JP2008084019A - 電子機器 - Google Patents

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Nobuto Fujiwara
伸人 藤原
Kenichi Ishikawa
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Abstract

【課題】温度センサの接着性を向上しつつ、筐体の局所的な温度上昇を防ぐ。
【解決手段】本発明の電子機器は、筐体21、フレキシブルプリント配線板29、および温度センサ41を具備する。フレキシブルプリント配線板29は、筐体21の内部に収容されるとともに、筐体21の温度を拡散する接続部42Aを有する。温度センサ41は、接続部42Aを介してフレキシブルプリント配線板29に実装されるとともに、筐体21の温度を検知する。
【選択図】図2

Description

本発明は、筐体温度を規定値以下に管理できる電子機器に関する。
従来、筐体の温度上昇を抑えたポータブルコンピュータとして、次のようなものがある。このポータブルコンピュータは、筐体と、筐体の内部に収容されるハードディスクドライブと、筐体の内面に直接接着された温度センサと、ハードディスクドライブの動作制御を行うエンベデッドコントローラ(EC)と、を備えている。ハードディスクドライブは、駆動用のモータを内蔵している。
このポータブルコンピュータにおいて、温度センサで検出した筐体の温度が規定値よりも高い場合には、ECは、ハードディスクドライブのモータを停止する処理や、ハードディスクドライブの動作速度を低下させる処理を行う。この処理により、ハードディスクドライブが発熱しつづけることを防いで、筐体の温度が規定の温度よりも高くなることを防止している(例えば、特許文献1参照)。
また、ポータブルコンピュータでは、上記ハードディスクの影響のみならず、複数の発熱部品の影響により、筐体の一部の温度が局所的に上昇することが知られている。そして、このように局所的に温度が上昇する箇所が、ユーザが触れる箇所である場合には、筐体の温度上昇を防ぐため、さらに手当てをする必要がある。
特開2005−78320号公報
しかし、上記特許文献1に記載のポータブルコンピュータでは、ハードディスク以外の発熱部品に起因する筐体の温度上昇に対して、十分に対応できない問題があった。また、温度センサは、筐体の内面に直接接着されるため、筐体に接着するための接着面の確保が容易でなく、組立て時の作業性および接着性が十分でない問題があった。
本発明の目的は、温度センサの接着性を向上しつつ、筐体の局所的な温度上昇を防ぐことができる電子機器を得ることにある。
前記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る電子機器は、筐体と、前記筐体の内部に収容されるとともに、前記筐体の熱を拡散する接続部を有するフレキシブルプリント配線板と、前記接続部を介して前記フレキシブルプリント配線板に実装されるとともに、前記筐体の温度を検知する温度センサと、を具備する。
本発明によれば、温度センサの接着性を向上しつつ、筐体の局所的な温度上昇を防ぐことができる。
以下に、図1から図7を参照して、電子機器の第1の実施形態について説明する。
図1と図2に示すように、電子機器の一例であるポータブルコンピュータ11は、本体ユニット12と、表示ユニット13と、本体ユニット12と表示ユニット13との間に設けられるヒンジ部14と、を備えている。ヒンジ部14は、表示ユニット13を支持しており、表示ユニット13を本体ユニット12に対して回動させることができる。表示ユニット13は、ディスプレイ15、およびラッチ16を有している。
本体ユニット12は、筐体21と、キーボード22と、ポインティングデバイスであるタッチパッド23およびコントロールボタン24と、を有している。筐体21は、パームレスト部25を含んでいる。図2に示すように、筐体21は、天壁21A、底壁21B、および側壁21Cを有している。図3に示すように、筐体21の側壁21Cの一部に、放熱用の複数の開口部21Dが設けられている。本体ユニット12は、筐体21の内部に、プリント回路板28、フレキシブルプリント配線板29、および冷却装置30を収容している。
図2に示すように、プリント回路板28は、銅製の配線層を積層したプリント配線板31と、プリント配線板31に実装された温度制御用IC33とを備えている。このプリント回路板28に、回路部品32が実装されている。プリント配線板31は、筐体21に設けられたボス34によって支持されている。回路部品32は、筐体21の温度を上昇させる発熱部品の一例であり、例えば、CPU(central processing unit)で構成されている。もっとも、回路部品32としては、これに限定されるものではなく、ノースブリッジや、グラフィックスチップであってもよい。温度制御用IC33は、制御部品の一例であり、ファンユニット39や回路部品32に働きかけて、筐体21の温度が上昇しつづけることを防止する。
図3に示すように、冷却装置30は、プリント回路板28の回路部品32に当接する冷却板36と、冷却板36に熱的に接続されたヒートパイプ37と、ヒートパイプ37に熱的に接続された放熱用のフィン38と、フィン38を冷却するためのファンユニット39を有している。冷却板36は、アルミニウム合金製であり、ねじ止めにより、プリント回路板28に固定される。ヒートパイプ37は、冷却板36にろう付けで固定される。回路部品32で発生した熱の大部分は、冷却板36とヒートパイプ37とを介してフィン38に伝達される。フィン38に伝達された熱は、ファンユニット39からの送風により、側壁21Cの開口部21Dを介して、大気中に放出される。
図2に示すように、フレキシブルプリント配線板29は、複数個設けられている。一方のフレシキブルプリント配線板29の一部は、筐体21の天壁21Aに接着されている。また、他方のフレキシブルプリント配線板29の一部は、筐体21の底壁21Bに接着されている。これらのフレキシブルプリント配線板29は、コネクタ40を介してプリント配線板31に電気的に接続されている。これらのフレキシブルプリント配線板29に、温度センサ41がそれぞれ実装されている。温度センサ41は、例えば、サーミスタなどのチップ部品で構成されている。図4に示すように、温度センサ41は、例えば、4本の端子を有している。
フレキシブルプリント配線板29は、例えば、ポリイミド製のフィルムに、銅箔により導体パターン42を形成して構成される。図2に示すように、フレキシブルプリント配線板29は、温度センサが実装される第1の面29Aと、第1の面29Aとは反対側の第2の面29Bと、を有している。フレシキブルプリント配線板29は、第2の面29Bを介して筐体21の内面に接着されている。
フレキシブルプリント配線板29は、筐体21の熱を拡散して温度を均一化する熱拡散性を有している。図4に示すように、フレキシブルプリント配線板29は、筐体21に接着されて筐体21の熱を拡散して温度を均一化する熱拡散部29Cと、熱拡散部29Cとプリント回路板28と接続する配線部29Dと、を有する。熱拡散部29Cは、配線部29Dに比して、大きい幅および面積を有している。熱拡散部29Cの第1の面29Aに、前記温度センサ41が実装されている。配線部29Dは、熱拡散部29Cから延びている。
フレキシブルプリント配線板29は、ポリイミド製の基板本体45と、基板本体45に形成された導体パターン42とを有している。導体パターン42は、金属材料、例えば、銅箔により形成されている。導体パターン42は、熱拡散部29Cに形成された接続部であるランド42Aと、配線部29Dに形成された配線42Bと、を含んでいる。なお、導体パターン42は、銅に限定されるものではなく、導電性および熱伝導性を有する材質であればどのような材質でもよく、例えば、アルミニウムや、ステンレス等であってもよい。銅は、導電性と熱伝導性に優れているため、本実施形態では、銅箔により導体パターン42を形成している。
接続部であるランド42Aは、半田接続によって温度センサ41の端子41Aとの間に電気的な接続をとるための箇所である。ランド42Aは、温度センサ41の4本の端子41Aに対応して、フレシキブルプリント配線板29の熱拡散部29Cの第1の面29Aを4つの領域に分けて被っている。熱拡散部29Cは、第1の面29Aを4つのランド42Aに分断するための境界部47と、4つのランド42Aの周囲を取り囲む縁部48と、を有している。銅製の接続部である4つのランド42Aは、熱拡散部29C上にそれぞれ極力大きな面積で形成されており、熱拡散部29Cの第1の面29Aの全域を被っている。このように、高熱伝導性の銅によって、熱拡散部29Cの第1の面29Aの全域を被うことにより、筐体21の熱を拡散する熱拡散性が発揮される。
もっとも、熱拡散部29Cの分割形式は、これに限定されるものではない。温度センサ41の端子41Aの数に対応して、4つ以下でも良いし、4つ以上であってもよい。なお、本実施形態では、ランド42Aは、すべてが露出部分となっているが、温度センサ41の端子41Aに接続する部分のみを露出させて、その他の部分をポリイミド製のフィルムで被うようにしてもよい。
なお、接続部は、ランドやパッドを含む概念である。すなわち、本実施形態では、接続部をランド42Aで構成しているが、パッドで構成してもよい。本実施形態では、「ランド」とは、導体パターンの一つであり、配線用パターンの先端あるいは中間に設けた丸型、または角型のパターンをいう。また、本実施形態では、「パッド」は、表面実装方式のプリント配線板において、表面実装タイプの部品の端子を、電気的に接続するために半田付け、またはボンディングするために設けたランドをいう。
図5に示すように、筐体21は、発熱部品である回路部品32に対応した対応領域46を有している。対応領域46は、回路部品32の上側に位置する筐体上の領域であり、回路部品32から最も近い位置にある。対応領域46は、ヒートパイプ37を避けて回路部品32から伝えられる熱によって、温度が高くなる。本実施形態では、フレキシブルプリント配線板29の熱拡散部29Cの面積は、対応領域46の面積よりも大きくなっている。これにより、筐体21の対応領域46が局所的に温度上昇しても、対応領域46の熱がフレキシブルプリント配線板29の熱拡散部29Cを介して周囲の筐体21に拡散され、対応領域46の温度が周囲の筐体21の温度と均一化する。なお、図5では、ヒートパイプ37の図示を省略している。
図6に示すように、フレキシブルプリント配線板29は、パームレスト部25に対応する位置に、すなわち、タッチパッド23を間に挟んだ両側に一対に設けられている。このフレキシブルプリント配線板29の設置位置は、ユーザが使用する際に、ユーザの手が置かれる位置でもある。フレキシブルプリント配線板29の熱拡散部29Cは、パームレスト部25に対応する位置に接着されている。熱拡散部29Cにより、パームレスト部25の熱を拡散して周囲の筐体21の温度と均一化することができる。また、図2に示すように、フレキシブルプリント配線板29は、筐体21の底壁21Bに接着されている。このため、筐体21の底壁21Bが何らかの理由で局所的に温度が高くなっている場合に、この部分の熱を周囲に拡散して、この部分の温度を周囲の筐体21の温度と均一にすることができる。
図7を参照して、筐体21の温度を下げるプリント回路板28の制御について説明する。本実施形態のポータブルコンピュータ11は、筐体21の温度が上昇した際に、以下に説明する冷却制御を行って、これ以上筐体21の温度が規定の温度以上に上昇することを防止する。
ステップS11に示すように、パームレスト部25や筐体21の底壁21Bの温度が上昇すると、ステップS12に示すように、温度センサ41がこれを感知する。そして、ステップS13に示すように、プリント回路板28の制御部品である温度制御用IC33が、ファンユニット39および発熱部品である回路部品32に対して温度低減を指示する。これにより、ステップS14に示すように、ファンユニット39の回転数が増大し、フィン38における冷却効率が向上する。また、ステップS15に示すように、発熱部品である回路部品32の消費電力が低減され、回路部品32の発熱量が低減される。
その結果、ステップS16に示すように、筐体21の温度が予め規定された温度以下にキープされる場合には、冷却制御を終了する。予め規定された温度以上になっている場合には、さらにステップS14およびステップS15の処理を継続して、筐体21の温度を下げるようにする。そして、筐体21の温度が規定値以下になった場合には、この冷却制御を終了する。なお、回路部品32の発熱量を低減する方法としては、種々方法をとりうる。例えば、回路部品32の処理速度を段階的に75%や50%に抑えることにより、回路部品32の発熱量も75%や50%に低減できる。
本実施形態によれば、ポータブルコンピュータ11は、フレキシブルプリント配線板29を具備し、フレキシブルプリント配線板29は、筐体21の熱を拡散して温度を均一化する熱拡散性を有する。これにより、筐体21の温度が一時局所的に高くなってしまう場合でも、フレキシブルプリント配線板29により、この部分の熱を筐体21の周囲の部分に拡散することができる。また、このフレキシブルプリント配線板29には、温度センサ41が実装されるため、上記熱拡散機能に加えて、温度検知機能をこのフレキシブルプリント配線板29に持たせることができる。このため、フレキシブルプリント配線板29と温度センサ41とを別個に設ける場合に比して、筐体21内部のスペースの使用効率を向上させることができる。
フレキシブルプリント配線板29は、温度センサ41が実装される第1の面29Aと、第1の面29Aとは反対側の第2の面29Bと、を有し、第2の面29Bを介して筐体21の内面に接着される。この構成によれば、温度センサ41は、フレシキブルプリント配線板29を介して筐体21に接着される。このため、フレキシブルプリント配線板29の第2の面29Bが接着面となり、温度センサ41を筐体21に接着する際に、十分な接着面積を確保できる。また、熱拡散性を有するフレキシブルプリント配線板29には、筐体21の温度が伝達される。このため、フレキシブルプリント配線板29の第1の面29Aに実装される温度センサ41においても、筐体21の正確な温度を検知することができる。また、温度センサ41は、予めフレキシブルプリント配線板29に実装されているため、その組み付け時には、フレキシブルプリント配線板29を筐体21に接着すれば足りる。このため、この構成によれば、温度センサ41の取り付け作業を簡単に行うことができる。
フレキシブルプリント配線板29は、筐体21に接着されて筐体21の熱を拡散して温度を均一化する熱拡散部29Cと、熱拡散部29Cとプリント回路板28と接続する配線部29Dと、を有する。この構成によれば、熱拡散部29Cにおいて、筐体21の熱を拡散して温度を均一化できる。また、配線部29Dによって、熱拡散部29Cとプリント回路板28とを接続することができる。さらに、配線部29Dによって温度センサ41とプリント回路板28とが接続されるため、温度センサ41において検知される温度に基づいてプリント回路板28においてフィードバック制御を行うことができる。
フレキシブルプリント配線板29は、温度センサ41と半田接続するための金属製の接続部であるランド42Aを有し、ランド42Aは、熱拡散部29Cの第1の面29Aの全域を被っている。一般に、金属は、他の材質に比して高い熱伝導性を有する。このため、筐体21の一部の温度が一時局所的に高くなった場合に、その部分の熱を筐体21の周囲の部分に拡散して、筐体21の温度を均一化することができる。すなわち、この構成によれば、ランド42Aに対して、温度センサ41と電気的に接続する機能に加えて、筐体21の温度を周囲に拡散する機能を持たせることができる。また、この構成によれば、接続部であるランド42Aは、回路部品32から発生した熱が筐体21に伝えられることを防ぐ遮蔽板としても機能できる。
ポータブルコンピュータ11は、発熱部品である回路部品32に対応する筐体21上の対応領域46を具備し、熱拡散部29Cの面積は、対応領域46の面積よりも大きくなっている。回路部品32から発生した熱は、回路部品32から最も近い位置にある筐体21の対応領域46に伝えられる。この構成によれば、対応領域46に伝えられた熱を、筐体21の周囲の部分に確実に拡散することができる。よって、筐体21の一部が局所的に温度上昇してしまう事態を確実に防止できる。
この場合、接続部であるランド42Aは、銅により形成されている。この構成によれば、熱拡散部29Cの第1の面29Aを被うランド42Aを、導電性および高熱伝導性の銅によって形成できる。これにより、フレキシブルプリント配線板29の熱拡散性を向上させて、より一層の筐体21の温度均一化を図ることができる。
この場合、フレキシブルプリント配線板29の熱拡散部29Cは、パームレスト部25に対応する位置に接着される。この構成によれば、ユーザが日常的によく触れる箇所であるパームレスト部25において、局所的な温度上昇を防ぐことができる。
制御部品である温度制御用IC33は、温度センサ41の検知した温度が所定の温度よりも高い場合に、回路部品32の消費電力を低減させる。この構成によれば、回路部品32が発熱しつづけることが防止されるため、フレキシブルプリント配線板29の熱拡散機能と相まって、筐体21の一部が局所的に温度上昇してしまうことを防止できる。
また、制御部品である温度制御用IC33は、温度センサ41の検知した温度が所定の温度よりも高い場合に、ファンユニット39の回転数を増加させる。この構成によれば、熱源である回路部品32の冷却効率を向上できるため、筐体21の対応領域46に伝えられる熱量を低減することができる。このため、フレキシブルプリント配線板29の熱拡散機能と相まって、筐体21の一部が局所的に温度上昇してしまう事態を防止することができる。
続いて、図8を参照して、電子機器の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、フレキシブルプリント配線板29の設置部位が第1の実施形態のものと異なっている。このため、以下、主として第1の実施形態と異なる部分について説明し、第1の実施形態と共通する部分には、共通の符号を付して説明を省略する。
電子機器の一例であるポータブルコンピュータ50は、本体ユニット12、表示ユニット、およびヒンジ部を備えている。本体ユニット12は、筐体21を有している。本体ユニット12は、筐体21の内部に、プリント回路板28、第1から第3のフレキシブルプリント配線板51、52、53、発熱部品、および冷却装置30を収容している。冷却装置30は、冷却板36、ヒートパイプ37、フィン38、およびファンユニット39を有している。
プリント回路板28は、プリント配線板31と、プリント配線板31に実装された回路部品32と、を有している。プリント配線板31は、筐体21に設けられたボス34によって支持されている。プリント配線板31は、ねじ54によりボス34に対して固定されている。この場合、ねじ54は、上記発熱部品の一例である。ねじ54は、それ自体が発熱するのではないが、ねじ54を介して筐体21の底壁21Bの熱が筐体21の天壁21Aに向かって上昇してくることがある。このねじ54に対応して、第1のフレキシブルプリント配線板51が設けられている。
ヒートパイプ37は、上記発熱部品一例である。図8に示すように、このヒートパイプ37に対応して、第2のフレキシブルプリント配線板52が設けられている。また、フィン38は、発熱部品の一例である。このフィン38に対応して、第3のフレキシブルプリント配線板53が設けられている。
第1から第3のフレキシブルプリント配線板51、52、53は、それぞれ、温度センサ41が実装される第1の面51A、52A、53Aと、第1の面29Aとは反対側の第2の面51B、52B、53Bと、を有している。第1から第3のフレシキブルプリント配線板51、52、53は、第2の面51B、52B、53Bを介して筐体21の天壁21Aの内面に接着されている。第1から第3のフレキシブルプリント配線板51、52、53は、それぞれ、筐体21に接着されて筐体21の熱を拡散して温度を均一化する熱拡散部51C、52C、53Cと、熱拡散部51C、52C、53Cとプリント回路板28と接続する配線部51D、52D、53Dと、を有する。第1から第3のフレシキブルプリント配線板51、52、53は、第1の面51A、52A、53Aの熱拡散部51C、52C、53Cに、それぞれ温度センサ41を有している。第1から第3のフレシキブルプリント配線板51、52、53において、銅製の接続部であるランドは、熱拡散部51C、52C、53Cの第1の面51A、52A、53Aの全域を被っている。
一方、筐体21の天壁21Aは、ねじ54の上側で、ねじ54に対応する位置に第1の対応領域61を有している。第1のフレキシブルプリント配線板51の熱拡散部51Cは、この筐体21上の第1の対応領域61よりも大きい面積を有している。また、筐体21の天壁21Aは、ヒートパイプ37の上側で、ヒートパイプ37に対応する位置に第2の対応領域62を有している。第2のフレキシブルプリント配線板52の熱拡散部52Cは、この筐体21上の第2の対応領域62よりも大きい面積を有している。さらに、筐体21の天壁21Aは、フィン38の上側で、フィン38に対応する位置に第3の対応領域63を有している。第3のフレキシブルプリント配線板53の熱拡散部53Cは、この筐体21上の第3の対応領域63よりも大きい面積を有している。
以上が、電子機器の第2の実施形態である。第2の実施形態によれば、第1のフレキシブルプリント配線板51の熱拡散部51Cは、ねじ54の上側に位置する筐体21の第1の対応領域61よりも大きい面積を有している。このため、ねじ54を介して第1の対応領域61の温度が上昇してしまった場合であっても、第1のフレキシブルプリント配線板51の熱拡散部51Cによって、この部分の熱を筐体21の周囲の部分に拡散できる。これにより、第1の対応領域61において、局所的に温度が上昇してしまうことを防止することができる。
同様に、第2のフレキシブルプリント配線板52の熱拡散部52Cは、ヒートパイプ37の上側に位置する筐体21の第2の対応領域62よりも大きい面積を有している。このため、ヒートパイプ37によって第2の対応領域62の温度が上昇してしまった場合であっても、第2のフレキシブルプリント配線板52の熱拡散部52Cによって、この部分の熱を筐体21の周囲の部分に拡散できる。さらに、第3のフレキシブルプリント配線板53の熱拡散部53Cは、フィン38の上側に位置する筐体21の第3の対応領域63よりも大きい面積を有している。このため、フィン38によって第3の対応領域63の温度が上昇してしまった場合であっても、第3のフレキシブルプリント配線板53の熱拡散部53Cによって、この部分の熱を筐体21の周囲の部分に拡散できる。
なお、第2の実施形態では、ねじ54、ヒートパイプ37、フィン38に対応して、筐体21の天壁21Aに第1から第3のフレキシブルプリント配線板51、52、53をそれぞれ接着するようにしているが、これらに対応して、筐体21の底壁21Bに第1から第3のフレキシブルプリント配線板51、52、53を接着してもよい。これにより、底壁21Bの温度測定および熱拡散を行うことできる。
本発明の電子機器は、上記実施形態に示したポータブルコンピュータ用に限らず、例えば携帯情報端末のようなその他の電子機器に対しても実施可能である。また、電子機器は、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることは勿論である。すなわち、フレシキブルプリント配線板29、51、52、53の大きさは、上記実施形態のものに限られず、種々の大きさ、形状をとることができる。また、フレキシブルプリント配線板29、51、52、53の設置場所について、上記実施形態のものに限られない。フレキシブルプリント配線板29、51、52、53は、筐体21において何らかの理由で温度が高くなっている部位に設置することができる。筐体21において温度が高くなっている箇所は、例えば、サーモビューアなどによって簡単に発見することができる。
第1の実施形態に係る電子機器の一例であるポータブルコンピュータの斜視図。 図1に示すポータブルコンピュータを縦方向に切断して示す断面図。 図1に示すポータブルコンピュータの一部を破断して示す断面図。 図2に示すポータブルコンピュータのフレキシブルプリント配線板を示す斜視図。 図1に示すポータブルコンピュータの一部を破断して示す斜視図。 図4に示すフレキシブルプリント配線板の設置位置を示す上面図。 図2に示すポータブルコンピュータのプリント回路板による制御を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る電子機器の一例であるポータブルコンピュータを一部破断して示す断面図。
符号の説明
11、50…ポータブルコンピュータ、21…筐体、25…パームレスト部、29…フレキシブルプリント配線板、29A…第1の面、29B…第2の面、29C…熱拡散部、29D…配線部、32…回路部品、39…ファンユニット、41…温度センサ、42A…ランド、46…対応領域、51、52、53…第1から第3のフレキシブルプリント配線板、54…ねじ、61…第1の対応領域、62…第2の対応領域、63…第3の対応領域

Claims (9)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部に収容されるとともに、前記筐体の熱を拡散する接続部を有するフレキシブルプリント配線板と、
    前記接続部を介して前記フレキシブルプリント配線板に実装されるとともに、前記筐体の温度を検知する温度センサと、
    を具備することを特徴とする電子機器。
  2. 前記フレキシブルプリント配線板は、前記温度センサが実装される第1の面と、前記第1の面とは反対側の第2の面と、を有し、前記第2の面を介して前記筐体の内面に接着されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記フレキシブルプリント配線板は、前記筐体に接着されて受けた熱を拡散する熱拡散部と、前記熱拡散部から延びる配線部と、を有することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記接続部は、前記熱拡散部の前記第1の面の全域を被うことを特徴する請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記筐体の温度を上昇させる発熱部品と、
    前記発熱部品に対応する前記筐体上の対応領域と、を具備し、
    前記熱拡散部は、前記対応領域よりも大きい面積を有することを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記接続部は、銅により形成されることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記筐体は、パームレスト部を有し、
    前記フレキシブルプリント配線板の熱拡散部は、前記パームレスト部に対応する位置に接着されることを特徴とする請求項3ないし請求項6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記筐体の内部に収容されるプリント回路板を具備し、
    前記発熱部品は、前記プリント回路板に実装された回路部品であり、
    前記プリント回路板は、前記温度センサの検知した温度が所定の温度よりも高い場合に、前記発熱部品の消費電力を低減させる制御部品を有することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の電子機器。
  9. 前記筐体の内部に収容されるプリント回路板と、
    前記発熱部品を冷却するためのファンユニットと、
    を具備し、
    前記プリント回路板は、前記温度センサの検知した温度が所定の温度よりも高い場合に、前記ファンユニットの回転数を増加させる制御部品を有することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の電子機器。
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