JP2008093031A - 吸殻回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】混入した異物が障害となって吸殻を回収して搬送する部材の作動が阻害された場合にも、原動部に負担をかけることがなく、速やかにメンテナンス作業を行うことができる吸殻自動回収装置を提供する。
【解決手段】テーブル13の下方に配設され、テーブル13下面部に固定され、テーブル13に設けられた灰皿14に投入され、灰皿15の孔部から落下する吸殻を保持しうる筒状部15と、筒状部内に、回転可能に配設された螺旋部材16と、螺旋部材16を回転させうる駆動部17とを有し、テーブルに設けられた灰皿から落下する吸殻を自動的に回収する吸殻回収装置であって、駆動部17は、原動部と、この原動部の原動力を螺旋部材16に伝達すると共に、螺旋部材16の回転が異物により阻害され回転不可能となった場合にはこの原動部の回転の螺旋部材16への伝達を停止しうる駆動力伝達部19とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸殻回収装置に係り、特に、遊技機のテーブルの下面部に装着され、テーブルに設けられた灰皿から落下する吸殻を自動的に回収する吸殻回収装置に関する。
従来より、パチンコ機等の遊技機の前面下部に設けられたテーブル下面部に装着される吸殻回収装置が提案されていた。
このような従来の吸殻回収装置は、島として構成され、互いに隣接して設置される複数の遊技機全体の幅方向全域に沿って夫々の前面部に設けられたテーブル下方に配設され、吸殻回収用の細長筒状部と、この細長筒状部内に配設される所定の長さ寸法のチェーンやスクリューからなる搬送手段を、一端部に設けられたモータにより駆動させ、テーブルに設けられた灰皿部から落下する吸殻を拾い上げて反モータ方向へ搬送して回収ボックス等に回収するように構成されている(特許文献1〜4参照)。
しかしながら、このような従来の吸殻自動回収装置にあっては、上記吸殻回収装置の稼動時に、灰皿に異物が混入し、当該異物が上記吸殻回収用の細長筒状部内に落下し、上記細長筒状部内において、チェーンやスクリューと上記筒状部内側面との間に挟ってしまう場合がある。
このような場合には、チェーンやスクリューは作動できないことから、モータを停止させない限り、モータに負担がかかり、モータの焼きつき等の事態を引き起こす要因ともなっていた。
また、このような場合には、速やかにモータの作動を停止させた上で、上記チェーンやスクリューを取り外して異物を排除する必要があり、このような異物を排除するためのメンテナンス作業が煩雑であった。
実用新案登録第3115243号 特開2001−198344号 特開平6−343755号 特開平9−24159号
そこで本発明の技術的課題は、混入した異物が障害となって吸殻を回収して搬送する部材の作動が阻害された場合であっても、原動部に負担をかけることがないと共に、速やかにメンテナンス作業を行うことができる吸殻自動回収装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明にあっては、遊技機の前面下部に設けられたテーブルの下方に配設され、上記テーブルの長さ方向に沿ってテーブル下面部に固定され、上記テーブルに設けられた灰皿に投入され、灰皿に開設された孔部から落下する吸殻を保持しうる筒状部と、上記筒状部内に、回転可能に配設された螺旋部材と、上記螺旋部材の一端部に配設され、上記螺旋部材を回転させうる駆動部とを有し、上記テーブルに設けられた灰皿から落下する吸殻を自動的に回収する吸殻回収装置であって、上記駆動部は、原動部と、上記原動部の原動力を螺旋部材に伝達すると共に、上記螺旋部材の回転が異物により阻害され回転不可能となった場合には上記原動部の回転の上記螺旋部材への伝達を停止しうる駆動力伝達部とを有することを特徴とする。
従って、請求項1記載の発明にあっては、装置の作動中に、灰皿から吸殻以外の異物が上記筒状部内に落下し、異物が筒状部の内側面部と上記螺旋部材との間に挟まり、上記螺旋部材の回転が不可能になった場合には、上記駆動力伝達部により上記原動部の回転が上記螺旋部材へ伝達されないことから、原動部は固定された上記螺旋部材の影響を受けることはない。
請求項2記載の発明にあっては、上記駆動力伝達部は、上記原動部の出力軸部に固定され、原動部の回転駆動力を出力する原動側クラッチ部材と、この原動側クラッチ部材に係合すると共に上記螺旋部材が係合して、上記原動部の回転駆動力を上記螺旋部材へ伝達すると共に、上記螺旋部材が回転不可能となった場合には上記駆動側クラッチ部材への係合が解除され、螺旋部材への回転駆動力の伝達を行わない伝達側クラッチ部材と、上記伝達側クラッチ部材を上記クラッチ部材と常時係合する方向へ付勢する付勢部材とを有することを特徴とする。
従って、請求項2記載の発明にあっては、上記螺旋部材が回転不可能となった場合には、上記原動側クラッチ部材は、原動部の回転駆動力の出力により回転を継続するが、上記伝達側クラッチ部材は、上記付勢部材の付勢力に抗して原動側クラッチ部材への係合が解除されることにより、原動側クラッチ部材の回転駆動力は螺旋部材へ伝達されなくなる。
請求項3記載の発明にあっては、上記螺旋部材は軸方向に沿って可撓性を有すると共に、上記螺旋部材の軸方向における駆動部と反対側には、上記螺旋部材の回転開始時において、所定の回転駆動力が上記螺旋部材に蓄積された場合に初めて螺旋部材が回転しうるように構成された回転支軸部が設けられていることを特徴とする。
従って、請求項3記載の発明にあっては、上記原動部からの回転駆動力が螺旋部材に伝達された場合であっても、上記軸方向に沿って弾性を有する螺旋部材に回転駆動力が蓄積された後に初めて上記螺旋部材が回転支軸部により回転する。
請求項4記載の発明にあっては、上記回転支軸部は、螺旋部材からの回転力を規制しうるダンパー装置により構成されていることを特徴とする。
従って、請求項4記載の発明にあっては、上記原動部からの回転駆動力が螺旋部材に伝達された場合であっても、上記ダンパー装置により構成された回転支軸部により、所定の回転駆動力が螺旋部材に蓄積されるまでは上記螺旋部材の回転は規制される。その後、上記螺旋部材に回転駆動力が蓄積された後に上記螺旋部材が回転支軸部により回転する。
請求項5記載の発明にあっては、上記原動側クラッチ部材は合成樹脂製であって、短円筒状に形成され、伝達側クラッチ部材方向へ突出する複数の凸部が連続して形成されていると共に、上記伝達側クラッチ部材は合成樹脂製であって上記原動側クラッチ部材を収納しうる円筒状に形成され、上記原動側クラッチ部材の上記凸部に係合する複数の凹部が形成され、
上記伝達側クラッチ部材及び原動側クラッチ部材に形成された凸部は、上記螺旋部材が回転不能な事態に至り、上記伝達側クラッチ部材が回転不能となった場合には、上記原動側クラッチ部材は、上記凸部が、係合している上記伝達側クラッチ部材の凹部を離脱して隣接する凹部へ移動することにより、回転することができるように構成されていることを特徴とする。
従って、請求項5記載の発明にあっては、上記螺旋部材が回転不可能となった場合には、上記螺旋部材が係合する伝達側クラッチ部材も回転を停止する。
この場合、原動側クラッチ部材は、上記伝達側クラッチ部材の回転の停止にかかわらず回転を継続するが、原動側クラッチ部材に作用する回転駆動力により原動側クラッチ部材に形成された凸部が、上記伝達側クラッチ部材に形成された凹部を乗り越え隣接する凹部へ移動しうることから、上記凸部及び凹部の係合固定状態は解除され、原動側クラッチ部材の回転駆動力は伝達側クラッチ部材へは伝達されない。
請求項6記載の発明にあっては、上記凸部の頂部は側面三角形状に形成されていると共に、上記凹部は上記凸部と同一形状の三角形状に形成されていることを特徴とする。
請求項7記載の発明にあっては、上記伝達側クラッチ部材及び上記回転支軸部には、上記螺旋部材の夫々の端部が着脱可能に係合しうる係合部が形成されていることを特徴とする。
従って、請求項7記載の発明にあっては、上記螺旋部材は、両端部を上記伝達側クラッチ部及び回転支軸部に係止することができる。
また、請求項8記載の発明にあっては、上記筒状部材構成体の側面部には、軸方向に沿って、互いに対向する部位に一対の係合溝部が設けられ、ベルト状部材が上記一対の係合溝部に係合すると共に上記側面部に沿って配設されることにより隣接する筒状部材構成体と接合固定されることを特徴とする。
従って、請求項8記載の発明にあっては、筒状部材構成体を相互に接合固定する場合には、ベルト状部材を以って接合固定することができる。
請求項1及び2記載の発明にあっては、装置の作動中に、灰皿から吸殻以外の異物が上記筒状部内に落下し、異物が筒状部の内側面部と上記螺旋部材との間に挟まり、上記螺旋部材の回転が不可能になった場合には、上記駆動力伝達部により上記原動部の回転が上記螺旋部材へ伝達されないことから、原動部は回転が不可能となった上記螺旋部材の影響を受けて負荷がかかることはない。
従って、混入した異物が障害となって螺旋部材である螺旋部材の作動が阻害された場合であっても、原動部に負担をかけることがないと共に、速やかにメンテナンス作業を行うことができる吸殻回収装置を提供することができる。
特に、請求項5乃至7記載の発明にあっては、原動側クラッチ部材に作用する回転駆動力により原動側クラッチ部材に形成された凸部が、上記停止している伝達側クラッチ部材に形成された凹部を上記付勢部材の付勢力に抗して乗り越えることから、上記凸部及び凹部間における係合固定状態は解除され、原動側クラッチ部材の回転駆動力は伝達側クラッチ部材へは伝達されないと共に、原動側クラッチ部の凸部が伝達側クラッチ部の凹部を乗り越えた際には、上記付勢部材の付勢力により隣接する凹部へ衝接する事態を繰り返すことにより、連続的に異音を発し、異物の混入等の原因により上記螺旋部材の回転が停止している事態を周囲に知らせる。
その結果、迅速なメンテナンスを行い、原動部への負担を軽減することができる、という効果を奏する。
請求項3及び4記載の発明にあっては、上記原動部からの回転駆動力が螺旋部材に伝達された場合であっても、上記軸方向に沿って弾性を有する螺旋部材に所定の大きさの回転駆動力が蓄積された後に上記螺旋部材が回転支軸部により回転する。
従って、軸方向に沿って可撓性を有する螺旋部材を使用した場合に、原動部の回転駆動力が伝達された場合に、上記螺旋部材が撓み、特に、上記螺旋部材の軸方向に所定の長さ寸法を有するような場合には、駆動部により回転駆動力を供給した場合であっても、螺旋部材が回転しない場合がある。
しかしながら、本請求項記載の発明にあっては、可撓性を有する螺旋部材に対して、回転支軸部により一定の回転駆動力が蓄積されるまで制動作用が働くことから、上記回転駆動力により可撓性を有する螺旋部材に対して蓄力され、
上記螺旋部材に蓄積された回転駆動力が上記回転支軸部の制動力を上回った場合に螺旋部材が回転を開始する。
その結果、本請求項記載の発明にあっては、螺旋部材が大きな剛性を有さず軽量な螺旋部材であっても使用することができる。
従って、螺旋部材の重量を軽減し、装置全体の重量を軽減することが可能となると共に、島として構成された複数の遊技機への取り付け作業が容易な吸殻回収装置を提供することができる。
請求項7記載の発明にあっては、上記螺旋部材は、両端部を上記伝達側クラッチ部及び回転支軸部に係止することができることから、容易に設置可能であって、螺旋部材の着脱が容易な吸殻回収装置を提供することができる。
また、請求項8記載の発明にあっては、上記筒状部材構成体の側面部に設けられた一対の係合溝部にベルト状部材を係合させることによって、隣接する筒状部材構成体と接合固定されるように構成されていることから、複数の筒状部材構成体を相互に接合するにあたって、スクリュー等の固定部材を使用することなく、ベルト状部材を係止させるのみで容易かつ迅速に筒状部材構成体を接合固定することができる。
さらに、メンテナンス作業の必要時等、相互に固定された筒状部材構成体を取り外す必要がある場合にも、上記ベルト状部材の筒状部材構成体への係合を解除するのみで、筒状部材構成体を取り外すことができることから、容易かつ迅速に筒状部材構成体を取り外すことができる。
〔全体構成〕
図1に示すように、本実施の形態に係る吸殻回収装置10は、島11として構成され、幅方向に連設された10機の遊技機12の、夫々の幅方向に沿って、前面部下部に設けられたテーブル13の下面部に装着されている。
即ち、上記テーブル13の長さ方向に沿ってテーブル13の下面部に固定され、上記テーブル13に設けられた灰皿14に投入され落下する吸殻を保持しうる筒状部材15と、上記筒状部材15内に回転可能に配設され、吸殻を搬送しうる螺旋部材16と、上記螺旋部材16を回転駆動しうる駆動部17とを有し、上記テーブル13に設けられた灰皿14から落下する吸殻を自動的に回収するように構成されている。
上記筒状部材15は、複数の筒状部材構成体15a,b,c・・・が相互に接続して構成されている。本実施の形態にあっては、上記筒状部材構成体15a,b,c・・・は、ステンレス製であって、横断面略U字状に形成された構成体本体55とこの構成体本体55の上面部を被覆する固定パネル56とにより構成されている。上記所定の筒状部材15a,b,c・・・にあっては、各遊技機12の各テーブル13の灰皿(図示せず)の下方に配設され、灰皿に対応する部位には適宜、吸殻落下孔部(図示せず)が開設されている。
上記灰皿には孔部が開設されており、遊技者が吸い終わった吸殻は上記灰皿へ投入され、上記孔部から上記吸殻落下孔部を介して、上記筒状部材15内へ落下する。
上記固定パネル56の長さ方向両端部には一対のフランジ部24が形成され、上記テーブルへは、上記フランジ部24において、固定用ホルダー22を介してスクリューにより固定される。
〔駆動部〕
図4に示すように、上記駆動部17は、原動部18と、上記原動部18の原動力を上記螺旋部材16に伝達すると共に、上記螺旋部材16が異物により阻害され作動不可能となった場合には上記原動部18の駆動力の上記螺旋部材16への伝達を停止しうる駆動力伝達部19とを有している。
上記筒状部材15の一端部には駆動部17が設けられている。上記駆動部17は、原動部18と、上記原動部18の原動力を上記螺旋部材に伝達すると共に、上記螺旋部材16が異物により回転が阻害され作動不可能となった場合には上記原動部18の駆動力の上記螺旋部材16への伝達を停止しうる駆動力伝達部19とを有している。
上記原動部18は電動モータからなり、駆動力の出力軸(図示せず)を備え、電源の供給を受けて回転駆動力を駆動力伝達部19へ供給する。
上記駆動力伝達部19は、上記原動部18の出力軸43に、延長部26を介して接合固定され、上記原動部18の回転駆動力を出力する原動側クラッチ部材28と、この原動側クラッチ部材28に係合すると共に上記螺旋部材16が係合して、上記原動部18の回転駆動力を上記螺旋部材16へ伝達すると共に、上記螺旋部材16が回転不可能となった場合には上記原動側クラッチ部材28への係合が解除され、上記螺旋部材16への回転駆動力の伝達を行わない伝達側クラッチ部材29と、上記伝達側クラッチ部材29を上記原動側クラッチ部材28と常時係合する方向へ付勢する付勢部材としてのコイルスプリング40とを有している。
上記延長部26は、断面六角形状の筒状軸部材30と、この筒状軸部材30を、一端部において上記電動モータの出力軸に固定するスクリュー31,31とからなる。上記筒状軸部材30の内部にはネジ溝が刻設されている。
上記原動側クラッチ部材28は、上記筒状軸部材30の他端部において軸部材30に固定され、合成樹脂製であって短円筒状に形成され、伝達側クラッチ部材29方向へ突出する4つの側面三角形状の凸部32が連続して形成されている。上記凸部32の頂部は45度の角度を以って形成されている。
即ち、上記原動側クラッチ部材28にあっては、軸方向の一端部には4つの凸部32が周方向に沿って連続して形成されると共に、軸方向に溝部33が形成されている。また、他端部中央には固定用の孔部34が開設され、この孔部34を介してスクリュー35により上記筒状軸部材30の他端部において、上記筒状軸部材30のネジ孔27に係合して固定しうるように構成されている。
一方、上記伝達側クラッチ部材29は、原動側クラッチ部材28と同様に合成樹脂製であって、上記原動側クラッチ部材28を収納しうる円筒状に形成され、上記原動側クラッチ部材の上記凸部32に係合する4つの凹部36が形成されている。
上記凹部36は、上記凸部32と同一の形状である側方断面三角形状に形成され、凹部32の先端部は上記凸部32と同一の45度の角度を持って形成されている。
即ち、上記伝達側クラッチ部材29は、一端部には上記原動側クラッチ部材28を収納しうる収納部37が形成されている。この収納部37には、上記原動側クラッチ部材28の長さ寸法と同一の長さ寸法を有して形成され、上記収納部37の内方端部には、原動側クラッチ部材28が収納された場合に、上記原動側クラッチ部材28の上記凸部32が係合しうる凹部36を有する壁部38が形成されている。
この壁部38の中央部には上記筒状軸部材30よりも大径であって、平面円形状の貫通孔39が開設されており、この貫通孔39に上記筒状軸部材30が挿通され、上記原動側クラッチ部材28が、上記凸部32が上記凹部36に係合した状態で上記収納部37内に収納され、上記スクリュー35により、上記筒状軸部材30に伝達側クラッチ部材29と共に固定されるよう構成されている。
上記筒状軸状部材30にはコイルスプリング40が巻装され、このコイルスプリング40の一端部は上記スクリュー31に固定されると共に、他端部は上記壁部38の原動部18側に圧接した状態で伝達側クラッチ部材29内に収納されている。
従って、上記伝達側クラッチ部材29は、上記コイルスプリング40の付勢力により、常時、伝達側クラッチ部材29の凹部36が原動側クラッチ部材28の凸部32に係合する形で、原動側クラッチ部材28に圧接した状態で筒状軸部材30に固定されている。
また、上記伝達側クラッチ部材29の原動部側端部には螺旋部材16の一端部が係合する係合凹部41が形成されている。なお、上記伝達側クラッチ部材29には軸方向に沿って溝部42が設けられている。
従って、駆動力伝達部19を構成する場合には、筒状軸部材30を、スクリュー31によりコイルスプリング40の一端部を保持しつつ原動部20の出力軸に固定し、上記コイルスプリング40を、伝達側クラッチ部材29内に収納させ、上記壁部38に他端部を圧接させてコイルスプリング40を圧縮状態にし、上記筒状軸部材30を伝達側クラッチ部材29の上記挿通孔39内に挿通させる。
その後、上記伝達側クラッチ部材29の上記収納部37内に、原動側クラッチ部材28を、原動側クラッチ部材28の4つの凸部32を上記4つの凹部36に係合させた状態で収納し、原動側クラッチ部材28の外方からスクリュー35を、筒状軸部材29のネジ孔27に螺合させて原動側クラッチ部材28及び伝達側クラッチ部材29を筒状軸部材30に固定することにより作製する。
このようにして構成された駆動力伝達部19及び原動部18からなるユニットとしての駆動部17は、上記筒状部材15の断面形状と同一の断面形状の駆動部収納筒部45内に、スクリュー46により原動部20が固定されることにより収納固定されている。
このように構成された駆動部17は、上記のように、螺旋部材16が内部に回転可能に収納された筒状部材15の一端部に接合固定され、上記螺旋部材16の一端部16aが上記係合凹部41に係合する。
従って、原動部18の出力軸から出力された回転駆動力は筒状軸部材30を介して原動側クラッチ部材28に伝達される。上記原動側クラッチ部材28は凸部32により伝達側クラッチ部材29の凹部36に係合していることから、伝達側クラッチ部材29に伝達され、螺旋部材16を回転させる。
上記螺旋部材16と筒状部材15の内側面部との間に灰皿開口部から落下した異物が挟まり、螺旋部材16の回転が阻止された場合には、上記伝達側クラッチ部材29の回転も阻止されるが、原動側クラッチ部材28と伝達側クラッチ部材28とは凸部32と凹部36とにより係合していることから、回転駆動力により、上記原動側クラッチ部材28の凸部32が、上記コイルスプリング40の付勢力に抗して、伝達側クラッチ部材29の凹部36上の傾斜部をスリップし移動して離脱し、隣接する凹部36に係合する。
従って、上記伝達側クラッチ部材29は、螺旋部材16の回転が阻止されている間においては、上記原動側クラッチ部材28との間で上記係合離脱動作を繰り返す。
〔螺旋部材〕
図2に示すように、上記螺旋部材16は、本実施の形態にあっては、10機の遊技機12の幅方向の略全域に亘って配設されうる長さ寸法と、筒状部材16内に収納されうる径寸法とを有し、細径のピアノ線等の針金等からなり、表面部をビニール部材により被覆されている。従って、上螺旋部材16は柔軟なコイルスプリング状に形成されており、軸方向に沿って圧縮しうると共に可撓性を有している。
〔回転支軸部〕
図1に示すように、上記筒状部材15の他端部には、上記螺旋部材16の回転開始時において、所定の回転駆動力が上記螺旋部材16に蓄積された場合に初めて螺旋部材16が回転しうるように構成された回転支軸部45が接合固定されている。上記回転支軸部45は、上記螺旋部材16からの回転力を規制しうるダンパー装置により構成されている。
図5及び図6に示すように、上記回転支軸部45は、上記螺旋部材16の他端部が係合する円筒状の回転支軸部材49と、上記回転支軸部材49に挿通固定される軸部材47と、この軸部材47の両側部に配設され、上記回転支軸部材49の回転力を減衰させる一対のダンパー部材48,48と、上記回転支軸部材49及び上記ダンパー部材48,48が固定される固定用パネル46と、上記回転支軸部材49、ダンパー部材48,48及び固定用パネル46が取付固定されるフレーム部材53とにより構成されている。
上記軸部材47には回転支軸部材49及び減衰ギヤ52が回転可能に挿通され、先端部は上記固定用パネル46裏面側においてナット53により固定されている。上記ダンパー部材48,48は上記固定用パネル46表面側において上記減衰ギヤ52の両側部に配設固定されている。
上記ダンパー部材48,48は、夫々、ギヤ51,51を有し、上記減衰ギヤ52は上記ギヤ51,51と歯合している。従って、回転支軸部材49が回転する場合には、回転力は上記減衰ギヤ52を介して上記ダンパー部材48,48により減衰されるように構成されている。上記回転支軸部材49には、上記螺旋部材16が係合する係合溝部54が形成されている。
従って、円筒状回転支軸部材49の回転に関しては、上記ダンパー部材48,48が上記回転支軸部45の減衰ギヤ52に歯合し、回転支軸部45の回転力を減衰することから、上記ダンパー部材48,48の減衰力を上回る所定の回転駆動力が回転支軸部材49に対して作用した場合に初めて回転支軸部材49が回転するように構成されている。
従って、記螺旋部材16は、上記のように柔軟なコイルスプリング状に形成され、軸方向に沿って可撓性を有していることから、円筒状回転支軸部49の係合溝部54に螺旋部材16の他端部16bが係合され、上記駆動部17により回転駆動力が螺旋部材16の一端部16aから入力された場合であっても、螺旋部材16は剛体ではなく、軸方向において撓むことから、入力された回転駆動力は螺旋部材16の軸方向において入力された大きさと同一の大きさのまま上記回転支軸部45へは伝達されにくい。
この場合、上記のように螺旋部材16の他端部が係合している上記回転支軸部材49はダンパー部材48,48により回転力が減衰されるように構成されていることから、他端部16b側は所定の回転駆動力が螺旋部材16内に蓄積され、上記所定の回転駆動力が上記ダンパー部材48,48の減衰力に打ち克つまでは回転せず、所定のレベル以上の回転駆動力が螺旋部材16内に蓄積され、上記ダンパー部材48,48の減衰力に打ち克った場合に初めて回転支軸部45側において他端部16b側が回転し、その後、螺旋部材16全体が定常的な回転を継続する。
従って、螺旋部材16は、駆動部17により一端部16a側に回転駆動力が入力された場合であっても、螺旋部材16全体が定常的な回転を開始するまでに若干のタイムラグが必要となる。
本実施の形態にあっては、図1に示すように、上記筒状部材15の回転支軸部45側の端部には、筒状部材15の下方へ開口する開口部(図示せず)が開設されていると共に、上記開口部の下方には吸殻回収ボックス55が着脱可能に固定されている。
〔作用〕
以下、本実施の形態に係る吸殻回収装置10の作用について説明する。
本実施の形態に係る吸殻回収装置10を設置する場合には、図1に示すように、島11として構成され、幅方向に連設された10機の遊技機12の、夫々の幅方向に沿って、前面部下部に設けられたテーブル13の下面部に装着する。
上記のように、筒状部材15は、複数の筒状部材構成体15abc・・・を、適宜、固定用ホルダー22を介して接合すると共に上記テーブル13へスクリューにより固定する。この場合、先端部側の筒状部材構成体15aは、先端部に上記駆動部17が配設されていると共に、後端部側の筒状部材構成体15Jには、回転支軸部45が配設されている。
上記筒状部材15が形成できた場合には、後端部の筒状部材構成体15Jのみは固定しない状態にしておき、後端部側から筒状部材15内部へ上記螺旋部材16を挿通させる。
従来のこの種のチェーン又はスクリューを利用した吸殻回収装置は、チェーン及びスクリューが非常に重く、各遊戯店において吸殻回収装置を設置するにあたり、取り付け作業が煩雑であると共に設置に時間を要する、という不具合があったが、図2に示す螺旋部材16は、上記のように、遊技機12の幅方向の略全域に亘って配設されうる長さ寸法を有し、細径のピアノ線等の針金等からなることから、上螺旋部材16は柔軟なコイルスプリング状に形成されており、軸方向に沿って圧縮しうると共に可撓性を有していることから、螺旋部材16の重量も軽量で、作業者は螺旋部材16を容易に取り回し、かつ、筒状部材15内に挿通させ、容易かつ迅速に設置することができる。
その後、螺旋部材16の先端部を上記駆動部17の駆動力伝達部19を構成する伝達側クラッチ部材29の先端部に形成された係合凹部41に係合させ、その後、上記螺旋部材16の後端部を上記回転支軸部材49に形成された係合溝部54に係合させる。その後、後端部側の筒状部材構成部材15Jを固定用ホルダー22を介してテーブル13裏面へ固定し、吸殻回収装置10の設置を完了する。
この場合、上記後端部側の回転支軸部材49の上記回転支軸部45よりも軸方向前方よりの部位には回収孔部(図示せず)が開設され、この回収孔部の下方には回収ボックス55が配設され、搬送されてくる吸殻を回収する。
その後、電源コードを供給電源に接続して電源を電動モータからなる原動部20へ供給することによって差動可能な状態に至る。
適宜のスイッチ手段の閉動作により電源が上記原動部20へ供給された場合には、原動部20からの駆動力は出力軸43から筒状軸部材30を介して原動側クラッチ部材28に伝達される。
上記のように原動側クラッチ部材28は4つの凸部32により、伝達側クラッチ部材29の4つの凹部36に係合して伝達側クラッチ部材29に接合されていることから、原動側クラッチ部材28の回転駆動力は伝達側クラッチ部材29へ伝達され螺旋部材16へと伝達される。
これにより螺旋部材16に回転駆動力が供給されるが、上記のように、螺旋部材16は、細径のピアノ線等の針金等からなり、柔軟なコイルスプリング状に形成され、軸方向に沿って圧縮しうると共に可撓性を有していることから、上記螺旋部材16の先端部側に回転駆動力が入力された場合であっても、リアルタイムに入力された大きさと同じ回転駆動力が後端部側にまでは伝達されにくい。
この場合、螺旋部材16全体が、軸方向全域に亘って同様の回転駆動力により回転運動を行わなければ落下してくる吸殻を効果的に搬送することはできないことから、本実施の形態にあっては、回転支軸部45が設けられている。
即ち、螺旋部材16が係合している回転支軸部材49はダンパー部材48,48により回転力が減衰されるように構成されていることから、螺旋部材16の後端部に伝達された回転駆動力が上記ダンパー部材48,48の減衰力を上回るまでは、螺旋部材16は回転支軸部45によりその回転が規制されて回転しない。
その後、螺旋部材16において、上記ダンパー部材48,48の減衰力を上回る回転駆動力が蓄積された場合には、上記ダンパー部材48,48の減衰力に打ち克し、回転支軸部材49を回転中心として回転を開始する。
この状態で、上記夫々の遊技機12のテーブル13に設置された個々の灰皿から筒状部材15内に落下した吸殻は、上記回転する螺旋部材16により後端部側へ搬送され、上記回収孔部へ至り、孔部から回収ボックス55内へ落下して回収される。
また、作動中に、灰皿の吸殻落下孔部から筒状部材16内へ異物が混入し、例えば、螺旋部材16と筒状部材16の内側面部との間に挟まり、上記供給される回転駆動力によっても螺旋部材16の回転が不可能となる場合には、上記螺旋部材16が係合している伝達側クラッチ部材29は螺旋部材16同様に回転不可能な状態に至る。
この場合、上記駆動部を構成する原動側クラッチ部材28は原動部18から供給される回転駆動力により回転を継続しようとし、この原動側クラッチ部材28に形成された45度の角度を持って形成された4つの三角形状の凸部32は、伝達側クラッチ部材29の、4つの同一の側方断面形状の凹部36に係合していることから、上記各凸部32は、上記コイルスプリング40の係合方向へ作用する付勢力に抗して、上記回転駆動力により上記凹部36から離脱して隣接する凹部36へ移動する動作を繰り返す。
この原動側クラッチ部材28が回転する際には、上記伝達側クラッチ部材29は、上記原動側クラッチ部材28に押されて上記付勢力に抗して原動部側へ上記凸部32の高さ寸法分移動し、上記凹部36が凸部32を乗り越えた時点でコイルスプリング40の付勢力により原動側クラッチ部材28方向へ移動する。
従って、螺旋部材16が回転不可能となった場合には伝達側クラッチ部材29と原動側クラッチ部材29との係合固定状態が解除され、原動側クラッチ部材28の回転駆動力は伝達側クラッチ部材28へは伝達されない状態となる。その結果、原動部20の回転駆動力が逃がされることから、原動部20が負荷を受け、損傷を受ける事態を有効に防止しうる。
また、この際には、上記のように伝達側クラッチ部材29が原動側クラッチ部材28の回転により凸部32により押される形で原動部20側へ移動した後、コイルスプリング40の付勢力により原動側クラッチ部材28へ衝接するピストン運動を繰り返す。
上記伝達側クラッチ部材29は合成樹脂により円筒状に形成されていることから、上記コイルスプリング40の付勢力により原動側クラッチ部材28へ圧接する際には、当接音を発し、この当接音が、螺旋部材16に異物が挟まり回転していない異常事態を周囲に周知することとなる。
従って、迅速にメンテナンス作業を実施することができ、原動部18等の装置の構成に負担をかける事態を低減することができる。
また、本実施の形態に係る吸殻回収装置10にあっては、上記螺旋部材16と筒状部材16の内側面との間に異物が挟まり回転が停止した場合であっても、螺旋部材16そのものが柔軟かつ軽量なコイルスプリング状に形成されていることから、容易に取りはずすことができ、異物の回収も容易に行うことができる。
図7〜図12は、本発明に係る吸殻回収装置の他の実施の形態を示す。
図7(A)に示すように、上記島11として構成された、一端部の遊技機12aに装着された筒状部材構成体61aにあっては、駆動部17が上記筒状部材構成体61aの一端部下方に取り付けられている。
本実施の形態に係る吸殻回収装置60にあっては、螺旋部材16への回転駆動力は、上記駆動部17から適宜の伝達部材を介して螺旋部材16の軸方向に対して直角に供給されるように構成されている。
そして、図8及び図9に示すように、上記筒状部材61の上端部両側方部位には、軸方向に沿って互いに対向して、断面略C字状であって外側方へ開口する係合溝部65が設けられている。
この係合溝部65は、側面部74の上端部位75が内方へ凹出形成されると共に、上記上端部位75から外側方へ所定間隔をおいて、互いに対向するL字状の上方凸部64及び下方凸部68が設けられ、上記上方凸部64及び下方凸部68の間には開口部66が形成されている。
そして、図7(B)及び(C)に示すように、上記筒状部材構成体16aの一端部には掃除用孔部63が開設されている。この掃除用孔部63は側方円形状に形成され、常態時においては、図7(B)に示すように、上記係合溝部65に軸方向に沿ってスライド可能に係合されているシャッター部材69により被覆され、必要時には、図7(c)に示すように、シャッター部材69を筒状部材61の軸方向に沿ってスライドさせることにより上記掃除用孔部63を露出させることができる。
従って、本実施の形態にあっては、所定時間使用し筒状部材61内部が吸殻等により汚れた場合には、脱脂綿等の適宜のふき取り可能な払拭部材を上記掃除用孔部63から内部へ入れ、上記螺旋部材61により他端部へ搬送することにより、別途作業員による手作業を介することなく自動的に筒状部材61内部を掃除することができる。
また、図10及び図11に示すように、本実施の形態に係る筒状部材61にあっては、筒状部材構成体61a,b,c・・・を相互に接合するに際し、スクリュー等の別途の接合固定部材を使用することなく、ベルト状部材70を使用することによりワンタッチで接合固定することが可能となる。
即ち、上記ベルト状部材70は、所定の剛性を有すると共に可撓性を有するPP等の合成樹脂素材からなり細長長方形状に形成され、裏面部の長さ方向の両端部には、幅方向に沿って一対の係合突起71,71が設けられている。
この係合突起71,71は、縦断面略L字状に形成され、上記筒状部材61の係合溝部65の開口部66内において下方凸部68に係合しうるように構成されている。また、上記ベルト状部材70の長さ方向両端部には、表面側において先端突起部72が夫々形成されている。
上記ベルト状部材70により各筒状部材構成体61a,b,c・・・を接合固定する場合には、例えば、各筒状部材構成体61aと他の筒状部材構成体61bの端部を相互に接合させ、当該接合部位において、上記ベルト状部材70の長さ方向の一端部の係合突起71,71を筒状部材構成体61a,61bの一方側の上記係合溝部65aの下方凸部68に係合させると共に、ベルト状部材70の長さ方向端部80を上方凸部64の側面部に当接させることにより、ベルト状部材70の一端部側を筒状部材構成体61a,61bに係合固定させる。その後、他端部を筒状部材の下面部を回して他方側の係合溝部65bに、係合突起71,71を同様の要領で係合固定させるものである。
この場合、ベルト状部材70は所定の剛性を有することから、上記各筒状部材構成体61a,b,c・・・を確実に支持して接合させることができる。また、上記ベルト状部材70は合成樹脂により形成され可撓性を有することから、筒状部材構成体61a,b,c・・・の側面部の形状に沿った形で固定されるため、外見上も何ら違和感がなく、外観品質を向上させることができる。
従って、本実施の形態に係る吸殻回収装置60にあっては、遊技機の島11に対して設置する際に、筒状部材61を構成する場合には、筒状部材構成体61a,b,c・・・を上記ベルト状部材70を使用することにより、スクリュー等の接合固定手段を使用することなく固定することができる。
また、吸殻回収装置60のメンテナンス時等に、各筒状部材構成体61a,b,c・・・等を相互に取り外す必要がある場合には、上記ベルト状部材70の端部に形成された凸部72を側方に引っ張ることにより、係合突起71と係合溝部65の下方凸部との係合を解除し、ベルト状部材70を迅速に筒状部材61から取り外すことができる。従って、メンテナンス作業のために筒状部材構成体61a,b,c・・・を取り外す必要がある場合であっても、迅速かつ容易に各筒状部材構成体61a,b,c・・・を取り外すことができる。
また、本実施の形態に係る吸殻回収装置60にあっては、図12に示すように、上記係合溝部65を利用してハンガー部材76を係止させることもできる。
即ち、このハンガー部材76は、全体略J字状に形成されたフック部77と、上記フック部77に連設されたU字状の固定部78とを有する。
上記固定部78は筒状部材構成体61の側面部74に略密着しうるように側面部のアールと同一のアールを以って形成され、上端部には、係合溝部65の下方凸部68に係合しうる係止部79,79が形成されている。
従って、上記ハンガー部材76を上記筒状部材61の係合溝部65に係合固定させることにより、ハンガー部材76を筒状部材61に固定して、遊技者が遊技機を利用する際に、手持ちのバッグ等を上記ハンガー部材76に掛けておくことができる。
従って、本実施の形態に係る吸殻回収装置60にあっては、遊技者は遊技中に手持ちのバッグ等の置き場所に困るという事態を回避することができる。
本発明は、広く遊技機の吸殻回収装置に適用することができる。
本発明に係る吸殻回収装置を島として構成した遊技機に装着した状態を全体として示す図である。 本発明に係る吸殻回収装置に使用される螺旋部材の一実施の形態を示す図である。 本発明に係る吸殻回収装置に使用される筒状部材の各構成体の一実施の形態を示す斜視図である。 本発明に係る吸殻回収装置に使用される駆動部の一実施の形態を示す分解斜視図である。 本発明に係る吸殻回収装置に使用される回転支軸部の一実施の形態を示す分解斜視図である。 本発明に係る吸殻回収装置を構成する回転支軸部の一実施の形態を詳細に示す分解斜視図である。 本発明に係る吸殻回収装置の他の実施の形態を示す部分拡大図である。 本発明に係る吸殻回収装置の他の実施の形態に使用される筒状部材構成体の断面形状を示す斜視図である。 本発明に係る吸殻回収装置の他の実施の形態に使用される筒状部材構成体の断面形状を示す断面図である。 本発明に係る吸殻回収装置の他の実施の形態に使用される筒状部材構成体を相互に接合する場合を示す斜視図である。 本発明に係る吸殻回収装置の他の実施の形態に使用される筒状部材構成体を相互に接合する場合を示す断面図である。 本発明に係る吸殻回収装置の他の実施の形態に使用される筒状部材構成体にハンガー部材を係止した場合を示す断面図である。
符号の説明
10 吸殻回収装置
11 島
12 遊技機
13 テーブル
14 灰皿
15 筒状部材
16 螺旋部材
17 駆動部
18 原動部
19 駆動力伝達部
20 原動部
21 フランジ部
22 固定用ホルダー
23 延長部材
24 フランジ部
25 突条部
26 延長部
27 ネジ孔
28 原動側クラッチ部材
29 伝達側クラッチ部材
30 筒状軸部材
31 スクリュー
32 凸部
33 溝部
35 スクリュー
36 凹部
37 収納部
38 壁部
39 挿通孔
40 コイルスプリング
41 係合溝部
42 溝部
45 回転支軸部
46 固定用パネル
47 軸部材
48 ダンパー部材
49 回転支軸部材
50 フレーム部材
51 ギヤ
52 減衰ギヤ
53 ナット
54 係合溝部
55 構成体本体
56 固定パネル
60 吸殻回収装置
61 筒状部材
62 駆動部
63 掃除用孔部
64 上方凹部
65 係合溝部
66 開口部
67 上端側端部
68 下方凹部
69 カバー部材
70 ベルト状部材
71 係合突起
72 先端突起部
73 凸部
74 側面部
75 上端部位
76 ハンガー部材
77 フック部
78 固定部
79 係止部
80 長さ方向端部

Claims (8)

  1. 遊技機の前面下部に設けられたテーブルの下方に配設され、上記テーブルの長さ方向に沿ってテーブル下面部に固定され、上記テーブルに設けられた灰皿に投入され、灰皿に開設された孔部から落下する吸殻を保持しうる筒状部と、上記筒状部内に回転可能に配設され、吸殻を搬送しうる螺旋部材と、上記螺旋部材を回転駆動しうる駆動部とを有し、上記テーブルに設けられた灰皿から落下する吸殻を自動的に回収する吸殻回収装置であって、
    上記駆動部は、原動部と、上記原動部の原動力を螺旋部材に伝達すると共に、上記螺旋部材が異物により回転が阻害され作動不可能となった場合には上記原動部の駆動力の上記螺旋部材への伝達を停止しうる駆動力伝達部とを有することを特徴とする吸殻回収装置。
  2. 上記駆動力伝達部は、上記原動部の出力軸部に固定され、原動部の回転駆動力を出力する原動側クラッチ部材と、この原動側クラッチ部材に係合すると共に上記螺旋部材が係合して、上記原動部の回転駆動力を上記螺旋部材へ伝達すると共に、上記螺旋部材が回転不可能となった場合には上記原動側クラッチ部材への係合が解除され、上記螺旋部材への回転駆動力の伝達を行わない伝達側クラッチ部材と、上記伝達側クラッチ部材を上記クラッチ部材と常時係合する方向へ付勢する付勢部材とを有することを特徴とする請求項1記載の吸殻回収装置。
  3. 上記螺旋部材は軸方向に沿って可撓性を有すると共に、上記螺旋部材の軸方向における駆動部とは反対側には、上記螺旋部材の回転開始時において、所定の回転駆動力が上記螺旋部材に蓄積された場合に初めて螺旋部材が回転しうるように構成された回転支軸部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の吸殻回収装置。
  4. 上記回転支軸部は、螺旋部材からの回転力を減衰しうるダンパー装置により構成されていることを特徴とする請求項2記載の吸殻回収装置。
  5. 上記原動側クラッチ部材は合成樹脂製であって、短円筒状に形成され、伝達側クラッチ部材方向へ突出する複数の凸部が連続して形成されていると共に、上記伝達側クラッチ部材は合成樹脂製であって上記原動側クラッチ部材を収納しうる円筒状に形成され、上記原動側クラッチ部材の上記凸部に係合する複数の凹部が形成され、
    上記伝達側クラッチ部材及び原動側クラッチ部材に形成された凸部は、上記螺旋部材が回転不能な事態に至り、上記伝達側クラッチ部材が回転不能となった場合には、上記原動側クラッチ部材は、上記凸部が、係合している上記伝達側クラッチ部材の凹部を離脱して隣接する凹部へ移動することにより、回転することができるように構成されていることを特徴とする請求項4記載の吸殻回収装置。
  6. 上記凸部は側面三角形状に形成されていると共に、上記凹部は上記凸部と同一形状の三角形状に形成されていることを特徴とする請求項5記載の吸殻回収装置。
  7. 上記伝達側クラッチ部材及び上記回転支軸部には、上記螺旋部材の夫々の端部が着脱可能に係合しうる係合部が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸殻回収装置。
  8. 上記筒状部材構成体の側面部には、軸方向に沿って、互いに対向する部位に一対の係合溝部が設けられ、ベルト状部材が上記一対の係合溝部に係合すると共に上記側面部に沿って配設されることにより隣接する筒状部材構成体と接合固定されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の吸殻回収装置。
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