JP2008085236A - 2波長レーザアニール装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コスト/高品位化が可能なレーザアニール装置の提供。
【解決手段】被対象物をレーザ照射により改質するレーザアニール装置であって、レーザ波長を370nm〜480nmとする第1レーザ光源と、レーザ波長を640nm〜840nmとする第2レーザ光源と、第1光源から照射されたレーザビームを所定のスポットサイズをもつ短波長ビームスポットに形成する第1手段と、前記第2光源から照射されたレーザビームを所定のスポットサイズをもつ長波長ビームスポットに形成する第2手段と、前記形成した短波長及び長波長ビームスポットのピーク間隔を例えば1um〜10umだけ重ね合わせる第3手段と、第3手段により重ね合わせた2波長ビームスポットの内、前記短波長ビームスポットに連続して長波長ビームスポットを被対象物に照射する第4手段を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶ディスプレイ製造工程に使用されるレーザアニール装置に係り、特に絶縁基板上に形成したアモルファスシリコン(非結晶質)やポリシリコン(多結晶質)にレーザ光を照射してシリコン膜の改質を行う液晶ディスプレイの製造システムに好適なレーザアニール装置に関する。
近年のディスプレイ装置は、表示素子として液晶素子を使用し、この液晶素子(画素素子)や該液晶素子のドライバー回路は薄膜トランジスター(TFT[Thin Film Transistor]、以下、TFTと呼ぶ)により構成されている。このTFTは、製造過程においてガラス基板上に形成したアモルファスシリコン(a−Si)をポリシリコン(p−Si)に改質する工程が必要である。
この改質工程は、レーザ照射によるシリコン膜の改質を行うものであり、石英ガラスや無アルカリガラスの絶縁基板上に絶縁基板から不純物の混入を阻止するアンダーコート膜(SiO)を形成する工程と、該アンダーコート膜上にアモルファスシリコン膜面を形成する工程と、高出力レーザを光源とし、アモルファスシリコン膜面に線状レーザビームを照射し、線状レーザビームの短手方向に走査させることによりポリシリコンに改質する工程と、TFTを構成する位置のみポリシリコンを切り出す工程と、その上にゲート酸化膜(SiO)を形成し最上部にゲート電極を取り付ける工程と、酸化膜(SiO)に所定の不純物イオンを注入してソース/ドレインを形成する工程と、ソース/ドレインにアルミ電極を立て全体を保護膜で被いTFTを造る工程から成る。尚、前記絶縁基板72とアンダーコート膜の間にSiNまたはSiONを挟み込んでも良い。
前記レーザ照射によるシリコン膜の改質工程は、エキシマレーザを用いるエキシマレーザアニールが一般的であり、シリコン膜に光吸収率の高い波長307nmでパルス幅が数10nsのXeClエキシマレーザを照射し、160mJ/cmの比較的低いエネルギー注入によりシリコン膜を一気に融点まで加熱することによりポリシリコン膜を形成している。前記エキシマレーザは、数百Wの大出力を持ち、長方形マザーガラスの一辺以上の長さを持つ大型線状レーザスポットを形成させることができ、マザーガラス上に形成したシリコン膜全面を一括で効率よく改質できるといった特徴をもつ。このエキシマレーザによるシリコン改質では、TFTの性能に強く影響を与えるポリシリコンの結晶粒径が100nmから500nmと小さく、TFT性能の指標である電界効果移動度は150cm/V・s程度に留まることができる。このシリコン膜の改質を行う装置は、レーザアニール装置と呼ばれている。
近年、フラットディスプレイ上の画素子やドライバー回路以外に、コントロール回路やインタフェース回路、更には演算回路など高機能回路を搭載するシステム・オン・ガラスが提案され、一部実現している。前記高機能回路を形成するTFTは高性能なものが要求され、良質(大型結晶粒)なポリシリコン改質が必須である。この良質なポリシリコン改質に関する技術が記載された文献としては下記特許文献が挙げられ、特許文献1には、光源に半導体励起固体レーザを用いて連続発光(CW)しながらシリコン膜上に照射したレーザビームを走査させることにより、走査方向に細長い大型結晶粒をもつ良質なポリシリコン膜を形成することや、高性能TFTが必要な箇所に予めアモルファスシリコンを線状(リボン状)または島状(アイランド状)にパターニングしておくことにより、300cm/V・s以上の電界効果移動度が得られ、高性能TFTを形成することが記載されている。
他方、特許文献2には、半導体励起連続発光固体レーザを用いて走査方向に細長い大型結晶粒を形成する方法として、シリコン膜上に形成した線状レーザスポットの走査方向幅と走査速度の関係を規定したものが記載されている。前記特許文献に記載されている主な固体レーザは、波長が532nmのNd:YVO4レーザの第二高調波固体レーザである。
特開2003−86505号公報 特開2005−217214号公報
前記したレーザアニール装置では、光源となるエキシマレーザ発振器がガスレーザであるが故、レーザ出力に不安定性が生じやすく、基板上シリコン膜に対し均一な改質が困難となり、局所的にTFT性能の偏が生じ易すくなると言う不具合があった。また、レーザ発振を重ねるごとに、レーザ発振管及び光学部品や充填ガス等の劣化が進み、改質のむらである改質斑を防止するためには短期的なメンテナンスが必要となり、装置の安定性、保守性、ランニングコストから生じる生産性低下は避けられず、装置規模も大きく重厚壮大な大掛かりなものであると言う不具合もあった。
一方、特許文献に記載された半導体励起固体レーザを用いたレーザアニール装置は、前記の通り第二高調波を利用しているため、装置投入パワーに対し光出力パワーが小さく光変換効率が十分でないと言う不具合があった。更に、固体レーザを用いたレーザアニール装置は、出力レーザ波長が532nmであり、シリコンの光吸収ピーク値(約300nm)から大きく離れているため、シリコン膜の光エネルギー吸収が大きくなく、相乗して装置投入エネルギーに対しシリコン改質エネルギーが小さく成り、エネルギー変換効率が好ましくないと言う不具合もあった。
本発明は前述の従来技術による不具合を鑑みてなされたもので、出力安定性、保守性に優れかつ、省スペース化、低ランニングコスト化が可能なシリコン膜を改質するレーザアニール装置を提供することである。
前記目的を達成するため本発明は、被対象物をレーザ照射により改質するレーザアニール装置であって、レーザ波長を370nm〜480nmとするレーザビームを照射する第1のレーザ光源と、レーザ波長を640nm〜840nmとするレーザビームを照射する第2のレーザ光源と、前記第1の光源から照射されたレーザビームを所定のスポットサイズをもつ短波長ビームスポットに形成する第1手段と、前記第2の光源から照射されたレーザビームを所定のスポットサイズをもつ長波長ビームスポットに形成する第2手段と、前記第1及び第2手段により形成した短波長ビームスポット及び長波長ビームスポットのピーク間隔を任意の値だけ重ね合わせる第3手段と、前記第3手段により重ね合わせた2波長ビームスポットの内、前記短波長ビームスポットに次いで長波長ビームスポットを被対象物に照射する第4手段を備えたことを第1の特徴とし、
前記第1の特徴のレーザにおいて、第1手段及び第2手段が、ビームスポットを長尺状に形成すると共に、前記長尺状の短手方向の幅を調整する機能を備えることを第2の特徴とする。
また本発明は、前記第1又は第2の特徴のレーザアニール装置において、前記第3手段が、前記第1及び第2手段により形成した短波長ビームスポット及び長波長ビームスポットのピーク間隔を1um〜10umとして重ね合わせることを第3の特徴とし、前記何れかの特徴のレーザアニール装置において、前記第1及び第2のレーザ光源が、半導体レーザダイオード素子であることを第4の特徴とする。
更に本発明は、レーザ波長を370nm〜480nmとするレーザビームを照射する第1のレーザ光源と、レーザ波長を640nm〜840nmとするレーザビームを照射する第2のレーザ光源と、前記第1の光源から照射されたレーザビームを所定のスポットサイズをもつ短波長ビームスポットに形成する第1手段と、前記第2の光源から照射されたレーザビームを所定のスポットサイズをもつ長波長ビームスポットに形成する第2手段とを備え、被対象物をレーザ照射により改質するレーザアニール方法であって、前記第1及び第2手段により形成した短波長ビームスポット及び長波長ビームスポットのピーク間隔を任意の値だけ重ね合わせ、該重ね合わせた2波長ビームスポットの内、前記短波長ビームスポットに次いで長波長ビームスポットを被対象物に照射することにより、被対象物をレーザ照射により改質することを第5の特徴とし、
前記レーザアニール方法において、前記第1手段及び第2手段が、ビームスポットを長尺状に形成すると共に、前記長尺状の短手方向の幅を調整する機能を備えることを第6の特徴とする。
更に本発明は、前記第5又は6の特徴のレーザアニール方法において、前記第3手段が、前記第1及び第2手段により形成した短波長ビームスポット及び長波長ビームスポットのピーク間隔を1um〜10umとして重ね合わせることを第7の特徴とし、前記第5乃至7何れかの特徴のレーザアニール方法において、前記第1及び第2のレーザ光源が、半導体レーザダイオード素子であることを第8の特徴とする。
本発明は、短波長ビームスポット及び長波長ビームスポットのピーク間隔を規定して重ね合わせ、該重ね合わせた2波長ビームスポットの内、短波長ビームスポットに次いで長波長ビームスポットを被対象物に照射することにより、長波長/低出力のレーザで被対象物を改質することができる。
以下、本発明によるレーザアニール装置の一実施形態を図面を参照して詳細に説明するが、まず、本発明の原理を説明する。
<原理説明>
一般にシリコン(Si)は、液相状態の場合、ビーム波長にかかわらず光吸収率はさほど変化しないものの、固相状態の場合、ビーム波長が高くなるに従って光吸収率が急激に低下する特性を持つことが知られている。
これを具体的に説明すると、図5に示す如く、液相Siでは、ビーム波長が200nm〜500nmで、光吸収係数は1.00E+06程度で変化しないものの、1000nmでは、光吸収係数が1.00E+07に上昇する特性であるのに対し、アモルファスシリコン(a−Si)では、ビーム波長を400nm〜800nmとしたとき、光吸収係数が1.00E+06から波長が長波になるに従って1.00E+02まで急激に低下する特性をもつ。
また、結晶シリコン(c−Si)の場合、前記a−Siに比べて光吸収量の低下度合いは低いものの、やはり固相Siでは、ビーム波長を400nmから1000nmに向かって光吸収係数が急激に低下する特性をもつ。
このようにSiは、液相状態では1000nm以上の長波長ビームで光吸収率が高く、また固相状態では400nm以下の短波長ビームで光吸収率が高い特性を持つ。
従来技術によるレーザアニール装置は、例えば670nmのビーム波長を用い、スポットサイズが50×0.7um/のレーザスポットを走査速度200nm/sにて走査することによって、アモルファスシリコンを結晶化するものであった。前記670nmのビーム波長は、固相状態においては光吸収率が比較的低いため、膜面パワー密度として高出力の20mW/um程度のパワーを必要とする不具合があった。
発明者らは、Siが前記液相状態と固相状態では光吸収率が変化する特性に着目し、まず固相状態のSiに対して短波長のレーザスポットを照射して液相状態に変化させ、次いで長波長のレーザスポットを前記液相状態のSiに照射する事により、Siの結晶化を長波長/低出力のレーザを用いて行う本発明を成したものである。
<実施形態の説明>
次いで本発明によるレーザアニール装置の一実施形態を説明する。図1は本実施形態によるレーザアニール装置の構成を示す図、図2は本実施形態によるワーク面垂直方向から見たレーザスポットの模式図、図3は本実施形態によるレーザスポットの立体模式図、図4は走査方向側面から見たレーザスポットの模式図、図5はSi吸収係数の比較例を説明するための図である。
本実施形態によるレーザアニール装置は、図1に示す如く、液晶ディスプレイ用のアモルファスシリコンをガラス基板上に形成したワーク3を搭載するワーク搭載台7と、該ワーク3に対して対物レンズ2を介したレーザスポット5を照射するレーザヘッド1と、該レーザヘッド1にレーザ光を供給する2種類の半導体レーザ光源である光源10及び11と、前記ワーク搭載台7をXY方向のワーク移動方向4に移動するキャリッジ6と、前記機構・光学系を制御するマイクロプロセッサ8とから構成され、該マイクロプロセッサ8がワーク搭載台7に搭載したワーク3をワーク移動方向4(XY方向)に移動しながらレーザヘッド1がレーザスポット5を照射することにより、ワーク3のアモルファスシリコンを結晶化する様に動作する。
前記光源10は、比較的長波の波長810nmのレーザビームを発生し、光源11は比較的短波の波長445nmのレーザビームを発生し、これら両レーザビームをレーザヘッド1が対物レンズを用いて一部重複した2波長ビームスポットを形成する。
本実施形態による2波長ビームスポットは、図3及び図2に示す如く、スポットサイズが長尺状の4um×2000um/膜面パワー密度が6mW/umの長波長ビームスポットAと、スポットサイズが長尺状の2um×2000um/膜面パワー密度が3mW/umの短波長ビームスポットBとをピーク間隔L2を3umにして重複させた二こぶ形状となり、キャリッジ6の移動によりワーク3に対して走査速度を600mm/sにて走査することによって、図4に示す如く、サブスレート20上のワーク3のアモルファスシリコン膜21を結晶化するものである。
本実施形態によるレーザアニール装置は、最初に短波長ビームスポットBを照射してアモルファスシリコン膜21を固相状態から液相状態に変化させ、続いて長波長ビームスポットAを照射してアモルファスシリコン膜21を結晶化することができる。
尚、前記実施形態では、短波長として445nm、長波長として810nmを採用した例を説明したが、本発明によるレーザアニール装置は、短波長として370nm〜480nm、長波長として640nm〜840nmとしても良く、短波長ビームスポット及び長波長ビームスポットのピーク間隔も1um〜10umとしても良い。
また前記実施形態においては波長の異なる2種類の半導体レーザ光源を使用する例を説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば2種類の波長のレーザ光を1チップに集積した2波長半導体LD(TWIN-LD:Two Wavelength Integrated Laser Diode)を使用しても良い。また前記レーザヘッドが、短波長ビームスポットB及び長波長ビームスポットAの短手方向の幅を調整する機能を設けても良く、この機能は一般のレンズ素子から成る光学系により容易に構成することができる。
尚、前記実施形態においては、最初に短波長ビームスポットBを照射し、次いで長波長ビームスポットAを照射してアモルファスシリコン膜21を結晶化する例を説明したが、被対象物の性質によっては、最初に長波長ビームスポットAを照射し、次いで短波長ビームスポットBを照射する様に構成しても良い。
この実施形態によるレーザアニール装置は、レーザ波長を370nm〜480nmとするレーザビームを照射する第1のレーザ光源と、レーザ波長を640nm〜840nmとするレーザビームを照射する第2のレーザ光源と、前記第1の光源から照射されたレーザビームを所定のスポットサイズをもつ短波長ビームスポットに形成する第1手段と、前記第2の光源から照射されたレーザビームを所定のスポットサイズをもつ長波長ビームスポットに形成する第2手段と、前記第1及び第2手段により形成した短波長ビームスポット及び長波長ビームスポットのピーク間隔を任意の値だけ重ね合わせる第3手段と、前記第3手段により重ね合わせた2波長ビームスポットの内、前記長波長ビームスポットに次いで短波長ビームスポットを被対象物に照射する第4手段を備える様に構成される。
本発明の一実施形態によるレーザアニール装置の構成を示す図。 本実施形態によるワーク面垂直方向から見たビームスポットの模式図。 本実施形態によるビームスポットの立体模式図。 本実施形態による走査方向側面から見たビームスポットの模式図。 Si吸収係数の比較例を説明するための図。
符号の説明
1:レーザヘッド、2:対物レンズ、3:ワーク、4:ワーク移動方向、5:ビームスポット、6:キャリッジ、7:ワーク搭載台、8:マイクロプロセッサ、10及び11:光源、20:サブスレート、21:アモルファスシリコン膜、72:絶縁基板。

Claims (8)

  1. 被対象物をレーザ照射により改質するレーザアニール装置であって、
    レーザ波長を370nm〜480nmとするレーザビームを照射する第1のレーザ光源と、
    レーザ波長を640nm〜840nmとするレーザビームを照射する第2のレーザ光源と、
    前記第1の光源から照射されたレーザビームを所定のスポットサイズをもつ短波長ビームスポットに形成する第1手段と、
    前記第2の光源から照射されたレーザビームを所定のスポットサイズをもつ長波長ビームスポットに形成する第2手段と、
    前記第1及び第2手段により形成した短波長ビームスポット及び長波長ビームスポットのピーク間隔を任意の値だけ重ね合わせる第3手段と、
    前記第3手段により重ね合わせた2波長ビームスポットの内、前記短波長ビームスポットに次いで長波長ビームスポットを被対象物に照射する第4手段を備えたことを特徴とするレーザアニール装置。
  2. 前記第1手段及び第2手段が、ビームスポットを長尺状に形成すると共に、前記長尺状の短手方向の幅を調整する機能を備えることを特徴とする請求項1記載のレーザアニール装置。
  3. 前記第3手段が、前記第1及び第2手段により形成した短波長ビームスポット及び長波長ビームスポットのピーク間隔を1um〜10umとして重ね合わせることを特徴とする請求項1又は2記載のレーザアニール装置。
  4. 前記第1及び第2のレーザ光源が、半導体レーザダイオード素子であることを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載のレーザアニール装置。
  5. レーザ波長を370nm〜480nmとするレーザビームを照射する第1のレーザ光源と、レーザ波長を640nm〜840nmとするレーザビームを照射する第2のレーザ光源と、前記第1の光源から照射されたレーザビームを所定のスポットサイズをもつ短波長ビームスポットに形成する第1手段と、前記第2の光源から照射されたレーザビームを所定のスポットサイズをもつ長波長ビームスポットに形成する第2手段とを備え、被対象物をレーザ照射により改質するレーザアニール方法であって、
    前記第1及び第2手段により形成した短波長ビームスポット及び長波長ビームスポットのピーク間隔を任意の値だけ重ね合わせ、該重ね合わせた2波長ビームスポットの内、前記短波長ビームスポットに次いで長波長ビームスポットを被対象物に照射することにより、被対象物をレーザ照射により改質することを特徴とするレーザアニール方法。
  6. 前記第1手段及び第2手段が、ビームスポットを長尺状に形成すると共に、前記長尺状の短手方向の幅を調整する機能を備えることを特徴とする請求項5記載のレーザアニール方法。
  7. 前記第3手段が、前記第1及び第2手段により形成した短波長ビームスポット及び長波長ビームスポットのピーク間隔を1um〜10umとして重ね合わせることを特徴とする請求項5又は6記載のレーザアニール方法。
  8. 前記第1及び第2のレーザ光源が、半導体レーザダイオード素子であることを特徴とする請求項5乃至7何れかに記載のレーザアニール方法。
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