JP2008083172A - 液晶パネル生産方法及び液晶パネル生産システム - Google Patents

液晶パネル生産方法及び液晶パネル生産システム Download PDF

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Abstract

【課題】液晶パネルの生産方法において、各工程の払出し位置でステージの補正動作(液晶パネル基板の位置補正)を行わずに済むようにする。
【解決手段】最初の工程のステーション12の作業位置で、ステージ15上の液晶パネル基板11の基準マークをカメラで撮像して、液晶パネル基板11の位置ずれを補正して液晶パネル基板11に対する所定の作業を実行すると共に、液晶パネル基板11の位置ずれ量の検出値をメモリに記憶する。この後、ステージ15を作業位置から払出し位置へ移動させる(この払出し位置ではステージ15の補正動作を行わない)。次の工程のステーション13で、ステージ16を搬入位置から作業位置に移動させる際に、メモリに記憶されている液晶パネル基板11の位置ずれ量を読み出して、この位置ずれ量で作業位置を補正し、液晶パネル基板11をステージ16に載せて補正後の作業位置に移動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶パネル基板に対して、異方性導電テープの貼り付け、仮圧着、本圧着等の各工程の作業を順番に実行する液晶パネル生産方法及び液晶パネル生産システムに関する発明である。
液晶パネルを生産する生産システムは、特許文献1(特開平10−163274号公報)に記載されているように、液晶パネル基板に対して、異方性導電テープの貼り付け、仮圧着、本圧着等の各工程の作業を順番に実行する複数のステーションを搬送経路に並べて配置し、各工程のステーションで、液晶パネル基板をステージに載せて搬入位置から作業位置(部品搭載位置等)に移動させると共に、作業終了後に当該作業位置から払出し位置に移動させ、搬送ロボットによって当該払出し位置から前記液晶パネル基板を次の工程のステーションの搬入位置へ搬送するようにしている。
一般に、各工程のステーションでは、液晶パネル基板をステージに載せて作業位置(部品搭載位置等)へ移動させて、ステージ上の液晶パネル基板の基準マークをカメラで撮像して、当該液晶パネル基板の位置ずれ量を検出し、その検出値に基づいて当該液晶パネル基板の位置ずれをステージの補正動作により補正して当該液晶パネル基板に対する所定の作業(部品搭載等)を実行するようにしている。
特開平10−163274号公報
従来、各工程のステーションで、液晶パネル基板を載せたステージから液晶パネル基板を払い出す際には、液晶パネル基板の基準マークの読み取り結果から検出された液晶パネル基板の位置ずれ量を利用して、払出し位置でステージの補正動作により液晶パネル基板の位置を補正してから当該液晶パネル基板を搬送ロボットで吸着保持して次の工程のステーションの搬入位置へ搬送するようにしている。
しかし、この方法では、1つのステージ上に2枚の液晶パネル基板を載せて生産する場合には、各液晶パネル基板毎にステージに対する位置ずれ量が異なるため、ステージ上の各液晶パネル基板を搬送ロボットに払い出す際に、各液晶パネル基板の位置をそれぞれ補正する動作を行う必要があり、サイクルタイムが延びてしまい、生産能率が低下するという欠点があった。
また、1つのステージ上に液晶パネル基板を1枚のみ載せて生産する場合でも、払出し位置でステージを補正動作させると、作業位置(部品搭載位置等)と払出し位置の両方でステージを補正動作させることになり、生産制御プログラムが複雑になるという欠点があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、各工程の払出し位置でステージの補正動作(液晶パネル基板の位置補正)を行わずに済む液晶パネル生産方法及び液晶パネル生産システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、液晶パネル基板に対して、異方性導電テープの貼り付け、仮圧着、本圧着等の各工程の作業を順番に実行する複数のステーションを搬送経路に沿って並べて配置し、各工程のステーションで、前記液晶パネル基板をステージに載せて搬入位置から作業位置に移動させると共に、作業終了後に当該作業位置から払出し位置に移動させ、搬送装置によって当該払出し位置から前記液晶パネル基板を次の工程のステーションの搬入位置へ搬送するようにしたものにおいて、前工程のステーションで、前記ステージ上の液晶パネル基板の基準マークをカメラで撮像して、当該液晶パネル基板の位置ずれ量を検出し、その検出値に基づいて当該液晶パネル基板の位置ずれを前記ステージの補正動作により補正して前記作業位置で当該液晶パネル基板に対する所定の作業を実行すると共に、当該液晶パネル基板の位置ずれ量の検出値をメモリに記憶しておき、当該液晶パネル基板を前記搬送装置によって前記払出し位置から次の工程のステーションの搬入位置に搬送して、当該次の工程のステーションで、前記液晶パネル基板をステージに載せて前記搬入位置から作業位置に移動させる際に、前記メモリに記憶されている当該液晶パネル基板の位置ずれ量の記憶データを読み出して、この位置ずれ量の記憶データで作業位置を補正し、当該液晶パネル基板を前記ステージに載せて補正後の作業位置に移動させて当該液晶パネル基板に対する所定の作業を実行するようにしたものである。
本発明によれば、前の工程で検出した液晶パネル基板の位置ずれ量をメモリに記憶しておき、液晶パネル基板をステージに載せて搬入位置から作業位置へ移動させる際に、メモリに記憶されている液晶パネル基板の位置ずれ量の記憶データを読み出して作業位置を補正するようにしたので、従来とは異なり、払出し位置でステージの補正動作(液晶パネル基板の位置補正)を行わずに済み、生産制御プログラムを簡素化することができる。
しかも、搬送装置により液晶パネル基板を複数枚同時に搬送して1つのステージ上に複数枚の液晶パネル基板を載せる場合でも、従来のように払出し位置で1枚毎にステージを補正動作させる必要がなくなり、その分、サイクルタイムを短くすることができて、生産能率を向上できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を具体化した一実施例を説明する。
まず、液晶パネル生産システムの構成を説明する。
液晶パネル基板11に対して、異方性導電テープの貼り付け、仮圧着、本圧着等の各工程の作業を順番に実行する複数のステーション12〜14が搬送経路に沿って並べて配置されている。各工程のステーション12〜14には、それぞれ、液晶パネル基板11を載せて搬入位置→作業位置→払出し位置へ移動させるステージ15〜17が設けられ、各工程の作業位置には、それぞれ、異方性導電テープの貼り付け、仮圧着、本圧着等の作業を行うための作業ヘッド18〜20が設けられている。各工程のステーション12〜14には、前の工程の払出し位置の液晶パネル基板11を次の工程の搬入位置へ搬送するための搬送ロボット21〜23(搬送装置)が設けられている。また、各工程のステーション12〜14の作業位置には、それぞれステージ12〜14上の液晶パネル基板11の基準マークを認識するためのカメラ(図示せず)が設けられている。
各工程のステーション12〜14の作業ヘッド18〜20、カメラ、搬送ロボット21〜23の動作は、生産管理コンピュータ(制御手段)によって制御される。この生産管理コンピュータには、制御情報を記憶するメモリ(図示せず)が搭載され、最初(最上流)の工程のステーション12の作業位置で検出された液晶パネル基板11の位置ずれ量がメモリに記憶されるようになっている。
次に、上記構成の液晶パネル生産システムによって液晶パネルを生産する工程を説明する。ここでは、図1の左端のステーション12を最初(最上流)の工程のステーションとして説明する。搬送ロボット21によって液晶パネル基板11を最初の工程のステーション12の搬入位置に搬入してステージ15に載せると、当該ステージ15が作業位置へ移動する。そして、この作業位置で、ステージ15上の液晶パネル基板11の基準マークをカメラで撮像して、当該液晶パネル基板11の位置ずれ量を検出し、その検出値に基づいて当該液晶パネル基板11の位置ずれをステージ15の補正動作により補正して当該液晶パネル基板11に対する所定の作業を実行すると共に、当該液晶パネル基板11の位置ずれ量の検出値をメモリに記憶する。
この後、ステージ15上に液晶パネル基板11を載せた状態で当該ステージ15を作業位置から払出し位置へ移動させる。従来とは異なり、この払出し位置でステージ15の補正動作(液晶パネル基板11の位置補正)を行わない。そして、この払出し位置で、ステージ15上の液晶パネル基板11を搬送ロボット22に吸着保持させて、次の工程のステーション13の搬入位置へ搬送してステージ16に載せる。この後、ステージ16を搬入位置から作業位置に移動させる。
この際、メモリに記憶されている液晶パネル基板11の位置ずれ量の記憶データを読み出して、この位置ずれ量の記憶データで作業位置を補正し、当該液晶パネル基板11をステージ16に載せて補正後の作業位置に移動させる。そして、ステージ16を補正後の作業位置で停止させると、当該ステージ16上の液晶パネル基板11の位置ずれが補正された状態となり、この状態で、当該液晶パネル基板11に対する所定の作業を実行する。この際、必要に応じて、ステージ16上の液晶パネル基板11の基準マークをカメラで撮像して、当該液晶パネル基板11の位置ずれ量を検出し、その検出値に基づいて当該液晶パネル基板11の位置ずれをステージ16の補正動作により補正するようにしても良い。
この後、ステージ16上に液晶パネル基板11を載せた状態で当該ステージ16を作業位置から払出し位置へ移動させる。従来とは異なり、この払出し位置でステージ15の補正動作(液晶パネル基板11の位置補正)は行われない。そして、この払出し位置で、ステージ16上の液晶パネル基板11を搬送ロボット23に吸着保持させて、次の工程のステーション14の搬入位置へ搬送してステージ17に載せる。この工程のステーション14でも、上述した前工程と同様の動作が行われる。以後、最後の工程まで同様の動作を行って液晶パネルを生産する。
以上の説明では、搬送ロボット21〜23によって液晶パネル基板11を1枚ずつ搬送するようにしたが、図2に示すように、搬送ロボット21〜23によって液晶パネル基板11を2枚同時に搬送して1つのステージ15〜17上に2枚の液晶パネル基板11を載せるようにしても良い。この場合は、搬送ロボット21によって2枚の液晶パネル基板11を最初の工程のステーション12の搬入位置に搬入してステージ15に載せると、当該ステージ15が作業位置へ移動する。そして、この作業位置で、ステージ15上の2枚の液晶パネル基板11の基準マークをそれぞれカメラで撮像して、各液晶パネル基板11の位置ずれ量を検出し、その検出値に基づいて各液晶パネル基板11の位置ずれをステージ15の補正動作により補正して各液晶パネル基板11に対する所定の作業を実行すると共に、各液晶パネル基板11の位置ずれ量の検出値をメモリに記憶する。
この後、ステージ15上に2枚の液晶パネル基板11を載せた状態で当該ステージ15を作業位置から払出し位置へ移動させる。従来とは異なり、この払出し位置でステージ15の補正動作(液晶パネル基板11の位置補正)は行われない。そして、この払出し位置で、ステージ15上の2枚の液晶パネル基板11を搬送ロボット22に吸着保持させて、次の工程のステーション13の搬入位置へ搬送してステージ16に載せる。この後、ステージ16を搬入位置から作業位置に移動させる。
この際、メモリに記憶されている一方の液晶パネル基板11の位置ずれ量の記憶データを読み出して、この位置ずれ量の記憶データで作業位置を補正し、2枚の液晶パネル基板11をステージ16に載せて補正後の作業位置に移動させる。尚、2枚の液晶パネル基板11の位置ずれ量の記憶データの平均値で作業位置を補正するようにしても良い。そして、ステージ16を補正後の作業位置で停止させた後、2枚の液晶パネル基板11に対する所定の作業を実行する。この際、必要に応じて、ステージ16上の2枚の液晶パネル基板11の基準マークをカメラで撮像して、各液晶パネル基板11の位置ずれ量を検出し、その検出値に基づいて各液晶パネル基板11の位置ずれをステージ16の補正動作により補正するようにしても良い。
この後、ステージ16上に2枚の液晶パネル基板11を載せた状態で当該ステージ16を作業位置から払出し位置へ移動させる。従来とは異なり、この払出し位置でステージ15の補正動作(液晶パネル基板11の位置補正)は行われない。そして、この払出し位置で、ステージ16上の2枚の液晶パネル基板11を搬送ロボット23に吸着保持させて、次の工程のステーション14の搬入位置へ搬送してステージ17に載せる。この工程のステーション14でも、上述した前工程と同様の動作が行われる。以後、最後の工程まで同様の動作を行って液晶パネルを生産する。
尚、本実施例では、最初(最上流)の工程で検出した液晶パネル基板11の位置ずれ量をメモリに記憶しておき、以降の各工程で、最初の工程で検出した液晶パネル基板11の位置ずれ量の記憶データに基づいて各工程の作業位置を補正するようにしたが、各工程でそれぞれ液晶パネル基板11の位置ずれ量を検出してメモリに記憶しておき、1つ前の工程(又は所定数前の工程)で検出した液晶パネル基板11の位置ずれ量の記憶データに基づいて作業位置を補正するようにしても良い。
以上説明した本実施例によれば、前の工程で検出した液晶パネル基板11の位置ずれ量をメモリに記憶しておき、液晶パネル基板11をステージ13,14に載せて搬入位置から作業位置へ移動させる際に、メモリに記憶されている液晶パネル基板11の位置ずれ量の記憶データを読み出して作業位置を補正するようにしたので、従来とは異なり、払出し位置でステージ15〜17の補正動作(液晶パネル基板の位置補正)を行わずに済み、生産制御プログラムを簡素化することができる。
しかも、搬送ロボット21〜23により液晶パネル基板11を2枚同時に搬送して1つのステージ15〜17上に2枚の液晶パネル基板11を載せる場合でも、従来のように払出し位置で1枚毎にステージ15〜17を補正動作させる必要がなくなり、その分、サイクルタイムを短くすることができて、生産能率を向上できる。
尚、搬送ロボット21〜23により液晶パネル基板11を3枚以上同時に搬送して1つのステージ15〜17上に3枚以上の液晶パネル基板11を載せる場合でも、本発明を同様に適用して実施できる。
本発明の一実施例における液晶パネル生産システムの構成を説明する図である。 搬送ロボットにより液晶パネル基板を2枚同時に搬送して1つのステージ上に2枚の液晶パネル基板を載せる生産方式を説明する図である。
符号の説明
11…液晶パネル基板、12〜14…ステーション、15〜17…ステージ、18〜20…作業ヘッド、21〜23…搬送ロボット(搬送装置)

Claims (4)

  1. 液晶パネル基板に対して、異方性導電テープの貼り付け、仮圧着、本圧着等の各工程の作業を順番に実行する複数のステーションを搬送経路に沿って並べて配置し、各工程のステーションで、前記液晶パネル基板をステージに載せて搬入位置から作業位置に移動させると共に、作業終了後に当該作業位置から払出し位置に移動させ、搬送装置によって当該払出し位置から前記液晶パネル基板を次の工程のステーションの搬入位置へ搬送するようにした液晶パネル生産方法において、
    前工程のステーションで、前記ステージ上の液晶パネル基板の基準マークをカメラで撮像して、当該液晶パネル基板の位置ずれ量を検出し、その検出値に基づいて当該液晶パネル基板の位置ずれを前記ステージの補正動作により補正して前記作業位置で当該液晶パネル基板に対する所定の作業を実行すると共に、当該液晶パネル基板の位置ずれ量の検出値をメモリに記憶しておき、
    当該液晶パネル基板を前記搬送装置によって前記払出し位置から次の工程のステーションの搬入位置に搬送して、当該次の工程のステーションで、前記液晶パネル基板をステージに載せて前記搬入位置から作業位置に移動させる際に、前記メモリに記憶されている当該液晶パネル基板の位置ずれ量の記憶データを読み出して、この位置ずれ量の記憶データで作業位置を補正し、当該液晶パネル基板を前記ステージに載せて補正後の作業位置に移動させて当該液晶パネル基板に対する所定の作業を実行することを特徴とする液晶パネル生産方法。
  2. 前記搬送装置により前記液晶パネル基板を複数枚同時に搬送して1つのステージ上に複数枚の液晶パネル基板を載せることを特徴とする請求項2に記載の液晶パネル生産方法。
  3. 液晶パネル基板に対して、異方性導電テープの貼り付け、仮圧着、本圧着等の各工程の作業を順番に実行する複数のステーションを搬送経路に沿って並べて配置し、各工程のステーションで、前記液晶パネル基板をステージに載せて搬入位置から作業位置に移動させると共に、作業終了後に当該作業位置から払出し位置に移動させ、搬送装置によって当該払出し位置から前記液晶パネル基板を次の工程のステーションの搬入位置へ搬送するようにした液晶パネル生産システムにおいて、
    前記各工程のステーションの生産装置と前記搬送装置の動作を制御する制御手段と、
    前記ステージ上の液晶パネル基板の基準マークを撮像するカメラと、
    制御情報を記憶するメモリとを備え、
    前記制御手段は、前工程のステーションで、前記ステージ上の液晶パネル基板の基準マークを前記カメラで撮像して、当該液晶パネル基板の位置ずれ量を検出し、その検出値に基づいて当該液晶パネル基板の位置ずれを前記ステージの補正動作により補正して前記作業位置で当該液晶パネル基板に対する所定の作業を実行すると共に、当該液晶パネル基板の位置ずれ量の検出値を前記メモリに記憶しておき、
    当該液晶パネル基板を前記搬送装置によって前記払出し位置から次の工程のステーションの搬入位置に搬送して、当該次の工程のステーションで、前記液晶パネル基板をステージに載せて前記搬入位置から作業位置に移動させる際に、前記メモリに記憶されている当該液晶パネル基板の位置ずれ量の記憶データを読み出して、この位置ずれ量の記憶データで作業位置を補正し、当該液晶パネル基板を前記ステージに載せて補正後の作業位置に移動させて当該液晶パネル基板に対する所定の作業を実行することを特徴とする液晶パネル生産システム。
  4. 前記搬送装置は、前記液晶パネル基板を複数枚同時に搬送して1つのステージ上に複数枚の液晶パネル基板を載せることを特徴とする請求項3に記載の液晶パネル生産システム。
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