JP2008093014A - 移動式小迫り - Google Patents
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Abstract
【課題】昇降ストロークを容易に変更して、幅広い用途に対応できる移動式小迫りを提供する。
【解決手段】床上を移動可能な基台1にガイドレール2を立設し、ガイドレール2に沿って昇降自在に昇降体3を設け、基台1にモータ5及び巻取ドラム7を搭載し、モータ5で駆動される巻取ドラム7から繰り出したワイヤ10を上方へ向けた後、ガイドレール2の上部に位置するプーリ9に巻き掛けて下方へ向け、昇降体3にワイヤ10の下端部を連結し、巻取ドラム7の許容巻取範囲内であれば、ガイドレール2を延長又は短縮して、昇降ストロークを変更できるようにする。
【選択図】図1
【解決手段】床上を移動可能な基台1にガイドレール2を立設し、ガイドレール2に沿って昇降自在に昇降体3を設け、基台1にモータ5及び巻取ドラム7を搭載し、モータ5で駆動される巻取ドラム7から繰り出したワイヤ10を上方へ向けた後、ガイドレール2の上部に位置するプーリ9に巻き掛けて下方へ向け、昇降体3にワイヤ10の下端部を連結し、巻取ドラム7の許容巻取範囲内であれば、ガイドレール2を延長又は短縮して、昇降ストロークを変更できるようにする。
【選択図】図1
Description
この発明は、劇場の演出において、奈落から舞台面への迫り上げや、舞台面から上方への迫り上げに使用する移動式の小迫りに関するものである。
従来、演出の必要に応じて、舞台下の奈落の床上に設置し、奈落から舞台面への出演者の迫り上げに使用する移動式の小迫りとして、下記特許文献1や特許文献2に記載されたようなものが知られている。
特許文献1に記載の小迫りは、キャスターを有する基台にガイドポストを立設し、ガイドポストの上下端部に設けたスプロケットにエンドレスのチェーンを巻き掛け、昇降床をチェーンに連結して、チェーンの回転移動に伴い昇降床がガイドポストに沿って昇降するようにしたものである。
また、特許文献2に記載の小迫りは、可搬式の基枠に多段のクロスアームを立設し、その上端部に昇降床を取り付け、基枠上に複数のガイド枠を内外に重ねて上下にスライド自在に設け、ガイド枠の水平ガイドレールにクロスアームの連結部に設けたガイドローラを係合させ、クロスアームの伸縮に伴い昇降床が昇降するようにしたものである。
しかしながら、上記のような小迫りでは、舞台下から舞台面への迫り上げの用途のみを想定しているため、昇降ストロークの変更は容易でなく、舞台面から上方への出演者や大道具の迫り上げ等、多様な用途に適用できないという問題がある。
そこで、この発明は、昇降ストロークを容易に変更して、幅広い用途に対応できる移動式小迫りを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、この発明に係る移動式小迫りは、床上を移動可能な基台にガイドレールを立設し、ガイドレールに沿って昇降自在に昇降体を設け、基台にモータ及び巻取ドラムを搭載し、モータで駆動される巻取ドラムから繰り出したワイヤを上方へ向けた後、ガイドレールの上部に位置するプーリに巻き掛けて下方へ向け、昇降体にワイヤの下端部を連結することにより、巻取ドラムの許容巻取範囲内であれば、ガイドレールを延長又は短縮して、昇降ストロークを変更できるようにしたのである。
また、荷重変動に伴い、ワイヤが伸縮して昇降体の高さに変化が生じる現象を防止するため、前記昇降体をガイドレールにロックするクランプロック機構を設けたのである。
また、前記ガイドレールとして、入手が容易な汎用の角管を使用することにより、ガイドレールを上方へ継ぎ足し可能としたのである。
また、前記昇降体は、ワイヤの下端部が連結された昇降フレームに各種アタッチメントを着脱可能な構造とし、用途に適したアタッチメントを装着できるようにしたのである。
この移動式小迫りでは、巻取ドラムから繰り出したワイヤにより昇降体を昇降させるので、巻取ドラムの許容巻取範囲内であれば、ガイドレールを延長又は短縮して、昇降ストロークを容易に変更でき、奈落から舞台面への出演者の迫り上げや、舞台面から上方への大道具の迫り上げ等、様々な用途に対応することができる。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、この移動式小迫りは、基台1に2本の角筒状のガイドレール2を平行に立設し、ガイドレール2に沿って昇降自在に昇降体3を設けた構成とされている。前方が開いたコ字状の基台1の四隅には、床上での移動を可能とするため、キャスター4が旋回自在に設けられている。
基台1の後部には、モータ5、減速機6及び巻取ドラム7が搭載され、モータ5の駆動による回転が減速機6を介して巻取ドラム7に伝達される。巻取ドラム7に近接した位置には2個のプーリ8が設けられ、ガイドレール2の上部には、2本のガイドレール2を繋ぐ横桟上に2個のプーリ9が設けられている。ガイドレール2の上部は、ヘッドユニット2aとして切り離せるようになっている。
巻取ドラム7には、ワイヤ10が巻き付けられ、巻取ドラム7から繰り出された2本のワイヤ10は、プーリ8に巻き掛けられて上方へ向けられた後、ガイドレール2の上部でプーリ9に巻き掛けられて下方へ向けられている。そして、各ワイヤ10の下端部が昇降体3の昇降フレーム3aに連結されている。
昇降体3の昇降フレーム3aは、ガイドレール2を抱持して回転するガイドローラ3bと、クランプ板の進退に伴い昇降体をガイドレール2にロックするクランプロック機構3cとを備えている。昇降フレーム3aには、アタッチメント11が着脱自在に取り付けられ、アタッチメント11に昇降台12がセットされている。
上記のような移動式小迫りでは、巻取ドラム7から繰り出したワイヤ10をモータ5の正転駆動により巻取ドラム7に巻き取って昇降体3を上昇させ、モータ5の逆転及び昇降体3の自重により巻取ドラム7からの繰出し量を増大させて昇降体3を下降させるので、巻取ドラム7の許容巻取範囲内であれば、ガイドレール2に適宜の長さのものを選択して用いることにより、昇降ストロークを容易に変更できる。
このため、図2に示すように、奈落Bの床上に設置して、奈落Bから舞台面Aへの出演者の迫り上げに使用するだけでなく、舞台面Aに設置して、舞台面Aから上方への出演者や大道具の迫り上げ等、舞台上の演出にも使用することができる。
そして、昇降体3の昇降速度の高速化を図ることができ、モータ5の制御にフィードバック制御を用いることにより、低速域から高速域まで全域にわたって、動作の安定性及び位置決め精度を向上させることができる。
また、昇降体3に作用する荷重が変動すると、ワイヤ10が伸縮して昇降体3の高さに変化が生じるおそれがあるが、昇降体3をガイドレール2にロックするクランプロック機構3cを設けたので、そのような現象も防止される。
さらに、必要に応じて、図3に示すように、ガイドレール2に延長レール13を連結ブロック14を介して継ぎ足すこともできる。この場合、基本ユニットとなる小迫りのガイドレール2の上部から分離したヘッドユニット2aを最上部に載せる。
ここで、基本ユニットのガイドレール2やその延長レール13には、一般構造用の角型鋼管を用いることができるので、舞台の公演スケジュールに余裕がなくても、材料を容易に入手でき、過大なコストがかかることもない。
また、図4に示すように、複数台の移動式小迫りを対向させ、その昇降体3で大道具Cを保持して、これらの小迫りを連動させることにより、大型の大道具Cを昇降させるような演出も可能となる。
なお、昇降体3のアタッチメント11は、通常、図5(a)に示すように、昇降台12を受け止める水平部分の枠が昇降フレーム3aの下部に位置するようにしておき、例えば奈落から舞台面への迫り上げに使用する際には、図5(b)に示すように、水平部分の枠が昇降フレーム3aの上部に位置するようにしてもよい(図2参照)。
また、大道具の迫り上げに使用する際には、アタッチメント11として、図5(c)に示すように、水平部分が枠ではなく、大道具を保持する棒材だけのものとする等、用途に応じたものを使用することができる(図4参照)。
さらに、昇降体3において、昇降フレーム3aに対するアタッチメント11の位置及び傾斜角を微調整できる微調整機構や、アタッチメント11に対する昇降台12の位置及び傾斜角を微調整できる微調整機構を設けておくと、奈落から舞台面への迫り上げに使用する際、小迫り自体を移動させなくても、舞台の開口部に対する昇降体3の位置合わせをすることができる。
1 基台
2 ガイドレール
3 昇降体
3a 昇降フレーム
3b ガイドローラ
3c クランプロック機構
4 キャスター
5 モータ
6 減速機
7 巻取ドラム
8,9 プーリ
10 ワイヤ
11 アタッチメント
12 昇降台
13 延長レール
14 連結ブロック
2 ガイドレール
3 昇降体
3a 昇降フレーム
3b ガイドローラ
3c クランプロック機構
4 キャスター
5 モータ
6 減速機
7 巻取ドラム
8,9 プーリ
10 ワイヤ
11 アタッチメント
12 昇降台
13 延長レール
14 連結ブロック
Claims (4)
- 床上を移動可能な基台(1)にガイドレール(2)を立設し、ガイドレール(2)に沿って昇降自在に昇降体(3)を設け、基台(1)にモータ(5)及び巻取ドラム(7)を搭載し、モータ(5)で駆動される巻取ドラム(7)から繰り出したワイヤ(10)を上方へ向けた後、ガイドレール(2)の上部に位置するプーリ(9)に巻き掛けて下方へ向け、昇降体(3)にワイヤ(10)の下端部を連結した移動式小迫り。
- 前記昇降体(3)をガイドレール(2)にロックするクランプロック機構(3c)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の移動式小迫り。
- 前記ガイドレール(2)として角管を使用し、ガイドレール(2)を上方へ継ぎ足し可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の移動式小迫り。
- 前記昇降体(3)は、ワイヤ(10)の下端部が連結された昇降フレーム(3a)に各種アタッチメント(11)を着脱可能な構造としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の移動式小迫り。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006275201A JP2008093014A (ja) | 2006-10-06 | 2006-10-06 | 移動式小迫り |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006275201A JP2008093014A (ja) | 2006-10-06 | 2006-10-06 | 移動式小迫り |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008093014A true JP2008093014A (ja) | 2008-04-24 |
Family
ID=39376522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006275201A Pending JP2008093014A (ja) | 2006-10-06 | 2006-10-06 | 移動式小迫り |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2008093014A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2006
- 2006-10-06 JP JP2006275201A patent/JP2008093014A/ja active Pending
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