JP2008083277A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】両面印刷時に画像形成装置から一時的に突出した用紙をユーザが触れることがないよう注意を促すことで、用紙詰まりの発生を回避することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】印刷済の用紙を排出する排出口34と、用紙の一部を前記排出口34から突出させることで用紙を反転させる反転手段35を備えてなる画像形成装置であって、前記反転手段35による用紙の反転と用紙の排出を識別して報知する報知手段52を備えてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷済の用紙を排出する排出口と、用紙の一部を前記排出口から突出させることで用紙を反転させる反転手段を備えてなる画像形成装置に関する。
近年、画像形成装置は両面印刷可能であるものが一般的となっているが、従来は、このような画像形成装置では、両面印刷を行なうための用紙の搬送路を新たに設けていた。
しかし、画像形成装置は年々小型化されてきており、画像形成装置の内部に両面印刷のための新たな搬送路を搭載するスペースを確保することが困難となってきていた。
そこで、小型かつ両面印刷可能な画像形成装置では、両面印刷の際に用紙を反転させるための搬送路を、片面印刷と両面印刷の何れにおいても用いられる排出搬送路の一部として兼用することで上述の弊害を回避していた。
しかし、このような構成の画像処理装置にて両面印刷を行なうとき、用紙の反転時に排出ローラ等に用紙が引っかかって用紙詰まり等を発生する虞があり、このような弊害を防止するために特許文献1では、排出された用紙を積載するトレイと、前記トレイに対向するシートガイド部を備えた画像形成装置であって、前記シートガイド部に備えられたシート押さえ部材が、前記トレイに載置された用紙を弾性的に押し当てることにより用紙詰まり等を回避して、排出される用紙と排出方向に対して逆方向から挿入される用紙との双方を前記トレイに載置することができる画像形成装置が提案されていた。
特開2001−158562号公報
しかし、両面印刷可能な画像形成装置が用紙の印刷を行なっているときに、排出口から排出されてきた用紙を一見しただけでは、用紙が印刷を終えて画像形成装置内から排出されてきたのか、それとも、用紙が両面印刷における用紙反転のために画像形成装置内から一部排出されてきた、つまり、用紙が反転して再び画像形成装置内に挿入されるのかが、ユーザにとって判別不可能であるために、ユーザが用紙の反転時に誤って反転用紙を掴む等してしまうことがあり、掴んだ後で直ぐに用紙から手を離したとしても、用紙が破れる或いは搬送路に対して斜めになってしまう可能性があり、このような状態の用紙が画像形成装置内に挿入されることで用紙詰まり等が発生する虞があった。
このような場合は、たとえ特許文献1のような対策を施していても、用紙詰まり等の発生を回避することができず、そもそも、用紙が破れたまま搬送されてしまうと適正な印刷は不可能である。
本発明の目的は、上述の問題に鑑み、両面印刷時に画像形成装置から一時的に突出した用紙をユーザが触れることがないよう注意を促すことで、用紙詰まりの発生を回避することのできる画像形成装置を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による画像形成装置の第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項1に記載した通り、印刷済の用紙を排出する排出口と、用紙の一部を前記排出口から突出させることで用紙を反転させる反転手段を備えてなる画像形成装置であって、前記反転手段による用紙の反転と用紙の排出を識別して報知する報知手段を備えてなる点にある。
上述の構成によれば、報知手段がユーザに用紙反転の有無を報知するので、ユーザは画像形成装置から排出されてきた用紙が両面印刷の途中であって、反転して再び画像形成装置内に挿入されるのか、それとも、印刷を終えた用紙が排出されてきたのかを判別することができるので、反転して再び画像形成装置内に挿入される用紙にユーザが触れることによる用紙詰まりの発生を回避することができる。
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、上述の第一特徴構成に加えて、前記画像形成装置の周囲に人物がいるか否かを検出する人物検出手段を備え、前記報知手段は前記人物検出手段の出力に基づいて人物が検出されたときに報知するように構成されている点にある。
画像形成装置の周囲に人物がいるということは、当該人物が画像形成装置から排出されてきた用紙に触れる可能性があるので、上述の構成にように、人物検出手段で検出された人物に対して報知手段が用紙反転の有無を報知することによって、用紙詰まりの発生を回避することができる。
同第三の特徴構成は、同請求項3に記載した通り、上述の第一または第二特徴構成に加えて、前記反転手段から突出する用紙の先端近傍に異物があるか否かを検出する異物検出手段を備え、前記報知手段は前記異物検出手段の出力に基づいて異物が検出されたときに報知するように構成されている点にある。
上述の構成によれば、例えば、画像形成装置から排出されてきた用紙が両面印刷の途中であって、反転して再び画像形成装置内に挿入される場合に、排出されてきた用紙に手が近づくと、異物検出手段が異物の存在を検出して、当該用紙に触れないようにユーザに報知するので、用紙詰まりを回避することができる。
以上説明した通り、本発明によれば、両面印刷時に画像形成装置から一時的に突出した用紙をユーザが触れることがないよう注意を促すことで、用紙詰まりの発生を回避することのできる画像形成装置を提供することができるようになった。
以下に、本発明を適用した画像形成装置として、プリンタについて説明する。
当該プリンタ1は、図1に示すように、外部接続されたコンピュータ等により読み取られた原稿画像データに所定の処理を施して出力画像データを生成する出力画像データ生成部2と、前記出力画像データ生成部2からの出力画像データに基づいて記録媒体である用紙Dに画像を形成して出力する画像形成部3と、前記コンピュータ等においてユーザが指定した印刷モード等の指令や印刷動作において発生した警告等を表示するパネル部4と、前記各部の図示しない制御部を統括制御するシステム制御部5とを備えて構成されている。
なお、図1において、前記システム制御部5は、記載の便宜上、前記プリンタ1の外部に描かれているが、本来は前記プリンタ1の内部に搭載されている。
前記画像形成部3は、前記出力画像データに基づいて感光体311にトナー画像を形成するトナー画像形成部31と、前記トナー画像を加熱して用紙上に定着させる定着部32と、用紙を搬送する搬送部33と、前記画像形成部3により印刷された印刷済の用紙を排出する排出口34と、用紙の一部を前記排出口34から突出させることで用紙Dを反転させる反転手段35とを備えて構成されている。
前記トナー画像形成部31は、前記感光体311と、前記感光体311の周囲に順に配置され、表面を均一にコロナ帯電する帯電チャージャー312と、帯電された前記感光体311を露光して静電潜像を形成するプリントヘッド313と、形成された静電潜像にトナーを静電付着させてトナー像を顕像化する現像部314と、トナーが充填されており前記現像部314へトナーを供給する交換ユニットとしてのトナーカートリッジ315と、前記トナー像を用紙Dに転写する転写部316と、転写後に前記感光体311に残存するトナーを除去するクリーニング部317と、前記感光体302表面の残留電位を落して均一にする除電ランプ318とを備えて構成されている。
前記搬送部33は、給紙カセット331と、前記給紙カセット331から用紙Dを1枚ずつ搬送する給紙搬送部332と、給紙された用紙Dを前記転写部316に搬送して、トナー像が転写された用紙Dを前記定着部32に向けて搬送する定着搬送部333と、前記定着部32を通過した用紙Dを排紙トレイ334に排紙する排紙搬送部335と、排紙動作実行可能な実線で示される給紙姿勢と排紙動作実行不能な点線で示される非給紙姿勢に揺動切替される第二排紙トレイ334Aに排紙する第二排紙搬送部335Aと、後述する反転手段35により反転された用紙Dを前記画像形成部3に再搬送する裏面印刷用の反転搬送部336を備えて構成されており、前記搬送部33の各々には搬送用のローラが設けられている。なお、用紙Dが排紙トレイ334に排紙されるか第二排紙トレイ334Aに排紙されるかは選択することができるが、本実施形態では、排紙トレイ334への排出が選択されているものとして説明する。
前記給紙カセット331は、用紙Dを補充する場合に、当該プリンタ1から手前に引き出せる構造となっており、引き出した前記給紙カセット331に必要に応じて新たな用紙Dを補充して再び当該プリンタ1に押し入れるように構成されている。
前記反転搬送部336は、反転した用紙Dを前記反転搬送部336へと誘導する反転用紙誘導ローラ336aと、前記反転搬送部336に当該用紙Dを圧接して、前記定着搬送部333の入口部に相当する第一定着搬送ローラ333aに向けて搬送する第一反転搬送ローラ対336b、第二反転搬送ローラ対336c、及び第三反転搬送ローラ対336dよりなる搬送ローラ対336Aとを備えて構成されている。
つまり、用紙Dが反転する場合、前記定着部32から搬送されてきた用紙Dは、第一排紙搬送ローラ335aを経由して前記排紙口34へ到達した後に反転して、再び前記排紙搬送部335を逆方向に搬送されてくるのであるが、このとき、逆方向に搬送されてくる用紙Dは、第一排紙搬送ローラ335aではなく前記反転用紙誘導ローラ336aに巻き込まれて前記反転搬送部336へと誘導されるのである。
前記排出口34は、前記排紙搬送部335と前記排紙トレイ334との間に設けられている用紙Dが導通可能なスリット状の開孔で、前記プリンタ1の内部にある前記排紙搬送部335から前記プリンタ1の上面つまり外部にある前記排紙トレイ334へ用紙Dを排出させるために設けられている。
また、前記排出口34は、前記スリット状の開孔の上側と下側に投光センサ341aと受光センサ341bより構成される用紙検知センサ341が設けられており、用紙検知センサ341の光経路(図1の前記投光センサ341aと前記受光センサ341bとの間に破線で示す)が、前記排出口34を通過する用紙によって遮断されることによって、用紙Dが前記排出口34に到達していることを検出する。
前記反転手段35は、前記排紙搬送部335において前記排出口34の直近に位置しているローラである排出ローラ対351と、前記反転手段35に用紙Dの反転時間を検出する用紙センサ352を備えて構成されている。
前記排出ローラ対351は、前記コンピュータ等にてユーザによって両面印刷が選択されている場合に、所定のタイミングで、用紙を排出させる方向に進ませる正回転から用紙を排出方向とは逆方向に進ませる逆回転へ、または、逆回転から正回転へと切り替えさせられるように構成されている。
なお、前記コンピュータ等にてユーザによって片面印刷が選択されている場合は、用紙Dを反転させる必要がないことから、前記排出ローラ対351は常時正回転である。
前記排出ローラ対351を正回転から逆回転へ切り替える所定のタイミングは、例えば、両面のうちの最初に印刷される側の面のみが印刷された用紙Dの先端が前記排出ローラ対351を通過したことが、前記用紙検知センサ341によって検出されてから所定時間後のタイミングであり、また、排出ローラ対351を逆回転から正回転へ切り替える所定のタイミングは、例えば、反転した用紙Dの後端(つまり、正回転時の用紙Dの先端)が前記排出ローラ対351を通過したことが、前記用紙検知センサ341によって検出されてから一定時間経過後のタイミングである。
前記所定時間は、用紙Dの後端が前記排出ローラ対351を通過して完全に前記プリンタ1の外部に排出されることのないように、通過した用紙Dのサイズ、前記排出ローラ対351と前記用紙検知センサ341との距離、及び用紙Dの搬送速度から算出された時間である。
前記一定時間は、用紙Dが反転している時の用紙Dの後端が前記用紙検知センサ341を通過してから、用紙Dの後端が前記排出ローラ対351を通過するまでの時間である。
前記用紙センサ352は、前記反転用紙誘導ローラ336aの進入口近傍に設けられた反転用紙検知センサ352aと、前記第一排紙搬送ローラ335aの近傍に設けられた定着後用紙検知センサ352bにより構成されている。なお、前記用紙センサ352によって行なわれる用紙Dの反転時間の検出については後述する。
前記パネル部4は、前記プリンタ1の上面手前側に配置され、図2に示すように、前記コンピュータ等においてユーザが指定した印刷モードや前記プリンタ1に搭載されたトナーユニット内のトナー残量等が表示される表示部40と、前記表示部40の周辺部に配置されプリント・エラーの各状況をLED表示する状況表示部41と、主電源の状態をLED表示する主電源LED42と、前記表示部40の周辺部に設けられた種々の入力キー43を備えて構成されている。
前記システム制御部5は、図3に示すように、前記コンピュータ等からの指令や印刷動作時の警告等に基づいた前記パネル部4の表示の制御や、後述する画像形成制御部300、および操作制御部400等の各制御部の制御を行うCPU(図示せず)と、前記制御プログラムが格納されるROM(図示せず)と、作業領域等として使用されるRAM(図示せず)とを備えて構成されている。
また、前記システム制御部5は、前記出力画像データ生成部2と前記画像形成部3を制御する画像形成制御部300や、前記パネル部4の入出力信号を制御する操作制御部400等の各制御部の各々と内部バス500を介して接続されており、前記各制御部の動作タイミング等を制御することによって当該プリンタ1の印刷動作を制御している。
前記画像形成制御部300は、前記システム制御部5の指令を受けて、前記トナー画像形成部31、前記定着部32、前記搬送部33の動作タイミングを調整するように構成されている。
さらに、前記システム制御部5は、図1に示すように、前記反転手段35による用紙の反転と用紙の排出を識別して報知する報知手段52を備えて構成されており、前記報知手段52の動作は、前記ROMに記憶されているプログラムやデータを、前記RAM上に展開された製造情報等のデータに基づいて、前記CPUによって演算実行されることにより実現されている。
前記報知手段52は、前記用紙検出センサ341によって先端が検出された用紙Dが、前記排紙トレイ334に排出されるのか、それとも、用紙Dの一部が前記排出口34から前記排紙トレイ334の方向へ突出した後に反転して再び前記プリンタ1の内部へ戻っていくのかを識別するように構成されている。
詳述すると、前記報知手段52は、外部接続された前記コンピュータ等にてユーザによって両面印刷が選択されているのか片面印刷が選択されているのかを、前記コンピュータ等から前記システム制御部5に送られてくる印刷モードを識別するための信号によって認識した上で、片面印刷の場合は、前記用紙検出センサ341によって先端が検出された用紙Dは反転することなく前記排紙トレイ334に排出される旨を、前記パネル部4の表示部40へ表示することによってユーザに報知し、両面印刷の場合は、前記用紙検出センサ341によって先端が検出された用紙Dが、最初の面の印刷のみ完了して前記排出口34から出てくるときは用紙Dが反転される旨を、両面の印刷を完了して前記排出口34から出てくるときは用紙Dが排出される旨を、前記パネル部4の表示部40へ表示することによってユーザに報知する。
なお、このような報知は、反転する前の用紙Dの先端が前記用紙検知センサ341を通過してから、反転した後の用紙Dの後端が前記用紙検知センサ341を通過するまでの期間について行なう。
以下、プリンタ1で印刷を行なう場合の用紙の搬送動作について、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
プリンタ1において印刷処理が開始されると(SA1)、用紙Dが給紙カセット331から給紙搬送部332によって給紙され(SA2)、定着搬送部333へ搬送された上で、転写部316においてトナー像が転写され、その後、定着部32において前記トナー像が過熱されて当該用紙Dに定着させられる(SA3)。
当該用紙Dが、前記定着部32から排紙搬送部335を経由して排紙口34にある用紙検知センサ341に到達すると(SA4)、システム制御部5は当該用紙Dを排出させるか反転させるかを判断する(SA5)。
ステップSA5において、システム制御部5が当該用紙Dを排出させると判断した場合、つまり、ユーザによって片面印刷が選択されている場合又は両面印刷が選択されていて両面共印刷が完了している場合は、当該用紙Dを排出して印刷を完了する(SA6)。また、報知手段52は、当該用紙Dが反転することなく排紙トレイ334に排出されることをパネル部4への表示によってユーザに報知する。
一方、ステップSA5において、システム制御部5が当該用紙Dを反転させると判断した場合、つまり、ユーザによって両面印刷が選択されていて片面のみ印刷が完了している場合は、反転手段35が、排出ローラ対351を逆回転させることで当該用紙Dを反転させるとともに(SA7)、報知手段52が、当該用紙Dは反転するので触れないようにとの警告を前記パネル部4への表示等によってユーザに報知する(SA8)。
反転した用紙Dの後端が前記用紙検知センサ341を通過すると、前記用紙検知センサ341は排出口34に用紙Dがない旨を検知して(SA9)、前記報知手段52は前記パネル部4への表示によるユーザへの報知を停止する(SA10)。
その後、用紙Dは、反転用紙誘導ローラ336aによって反転搬送部336に誘導された後、再び前記転写部316に向けて搬送され(SA11)、印刷されていない他方の面の印刷処理が行なわれる(SA3)。
上述した構成の他、前記プリンタ1は、反転後の用紙Dが前記搬送部33を斜めに搬送(スキュー)されてきた場合に、前記搬送ローラ対336Aを一時停止させて再搬送された用紙Dの先端にループを形成し、先端を矯正する先端矯正機構60を備えて構成されている。
本実施形態において前記先端矯正機構60は前記搬送ローラ対336Aのうちの前記第一反転搬送ローラ対336bを一時停止させる機能として設けられており、前記先端矯正機構60は、スキュー状態で搬送されてきた用紙Dが前記第一反転搬送ローラ対336bによって圧接される前に前記第一反転搬送ローラ対336bを停止させることで、図5(a)に示すように、スキューされてきた用紙Dの先端側の最前に位置する頂点Daが前記第一反転搬送ローラ対336bに突き当たっても用紙Dが圧接されないようにしている。
しかし、前記第一反転搬送ローラ対336bが停止しても、前記第一反転搬送ローラ対336bの後部の位置する前記反転用紙誘導ローラ336aは作動し続けているために用紙Dは搬送され続けて、その結果、図5(b)に示すように、用紙Dの先端側の線Dbが全て前記第一反転搬送ローラ対336bに突き当たっている状態となる。
このとき、用紙Dは、その後方部分が搬送されている状態でありながら、その先端が前記第一反転搬送ローラ対336bに突き当たっている状態で固定されているため、用紙Dの先端部には図5(b)に示すようなループDcが形成されることとなる。その後、先端矯正された用紙Dは、図5(c)に示すように、前記第二反転搬送ローラ対336cに向けて搬送される。
なお、本実施形態においては、用紙Dが反転してから先端矯正されるまでに搬送される距離が短いほど、用紙Dのスキューにより用紙詰まりが発生する確率が低いことから、前記搬送ローラ対336Aのうち前記反転手段35に最も近い位置にある前記第一反転搬送ローラ対336bに前記先端矯正機構60を設けており、それが最も望ましいのであるが、前記先端矯正機構60は前記搬送ローラ対336Aの他の搬送ローラ対に備えられた構成であってもよい。
また、前記先端矯正機構60は、前記用紙センサ352により検出された反転時間が用紙詰まりを検出する時間よりも短い所定の反転時間より長いときに作動するように構成されている。
以下に詳述する。
前記システム制御部5は、反転後の用紙Dの後端が前記定着後用紙検知センサ352bを通過してから前記反転用紙検知センサ352aに到達するまでの時間を、前記システム制御部5に設けられたタイマで測定しておき、測定した時間と標準到達時間とを比較する。
ここで、標準到達時間は、反転後の用紙Dの後端が前記定着後用紙検知センサ352bを通過してから前記反転用紙検知センサ352aに到達するまでの時間であって、用紙Dが前記排出口34から突出している時に、ユーザが当該用紙Dに触れたこと等に起因する遅延が全く生じない場合における時間である。
測定した時間と標準到達時間とを比較した結果、測定した時間が標準到達時間に第一余裕時間を加えた時間以下である場合は、当該用紙Dはそのまま前記反転搬送部336を搬送させられる。
ここで、第一余裕時間とは、前記第一余裕時間以内の遅延であれば、用紙Dにスキューが発生していないと擬制することができる時間である。例えば、搬送部33と用紙Dとの間で軽度のスリップが発生したことが原因で発生する微少な遅延時間が前記第一余裕時間以内の遅延に相当する。
また、測定した時間と標準到達時間とを比較した結果、測定した時間が標準到達時間に第一余裕時間を加えた時間より長く、且つ、標準到達時間に第二余裕時間を加えた時間以下である場合は、当該用紙Dの先端が前記第一反転搬送ローラ対336bに到達する前に、前記第一反転搬送ローラ対336bを一時的に停止させて当該用紙Dを前記第一反転搬送ローラ対336bに突き当てることで、当該用紙Dの搬送状態をスキュー状態から真っ直ぐな状態となるように先端矯正を行なう。
ここで、第二余裕時間は、前記第二余裕時間以内の遅延であれば、用紙Dに先端矯正を施すことで対応可能、つまり印刷開始のタイミングが送れてしまう等の問題なく印刷できる時間である。よって、前記第二余裕時間を超えた遅延が発生した場合には、たとえユーザが用紙Dに触れたことによる遅延であっても、印刷を行なうに当たって問題があることから、次段で説明するように用紙詰まりであるとの判断をするのが妥当となる。
さらに、測定した時間と標準到達時間とを比較した結果、測定した時間が標準到達時間に第二余裕時間を加えた時間より長い場合は、前記システム制御部5は、当該用紙Dの紙詰まりであると判断して当該プリンタ1の印刷動作を停止させて、前記パネル部4にてユーザにその旨を報知する。
以下、別実施形態について説明する。
図6に示すように、プリンタ1は、上述の実施形態に加えて、前記プリンタ1の周囲に人物がいるか否かを検出する人物検出手段53を備え、報知手段52は前記人物検出手段53の出力に基づいて人物が検出されたときに報知するように構成されていてもよい。
詳述すると、前記人物検出手段53は、前記プリンタ1の頂上部分に配置された全方位またはユーザが前記プリンタの用紙を取り出すときに位置する特定方位において検出可能な赤外線センサ531で構成されており、前記赤外線センサ531が人物を検出すると検出信号がシステム制御部5に送られて、検出信号を受け取った前記システム制御部5が、パネル部4の表示部40へ表示することによって、前記プリンタ1の排出口34から次に突出する用紙が排出トレイ334に排出されるのか、それとも、反転して再び前記プリンタ1の内部へ搬送されるのかを当該人物に報知する。
なお、上述の構成において、全方位または特定方位を検出可能とするために、一方向のみ検出可能な前記赤外線センサ531を回転駆動させる構成であってもよい。
また、前記人物検出手段53は、検出方法が前記赤外線センサによる方法以外、例えば、光位置センサ等の他種類のセンサを用いた方法や、全方位カメラ等のセンサ以外を用いた方法人物等を検出するように構成されていてもよい。
さらに、前記人物検出手段53は、前記プリンタ1と当該人物との距離に応じて異なる処理を行うように構成されていてもよい。例えば、前記プリンタ1と当該人物との距離が、予め設定された所定距離以下である場合のみ、前記人物検出手段53の機能を作動させる構成であってもよい。
図7に示すように、プリンタ1は、上述の実施形態に加えて、反転手段35から突出する用紙の先端近傍に異物があるか否かを検出する異物検出手段54を備え、報知手段52は前記異物検出手段54の出力に基づいて異物が検出されたときに報知するように構成されていてもよい。
詳述すると、前記異物検出手段54は、前記プリンタ1における排出口34から用紙Dが排出されるに当たり、図中破線矢印で示す当該用紙Dの進行方向に沿って、当該用紙Dの進行方向の左右のうちの一方に設けられた少なくとも一個の異物検出投光センサ541aと、当該用紙Dの進行方向の左右のうち他方に前記異物検出投光センサ541aの夫々に対応して設けられた異物検出受光センサ541bとを備えた一対の異物検出センサ541で構成されている。
用紙Dが排出されてくる際に、ユーザが当該用紙Dを手にするために当該用紙Dに向かって手を伸ばしても、その手が前記異物検出投光センサ541aと前記異物検出受光センサ541bの光経路(図7において一点鎖線で示す)を遮断することによって、前記異物検出センサ541は当該用紙Dの近傍に異物があることを検出する。
そして、前記異物検出センサ541は、当該用紙Dが反転する場合には、システム制御部5に検出信号を出力して、検出信号を受け取った前記システム制御部5は、パネル部4の表示部40へ表示することによって、前記プリンタ1の排出口34から次に突出する用紙は反転して再び前記プリンタ1の内部へ搬送されるので触れることがないよう当該ユーザに報知する。
さらに、前記異物検出センサ541は、用紙Dを異物と誤検出することを防止するために、用紙Dが排出口34から排出される際に排紙トレイ334の面から最も上方向に突出する高さ(例えば図7における高さD1)よりも、さらに上部に設けられている。
また、用紙Dが最も上方向に突出する用紙進行方向の位置が略定位置である場合には、当該定位置の上部には前記異物検出センサ541を設けない構成であってもよい。例えば、前記定位置が図7における排出口34から長さD2の場合には、三対の異物検出センサ541のうち前記定位置の上部にある異物検出センサ541は設けない構成であってもよい。
なお、本実施形態では、用紙Dが排出されるに従って、用紙Dの先端位置も進行方向に進んでいくことから、変動する先端位置に対応するため少なくとも一対(図7では三対)の前記異物検出センサ541を備えた構成について説明したが、用紙Dの進行方向と平行に移動可能とする駆動手段を備えた一対のみからなる異物検出センサを備えており、当該異物検出センサが用紙Dの排出の状況に合わせて移動する構成であってもよい。
上述の実施形態では、報知手段52は、パネル部4の表示部40に警告等のメッセージを表示する構成について説明したが、前記報知手段52は、メッセージ表示以外の手段でユーザ等に報知する構成であってもよく、例えば、前記報知手段52は、プリンタ1の何れかの位置に設けられたスピーカ(図示せず)を介して警報音を発することによって、ユーザ等に用紙の排出や反転を報知する構成であってもよい。
また、前記プリンタ1に警告用のLEDを設けておき、前記報知手段52は、当該LEDの点滅等によってユーザ等に用紙の排出や反転を報知する構成であってもよい。なお、警告用のLEDは、パネル部4の状況表示部41と兼用する構成であっても、前記プリンタ1の何れかの箇所に独自に設ける構成であってもよい。
上述の実施形態では、本発明を適用した画像形成装置として、プリンタについて説明したが、前記画像形成装置は、両面印刷可能であって、両面印刷時に用紙が一時的に前記画像形成装置の外部に突出してから反転するような構成を備えていればプリンタ以外であってもよく、例えば複写機、FAX、または複合機等であってもよい。
上述した実施形態は何れも本発明の一実施例に過ぎず、当該記載により本発明の範囲が限定されるものではなく、各部の具体的構成は本発明による作用効果を奏する範囲において適宜変更することができることはいうまでもない。
本発明を適用したプリンタの説明図 プリンタのパネル部の説明図 本発明を適用したプリンタの各制御部の機能ブロック構成図 プリンタで印刷を行なう場合の用紙の搬送動作を説明するためのフローチャート (a)は、用紙の先端が第一反転搬送ローラ対に突き当たった状態を示し、(b)は、用紙の先端にループが形成された状態を示し、(c)は、ループ形成後に用紙が搬送される状態を示した先端矯正機構の説明図 人物検出手段を備えたプリンタの説明図 異物検出手段を備えたプリンタの説明図
符号の説明
1:プリンタ
2:出力画像データ生成部
3:画像形成部
4:パネル部
5:システム制御部
33:搬送部
331:給紙カセット
332:給紙搬送部
333:定着搬送部
333a:第一定着搬送ローラ
334:排紙トレイ
335:排紙搬送部
335a:第一排紙搬送ローラ
336:反転搬送部
336A:搬送ローラ対
336a:反転用紙誘導ローラ
336b:第一反転搬送ローラ対
34:排出口
341:用紙検知センサ
35:反転手段
351:排出ローラ対
352:用紙センサ
352a:反転用紙検知センサ
352b:定着後用紙検知センサ
40:表示部
52:報知手段
53:人物検出手段
531:赤外線センサ
54:異物検出手段
541:異物検出センサ
60:先端矯正機構

Claims (3)

  1. 印刷済の用紙を排出する排出口と、用紙の一部を前記排出口から突出させることで用紙を反転させる反転手段を備えてなる画像形成装置であって、
    前記反転手段による用紙の反転と用紙の排出を識別して報知する報知手段を備えてなる画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置の周囲に人物がいるか否かを検出する人物検出手段を備え、前記報知手段は前記人物検出手段の出力に基づいて人物が検出されたときに報知するように構成されている請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記反転手段から突出する用紙の先端近傍に異物があるか否かを検出する異物検出手段を備え、前記報知手段は前記異物検出手段の出力に基づいて異物が検出されたときに報知するように構成されている請求項1または2記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013041188A (ja) * 2011-08-18 2013-02-28 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、報知方法及び報知プログラム

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