JP2008083733A - ズームレンズ鏡筒 - Google Patents

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JP2008083733A JP2007323900A JP2007323900A JP2008083733A JP 2008083733 A JP2008083733 A JP 2008083733A JP 2007323900 A JP2007323900 A JP 2007323900A JP 2007323900 A JP2007323900 A JP 2007323900A JP 2008083733 A JP2008083733 A JP 2008083733A
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高志 小山
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Abstract

【課題】小形で簡易な付勢機構により可動レンズ群のガタツキを必要かつ十分に抑制でき、カメラの姿勢差によるピント外れを防止でき、撮影画像の解像度低下をなくすことができる。
【解決手段】レンズ鏡筒本体10と、このレンズ鏡筒本体10内に収納され、光軸OA方向に移動可能な可動レンズ群12a,13a,14aを含む複数のレンズ群11a〜14aと、これら複数のレンズ群11a〜14aにおける前記可動レンズ群12a,13a,14aのうちの少なくとも一つ12aに対し、当該可動レンズ群12aが特定の移動範囲X1〜X2内にあるとき、前記光軸OAと平行な方向へ付勢力を与えるとともに、可動レンズ群12aと、支持部材15との間に設けられた付勢機構20(30,40)と、を備えたことを主たる特徴としている。さらに、第1ガイド軸16によって、可動レンズ群13aが前記光軸OAと平行な方向のみにスライド自在に案内される。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズ鏡筒本体内に、光軸方向に移動可能な可動レンズ群を含む複数のレンズ群が収納されたズームレンズ鏡筒に関する。
一般に、この種のズームレンズ鏡筒においては、ズーム操作部からの駆動力を所謂カム機構を介して可動レンズ群に伝えることにより、当該可動レンズ群を光軸方向にスライドさせ得るものとなっている。
上記カム機構は、通常の場合、手動または電動モータにより回転操作される操作リングの内周面にカム溝を形成しておき、このカム溝に可動レンズ群の枠体部分に形成されているカム係合部(ピン)を係合させることにより、前記ズーム操作部による駆動力を可動レンズ群に伝え得るものとなっている。上記カム溝とカム係合部(ピン)との係合は、かなり高精度に形成されているが、その構造上、若干のガタツキが生じることを免れ得ない。
実公昭47−7003号公報 特開平8−248287号公報 特開平11−326734号公報 特開平5−66335号公報 特開平5−107475号公報 特開平7−294814号公報
ズーミング用レンズ群に上記ガタツキがあると、カメラの姿勢差によって合焦度にずれが生じる。つまり所謂ピント外れが発生し、写真の解像度を低下させる。上記のようなガタツキを防止する手段として、ガタツキが存在している前記係合部の少なくとも一方の係合部材に対し、スプリングによる付勢力を光軸方向へ付与することが考えられる。しかし高倍率のズームレンズ鏡筒では、可動レンズ群の光軸方向への移動ストロークが相当大きいため、その全移動範囲にわたり可動レンズ群に対してスプリングによる付勢力を与えてガタツキを抑えることは技術的にかなり困難である。
本発明は、このような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、下記のような利点を有するズームレンズ鏡筒を提供することにある。
(a)小形で簡易な付勢機構により可動レンズ群のガタツキを必要かつ十分に抑制することができ、カメラの姿勢差によるピント外れを防止でき、撮影画像の解像度低下をなくすことができる。
(b)構成は簡単であり、容易に実現可能である。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明のズームレンズ鏡筒は下記のような特徴ある構成を有している。なお下記以外の特徴ある構成については実施形態の中で明らかにする。
(1)本発明のズームレンズ鏡筒は、レンズ鏡筒本体と、このレンズ鏡筒本体内に収納され、光軸方向に固定した第1レンズ群と、光軸方向に別々に移動する第2及び第3レンズ群を含むズーミング用レンズ群とを含む複数のレンズ群と、前記第2レンズ群と、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群の間で前記レンズ鏡筒本体内に固定配置され且つシャッタ及び絞り機能のうちの一方の機能を有するユニットを支持可能に形成された支持部材との間に設けられ、前記第2レンズ群に対し、当該第2レンズ群が特定の移動範囲内にあるとき、前記光軸と平行な方向に付勢力を付与する付勢機構と、前記支持部材によって支持され前記第3レンズ群を前記光軸と平行な方向のみにスライド自在に案内する第1ガイド軸とを具備し、前記付勢機構は、前記第2レンズ群又は前記支持部材に前記光軸と平行な方向に沿って突設された支柱であり前記第2レンズ群を前記光軸と平行な方向へスライド自在に案内する第2ガイド軸と、該第2ガイド軸に装着可能なコイルスプリングとを有し、前記特定の移動範囲は、前記ズーミング用レンズ群のズーミングストロークにおけるテレ端を含むテレ側に設定された範囲であることを特徴としている。
上記ズームレンズ鏡筒においては、第2レンズ群が特定の移動範囲内にあるとき、当該第2レンズ群は、付勢機構により光軸と平行な方向へ付勢力を集中的に与えられる。このため上記特定範囲においては、姿勢差によるガタツキが効果的に抑制されることになる。その結果、小形で簡易な付勢機構により、姿勢差に起因するピント外れを防止でき、撮影画像の解像度の低下をより的確になくすことができる。
本発明によれば、下記のような作用効果を有するズームレンズ鏡筒を提供できる。
(a)可動レンズ群が特定の移動範囲にあるときに限り、ガタツキ防止用の付勢力が働くように付勢機構が設けられているので、小形で簡易な付勢機構により当該可動レンズ群のガタツキを必要かつ十分に抑制することができ、カメラの姿勢差によるピント外れを防止でき、撮影画像の解像度低下をなくすことができる。
(b)構成は簡単であり、容易に実現可能である。
(第1実施形態)
図1の(a)(b)は本発明の第1実施形態に係るズームレンズ鏡筒及びこのズームレンズ鏡筒を備えた電子カメラの構成を示す図で、(a)は電子カメラの外観を示す斜視図、(b)はズームレンズ鏡筒の構成を示す断面図である。
図1の(a)に示すように、電子カメラ1はケース前面にズームレンズ鏡筒2を備えている。またケース上部には、ズームレバー3,レリーズボタン4,モード設定ボタン5,フラッシュユニット6等を備えており、ケース後部にはビューファインダー7や各種操作ボタン(不図示)等を備えている。
図1の(b)に示すように、ズームレンズ鏡筒2は、レンズ鏡筒本体10の内部に以下述べるような各種構成部品を収納したものとなっている。レンズ鏡筒本体10は、円筒状の外枠(固定枠)10aと、この外枠(固定枠)10aの内側に回転可能な如く装着されたカム環すなわち内枠(回転枠)10bと、上記外枠(固定枠)10aの後面開口部を閉塞する閉塞板10cとからなっている。上記内枠(回転枠)10bの内面には、後述するカム係合部(ピン)が係合するカム溝(不図示)が形成されている。
レンズ鏡筒本体10の内部には、光軸OAに沿って移動可能な可動レンズ群12a,13a,14aを含む複数のレンズ群11a〜14aが収納されている。
1群レンズ11は、撮影用レンズ群11aをレンズ保持用枠体11bで保持した状態で、レンズ鏡筒本体10の前面開口部に固定されている。
2群レンズ12は、ズーミングを行なうレンズ群12aがレンズ保持用枠体12bで保持され、且つ後述するガイド軸21に沿って光軸OAと平行な方向へスライド可能な如く設けられている。
3群レンズ13は、ズーミングを行なうレンズ群13aがレンズ保持用枠体13bで保持され、且つガイド軸16に沿って光軸OAと平行な方向へスライド可能な如く設けられている。
4群レンズ14は、フォーカシングを行なうレンズ群14aがレンズ保持用枠体14bで保持され、且つ上記ガイド軸16に沿って光軸OAと平行な方向へスライド可能な如く設けられている。
前記2群レンズ12ないし4群レンズ14は、駆動部(カム環10b)からの駆動力を、レンズ保持用枠体12b,13b,14bの一部に設けられた被駆動部(カム係合部12c,13c,14c)で受けてそれぞれ所定の速度変化率で光軸方向へ移動するものとなっている。
前記2群レンズ12と3群レンズ13との間には、円盤状をなす支持部材15が光軸方向へは移動しない状態に配置固定されている。この支持部材15は、シャッタ機能及び絞り機能のうち少なくとも一方の機能を有するユニット(不図示)を光軸OA上に支持可能な如く設けられたものである。
この支持部材15と前記後面開口部を閉塞する閉塞板10cとの間には、複数本(1本のみ図示)のガイド軸16が光軸OAと平行に配設されている。前記3群レンズ13及び4群レンズ14は、上記ガイド軸16に案内されて前述したように光軸OAと平行な方向へスライドする。
閉塞板10cの中央部位には、前記光軸OAと中心部を一致させてローパスフィルター17が配置されている。このローパスフィルター17の後部には、CCD撮像素子18が上記ローパスフィルター17と同心的に近接配置されている。
前記ズーミングを行なうレンズ群12aを備えた2群レンズ12(レンズ群12a)と、この2群レンズ12に対向する如く前記レンズ鏡筒本体10内に固定配置されている前記支持部材15との間には、付勢機構20が設けられている。
この付勢機構20は、光軸OAと平行に配設されているガイド軸21と、このガイド軸21に装着され且つ一端が支持部材15に固定され他端部位が光軸方向に沿って変位可能な如く設けられたコイルスプリング22と、このコイルスプリング22を押圧して蓄勢する押圧部材としてのスライド部23とを備えている。
上記押圧部材としてのスライド部23は、付勢力を付与すべき可動レンズ群12aを保持するレンズ保持用枠体12bに一体的に設けられ、当該可動レンズ群12aが前記光軸OAと平行な方向の所定位置X1まで移動したとき、前記スプリング22の変位端と当接し、当該可動レンズ群12aの更なる移動に伴って当該スプリング22を押圧して蓄勢する機能をもっている。
なお本実施形態におけるガイド軸21は、1群レンズ11と前記支持部材15との間に配設され、上記レンズ群12を前記光軸OAと平行な方向へスライド自在に案内する複数本(1本のみ図示)のガイド軸のうちの1本であり、前記2群レンズ12の被駆動部(カム係合部12c)の近傍に位置しているガイド軸である。
また本実施形態における上記押圧部材としてのスライド部23は、2群レンズ12を光軸OAと平行な方向へスライドさせるべく、上記ガイド軸21に嵌合している嵌合体である。
かくして上記付勢機構20は、可動レンズ群12aが特定の移動範囲X1〜X2内にあるときに限り、当該可動レンズ群12aに対し、前記光軸OAと平行な方向へコイルスプリング22により付勢力を与え得るものとなっている。上記特定の移動範囲X1〜X2は、前記ズーミング用レンズ群12のズーミングストロークにおけるテレ端を含むテレ側に設定されている。
次に、上記の如く構成された第1実施形態のズームレンズ鏡筒の動作および作用を、図2及び図3を参照して説明する。
図2の(a)(b)は第1実施形態に係るズームレンズ鏡筒の動作を示す略式断面図で、(a)はズーム系がワイド(WIDE=広角)となっている状態を示す断面図、(b)はズーム系がテレ(TELE=望遠)となっている状態を示す断面図である。また図3は同実施形態に係るズームレンズ鏡筒の作用説明図で、「ズーム位置X」に対する「ズームレンズのガタツキがピント外れに与える影響度」を、ワイド端での値を「1」としたときの比率によって表した曲線図である。
図2の(a)に示すようにズーム系がワイド状態にあるときは、2群レンズ12(可動レンズ12a)は付勢機構20のコイルスプリング22とは接触していない。従ってこの状態では2群レンズ12はコイルスプリング22による付勢力は与えられていない。カム環である内枠(回転枠)10bがテレ側へ回転操作されると、2群レンズ12および3群レンズ13は、支持部材15に対し互いに接近するように移動開始する。2群レンズ12がズーム位置X1まで移動すると、押圧部材としてのスライド部23の一端がコイルスプリング22の変位端に当接する。
この位置から2群レンズ12が更に同方向へ移動すると、これに伴いコイルスプリング22は圧縮を開始する。従って2群レンズ12には、上記コイルスプリング22の圧縮によって蓄勢された付勢力が与えられ、ガタツキが抑制される。カム環である内枠(回転枠)10bがテレ端まで回転操作されると、2群レンズ群12および3群レンズ群13は、図2の(b)の状態になり、コイルスプリング22は最大限圧縮された状態になる。
上記の結果、図3に示すように、ズーム位置X1(正確にはX1を過ぎた直後の位置X1′)からズーム位置X2までの特定の移動範囲内においては、上記付勢力により2群レンズ12(可動レンズ12a)のガタツキが抑制される。このため上記特定の移動範囲内においては、ガタツキによるピント外れは実質的にゼロとなる。
(第2実施形態)
図4の(a)(b)は本発明の第2実施形態に係るズームレンズ鏡筒の構成及び動作を示す略式断面図である。図5は図4の(b)に対応する同実施形態の付勢機構とその周辺部の構成を示す拡大断面図である。この第2実施形態が前記第1実施形態と異なる点は、ガイド軸21をコイルスプリング支持用として用いた前記付勢機構20の代わりに、ガイド軸21に隣接して、付勢機構30を別途独立的に設けた点である。
この付勢機構30は、支持棒として、前記支持部材15に突設した支柱31を用い押圧部材として2群レンズ12を保持するレンズ保持用部材12bに設けた嵌合体33を用いたものである。支柱31は支持部材15の一面に前記光軸OAと平行な方向に沿って突設されたものであり、図5に示すように基端部位が先細りの錐体面を呈する大径部31aとなっており、先端部位が小径部31bとなっている。上記大径部31aの付け根部分には、スプリング係止用の突起31cが設けてある。コイルスプリング32は上記大径部31aから小径部31bまでの全域に亘って装着され、その基端部が前記スプリング係止用の突起31cで係止されている。図5に示すように、嵌合体33は支柱31の小径部31bにだけ嵌合可能な貫通孔33bを有している。
上記第2実施形態に係るズームレンズ鏡筒においては、支柱31の小径部31bと大径部31aとの段差部が嵌合体33の移動停止ストッパーとなっている。従って上記段差部の位置がズーム位置X2となる。この第2実施形態に係るズームレンズ鏡筒においても、第1実施形態に係るズームレンズ鏡筒と同様の作用効果を奏する。特にスペース的に余裕のある部位に付勢機構30が設けられる為、ガイド軸21にコイルスプリング22を装着することが、スペース上困難であるような場合において有効である。上記の点以外は、第1実施形態と略同じであるので詳しい説明は省く。
(第3実施形態)
図6は本発明の第3実施形態に係るズームレンズ鏡筒の付勢機構とその周辺部のみを抽出して示す拡大断面図である。この第3実施形態の付勢機構40が前記第2実施形態の付勢機構30と異なる点は、支柱41が2群レンズ12のレンズ保持用部材12bの側に設けられ、嵌合体43が支持部材15の側に設けられた点である。図6の符号41(41a,41b,41c),42,43(43b)は、図5の符号31(31a,31b,31c),32,33(33b)にそれぞれ対応する部分であり同一機能を有している。ただし図5の嵌合体33が貫通孔33bを有しているのに対し、図6の嵌合体43は有底の穴43bを有している点が異なっている。上記の点以外は第2実施形態と略同じであるので詳しい説明は省く。
(実施形態における特徴点)
[1]実施形態に示されたズームレンズ鏡筒は、
レンズ鏡筒本体10と、
このレンズ鏡筒本体10内に収納され、光軸OAの方向に移動可能な1又は複数の可動レンズ群12a,13a,14aを含む複数のレンズ群11a〜14aと、
これら複数のレンズ群11a〜14aにおける前記可動レンズ群12a,13a,14aのうちの少なくとも一つ12aに対し、当該可動レンズ群12aが特定の移動範囲X1〜X2内にあるとき、前記光軸OAと平行な方向へ付勢力を与える付勢機構20(30,40)と、
を備えたことを特徴としている。
上記ズームレンズ鏡筒においては、可動レンズ群12aが特定の移動範囲X1〜X2内にあるとき、当該レンズ群12aは、付勢機構20(30,40)により光軸OAと平行な方向へ付勢力を集中的に与えられる。このため上記特定範囲においては、姿勢差によるガタツキが効果的に抑制されることになる。その結果、小形で簡易な付勢機構20(30,40)により、姿勢差に起因するピンと外れを防止でき、撮影画像の解像度の低下をより的確になくすことができる。
[2]実施形態に示されたズームレンズ鏡筒は、前記[1]に記載のズームレンズ鏡筒であって、
前記付勢力を与えられる可動レンズ群12aは、ズーミング用レンズ群であることを特徴としている。
[3]実施形態に示されたズームレンズ鏡筒は、前記[2]に記載のズームレンズ鏡筒であって、
前記特定の移動範囲X1〜X2は、前記ズーミング用レンズ群12aのズーミングストロークにおけるテレ端を含むテレ側に設定された範囲であることを特徴としている。
上記ズームレンズ鏡筒においては、姿勢差によるズーミング用レンズ群12aのガタツキが合焦度に大きく影響するテレ側で、ガタツキ防止が行なわれるので、テレ側でのピント外れを効果的に排除できる。
[4]実施形態に示されたズームレンズ鏡筒は、前記[1]又は[2]又は[3]に記載のズームレンズ鏡筒であって、
前記可動レンズ群12a,13a,14aは、駆動部(カム環10b)からの駆動力を、当該可動レンズ群を保持するレンズ保持用枠体12b,13b,14bの一部に設けられた被駆動部(カム係合部12c,13c,14c)で受けて移動するものとなっており、
前記付勢機構20(30,40)は、付勢力を付与すべき可動レンズ群12aにおける被駆動部(カム係合部12c)の近傍部位を、光軸と平行な方向へ付勢する如く設けられていることを特徴としている。
上記ズームレンズ鏡筒においては、上記被駆動部(カム係合部12c)の近傍部位が付勢されるので、可動レンズ群12aのガタツキを効果的に抑えることができる。
[5]実施形態に示されたズームレンズ鏡筒は、前記[1]ないし[4]のいずれか一つに記載のズームレンズ鏡筒であって、
前記付勢機構20(30,40)は、前記付勢力を付与すべき可動レンズ群12aと、この可動レンズ群12aに対向するように前記レンズ鏡筒本体10内に固定配置された支持部材15との間に設けられていることを特徴としている。
[6]実施形態に示されたズームレンズ鏡筒は、前記[5]に記載のズームレンズ鏡筒であって、
前記付勢機構20(30,40)は、
前記付勢力を付与すべき可動レンズ群12aを保持するレンズ保持用枠体12bまたは前記支持部材15に、前記光軸方向に沿って変位可能な如く設けられたスプリング22(32,42)と、
前記支持部材15または前記付勢力を付与すべき可動レンズ群12aを保持するレンズ保持用枠体12bに、当該可動レンズ群12aが前記光軸OAと平行な方向の所定位置X1まで移動したとき前記スプリング22(32,42)の変位端と当接し、当該可動レンズ群12aの更なる移動に伴って当該スプリング22(32,42)を押圧して蓄勢する如く設けられた押圧部材23(33,43)と、を備えていることを特徴としている。
[7]実施形態に示されたズームレンズ鏡筒は、前記[6]に記載のズームレンズ鏡筒であって、
前記スプリング22(32,42)は、支持棒21(31,41)に装着可能なコイルスプリングであり、前記押圧部材23(33,43)は上記支持棒21(31,41)に嵌合して上記コイルスプリング22(32,42)を圧縮可能な嵌合体であることを特徴としている。
[8]実施形態に示されたズームレンズ鏡筒は、前記[7]に記載のズームレンズ鏡筒であって、
前記支持棒は、前記可動レンズ群12aを前記光軸OAと平行な方向へスライド自在に案内するガイド軸21であることを特徴としている。
上記ズームレンズ鏡筒においては、コイルスプリング22(32,42)を支持するための専用の支持棒を必要としない為、構成が簡単である。
[9]実施形態に示されたズームレンズ鏡筒は、前記[7]に記載のズームレンズ鏡筒であって、
前記支持棒は、前記付勢力を付与すべき可動レンズ群12aの枠体12bまたは前記支持部材15に、前記光軸OAと平行な方向に沿って突設された支柱31(41)であることを特徴としている。
上記ズームレンズ鏡筒においては、スペース的に余裕のある部位に付勢機構が設けられる為、ガイド軸21にコイルスプリング22を装着することが、スペース上困難であるような場合において有効である。
[10]実施形態に示されたズームレンズ鏡筒は、前記[5]ないし[9]のいずれか一つに記載のズームレンズ鏡筒であって、
前記支持部材15は、シャッタ機能及び絞り機能のうち、少なくとも一方の機能を有するユニットを支持可能に形成されていることを特徴としている。
上記ズームレンズ鏡筒においては、付勢機構20(30,40)を固定するための専用の部材を必要としない。
[11]実施形態に示された電子カメラは、前記[1]ないし[10]のいずれか一つに記載のズームレンズ鏡筒のうち、いずれか一つのズームレンズ鏡筒を備えてなることを特徴としている。
(変形例)
実施形態に示されたズームレンズ鏡筒及び電子カメラは、下記の変形例を含んでいる。
・付勢力を付与する為のスプリングとして、短冊状板ばね,ディスク状板ばね,更にはシリコンゴム、スポンジ等の弾性部材からなる「ばね」を利用したもの。
・3群レンズ鏡筒13,4群レンズ鏡筒14などにも付勢機構を設けたもの。
・コイルスプリング22を押圧部材としてのスライド部23の一端に固定化したもの。
・可動レンズ群をカム機構以外の駆動機構により駆動するように構成されたズームレンズ鏡筒に適用したもの。
本発明の第1実施形態に係るズームレンズ鏡筒及びこのズームレンズ鏡筒を備えた電子カメラの構成を示す図で、(a)は電子カメラの外観を示す斜視図、(b)はズームレンズ鏡筒の構成を示す断面図。 本発明の第1実施形態に係るズームレンズ鏡筒の構成及び動作を示す略式断面図で、(a)はズーム系がワイド(WIDE=広角)となっている状態を示す断面図、(b)はズーム系がテレ(TELE=望遠)となっている状態を示す断面図。 本発明の第1実施形態に係るズームレンズ鏡筒の作用説明図で、「ズーム位置X」に対する「ズームレンズのガタツキがピント外れに与える影響度」を、ワイド端での値を「1」としたときの比率によって表した曲線図。 本発明の第2実施形態に係るズームレンズ鏡筒の構成及び動作を示す略式断面図で、(a)はズーム系がワイド(WIDE=広角)となっている状態を示す断面図、(b)はズーム系がテレ(TELE=望遠)となっている状態を示す断面図。 本発明の第2実施形態に係るズームレンズ鏡筒の付勢機構とその周辺部の構成を示す拡大断面図。 本発明の第3実施形態に係るズームレンズ鏡筒の付勢機構とその周辺部の構成を示す拡大断面図。
符号の説明
1…電子カメラ
2…ズームレンズ鏡筒
3…ズームレバー
4…レリーズボタン
5…モード設定ボタン
6…フラッシュユニット
7…ビューファインダー
10…レンズ鏡筒本体
10a…外枠(固定枠)
10b…内枠(回転枠)
10c…後面開口部を閉塞する閉塞板
11…1群レンズ
12…2群レンズ
13…3群レンズ
14…4群レンズ
11a…レンズ群
12a〜14a…レンズ群(可動レンズ群)
11b〜14b…レンズ保持用枠体
12c〜14c…カム係合部
20,30,40…付勢機構
21…ガイド軸
31…支柱(支持棒)
41…支柱(支持棒)
22,32,42…コイルスプリング
23…スライド部(押圧部材)
33…嵌合体(押圧部材)
43…嵌合体(押圧部材)

Claims (1)

  1. レンズ鏡筒本体と、
    このレンズ鏡筒本体内に収納され、光軸方向に固定した第1レンズ群と、光軸方向に別々に移動する第2及び第3レンズ群を含むズーミング用レンズ群とを含む複数のレンズ群と、
    前記第2レンズ群と、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群の間で前記レンズ鏡筒本体内に固定配置され且つシャッタ及び絞り機能のうちの一方の機能を有するユニットを支持可能に形成された支持部材との間に設けられ、前記第2レンズ群に対し、当該第2レンズ群が特定の移動範囲内にあるとき、前記光軸と平行な方向に付勢力を付与する付勢機構と、
    前記支持部材によって支持され前記第3レンズ群を前記光軸と平行な方向のみにスライド自在に案内する第1ガイド軸と、
    を具備し、
    前記付勢機構は、前記第2レンズ群又は前記支持部材に前記光軸と平行な方向に沿って突設された支柱であり前記第2レンズ群を前記光軸と平行な方向へスライド自在に案内する第2ガイド軸と、該第2ガイド軸に装着可能なコイルスプリングとを有し、
    前記特定の移動範囲は、前記ズーミング用レンズ群のズーミングストロークにおけるテレ端を含むテレ側に設定された範囲であることを特徴とするズームレンズ鏡筒。
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