JP2008092047A - 電子カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】スルー画表示において適切なフレームレートを設定できるようにする。
【解決手段】スルー画表示において、高輝度時には、通常フレームレートが設定される。低輝度時においても、構図変更中であれば通常フレームレートが設定されるので、フレーミングが迅速に行える。一方、低輝度時で構図変更中でないときは、通常フレームレートよりも低い低輝度用フレームレートが設定されるので、感度アップを抑えてノイズを減らすことができる。
【選択図】図3
【解決手段】スルー画表示において、高輝度時には、通常フレームレートが設定される。低輝度時においても、構図変更中であれば通常フレームレートが設定されるので、フレーミングが迅速に行える。一方、低輝度時で構図変更中でないときは、通常フレームレートよりも低い低輝度用フレームレートが設定されるので、感度アップを抑えてノイズを減らすことができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、撮像および撮像された画像の表示を繰り返し行う連続画像表示が可能な電子カメラに関する。
上記のような連続画像表示は、電子カメラにおいてはスルー画表示あるいはライブビューなどと呼ばれる。一般にスルー画表示は、カメラの電源オンあるいは撮影モードの設定に伴って開始され、例えばカメラ背面に設けた液晶パネル等に画像が逐次更新表示される。撮影者は、このスルー画を見ながらフレーミングやピント状態の確認を行うことができる。
ところで、スルー画表示のフレームレートは、30駒/秒程度あれば問題ないが、15駒/秒、8駒/秒になると、画像の動きがスムーズでなくなりフレーミングに支障を来す。場合によってはシャッタチャンスを逃すこともある。被写体輝度が十分高ければ問題ないが、低輝度のときに30駒/秒のフレームレートを達成しようとすると、感度(画像信号の増幅ゲイン)を大きくアップしないと画面を適正な明るさで表示できない。しかし、感度アップは画像中のノイズを増大させるという欠点があり、例えばピント状態の確認等が難しくなる。
特許文献1には、手振れを検出し、その振れ量が所定値以上のときには、動画撮影時やスルー画表示時のフレームレートを通常よりも高くするカメラが記載されている。これは、フレームレートを高くすることで、個々の画像における振れを少なくし、振れの影響を抑制した連続画像を得ようとするものである。
しかしながら、フレームレートの低下によって画像の動きがスムーズでなくなるのは、構図を大きく変更しているときであり、ある程度構図が安定してしまえば、フレームレートが低くてもスムーズさが損なわれることはない。特許文献1ではこの点は考慮されていないため、不必要な高フレームレートにより電力消費の増大、および感度アップによるノイズの増大が余儀なくされる。
本発明は、撮像および撮像された画像の表示を繰り返し行う連続画像表示が可能な電子カメラに適用され、構図変更中か否かを判定する判定手段と、被写体輝度に基づいて決定されるシャッタ秒時が所定限界秒時よりも遅くなる低輝度時において、構図変更中と判定されているときは、そうでないときよりも連続画像表示におけるフレームレートを高くするフレームレート設定手段とを具備することを特徴とする。
上記低輝度時以外は通常フレームレートを設定し、低輝度時で構図変更中でないと判定されているときは、通常フレームレートよりも低い低輝度用フレームレートを設定し、低輝度時で構図変更中であると判定されているときは、通常フレームレートを設定するようにしてもよい。
低輝度時においては、構図変更中はそうでないときよりも撮像感度を上げるようにしてもよい。
所定のモードが設定されているときは、構図変更中の有無を加味せずにフレームレートを設定するようにしてもよい。複数のシーンモードのうち選択されたシーンモードに適した露出値を設定する手段を更に有し、選択されたシーンモードに応じて構図変更中の有無をフレームレートの設定に加味するか否かを決定するようにしてもよい。ズーム倍率が所定値未満のときは、構図変更中の有無を加味せずにフレームレートを設定するようにしてもよい。
カメラの振れを検出するセンサを備え、そのセンサ出力に基づいて構図変更中か否かを判定するようにしてもよい。
上記低輝度時以外は通常フレームレートを設定し、低輝度時で構図変更中でないと判定されているときは、通常フレームレートよりも低い低輝度用フレームレートを設定し、低輝度時で構図変更中であると判定されているときは、通常フレームレートを設定するようにしてもよい。
低輝度時においては、構図変更中はそうでないときよりも撮像感度を上げるようにしてもよい。
所定のモードが設定されているときは、構図変更中の有無を加味せずにフレームレートを設定するようにしてもよい。複数のシーンモードのうち選択されたシーンモードに適した露出値を設定する手段を更に有し、選択されたシーンモードに応じて構図変更中の有無をフレームレートの設定に加味するか否かを決定するようにしてもよい。ズーム倍率が所定値未満のときは、構図変更中の有無を加味せずにフレームレートを設定するようにしてもよい。
カメラの振れを検出するセンサを備え、そのセンサ出力に基づいて構図変更中か否かを判定するようにしてもよい。
本発明によれば、高フレームレートが要求される場合は確実に高フレームレートで画像が表示され、一方、高フレームレートが要求されない場合はフレームレートを抑えて省電力およびノイズ低減が図れる。
図1〜図5により本発明の一実施の形態を説明する。
図1は本実施形態における電子カメラのブロック図である。
CCDなどから成るイメージセンサ1は、撮影レンズ2、絞り3、光学フィルタ4を通過した被写体光束を受光して光電変換し、タイミングジェネレータTGから供給される垂直転送クロックおよび水平転送クロックに同期して、画素毎に蓄積された電荷を1ラインずつ撮像信号として出力する。各画素の電荷蓄積時間(シャッタ秒時に相当)は、タイミングジェネレータTGから与えられる電子シャッタ駆動信号によって決定される。
図1は本実施形態における電子カメラのブロック図である。
CCDなどから成るイメージセンサ1は、撮影レンズ2、絞り3、光学フィルタ4を通過した被写体光束を受光して光電変換し、タイミングジェネレータTGから供給される垂直転送クロックおよび水平転送クロックに同期して、画素毎に蓄積された電荷を1ラインずつ撮像信号として出力する。各画素の電荷蓄積時間(シャッタ秒時に相当)は、タイミングジェネレータTGから与えられる電子シャッタ駆動信号によって決定される。
出力された撮像信号は、相関二重サンプリング回路CDS、オートゲインコントローラAGC、A/DコンバータADCから成るアナログ信号処理回路に入力される。相関二重サンプリング回路CDSはアナログ信号のノイズを除去し、オートゲインコントローラAGCはアナログ信号の増幅ゲインを自動調整する。このゲインは、撮像感度(銀塩カメラにおいてはフィルム感度)に相当する被制御量であり、以下では感度ゲインと呼ぶ。A/DコンバータADCは、アナログ信号をデジタル変換して画像データを生成し、画素毎にR、G、Bの濃度値を持つRAWデータとしてCPU/画像処理DSP11に入力する。なお、アナログ信号処理回路にはタイミングジェネレータTGからタイミング信号が供給され、イメージセンサ1からの電荷取り込みタイミングと同期がとられる。
CPU/画像処理DSP(以下、単にCPUと呼ぶ)11は、画像入力コントローラ、画像処理回路、圧縮処理回路、メディアコントローラ、ビデオエンコーダ、AF回路、AE回路、AWB回路等を有する。画像入力コントローラは、アナログ信号処理回路からRAWデータを取り込んでメモリ12に書き込む。画像処理回路は、取り込んだRAWデータに対して、ガンマ補正、シャープネス補正、コントラスト補正などの画質補正処理を施すとともに、データを輝度信号であるYデータと、青色色差信号であるCbデータおよび赤色色差信号であるCrデータとに変換するYC処理を施す。
圧縮処理回路は、各種処理が施された画像データを所定の形式で圧縮し、画像ファイルを生成する。メディアコントローラは、画像ファイルを記録媒体13に記録する。ビデオエンコーダは、デジタル画像データをビデオ信号に変換して表示部14に表示する。AF回路は、画像データに基づいて焦点位置を検出し、撮影レンズ2のフォーカシングを行う。AE回路は、画像データから被写体輝度を測定し、AE演算を行って絞り値やシャッタ秒時等を決定する。AWB回路は、撮影時のホワイトバランスを自動調整する。
表示部14は、カメラ背面等に設けられる液晶モニタや電子ビューファインダ、およびその駆動回路から成る。表示部14には、画像やメニュー画面等が表示可能とされる。操作部15は、レリーズボタンを始めとする種々の操作部材、およびそれに連動するスイッチ群から成る。
また、本実施形態のカメラは光学式手振れ補正が可能とされ、これを実現するために、カメラボディあるいは撮影レンズ2の振れを検出する振れ検出部21と、撮影レンズ2の一部である振れ補正レンズを駆動する補正駆動部22とを有している。補正駆動部22は、補正レンズ駆動用のアクチュエータ22aや、アクチュエータを駆動制御する手振れ補正IC22b、補正レンズの位置を検出する位置検出部などから成る。
一方、振れ検出部21は、図2に示すようにカメラ(レンズ)の振れに応じた角速度信号を出力する角速度センサ21aと、角速度信号の高周波成分をカットするローパスフィルタ21bと、ローパスフィルタ21bの出力を増幅する増幅器21cと、増幅された信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ21dとを有する。デジタル化された信号はCPU11に入力され、CPU11は、入力信号にハイパスフィルタリングを施して成る「0」を中心とするデータを振れ量情報とする。
CPU11は、上記振れ量に基づき、補正駆動部22を介して振れ補正レンズを光軸と直交する方向に移動させることで、カメラが振れても撮影レンズ2の結像面が常に同位置に維持されるようにフィードバック制御を行う。
以上のように構成されたカメラにおいて、CPU11は、撮影モードが設定されているときにはスルー画表示を行う。スルー画表示は、イメージセンサ1からの画像取り込み、および取り込んだ画像の表示部14への表示を連続的に繰り返す動作を指す。スルー画はいわば動画であり、撮影者はスルー画を見ながらフレーミングを行うことができる。
スルー画表示のフレームレートは、通常フレームレートと低輝度用フレームレートとがあり、通常フレームレートは30駒/秒、低輝度用フレームレートは15駒/秒とされる。通常フレームレートの方が単位時間における表示駒数が多いため、画像の動きがスムーズとなるが、その分電力消費は大きい。フレーミングにあたっては、フレームレートが30駒/秒あれば十分であり、本実施形態では30駒/秒を上限とすることで省電力を図っている。
次に、通常フレームレートと低輝度用フレームレートの使い分けについて説明する。
30駒/秒の通常フレームレートを実現するには、シャッタ秒時を遅くとも1/30秒にする必要がある。シャッタ秒時は、上記感度ゲインを高くするほど高速とすることができるが、感度ゲインを高くするほど画像のノイズが増大する。被写体輝度が十分高ければ、標準の感度ゲインで1/30秒かそれより高速のシャッタ秒時を達成できるので、通常フレームレートを用いてスルー画表示を行う。標準の感度ゲインを使用しているので、ノイズは無視できるほど小さい。
30駒/秒の通常フレームレートを実現するには、シャッタ秒時を遅くとも1/30秒にする必要がある。シャッタ秒時は、上記感度ゲインを高くするほど高速とすることができるが、感度ゲインを高くするほど画像のノイズが増大する。被写体輝度が十分高ければ、標準の感度ゲインで1/30秒かそれより高速のシャッタ秒時を達成できるので、通常フレームレートを用いてスルー画表示を行う。標準の感度ゲインを使用しているので、ノイズは無視できるほど小さい。
一方、被写界が暗くて標準感度ゲインではシャッタ秒時が1/30秒よりも遅くなってしまう場合は、基本的にはシャッタ秒時を1/15秒とし、フレームレートを低輝度用フレームレート(15駒/秒)とする。感度ゲインは、画像が適正な明るさで表示され得る値に設定されるが、フレームレートを下げた(シャッタ秒時を遅くした)ことで、感度ゲインアップを最小限にしてノイズの抑制が図れる。
ただし、標準感度ゲインでは1/30秒が得られない場合でも、構図変更中に限っては通常フレームレート(30駒/秒)を使用する。すなわち、構図変更中に画面の動きがスムーズでないと構図決定が迅速に行えないため、低輝度でも通常フレームレートでスルー画表示を行う。構図変更中か否かの判定方法については後述する。
ところで、上記のように低輝度時に通常フレームレートを使用すると、画面を適正な明るさにするために感度ゲインアップが余儀なくされるが、構図変更中はノイズ低減よりもスムーズな画像の動きが優先されるので、ノイズの発生はやむを得ないこととする。また、構図変更中にはピントの確認等を行うことはないので、ノイズはさほど問題とならないということもできる。
その後に構図が確定すると、低輝度の場合はフレームレートが自動的に15駒/秒に下がり、それに応じて感度ゲインも修正されるので、ノイズが低減され、ピント確認等が行い易くなる。また、システムクロックを下げることができ、省電力化が図れる。さらに、構図が安定しているためフレームレートが低くても画像の動きがぎくしゃくすることはない。
このように構図変更中か否かでフレームレートを変える制御は、カメラで特定のモード(以下、フレーミング優先モードと称する)が設定されているときのみ行うことが望ましい。画像のスムーズな動きよりもノイズの低減を優先させたい撮影者もいるからである。フレーミング優先モードの設定/解除は、特定のボタン操作あるいはメニュー画面で行えるようにすればよい。
図3は上述の制御をソフト的に実現するためのフローチャートを示している。
カメラの電源オンに伴ってCPU11がこのプログラムを起動し、ステップS1で撮像を行い画像データを得る。ステップS2では、得られた画像データに基づく画像をスルー画として表示部14に表示する。ステップS3では、画像データから被写体の輝度を検出し、その輝度値と標準感度ゲインを用いてAE演算(露出演算)を行う。演算の結果、適正露出を得るための絞り値およびシャッタ秒時が求まる。
カメラの電源オンに伴ってCPU11がこのプログラムを起動し、ステップS1で撮像を行い画像データを得る。ステップS2では、得られた画像データに基づく画像をスルー画として表示部14に表示する。ステップS3では、画像データから被写体の輝度を検出し、その輝度値と標準感度ゲインを用いてAE演算(露出演算)を行う。演算の結果、適正露出を得るための絞り値およびシャッタ秒時が求まる。
ステップS4では、演算されたシャッタ秒時が1/30秒よりも遅いか否かを判定し、否定されるとステップS5に進む。ステップS4が否定されたということは、上述した輝度が十分高いケースに相当し、ステップS5では、次の撮像に際してのシャッタ秒時をステップS3での演算値(1/30秒以上)に設定する。ステップS6では感度ゲインを標準値に設定し、ステップS7でフレームレートを通常フレームレートの30駒/秒に設定する。
ステップS4でシャッタ秒時が1/30秒よりも遅いと判定された場合、つまり低輝度の場合は、ステップS8で上記フレーミング優先モードが設定されているか否かを判定する。設定されていない場合はステップS9に進み、次の撮像に際してのシャッタ秒時を1/15秒に設定する。ステップS10では、画面を適正な明るさで表示するための感度ゲインを演算し、ステップS11でその演算値を最大値と比較する。感度ゲインの演算値が最大値を超える場合はステップS12で最大値に設定し、超えない場合はステップS13で演算値に設定する。ステップS14では、フレームレートを低輝度用フレームレートの15駒/秒に設定する。
ステップS8でフレーミング優先モードが設定されていると判定された場合は、ステップS15で構図変更中であるか否かを判定する。
図4および図5を参照して構図変更中か否かの判定方法を説明する。
本実施形態では、手振れ検出部21の検出出力である振れ量情報を用いてこの判定を行う。図4は振れ量の時間的変化の一例を示し、図5は構図判定処理ルーチンを示す。図5のステップS101での初期設定の後、ステップS102で手振れ検出部21の出力を入力し、上述したように「0」を中心とする振れ量情報を生成する。
本実施形態では、手振れ検出部21の検出出力である振れ量情報を用いてこの判定を行う。図4は振れ量の時間的変化の一例を示し、図5は構図判定処理ルーチンを示す。図5のステップS101での初期設定の後、ステップS102で手振れ検出部21の出力を入力し、上述したように「0」を中心とする振れ量情報を生成する。
ステップS103では、振れ量の絶対値を判定値1(図4参照)と比較し、判定値1以上であれば構図変更中と判断し、ステップS104で後述のタイマをストップするとともに、ステップS105で構図変更フラグを「1」に設定する。判定値1は、それ以上の大きな振れは構図変更中でなければ発生し得ないような値に設定される。なお、撮影レンズ2がズームレンズの場合は、焦点距離によって画像の見え方が変わるため、上記判定値1は焦点距離ごとに設定してメモリに記憶させておくことが望ましい。
その後、処理はステップS102に戻る。
その後、処理はステップS102に戻る。
ステップS103が否定された場合はステップS106に進み、手振れ量の絶対値を判定値2と比較する。図4から分かるように、判定値2は判定値1よりも大幅に小さい値である。手振れ量が判定値2より大きい場合、つまり振れ量が中程度のときは、ある程度構図が決まり、構図を安定させようとしてる状態、あるいは逆に安定状態から構図を変更しようとしてる状態である可能性が高く、この場合は構図変更フラグを現在の設定に維持してステップS102に戻る。
ステップS106で手振れ量が判定値2以下と判定されたときは、構図がある程度安定している、あるいは安定しかかっていると判断し、この場合はステップS107に進んででタイマ作動中か否かを判定する。作動中であればステップS109に進み、作動中でなければステップS108でタイマをスタートさせてステップS109に進む。
ステップS109では、タイマスタートから所定時間経過したか否かを判定する。まだ経過していなければステップS102に戻り、経過している場合はステップS110に進む。この場合は、振れの小さい状態が所定時間継続したということであるから、構図がほぼ決まったと判断し、ステップS110で構図変更フラグを「0」に設定し、ステップS102に戻る。
このように、光学式手振れ補正用の手振れ検出部21の出力を用いて構図変更の有無を検出できるので、構図変更の有無を検出するための専用のセンサ等を敢えて設ける必要はなく、コストダウンが図れる。
図3のステップS15の判定は、上記構図変更フラグの判定である。構図変更フラグが「0」の場合は上記ステップS9に進み、「1」の場合はステップS16に進む。ステップS16ではシャッタ秒時を1/30秒に設定し、ステップS17で画面を適正な明るさで表示するための感度ゲインを算出し、ステップS19でフレームレートを通常フレームレートの30駒/秒に設定する。
フレームレート決定後、ステップS20でスルー画表示完了と判定されるまで上述の処理が繰り返され、上記決定されたフレームレートでのスルー画表示が行われる。スルー画表示中に例えばレリーズ操作がなされると、ステップS20が肯定され、不図示のレリーズ処理が行われる。
なお、以上では構図優先モードの設定/解除が可能な例を示したが、かかるモードを持たず、低輝度時には必ず構図変更の有無によるフレームレート設定が行われるようにしてもよい。あるいは、シーンモードやその他のカメラ設定に応じて構図優先モードの設定/解除が自動的になされるよう構成してもよい。シーンモードは、風景モード、ポートレートモード、スポーツモードなどからいずれかを選択すると、カメラがそのシーンに最適な絞り値とシャッタ秒時の組み合わせを設定する機能である。例えば動きの激しい被写体を追うスポーツモードでは、構図優先モードを自動的に設定するが、被写体の動きの少ない風景モードでは構図優先モードを自動的に解除するような制御が可能である。さらに、ズーム倍率(焦点距離)が所定値以上の場合、つまりカメラの振れが表示画像に大きく反映されるときは自動的に構図優先モードが設定され、ズーム倍率が所定値未満の場合は構図優先モードが解除されるようにしてもよい。
また以上では、2種類のフレームレートを切り替え可能な例を示したが、輝度に応じて3種類以上のフレームレートからいずれかを選択するものでもよい。例えば30駒/秒と15駒/毎秒の他に、超低輝度に対応するフレームレート8駒/秒があってもよい。
さらに、カメラの振れに基づいて構図変更中か否かを判定する例を示したが、例えば画像データの輝度の変化に基づいて判定することも可能である。あるいは、コントラストAFで用いる焦点評価値に基づき、最大コントラストの被写体の移動を検出して構図変更の有無を検出してもよい。
1 イメージセンサ
2 撮影レンズ
11 CPU
14 表示部
21 手振れ検出部
2 撮影レンズ
11 CPU
14 表示部
21 手振れ検出部
Claims (7)
- 撮像および撮像された画像の表示を繰り返し行う連続画像表示が可能な電子カメラにおいて、
構図変更中か否かを判定する判定手段と、
被写体輝度に基づいて決定されるシャッタ秒時が所定限界秒時よりも遅くなる低輝度時において、構図変更中と判定されているときは、そうでないときよりも前記連続画像表示におけるフレームレートを高くするフレームレート設定手段とを具備することを特徴とする電子カメラ。 - 前記フレームレート設定手段は、前記低輝度時以外は通常フレームレートを設定し、前記低輝度時で構図変更中でないと判定されているときは、前記通常フレームレートよりも低い低輝度用フレームレートを設定し、前記低輝度時で構図変更中であると判定されているときは、前記通常フレームレートを設定することを特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
- 前記低輝度時においては、構図変更中はそうでないときよりも撮像感度を上げることを特徴とする請求項1または2に記載の電子カメラ。
- 前記フレームレート設定手段は、所定のモードが設定されているときは、構図変更中の有無を加味せずにフレームレートを設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子カメラ。
- 複数のシーンモードのうち選択されたシーンモードに適した露出値を設定する手段を更に有し、前記フレームレート設定手段は、選択されたシーンモードに応じて構図変更中の有無をフレームレートの設定に加味するか否かを決定することを特徴とする請求項4に記載の電子カメラ。
- 前記フレームレート設定手段は、ズーム倍率が所定値未満のときは、構図変更中の有無を加味せずにフレームレートを設定することを特徴とする1〜3のいずれかに記載の電子カメラ。
- カメラの振れを検出するセンサを備え、前記判定手段は、該センサの出力に基づいて構図変更中か否かを判定することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電子カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006267706A JP2008092047A (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | 電子カメラ |
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JP2006267706A Pending JP2008092047A (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | 電子カメラ |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012099931A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-24 | Ricoh Co Ltd | 画像撮像装置 |
JP5611469B2 (ja) * | 2011-09-09 | 2014-10-22 | 富士フイルム株式会社 | 立体撮像装置および方法 |
-
2006
- 2006-09-29 JP JP2006267706A patent/JP2008092047A/ja active Pending
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JP5611469B2 (ja) * | 2011-09-09 | 2014-10-22 | 富士フイルム株式会社 | 立体撮像装置および方法 |
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