JP2008087726A - 車両の走行制御システム - Google Patents

車両の走行制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2008087726A
JP2008087726A JP2006273663A JP2006273663A JP2008087726A JP 2008087726 A JP2008087726 A JP 2008087726A JP 2006273663 A JP2006273663 A JP 2006273663A JP 2006273663 A JP2006273663 A JP 2006273663A JP 2008087726 A JP2008087726 A JP 2008087726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
road
calculated
parameter
trajectory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006273663A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4869858B2 (ja
Inventor
Kazutoshi Tsuchiya
和利 土屋
Hiroshi Sakamoto
博史 坂本
Masato Imai
正人 今井
Tatsuya Ochi
辰哉 越智
Takaomi Nishigaito
貴臣 西垣戸
Masao Sakata
雅男 坂田
Masafumi Naito
雅文 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Xanavi Informatics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xanavi Informatics Corp filed Critical Xanavi Informatics Corp
Priority to JP2006273663A priority Critical patent/JP4869858B2/ja
Priority to US11/867,192 priority patent/US7778758B2/en
Publication of JP2008087726A publication Critical patent/JP2008087726A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4869858B2 publication Critical patent/JP4869858B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K31/00Vehicle fittings, acting on a single sub-unit only, for automatically controlling vehicle speed, i.e. preventing speed from exceeding an arbitrarily established velocity or maintaining speed at a particular velocity, as selected by the vehicle operator
    • B60K31/0066Vehicle fittings, acting on a single sub-unit only, for automatically controlling vehicle speed, i.e. preventing speed from exceeding an arbitrarily established velocity or maintaining speed at a particular velocity, as selected by the vehicle operator responsive to vehicle path curvature
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/28Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network with correlation of data from several navigational instruments
    • G01C21/30Map- or contour-matching
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V20/00Scenes; Scene-specific elements
    • G06V20/50Context or environment of the image
    • G06V20/56Context or environment of the image exterior to a vehicle by using sensors mounted on the vehicle
    • G06V20/588Recognition of the road, e.g. of lane markings; Recognition of the vehicle driving pattern in relation to the road
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2520/00Input parameters relating to overall vehicle dynamics
    • B60W2520/14Yaw
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2556/00Input parameters relating to data
    • B60W2556/45External transmission of data to or from the vehicle
    • B60W2556/50External transmission of data to or from the vehicle of positioning data, e.g. GPS [Global Positioning System] data

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)

Abstract

【課題】
自車両の前方の道路の形状の認識にあって自車位置との関係で迅速かつ正確に算出できる車両の走行制御システムの提供。
【解決手段】
少なくとも、車両の前方の道路の情報から前記車両の進行方向ベクトルと直交する線分の前記道路の中心線に至るまでの横位置距離を該進行方向ベクトルの伸張方向に沿った複数の計測点で検出する変位検出手段と、
この変位検出手段によって得られる各横位置距離の変化の線形性から道路形状を特定する道路形状認識手段と、
この道路形状認識手段の前記特定の結果に応じて前記車両の走行制御を行う走行制御手段と、
を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の走行制御システムに係り、たとえば自動車に適用させるに好適な車両の走行制御システムに関する。
たとえば車間自動制御システム(Adaptive Cruise Control)を用いた自動車の走行制御において、ドライバの安全性や快適性を向上するためには、道路形状に合わせてたとえば速度等を変化させる走行制御が必要であり、たとえばカーナビゲーション、カメラ、レーダなどを用いた高精度な環境認識が必要となる。
その理由は、たとえば、直線路を走行している車両がカーブ路に差し掛かかる場合に、当該道路形状の認識に基づいて、該カーブ路の手前でその入口を検知し、自車両を安全走行可能な速度まで減速制御させて該カーブ路を走行させる必要があるからである。
このような道路形状の認識の手段として、たとえば、車両の進行方向前方を撮影するカメラ画像の情報から、走行レーンを示す白線を抽出し、その白線エッジ上のたとえば3点を計測点とし、画像処理により前記各点の座標を定義し、さらに、一般的な円の方程式に前記各点の座標を代入して前記白線の曲率を求めることにより、推定されたコーナリング半径を有する当該道路の形状を特定するようにしたものがある。このような道路形状の認識に関する技術はたとえば下記特許文献1に開示されている。
特開平4−257740号公報
しかし、上述の道路形状認識は、道路上のたとえば3点からなる計測点の座標を円の方程式に代入し、3つの連立方程式から係数を求め、カーブ半径(曲率半径)を推定することによって道路形状を認識するようにしたものであり、このことは自車両の位置との関係で該道路形状が算出されたものとなっていないものであることを意味する。
このため、自車両の位置との関係で該道路形状を算出するようにする場合、走行中の車体ふらつきおよび走行位置の変化などに即応して前記前記座標の数値が変化し、これにともない道路形状の迅速な認識を困難とするものとなることが免れない。
そして、該道路形状の迅速な認識の困難性は、該道路形状の情報に基づいた適切な自車両の走行制御を行う際の妨げにもなる。
本発明の目的は、迅速かつ正確に算出できる車両の走行制御システムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、自車両の前方の道路の形状の迅速かつ正確な認識にともなって適切な走行制御ができる車両の走行制御システムを提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
(1)本発明による車両の走行制御システムは、たとえば、少なくとも、車両の前方の道路の情報から前記車両の進行方向ベクトルと直交する線分の前記道路の中心線に至るまでの横位置距離を該進行方向ベクトルの伸張方向に沿った複数の計測点で検出する変位検出手段と、
この変位検出手段によって得られる各横位置距離の変化の線形性から道路形状を特定する道路形状認識手段と、
この道路形状認識手段の前記特定の結果に応じて前記車両の走行制御を行う走行制御手段とを備えることを特徴とする。
(2)本発明による車両の走行制御システムは、たとえば、(1)の構成を前提とし、車両のステア角および車速から前記車両の姿勢パラメータを算出する姿勢パラメータ演算手段と、
この姿勢パラメータ演算手段の前記姿勢パラメータから前記車両の走行軌跡を示す軌跡パラメータを算出する軌跡パラメータ演算手段と、
この軌跡パラメータ演算手段の前記軌跡パラメータに応じて前記変位検出手段によって検出された前記横位置距離を補正する変位補正手段とを備えることを特徴とする。
(3)本発明による車両の走行制御システムは、たとえば、(2)の構成を前提とし、前記軌跡パラメータ演算手段は、前記変位検出手段によって検出された前記横位置距離から第1の軌跡パラメータを算出する第1の演算手段と、前記姿勢パラメータ演算手段で演算された前記姿勢パラメータから第2の軌跡パラメータを算出する第2の演算手段と、
前記第1の演算手段で算出された第1の軌跡パラメータと前記第2の算出手段で算出された第2の軌跡パラメータのうちいずれかの軌跡パラメータを前記変位補正手段に出力させる切換を前記道路形状認識手段で特定した道路形状に応じて行う出力切換部とを備えて構成されていることを特徴とする。
(4)本発明による車両の走行制御システムは、たとえば、(1)の構成を前提とし、前記変位検出手段で検出する複数の前記計測点は、それら全てが道路上に位置づけられるように、それぞれ隣接する他の計測点との距離が調整される調整手段が備えられていることを特徴とする。
(5)本発明による車両の走行制御システムは、たとえば、(2)の構成を前提とし、カーナビゲーションを備え、
前記姿勢パラメータ演算手段によって算出される前記姿勢パラメータと、前記軌跡パラメータ演算手段によって算出される前記軌跡パラメータは、前記カーナビゲーションの画面に表示されることを特徴とする。
(6)本発明による車両の走行制御システムは、たとえば、(2)の構成を前提とし、地図データを格納するカーナビゲーションを備え、
前記地図データに対して前記軌跡パラメータ演算手段による算出される前記軌跡パラメータと、前記道路形状認識手段で特定される道路形状に基づいて、前記地図データを更新することを特徴とする。
(7)本発明による車両の走行制御システムは、たとえば、車両の前方の道路の情報から前記車両の進行方向ベクトルと直交する線分の前記道路の中心線に至るまでの横位置距離を該進行方向ベクトルの伸張方向に沿った複数の計測点で検出する変位検出手段と、
前記変位検出手段で検出された前記横位置距離から少なくともヨー角を算出する軌跡パラメータ演算手段と、
地図データを格納するカーナビゲーションを備え、
前記軌跡パラメータ演算手段によって算出されたヨー角を用いて前記ナビゲーションの地図データに自車位置を適合させるマップマッチングを行うことを特徴とする。
なお、本発明の以上の構成に限定されず、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明による車両の走行制御システムによれば、自車両の前方の道路の形状の認識において自車位置との関係で迅速かつ正確に算出し得ることができるようになる。
また、本発明による車両の走行制御システムによれば、自車両の前方の道路の形状の迅速かつ正確な認識にともなって適切な走行制御を達成し得ることができる。
以下、本発明による車両の走行制御システムの実施例を図面を用いて説明する。
〈システムの全体構成〉
まず、図1は、本発明による車両の走行制御システムの全体構成の一実施例を示す概略ブロック図であり、たとえば自動車に搭載される走行制御システムを例に揚げて示している。この自動車の走行制御システムは、その後述する各種処理が、該自動車に搭載されるコンピュータに予めプログラミングされ、そのプログラムは予め定められた周期で繰り返し実行されるようになっている。
図1において、まず、変位検出手段101があり、この変位検出手段101は、自車両の前方の道路における中心線(道路中心線)と自車両の進行方向に一致するベクトル(進行方向ベクトル)との距離を複数の計測点ごとに算出するようになっている。ここで、道路中心線と自車両の進行方向ベクトルとの前記距離は、該進行方向ベクトルに対して直交方向に伸張する線分の道路中心線に至るまでの距離に相当し、便宜上この明細書では横位置距離と定義する場合がある。
このような横位置距離は、自車両に搭載されたカメラ等により取得した自車両の前方の道路の画像の情報から、該道路のたとえば白線を認識し、前記進行方向ベクトルに沿った自車両の前方のたとえば10m、20m、30mの各地点(前記計測点)を基準にして、演算されるようになっている。
なお、道路の前記白線等の認識については、上述したカメラを利用する以外に、たとえばレーダ(レーザおよびミリ波)を用いて白線などの対象物までの距離と反射強度のデータを収集して算出するようにしてもよい。また、カメラ画像とレーダによる収集データを併用して白線等を認識してもよい。要は、車両の前方の道路においてその形状を特定し得る情報を取得できればよい。また、白線の他に、黄線、ガードレール、道路端などを認識してもよく、前記横位置距離についても白線、黄線、ガードレール、道路端などとの間の距離であってもよい。
そして、変位検出手段101で前記横位置距離を検出する場合において、計測点が道路上から喪失するような道路形状が存在するような場合、進行方向前方の検出範囲を調整することによって不都合を回避することができるようになっている。すなわち、前記変位検出手段101で定められる複数の前記計測点は、図示しない調整手段によって、それら全てが道路上に位置づけられるように、それぞれ隣接する他の計測点との距離が任意に調整されるようになっている。この変位検出手段101の詳細については図2を用いてさらに後述する。
また、道路形状認識手段102があり、この道路形状認識手段102には、カーナビゲーション111から自車位置道路情報が入力されるとともに、前記変位検出手段101から前記横位置距離の情報が入力されるようになっている。この道路形状認識手段102では、前記変位検出手段101からの情報、あるいはカーナビゲーション111からの情報に基づいて、自車両の前方の道路が直線路あるいはカーブ路を区別し得る道路形状を認識できるようになっている。
なお、図1に示す実施例では、該道路形状認識手段102において、道路形状の認識は、前記変位検出手段101からの情報、あるいはカーナビゲーション111からの情報に基づいて行っているものである。道路形状の正確を期すためである。しかし、いずれか一方のみであってもよい。この道路形状認識手段102の詳細については図3および図4を用いてさらに詳述する。
姿勢パラメータ演算手段103は、自車両に取り付けたセンサ等(図示せず)から自車両のステア角(ハンドル角)および車速に関する情報を取り込むようになっている。そして、該姿勢パラメータ演算手段103は、操舵角演算手段104および横滑り角・ヨーレート演算手段105を備えて構成されている。
ステア角に関する情報は前記操舵角演算手段104に入力され、この操舵角演算手段104によって自車両の操舵角が演算され、該操舵角に関する情報は前記横滑り角・ヨーレート演算手段105に入力されるようになっている。
車速に関する情報は前記横滑り角・ヨーレート演算手段105に入力され、この横滑り角・ヨーレート演算手段105では、該車速と操舵角に関する情報から、車両重心点の横滑り角βとヨーレートγが算出されるようになっている。前記横滑り角βは自車両の速度ベクトルと車体方向ベクトルがなす角で示される。また、この横滑り角βとヨーレートγは、この明細書において便宜的に姿勢パラメータと称する場合がある。この姿勢パラメータは、その値から、自車両が将来においてどのような軌跡をたどって走行するのかを推定できる性質のものとして把握される。
なお、この実施例では、ヨーレートγを上述したように前記横滑り角・ヨーレート演算手段105の演算によって算出しているが、必ずしもこのように構成することなく、ヨーレートセンサを自車両に独立して設け、このヨーレートセンサからの出力によってヨーレートγを検出するようにしてもよい。この姿勢パラメータ演算手段103の詳細については、図5を用いてさらに後述する。
軌跡パラメータ演算手段106は、変位検出手段101で検出した横位置距離と、道路形状認識手段102で認識した道路形状と、姿勢パラメータ演算手段103で演算した姿勢パラメータから、軌跡パラメータ(θ、Y)を演算するようになっている。軌跡パラメータとは、道路中心線と車体方向ベクトルがなす角に相当するヨー角θと自車両の走行位置Yからなるパラメータである。
すなわち、軌跡パラメータ演算手段106は、概略的には、第1の演算手段107、第2の演算手段108、および出力切換部109から構成されている。第1の演算手段107には変位検出手段101から横位置距離に関する情報が入力され、この第1の演算手段107によって直線路における軌跡パラメータ(θ、Y)が算出され、この算出値に関する情報は出力切換部106に入力されるようになっている。第2の演算手段108には姿勢パラメータ演算手段103から姿勢パラメータに関する情報が入力され、この第2の演算手段108によってカーブ路における軌跡パラメータ(θ、Y)が算出され、この算出値に関する情報は出力切換部106に入力されるようになっている。
また、前記出力切換部106には、道路形状認識手段102から道路形状認識フラグの情報が入力され、その道路形状認識の内容(直線路あるいはカーブ路)に基づき、前記第1の演算手段107および第2の演算手段108のうちいずれか一方の出力を次に説明する変位補正手段110に出力させるようになっている。
この軌跡パラメータ演算手段106の詳細については、図6を用いてさらに後述する。
なお、図1では明示されていないが、たとえば、前記姿勢パラメータ演算手段103によって算出される姿勢パラメータ、前記軌跡パラメータ演算手段106によって算出される軌跡パラメータをたとえばナビケーション111の表示画面上に表示させ、これにより、運転者の状況判断に便ならしめるようにしてもよい。
変位補正手段110は、前記軌跡パラメータ演算手段106により算出された前記軌跡パラメータ(θ、Y)に基づいて、前記変位検出手段101で検出した横位置距離を補正するようになっている。この変位補正手段110の詳細については、図7を用いてさらに後述する。
走行制御手段112は、たとえば図示しない変速機、エンジン等を駆動するように構成され、その駆動は、前記変位補正手段110により算出された前記横位置距離(補正された横位置距離)の情報に基づいてなされるようになっている。補正された前記横位置距離の情報は、補正前の横位置距離に対して車両姿勢による検出誤差が低減された値として算出されるようになっていることから、前記変速機、エンジン等を信頼性よく制御することができるようになる。
なお、本実施例における自動車の走行制御システムでは、前記変位補正手段110からの出力がカーナビゲーション111に入力されるようになっている。自車両の車両軌跡を利用してカーナビゲーション111に格納されている地図データを正しく補正せんがためである。その詳細は図9を用いて後述する。
〈変位検出手段101〉
図2は、前記変位検出手段101における処理内容についての説明図である。図2は、自車両が道路201を走行する際において前方の該道路201が映像されているカメラ画像200を示している。このカメラ画像200は自車両の前方に搭載されたカメラによって取得した画像であり、その画像情報は前記変位検出手段101に入力されることは上述したとおりである。このカメラ画像200において、その水平方向にY軸206を一致づけ、垂直方向にX軸204を一致づけるとともに、自車位置205を座標原点Oとした座標系が設定されている。
そして、前記変位検出手段101では、該カメラ画像200の画像処理により道路201の両脇の各白線202のエッジを検出し、検出した白線202の伸張方向上に、複数の計測点(自車位置205からたとえば10m、20m、30mの各地点)における位置ベクトルP11,P12,P13,P21,P22,P23を設定する。
これら位置ベクトルP11,P12,P13,P21,P22,P23から、次式(1)を用いて位置ベクトルQ1,Q2,Q3を演算し、これら位置ベクトルQ1,Q2,Q3から道路中心線203を算出する。
n=(P1n+P2n)/2 (n=1,2,3) ・・・(1)
図2に示すX軸204は、前記カメラの方向および自車両の進行方向ベクトルと同義であるため、各道路中心203の位置ベクトルQ1,Q2,Q3のY座標が横位置距離207に相当した値となる。したがって、このような画像処理を行うことにより、横位置距離207を介して道路中心線203を検出することが可能となる。
そして、この横位置距離207に関する情報は、前記道路形状認識手段102および前記軌跡パラメータ演算手段106にそれぞれ出力されるようになっている。
〈道路形状認識手段102〉
図3は前記道路形状認識手段102における処理内容についての説明図である。図3は、前記カメラ画像200のx軸方向に一致づけられる計測範囲Xを横軸に、この計測範囲Xに応じた前記横位置距離207を縦軸に示したグラフである。
図3において、横位置距離207は位置ベクトルQnのY座標(X軸204から道路中心線203までの距離に相当)であるため、直線路の場合は、横位置距離の変化率(傾き)は一定になり実線351に示すように線形となる。また、カーブ路の場合は、道路中心線203が曲線を描くため、横位置距離の変化率(傾き)が変化し破線352に示すように非線形となる。
このことから、実線351もしくは破線352の自車位置からのたとえば10m、20m、30mである各計測点によって分割された各区間の横位置距離の変化率を演算し、隣接する区間の横位置距離の変化率の線形性を判定することにより道路形状を認識することができる。
実線351および破線352において、自車位置から10mの地点および20mの地点の間の傾きS20と20mの地点および30mの地点の間の傾きS30はそれぞれ次式(2)、(3)で演算できる。
S20=(Y20−Y10)/(X20−X10) ・・・(2)
S30=(Y30−Y20)/(X30−X20) ・・・(3)
このようにして算出される道路形状に関する情報は、前記軌跡パラメータ演算手段106に出力されるようになっている。
また、図4は、前記道路形状認識手段102における処理内容の一実施例を示すフローチャートである。
まず、ステップ301において、変位検出手段101で算出した横位置距離を読み込み、ステップ302に進む。ステップ302において、前式(2)により横位置距離の傾き1(S20)を算出してステップ303に進み、ステップ303において、前式(3)により横位置距離の傾き2(S30)を算出する。
次に、ステップ304において、ステップ302およびステップ303で算出した横位置距離の傾き1(S20)と傾き2(S30)を比較し、S20≠S30となる状態が所定時間(T)経過したか否かの判定を行う。ステップ304の判定条件が成立した場合は、カーブ路を認識中と判断してステップ305に進み、ステップ305において、カーブ認識中フラグfSTTCMRをセットして処理を終了する。ステップ304の判定条件が不成立の場合は、直線路を認識中と判断してステップ306に進み、ステップ306において、カーブ認識中フラグfSTTCMRをクリアして処理を終了する。
このように、変位検出手段101において算出した横位置距離に応じて、直線路やカーブ路等を区別し得る道路形状を認識することが可能となる。そして、該道路形状認識フラグのパラメータは、前記軌跡パラメータ演算手段106に出力されるようになっている。
ここで、上述のように変位検出手段101において算出した横位置距離による道路形状認識は、車両姿勢のふらつき等により、その精度が低下する場合がある。すなわち図3に示したように、変位検出手段101で算出した横位置距離には、自車両の走行位置を示すオフセット量353およびヨー角354などの姿勢パラメータと、道路形状を示す角度355(図は、カーブ路)などの道路形状パラメータが同時に含まれるため、オフセット量353およびヨー角354等のばらつきにより精度よい道路形状認識ができない場合が生じる。
このため、これらオフセット量353およびヨー角354を前記姿勢パラメータ演算手段103の演算結果等に基づいて補正するようになっている。
〈姿勢パラメータ演算手段103〉
図5は、前記姿勢パラメータ演算手段103における処理内容の一実施例を示すフローチャートである。
まず、ステップ401において、自車両のステア角α(ハンドル角)および車速VSP等のパラメータを読み込み、ステップ402に進む。ステップ402において前記ステア角αとステアリング比gから、次式(4)を用いて操舵角δを算出する。
δ=α/g ・・・(4)
次に、ステップ403において、操舵角δと車速VSPから、次式(5)に示すヨーイング運動の運動方程式を用いてヨーレート微分値γ’を算出し、ステップ404に進む。
γ’={2lfKfδ-2(lfKf-lrKr)βz-2(lf 2Kf+lr 2Kr)γz/Vsp}/I ・・・(5)
ここで、γは1周期前に演算したヨーレートγであり、βは1周期前に演算した横滑り角βである。
ステップ404において、ステップ403にて算出したヨーレート微分値γ’から、次式(6)を用いてヨーレートγを算出する。
γ=γz+γ’×積分係数 ・・・(6)
ここで、式(6)における積分係数は演算周期に応じて決定される値である。
次に、ステップ405において、操舵角δと車速VSPから、次式(7)に示される車両の横方向の運動方程式を用いて横滑り角微分値β’を算出し、ステップ406に進む。
β’=[2Kfδ-2(Kf+Kr)βz-{mVsp+2(lfKf-lrKr)/VSP}γ]/mVSP ・・・(7)
ここで、式(7)において、βは1周期前に演算した横滑り角βであり、mは車両の慣性質量である。
ステップ406において、ステップ405にて算出した横滑り角微分値β’から、次式(8)を用いて横滑り角βを算出して処理を終了する。
β=βz+β’×積分係数 ・・・(8)
ここで、式(8)において、積分係数は演算周期に応じて決定される値である。
なお、上述した各演算において、式(4)の演算は、図1に示した操舵角演算手段104によって行われ、式(5)ないし(8)の各演算は、図1に示した横滑り角・ヨーレート演算手段105によって行われるようになっている。
このように、姿勢パラメータ演算手段103によって、センサ等で検出したステア角αと車速VSPに基づき、姿勢パラメータである横滑り角βおよびヨーレートγを算出でき、自車両の車両姿勢を推定することが可能となる。そして、前記横滑り角βおよびヨーレートγの各値は前記軌跡パラメータ演算手段106に出力されるようになっている。
〈軌跡パラメータ演算手段106〉
図6は、前記軌跡パラメータ演算手段106における処理内容の一実施例を示したフローチャートである。
まず、ステップ501において、前記変位検出手段101で算出した横位置距離および前記姿勢パラメータ演算手段103で算出した横滑り角βとヨーレートγおよび前記道路形状認識手段102で認識した道路形状認識フラグ等のパラメータを読み込み、ステップ502に進む。
ステップ502において、図3に示した各区間の横位置距離変化率S20,S30を用いて次式(9)に示すように横位置距離変化率の平均値SAVEを算出し、さらに、この横位置距離変化率の平均値SAVEを用いて次式(10)に示すようにカメラ角度θ1を算出する。
SAVE=(S20+S30)/2 ・・・・(9)
θ1=tan-1(SAVE) ・・・(10)
カメラは自車両の進行方向(車体前後方向)に指向させて取り付けられており、カメラ角度θ1は道路中心線と進行方向ベクトルとの角度に相当する。
次に、ステップ503において、横位置距離Yとステップ502で算出した横位置距離変化率の平均値SAVEから、次式(11a)、(11b)、(11c)をそれぞれ用いて、y10、y20、y30を算出する。ここで、y10、y20、y30は、それぞれ自車位置から10m、20m、30mにおける各計測点におけるオフセット量である。そして、次式(12)を用いてカメラオフセットY1を算出し、ステップ502に進む。
10=Y10−SAVE×10 ・・・(11a)
20=Y20−SAVE×20 ・・・(11b)
30=Y30−SAVE×30 ・・・(11c)
1=(y10+y20+y30)/3 ・・・(12)
カメラオフセットY1とは、道路中心線203からの自車走行位置までの距離であり、図3において直線351および破線352の切片の平均値を示す。
ステップ504において、前記道路形状認識手段102で処理したカーブ認識中フラグfSTTCMR=1の判定を行う。ステップ504の判定条件が成立した場合は、カーブ路を認識中と判断してステップ505に進む。そして、ステップ505において、次式(13)、(14)からカーブ路における軌跡パラメータ(θ、Y)を算出して処理を終了する。
ここで、γは前記姿勢パラメータ演算手段103において前式(6)で算出したヨーレートを示し、YVSPは次式(15)より算出した走行位置に相当する値である。また、式(15)において、積分係数は演算周期に応じて決定される値である。
θ=θz+γ ・・・(13)
Y=Yz+YVSP ・・・(14)
VSP=VSP×sin(β+θ)×積分係数 ・・・(15)
ステップ504の判定条件が不成立の場合は、直線路を認識中と判断してステップ506に進み、ステップ506において、前式(10)および(12)によって算出されたカメラ角度θ1およびカメラオフセットY1の各情報、すなわち、次式(16)、(17)で示される直線路における軌跡パラメータ(θ、Y)を算出して処理を終了する。
θ=θ1(カメラ角度) ・・・(16)
Y=Y1(カメラオフセット) ・・・(17)
なお、上述した各演算において、式(9)ないし(12)の各演算は図1に示した第1の演算手段107によって行われ、式(13)ないし(15)の各演算は図1に示した第2の演算手段108によって行われるようになっている。
ここで、第1の演算手段107は変位検出手段101からの情報(横位置距離)のみで直線路に関する軌跡パラメータの算出を行い、第2の演算手段108は、姿勢パラメータ演算手段103からの情報によりカーブ路に関する演算を行っている。この場合、直線路に関する軌跡パラメータは第2の演算手段108によっても算出できるが、演算を短時間でかつ容易化するために、直線路に関する軌跡パラメータの演算手段である第1の演算手段107を第2の演算手段108とは別個に設けた構成としている。しかし、このように構成する必要のないことはいうまでもない。
このように、変位検出手段101で算出した横位置距離と姿勢パラメータ演算手段103で算出した姿勢パラメータと道路形状認識手段102で認識した道路形状認識フラグ等により、道路形状に応じた軌跡パラメータ(θ、Y)を算出することが可能となる。そして、この軌跡パラメータ(θ、Y)は前記変位補正手段110に出力されるようになっている。
〈変位補正手段110〉
図7は、前記変位補正手段110の処理内容についての説明図である。図7は、前記軌跡パラメータ演算手段106から入力される軌跡パラメータ(θ,Y)に関する情報により補正された横位置距離が、計測範囲との関係で示されたグラフである。該グラフは、その横軸に計測範囲Xを、縦軸に横位置距離Yをとっており、前記の図3に対応したグラフとなっている。
図7において、その実線651は図3の実線351に対応し、実線651で示される横位置距離は該実線351で示される横位置距離を補正した結果として示され、また、破線652は図3の破線352に対応し、破線652で示される横位置距離は該破線352で示される横位置距離を補正した結果として示されている。
すなわち、図7に示す実線651および破線652は、図3に示した実線351および破線352に対し、前記軌跡パラメータ(θ、Y)の情報に基づいてオフセット量353およびヨー角354を補正した場合の横位置距離として示されている。これにより、図7に示す実線651は直線路の道路中心線に一致づけられて描画され、また、破線652はカーブ路の道路中心線に一致づけられて描画されることになる。
このように変位補正手段110において軌跡パラメータで横位置距離を補正することにより、車両姿勢による横位置距離検出誤差を低減し、道路形状の認識精度を向上させることが可能となる。そして、該変位補正手段110からの横位置距離が補正された情報は、前記走行制御装置112に入力され、この走行制御装置112によって、たとえば図示しない変速機、エンジン等を制御するようになっている。
〈道路形状認識による車両の減速制御〉
図8は、前記道路形状認識手段102の道路形状認識結果に応じて、カーブ路の進入時に車両が減速制御される場合を示す説明図である。図8は、その上段において、自車両である車両703が、直線路701とその先に続くカーブ路702とから構成される道路700上を走行する場合を想定して示し、また、下段において、該車両703の走行する各地点(A、B、C、D)における車速度をプロットした折れ線グラフで示している。
図8のA地点において進行方向前方のカーブ路702を認識すると、前記走行制御手段112において、カーブ到達距離705を演算する。このカーブ到達距離705は現時点の自車両の位置(A地点)からカーブ路702の入口個所(D地点)までの距離に相当するものである。
また、進行方向前方のカーブ路702が認識されると、前記走行制御装置は、該カーブ路702の曲率半径の値に応じてカーブ進入時の目標速度 VDを演算し、この目標速度VDに応じて減速距離706を演算する。この減速距離706は現時点の位置(B地点)の自車両の車速あるいは直線路701に応じて制御された速度から、カーブ路702の入口個所(D地点)における速度まで減速するために必要な距離に相当するものである。なお、B地点における自車両の車速あるいは直線路701に応じて制御された速度は図8ではVAとしている。
車両703が速度VAで走行し、B地点経過後において、カーブ到達距離705が減速距離706より小さくなると、グラフの実線704で示すように、前記走行制御装置により演算された目標速度VDに応じて、車両703の減速を開始する。この場合、この減速は、図中C地点において、BC地点間の減速度率ACよりもCD地点間の減速度率ADを若干大きくするようにするという如く、たとえば2段階にわたる各減速を行うことにより運転者の減速による違和感を軽減させることが好ましい。
このように、C地点(速度VC)までは減速度率ACでCD地点間は減速度率ADでそれぞれ減速させ、D地点において車両703がカーブ路702の入口個所(D地点)におけるカーブ進入時の目標速度VDまで減速させた後は、この目標速度VDを維持してカーブ路702で定速走行させることで、カーブ手前で車両703を適正な速度まで減速させることにより、快適性および安全性の向上が可能となる。また、車両703が図8に示す通路に至る前の直線路を走行している際には、上記のような減速制御を不必要に実施することはなく、定速走行および必要に応じた加減速制御を実施することができる。
〈カーナビゲーション111の地図データの補正〉
図9は、前記カーナビゲーション111の地図データを自車両の車両軌跡を利用して補正する方法についての説明図である。該地図データの補正は、図1に示すように、変位補正手段110からの信号が該ナビゲータ111に入力されることによってなされ、補正後の前記横位置距離と車両軌跡の情報に基づいて下記に示すように行われる。
図9において、自車両である車両800がXY座標系の原点に位置づけられているとし、該車両800が走行しようとする実際の道路(道路中心線)を破線802で示している。これに対し、図9には、前記実際の道路に対応する道路であって地図データ上の道路を破線803で示している。破線803は破線802に対してずれた位置に描画されている。地図データにおける道路の位置情報は、実際の道路の位置と比べて若干の誤差がある場合があるからである。
まず、前記変位補正手段110により算出された補正後の横位置距離は道路中心線と等価であるため、補正後の横位置距離を用いてX軸方向の車両軌跡を演算できる。また、前記姿勢パラメータ演算手段103において横滑り角βを算出し、直線路の場合は変位検出手段101より算出した横位置距離からヨー角θを算出し、カーブ路の場合は軌跡パラメータ演算手段106よりヨー角θを算出し、これら算出値を次式(18)に代入してY軸方向の車両軌跡を演算できる。
Y=Yz+VSP×sin(β+θ)×積分係数+Ymn ・・・(18)
ここで積分係数は演算周期に応じて決定される値であり、Ymnはカメラ計測範囲(10m,20m,30m)である。
車両800が、直線路を走行中の場合は、前記変位検出手段110で算出される補正後の横位置距離を利用してXおよびY両方向の車両軌跡(X,Y)を算出でき、該横位置距離を用いて地図データの補正処理を実行する。カーブ路を走行中の場合は、前記カメラ801によりカーブ路入口を認識し、このカーブ路入口の認識時点の自車位置を原点としたXY直交座標系を設定し、X軸方向の車両軌跡(X)を補正後の横位置距離から算出し、Y軸方向の車両軌跡(Y)は、横滑り角βとヨー角θを前記式(18)に代入してY軸方向の車両軌跡を算出する。
このような自車両の車両軌跡の演算結果(X,Y)を用いて、カーナビゲーションの地図データにおいて誤差をもつ破線803の道路の座標を、前記演算結果(X,Y)に対応する実線804で示される道路の座標に補正する。
このような補正処理を同じ道路上の走行のたび毎に繰り返し実行する事により、破線803で示す道路を破線802で示す道路に一致づけることができる。したがって、補正後の地図情報を利用して、遠方の道路形状の正確な情報(例えば、カーブ路およびその曲率など)を事前に認識でき、道路形状に対応した自動車の安全かつ快適な走行制御を行うことができる。
〈カーナビゲーション111のマップマッチング〉
図10は、前記ヨー角θを用いてカーナビゲーションのマップマッチングを行う方法についての説明図である。
ナビゲーションの地図データは所定の地点における座標 (以下、ノードと称する)とそれらを結ぶ線分(以下、リンクと称する)によって構成されているのが通常であり、図10は、地図データ上でノードA,B,CとリンクAB,ACで表現されている道路において、自車両である車両900がノードAで直角に右折してリンクABに該当する道路上を走行している場合を想定した図である。
図10において、車両900は、その車体のふらつきや車線変更等により実際には前記リンクABから若干ずれたS点の位置を走行しており、たとえばGPS(Global Positioning System)が非受信状態の場合には、マップマッチングにより自車位置を前記リンクAB上のP点である正しい位置に適合させる処理を行なわなければならない。
すなわち、S点の位置の近傍に存在するリンクACをリンクABとともに抽出し、前記S点からリンクABに引いた垂線SPの距離と、S点からリンクACに引いた垂線SQの距離を算出する。次に、カーナビゲーション111に格納されている地図データのリンクACおよびABの情報とヨー角θに応じて角度θELを算出する。該角度θELはリンクACとリンクABの開き角からヨー角θを差し引いた値である。
そして、これらの値を用いて、次式(19)、(20)でそれぞれ定義されるリンクABのエラーコストの値EAB、リンクACのエラーコストの値EACを算出する。
EAB = K1 × |θ| + K × | SP| ……(19)
EAC = K1 × |θEL| + K × | SQ | ……(20)
ここで、K1,K2は重み係数である。
マップマッチングにおいては、前式(19)、(20)により算出したエラーコストの値が最も小さいリンクを選択し、選択されたリンクと垂線の交差する点(線分の垂線の足)を自車位置として修正している。
ところで、従来にあって、前記ヨー角θの算出は操舵角δを用いて推定した値であるため、前記車両900のタイヤのたわみや微小な横滑りの影響により該ヨー角θに誤差が発生する場合がある。この場合、リンクABとリンクACのなす角が小さい場合において、エラーコストの値の比較が困難となり、リンクABに該当する道路を走行しているにもかかわらず、リンクACを走行していると誤判定してしまう不都合が生じる。
これに対して、本実施例では、上述したように、前記ヨー角の検出として、前記変位検出手段101で検出された横位置距離の情報を用いて第1の演算手段107によって行っていることから、直線路におけるヨー角は極めて正確な値として算出することができる。このため、カーナビゲーションのマップマッチングの精度の向上を図ることができる。
なお、ここで、図11を用いて、曲率が一定のカーブにおけるオフセットα(道路中心線からの自車走行位置までの距離)とヨー角θ(道路中心線と車体方向ベクトルがなす角)の算出方法について説明する。図11は、カメラで曲率一定のカーブを認識している場合の位置関係を示す概略図である。
図11において、自車1001が道路1002を走行しており、図のP点(カーブ始点)において自車が曲率一定のカーブに進入した場合、変位検出手段101によりQ1,Q2,Q3の各点の横位置を検出する。このとき、自車の進行方向を基準とした座標系(X、Y)において、Q1,Q2,Q3は次式(21)〜(23)で表される。
Q1=(X10、Y10) ・・・(21)
Q2=(X20、Y20) ・・・(22)
Q3=(X30、Y30) ・・・(23)
曲率一定のカーブの場合、道路形状は円の方程式で記述できるので、中心座標Cを(A、B)とすると、次式(24)〜(26)が得られる。
(X10−A)2 + (Y10−B)2=R2 ・・・(24)
(X20−A)2 + (Y20−B)2=R2 ・・・(25)
(X30−A)2 + (Y30−B)2=R2 ・・・(26)
Q1,Q2,Q3の位置は変位検出手段101により既知であるため、これらの連立方程式を解くことにより中心座標Cおよび曲率半径Rを算出できる。
次に、P点における道路中心線の接線を基準とした座標系(x、y)について考える。この座標系では円の中心座標Cは(0、R)となる。ここで、図11の拡大図に示すように、道路中心線を1003、白線を1004とすると、座標系(x、y)は座標系(X、Y)をヨー角θ分だけ回転移動し、y軸方向にオフセットαだけ平行移動した座標系である。したがって、円の中心Cを座標変換することにより、次式(27)の連立方程式が得られ、ヨー角θおよびオフセットαを算出できる。
Figure 2008087726
以上説明したように、変位検出手段101により算出した横位置を用いることにより、道路中心線からの自車走行位置までの距離(オフセット)、道路中心線と車体方向ベクトルがなす角(ヨー角)を演算することができ、演算結果を上述の図7に示す横位置の補正や上述の図10 に示すマップマッチングに適用することができる。
本発明による自動車の走行制御システムの全体構成の一実施例を示す概略ブロック図である。 図1に示す変位検出手段における処理内容の一実施例を示す説明図である。 図1に示す道路形状認識手段における処理内容の一実施例を示す説明図である。 図1に示す道路形状認識手段における処理内容の一実施例を示すフローチャートである。 図1に示す姿勢パラメータ演算手段における処理内容の一実施例を示すフローチャートである。 図1に示す軌跡パラメータ演算手段における処理内容の一実施例を示すフローチャートである。 図1に示す変位補正手段の処理内容の一実施例についての説明図である。 図1に示す道路形状認識手段の認識結果に応じて、カーブ路の侵入時に車両が減速制御される場合の一実施例を示す説明図である。 図1に示すカーナビゲーションの地図データを自車両の車両軌跡を利用して補正する方法の一実施例についての説明図である。 図1に示す軌跡パラメータ演算手段によって算出されるヨー角を用いてカーナビゲーションのマップマッチングを行う方法の一実施例についての説明図である。 カメラで曲率一定のカーブを認識している場合の位置関係を示した概略図である。
符号の説明
101……変位検出手段、102……道路形状認識手段、103……姿勢パラメータ演算手段、104……操舵角演算手段、105……横滑り角・ヨーレート演算手段、106……軌跡パラメータ演算手段、107……第1の演算手段、108……第2の演算手段、109……出力切換部、110……変位補正手段、112……走行制御手段、
200……カメラ画像、201……道路、202……白線、203……道路中心線、205……自車位置、207……横位置距離、353……オフセット量、354……ヨー角、700……道路、701……直線路、702……カーブ路、703……車両、705……カーブ到達距離、706……減速距離。

Claims (7)

  1. 少なくとも、車両の前方の道路の情報から前記車両の進行方向ベクトルと直交する線分の前記道路の中心線に至るまでの横位置距離を該進行方向ベクトルの伸張方向に沿った複数の計測点で検出する変位検出手段と、
    この変位検出手段によって得られる各横位置距離の変化の線形性から道路形状を特定する道路形状認識手段と、
    この道路形状認識手段の前記特定の結果に応じて前記車両の走行制御を行う走行制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両の走行制御システム。
  2. 車両のステア角および車速から前記車両の姿勢パラメータを算出する姿勢パラメータ演算手段と、
    この姿勢パラメータ演算手段の前記姿勢パラメータから前記車両の走行軌跡を示す軌跡パラメータを算出する軌跡パラメータ演算手段と、
    この軌跡パラメータ演算手段の前記軌跡パラメータに応じて前記変位検出手段によって検出された前記横位置距離を補正する変位補正手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両の走行制御システム。
  3. 前記軌跡パラメータ演算手段は、前記変位検出手段によって検出された前記横位置距離から第1の軌跡パラメータを算出する第1の演算手段と、
    前記姿勢パラメータ演算手段で演算された前記姿勢パラメータから第2の軌跡パラメータを算出する第2の演算手段と、
    前記第1の演算手段で算出された第1の軌跡パラメータと前記第2の算出手段で算出された第2の軌跡パラメータのうちいずれかの軌跡パラメータを前記変位補正手段に出力させる切換を前記道路形状認識手段で特定した道路形状に応じて行う出力切換部と、
    を備えて構成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両の走行制御システム。
  4. 前記変位検出手段で検出する複数の前記計測点は、それら全てが道路上に位置づけられるように、それぞれ隣接する他の計測点との距離が調整される調整手段が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の車両の走行制御システム。
  5. カーナビゲーションを備え、
    前記姿勢パラメータ演算手段によって算出される前記姿勢パラメータと、前記軌跡パラメータ演算手段によって算出される前記軌跡パラメータは、前記カーナビゲーションの画面に表示されることを特徴とする請求項2に記載の車両の走行制御システム。
  6. 地図データを格納するカーナビゲーションを備え、
    前記地図データに対して前記軌跡パラメータ演算手段による算出される前記軌跡パラメータと、前記道路形状認識手段で特定される道路形状に基づいて、前記地図データを更新することを特徴とする請求項2に記載の車両の走行制御システム。
  7. 車両の前方の道路の情報から前記車両の進行方向ベクトルと直交する線分の前記道路の中心線に至るまでの横位置距離を該進行方向ベクトルの伸張方向に沿った複数の計測点で検出する変位検出手段と、
    前記変位検出手段で検出された前記横位置距離から少なくともヨー角を算出する軌跡パラメータ演算手段と、
    地図データを格納するカーナビゲーションを備え、
    前記軌跡パラメータ演算手段によって算出されたヨー角を用いて前記ナビゲーションの地図データに自車位置を適合させるマップマッチングを行うことを特徴とする車両の走行制御システム。
JP2006273663A 2006-10-05 2006-10-05 車両の走行制御システム Expired - Fee Related JP4869858B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006273663A JP4869858B2 (ja) 2006-10-05 2006-10-05 車両の走行制御システム
US11/867,192 US7778758B2 (en) 2006-10-05 2007-10-04 Cruise control system for a vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006273663A JP4869858B2 (ja) 2006-10-05 2006-10-05 車両の走行制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008087726A true JP2008087726A (ja) 2008-04-17
JP4869858B2 JP4869858B2 (ja) 2012-02-08

Family

ID=39304014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006273663A Expired - Fee Related JP4869858B2 (ja) 2006-10-05 2006-10-05 車両の走行制御システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7778758B2 (ja)
JP (1) JP4869858B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010198119A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Nissan Motor Co Ltd 道路白線認識装置及び道路白線認識方法
JP2010250773A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Toyota Motor Corp 車両軌跡生成方法、および、車両軌跡生成装置
JP2010271162A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Mitsubishi Electric Corp 道路レーンデータ生成装置、道路レーンデータ生成方法および道路レーンデータ生成プログラム
WO2011114814A1 (ja) * 2010-03-17 2011-09-22 クラリオン株式会社 車両姿勢角算出装置及びそれを用いた車線逸脱警報システム
JP2011198281A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Nec Corp 走行支援装置、走行支援方法、及びプログラム
JP2013232240A (ja) * 2013-08-09 2013-11-14 Clarion Co Ltd 車両姿勢角算出装置
JP2014001022A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Hitachi Ltd エレベータおよびその速度制御方法
CN104567859A (zh) * 2014-12-30 2015-04-29 中铁上海工程局集团有限公司 一种盾构管片姿态的计算方法
KR20150063852A (ko) * 2013-12-02 2015-06-10 현대자동차주식회사 전방차량의 횡방향 거리 결정 방법 및 이를 이용한 헤드 업 디스플레이 장치
KR20170014026A (ko) * 2015-07-27 2017-02-08 현대자동차주식회사 차량, 및 그 제어방법
JP2017058841A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 株式会社デンソー 車両の運転支援装置、及び運転支援方法
KR20180065047A (ko) * 2016-12-06 2018-06-18 현대오트론 주식회사 예측 제어 방법 및 장치
JP2018206024A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 本田技研工業株式会社 自動走行制御システム及びサーバ装置
KR20200036404A (ko) * 2018-09-28 2020-04-07 현대엠엔소프트 주식회사 정밀 지도 구축 장치 및 방법

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070282558A1 (en) * 2006-06-01 2007-12-06 Denso Corporation Abnormal condition determining system for steering angle sensor
US8190330B2 (en) * 2009-03-06 2012-05-29 GM Global Technology Operations LLC Model based predictive control for automated lane centering/changing control systems
US20120123613A1 (en) * 2009-07-17 2012-05-17 Panasonic Corporation Driving support device, driving support method, and program
JP5363906B2 (ja) * 2009-08-05 2013-12-11 株式会社アドヴィックス 車両の速度制御装置
JP5661782B2 (ja) * 2009-10-22 2015-01-28 トムトム ジャーマニー ゲーエムベーハー ウント コー. カーゲーTomtom Germany Gmbh & Co. Kg Gps軌跡を用いた付加的マップ生成、改良および拡張
JP5229254B2 (ja) * 2010-03-23 2013-07-03 株式会社デンソー 道路形状認識装置
US8612138B2 (en) * 2010-09-15 2013-12-17 The University Of Hong Kong Lane-based road transport information generation
EP2431712B1 (de) * 2010-09-17 2013-05-01 Kapsch TrafficCom AG Verfahren zum Ermitteln der Länge des von einem Fahrzeug zurückgelegten Wegs
KR20130051681A (ko) * 2011-11-10 2013-05-21 한국전자통신연구원 노면 표식물 인식 시스템 및 방법
JP5926080B2 (ja) * 2012-03-19 2016-05-25 株式会社日本自動車部品総合研究所 走行区画線認識装置およびプログラム
US9563326B2 (en) * 2012-10-18 2017-02-07 Microsoft Technology Licensing, Llc Situation-aware presentation of information
JP6161942B2 (ja) * 2013-04-19 2017-07-12 株式会社デンソーアイティーラボラトリ カーブ形状モデル化装置、車両情報処理システム、カーブ形状モデル化方法、及びカーブ形状モデル化プログラム
DE102015001818A1 (de) 2014-02-19 2015-09-03 Cummins Inc. Fahrwiderstandsmanagement für Landfahrzeuge und/oder diesbezügliche Bedienerbenachrichtigung
US9272621B2 (en) * 2014-04-24 2016-03-01 Cummins Inc. Systems and methods for vehicle speed management
US9835248B2 (en) 2014-05-28 2017-12-05 Cummins Inc. Systems and methods for dynamic gear state and vehicle speed management
US9428187B2 (en) * 2014-06-05 2016-08-30 GM Global Technology Operations LLC Lane change path planning algorithm for autonomous driving vehicle
JP6285321B2 (ja) * 2014-08-25 2018-02-28 株式会社Soken 道路形状認識装置
KR102083932B1 (ko) * 2014-09-30 2020-04-14 한화디펜스 주식회사 주행 제어 시스템 및 주행 제어 방법
WO2017037753A1 (ja) * 2015-08-28 2017-03-09 日産自動車株式会社 車両位置推定装置、車両位置推定方法
US10082797B2 (en) * 2015-09-16 2018-09-25 Ford Global Technologies, Llc Vehicle radar perception and localization
CN105844013A (zh) * 2016-03-23 2016-08-10 苏州数字地图信息科技股份有限公司 一种道路标线生成方法及系统
US11959751B2 (en) * 2016-05-26 2024-04-16 Apple Inc. Correcting compass view using map data
US10962982B2 (en) * 2016-07-21 2021-03-30 Mobileye Vision Technologies Ltd. Crowdsourcing the collection of road surface information
JP6293213B2 (ja) * 2016-08-01 2018-03-14 三菱電機株式会社 車線区画線検知補正装置、車線区画線検知補正方法、及び自動運転システム
EP3726184A1 (fr) * 2019-04-16 2020-10-21 PSA Automobiles SA Procédé et dispositif de détermination de la courbe d'une route
US11891073B2 (en) * 2019-10-25 2024-02-06 GM Global Technology Operations LLC Systems and methods for detecting and compensating camera yaw angle offset for autonomous vehicles

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09152346A (ja) * 1995-12-01 1997-06-10 Fujitsu Ten Ltd ナビゲーション装置
JP2004206275A (ja) * 2002-12-24 2004-07-22 Denso Corp 自動運転制御システム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04257740A (ja) 1991-02-08 1992-09-11 Toyota Motor Corp 定速走行制御装置
US5774824A (en) * 1995-08-24 1998-06-30 The Penn State Research Foundation Map-matching navigation system
JP3430832B2 (ja) * 1997-01-27 2003-07-28 日産自動車株式会社 道路曲率推定装置
DE19749086C1 (de) * 1997-11-06 1999-08-12 Daimler Chrysler Ag Vorrichtung zur Ermittlung fahrspurverlaufsindikativer Daten
GB9804112D0 (en) * 1998-02-27 1998-04-22 Lucas Ind Plc Road profile prediction
JP3690283B2 (ja) * 2001-01-18 2005-08-31 日産自動車株式会社 車線追従制御装置
US7774113B2 (en) * 2002-04-10 2010-08-10 Trw Limited Cameras to determine vehicle heading

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09152346A (ja) * 1995-12-01 1997-06-10 Fujitsu Ten Ltd ナビゲーション装置
JP2004206275A (ja) * 2002-12-24 2004-07-22 Denso Corp 自動運転制御システム

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010198119A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Nissan Motor Co Ltd 道路白線認識装置及び道路白線認識方法
JP2010250773A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Toyota Motor Corp 車両軌跡生成方法、および、車両軌跡生成装置
JP2010271162A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Mitsubishi Electric Corp 道路レーンデータ生成装置、道路レーンデータ生成方法および道路レーンデータ生成プログラム
US9123110B2 (en) 2010-03-17 2015-09-01 Clarion Co., Ltd. Vehicle attitude angle calculating device, and lane departure warning system using same
WO2011114814A1 (ja) * 2010-03-17 2011-09-22 クラリオン株式会社 車両姿勢角算出装置及びそれを用いた車線逸脱警報システム
JP2011192227A (ja) * 2010-03-17 2011-09-29 Clarion Co Ltd 車両姿勢角算出装置及びそれを用いた車線逸脱警報システム
CN102754139A (zh) * 2010-03-17 2012-10-24 歌乐株式会社 车辆姿态角算出装置及使用了该装置的车道偏离警报系统
US9393966B2 (en) 2010-03-17 2016-07-19 Clarion Co., Ltd. Vehicle attitude angle calculating device, and lane departure warning system using same
JP2011198281A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Nec Corp 走行支援装置、走行支援方法、及びプログラム
JP2014001022A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Hitachi Ltd エレベータおよびその速度制御方法
JP2013232240A (ja) * 2013-08-09 2013-11-14 Clarion Co Ltd 車両姿勢角算出装置
KR20150063852A (ko) * 2013-12-02 2015-06-10 현대자동차주식회사 전방차량의 횡방향 거리 결정 방법 및 이를 이용한 헤드 업 디스플레이 장치
KR101588787B1 (ko) 2013-12-02 2016-01-26 현대자동차 주식회사 전방차량의 횡방향 거리 결정 방법 및 이를 이용한 헤드 업 디스플레이 장치
CN104567859A (zh) * 2014-12-30 2015-04-29 中铁上海工程局集团有限公司 一种盾构管片姿态的计算方法
KR20170014026A (ko) * 2015-07-27 2017-02-08 현대자동차주식회사 차량, 및 그 제어방법
KR101716232B1 (ko) 2015-07-27 2017-03-15 현대자동차주식회사 차량, 및 그 제어방법
JP2017058841A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 株式会社デンソー 車両の運転支援装置、及び運転支援方法
KR20180065047A (ko) * 2016-12-06 2018-06-18 현대오트론 주식회사 예측 제어 방법 및 장치
KR101897104B1 (ko) * 2016-12-06 2018-09-11 현대오트론 주식회사 예측 제어 방법 및 장치
JP2018206024A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 本田技研工業株式会社 自動走行制御システム及びサーバ装置
US10647317B2 (en) 2017-06-02 2020-05-12 Honda Motor Co., Ltd. Automatic traveling control system and server device
KR20200036404A (ko) * 2018-09-28 2020-04-07 현대엠엔소프트 주식회사 정밀 지도 구축 장치 및 방법
KR102475042B1 (ko) * 2018-09-28 2022-12-06 현대오토에버 주식회사 정밀 지도 구축 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
US20080091327A1 (en) 2008-04-17
US7778758B2 (en) 2010-08-17
JP4869858B2 (ja) 2012-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4869858B2 (ja) 車両の走行制御システム
KR101823756B1 (ko) 오인식 판정 장치
US10604150B2 (en) Vehicle stop position setting apparatus and method
CN105984464B (zh) 车辆控制装置
US8005602B2 (en) Vehicle speed control device, method of determining target speed by using the device, and program executing the method
WO2018221453A1 (ja) 出力装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
US11243080B2 (en) Self-position estimation method and self-position estimation device
JP2024050990A (ja) 判定装置
US20070168119A1 (en) Navigation Device And Current-Position-Calculation Method
US20160318513A1 (en) Real-time anticipatory speed control
CN111868479B (zh) 基于车辆测量数据处理的车辆操作
CN107310554A (zh) 车辆行驶控制装置
JP2016132414A (ja) 車両制御装置
JPWO2010073297A1 (ja) 衝突判定装置
KR20190045308A (ko) 차량 판정 방법, 주행 경로 보정 방법, 차량 판정 장치, 및 주행 경로 보정 장치
US7764192B2 (en) Traveling safety device for vehicle
JP6539129B2 (ja) 自車位置推定装置、及びそれを用いた操舵制御装置、並びに自車位置推定方法
JP2015069287A (ja) 自車位置認識装置
WO2020209144A1 (ja) 位置推定装置、推定装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP7056379B2 (ja) 車両用走行制御装置
JP7040308B2 (ja) 無人搬送車の走行制御装置及び走行制御方法
US20220204046A1 (en) Vehicle control device, vehicle control method, and storage medium
WO2018180247A1 (ja) 出力装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP7086021B2 (ja) 挙動予測装置
JP2006113627A (ja) 車両用制御対象判定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081219

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110630

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111115

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4869858

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees