JP2008093006A - 紐状装身具用の留め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】装着取り外しの容易性
【解決手段】留め具は、ロータ14と、ロータ14を紐状装身具が巻き取られる方向に付勢するバネと、側面に設けられたガイド溝16と、溝16に嵌合する突起22が設けらた案内片20とを備えている。ガイド溝16は、内周,外周ガイド溝30,32と、ストッパ溝34と、第1連絡溝36と、第2連絡溝38とを備えている。ガイド溝32に突起22が嵌合している状態では、引張ることにより、バネの付勢力に抗して、巻き出されて拡大リング径となり、その後、引張状態を解除すると、ロータ14が巻取り方向に回転し、この回転に伴って、突起22がストッパ溝34に嵌合して、拡大リング径よりも小さい縮小リング径となり、この後に紐状装身具を所定量引張って開放すると、突起22が内周ガイド溝30に嵌合することで、ロータ14が巻取り方向に回転して、紐状装身具が初期リング径となる。
【選択図】図6

Description

本発明は、ネックレスなどの紐状装身具の留め具に関するものであり、特に、これらの装身具を装着する際の容易性を改善する技術に関するものである。
ネックレス用の留め具としては、ネックレスの一端に取り付けられる引き輪と、ネックレスの他端側に取り付けられ、引き輪が嵌合されるプレートとの組合わせがよく知られている。
このような構成の留め具では、引き輪にスプリング付勢された円弧状のスライド部が設けられていて、このスライド部をスプリングの不勢力に抗して移動させると、引き輪の一端が開口し、この開口内にプレートに設けられた孔を挿入して、スライド部を開放すると、スプリングの不勢力で開口が閉塞して、ネックレスが輪状になって、首などに装着することができる。
しかし、このような構造の留め具は、引き輪の径が小径なこともあって、操作が非常にやり難いという課題があった。そこで、特許文献1には、このような課題を解決する留め具が提案されている。
特許文献1に開示されている留め具は、図9に示すように、ネックレスNの端部にそれぞれ連結される第1および第2連結具1,2を備えている。第1連結部材1は、第2の連結部材2が挿入される挿通孔3が設けられている。第2連結部材2は、一端に開口4が設けられたフック状のものであって、開口4は、スプリング5により付勢された開閉部材6により閉塞されている。
また、閉塞部材6は、ピン7により揺動自在に支持されるとともに、スプリング5を圧縮して、図9の右方向に直線移動可能に構成されている。このような構成の留め具では、図10に示すように、第1連結部材1の挿通孔3側を、第2連結部材2の開口4に臨ませて、矢印A方向に押付けると、閉塞部材6がピン7を中心として、A方向に回動して、開口4が開放されて、第1連結部2と挿通孔3の内部に第2の連結部材2の先端が挿入して、連結部材1,2同士の連結が行われて、ネックレスNがリング状になり、首への装着が可能になる。
一方、装着状態からネックレスNを取外す際には、図11に示すように、第1連結部材1を開閉部材6に押付けて、スプリング5を圧縮するようにして、矢印D方向に移動させる。この操作により、第2連結部材2の開口4が開放されるので、第1連結部材1の挿通孔3を開口4から離脱させることで、ネックレスNのリングが解消されて、首から取外せる。
しかしながら、このような従来の留め具には、以下に説明する課題があった。
特開2006−130020公報
すなわち、特許文献1に開示されている上述した留め具では、旧来の引き輪とプレートとの組合わせよりも着脱操作が若干改善させるものの、依然として着脱操作が面倒であり、しかも、リングの大きさを変更したい場合に、これに簡単に対応することができなかった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、着脱操作が非常に簡単に行え、かつ、装着する際のリング径も変更することができる紐状装身具の留め具を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、ネックレスやブレスレットなどの紐状装身具をリング状に連結する留め具において、ケーシングに回転自在に支持され、前記紐状装身具が端面に巻き付けられるロータと、前記ロータを前記紐状装身具が巻き取られる方向に付勢するバネと、前記ロータが前記ケーシングと対向する側面に設けられたガイド溝と、一端側が前記ケーシングの内面に支持され、他端側に前記ガイド溝に嵌合する突起が設けられ、前記ガイド溝が設けられた前記ロータの側面に沿って揺動移動する案内片とを備え、前記ガイド溝は、前記ロータの回転中心に対して、概略同心円状に形成された内周および外周ガイド溝と、前記内周および外周溝間に設けられたストッパ溝と、前記外周ガイド溝と前記ストッパ溝との間を繋ぐ第1連絡溝と、前記ストッパ溝と前記内周ガイド溝との間を繋ぐ第2連絡溝とを備え、前記外周ガイド溝に前記突起が嵌合している状態では、前記ロータに巻き付けられている前記紐状装身具は、引張ることにより、前記バネの付勢力に抗して、巻き出されて拡大リング径となり、その後、引張状態を解除すると、前記バネの付勢力より、前記ロータが巻取り方向に回転し、この回転に伴って、前記突起が前記ストッパ溝に嵌合して、巻取りが一次的に停止されて、前記紐状装身具が巻き取られた分だけ前記拡大リング径よりも小さい縮小リング径となり、この後に前記紐状装身具を所定量引張って開放すると、前記突起が前記内周ガイド溝に嵌合することで、前記バネの付勢力が消失するまで、前記ロータが巻取り方向に回転して、前記紐状装身具が初期リング径となるようにした。
このように構成した留め具によれば、外周ガイド溝に突起が嵌合している状態では、ロータに巻き付けられている紐状装身具は、引張ることにより、バネの付勢力に抗して、巻き出されて拡大リング径となので、ネックレスであれば、頭部への挿通が、また、ブレスレットであれば、手部の挿通が可能になる。
また、その後、引張状態を解除すると、バネの付勢力より、ロータが巻取り方向に回転し、この回転に伴って、突起が前記ストッパ溝に嵌合して、巻取りが一次的に停止されて、紐状装身具が巻き取られた分だけ拡大リング径よりも小さい縮小リング径となるので、リング径の調整が可能になる。
さらに、この後に紐状装身具を所定量引張って開放すると、突起が内周ガイド溝に嵌合することで、バネの付勢力が消失するまで、ロータが巻取り方向に回転して、紐状装身具が初期リング径となるので、これにより装身具の装着が完了する。
以上のことから本発明の留め具では、紐状装身具の引張開放操作だけで、リング径が変化して、首や手などへの装着が可能になり、しかも、紐状装身具の引張開放操作だけで、リング径も変化させることもできる。
前記ガイド溝は、前記ロータの側面を複数に等角度分割して、回転対称に配置して、前記内周および外周ガイド溝を環状に形成することができる。
前記ストッパ溝は、前記ロータの側面に回転対称に複数設けられ、前記突起がこれに嵌合する一次停止状態を複数設けることができる。
この構成によれば、ストッパ溝が分割数に応じて複数設けられるので、リング径の変更箇所も複数になる。
本発明にかかる紐状装身具の留め具によれば、紐状装身具の引張開放操作だけで、リング径が変化して、首などへの装着が可能になり、着脱操作が非常に簡単になりとともに、装着する際のリング径も簡単に変更することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図9は、本発明にかかる紐状装身具の留め具の一実施例を示している。図1は、留め具の外観図であり、留め具は、ネックレスやブレスレットなどの紐状装身具10をリング状に連結する。
これらの図に示した留め具は、概略平行四辺形状に形成されたケーシング12内に回転自在に支持されたロータ14を有している。ケーシング14は、相互に嵌合される同一形状からなる上,下ケース12a,12bから構成され、長手方向の両端には、紐状装身具10の挿通が可能なブッシュ12cが装着されている。
ロータ14は、中心に回転軸の挿通孔が穿設され、所定の厚みを有する円板状に形成され、外周端面に形成された凹部に紐状装身具10が巻き付けられる。紐状装身具10の巻き付け状態は、図3に示すように、装身具10の端部がロータ14の外周の180°離間した接線方向から巻きつけられていて、ロータ14が図3の矢印A方向に回転すると、紐状装身具10が巻き取られ、これと逆方向にロータ14が回転すると、紐状装身具10が巻き戻される。
ロータ14の近傍には、紐状装身具10をガイドする一対の凹状部材12dが下ケース12bの上面に固設されている。ロータ14は、図2に示すように、上ケース12aの内面に対向する一方の側面14aにガイド溝16が設けられており、下ケース12bの内面に対向する側面側には、紐状装身具10を引張って巻き戻した際に変形して、ロータ14を紐状装身具10が巻き取られる方向に付勢するゼンマイバネ18が装着されている。
また、上ケース12aには、案内片20の一端が支持されている。この案内片20は、図4にも示すように、弾性変形可能な板バネ状部材から構成され、ピンを介して、上ケースの内面に揺動自在に支持されており、案内片20の揺動方向は、ガイド溝16が設けられているロータ14の側面に沿って揺動移動するようになっている。
案内片20の他端側(自由端側)には、ガイド溝20に嵌合する突起22が固設されている。案内片20の自由端側は、屈曲変形されていて、突起22が常時ガイド溝16側に比較的弱い不勢力で押圧するようになっている。
ガイド溝16の形成状態の詳細を図4,5に示している。これらの図に示したガイド溝16は、突起22の挿入が可能な幅を有していて、内周ガイド溝30と、外周ガイド溝32と、ストッパ溝34とから構成され、図5に示すように、ロータ14の側面を回転中心Oから上下に2分割した範囲内において、回転対称となるように配置されている。
図5において一点鎖線で示した内周ガイド溝30および二点鎖線で示した外周ガイド溝32は、ロータ14の回転中心Oに対して、概略同心円状に配置され、回転対称に設けられた部分が連続していて、その結果、これらのガイド溝30,32は、周回する環状になっている。
ストッパ溝34は、図5において点線で示すように、内周および外周ガイド溝30,32の中間に位置していて、ロータ14の回転中心Oに対して、概略同心円上に円弧状に形成されていて、回転中心Oに対して、180°変位した位置に一対設けられている。
各ストッパ溝34は、紐状装身具10の巻き取り方向A側に終焉する始端35が設けられていて、終端は外周ガイド溝32と合流している。内周ガイド溝30とストッパ溝34との間は、第1連絡溝36で繋がれている。外周ガイド溝32とストッパ溝34との間は、第2連絡溝38で繋がれている。なお、これらの連絡溝36,38は、図5では実線で示されている。
なお、本実施例の場合、内周ガイド溝30は、第1連絡溝36とストッパ溝34とを介して、外周ガイド溝32に繋がれている。内周ガイド溝30には、第1連絡溝36がこれと合流する部分の巻取り方向Aの前方側に、溝深さが浅くなる一対の段部30a(図5には、点々で示している)が設けられ、各段部30aと通常部分30cとの間には、ハッチングで示す斜面30bが形成されている。
また、外周ガイド溝30には、第2連絡溝38がこれと合流する部分の巻取り方向Aの後方側に、溝深さが浅くなる一対の段部32a(図5には、点々で示している)が設けられ、各段部32aと通常部分30cとの間には、ハッチングで示す斜面32bが形成されている。
さらに、ストッパ溝34には、第1連絡溝36がこれと合流する部分の巻取り方向Aの後方側に、溝深さが浅くなる一対の段部34a(図5には、点々で示している)が設けられ、各段部34aと通常部分34cとの間には、ハッチングで示す斜面30bが形成されている。また、ストッパ溝34の通常部分34cは、第2連絡溝38の底面よりも若干深く形成されていて、図5に×記して示した部分に高さの低い段差40が形成されている。
第1連絡溝36は、ストッパ溝34と内周ガイド溝30との間を繋ぐように設けられており、ストッパ溝34との合流位置が、内周ガイド溝30との合流位置よりも、ロータ14の巻取り方向Aに対して、前方になるようになっていて、この関係は、案内片20の揺動支点と突起22が設けられた自由端との関係と同一になっている。
また、第2連絡溝38は、第1連絡溝36と同様な関係に形成されている。このような関係に第1および第2連絡溝36,38を形成しておくと、後述するロータ14の回転に伴う突起22の溝間の移動がスムーズに行われる。
次に、上記留め具を取り付けた紐状装身具10を装着する方法について、図6〜図9を参照しつつ説明する。紐状装身具10を装着する際には、リング径の拡大が必要になる。
ここで、いま、図6に示すように、外周ガイド溝32に案内片20の突起22が嵌合しているとすれば、ロータ14に巻き付けられている紐状装身具10は、これを引張ると、ロータ14がゼンマイバネ18を変形させながら、その付勢力に抗して巻き出し方向Aに回転して、紐状装身具10が引き出される。
このときの引き出し可能な量は、外周ガイド溝32は、段部32bがあるものの周回していて、突起22の移動を阻害しないので、基本的には、ロータ14に巻き付けられている全部を引き出すことができ、この結果、引き出された紐所装身具10は、大きな拡大リング径となるので、例えば、これを頭部に簡単にくぐらせることが可能になる。
そして、この状態で、紐状装身具10の引張操作を停止して、紐状装身具10を開放すると、ゼンマイバネ18の付勢力により、ロータ14が今度は巻取り方向Aに回転して、紐状装身具10は、ロータ14の外周に巻き取られることになるが、この巻き取りの過程で、突起22が第2連絡溝38を介して、ストッパ溝34に嵌合する。
突起22がストッパ溝34に導入するメカニズムは、以下のようになっている。いま、例えば、図6に示すように、突起22が外周ガイド溝32の段部32aを越えた位置で開放すると、ロータ14は、ゼンマイバネ18の付勢力により巻取り方向A側に回転する。
この際に、突起22は、段部32aが設けられているので、これを越えて外周ガイド溝32側に移動することができないので、第2連絡溝38を介して、ストッパ溝34側に案内されたこれに嵌合することになる。ところが、ストッパ溝34は、巻取り方向Aに終焉する始端35があるので、図7に示すように、突起22がこの位置に到達すると、ロータ14の回転は、ゼンマイバネ16による付勢力がまだ残っているにもかかわらず、一次的に停止する。
ロータ14の回転が停止すると、紐状装身具10の巻き取りも停止され、その結果、紐状装身具10のリング径は、ストッパ溝34の始端35に到達するまで巻き取られた分だけ拡大リング径よりも小さくなって、縮小リング径となる。
このようなリング径の小径化は、突起22が図6に示した位置から90°回転した個所にある斜面32bを乗り越える位置までの間に開放することで同様に行うことができる。
なお、本実施例の場合、ストッパ溝34は、一対設けられているので、開放位置によってどちらかの溝34に突起が嵌合することになるが、この選択は、突起22が外周ガイド溝32に嵌合している状態で紐状装身具10を引張って開放した時に、ロータ14が巻取り方向Aに回転するので、開放位置の巻取り方向に直近に位置するストッパ溝34が選択されることになる。
次に、図6に示した状態から、さらに紐状装身具10を引張ると、突起22は、ストッパ溝34に沿って移動するが、この際には、段差34dが設けてあるので、突起22は、第2連絡溝38側には移動せず、斜面34bを上がり、段部34aを経て、ストッパ溝24内を移動する。
なお、この場合、ストッパ溝34は、回転中心Oに対して、同心円上に位置しているので、突起22は段差34dがなくても、これを移動させる力が殆ど加わらないので、第2連絡溝38側に移動しないが、確実にストッパ溝34側を移動するように、本実施例では、段差34dを設けている。
このような操作過程で、図8に示すように、突起22が第1連絡溝36に到達した段階で紐状装身具10の引っ張り操作を停止して、これを開放すると、突起22は、ゼンマイバネ18の付勢力により、内周ガイド溝30に入り、この内周ガイド溝32が周回形勢さているので、ゼンマイバネ18の付勢力が消失するまで巻き取られ、その結果、紐状装身具10は、初期リング径となる。
この場合、内周ガイド溝30には、段部30aが二箇所あるが、図7に示した状態で、ロータ14が巻取り方向Aに回転する場合には、回転の障害とならず、その結果、紐状装身具10は、ゼンマイバネ18の付勢力が消失するまで巻き取られることになる。
一方、第1連絡溝36とストッパ溝34との合流部を通過して、外周ガイド溝32を経てさらに引張り、段部34aを越えた位置で開放すると、図6の場合と同様に、突起22は、180°変位した位置に設けられているストッパ溝34内に入り、その始端35で巻取り操作が一次的に停止され、この状態では、図6に示した場合よりもリング径がより小径になる。
さて、以上のように構成した紐状装身具10の留め具によれば、外周ガイド溝32に突起22が嵌合している状態では、ロータ14に巻き付けられている紐状装身具10は、引張ることにより、バネ18の付勢力に抗して、巻き出されて拡大リング径となので、ネックレスであれば、頭部への挿通が、また、ブレスレットであれば、手部の挿通が可能になる。
また、その後、引張状態を解除すると、バネ18の付勢力より、ロータ14が巻取り方向に回転し、この回転に伴って、突起22がストッパ溝34に嵌合して、巻取りが一次的に停止されて、紐状装身具10が巻き取られた分だけ拡大リング径よりも小さい縮小リング径となるので、リング径の調整が可能になる。
さらに、この後に紐状装身具10を所定量引張って開放すると、突起22が内周ガイド溝30に嵌合することで、バネ18の付勢力が消失するまで、ロータ14が巻取り方向に回転して、紐状装身具10が初期リング径となるので、これにより装身具の装着が完了する。
そして、取外す際には、例えば、突起22が内周リング溝30に嵌合しているとすれば、この状態で、紐状装身具10を引張ると、ロータ14が巻き出しないしは引張方向に回転して、突起22が段部30に当接すると、段部30には、段差があるので、これを越えて内周ガイド溝30側に移動することが阻止され、段部30の前端に設けられている第1連絡溝36側に移動し、その後は、ストッバ溝34を介して、外周ガイド溝32内に嵌合することになり、図6に示した状態になる。そして、さらに紐状装身具10を引張って、拡大リング径とすれば、例えば、頭部からこれを抜き出すことで、簡単に取外せる。
以上のことから本実施例の留め具では、紐状装身具10の引張開放操作だけで、リング径が変化して、首や手などへの装着が可能になり、しかも、紐状装身具10の引張開放操作だけで、リング径も変化させることもできる。
なお、上記実施例では、ガイド溝16は、ロータ14の側面を2個に等角度分割して、回転対称に配置して、内周および外周ガイド溝30,32を環状に形成下場合を例示したが、本発明の実施はこれに限定されるものではなく、分割数は、2以上に設定することができ、分割数を増やせば、変更可能なリング径の数も分割数に対応して増加する。
また、上記実施例では、本発明の留め具をネックレスなどの紐状装身具10の連結用に適用した場合を例示したが、本発明の実施は、これに限ることはなく、例えば、携帯用電子機器を首に吊下げる場合の吊下げ用紐の留め具として使用することもできるし、さらには、上記実施例で示したロータ14の収納ケース12に装飾を施し、ケース12を、例えば、ペンダントやブローチなどの装身具として用いる際に、これらの装身具の吊り下げ用紐の留め具として採用することもできる。
以上、実施例で詳細に説明したように、本発明にかかる紐状装身具の留め具によれば、引っ張り開放操作だけで装着することができるので、この種の分野において有効に活用することができる。
本発明にかかる紐状装身具の留め具の平面図である。 図1の断面図である。 図1の上ケースを除去した内部の平面図である。 図1の留め具のロータの斜視図である。 図4に示したロータの溝形状の詳細図である。 本発明の留め具で紐状装身具を装着する際に、図4に示したロータ行われる紐状装身具の巻き取り、巻き出し状態の説明図である。 本発明の留め具で紐状装身具を装着する際に、図4に示したロータ行われる紐状装身具の巻き取り、巻き出し状態の説明図である。 本発明の留め具で紐状装身具を装着する際に、図4に示したロータ行われる紐状装身具の巻き取り、巻き出し状態の説明図である。 従来のネックレスの留め具を示す斜視図である。 図9に示した留め具をリング状にする際の説明図である。 図10に示したリング形態から取外す状態の説明図である。
符号の説明
10 紐状装身具
12 ケーシング
14 ロータ
16 ガイド溝
18 ゼンマイバネ
20 案内片
22 突起
30 内周ガイド溝
32 外周ガイド溝
34 ストッパ溝
36 第1連絡溝
38 第2連絡溝

Claims (3)

  1. ネックレスやブレスレットなどの紐状装身具をリング状に連結する留め具において、
    ケーシングに回転自在に支持され、前記紐状装身具が端面に巻き付けられるロータと、
    前記ロータを前記紐状装身具が巻き取られる方向に付勢するバネと、
    前記ロータが前記ケーシングと対向する側面に設けられたガイド溝と、
    一端側が前記ケーシングの内面に支持され、他端側に前記ガイド溝に嵌合する突起が設けられ、前記ガイド溝が設けられた前記ロータの側面に沿って揺動移動する案内片とを備え、
    前記ガイド溝は、前記ロータの回転中心に対して、概略同心円状に形成された内周および外周ガイド溝と、前記内周および外周溝間に設けられたストッパ溝と、前記外周ガイド溝と前記ストッパ溝との間を繋ぐ第1連絡溝と、前記ストッパ溝と前記内周ガイド溝との間を繋ぐ第2連絡溝とを備え、
    前記外周ガイド溝に前記突起が嵌合している状態では、前記ロータに巻き付けられている前記紐状装身具は、引張ることにより、前記バネの付勢力に抗して、巻き出されて拡大リング径となり、
    その後、引張状態を解除すると、前記バネの付勢力より、前記ロータが巻取り方向に回転し、この回転に伴って、前記突起が前記ストッパ溝に嵌合して、巻取りが一次的に停止されて、前記紐状装身具が巻き取られて、前記拡大リング径よりも小さい縮小リング径となり、
    この後に前記紐状装身具を所定量引張って開放すると、前記突起が前記内周ガイド溝に嵌合することで、前記バネの付勢力が消失するまで、前記ロータが巻取り方向に回転して、前記紐状装身具が初期リング径となることを特徴とする紐状装身具の留め具。
  2. 前記ガイド溝は、前記ロータの側面を複数に等角度分割して、回転対称に配置して、
    前記内周および外周ガイド溝を環状に形成することを特徴とする請求項1記載の紐状装身具の留め具。
  3. 前記ストッパ溝は、前記ロータの側面に回転対称に複数設けられ、前記突起がこれに嵌合する一次停止状態が複数設けられることを特徴とする請求項2記載の紐状装身具の留め具。
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