JP2008085215A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Norihiko Toda
典彦 戸田
Mitsuro Mita
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Abstract

【課題】活性層本体上に均一な膜厚での第1及び第2主電極領域を付加的活性層部分として、突出させて形成するとともに、リーク電流や寄生容量の増加等の問題が防止され、かつ素子分離プロセスを容易に行う。
【解決手段】活性層本体部19a上に形成したマスク層21に第1及び第2開口部23a及び23bとダミー開口部25とを開口する。そして、これら開口部におけるローカルローディング効果を利用して、第1及び第2開口部から露出した第1及び第2主電極領域形成予定領域27a及び27b上のみに、第1及び第2主電極領域31a及び31bを付加的活性層部分として形成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体装置の構造及び製造方法に関し、特に、選択成長によって良好な接触抵抗を有する窒化物半導体装置の製造方法に関する。
従来より、AlGaN(窒化アルミニウムガリウム)/GaN(窒化ガリウム)−高電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transistor)等の窒化物半導体装置において、良好な接触抵抗を得る手法が周知である。この周知の方法によれば、基板とこの基板の上側に形成される第1電極(ソース電極)及び第2電極(ドレイン電極)との間においてより低い抵抗値を得るために、基板の活性層中に設けられたソース及びドレイン領域としての第1及び第2主電極領域を含む活性層部分を、活性層中の他の領域よりも厚膜で形成する。その場合、第1及び第2電極と第1及び第2主電極領域との間で良好な接触特性を得るためには、第1及び第2主電極領域を含む厚膜とされた活性層部分を、可能な限り均一な膜厚に形成することが重要である。
ここで、第1及び第2主電極領域を含む厚膜の活性層部分を形成するためには、周知の有機金属気相成長法によって、活性層を成長させる方法が用いられている。この方法によれば、まず、活性層本体部を形成し、その後活性層本体部の上側表面にマスク層を形成する。そして、活性層本体部の一部分を局所的に厚膜にするために、活性層本体部の上面の、第1及び第2主電極領域形成予定領域の上側に、付加的な活性層部分を成膜して形成する。その目的のため、第1及び第2主電極領域形成予定領域に該当する、活性層本体部の上面領域に存在するマスク層部分を除去する。このマスクが除去された領域、すなわち開口部を設けることによって、活性層本体部の第1及び第2主電極領域形成予定領域の上側表面は、マスク層から露出する。そして、これらの開口部が開口されたマスク層をマスクとして利用して、第1及び第2主電極領域形成予定領域に対して、第1及び第2主電極領域を付加的な活性層部分として、本体部から突出させて成長させる。例えば、活性層がAlGaN/GaN層である場合には、マスク層の開口部を含め層の上側全面に、例えばGaN膜を堆積させ、しかる後、それぞれの開口部のみにGaN層を残存させることによって、付加的な活性層部分としての第1及び第2主電極領域を形成する。これら第1及び第2主電極領域に、n型またはp型の不純物を導入することにより、マスク層の開口部に突出したAlGaN層の領域面上に、局所的に第1及び第2主電極領域が形成されて、活性層本体部と付加的な活性層部分とからなる活性層が形成させる。得られた活性層は、付加的な活性層部分が形成された箇所が、局所的に厚膜となっている。
しかし、第1及び第2主電極領域のみを突出させて形成する場合、用いるマスク層の開口部と非開口部とで、堆積する結晶の成長速度、混晶組成、不純物濃度が異なるため、第1及び第2主電極領域を均一な膜厚で形成することが困難である。
そこで、第1及び第2主電極領域を均一な膜厚で突出させて形成する方法が提案されている(例えば特許文献1)。この特許文献1に開示の方法によれば、まず、ゲート電極形成予定領域の上側のみ、または、ゲート電極形成予定領域及びその周辺領域の上側のみにマスク層を形成する。そして、活性層本体部のゲート電極形成予定領域、またはゲート電極形成予定領域及びその周辺領域を除く活性層本体部の上面の、第1及び第2主電極領域形成予定領域を含む残りの上面全体を付加的な活性層部分として成長させ、活性層本体部を部分的に厚膜化して活性層を得る。その後、厚膜化された活性層の領域中の、第1及び第2主電極領域形成予定領域を除く領域に対して、素子分離プロセスを行い素子間の分離を行う。また、第1及び第2主電極領域形成予定領域の付加的な活性層部分、すなわち主電極領域は、高濃度で不純物が導入されることによって、それぞれ第1及び第2主電極領域となる。このようにして、特許文献1に開示の方法では、活性層中の第1及び第2主電極領域が形成されている部分が、これら領域が形成されていない部分よりも厚膜の活性層として形成される。
この特許文献1に開示の方法によれば、マスク層は、最大でもゲート電極形成領域及びその周辺領域のみに設け、活性層の残りのほぼ全領域上にマスク層が形成されない。しかも、形成したマスク層には開口部を設けていない。従って、マスク層の開口部と非開口部とにおける、結晶の成長速度、混晶組成、不純物濃度等の差異を無視できる。その結果、特許文献1に開示の方法では、均一に膜の成長を行うことができる。
特開2005−191181号公報
しかしながら、特許文献1に開示の方法では、厚膜化した活性層のうち、第1及び第2主電極領域を除く全領域に対して、素子分離プロセスを行う必要がある。そして、特許文献1に開示の方法では、広範囲に渡り活性層を成長させるため、素子分離プロセスについても広範囲に渡って行う必要がある。このように、広範囲に渡って、素子分離領域を設けることに起因して、特許文献1による方法で製造された半導体装置では、リーク電流や寄生容量の増加等の問題が生じるおそれがある。
また、特許文献1に開示の方法では、厚膜化した活性層に対して素子分離領域を形成するため、通常の膜厚の活性層に対して素子分離プロセスを行う場合に加えて、膜厚方向についての条件を考慮する必要がある。そのため、特許文献1に開示の方法では、通常の膜厚の活性層を素子分離する場合と比して、素子分離プロセスの条件把握が困難となる。
この発明の目的は、活性層の厚膜部分に均一な膜厚である、第1及び第2主電極領域を有する半導体装置を製造するに当たり、リーク電流や寄生容量の増加等の問題が可及的に解決するとともに、素子分離プロセスが容易な半導体装置の製造方法を提供することにある。
そこで、上述の目的の達成を図るため、この発明による半導体装置の製造方法は、以下の第1工程から第3工程までの各工程を含む。
すなわち、第1工程では、下地の上側表面にマスク層を形成する。
第2工程では、マスク層の、第1及び第2主電極領域形成予定領域上に存在するマスク部分を除去することによって、第1及び第2開口部をそれぞれ開口するとともに、マスク層の、第1及び第2開口部の双方を内側に取り囲む、矩形枠状のローカルローディング効果保証領域に、ダミー開口部を開口する。
第3工程では、第1及び第2開口部から露出した第1及び第2主電極領域形成予定領域上に、均一な膜厚で第1及び第2主電極領域を形成する。
この発明による半導体装置の製造方法によれば、第2工程において、マスクに第1及び第2開口部とダミー開口部とを開口する。そして、続く第3工程において、第1及び第2開口部から露出した第1及び第2主電極領域形成予定領域上に、第1及び第2主電極領域が形成される。ここで、第1及び第2主電極領域は、従来と同様に、例えば有機金属気相成長法を用いて、第1及び第2主電極領域形成予定領域を成長させることによって形成される。このとき、ローカルローディング効果が生じるため、マスクの、第1及び第2開口部の外周領域に開口されたダミー開口部では成長が起こらない。そのため、第1及び第2主電極領域形成予定領域のみを、選択的に成長させることができる。そして、上述のローカルローディング効果が生じることによって、成長させる膜厚の均一性を確保することができる。なお、ローカルローディング効果については、後述の第1の実施の形態において、詳細に説明する。
従って、この発明による半導体装置の製造方法では、特許文献1に開示の方法とは異なり、下地の上側表面のほぼ全領域を成長させることなく、第1及び第2主電極領域を均一な膜厚で形成することができる。従って、この発明による半導体装置の製造方法では、素子分離領域を形成する際に、特許文献1に開示の方法とは異なり、広範囲に渡って、素子分離領域を設ける必要がない。従って、この発明による半導体装置の製造方法で製造された半導体装置では、リーク電流や寄生容量の増加等の問題が生じるのを防止できる。
また、この発明による半導体装置の製造方法では、特許文献1に開示の方法とは異なり、厚膜化した領域に対して素子分離領域を形成しない。従って、膜厚方向についての条件を考慮する必要がなく、従来と同様の素子分離プロセスを用いることができるため、素子分離プロセスの条件把握が困難となることはない。
このように、この発明による半導体装置の製造方法では、第1及び第2主電極領域のみを、均一な膜厚でかつ厚膜で形成でき、更に、広範囲に渡って素子分離領域を形成する必要がない。そのため、この発明の製造方法によって製造された半導体装置は、良好な接触抵抗を有するとともに、リーク電流や寄生容量の増加等の問題が防止されている。
以下、図面を参照して、この発明に係る半導体装置の製造方法について説明する。なお、各図は、この発明が理解できる程度に、各構成要素の形状、大きさ、及び配置関係を概略的に示してあるに過ぎない。従って、この発明の構成は、何ら図示の構成例にのみ限定されるものではない。
〈第1の実施の形態〉
第1の実施の形態では、第1及び第2開口部とダミー開口部とが開口されたマスクを用いて、第1及び第2主電極領域を形成する、半導体装置の製造方法について説明する。この製造方法は、第1工程から第6工程までを含んでいる。以下、第1工程から順に各工程につき説明する。
図1(A)〜(C)は、この発明の第1の実施の形態を説明する工程図である。また、図2(A)〜(C)は、図1(C)に続く工程図である。これらの各図は、それぞれ、各製造段階で得られた構造体の断面の切り口で示してある。なお、図1(B)は、図3に示すI−I線における断面の、矢印方向から見た端面図である。
まず、第1工程では、下地11の上側表面にマスク層21を形成して、図1(A)に示すような構造体を得る。
第1の実施の形態において、下地11として、例えば、いわゆるAlGaN/GaN−高電子移動度トランジスタ(HEMT)構造を有するものを用いる。例えば、AlGaN/GaN−HEMT構造を有する下地11を、サファイア基板等の支持基板13上に、バッファ層14及び活性層本体部19aを有機金属気相成長法等によって順次形成することで得る。バッファ層14を、支持基板13上にGaN層を堆積することによって形成する。また、活性層本体部19aは、GaN層15及びAlGaN層17を含んでいる。従って、この実施の形態では、下地11の最上位の層が活性層本体部19a、特に窒化物層であるAlGaN層17である。そして、GaN層15は、チャネル層として機能する。また、AlGaN層17は、バリア層として機能する。
ここで、この実施の形態では、下地11を、表面領域にバッファ層14、及び導電層として活性層本体部19aを有するAlGaN/GaN層付き下地11として示す。なお、ここで、用いられる下地11の材料に関しては、特に限定されるものではなく、設計に応じて任意好適なシリコン基板等の従来周知のものを用意すればよい。
マスク層21を、例えばSiO(酸化シリコン)を材料として、従来周知のプラズマCVD法等を用いて形成する。ここで、マスク層21は、後の工程において、下地11の領域のうち、第1及び第2主電極領域形成予定領域を選択的に厚膜化する際に、厚膜化の必要のない下地領域、すなわち非成長領域を覆う目的で形成される。製造する半導体装置が、良好な接触抵抗を有するためには、第1及び第2主電極領域が、最小でも0.1μmの膜厚で形成されるのが好ましい。従って、この第1工程において、マスク層21を、最小でも0.1μmの膜厚で形成する。
次に、第2工程では、マスク層21に第1及び第2開口部23a及び23bとダミー開口部25とを開口して、図1(B)に示すような構造体を得る。なお、図1(B)は、図3に示すI−I線における断面の、矢印方向から見た端面図である。
第1及び第2開口部23a及び23bを、下地11の、第1及び第2主電極領域形成予定領域27a及び27b上に存在するマスク層21の部分を除去することによって、開口する。
次に、第3工程において、第1及び第2主電極領域を、第1及び第2主電極領域形成予定領域27a及び27b上に、第1及び第2開口部23a内においてMOCVD(有機金属気相成長)法によって成長させる。そのために、まず第1及び第2開口部23a及び23bを、第1及び第2主電極領域形成予定領域27a及び27bの上側表面が、マスク層21から露出する深さで開口する。
この場合、下地11の、第1及び第2主電極領域形成予定領域27a及び27bに、好ましくはマスク層21の上側表面と同一面位置となるように、下地11、すなわちここではAlGaN層17の上面に突出して、第1及び第2主電極領域を形成する。これら第1及び第2主電極領域は、付加的な活性層領域の構成領域として形成される。なお、この付加的な活性層領域を付加的活性層部分と称する。
ところで、この第3工程において、第1及び第2主電極領域を均一な膜厚で形成するために、この実施の形態ではローカルローディング効果を利用している。
ローカルローディング効果とは、例えばMOCVD法等を用いて膜の成長を行う際に、使用するマスクに開口された複数の開口部の配置、または面積比等によって、各開口部内において、成長する膜の膜厚にばらつきが生じるという現象である。このばらつきは、MOCVD法等によって供給される結晶原料原子の成長速度が、マスクの非開口部から開口部内に流入する際に、各開口部によって異なることが原因であると考えられる(Akihiko Ishitani, Nobuhiro Endo and Hideki Tsuya: Jpn.J.Appl. Vol.23(1984)pp.L391−L393参照)。そして、開口部の配置、または面積比等を適宜設定することによって、成長速度が0の結晶原料原子が供給される開口部を開口することができる。このような開口部では、結晶原料原子が分解せずに開口部内に流入されるため、膜の成長が起こらない。
次に、図1(B)、図1(C)、図3、及び図4を参照して、このローカルローディング効果を積極的に利用して、第1及び第2開口部23a及び23bに、均一な膜厚で成膜する例につき説明する。図3及び図4は、図1(B)に示す構造体の平面図であり、第1及び第2開口部23a及び23b、及びダミー開口部25の好適な配置例を示す図である。第1の実施の形態では、マスク層21にローカルローディング効果保証領域29を設定し、このローカルローディング効果保証領域29にダミー開口部25を開口する。すなわち、ダミー開口部25を開口することによって、第1及び第2開口部23a及び23b内に形成される第1及び第2主電極領域の膜厚が均一となるように、ローカルローディング効果保証領域29を設定する。
ローカルローディング効果保証領域29は、マスク層21の、第1及び第2開口部23a及び23bをともに内側に取り囲む外周領域であって、これら第1及び第2開口部23a及び23bから離間した領域として、矩形枠状に設定される。そして、均一な膜厚の第1及び第2主電極領域を形成するためのダミー開口部25を開口するために、ローカルローディング効果保証領域29は、第1及び第2開口部23a及び23bからの離間距離W1を、最短でも1μm以上とするのが好ましい。
そして、このローカルローディング効果保証領域29にダミー開口部25を開口する。ダミー開口部25は、均一な膜厚の第1及び第2主電極領域を形成するために、幅W2が最短でも1μm以上の、例えば矩形枠状の形状で開口するのが好ましい。なお、図1(B)の構成例では、ダミー開口部25を矩形枠状の形状で開口した場合を一例として示している。
ここで、ダミー開口部25は、必ずしも連続的な矩形枠状の形状で開口する必要はない。例えば図4に示す構成例のように、ローカルローディング効果保証領域29内に、しま状に複数点在して開口しても良い。また、この場合に、点在する複数の各ダミー開口部25の開口形状は、それぞれ図4に示す構成例のように四角形である必要はなく、円形や三角形等であっても良い。
また、第1及び第2開口部23a及び23b、ダミー開口部25は、従来周知のホトリソエッチング技術を用いて、マスク層21を除去することによって開口される。
次に、第3工程では、第1及び第2開口部23a及び23bから露出した第1及び第2主電極領域形成予定領域27a及び27b上に、第1及び第2主電極領域31a及び31bを均一な膜厚で成長させて、図1(C)に示すような構造体を得る。
これら領域の成膜は、既に説明したように、従来周知のMOCVD法を用いて行う。この実施の形態では、表面層としてAlGaN層17/GaN層15を具えた下地を用いているため、上側表面にAlGaN層が堆積されている。このAlGaN層上にGaNを結晶成長させるので、第1及び第2開口部23a及び23b内に、GaN層が成長する。
このとき、この成長させる領域、すなわち堆積されるGaN層に第1導電型の不純物を導入する。これによって、活性層本体部19a上の、第1及び第2開口部23a及び23b内に、第1及び第2主電極領域31a及び31bが付加的活性層部分として形成される。従って、活性層19を全体的に見た場合に、この活性層19は、活性層本体部19aと、局部的に厚膜化された領域部分31a及び31bを有する形態となっている。これら第1及び第2主電極領域31a及び31bは、それぞれトランジスタのソース及びドレインとして機能する。そして、これら第1及び第2主電極領域31a及び31b間に挟まれた領域は、チャネル領域33となる。
また、上述したようにこの第3工程において、ダミー開口部25内では、上述したローカルローディング効果によって、膜の成長が起こらない。更に、同じくローカルローディング効果によって、第1及び第2開口部23a及び23b内に形成される第1及び第2主電極領域31a及び31bは、均一な膜厚で、すなわち頂面が平坦に形成される。
また、第1及び第2主電極領域31a及び31bは、後の工程において上側表面に、それぞれ第1及び第2主電極が形成される。そして、これら第1及び第2主電極が、第1及び第2主電極領域31a及び31b上に良好に、すなわち断切れ等の問題を起こさずに形成されるために、第1及び第2主電極領域31a及び31bは、これらの頂面すなわち上側表面がマスク層21の上側表面と同一面位置となるように形成されるのが好ましい。従って、例えばこの第1の実施の形態では、マスク層21を0.1μmの膜厚で形成しているため、第1及び第2主電極領域31a及び31bは、0.1μmの膜厚で形成される。このように、第1及び第2主電極領域31a及び31bの膜厚を所望の膜厚で形成するために、第1及び第2主電極領域形成予定領域27a及び27bの結晶層に連接させて、これら領域31a及び31bを結晶成長させる時間、及び温度等の条件を予め設定しておくのが好ましい。例えば、この第1の実施の形態のように、GaN層を0.1μmの膜厚で成長させる場合には、TMG(トリメチルガリウム)及びNH(アンモニア)を主原料として、2分程度、1070℃の温度において、MOCVD法を用いて膜の成長を行うのが好ましい。また、この成長時に、GaN層に対して、第1導電型の不純物として、例えばn型を有するSiH(モノシラン)を2×1019cm−3の濃度で導入する。
次に、第4工程では、マスク層21を除去して、図2(A)に示すような構造体を得る。
マスク層21の除去は、従来周知のホトリソエッチング、ウェットエッチング、その他の設計に応じた好適な手段を用いて、下地11の上側表面が露出するまで行われる。
次に、第5工程では、下地11に素子分離領域37を形成して、図2(B)に示すような構造体を得る。
素子分離領域37は、チップ上の、チャネル領域33、及び第1及び第2主電極領域31a及び31bを包含する各素子領域35を画成して、互いに電気的に絶縁する目的で形成される。また、素子分離領域37は、LOCOS法、STI法等の従来周知の技術を用いて形成される。この素子分離領域37は、各素子領域35を確実に電気的に分離するために、活性層本体部19aの上側表面から、支持基板13に達する深さで形成する。
次に、第6工程では、チャネル領域33の上側表面にゲート電極34を、及び第1及び第2主電極領域31a及び31bの上側表面に第1及び第2主電極39a及び39bを、それぞれを形成して、図2(C)に示すような構造体を得る。
ゲート電極34の形成は、従来周知の方法を用いて行われる。すなわち、チャネル領域33上に例えばニッケル及び金を順次、電子ビーム蒸着を用いて成膜する。そして、このニッケル、金等を公知のホトリソエッチング技術、ドライエッチング技術、その他を用いてパターニングすることによって、ゲート電極34を形成する。
また、第1及び第2主電極39a及び39bの形成は、従来周知の方法を用いて行われる。すなわち、第1及び第2主電極領域31a及び31b上に例えばチタニウム及びアルミニウムを順次、例えば電子ビーム蒸着等を用いて成膜する。そして、これらチタニウム及びアルミニウムを公知のホトリソエッチング技術、ドライエッチング技術、その他を用いてパターニングすることによって、第1及び第2主電極39a及び39bを形成する。これら第1及び第2主電極39a及び39bは、ソース電極及びドレイン電極として機能する。
上述した第1の実施の形態による半導体装置の製造方法によれば、第2工程において、マスク層21に第1及び第2開口部23a及び23bとダミー開口部25とを開口する。そして、続く第3工程において、第1及び第2開口部23a及び23bから露出した第1及び第2主電極領域形成予定領域27a及び27b上に、第1及び第2主電極領域31a及び31bが形成される。ここで、第1及び第2主電極領域31a及び31bは、従来と同様に、例えばMOCVD法を用いて、第1及び第2主電極領域形成予定領域27a及び27bを成長させることによって形成される。このとき、ローカルローディング効果が生じるため、マスクの、第1及び第2開口部23a及び23bの外周領域に開口されたダミー開口部25では成長が起こらない。そのため、第1及び第2主電極領域形成予定領域27a及び27bのみを、選択的に成長させることができる。そして、上述のローカルローディング効果が生じることによって、成長させる膜厚の均一性を確保することができる。
従って、第1の実施の形態による半導体装置の製造方法では、特許文献1に開示の方法とは異なり、下地の上側表面のほぼ全領域を成長させることなく、第1及び第2主電極領域31a及び31bを均一な膜厚で形成することができる。従って、第1の実施の形態による半導体装置の製造方法では、第5工程において、素子分離領域37を形成する際に、特許文献1に開示の方法とは異なり、広範囲に渡って、素子分離領域37を設ける必要がない。従って、第1の実施の形態による半導体装置の製造方法で製造された半導体装置では、リーク電流や寄生容量の増加等の問題が生じるのを防止できる。
また、第1の実施の形態による半導体装置の製造方法では、特許文献1に開示の方法とは異なり、厚膜化した領域に対して素子分離領域を形成しない。従って、膜厚方向についての条件を考慮する必要がなく、従来と同様の素子分離プロセスを用いることができるため、素子分離プロセスの条件把握が困難となることはない。
このように、第1の実施の形態による半導体装置の製造方法では、第1及び第2主電極領域31a及び31bのみを、均一な膜厚でかつ厚膜で形成でき、更に、広範囲に渡って素子分離領域37を形成する必要がない。そのため、第1の実施の形態の製造方法によって製造された半導体装置は、良好な接触抵抗を有するとともに、リーク電流や寄生容量の増加等の問題が防止されている。
そして、この第1の実施の形態によって製造された半導体装置の接触抵抗を測定したところ、0.15Ω・mmの接触抵抗を得た。なお、この測定に使用した半導体装置の各素子の寸法は、ゲート長が1μm、ゲート幅が100μm、第1及び第2主電極領域31a及び31bの長さがともに5μm、第1及び第2主電極領域31a及び31bの幅がともに100μmである。また、第1主電極領域31a及びゲート電極34間の離間距離は5μmであり、第2主電極領域31b及びゲート電極34間の離間距離は2μmに設定した。また、下地11のバッファ層14を50nm、GaN層15を1100nm、及びAlGaN層17を25nmに設定した。また、第1及び第2主電極39a及び39bは、ともに330nmの膜厚で形成した。また、ゲート電極は、220nmの膜厚で形成した。
また、測定に用いた半導体装置を製造するに当たり、第2工程において、ローカルローディング効果保証領域29の、第1及び第2開口部23a及び23bからの離間距離W1を5μmと設定した。そして、ダミー開口部25は、このローカルローディング効果保証領域29に、幅W2が5μmの矩形枠状の形状で開口した。
〈第1の変形例〉
次に、図5(A)〜(C)、図6、及び図7を参照して、この発明の第1の変形例につき説明する。
第1の変形例では、上述の第1の実施の形態の第2工程において、第1及び第2開口部23a及び23bを一体的に開口する、すなわち第1及び第2開口部23a及び23bのみでなく、これら第1及び第2開口部23a及び23b間に存在するマスク層21の非開口領域についても開口する、半導体装置の製造方法について説明する。
なお、この第1の変形例による半導体装置の製造方法が第1の実施の形態による半導体装置の製造方法と構成上相違するのは、第2工程において開口される開口部の形状、及びチャネル領域の上側表面を、他の領域よりも低い位置に設定する点である。その他の構成要素及び作用効果は、第1の実施の形態と同様であるので、共通する構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
図5(A)〜(C)は、この発明の第1変形例を説明する工程図である。また、図6は、図5(C)に続く工程図である。これらの各図は、それぞれ、各製造段階で得られた構造体の断面の切り口で示してある。なお、図5(A)は、図7に示すII−II線における断面の、矢印方向から見た端面図である。
まず、第1の実施の形態と同様に、上述の第1工程を行う。
次に、第2工程では、マスク層21に第3開口部41とダミー開口部25とを開口して、図5(A)に示すような構造体を得る。なお、図5(A)は、図7に示すII−II線における断面の、矢印方向から見た端面図である。
第3開口部41は、下地11の活性層本体部19aの、第1及び第2主電極領域形成予定領域27a及び27bと、これら第1及び第2主電極領域形成予定領域27a及び27b間の活性層本体部19aの領域、すなわち中間領域42との上側に存在するマスク層21の部分を一体的に除去することによって、開口される。このときマスク層21の部分的な除去は、第1及び第2主電極領域形成予定領域27a及び27bと、中間領域42との上側表面が露出する深さで行われる。
また、この第2工程では、上述の第1の実施の形態と同様に、ローカルローディング効果保証領域29が設定される。第1の変形例において、ローカルローディング効果保証領域29は、図3を参照して説明したと同様に、マスク層21の、第3開口部41を内側に取り囲む外周領域であって、この第3開口部41から離間した領域として、矩形枠状に設定される。
そして、均一な膜厚の第1及び第2主電極領域を形成するためのダミー開口部25を開口するために、ローカルローディング効果保証領域29は、第3開口部41からの離間距離W3を、最短でも1μm以上とするのが好ましい。ローカルローディング効果保証領域29には、第1の実施の形態と同様にダミー開口部25が形成される。
次に、第3工程では、第3開口部41から露出した領域を、均一な膜厚で成長させて、図5(B)に示すような構造体を得る。
膜厚の成長は、上述の第1の実施の形態と同様に行われる。ただし、この第1の変形例では、マスク層21の第3開口部41から、第1及び第2主電極領域形成予定領域27a及び27bと、中間領域42との上側表面が一体的に露出している。そのため、第3開口部41内では、これらの露出した領域から突出領域43が付加的活性層部分として、一体的に成長して活性層19が局所的に厚膜化される。従って、この第3開口部41内に形成される厚膜化された領域、すなわち突出領域43は、中間領域42が成長して形成された主電極領域間厚膜領域45を含んでいる。この主電極領域間厚膜領域45は、不所望部分であるため、続く第4工程において除去される。
また、この突出領域43は、形成時において、上述の第1の実施の形態と同様に、第1導電型の不純物が導入される。
次に、第4工程では、マスク層21を除去し、しかる後、主電極領域間厚膜領域45、及び主電極領域間厚膜領域45の下部に存在する下地11の活性層本体部19aの表面部分を除去して、図5(C)に示すような構造体を得る。
マスク層21の除去は、上述の第1の実施の形態と同様に、従来周知のホトリソエッチング、ウェットエッチング、その他の設計に応じた好適な手段を用いて、下地11の上側表面が露出するまで行われる。
また、主電極領域間厚膜領域45は、例えば周知のドライエッチングによって除去される。そして、この除去によって、突出領域43の残存部分として、第1及び第2主電極領域31a及び31bが残存形成される。また、これら第1及び第2主電極領域間31a及び31bに挟まれた領域は、チャネル領域33となる。
また、この主電極領域間厚膜領域45の除去の際には、主電極領域間厚膜領域45の下側に存在する下地11の表面部分も除去される。従って、第1及び第2主電極領域間31a及び31b間の領域、すなわちチャネル領域33の上側表面は、下地11の他の表面領域と比して、低い位置に存在する。ここで、例えばAlGaN/GaN−HEMT構造を有する下地11を用いる場合には、除去する下地の表面部分の深さを、AlGaN層17の膜厚の1/2程度に設定するのが好ましい。
このように、チャネル領域33の上側表面を低い位置とすることによって、次の第5工程において形成されるゲート電極34の底面、及びその周辺領域が、下地11の他の表面領域と比して、低い位置に存在する。このような構造は、ゲートリセス構造と呼ばれ、相互コンダクタンスにおいて、より良好な特性を得ることができる。
次に、第4工程に続く工程として、上述の第1の実施の形態と同様の第5工程及び第6工程を行い図6に示すような構造体を得る。
第1の変形例による半導体装置の製造方法によれば、第4工程において、主電極領域間厚膜領域45の下側に存在する下地11の活性層本体部19a表面部分を除去する。その結果、チャネル領域33の上側表面は、下地11の他の表面領域と比して、低い位置に存在する。これによって、第1の変形例による半導体装置の製造方法では、いわゆるゲートリセス構造の半導体装置を得ることができる。そのため、この第1の変形例によって製造された半導体装置は、第1の実施の形態によって製造された半導体装置と比して、相互コンダクタンスにおいて、より良好な特性を得ることができる。
〈第2の変形例〉
次に、図8(A)及び(B)を参照して、この発明の第2の変形例につき説明する。
第2の変形例では、上述の第1の実施の形態の第2工程において、マスク層21に第1及び第2開口部23a及び23bを開口する際に、これら第1及び第2開口部23a及び23bから露出した、第1及び第2主電極領域形成予定領域27a及び27bの表面部分についても除去する、半導体装置の製造方法について説明する。
図8(A)及び(B)は、この発明の第2の変形例を説明する工程図である。これらの各図は、それぞれ、各製造段階で得られた構造体の断面の切り口で示してある。
なお、この第2の変形例による半導体装置の製造方法が第1の実施の形態による半導体装置の製造方法と構成上相違するのは、第2工程において、第1及び第2主電極領域形成予定領域27a及び27bの表面部分を除去する点である。その他の構成要素及び作用効果は、第1の実施の形態と同様であるので、共通する構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
なお、この第2の変形例の第1工程、及び第3工程〜第6工程は、上述の第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
第2の変形例の第2工程では、第1の実施の形態と同様に、マスク層21に第1及び第2開口部23a及び23bとダミー開口部25とを開口して、図8(A)に示すような構造体を得る。
このとき、この第2の変形例では、第1の実施の形態とは異なり、第1及び第2開口部23a及び23b内の底面、すなわち第1及び第2主電極領域形成予定領域27a及び27bの露出面の表面部分も除去する。ここで、例えばAlGaN/GaN−HEMT構造を有する下地11を用いる場合には、除去する下地の表面部分の深さを、AlGaN層17の膜厚の同程度に設定するのが好ましい。すなわち、第1及び第2主電極領域形成予定領域27a及び27bのAlGaN層17を除去するのが好ましい。
この除去によって、第1及び第2主電極領域形成予定領域27a及び27bの上側表面は、下地11の他の表面領域と比して、低い位置に存在する。このように、第1及び第2主電極領域形成予定領域27a及び27bの上側表面を低い位置とすることによって、次の第3工程において形成される第1及び第2主電極領域の底面は、下地11の他の表面領域と比して、低い位置に存在する。
そして、第2工程に続く工程として、上述の第1の実施の形態と同様の第3工程〜第6工程を行い図8(B)に示すような構造体を得る。
このような構造は、オーミックリセス構造と呼ばれる。このオーミックリセス構造は、第1及び第2主電極領域の下側のAlGaN層17が、第1の実施の形態と比して薄い、または存在しない。そのため、チャネル層であるGaN層15と、第1及び第2主電極領域31a及び31bとの間の距離が近い構造となる。この結果、第2の変形例によって製造された半導体装置では、第1の実施の形態によって製造された半導体装置と比して、接触抵抗を低減することができる。
ここで、この第2工程では、ダミー開口部25内の露出面についても、第1及び第2主電極領域形成予定領域27a及び27bの上側表面と同一面位置まで、表面部分が除去される。しかし、ダミー開口部25内の露出面が除去されることよって、製造される半導体装置の動作へ影響を与えることはない。
そして、この第2の変形例によって製造された半導体装置の接触抵抗を測定したところ、0.10Ω・mmの接触抵抗を得た。なお、この測定に使用した半導体装置の各素子の寸法は、ゲート長が1μm、ゲート幅が100μm、第1及び第2主電極領域31a及び31bの長さがともに5μm、第1及び第2主電極領域31a及び31bの幅がともに100μmである。また、第1主電極領域31a及びゲート電極34間の離間距離は5μmであり、第2主電極領域31b及びゲート電極34間の離間距離は2μmに設定した。また、下地11のバッファ層14を50nm、GaN層15を1100nm、及びAlGaN層17を25nmに設定した。また、第1及び第2主電極39a及び39bは、ともに330nmの膜厚で形成した。また、ゲート電極は、220nmの膜厚で形成した。
また、測定に用いた半導体装置を製造するに当たり、第2工程において、ローカルローディング効果保証領域29の、第1及び第2開口部23a及び23bからの離間距離W1を5μmと設定した。そして、ダミー開口部25は、このローカルローディング効果保証領域29に、幅W2が5μmの矩形枠状の形状で開口した。
(A)〜(C)は、この発明の第1の実施の形態を説明する工程図である。 (A)〜(C)は、この発明の第1の実施の形態を説明する工程図であり、図1(C)に続く工程図である。 この発明の第1の実施の形態の第2工程で得られた構造体を説明する平面図である。 この発明の第1の実施の形態の第2工程で得られた構造体を説明する平面図である。 (A)〜(C)は、この発明の第1の変形例を説明する工程図である。 この発明の第1の変形例を説明する工程図であり、図5(C)に続く工程図である。 この発明の第1の変形例の第2工程で得られた構造体を説明する平面図である。 (A)及び(B)は、この発明の第2の変形例を説明する工程図である。
符号の説明
11:下地
13:支持基板
14:バッファ層
15:GaN層
17:AlGaN層
19:活性層
19a:活性層本体部
21:マスク層
23a:第1開口部
23b:第2開口部
25:ダミー開口部
27a:第1主電極領域形成予定領域
27b:第2主電極領域形成予定領域
29:ローカルローディング効果保証領域
31a:第1主電極領域(付加的活性層部分)
31b:第2主電極領域(付加的活性層部分)
33:チャネル領域
34:ゲート電極
35:素子領域
37:素子分離領域
39a:第1主電極
39b:第2主電極
41:第3開口部
42:中間領域
43:突出領域(付加的活性層部分)
45:主電極領域間厚膜領域

Claims (5)

  1. 下地の上側表面にマスク層を形成する第1工程と、
    該マスク層の、第1及び第2主電極領域形成予定領域上に存在するマスク部分を除去することによって、第1及び第2開口部をそれぞれ開口するとともに、前記マスク層の、前記第1及び第2開口部の双方を内側に取り囲む、矩形枠状のローカルローディング効果保証領域に、ダミー開口部を開口する第2工程と、
    前記第1及び第2開口部から露出した前記第1及び第2主電極領域形成予定領域上に、均一な膜厚で第1及び第2主電極領域を形成する第3工程と
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記第2工程において、前記ダミー開口部を、前記第1及び第2開口部、及び該第1及び第2開口部間の領域から最短でも1μm以上離間させて開口する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記第2工程において、前記第1及び第2主電極領域形成予定領域上に存在する前記マスク層、及び該マスク層の下側の前記下地の表面部分を除去する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 下地の上側表面にマスク層を形成する第1工程と、
    前記下地の、第1及び第2主電極領域形成予定領域の上側、及び該第1及び第2主電極領域形成予定領域間の中間領域の上側に存在する前記マスク層の領域部分を一体的に除去することによって、第3開口部を開口するとともに、前記マスク層の、前記第3開口部を内側に取り囲む、矩形枠状のローカルローディング効果保証領域に、ダミー開口部を開口する第2工程と、
    前記第3開口部から露出した前記第1及び第2主電極領域形成予定領域、及び前記中間領域上に、均一な膜厚で突出させて成長させるとともに、第1導電型の不純物を導入することによって、突出領域を形成する第3工程と、
    前記マスク層を除去し、しかる後、前記中間領域の上側に存在する前記突出領域の部分、及び該突出領域の部分の下側の前記下地の表面部分を除去することによって、前記突出領域から前記第1及び第2主電極領域を残存形成する第4工程と
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1ないし4に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記下地の最上位の層を窒化物層によって形成する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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