このレール65に沿って平行移動可能な移動体66とを含む。レール65はフィルタ15の露出部分を横切るようにしてフィルタ枠6bに固定されている。移動体66は、手前に突出するつまみ66aを含んでいる。ユーザは指をつまみ66aにひっかけて移動体66を左右に移動させることができる。移動体66の裏側にはフィルタ15に向かって突出する振動生成突起(図示せず)が設けられている。振動生成突起はフィルタ15に接触する程度の高さで突出している。
移動体66がレール65に沿って移動することによって、フィルタ15の複数の山形状の頂部に対して振動生成突起が繰返し衝突することとなる。言い換えれば、振動生成突起がフィルタ15の表面をひっかくこととなる。このひっかき動作によって、フィルタ15に振動が発生する。フィルタ15に付着する塵埃はほとんどが上流側すなわち図12における背面側に付着している。そこで、フィルタ15の清掃を行なうためには、ユーザは蓋部9(図6参照)を開放する前に取出し部ごとフィルタ部6hを持って移動体66を移動させればよい。こうすることで、フィルタ15に付着していた塵埃は、フィルタ15から離脱して落下し、フィルタ部6hの下部に溜まる。この状態で上述のように蓋部9を開放すれば、フィルタ部6h内にあってフィルタ15から既に離脱している塵埃は第2開口部32から円滑に排出される。蓋部9を開放した状態でさらに移動体66を左右に移動させてフィルタ15に振動を起こさせてもよい。こうすることによって、フィルタ15に付着していた塵埃はより確実に排出することができる。また、何らかの事情で、取出し部からフィルタ部6hだけを取り外した状態でフィルタ15の清掃を行なう場合にも、フィルタ除塵機構61が上側になるようにフィルタ部6hを持って移動体66を移動させることによって、フィルタ15に付着していた塵埃はユーザの顔から遠い側である下方に落下することとなる。電気掃除機がフィルタ部にこのようなフィルタ除塵機構を備えていれば、ユーザは手を汚さずに簡単な操作で速やかにフィルタを清掃することができる。
フィルタ除塵機構の第2の例を図13に示す。図13は、フィルタ部6iを下流側すなわち送風機7に対向する側から見たところである。フィルタ部6iは、フィルタ除塵機構62を備える。フィルタ除塵機構62は、回転体ケース67と、この回転体ケース67に収められた回転体68とを含む。回転体ケース67は周囲に向かって張り出した数本の脚64によってフィルタ枠6cに固定されている。回転体68はフィルタ15の露出部分に沿って配置されている。回転体68は外縁部を部分的に回転体ケース67に覆われているが、中央部は露出しており、中心軸69の周りに回動自在となるように取り付けられている。中心軸69は回転体68にとっての仮想的な中心線である。したがって、中心軸69として必ずしも芯となる部材が存在しなくてもよい。回転体68は回転体ケース67に覆われない位置につまみ68aを備える。つまみ68aは手前に突出しており、ユーザはつまみ68aをつまんで中心軸69の周りに回すことによって回転体68を回転させることができる。回転体68の裏側にはフィルタ15に向かって突出する振動生成突起(図示せず)が設けられている。振動生成突起はフィルタ15に接触する程度の高さで突出している。回転体68が中心軸69の周りに回転することによって、フィルタ15の複数の山形状の頂部に対して振動生成突起が繰返し衝突することとなる。これによって、フィルタ除塵機構の第1の例について説明したのと同様の効果が得られる。
(上端の開放)
さらに、本実施の形態における電気掃除機1は、前記第1および第2の集塵室のうち少なくとも一方は、上端が開放可能となっていることが好ましい。たとえば、図14に示すように、第1の集塵室であるサイクロン分離部4の上端が開放可能となっている。この例では、ユーザが取出し部の下部を押さえた状態で取っ手11を持って引き抜くことによって、サイクロン分離部4の上端を塞いでいた上蓋12が外れる。このようにサイクロン分離部4の上端が開放可能となっていれば、サイクロン分離部4の内部の清掃がしやすく好都合である。特に、下側の蓋部9を開放しただけでは取りきれない塵埃を除去するためには好都合である。図14に示した例では、上蓋12の下部にサイクロン方式に関わる構造物13が付いているが、このように上蓋12の下部に何らかの構造物が一体的に付いていてもよい。その場合、上蓋12を外すことによってサイクロン分離部4は上端が開放されるだけでなく内部も空になり、掃除がしやすくなる。この状態で図13に示すように下側の蓋部9も開放すれば、サイクロン分離部4は貫通した筒状となり、内部の清掃がきわめて容易となる。また、上蓋12とともに構造物13がサイクロン分離部4から完全に抜き出されることによって、構造物13の清掃も容易となる。
ここでは、第1の集塵室であるサイクロン分離部4の上端が開放可能となっている例を示したが、第2の集塵室の上端が開放可能となっていることも好ましい。第1および第2の集塵室の両方の上端が開放可能となっていてもよい。
(蓋部)
本実施の形態では、下端を塞ぐ蓋部9が一体物である例を示したが、第1および第2の集塵室の下端の第1および第2開口部を塞ぐ部材は一体物でなく、図15、図16に示すように、複数に分かれていてもよい。図15に示す取出し部10jは、左右両開きの蓋部9jを備えている。蓋部9jは図示しない開放操作部をスライドさせることによって左右同時に開放される。図16に示す取出し部10kは、蓋部9k1,9k2を備えている。蓋部9k1,9k2はそれぞれ第1,第2開口部31,32を個別に塞ぐものであるが、開放時には図示しない開放操作部をスライドさせることによって同時に開放される構造となっている。取出し部10j,10kの蓋部以外の部分の構成は上述した取出し部10と同様である。本実施の形態における電気掃除機は、このような取出し部10jまたは10kを備える電気掃除機であってもよい。ただし、蓋部は一体物であることが好ましいのは、上述したとおりである。
(開放操作部)
なお、本実施の形態では、下端の蓋部を開放させるために開放操作部に対して加える具体的操作としては側方にスライドさせるという操作を前提にして説明したが、ユーザによるいわゆるワンアクションで完了できる操作であれば、スライド以外の操作であってもよい。たとえば、ボタンを押す、レバーを引く、回転体を回す、などの操作であってもよい。この操作はユーザが指1本でできる操作となっていることが好ましい。
なお、本実施の形態では、2つの集塵室がそれぞれサイクロン分離部とフィルタ部とである例を示したが、2つの集塵室はこれら以外の組合せであってもよい。本発明における2つの集塵室は、吸引風に含まれる塵埃を捕集するための第1の集塵室と、吸引風に関する下流側において吸引風に含まれる塵埃を捕集するための第2の集塵室とに該当していればよい。本発明の適用対象となる電気掃除機はサイクロン方式でなく他の方式のものであってもよい。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明に基づく実施の形態1における電気掃除機の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1における電気掃除機の掃除機本体内部の概念図である。 本発明に基づく実施の形態1における電気掃除機の取出し部の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1における電気掃除機の掃除機本体の本体上蓋を開けた状態の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1において取出し部の下端を開放した状態の第1の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1において取出し部の下端を開放した状態の第2の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1においてサイクロン分離部の下部の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1においてサイクロン分離部から塵埃を落下させる様子の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1における電気掃除機に用いられているフィルタの斜視図である。 図9におけるX−X線に関する矢視断面図である。 本発明に基づく実施の形態1においてフィルタがフィルタ枠に収まっている様子の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1における電気掃除機に用いられるフィルタ除塵機構の第1の例の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1における電気掃除機に用いられるフィルタ除塵機構の第2の例の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1における電気掃除機の取出し部の上蓋を外した状態の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1における電気掃除機の取出し部の蓋部の第1の変形例の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1における電気掃除機の取出し部の蓋部の第2の変形例の説明図である。 従来技術に基づく電気掃除機の斜視図である。 従来技術に基づく電気掃除機におけるサイクロン方式の説明図である。 従来技術に基づく電気掃除機の取出し部の斜視図である。 従来技術に基づく電気掃除機の取出し部を開いた状態の斜視図である。
符号の説明
1,101 電気掃除機、2,102 掃除機本体、2a 本体上蓋、3,103 ホース、4,104,204 サイクロン分離部、4a テーパ部、6,6h,6i,106,206 フィルタ部、6a,6b,6c フィルタ枠、7 送風機、9,9j,9k1,9k2 蓋部、10,10j,10k 取出し部、11 取っ手、12 (サイクロン分離部の)上蓋、13 (サイクロン方式に関わる)構造物、15,215 フィルタ、17 流入口、31 第1開口部、32 第2開口部、41 (ホースから入ってくる)空気流、42 回転流れ、43,44 (フィルタ部を通過する)空気流、51 塵埃、52 係止部、53 開放操作部、54 蝶番、61,62 フィルタ除塵機構、65 レール、66 移動体、66a,68a つまみ、67 回転体ケース、68 回転体、69 中心軸、105 集塵ケース、210 取出し部、211 取っ手、212 蝶番、213 係止孔、214 フック、216 ボタン。

Claims (9)

  1. 吸引風を生成するための送風機と、
    前記吸引風に含まれる塵埃を捕集するための第1の集塵室と、
    前記吸引風に関する下流側において前記吸引風中に含まれる塵埃を捕集するための第2の集塵室とを備え、
    前記第1および第2の集塵室は、貯まった塵埃を排出するための第1および第2開口部をそれぞれ下端に有し、
    前記第1および第2開口部は、開閉可能な蓋部によって塞がれており、
    前記第1および第2開口部は、ユーザによる単一の操作によって同時に開放することが可能となっている、電気掃除機。
  2. 前記蓋部は前記第1および第2開口部を一括して塞ぐように形成された一体物の蓋体である、請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記第1および第2開口部は互いに隣接している、請求項1または2に記載の電気掃除機。
  4. 前記第1および第2の集塵室のうち少なくとも一方の少なくとも下部は、下端に向かってテーパ状に広がっている、請求項1から3のいずれかに記載の電気掃除機。
  5. 前記第1の集塵室は、前記吸引風を円筒室内で回転させることによって生じる遠心分離作用によって塵埃を捕集するためのサイクロン集塵室であり、前記第2の集塵室は、フィルタによって塵埃を捕集するためのフィルタ集塵室である、請求項1から3のいずれかに記載の電気掃除機。
  6. 前記フィルタは、複数の山形状を平行に配置したプリーツ形状を有する、請求項5に記載の電気掃除機。
  7. 前記複数の山形状の各々は、上下方向に延在する形となっている、請求項6に記載の電気掃除機。
  8. 前記フィルタに振動を与えて前記フィルタの前記吸引風に関する上流側に付着した塵埃を離脱させるためのフィルタ除塵機構を備える、請求項5から7のいずれかに記載の電気掃除機。
  9. 前記第1および第2の集塵室のうち少なくとも一方は、上端が開放可能となっている、請求項1から8のいずれかに記載の電気掃除機。
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