JP2008088993A - 遊星歯車機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造を簡素化することができ、長寿命を図ることができる遊星歯車機構を提供する。
【解決手段】遊星歯車機構11は、外歯を備えるサンギアと、サンギアの外歯に噛合する外歯を備え、サンギアの周囲に配置されるピニオンギア14と、ピニオンギア14を回転可能に支持するピニオンシャフト15と、ピニオンギア14とピニオンシャフト15との間に配置されるころ軸受と、ピニオンシャフト15を固定支持するキャリア21a、21bと、キャリア21a、21bとピニオンギア15との間に配置され、両方の摺接面25a、25bがキャリア21aの幅面26およびピニオンギア14の幅面27と摺接するワッシャ23a、23bとを含む。ここで、ワッシャ23a、23bには、浸炭窒化処理が施されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、遊星歯車機構に関し、特にオートマチックトランスミッションに使用される遊星歯車機構に関するものである。
オートマチックトランスミッションには、増速や減速を円滑に行うため、遊星歯車機構が適用される。遊星歯車機構の構成について簡単に説明すると、遊星歯車機構は、リングギアと、リングギアの中心に配置されるサンギアと、リングギアとサンギアの間に配置される複数のピニオンギアとを備える。それぞれのギアは、回転可能に支持されている。遊星歯車機構は、それぞれ歯数の異なるリングギア、サンギア、ピニオンギアにより、円滑に減速または増速を行うことが可能になる。なお、このような構成の遊星歯車機構に含まれるピニオンギアが、例えば、特開平5−141482号公報(特許文献1)、特開2002−81524号公報(特許文献2)、特開2005−214393号公報(特許文献3)に開示されている。
特開平5−141482号公報 特開2002−81524号公報 特開2005−214393号公報
上記した構成の遊星歯車機構において、ピニオンギアは、ころ軸受を介して内径側に配置されるピニオンシャフトによって回転可能に支持される。ピニオンシャフトは、ピニオンギアの軸方向の両端側に配置されるキャリアによって固定支持される。ここで、ピニオンギアとキャリアの間には、銅製と鉄製の2枚のワッシャが設けられている。硬度が低い銅製のワッシャはキャリア側に配置され、硬度が高い鉄製のワッシャはピニオンギア側に配置される。このような2枚のワッシャを配置することにより、それぞれの部材間の周速差により生ずる摩耗や、ころの端面によるドリリング摩耗を低減し、焼き付きを防止している。
しかし、このような構成であると、ピニオンギアとキャリアの間にはワッシャを少なくとも2枚必要とするため、遊星歯車機構の構造を簡素化することができない。また、銅製のワッシャおよび鉄製のワッシャには配置の順列があるため、組立て性の観点からも、部品点数の削減が要求される。
ここで、上記した特許文献1、特許文献2および特許文献3によると、ワッシャを1枚の構造としている。しかし、特許文献1によると、ワッシャに滑り部材およびニードル摺接面を設ける必要がある。そうすると、ワッシャの構造が複雑となり、ワッシャを含む遊星歯車機構の構造を簡素化することが困難となる。また、特許文献2および特許文献3によると、ピニオンギア等と摺接する摺接面に非晶質硬質炭素膜や金属含有非晶質硬質炭素膜を形成したり、被膜処理を施し、摺接面の硬度を高くすることにしている。しかし、このようなワッシャでは、摺接面に形成された被膜の剥離や擦り減りにより、長期間の使用において、硬度を高く維持することが困難である。その結果、長寿命を図ることができない。
この発明の目的は、構造を簡素化することができ、長寿命を図ることができる遊星歯車機構を提供することである。
この発明に係る遊星歯車機構は、外歯を備えるサンギアと、サンギアの外歯に噛合する外歯を備え、サンギアの周囲に配置されるピニオンギアと、ピニオンギアを回転可能に支持するピニオンシャフトと、ピニオンギアとピニオンシャフトとの間に配置される軸受と、ピニオンシャフトを固定支持するキャリアと、キャリアとピニオンギアとの間に配置され、その両面がキャリアの幅面およびピニオンギアの幅面と摺接するワッシャとを含む。ここで、ワッシャには、浸炭窒化処理が施されている。
このように構成することにより、浸炭窒化処理によって、ワッシャの硬度を高くすることができる。また、表層の窒化層により耐摩耗性が向上するため、ワッシャを1枚とし、キャリアやピニオンギアとの周速差が大きくなっても、キャリアやピニオンギアとの摺接による摩耗や、ドリリング摩耗を低減し、焼き付きを防止することができる。このような浸炭窒化処理は、高硬度を長期間維持することができる。その結果、遊星歯車機構の構造を簡素化して、長寿命を図ることができる。
好ましくは、ワッシャの少なくとも一方の摺接面には、摺接面から軸方向に凹んだ油溜まりが設けられている。こうすることにより、ワッシャに供給される潤滑油を、油溜まりに長時間保持することが可能となる。そうすると、例えば、希薄潤滑環境下においても、摺接面に適切に潤滑油を供給することができる。したがって、摺接面の潤滑性を向上し、さらに長寿命を図ることができる。
さらに好ましくは、ワッシャの少なくとも一方の摺接面には、摺接面から軸方向に凹み、溝状に連なる油溝が設けられている。こうすることにより、ワッシャに供給される潤滑油の通油性を向上させることができる。そうすると、潤滑性を向上することができると共に、摺接による発熱を低減することができる。したがって、耐摩耗性が向上し、さらに長寿命を図ることができる。
この発明によれば、浸炭窒化処理によって、ワッシャの硬度を高くすることができる。また、表層の窒化層により耐摩耗性が向上するため、ワッシャを1枚とし、キャリアやピニオンギアとの周速差が大きくなっても、キャリアやピニオンギアとの摺接による摩耗や、ドリリング摩耗を低減し、焼き付きを防止することができる。このような浸炭窒化処理は、高硬度を長期間維持することができる。その結果、遊星歯車機構の構造を簡素化して、長寿命を図ることができる。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1および図2は、この発明の一実施形態に係る遊星歯車機構の一部を示す断面図である。図2は、遊星歯車機構を回転軸に垂直な方向に切断した断面を示し、図1は、図2に示す矢印I−Iで切断した断面を示す。図1および図2を参照して、遊星歯車機構11は、内歯を備え、外周を取り囲むリングギア12と、外歯を備え、リングギア12の中心に配置されるサンギア13と、外歯を備え、サンギア13の周囲に配置される複数のピニオンギア14とキャリア21a、21bとを含み、ピニオンギア14は、内径側に配置されるピニオンシャフト15によって回転可能に支持される。ピニオンギア14とピニオンシャフト15との間には、複数の針状ころ22から構成されるころ軸受が配置される。また、ピニオンシャフト15の両端部は、キャリア21a、21bによって固定支持される。
ピニオンギア14は、リングギア12の内歯およびサンギア13の外歯と噛合する。リングギア12、サンギア13、キャリア21a、21bの三要素のうち、一つを固定し、残る二つの要素の一方から入力し、他方から出力することにより、減速または増速を行うことができる。具体的には、サンギア13を固定し、リングギア12から入力を行うと、ピニオンギア14を介してキャリア21a、21bから減速の出力を行うことができ、逆に、キャリア21a、21bから入力を行うと、リングギア12から増速の出力を行うことができる。
ピニオンギア14とキャリア21a、21bの間には、ワッシャ23a、23bが配置される。以下、ワッシャ23bの構造は、ワッシャ23aと同じであるため、その説明を省略する。ワッシャ23aは、円板状の部材であり、その中央に貫通孔を有する。貫通孔の内径寸法は、ピニオンシャフト15の外径寸法よりもやや大きい。ワッシャ23aは、ピニオンシャフト15を貫通孔に挿通するようにして配置される。具体的には、ワッシャ23aのうち、一方の摺接面25aがキャリア21aの幅面26と対面し、他方の摺接面25bがピニオンギア14の幅面27と対面するように配置される。貫通孔の内径は、ピニオンシャフト15の外径よりもやや大きいため、周速は異なるが、ピニオンギア14の回転に伴って、ワッシャ23aは回転する。なお、摺接面25a、25bは、平らである。
ワッシャ23aは、SCM435(JIS)製であり、浸炭窒化処理が施されている。ワッシャ23aへの浸炭窒化処理は、一般的な方法で処理される。浸炭窒化処理により、ワッシャ23aの硬度は、Hv700以上となる。なお、ワッシャ23aの他の材質としては、他のSCM材やSCR材が挙げられる。
ワッシャ23aは、遊星歯車機構11の駆動時において回転する。回転時において、ワッシャ23aは、ピニオンギア14およびキャリア21aと摺接する。具体的には、ワッシャ23aの一方の摺接面25aと、キャリア21aの幅面26とが摺接する。また、ワッシャ23aの他方の摺接面25bと、ピニオンギア14の幅面27とが摺接する。
ワッシャ23aは1枚であるため、キャリア21aおよびピニオンギア14との周速差は2枚に比べ大きくなる。しかし、ワッシャ23aには、浸炭窒化処理が施されており、摺接面25a、25bの硬度は高く、生成された窒化層により耐摩耗性が向上している。したがって、キャリア21aおよびピニオンギア14との周速差が大きくても、摺接面25a、25bの摩耗を低減することができる。さらに、ワッシャ23aの焼き付きも防止することができる。
また、ワッシャ23aのうち、ピニオンギア14側の摺接面25bは、回転する針状ころ22の端面28と摺接する。しかし、ワッシャ23aには、浸炭窒化処理が施されており、摺接面25bは高硬度となっている。したがって、針状ころ22の端面28によるドリリング摩耗を低減することができる。
このような構造の遊星歯車機構11は、キャリア21a、21bとピニオンギア14の間にそれぞれ配置されるワッシャ23a、23bが1枚ずつであるため、遊星歯車機構11の構造、特に軸方向の構造を簡素化することができる。
以上より、このような構成の遊星歯車機構11は、その構造を簡素化して、長寿命を図ることができる。
なお、上記の実施の形態においては、摺接面を平らな面としたが、これに限らず、一方の摺接面を、軸方向に凹み、溝状に連なる油溝を設けることにしてもよい。図3は、この場合のワッシャを示す図である。図3を参照して、ワッシャ31のうち、ピニオンギア側の摺接面には、軸方向に凹み、貫通孔32の内径円と同心円状になるよう、溝状に連なる2つの油溝33a、33bが設けられている。
こうすることにより、ワッシャ31に供給される潤滑油が、油溝33a、33bを通ることができる。そうすると、ワッシャ31の摺接面の周方向の通油性が向上し、発熱を抑制することができる。また、潤滑油を油溝33a、33bに保持することができるため、摺接面の潤滑性を向上させることができる。したがって、さらに長寿命を図ることができる。
また、図3においては、貫通孔の内径円と同心円状になるよう溝状に連なる油溝を設けることにしたが、これに限らず、径方向に延び、溝状に連なる油溝を設けることにしてもよい。図4は、この場合のワッシャを示す図である。図4を参照して、ワッシャ41のうち、ピニオンギア側の摺接面には、軸方向に凹み、溝状に連なり、径方向に延びる4つの油溝43a、43b、43c、43dが設けられている。油溝43a〜43dは、90度間隔で略等配に設けられている。油溝43a〜43dは、内径側に位置する貫通孔42と外周部とを貫通するように設けられている。
こうすることにより、径方向の潤滑油の通油性を大きく向上させることができる。そうすると、内径側や外径側から潤滑油が供給される場合に、円滑に潤滑油を通油させることができる。
また、図5に示すように、ワッシャ51のうち、ピニオンギア側の摺接面に、軸方向に凹み、溝状に連なる複数の油溝53と共に、軸方向に凹んだ油溜まり54を設けることにしてもよい。このように構成することにより、潤滑油を油溜まり54に長期間保持することができる。そうすると、例えば、希薄潤滑環境下においても、摺接面に適切に潤滑油を供給することができる。したがって、摺接面の潤滑性を向上することができ、さらに長寿命を図ることができる。この場合、油溝53を設けず、油溜まり54のみを設ける構造としてもよい。
ここで、上記したワッシャについて、摩耗量を比較評価する試験を行った。図6は、摩耗量を評価する試験装置の一部を示す概略断面図である。図6を参照して、試験装置61は、回転軸62と、回転冶具63と、固定冶具64と、回転部材65と、固定部材66とを備える。固定冶具64は、ボルト67aにより固定部材66に固定されている。回転冶具63は、ボルト67bにより、回転軸62と共に回転する回転部材65に固定されている。回転冶具63と固定冶具64との間には、評価されるワッシャ68が配置される。すなわち、ワッシャ68は、回転冶具63と固定冶具64との間に挟み込むようにして配置される。ワッシャ68には、軸方向から1秒ごとに荷重が負荷される。荷重は、固定冶具64が軸方向に移動することにより負荷される。
ここで、比較例としては、材質がSK―3であり、浸炭窒化処理を施していないワッシャを使用した。また、実施例としては、材質がSCM435であり、浸炭窒化処理を施したワッシャを使用した。試験は、各時間経過後、ワッシャの4箇所の摩耗量を測定し、その平均値を算出した。また、比較例および実施例については、各3個ずつ試験し、それらの平均値を算出した。なお、その他の試験条件は以下の通りである。本試験結果を図7に示す。また、下記の試験条件において、PV値は、周速×面圧で表されるため、82.5m/min.N/mmとなる。
回転数 :3000rpm
周速 :165m/min.
負荷荷重 :20kgf
面圧 :0.5N/mm
図7は、試験時間を横軸、ワッシャの摩耗量を縦軸にとった、試験時間とワッシャの摩耗量との関係を示すグラフである。単位については、横軸においては、時間(h)、縦軸においては、摩耗量(μm)で表している。図7を参照して、比較例については、試験開始後4時間を経過した時点において、摩耗量は6μm付近まで達している。また、試験開始後7時間を経過した時点において、摩耗量は10μmにまで達している。これに対し、実施例については、試験開始後4時間を経過した時点において、摩耗量は3μmである。また、試験開始後7時間および10時間経過した時点においても、摩耗量は3μmであり、摩耗は進行していない。試験開始後10時間経過した時点において、比較例に比べて、実施例の摩耗量は1/3以下であった。したがって、比較例と比べて、実施例の方が、摩耗量が大幅に低減していた。
なお、上記の実施の形態においては、ワッシャのうち、ピニオンギア側の摺接面に、油溝および油溜まりを設けることにしたが、これに限らず、キャリア側の摺接面に、油溝や油溜まりを設けることにしてもよい。また、ワッシャの両方の摺接面に、油溝や油溜まりを設けることにしてもよい。さらに、一方の摺接面に油溝を設け、他方の摺接面に油溜まりを設けることにしてもよい。さらに、摺接面に設けられた油溝や油溜まりは、軸方向に貫通していてもよい。
また、上記の実施の形態においては、遊星歯車機構は、針状ころから構成されるころ軸受を含むことにしたが、これに限らず、保持器付き針状ころ軸受であってもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明に係る遊星歯車機構は、構造の簡素化および長寿命が要求される場合に有効に利用される。
この発明の一実施形態に係る遊星歯車機構のうち、図2に示す矢印I−Iで切断した場合の断面図である。 この発明の一実施形態に係る遊星歯車機構の一部を、軸方向に垂直な方向で切断した場合の断面図である。 環状に連なる油溝が設けられたワッシャを示す図である。 径方向に連なる油溝が設けられたワッシャを示す図である。 油溝および油溜まりが設けられたワッシャを示す図である。 摩耗量を評価する試験装置の一部を示す概略断面図である。 実施例および比較例の試験時間と摩耗量の関係を示すグラフである。
符号の説明
11 遊星歯車機構、12 リングギア、13 サンギア、14 ピニオンギア、15 ピニオンシャフト、21a,21b キャリア、22 針状ころ、23a,23b,31,41,51,68 ワッシャ、25a,25b 摺接面、26,27 幅面、28 端面、32,42 貫通孔、33a,33b,43a,43b,43c,43d,53 油溝、54 油溜まり、61 試験装置、62 回転軸、63 回転冶具、64 固定冶具、65 回転部材、66 固定部材、67a,67b ボルト。

Claims (3)

  1. 外歯を備えるサンギアと、
    前記サンギアの外歯に噛合する外歯を備え、前記サンギアの周囲に配置されるピニオンギアと、
    前記ピニオンギアを回転可能に支持するピニオンシャフトと、
    前記ピニオンギアと前記ピニオンシャフトとの間に配置される軸受と、
    前記ピニオンシャフトを固定支持するキャリアと、
    前記キャリアと前記ピニオンギアとの間に配置され、その両面が前記キャリアの幅面および前記ピニオンギアの幅面と摺接するワッシャとを含む遊星歯車機構であって、
    前記ワッシャには、浸炭窒化処理が施されている、遊星歯車機構。
  2. 前記ワッシャの少なくとも一方の摺接面には、前記摺接面から軸方向に凹んだ油溜まりが設けられている、請求項1に記載の遊星歯車機構。
  3. 前記ワッシャの少なくとも一方の摺接面には、前記摺接面から軸方向に凹み、溝状に連なる油溝が設けられている、請求項1または2に記載の遊星歯車機構。
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