JP2008090976A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】収差補正素子として凸レンズと凹レンズからなるレンズ素子を用いながら、有効径の小さな対物レンズにも適正にレーザ光を入射させることができ、加えて、光学系の簡素化と組立作業の簡易化を図り得る光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】コリメートレンズ103を偏光ビームスプリッタ102よりも半導体レーザ101から離れる位置に配置し、その後に、凸レンズ104aを配置する。凹レンズ104bを変位させることによりBD記録面上における球面収差を抑制する。凸レンズ104aに入射する際のビーム径よりも凹レンズ104bを通過した後のビーム径を小さくでき、小径の対物レンズ108に対しても、適正にレーザ光を入射させることができる。また、コリメートレンズ103の有効径を大きくできるため、組み立て時におけるコリメートレンズ103の調整作業を容易化できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ピックアップ装置に関し、特に、球面収差を補正する際に用いて好適なものである。
CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)にレーザ光を収束させる場合、レーザ光の波長変動や、ディスク側における光透過保護層(カバー層)の厚み変動等に起因して、記録面上におけるレーザ光に球面収差が生じる。現在商品化が進められているBD(ブルーレイディスク)では、CDやDVDよりも高い開口数(NA)が要求されるため、記録面上において生じる球面収差は、CDやDVDの場合よりも大きなものとなる。このため、特にBDでは、球面収差を抑制するための構成が光ピックアップ装置に必要となる。
球面収差を補正するための方法として、特許文献1に記載の方法が知られている。この方法は、凹レンズと凸レンズを組み合わせたエキスパンダを光ピックアップ装置の光学系に配置し、これら2つのレンズのうち何れか一方を、レーザ光の光軸方向に変位させ、これにより、記録面上における球面収差を補正するものである。この方法によれば、半導体レーザ側から凹レンズ、凸レンズの順でこれら2つのレンズが配置されているため、エキスパンダを通過した後のビーム径は、エキスパンダに入射する際のビーム径よりも大きくなる。
その一方、BDでは、一般に、対物レンズとしてガラスレンズが用いられるため、対物レンズの軽量化を図るために、対物レンズの小型化が求められている。この場合、特許文献1に記載のように凹レンズと凸レンズを配置すると、対物レンズに入射する際のビーム径が対物レンズの有効径よりも大きくなり、対物レンズの有効径を超える範囲にレーザ光が入射されるとの問題が起こり得る。
これに対し、特許文献2に記載の方法では、半導体レーザ側から凸レンズ、凹レンズの順でこれら2つのレンズが配置されているため、凹レンズを通過した後のビーム径は、凸レンズに入射する際のビーム径よりも小さくなる。よって、この方法によれば、対物レンズの小型化が進んでも、対物レンズに入射する際のビーム径を対物レンズの有効径より小さくすることができる。
図5に、特許文献2に記載の構成を示す。半導体レーザ11から出射されたレーザ光は、コリメートレンズ12にて平行光に変換された後、偏光ビームスプリッタ13を通過する。このレーザ光は、収差補正光学系14を構成する凸レンズ14aによって収束された後、凹レンズ14bによって再び平行光に変換され、対物レンズ(図示せず)へと導かれる。ディスクからの反射光は、ディスクへ入射する際の光路を逆行し、平行光として偏光ビームスプリッタ13に入射される。そして、この反射光は、偏光ビームスプリッタ13によって反射された後、検出レンズ15によって、光検出器16上に収束される。
特開2002−82280号公報 特開2006−147069号公報
特許文献2に記載の構成によれば、コリメートレンズ12が半導体レーザ11と偏光ビームスプリッタ13の間に配されているため、コリメートレンズ12の有効径をかなり小さくする必要がある。しかし、コリメートレンズ12の有効径を小さくすると、それに伴って、レーザ光軸に対するコリメートレンズ12のズレによる光学特性上の影響が顕著となる。このため、特許文献2の構成では、光ピックアップ装置の組み立て時に、レーザ光軸に対するコリメートレンズ12の位置調整をかなり厳密に行わなければならないとの問題が生じる。
また、特許文献2の構成では、コリメートレンズ12が半導体レーザ11と偏光ビームスプリッタ13の間に配されているため、偏光ビームスプリッタ13によって光検出器16方向に反射された光は平行光となる。このため、特許文献2の構成では、この光を光検出器16上に収束させるために、偏光ビームスプリッタ13と光検出器16に間に、コリメートレンズ12と同様の機能を発揮するレンズを追加しなければならない。たとえば、フォーカスエラー信号の生成手法として非点収差法を用いる場合には、検出レンズ15として、シリンドリカルレンズの他に、集光レンズを組み合わせる必要がある。したがって、特許文献2の構成では、検出レンズ15の構成が複雑化し、コストの上昇を招くとの問題が生じる。
さらに、特許文献2の構成に3ビーム生成用の回折格子を追加しようとすると、回折格子は拡散光中に配する必要があるため、半導体レーザ11とコリメートレンズ12の間に回折格子を配する必要がある。この場合、回折格子として、有機材料にて形成された安価な回折格子を用いることができれば、コストの面で有利であるが、有機材料を用いた回折格子は耐光性が低いため、レーザ光強度が高い位置には配置できない。一方、半導体レーザ11とコリメートレンズ12の間は、レーザ光が出射された直後の位置であるため、レーザ光の強度密度がかなり高くなる。このため、特許文献2の構成では、3ビーム生成用の回折格子として有機材料による回折格子を用いることができず、コストの上昇を招くとの問題が生じる。
この他、特許文献2の構成によれば、半導体レーザ11と偏光ビームスプリッタ13の間の光路にコリメートレンズ12が配されているため、この光路中に他の光学素子を配置し難いとの問題も生じる。
本発明は、上記のような問題を解消するためになされたものであり、収差補正素子として凸レンズと凹レンズからなるレンズ素子を用いながら、有効径の小さな対物レンズにも適正にレーザ光を入射させることができ、加えて、光学系の簡素化と組立作業の簡易化を図ることができる光ピックアップ装置を提供することを課題とするものである。
上記課題に鑑み本発明は、以下の特徴を有する。
請求項1の発明は、光ピックアップ装置において、半導体レーザと、前記半導体レーザから出射されたレーザ光が入射されるビームスプリッタと、前記ビームスプリッタを経由した前記レーザが入射されるコリメートレンズと、前記コリメートレンズによって平行光とされたレーザ光に球面収差補正作用を付与する球面収差補正素子と、前記球面収差補正素子によって球面収差補正作用を付与されたレーザ光が入射される対物レンズを備え、前記球面収差補正素子は、前記レーザ光の光軸に沿って配置された凸レンズおよび凹レンズと、これら2つのレンズの距離をレーザ光の光軸方向に変化させるアクチュエータを含み、これら凸レンズと凹レンズは、前記コリメートレンズによって平行光とされたレーザ光が前記凸レンズに先に入射するよう配置されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の光ピックアップ装置において、前記コリメートレンズと前記凸レンズを、これらのレンズの焦点距離を合成した一つのレンズに置き換えたことを特徴とする。
本発明によれば、コリメートレンズによって平行光とされたレーザ光が凸レンズに先に入射するよう凸レンズと凹レンズが配置されているため、凸レンズに入射する際のビーム径よりも凹レンズを通過した後のビーム径を小さくすることができる。よって、対物レンズとして有効径の小さな対物レンズを用いた場合にも、当該対物レンズに適正にレーザ光を入射させることができる。
また、本発明によれば、コリメートレンズがビームスプリッタよりも半導体レーザから離れる位置に配置されているため、コリメートレンズの有効径を大きくすることができる。よって、上記特許文献2に記載の構成に比べ、レーザ光軸に対するコリメートレンズのズレによる光学特性上の影響を抑制することができ、光ピックアップ装置の組み立て時におけるコリメートレンズの位置調整作業を容易化することができる。
また、本発明によれば、コリメートレンズがビームスプリッタよりも半導体レーザから離れる位置に配置されているため、ビームスプリッタを経由して光検出器へと向かうレーザ光を、別途レンズを用いることなく収束光とすることができる。よって、上記特許文献2に記載の構成に比べ、ビームスプリッタを経由して光検出器へと向かうレーザ光を収束光とするためのレンズを省略することができ、その分、構成の簡素化とコストの抑制を図ることができる。
また、本発明によれば、半導体レーザとビームスプリッタの間の光路にコリメートレンズが配されていないため、この光路中に、適宜、他の光学素子を配置することができる。たとえば、回折格子を別途配置する場合には、ビームスプリッタの直前位置に回折格子を配置することができる。よって、上記特許文献2に記載の構成に比べ、回折格子を半導体レーザから引き離すことができ、強度分布が分散した状態のレーザ光を回折格子に入射させることができる。このため、回折格子として、有機材料による回折格子を用いることができ、上記特許文献2に記載の構成に比べ、コストの抑制を図ることができる。なお、本発明によれば、回折格子に限らず、1/2波長板等の光学素子も、半導体レーザから引き離した位置に配置できる。よって、これらの光学素子も、有機材料による素子を用いることができ、コストの抑制を図ることができる。
請求項2の発明によれば、コリメートレンズと凸レンズが、これらレンズの焦点距離を合成した一つのレンズに置き換えられるため、レンズを1つ省略することができ、部品点数の抑制を図ることができる。また、この場合、実質的にコリメートレンズの配置が省略されることとなるため、半導体レーザから収差補正素子までの光路にスペース上のゆとりを持たせることができ、この光路中に他の光学素子を配置し易くなるとの効果を奏することができる。
本発明の特徴は、以下に示す実施の形態により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明を実施する際の一つの例示であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。本実施の形態は、光透過保護層(カバー層)の厚みが0.1mmのBDに対応可能な光ピックアップ装置に本発明を適用したものである。
図1は、実施の形態に係る光ピックアップ装置の光学系と、これに関連する光ディスク装置側の回路構成を併せて示す図である。
図示の如く、光ピックアップ装置の光学系は、半導体レーザ101と、偏光ビームスプリッタ102と、コリメートレンズ103と、球面収差補正素子104と、レンズアクチュエータ105と、立ち上げミラー106と、1/4波長板107と、対物レンズ108と、ホルダ109と、対物レンズアクチュエータ110と、検出レンズ111と、光検出器112を備えている。また、光ディスク装置は、信号演算回路201と、再生回路202と、サーボ回路203を備えている。
半導体レーザ101は、波長405nm程度のレーザ光を出射する。偏光ビームスプリッタ102は、半導体レーザ101から入射されるレーザ光(P偏光)を略全透過するとともに、コリメートレンズ103側から入射されるレーザ光(S偏光)を略全反射する。コリメートレンズ103は、偏光ビームスプリッタ102側から入射されるレーザ光を平行光に変換する。
球面収差補正素子104は、凸レンズ104aと凹レンズ104bから構成され、このうち凹レンズ104bは、レンズアクチュエータ105によってレーザ光の光軸方向に変位される。図示の如く、凸レンズ104aと凹レンズ104bは、コリメートレンズ103からのレーザ光が先に凸レンズ104aに入射するよう配置されている。よって、凹レンズ104bを通過した後のビーム径は凸レンズ104aに入射する際のビーム径よりも小さくなる。
凹レンズ104bがイニシャル位置にあるとき、凹レンズ104bを通過したレーザ光は平行光となる。このレーザ光は、凹レンズ104bがイニシャル位置から光軸方向に変位することにより拡散光または収束光となる。これにより、レーザ光に生じる球面収差が抑制される。
レンズアクチュエータ105は、サーボ回路203から入力されるサーボ信号に応じて凹レンズ104bを光軸方向に変位させる。これにより、レーザ光に生じる球面収差が抑制される。
立ち上げミラー106は、凹レンズ104b側から入射されるレーザ光を対物レンズ108に向かう方向に反射する。1/4波長板107は、ディスクへと向かうレーザ光を円偏光に変換するとともに、ディスクからの反射光をディスク入射時の偏光方向(P偏光)に直交する直線偏光(S偏光)に変換する。なお、1/4波長板107は、ホルダ109に装着しても良い。
対物レンズ108は、レーザ光をBD記録面上に適正に収束できるよう設計されている。ホルダ109は、対物レンズ108を一体的に保持する。対物レンズアクチュエータ110は、従来周知の電磁駆動回路によって構成され、当該回路のうち、フォーカスコイル等のコイル部がホルダ109に装着されている。
検出レンズ111は、シリンドリカルレンズから構成され、ディスクからの反射光に非点収差を導入する。光検出器112は、受光したレーザ光の強度分布から再生RF信号、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号を導出するためのセンサーパターンを有している。各センサからの信号は、信号演算回路201に出力される。
信号演算回路201は、光検出器112から入射されるセンサ信号を演算処理して再生RF信号、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号を生成し、これらを対応する回路に出力する。再生回路202は、信号演算回路201から入力された再生RF信号を復調して再生データを生成する。サーボ回路203は、信号演算回路201から入力されたトラッキングエラー信号およびフォーカスエラー信号からトラッキングサーボ信号およびフォーカスサーボ信号を生成し、これらを対物レンズアクチュエータ111に出力する。また、再生RF信号の状態が最良となるよう駆動信号をレンズアクチュエータ105に出力する。
半導体レーザ101から出射されたレーザ光は、偏光ビームスプリッタ102を透過し、コリメートレンズ103によって平行光とされる。そして、凸レンズ104aによって収束された後、凹レンズ104bによって拡散される。このとき、凹レンズ104bは、レンズアクチュエータ105によって、レーザ光の収差を抑制する位置に変位される。これにより、凹レンズ104bを通過したレーザ光は、凹レンズ104bの位置に応じて、平行光からやや拡散または収束した状態となる。
凹レンズ104bを通過する際のレーザ光のビーム径は、レーザ光が凸レンズ104aによって収束されるため、凸レンズ104aに入射する際のレーザ光のビーム径よりも小さくなる。なお、凸レンズ104aと凹レンズ104bの焦点距離は、対物レンズ108に入射する際のビーム径が対物レンズ108の有効径に応じた大きさとなるよう調整されている。
その後、レーザ光は、立ち上げミラー106と1/4波長板107を経由して対物レンズ108に入射され、BD記録面上に収束される。このとき、対物レンズアクチュエータ110を介して対物レンズ108にサーボが掛けられ、レーザ光の収束位置がフォーカス方向およびトラッキング方向に微調整される。
BD記録面からの反射光は、BDに向かう際の光路を逆行し、偏光ビームスプリッタ102に入射される。このとき、この反射光は、再びコリメートレンズ103を通過することにより、収束光の状態で、偏光ビームスプリッタ102に入射される。この反射光は、1/4波長板107の作用によりS偏光となっているため、偏光ビームスプリッタ102により、光検出器112に向かう方向に反射される。その後、この反射光は、検出レンズ111により非点収差が導入され、光検出器112に収束される。
本実施の形態によれば、コリメートレンズ103によって平行光とされたレーザ光が凸レンズ104aに先に入射するよう凸レンズ104aと凹レンズ104bが配置されているため、凸レンズ104aに入射する際のビーム径よりも凹レンズ104bを通過した後のビーム径を小さくすることができる。よって、軽量化を図るべく小型化されたBD用の対物レンズ108に対しても、適正にレーザ光を入射させることができる。
また、本実施の形態によれば、コリメートレンズ103が偏光ビームスプリッタ102よりも半導体レーザ101から離れる位置に配置されているため、コリメートレンズ103の有効径を大きくすることができる。よって、レーザ光軸に対してコリメートレンズ103が変位したときに生じる光学特性上の影響の程度を小さくすることができ、光ピックアップ装置の組み立て時におけるコリメートレンズ103の位置調整作業を容易化することができる。
また、本実施の形態によれば、コリメートレンズ103が偏光ビームスプリッタ102よりも半導体レーザ101から離れる位置に配置されているため、偏光ビームスプリッタ102を経由して光検出器112へと向かうレーザ光(BDからの反射光)を、別途レンズを用いずとも、収束光の状態とすることができる。よって、検出レンズ111として、シリンドリカルレンズの他に集光レンズを組み合わせる必要がなく、検出レンズ111の構成の簡素化とコストの抑制を図ることができる。
なお、本実施の形態によれば、半導体レーザ101と偏光ビームスプリッタ102の間の光路にコリメートレンズが配されていないため、この光路中に、適宜、他の光学素子を配置することができる。たとえば、図2に示す如く、3ビーム用の回折格子121と、偏光ビームスプリッタ102に対するレーザ光の偏光方向を調整するための1/2波長板122を配置することができる。この場合、これらの素子は、偏光ビームスプリッタ102に接近させ、なるべく半導体レーザ101から引き離すよう配置するのが好ましい。こうすると、これらの素子に対し、強度分布が分散した状態のレーザ光を入射させることができるため、これらの素子として、安価な、有機材料を用いた素子を利用することができる。
さらに、本実施の形態に係る光ピックアップ装置を、BDの他にDVDにも対応可能とする場合には、図3に示す如く、半導体レーザ101と偏光ビームスプリッタ102の間の空きスペースに、DVD用の光学素子を配置することもできる。図において、131は、波長650nm程度のレーザ光を出射する半導体レーザ、132は、半導体レーザ101からのレーザ光を透過し、半導体レーザ131からのレーザ光を反射するダイクロプリズムである。なお、半導体レーザ131とダイクロプリズム132は、ダイクロプリズム132を経由した後のBD用レーザ光とDVD用レーザ光の光軸が一致するよう配置されている。
なお、上記実施の形態では、コリメートレンズ103と凸レンズ104aが別体となっているが、図4に示す如く、これらを一つの凸レンズ141に置き換えることもできる。ここで、凸レンズ141は、コリメートレンズ103と凸レンズ104aの焦点距離を合成した焦点距離を有している。
こうすると、上記実施の形態に比べ、レンズを1つ省略することができ、部品点数の抑制を図ることができる。また、この場合、実質的にコリメートレンズ103の配置が省略されることとなるため、半導体レーザ101から収差補正素子102までの光路にスペース上のゆとりを持たせることができ、この光路中に他の光学素子を配置し易くなるとの効果を奏することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれによって制限されるものではなく、また、本発明の実施形態は、上記に示すものの他、種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、BD用の光ピックアップ装置に本発明を適用した例を示したが、CDやDVD、さらには、HDDVD(High-Definition Digital Versatile Disc)に対応する光ピックアップ装置や、これらのうち数種のディスクに対応可能な互換型の光ピックアップ装置に本発明を適用することもできる。
また、上記実施の形態では、レーザ光の利用効率を高めるために、偏光ビームスプリッタ102と1/4波長板107を用いたが、偏光ビームスプリッタに代えて、ハーフミラー等のビームスプリッタを用いることもできる。
さらに、上記実施の形態では、部品点数を抑制するために、検出レンズ111としてシリンドリカルレンズを用いたが、光検出器112を偏光ビームスプリッタ102に接近させる場合には、反射光の焦点距離を調整するために、検出レンズ111として集光レンズをさらに組み合わせるようにしても良い。
本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
実施の形態に係る光ピックアップ装置の構成を示す図 実施の形態に係る光ピックアップ装置の構成の変更例を示す図 実施の形態に係る光ピックアップ装置の構成の変更例を示す図 実施の形態に係る光ピックアップ装置の構成の変更例を示す図 従来例を説明する図
符号の説明
101 半導体レーザ
102 偏光ビームスプリッタ
103 コリメートレンズ
104 収差補正素子
104a 凸レンズ
104b 凹レンズ
105 レンズアクチュエータ
108 対物レンズ

Claims (2)

  1. 半導体レーザと、
    前記半導体レーザから出射されたレーザ光が入射されるビームスプリッタと、
    前記ビームスプリッタを経由した前記レーザが入射されるコリメートレンズと、
    前記コリメートレンズによって平行光とされたレーザ光に球面収差補正作用を付与する球面収差補正素子と、
    前記球面収差補正素子によって球面収差補正作用を付与されたレーザ光が入射される対物レンズを備え、
    前記球面収差補正素子は、前記レーザ光の光軸に沿って配置された凸レンズおよび凹レンズと、これら2つのレンズの距離をレーザ光の光軸方向に変化させるアクチュエータを含み、これら凸レンズと凹レンズは、前記コリメートレンズによって平行光とされたレーザ光が前記凸レンズに先に入射するよう配置されている、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
    前記コリメートレンズと前記凸レンズを、これらのレンズの焦点距離を合成した一つのレンズに置き換えた、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
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