JP2008083322A - 入力機能付き表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力位置を光学的に検出する方式を採用した場合でも、入力位置を確実に特定することができる入力機能付き表示装置を提供すること。
【解決手段】入力機能付き表示装置100では、液晶装置110の表示光出射面150に利用者の指先などが接触して抵抗パターン51、52の間で電気抵抗の変化が生じたか否かを判定回路53で監視する接触監視機構5が構成されている。このため、利用者の指先などが表示光出射面150に接触した場合のみ、複数の画素のいずれの画素に形成されている受光素子34での受光量が増大したかに基づいて表示光出射面150での入力位置を特定し、それ以外の場合には、入力位置の特定を行わない。
【選択図】図5

Description

本発明は、表示体の表示光出射面への接触を光学的に検出する入力機能付き表示装置に関するものである。
表示体の表示光出射面への接触を光学的に検出する入力機能付き表示装置としては、例えば、複数の画素の各々に画素電極、画素トランジスタおよび受光素子が形成された素子基板と、この素子基板との間に液晶層を保持する対向基板とを備えたパネル状の液晶装置を用いたものが提案されている。かかる入力機能付き表示装置では、利用者が液晶装置の表示光出射面の所定位置に接触すると、その反射光が液晶装置に入射する。従って、複数の画素のいずれの画素に形成されている受光素子での受光量が増大したかを検出すれば、表示光出射面での入力位置を検出することができる(例えば特許文献1参照)。
特開2005−352490号公報
しかしながら、特許文献1に開示のような入力機能付き表示装置では、例えば、利用者が入力位置を迷った場合などにおいて指先が表示光出射面に触れずに近傍で停止しているような場合でも、受光素子での受光量が増大するため、入力位置の特定を誤ってしまうという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、入力位置を光学的に検出する方式を採用した場合でも、入力位置を確実に特定することができる入力機能付き表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、複数の画素の各々に画素電極、画素スイッチング素子を備え、前記画素毎あるいは複数の画素毎に受光素子を備えた表示体を有し、前記受光素子での受光量の変化により前記表示体の表示光出射面での入力位置を検出する入力機能付き表示装置において、前記表示光出射面への接触の有無を監視する接触監視手段を有し、該接触監視手段において前記表示光出射面への接触があったときに前記入力位置を特定することを特徴とする。
本発明では、接触監視手段によって表示光出射面への接触の有無を監視し、その監視結果において、表示光出射面への接触があったときに前記入力位置の特定する。このため、利用者が入力位置を迷った場合などにおいて指先が表示光出射面に触れずに近傍で停止しているような場合には、受光素子での受光量が増大した場合でも、入力位置を特定しないため、入力位置の誤検出を防止することができる。
本発明において、前記表示体は、例えば、前記複数の画素の各々に前記画素電極、前記スイッチング素子を備え、前記画素毎あるいは複数の画素毎に前記受光素を備えた素子基板と、該素子基板との間に液晶層を保持する対向基板とを備えた液晶装置である。
この場合、前記表示光出射面が前記対向基板の外側表面である構成を採用することができる。
本発明において、前記接触監視手段は、前記表示光出射面に形成された複数の透明抵抗パターンを備え、当該複数の透明抵抗パターンの間で電気抵抗の変化が生じたときに前記表示光出射面への接触があったと判定することが好ましい。このように構成すると、簡素な構成で接触の有無を確実に監視することができる。また、透明抵抗パターンを利用するため、表示光の出射を妨げることがないので、表示品位を低下させることがない。
本発明において、前記画素スイッチング素子は薄膜トランジスタであり、前記接触監視手段において、前記表示光出射面への接触の有無を判定する判定回路が、前記薄膜トランジスタを構成する複数の薄膜のうちの1乃至複数の薄膜により形成されていることが好ましい。このように構成すると、製造工程数を増大させずに判定回路を形成することができる。
本発明を適用した入力機能付き表示装置は、携帯電話機あるいはモバイルコンピュータなどの電子機器において表示用および入力用として用いられる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
(全体構成)
図1(a)、(b)は各々、本発明を適用した入力機能付き表示装置をその上に形成された各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図、およびそのH−H′断面図である。
図1(a)、(b)において、本形態の入力機能付き表示装置100は、透過型のアクティブマトリクス方式で画像を表示可能な装置であり、パネル状の液晶装置110(表示体)を有している。液晶装置110は、素子基板10と、この素子基板10との間に液晶層15を保持する対向基板20とを備えている。後述するように、素子基板10には画素電極9aが形成され、対向基板20には対向電極21が形成されている。
液晶装置110に対して、表示光の出射側とは反対側(素子基板の側)にはバックライト装置80が配置されており、バックライト装置80から出射された光を液晶層15で光変調して、対向基板20の側から出射し画像を表示する。また、本形態の入力機能付き表示装置100では、利用者が表示光出射面150を指で触れたときに、その接触位置を光学的に検出することにより、利用者の入力位置を検出するようになっている。
このような構成の入力機能付き表示装置100を構成するにあたって、素子基板10の上には、シール材107が対向基板20の縁に沿うように設けられており、対向基板20は、シール材107によって素子基板10に固着されている。シール材107は、光硬化樹脂や熱硬化性樹脂などからなる接着剤であり、両基板間の距離を所定値とするためのグラスファイバー、あるいはガラスビーズ等のギャップ材が配合されている。素子基板10と対向基板20との間において、シール材107により囲まれた空間内に電気光学物質としての液晶層15が封入され、保持されている。
本形態では、液晶層15として高分子分散型の液晶が用いられており、偏光板などが用いられていない。このため、本形態の入力機能付き表示装置100では、対向基板20の外側表面(素子基板10が対向する側とは反対側の面)によって表示光出射面150が構成されている。
対向基板20のコーナー部の少なくとも1箇所においては、素子基板10と対向基板20との間で電気的導通をとるための上下導通材106が形成されている。対向基板20には、シール材107の内側領域に遮光性材料からなる額縁108が形成され、その内側が画像表示領域10aとされている。また、対向基板20には、素子基板10に形成された
の画素電極9aの境界領域に対応する位置にブラックマトリクスと称せられる遮光膜23が形成されている。
素子基板10において、シール材107の外側領域には、素子基板10の各辺に沿って、表示用データ線駆動回路101、表示用走査線駆動回路102、入力位置検出用出力線駆動回路103、および入力位置検出用走査線駆動回路104が構成されている。表示用データ線駆動回路101に沿っては複数の実装端子105が形成されている。素子基板10において、シール材107や額縁108と重なる領域などを利用して検査回路などが形成されることともある。
(入力機能付き表示装置の電気的構成)
図2を参照して、本発明を適用した入力機能付き表示装置100の電気的な構成を説明する。図2(a)、(b)は各々、本発明を適用した入力機能付き表示装置100に用いた素子基板の画像表示領域などの電気的な構成を示す等価回路図、および画素1つの分の等価回路図である。
図2(a)、(b)に示すように、基板基板10において、画像表示領域10aには、互いに交差する方向に延びた表示用走査線3aと表示用データ線6aとの交点に対応して複数の画素100aがマトリクス状に形成されている。表示用走査線3aは、表示用走査線駆動回路102に接続され、表示用データ線6aは、表示用データ線駆動回路101に接続されている。また、複数の画素100aは各々、表示用画素回路100bと入力位置検出用画素回路100cとを備えている。
表示用画素回路100bは、画素電極9a、および画素電極9aを制御するための画素スイッチング用の薄膜トランジスタ31(画素スイッチング素子)が形成されている。画素電極9aは、薄膜トランジスタ31のドレインに電気的に接続されており、対向基板20に形成されている対向電極21(図1(b)参照)との間に液晶容量32を構成している。薄膜トランジスタ31のソースには表示用データ線6aが電気的に接続され、薄膜トランジスタ31のゲートには表示用走査線3aが電気的に接続されている。また、複数の画素100aの各々に向けては、表示用走査線3aに並列して容量線3bが延びており、液晶容量32に並列の保持容量33が形成されている。このため、薄膜トランジスタ31を一定期間だけオン状態にして表示用データ線6aから各画素100aに所定のタイミングで画像信号を供給すると、画像信号は、画素電極9aを介して液晶容量32に書き込まれ、対向電極21との間で一定期間保持される。その際、保持容量33によって、電荷の保持特性が改善され、コントラスト比の高い表示を行うことができる。なお、容量線3bは、表示用走査線駆動回路102に接続されているが、定電位に保持されている。
基板10において、各画素100aに向けては、さらに、表示用走査線3aと並列に入力位置検出用走査線3cおよび定電位線3dが延び、表示用データ線6aと並列に入力位置検出用出力線6bおよび定電位線6cが延びている。入力位置検出用走査線3cおよび定電位線3dは、入力位置検出用走査線駆動回路104に接続されている。入力位置検出用出力線6bおよび定電位線6cは、入力位置検出用出力線駆動回路103に接続されている。
入力位置検出用画素回路100cは、定電位線3dにゲートが接続された薄膜トランジスタ構造を備えた受光素子34と、入力位置検出用出力線6bにゲートが接続された入力位置検出信号の出力制御用の薄膜トランジスタ36とを備えている。受光素子34のソースは定電位線6cに接続され、薄膜トランジスタ36のドレインは入力位置検出用出力線6bに接続されている。また、入力位置検出用画素回路100cは保持容量35を備えており、この保持容量35の一方の端子は定電位線3dに接続され、他方の端子は受光素子34のドレインおよび薄膜トランジスタ36のソースに接続されている。
(入力機能付き表示装置の具体的構成)
図3および図4は各々、本発明を適用した入力機能付き表示装置100に用いた素子基板において相隣接する画素の平面図、並びにA−A′線およびB−B′線に相当する位置で入力機能付き表示装置100を切断したときの断面図である。なお、図4には、画素電極9aについては長くて太い点線で示し、表示用走査線3aおよびそれと同時形成された薄膜については実線で示し、表示用データ線6aおよびそれと同時形成された薄膜については一点鎖線で示し、半導体膜については短くて細い点線で示してある。
図3に示すように、素子基板10上には、各画素100a毎に画素電極9aが形成されている。また、各画素電極9aの横方向の境界領域に沿って、表示用走査線3a、容量線3b、入力位置検出用走査線3cおよび定電位線3dが延びており、各画素電極9aの縦方向の境界領域に沿って、表示用データ線6a、入力位置検出用出力線6bおよび定電位線6cが延びている。
図4に示すように、素子基板10の基体は、石英基板や耐熱性ガラス板などの透明基板10bからなり、対向基板20の基体は、石英基板や耐熱性ガラス板などの透明基板20bからなる。素子基板10には、ITO(Indium Tin Oxide)膜などの透明導電膜からなる画素電極9aが形成されており、その上側には配向膜16が形成されている。対向基板20には、カラーフィルタ27、保護膜28、ITO膜などの透明導電膜からなる対向電極21、および配向膜26が形成されている。配向膜16、26は、ラビング処理等の所定の配向処理が施されたポリイミド膜などからなる。
素子基板10には、透明基板10bの表面にシリコン酸化膜などからなる下地保護膜12が形成されているとともに、その表面側において、画素電極9aに対応する位置には、画素スイッチング用の薄膜トランジスタ31が形成されている。薄膜トランジスタ31では、島状の半導体膜1aに対して、チャネル形成領域、ソース領域およびドレイン領域が形成されており、表示用走査線3aの一部がゲート電極として、チャネル形成領域にゲート絶縁膜2を介して対向している。薄膜トランジスタ31の上層側には、シリコン酸化膜などからなる層間絶縁膜4、7が形成されている。層間絶縁膜4の表面には表示用データ線6aが形成され、この表示用データ線6aは、層間絶縁膜4に形成されたコンタクトホールを介して薄膜トランジスタ31のソース領域に電気的に接続している。層間絶縁膜7の表面にはITO膜からなる画素電極9aが形成されている。画素電極9aは、層間絶縁膜7に形成されたコンタクトホールを介してドレイン電極6eに電気的に接続し、このドレイン電極6eは、層間絶縁膜4およびゲート絶縁膜2に形成されたコンタクトホールを介して薄膜トランジスタ31のソース領域に電気的に接続している。
半導体膜1aにおいて、ドレイン領域からの延設部分1b(下電極)に対しては、ゲート絶縁膜2と同時形成された絶縁膜(誘電体膜)を介して、表示用走査線3aと同層の容量線3bの一部が上電極として対向することにより、保持容量33が構成されている。このようにして、表示用画素回路100bが構成されている。
また、素子基板10では、下地保護膜12の上層に半導体膜1cが形成されており、この半導体膜1cには、受光素子34として機能する薄膜トランジスタのチャネル形成領域、ソース領域およびドレイン領域が形成されている。また、定電位線3dの一部がゲート電極として、チャネル形成領域にゲート絶縁膜2を介して対向している。受光素子34の上層側には層間絶縁膜4、7が形成されている。層間絶縁膜4の表面には定電位線6cが形成され、この定電位線6cは、層間絶縁膜4およびゲート絶縁膜2に形成されたコンタクトホールを介して受光素子34のソース領域に電気的に接続している。半導体膜1cにおいて、ドレイン領域からの延設部分1d(下電極)に対しては、ゲート絶縁膜2と同時形成された絶縁膜(誘電体膜)を介して、定電位線3dの一部が上電極として対向することにより、保持容量35が構成されている。
さらに、半導体膜1cにおいて、延設部分1dから延びた端部1eには、薄膜トランジスタ36のチャネル形成領域、ソース領域およびドレイン領域が形成されており、入力位置検出用走査線3cの一部がゲート電極として、チャネル形成領域にゲート絶縁膜2を介して対向している。また、薄膜トランジスタ36の上層側には層間絶縁膜4、7が形成されている。層間絶縁膜4の表面には入力位置検出用出力線6bが形成され、この入力位置検出用出力線6bは、層間絶縁膜4およびゲート絶縁膜2に形成されたコンタクトホールを介して薄膜トランジスタ36のドレイン領域に電気的に接続している。このようにして、入力位置検出用画素回路100cが構成されている。なお、入力位置検出用画素回路100cが構成されている領域では、透明基板10bと下地保護膜12との間にクロム膜やアルミニウム膜などの遮光膜8aが形成されており、バックライト装置80からの光が入力位置検出用画素回路100cに入射することが阻止されている。
本形態において、薄膜トランジスタ31、36、保持容量33、35、および受光素子34は、同一の層間に形成された薄膜同士は同時形成されたものであり、各々の工程を利用して同時形成される。また、半導体膜1a、1cは、素子基板10に対してアモルファスシリコン膜を形成した後、レーザアニールやランプアニールなどにより多結晶化されたポリシリコン膜である。
(位置検出動作)
図5(a)は、本発明を適用した入力機能付き表示装置100への入力方法を示す説明図である。
図2、図3および図4において、本形態の入力機能付き表示装置100では、入力位置検出用画素回路100cに形成した受光素子35(薄膜トランジスタ)のチャネル領域に光が入射すると、光電流が流れ、その電荷が保持容量35に蓄積される。従って、入力位置検出用走査線3cを介して薄膜トランジスタ36に走査信号を出力すると、保持容量35に蓄積された電荷に対応した信号が入力位置検出用出力線6bを介して入力位置検出用出力線駆動回路103に出力される。それ故、利用者の指先などが入力機能付き表示装置100の表示光出射面150の所定位置に接触すると、その反射光が液晶装置110に入射するので、複数の画素100aのいずれの画素に形成されている受光素子34での受光量が増大する。従って、入力位置検出用出力線駆動回路103は、受光量が増大した受光素子34を備えた画素100aの位置に対応する信号を出力するので、入力機能付き表示装置100では、表示光出射面150で指先が触れた位置(入力位置)を検出することができる。よって、表示光出射面150に表示されたスイッチボタンのいずれを利用者が押したかを特定することができる。
(誤検出防止のための構成)
図5(b)は、本発明を適用した入力機能付き表示装置100に形成した誤検出防止手段の説明図である。
本形態の入力機能付き表示装置100では、例えば、利用者が入力位置を迷った場合などにおいて指先が表示光出射面150に触れずに近傍で停止しているような場合、受光素子34での受光量が増大したときでも、入力位置を誤検出するのを防止することを目的に、図2(a)に示すように、抵抗パターン51、52と、この抵抗パターン51、52を用いて表示光出射面150への接触の有無を判定する判定回路53とを備えた接触監視機構5が構成されている。ここで、判定回路53は、利用者が表示光出射面150に触れているか否かの判定信号を入力位置検出用出力線駆動回路103に出力する。
ここで、判定回路53は、薄膜トランジスタによって構成されており、かかる判定回路53の薄膜トランジスタは、図3および図4を参照して説明した薄膜トランジスタ31、36、保持容量33、35、および受光素子34の製造工程を利用して素子基板10に形成された素子である。
このような接触監視機構5を構成するにあたって、本形態では、図5(b)に示すように、対向基板20の外側表面(表示光出射面150)には、所定の隙間を介して対向する2本の櫛歯状の抵抗パターン51、52が形成されている。本形態において、抵抗パターン51、52は、ITO膜などの透明導電膜から構成されており、表示光の出射を妨げない。
また、2本の抵抗パターン51、52には、素子基板10からフレキシブル基板55などを介して定電圧が印加されているとともに、2本の抵抗パターン51、52が導通したか否の信号が抵抗56により生成されて判定回路53に出力されるようになっている。ここで、判定回路53には、指先が表示光出射面150に触れていない場合には低レベルの信号が出力される一方、図5(b)に示すように、指先が2本の抵抗パターンに跨るように接触すると、判定回路53には低レベルの信号が出力される。それ故、判定回路53は、入力信号のレベルが低い場合には、2値化信号の「0」を入力位置検出用出力線駆動回路103に出力する一方、入力信号のレベルが高い場合には、2値化信号の「1」を入力位置検出用出力線駆動回路103に出力する。その結果、入力位置検出用出力線駆動回路103は、判定回路53から、利用者が表示光出射面150に触れている旨の判定信号を受けた場合には、利用者の表示光出射面150への接触位置(入力位置)の特定を行い、その結果を出力するが、判定回路53から、利用者が表示光出射面150に触れていないの判定信号を受けた場合には、利用者の表示光出射面150への接触位置(入力位置)の特定を行わない。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の入力機能付き表示装置100では、接触監視機構5によって表示光出射面150への接触の有無を監視し、その監視結果において、表示光出射面150への接触があったときに入力位置の特定する。このため、利用者が入力位置を迷った場合などにおいて指先が表示光出射面150に触れずに近傍で停止しているような場合には、受光素子34での受光量が増大した場合でも、入力位置を特定しないため、入力位置の誤検出を防止することができる。
また、接触監視機構5は、表示光出射面150に形成された透明な抵抗パターン51、52を利用しているため、簡素な構成で接触の有無を確実に監視することができる。また、透明な抵抗パターン51、52を利用するため、表示光の出射を妨げることがないので、表示品位を低下させることがない。
[その他の実施の形態]
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、特許請求の範囲で定義している本発明の基本概念を利用した形態であれば、本発明の権利範囲に属する。
例えば、上記実施の形態では、薄膜トランジスタ31、36、保持容量33、35、受光素子34、および判定回路53の薄膜トランジスタを構成するにあたって、ポリシリコン膜を用いたが、半導体膜としてはアモルファスシリコン膜を用いてもよい。
また、上記形態では、表示光出射面150に形成された透明な抵抗パターン51、52を用いて接触監視機構5を構成したが、接触監視機構5を構成するにあたっては、例えば、表示光出射面150に透明な電極を形成するとともに、この電極にキャパシタを接続し、透明な電極に利用者の指先が触れた際にキャパシタが放電されることを検出する構成を採用してもよい。
また、本発明では、対向基板20の外側表面によって表示光出射面150が構成されている場合を例に説明したが、表示光出射面側に偏光板やカバーガラスが配置された場合には、対向基板20の外側表面に代えて、最も観察者側に配置される部材の外側表面によって表示光出射面150が構成される。この場合には、最も観察者側に配置される部材の外側表面に利用者が触れたか否かを監視するように構成すればよい。
さらに、上記形態で、液晶装置110を用いた例を説明したが、エレクトロルミネッセンス装置を用いた入力機能付き表示装置100に本発明を適用してもよい。
さらにまた、各画素100aの構成などについても、例えば、保持容量33、35を省略した構成などを採用してもよい。
[電子機器への搭載例]
次に、上述した実施形態に係る入力機能付き表示装置100を適用した電子機器について説明する。図6(a)に、入力機能付き表示装置100を備えたモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットとしての入力機能付き表示装置100と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001及びキーボード2002が設けられている。図6(b)に、入力機能付き表示装置100を備えた携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001及びスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての入力機能付き表示装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、入力機能付き表示装置100に表示される画面がスクロールされる。図6(c)に、入力機能付き表示装置100を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001及び電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての入力機能付き表示装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が入力機能付き表示装置100に表示される。
なお、入力機能付き表示装置100が適用される電子機器としては、図6に示すものの他、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した入力機能付き表示装置100が適用可能である。
(a)、(b)は各々、本発明を適用した入力機能付き表示装置をその上に形成された各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図、およびそのH−H′断面図である。 (a)、(b)は各々、本発明を適用した入力機能付き表示装置に用いた素子基板の画像表示領域などの電気的な構成を示す等価回路図、および画素1つの分の等価回路図である。 本発明を適用した入力機能付き表示装置に用いた素子基板において相隣接する画素の平面図である。 本発明を適用した入力機能付き表示装置の断面断面図である。 本発明を適用した入力機能付き表示装置の動作および接触監視機構の構成を示す説明図である。 本発明に係る入力機能付き表示装置を用いた電子機器の説明図である。
符号の説明
1a、1c・・半導体膜、5・・接触監視機構(接触監視手段)、9a・・画素電極、10・・素子基板、15・・液晶層、20・・対向基板、21・・対向電極、31・・薄膜トランジスタ(画素スイッチング素子)、34・・受光素子、51、52・・抵抗パターン、53・・判定回路、80・・バックライト装置、100・・入力機能付き表示装置、110・・液晶装置(表示体)、150・・表示光出射面、101・・表示用データ線駆動回路、102・・表示用走査線駆動回路、103・・入力位置検出用出力線駆動回路、104・・入力位置検出用走査線駆動回路

Claims (5)

  1. 複数の画素の各々に画素電極、画素スイッチング素子を備え、前記画素毎あるいは複数の画素毎に受光素子を備えた表示体を有し、前記受光素子での受光量の変化により前記表示体の表示光出射面での入力位置を検出する入力機能付き表示装置において、
    前記表示光出射面への接触の有無を監視する接触監視手段を有し、
    該接触監視手段において前記表示光出射面への接触があったときに前記入力位置を特定することを特徴とする入力機能付き表示装置。
  2. 前記表示体は、前記複数の画素の各々に前記画素電極、前記画素スイッチング素子を備え、前記画素毎あるいは複数の画素毎に前記受光素子を備えた素子基板と、該素子基板との間に液晶層を保持する対向基板とを備えた液晶装置であることを特徴とする請求項1に記載の入力機能付き表示装置。
  3. 前記表示光出射面は、前記対向基板の外側表面により構成されていることを特徴とする請求項2に記載の入力機能付き表示装置。
  4. 前記接触監視手段は、前記表示光出射面に形成された複数の透明抵抗パターンを備え、当該複数の透明抵抗パターンの間で電気抵抗の変化が生じたときに前記表示光出射面への接触があったと判定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の入力機能付き表示装置。
  5. 前記画素スイッチング素子は薄膜トランジスタであり、
    前記接触監視手段において、前記表示光出射面への接触の有無を判定する判定回路が、前記薄膜トランジスタを構成する複数の薄膜のうちの1乃至複数の薄膜により形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の入力機能付き表示装置。
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