JP5230679B2 - ストラップ装置 - Google Patents

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本発明は、ストラップ装置に関する。特に、首にかけるネックストラップを巻き取って、収容可能な巻取装置を備えるストラップ装置の構造に関する。
ストラップ(Strap)は、紐又は吊り紐を意味しているが、小型で軽量の携帯電話機やカメラの普及に伴って、これらの機器に着けて持ち運ぶための「環状の提げ紐」の意味合いに比重が置かれている。そして、このストラップには、ループ(輪)を手首又は指にかけて使用するショートストラップと、ループを首にかけて使用するネックストラップの二種類がある。
ネックストラップは、携帯電話機などを着けて使用される他に、ビル又はオフィスに出入りするためのカードを収納するカードケースを着けて使用されることが多くなってきている。このカードは、例えば、社員証としての名札、又は許可された者が使用できるセキュリティカードが相当している。
ところで、ストラップは、その長さが調整できると便利であり、携帯物を使用しないときには、ストラップを自動的にケースに巻き取るように構成できれば、便利である。そして、このような要望から、ストラップを自動的に巻き込むことができ、ストラップの長さの調整が容易であり、調整範囲の広い巻取装置付きのストラップ装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1によるストラップ装置は、ストラップを巻き取り可能な巻取ドラム、ストラップを巻き取る方向に巻取ドラムに力を付勢するぜんまいばね、及びストラップを出入り両方向に対して固定する固定機構を有する巻取装置付きのストラップ装置であって、巻取ドラムは、ケースに対して回転自在に設けられ、ぜんまいばねは、巻取ドラムの内側に取り付けられ、ストラップは、その両端が別々の引き出し口からケース内に導入されて、巻取ドラムに取り付けられ、巻取ドラムに巻き取られるように、構成している。
特開平9−299128号公報
特許文献1によるストラップ装置は、固定機構(実態として、ケースの表面に設けられたスライド式の押しボタン)を解除すると、ストラップを巻取装置から引き出し、又は、ストラップを巻取装置に自動的に巻き取ることができる。
一方、特許文献1によるストラップ装置は、押しボタンを操作すると、巻取装置に対して、ストラップを所望の長さに調整することができる。
しかしながら、特許文献1による巻取装置付きのストラップ装置は、例えば、ネックストラップとして使用した場合に、押しボタンを不用意に操作すると、ストラップが巻取装置に収納されて(ストラップのループが収束して)、首を拘束することがある。巻取ドラムの巻取力は、比較的弱いので、人体に損傷を及ぼすことは無いと考えられるが、不快感を生じるという問題がある。ストラップが容易に収束しないストラップ装置が求められている。
又、特許文献1は、ストラップを巻き取る一対の巻取ドラムと、これらの巻取ドラムを連動させる駆動ドラムとを平面上に配置した実施例を開示している。しかし、この実施例によるストラップ装置は、収容面積が大きくなるという問題がある。収容面積が小さい、よりコンパクトなストラップ装置が求められている。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、ストラップのループが容易に収束することなく、収容面積が小さい、よりコンパクトなストラップ装置を提供することを目的とする。
本発明者は、互いに独立して運動する一対の巻取ドラムにストラップの両端を係止すると共に、一対の巻取ドラムをケースの内部に略同軸上に配置することにより、これらの課題が解決可能なことを見出し、これに基づいて、以下のような新たなストラップ装置を発明するに至った。
(1)本発明によるストラップ装置は、ストラップの一端部が係止されて、このストラップを巻き取り可能な第1巻取ドラムと、前記ストラップの他端部が係止されて、このストラップを巻き取り可能な第2巻取ドラムと、前記第1巻取ドラムが当該ストラップを巻き取る方向に力を付勢する第1ぜんまいばねと、前記第2巻取ドラムが当該ストラップを巻き取る方向に力を付勢する第2ぜんまいばねと、前記第1巻取ドラム及び前記第1ぜんまいばねを内装すると共に、当該第1巻取ドラムを回転自在に保持する第1ケースと、前記第2巻取ドラム及び前記第2ぜんまいばねを内装すると共に、当該第2巻取ドラムを回転自在に保持する第2ケースと、を備え、前記第1ケースは、前記ストラップの一端部側が進退する第1開口を有し、前記第2ケースは、前記ストラップの他端部側が進退する第2開口を有し、前記第1巻取ドラムの回動軸と前記第2巻取ドラムの回動軸とが略同軸上に配置されるように、前記第1ケースと前記第2ケースがそれらの厚さ方向に連結し、前記ストラップが前記第1巻取ドラムに巻き取られた後の前記ストラップの他端部から前記第1開口に至るループ長は、人体の首にかける程度の十分な長さを有している。
(2)前記第1ケースは、外部から操作すると前記第1巻取ドラムとの係合が解除されて、前記ストラップを前記第1巻取ドラムに巻き取る第1押しボタンを備え、前記第2ケースは、外部から操作すると前記第2巻取ドラムとの係合が解除されて、前記ストラップを前記第2巻取ドラムに巻き取る第2押しボタンを備えることが好ましい。
(3)前記第1押しボタンは、前記第1ケースの外面から僅かに突出して配置される第1頭部を有し、前記第2押しボタンは、前記第2ケースの外面から僅かに窪んで配置される第2頭部を有することが好ましい。
(4)前記ストラップは、当該ストラップに一定以上の引張り力が作用すると、連結が解除される安全連結具を当該ストラップの途中に有し、前記安全連結具は、前記第1開口で進入が阻止されると共に、前記第2開口で進入が阻止されることが好ましい。
(5)前記安全連結具は、互いに着脱可能な一組の円筒状の第1連結部材及び第2連結部材で構成され、前記第1連結部材は、前記ストラップの一端部の反対側の末端部を繋留した第1基端部と、先端部に形成されて前記第1基端部より外径の小さい挿入部と、この挿入部の外周に設けた輪帯と、先端面から前記第1基端部に至り、軸方向に沿って切り欠かれた第1スリットと、を有し、前記第2連結部材は、前記ストラップの他端部の反対側の末端部を繋留した第2基端部と、先端部に形成されて前記挿入部が挿入可能な受入部と、この受入部の内壁に形成されて、前記輪帯と嵌合する環状溝と、先端面から前記第2基端部に至り、軸方向に沿って切り欠かれた第2スリットと、を有し、当該ストラップに一定以上の引張り力が作用すると、前記挿入部が縮径、又は受入部が拡径して、前記第1連結部材と前記第2連結部材との連結が解除されてもよい。
(6)前記第1巻取ドラム及び前記第2巻取ドラムは、中心に向かって突出する複数のラチェット歯を有し、前記第1押しボタン及び前記第2押しボタンは、前記第1巻取ドラムのラチェット歯及び前記第2巻取ドラムのラチェット歯をそれぞれ前記ストラップが引き出される方向に回転するように逃がす戻り止め刃であって、前記第1巻取ドラムのラチェット歯及び前記第2巻取ドラムのラチェット歯がそれぞれ前記ストラップを巻き取る方向に回転することを阻止する一つ以上の戻り止め刃を有してもよい。
(7)前記第1開口と前記第2開口とが近接して配置されていることが好ましい。
(8)前記第1ケースと前記第2ケースとが同形になっていてもよい。
本発明によるストラップ装置は、ストラップの一端部側を第1巻取ドラムに巻き取っても、ストラップの他端部から第1開口に至るループ長は、人体の首にかける程度の十分な長さを有しているので、不用意に人体の首を拘束することが防止される。
又、本発明によるストラップ装置は、第1巻取ドラムの回動軸と第2巻取ドラムの回動軸とが略同軸上に配置されるように、第1ケースと第2ケースがそれらの厚さ方向に連結しているので、収容面積が小さい、よりコンパクトなストラップ装置を提供できる。
本発明の一実施形態によるストラップ装置の構成を示す斜視図である。 前記実施形態によるストラップ装置の構成を示す斜視分解組立図である。 前記実施形態によるストラップ装置の右側面図であり、第2リールを縦断面で示している。 前記実施形態によるストラップ装置に備わる仕切り板の構成を示す図であり、図4(A)は、仕切り板の平面図、図4(B)は、仕切り板の正面図、図4(C)は、仕切り板の背面図、図4(D)は、図4(A)のX−X矢視断面図である。 前記実施形態によるストラップ装置に備わる第1ケースの構成を示す図であり、図5(A)は、第1ケースの平面図、図5(B)は、第1ケースの正面図、図5(C)は、第1ケースの横断面図、図5(D)〜図5(G)は、それぞれ図5(A)のD〜G矢視図である。 前記実施形態によるストラップ装置に備わる第1巻取ドラムの構成を示す図であり、図6(A)は、第1巻取ドラムの平面図、図6(B)は、第1巻取ドラムの正面図、図6(C)は、第1巻取ドラムの背面図、図6(D)は、図6(A)のX−X矢視断面図である。 前記実施形態によるストラップ装置に備わる第1押しボタン又は第2押しボタンの構成を示す斜視図であり、図7(A)は、第1押しボタンの斜視図、図7(B)は、第2押しボタンの斜視図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[ストラップ装置の構成]
最初に、本発明の一実施形態によるストラップ装置の構成を説明する。図1は、本発明の一実施形態によるストラップ装置の構成を示す斜視図である。図2は、前記実施形態によるストラップ装置の構成を示す斜視分解組立図である。図3は、前記実施形態によるストラップ装置の右側面図であり、第2リールを縦断面で示している。
図1から図3を参照すると、本発明の一実施形態によるストラップ装置10は、円筒状の第1巻取ドラム1と円筒状の第2巻取ドラム2を備えている。第1巻取ドラム1は、その外周にストラップ9の一端部9aが係止されている。例えば、ストラップ9の一端部9aは、第1巻取ドラム1の外周に設けた一対の切り欠き11d・11dに巻回されて固定されている(図6(B)参照)。そして、第1巻取ドラム1は、ストラップ9を一端部9aから巻き取ることができる。
又、図1から図3を参照すると、第2巻取ドラム2は、その外周にストラップ9の他端部9bが係止されている。例えば、ストラップ9の他端部9bは、第2巻取ドラム2の外周に設けた一対の切り欠き21d・21dに巻回されて固定されている(図6(B)参照)。そして、第2巻取ドラム2は、ストラップ9を他端部9bから巻き取ることができる。
図2又は図3を参照すると、ストラップ装置10は、第1ぜんまいばね1aと第2ぜんまいばね2aを備えている。第1ぜんまいばね1aは、その蓄勢された復元力によって、第1巻取ドラム1がストラップ9を巻き取る方向に力を付勢できる。同様に、第2ぜんまいばね2aは、その蓄勢された復元力によって、第2巻取ドラム2がストラップ9を巻き取る方向に力を付勢できる。
図1から図3を参照すると、ストラップ装置10は、一組の円筒状の第1ケース3と円筒状の第2ケース4を備えている。これらの第1ケース3と第2ケース4は、互いに開口側がつき合わされて、ストラップ装置10の外殻を構成している。
図1から図3を参照すると、第1ケース3は、第1巻取ドラム1及び第1ぜんまいばね1aを内装すると共に、第1巻取ドラム1を回転自在に保持している。同様に、第2ケース4は、第2巻取ドラム2及び第2ぜんまいばね2aを内装すると共に、第2巻取ドラム2を回転自在に保持している。
図1又は図2を参照すると、ストラップ9は、その途中に安全連結具8を有している。安全連結具8は、互いに着脱可能な一組の円筒状の第1連結部材81及び第2連結部材82で構成されている。そして、ストラップ9に一定以上の引張り力が作用すると、第1連結部材81と第2連結部材82との連結が解除される。
図1又は図2を参照すると、第1ケース3は、その外周の一部が開口された第1開口31を有している。第1開口31には、ストラップ9の一端部9a側が進退できる。又、第1開口31は、第1連結部材81の外形より小さく開口しており、第1連結部材81の進入が阻止される。
同様に、図1又は図2を参照すると、第2ケース4は、その外周の一部が開口された第2開口41を有している。第2開口41には、ストラップ9の他端部9b側が進退できる。又、第2開口41は、第2連結部材82の外形より小さく開口しており、第2連結部材82の進入が阻止される。
図1に示されたストラップ9は、そのループを首にかけて使用するネックストラップを示している。そして、ストラップ装置10は、クリップ91を介して、例えば、社員証(図示せず)などを収容したカードケース92を吊り下げている。
引き続き、実施形態によるストラップ装置10の構成を説明する。なお、第1巻取ドラム1と第2巻取ドラム2とは、同じものであるが説明の便宜上、符号を変えて区別した。そして、第1巻取ドラム1を代表して、以下に説明する場合がある。同様に、第1ケース3と第2ケース4とは、同じものであるが説明の便宜上、符号を変えて区別した。そして、第1ケース3を代表して、以下に説明する場合がある。
図4は、前記実施形態によるストラップ装置に備わる仕切り板の構成を示す図であり、図4(A)は、仕切り板の平面図、図4(B)は、仕切り板の正面図、図4(C)は、仕切り板の背面図、図4(D)は、図4(A)のX−X矢視断面図である。
又、図5は、前記実施形態によるストラップ装置に備わる第1ケースの構成を示す図であり、図5(A)は、第1ケースの平面図、図5(B)は、第1ケースの正面図、図5(C)は、第1ケースの横断面図、図5(D)〜図5(G)は、それぞれ図5(A)のD〜G矢視図である。
図6は、前記実施形態によるストラップ装置に備わる第1巻取ドラムの構成を示す図であり、図6(A)は、第1巻取ドラムの平面図、図6(B)は、第1巻取ドラムの正面図、図6(C)は、第1巻取ドラムの背面図、図6(D)は、図6(A)のX−X矢視断面図である。
図7は、前記実施形態によるストラップ装置に備わる第1押しボタン又は第2押しボタンの構成を示す斜視図であり、図7(A)は、第1押しボタンの斜視図、図7(B)は、第2押しボタンの斜視図である。
図2から図4を参照すると、ストラップ装置10は、円板状の仕切り板7を備えている。仕切り板7は、複数の第1ランス71を外周に放射状に配置している。これらの第1ランス71は、仕切り板7の一方の面7a側に突出している。そして、これらの第1ランス71の先端部に設けた鉤爪は、第1ケース3の外周に開口した係止穴32に係止できる(図5参照)。
同様に、図2から図4を参照すると、仕切り板7は、複数の第2ランス72を外周に放射状に配置している。これらの第2ランス72は、仕切り板7の他方の面7b側に突出している。そして、これらの第2ランス72の先端部に設けた鉤爪は、第2ケース4の外周に開口した係止穴42に係止できる(図5参照)。このように、仕切り板7は、第1ケース3と第2ケース4とをそれらの厚さ方向に連結している。
図2から図4を参照すると、仕切り板7は、円柱状の回動軸73を一方の面7aの中心部から突出している。又、仕切り板7は、円柱状の回動軸74を他方の面7bの中心部から突出している。そして、回動軸73と回動軸74とは、略同軸上に配置されている。
図2から図4を参照すると、回動軸73は、第1巻取ドラム1を回動可能に支持している。一方、回動軸73は、第1巻取ドラム1を回動可能に支持している。これにより、第1巻取ドラム1の回動軸と第2巻取ドラム2の回動軸とが略同軸上に配置されている。
図2から図4を参照すると、回動軸73は、すり割り溝73aを設けている。すり割り溝73aには、第1ぜんまいばね1aの始端部11aが係止される。第1ぜんまいばね1aの終端部12aは、第1巻取ドラム1の外周に切り欠かれた一組のスリット溝12b・12bの内、いずれか一方のスリット溝12bに係止される(図6参照)。これにより、第1ぜんまいばね1aは、第1巻取ドラム1が一方の方向に回転するように力を付勢できる。
同様に、図2から図4を参照すると、回動軸74は、すり割り溝74aを設けている。すり割り溝74aには、第2ぜんまいばね2aの始端部21aが係止される。第2ぜんまいばね2aの終端部22aは、第2巻取ドラム2の外周に切り欠かれた一組のスリット溝22b・22bの内、いずれか一方のスリット溝22bに係止される(図6参照)。これにより、第2ぜんまいばね2aは、第2巻取ドラム2が一方の方向に回転するように力を付勢できる。
図2又は図3及び図7(A)を参照すると、第1ケース3は、第1押しボタン5を備えている。第1押しボタン5は、円柱状の第1頭部5aを設けている。第1頭部5aの反対面と回動軸73の先端面との間には、弾性体としての圧縮コイルばね1bを介在している。そして、圧縮コイルばね1bは、第1押しボタン5が第1ケース3の内壁面に向かう力を付勢している。
図5を参照すると、第1ケース3は、内部に向かって僅かに陥没した窪み部33を中央部に設けている。窪み部33の中央部には、貫通穴33aを開口している。そして、第1押しボタン5の第1頭部5aが第1ケース3の内側から貫通穴33aに挿入されている(図1又は図3参照)。
図1又は図3及び図5を参照すると、第1押しボタン5の第1頭部5aは、窪み部33から突出するように配置されている。そして、第1押しボタン5の第1頭部5aは、第1ケース3の外面から僅かに突出するようにも配置されている。
図5を参照すると、窪み部33には、内部に向かって突出する一対のピン33b・33bを立設している。一方、図7(A)を参照すると、第1押しボタン5のフランジ5fには、一対のピン33b・33bが嵌合する一対の穴53b・53bを設けている。
図1から図3を参照して、第1ケース3の外面から僅かに突出した第1頭部5aを指などで押すと(操作すると)、圧縮コイルばね1bを圧縮して、第1押しボタン5を内部側に移動できる。第1頭部5aを解放すると、圧縮コイルばね1bの復元力で第1押しボタン5を初期の位置に復帰できる。これらの場合、一対のピン33b・33bに規制されて、第1押しボタン5は、回転することなく、進退運動のみが許容されている。
同様に、図2又は図3及び図7(B)を参照すると、第2ケース4は、第2押しボタン6を備えている。第2押しボタン6は、円柱状の第2頭部6aを設けている。第2頭部6aの反対面と回動軸74の先端面との間には、弾性体としての圧縮コイルばね2bを介在している。そして、圧縮コイルばね2bは、第2押しボタン6が第2ケース4の内壁面に向かう力を付勢している。
図5を参照すると、第2ケース4は、内部に向かって僅かに陥没した窪み部43を中央部に設けている。窪み部43の中央部には、貫通穴43aを開口している。そして、第2押しボタン6の第2頭部6aが第2ケース4の内側から貫通穴43aに挿入されている(図1又は図3参照)。
図1又は図3及び図5を参照すると、第2押しボタン6の第2頭部6aは、窪み部43から突出するように配置されている。そして、第2押しボタン6の第2頭部6aは、第2ケース4の外面から僅かに窪むようにも配置されている。
図5を参照すると、窪み部43には、内部に向かって突出する一対のピン43b・43bを立設している。一方、図7(B)を参照すると、第2押しボタン6のフランジ6fには、一対のピン43b・43bが嵌合する一対の穴63b・63bを設けている。
図1から図3を参照して、第2ケース4の外面から僅かに窪んだ第2頭部6aを指などで押すと(操作すると)、圧縮コイルばね2bを圧縮して、第2押しボタン6を内部側に移動できる。第2頭部6aを解放すると、圧縮コイルばね2bの復元力で第2押しボタン6を初期の位置に復帰できる。これらの場合、一対のピン43b・43bに規制されて、第2押しボタン6は、回転することなく、進退運動のみが許容されている。
次に、第1巻取ドラム1と第1押しボタン5との連結構造を説明する。なお、第2巻取ドラム2と第2押しボタン6との連結構造は、同様に構成されるので、以下では説明を割愛する場合がある。
図6を参照すると、第1巻取ドラム1は、中心に向かって突出する四つのラチェット歯1cを有している。ラチェット歯1cは、一方の端面が鋭角な傾斜面11cを形成し、他方の端面が平坦な停止面12cを形成している。なお、第1巻取ドラム1には、回動軸73が回転自在に連結すると共に、圧縮コイルばね1bを内装する軸穴1dを中心部に開口している。
一方、図7(A)を参照すると、第1押しボタン5は、フランジ5fから遠心方向に延出する一対の戻り止め刃5b・5bを有している。戻り止め刃5bは、一方の端面が鋭角な傾斜面51bを形成し、他方の端面が平坦な停止面52bを形成している。戻り止め刃5bと同じ戻り止め刃6bは、第2押しボタン6にも形成されている。
図1から図3を参照して、第1ケース3からストラップ9を引き出すと、第1巻取ドラム1が回動して、ラチェット歯1cの傾斜面11cと戻り止め刃5bの傾斜面51bが相対的に摺動する。そして、戻り止め刃5bは、ラチェット歯1cから逃げる方向(軸方向)に撓みながら移動する。戻り止め刃5bが相対的にラチェット歯1cを乗り越えた後は、第1押しボタン5は、初期の状態に復帰する。
このように、図1から図3を参照すると、第1巻取ドラム1からストラップ9を引き出している間は、一対の戻り止め刃5b・5bは、軸方向に撓んだ後に復帰する間欠運動を繰り返す。
一方、第1巻取ドラム1からストラップ9の引き出しを停止すると、第1巻取ドラム1には、ストラップ9を巻き取る力が作用するが、ラチェット歯1cの停止面12cに戻り止め刃5bの停止面52bに当接して、第1巻取ドラム1がストラップ9を巻き取る方向に回転することが阻止される。
このように、ストラップ9は、第1ケース3から所望の長さに引き出して、停止することができる。そして、第1押しボタン5の第1頭部5aを指などで押すと(操作すると)、ラチェット歯1cから戻り止め刃5bが軸方向に完全に逃げて、ストラップ9を第1巻取ドラム1に自動的に巻き取ることができる。
[ストラップ装置の作用]
次に、実施形態によるストラップ装置10の構成を補足しながら、ストラップ装置10の作用及び効果を説明する。
図1を参照して、第1ケース3からストラップ9を引き出すと共に、第2ケース4からストラップ9を引き出し、ストラップ9のループを首にかけて、社員証(図示せず)などを収容したカードケース92を吊り下げることができる。
図1から図3を参照して、第1押しボタン5の第1頭部5aを押すと、安全連結具8(第1連結部材81)が第1開口31に当接するまで、ストラップ9を自動的に巻き取ることができる。第2押しボタン6の第2頭部6aを押すと、安全連結具8(第2連結部材82)が第2開口41に当接するまで、ストラップ9を自動的に巻き取ることができる。そして、ストラップ9を完全にストラップ装置10に収容できる。
実施形態によるストラップ装置10は、外部から操作すると、第1巻取ドラム1との係合が解除されて、ストラップ9を第1巻取ドラム1に巻き取る第1押しボタン5を第1ケース3が備え、外部から操作すると、第2巻取ドラム2との係合が解除されて、ストラップ9を第2巻取ドラム2に巻き取る第2押しボタン6を第2ケース4が備えているので、第1巻取ドラム1と第2巻取ドラム2とを互いに独立して運動できる。したがって、次のような効果を得ることも可能である。
実施形態によるストラップ装置10は、第1押しボタン5を押して、ストラップ9の一端部9a側を第1巻取ドラム1に巻き取っても、ストラップ9の他端部9bから安全連結具8(又は第1開口31)に至るループ長は、人体の首にかける程度の十分な長さを有しているので、不用意に人体の首を拘束することが防止される。
又、図1又は図3を参照すると、第1押しボタン5の第1頭部5aは、第1ケース3の外面から僅かに突出して配置されている。一方、第2押しボタン6の第2頭部6aは、第2ケース4の外面から僅かに窪んで配置されている。図7を参照すると、第2頭部6aの高さは、第1頭部5aの高さより、低く設定している。
前述したように、第1押しボタン5を操作しても、ストラップ9は、人体の首を拘束することが防止される程度の余長がある。一方、第2押しボタン6を操作すると、ストラップ9を完全にストラップ装置10に収容するので、第2押しボタン6が不用意に作動しないように、第2押しボタン6の第2頭部6aを第2ケース4の外面から僅かに窪んで配置した。これにより、第2押しボタン6の操作による誤動作が低減される。
又、図2を参照すると、安全連結具8は、互いに着脱可能な一組の円筒状の第1連結部材81及び第2連結部材82で構成されている。第1連結部材81は、第1基端部81a、挿入部81b、輪帯81c、及び第1スリット81dを有して構成されている。
図2を参照すると、第1基端部81aは、ストラップ9の一端部9aの反対側の末端部を繋留している。挿入部81bは、第1連結部材81の先端部に形成されており、第1基端部81aより外径が小さくなっている。輪帯81cは、挿入部81bの外周に隆起するように設けられている。第1スリット81dは、先端面から第1基端部81aに至り、軸方向に沿って切り欠かれている。
図2を参照すると、第2連結部材82は、第2基端部82a、受入部82b、図示しない環状溝82c、及び第2スリット82dを有して構成されている。第2基端部82aは、ストラップ9の他端部9bの反対側の末端部を繋留している。受入部82bは、第2連結部材82の先端部に形成されており、挿入部81bを挿入できる。環状溝82cは、受入部82bの内壁に形成されており、輪帯81cと嵌合できる。又、第2スリット82dは、先端面から第2基端部82aに至り、軸方向に沿って切り欠かれている。
図1又は図2を参照すると、ストラップ9に一定以上の引張り力が作用すると、挿入部81bが縮径、又は受入部82bが拡径して、第1連結部材81と第2連結部材82との連結が解除される。
このように、実施形態によるストラップ装置10は、ストラップ9に一定以上の引張り力が作用すると、連結が解除される安全連結具8をストラップ9の途中に有しているので、人体がストラップ9に引きずられることが防止されて安全である。
更に、実施形態によるストラップ装置10は、第1巻取ドラム1の回動軸と第2巻取ドラム2の回動軸とが略同軸上に配置されるように、第1ケース3と第2ケース4がそれらの厚さ方向に連結しているので、収容面積が小さい、よりコンパクトなストラップ装置を提供できる。
実施形態によるストラップ装置10は、第1開口31と第2開口41とを近接して配置おり、ストラップ9を完全にストラップ装置10に収容できる。又、実施形態によるストラップ装置10は、第1ケース3と第2ケース4とを同形にするなど、部品を共有化しており、製造原価の低減に寄与できる。
ストラップ9は、繊維が織られた帯状の組み紐を用いることができ、ナイロン、テトロン、ポリエチレンなどの合成樹脂バンドを用いることができ、皮革などの天然素材を用いることもできる。
実施形態によるストラップ装置10は、ループを首にかけて使用するネックストラップを開示したが、本発明の技術的思想を応用すれば、実施形態によるストラップ装置10をループが手首又は指にかけられて使用するショートストラップに適用することもできる。又、実施形態によるストラップ装置10は、着用物がカードケースに限定されない。クリップを代えて、小型で軽量の携帯電話機やカメラを着用することもできる。
実施形態によるストラップ装置10は、表面と裏面を特段、規定しないが、ストラップ装置10を首にかける場合は、第2押しボタン6を人体側にすることが好ましい。したがって、第1ケース3側が表面と認識できるように、意匠や商標を第1ケース3の外面に表示しておくことが好ましい。
1 第1巻取ドラム
1a 第1ぜんまいばね
2 第2巻取ドラム
2a 第2ぜんまいばね
3 第1ケース
4 第2ケース
9 ストラップ
9a ストラップの一端部
9b ストラップの他端部
10 ストラップ装置
31 第1開口
41 第2開口

Claims (8)

  1. ストラップの一端部が係止されて、このストラップを巻き取り可能な第1巻取ドラムと、
    前記ストラップの他端部が係止されて、このストラップを巻き取り可能な第2巻取ドラムと、
    前記第1巻取ドラムが当該ストラップを巻き取る方向に力を付勢する第1ぜんまいばねと、
    前記第2巻取ドラムが当該ストラップを巻き取る方向に力を付勢する第2ぜんまいばねと、
    前記第1巻取ドラム及び前記第1ぜんまいばねを内装すると共に、当該第1巻取ドラムを回転自在に保持する第1ケースと、
    前記第2巻取ドラム及び前記第2ぜんまいばねを内装すると共に、当該第2巻取ドラムを回転自在に保持する第2ケースと、を備え、
    前記第1ケースは、前記ストラップの一端部側が進退する第1開口を有し、
    前記第2ケースは、前記ストラップの他端部側が進退する第2開口を有し、
    前記第1巻取ドラムの回動軸と前記第2巻取ドラムの回動軸とが略同軸上に配置されるように、前記第1ケースと前記第2ケースがそれらの厚さ方向に連結し、
    前記ストラップが前記第1巻取ドラムに巻き取られた後の前記ストラップの他端部から前記第1開口に至るループ長は、人体の首にかける程度の十分な長さを有しているストラップ装置。
  2. 前記第1ケースは、外部から操作すると前記第1巻取ドラムとの係合が解除されて、前記ストラップを前記第1巻取ドラムに巻き取る第1押しボタンを備え、
    前記第2ケースは、外部から操作すると前記第2巻取ドラムとの係合が解除されて、前記ストラップを前記第2巻取ドラムに巻き取る第2押しボタンを備える請求項1記載のストラップ装置。
  3. 前記第1押しボタンは、前記第1ケースの外面から僅かに突出して配置される第1頭部を有し、
    前記第2押しボタンは、前記第2ケースの外面から僅かに窪んで配置される第2頭部を有する請求項2記載のストラップ装置。
  4. 前記ストラップは、当該ストラップに一定以上の引張り力が作用すると、連結が解除される安全連結具を当該ストラップの途中に有し、
    前記安全連結具は、前記第1開口で進入が阻止されると共に、前記第2開口で進入が阻止される請求項1又は2記載のストラップ装置。
  5. 前記安全連結具は、互いに着脱可能な一組の円筒状の第1連結部材及び第2連結部材で構成され、
    前記第1連結部材は、
    前記ストラップの一端部の反対側の末端部を繋留した第1基端部と、
    先端部に形成されて前記第1基端部より外径の小さい挿入部と、
    この挿入部の外周に設けた輪帯と、
    先端面から前記第1基端部に至り、軸方向に沿って切り欠かれた第1スリットと、を有し、
    前記第2連結部材は、
    前記ストラップの他端部の反対側の末端部を繋留した第2基端部と、
    先端部に形成されて前記挿入部が挿入可能な受入部と、
    この受入部の内壁に形成されて、前記輪帯と嵌合する環状溝と、
    先端面から前記第2基端部に至り、軸方向に沿って切り欠かれた第2スリットと、を有し、
    当該ストラップに一定以上の引張り力が作用すると、前記挿入部が縮径、又は受入部が拡径して、前記第1連結部材と前記第2連結部材との連結が解除される請求項4記載のストラップ装置。
  6. 前記第1巻取ドラム及び前記第2巻取ドラムは、中心に向かって突出する複数のラチェット歯を有し、
    前記第1押しボタン及び前記第2押しボタンは、前記第1巻取ドラムのラチェット歯及び前記第2巻取ドラムのラチェット歯をそれぞれ前記ストラップが引き出される方向に回転するように逃がす戻り止め刃であって、前記第1巻取ドラムのラチェット歯及び前記第2巻取ドラムのラチェット歯がそれぞれ前記ストラップを巻き取る方向に回転することを阻止する一つ以上の戻り止め刃を有する請求項2又は3記載のストラップ装置。
  7. 前記第1開口と前記第2開口とが近接して配置されている請求項1から6のいずれかに記載のストラップ装置。
  8. 前記第1ケースと前記第2ケースとが同形になっている請求項1から7のいずれかに記載のストラップ装置。
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