JP2008082217A - 多気筒内燃機関におけるクランクケースの構造 - Google Patents

多気筒内燃機関におけるクランクケースの構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2008082217A
JP2008082217A JP2006261723A JP2006261723A JP2008082217A JP 2008082217 A JP2008082217 A JP 2008082217A JP 2006261723 A JP2006261723 A JP 2006261723A JP 2006261723 A JP2006261723 A JP 2006261723A JP 2008082217 A JP2008082217 A JP 2008082217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crank chamber
cylinder
oil pan
crankcase
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006261723A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Masuda
宏司 増田
Ryoichi Hagiwara
良一 萩原
Yasuyuki Takahata
泰幸 高畑
Takashi Saeki
隆志 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP2006261723A priority Critical patent/JP2008082217A/ja
Publication of JP2008082217A publication Critical patent/JP2008082217A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】複数の気筒におけるシリンダボア5を列状に備えたシリンダブロック1の下部に,前記各気筒について共通のクランク軸6を内蔵するクランクケース3を設け,このクランクケースの下部にオイルパン4を設けて成る多気筒内燃機関において,前記クランク軸6の回転に際しての動力損失の低減を図る。
【解決手段】前記クランクケース3内に,各気筒におけるクランク室16を各気筒ごとに区画するとともに前記オイルパン4内とも区画する隔壁17を設け,この隔壁のうち前記各クランク室の箇所に,前記オイルパンへの連通孔21を設け,この各連通孔の前記オイルパン内への開口部に,常時閉じていて,前記クランク室における圧力が前記オイルパン内と同じか又はこれより高くなったときに開くようにした開閉弁22を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は,複数個の気筒を備えて成る多気筒内燃機関において,各気筒について共通のクランク軸を内蔵するクランクケースの構造に関するものである。
一般に,多気筒内燃機関においては,シリンダブロックに,複数個の気筒におけるシリンダボアを列状に並べて設ける一方,前記各気筒について共通のクランク軸を,前記シリンダブロックの下部に設けたクランクケース内に配設して,このクランク軸を,前記クランクケース内を各気筒ごとのクランク室に区画するバルク壁にて軸支し,更に,クランクケースの下部に,オイルパンを設けるという構成にしている。
この場合,前記クランクケース内のうち各気筒におけるクランク室は,前記オイルパン内において互いに連通している。
このために,各気筒のうち任意の気筒におけるクランク室の内容積が当該気筒におけるピストンの下降動にて縮小されると,このクランク室内の気体が他の気筒におけるクランク室に押し出され,前記任意の気筒におけるクランク室の内容積が当該気筒におけるピストンの上昇動にて拡張されるとき,このクランク室内に他の気筒におけるクランク室の気体が押し込まれるという流れが発生する。
つまり,前記クランクケース内においては,気体が,前記クランク軸の回転に伴って,各気筒におけるクランク室の相互間を往復するように流動することになるから,この流動に伴うポンピングロス,ひいては,動力損失が大きいのであった。
そこで,先行技術としての特許文献1は,各気筒におけるクランク室を,隣接に各気筒間について非連通に独立した構成にして,この各ランク室の各々に, その内容積がピストン運動に伴って小さくなるときクランク軸におけるカウンタウェイトにて閉じ,その内容積がピストン運動に伴って大きくなるときにおいて開くようにした新規空気導入口と,大気への方向のみ開くようにした逆止弁を設けて成る排気通路とを設けることを提案している。
特開平7−145717号公報
前記先行技術は,各クランク室における内容積が大きくなるとき,これに大気空気を新規空気導入口から吸い込み,次に,各クランク室における内容積が小さくなるときに,ブローバイガスと一緒に逆止弁を備えた排気通路を介して大気中に排出することができるから,各クランク室の相互間についての気体の往復流動を阻止した状態のもとで,各クランク室内を,ブローバイガスを排出するように確実に換気することができるという特徴を有する。
しかし,その反面,各クランク室内における気体は,その圧力は限りなく大気圧に近く,従って,密度が高い状態にあって,これが大気と各クランク室との間を多量に出入りすることに加えて,この高い密度の空気と回転するクランク軸との間における摩擦抵抗が大きく,従って,各クランク室内における気体がクランク軸の回転に及ぼす抵抗は大きく,しかも,この抵抗は,クランク軸の回転数に相乗的に比例して増大するから,前記クランク軸の回転に際しての動力損失の低減が未だ不十分であるという問題がある。
本発明は,クランク室内における確実な換気を確保した状態のもとで,動力損失の十分な低減を達成できるようにすることを技術的課題とするものである。
この技術的課題を達成するため本発明の請求項1は,
「複数の気筒におけるシリンダボアを列状に備えたシリンダブロックの下部に,前記各気筒について共通のクランク軸を内蔵するクランクケースを設け,このクランクケースの下部にオイルパンを設けて成る多気筒内燃機関において,
前記クランクケース内には,各気筒におけるクランク室を各気筒ごとに区画するとともに前記オイルパン内とも区画する隔壁が設けられ,この隔壁のうち前記各クランク室の箇所には,前記オイルパンへの連通孔が設けられ,この各連通孔の前記オイルパン内への開口部には,常時閉じていて,前記クランク室における圧力が前記オイルパン内の圧力と同じか又はこれより高くなったときに開くようにした開閉弁が設けられている。」
ことを特徴としている。
本発明の請求項2は,
「前記請求項1の記載において,前記各クランク室における開閉弁が,前記オイルパンから前記クランク室への方向には閉じて,前記クランク室から前記オイルパンへの方向には開くようにした逆止弁の形態である。」
ことを特徴としている。
本発明の請求項3は,
「前記請求項1又は2の記載において,前記隔壁のうち前記各クランク室底部の部分に凹所が設けられ,この凹所に前記連通孔が開口している。」
ことを特徴としている。
本発明の請求項4は,
「前記請求項1〜3のいずれかの記載において,前記各クランク室における開閉弁が,前記各クランク室の圧力が前記オイルパン内の圧力よりも0〜0.1MPaだけ高くなったとき開くように構成されている。」
ことを特徴としている。
更に,本発明の請求項5は,
「複数の気筒におけるシリンダボアを列状に備えたシリンダブロックの下部に,前記各気筒について共通のクランク軸を内蔵するクランクケースを設け,このクランクケースの下部にオイルパンを設けて成る多気筒内燃機関において,
前記クランクケース内には,各気筒におけるクランク室を各気筒ごとに区画するとともに前記オイルパン内とも区画する隔壁が設けられ,この隔壁のうち前記各クランク室の箇所には,前記オイルパンへの連通孔が設けられ,この各連通孔の前記オイルパン内への開口部には,前記クランク軸の回転に連動して各気筒におけるピストンの下死点付近において開くように構成した開閉弁が設けられている。」
ことを特徴としている。
請求項1の記載において,各クランク室ごとに設けられている開閉弁は,常時閉じていて,クランク室における圧力がオイルパン内における圧力と同じか高くなったときにおいて開くという構成であリ,前記クランク室の内容積がピストンの上昇行程に伴って大きくなるとき,前記開閉弁が閉じていることにより,オイルパン内から当該クランク室内への気体の導入が阻止されるから,前記クランク室内を,オイルパン内の圧力よりも低い略負圧の状態に確実に維持することができる。
一方,前記各クランク室の内容積がピストンの下降行程に伴って小さくなると,前記クランク室内の圧力がオイルパン内の圧力と同じか又は高くなって,前記開閉弁が開くことにより,前記ピストンの上昇行程のときにおいて前記クランク室内に流入したブローバイガスは,前記オイルパン内に押し出されることになる。
これにより,各気筒におけるクランク室内におけるブローバイガスをオイルパン内に排出することができるものでありながら,前記各クランク室を,これに出入りする気体を少ない量に規制することができることに加えて,オイルパン内の圧力よりも低い略負圧の状態,従って,密度の低い状態に維持することができ,ひいては,各クランク室におけるブローバイガス等の気体がクランク軸の回転に及ぼす摩擦等の抵抗を低くできるから,前記クランク軸の回転に際しての動力損失の低減を確実に達成できる。
しかも,各気筒におけるピストンの下降行程のときにおいてクランク室からシリンダボア内に向かう潤滑油の圧力を,前記ピストンの上昇行程のときにクランク室内を前記オイルパン内の圧力よりも低い略負圧の状態に維持できる分だけ少なくできる。
この場合において,前記開閉弁を,請求項2に記載したように逆止弁にすることにより,大幅な構造の簡単化及び軽量化とを図ることができ,また,請求項4に記載したように,前記開閉弁が開くときの圧力を具体的に0〜0.1MPaに設定することで,前記した効果,つまり,各クランク室内におけるブローバイガスをオイルパン内に排出することができる状態のもとでの動力損失の低減を確実に達成できる。
また,前記した効果は,請求項5に記載したように,前記開閉弁を,クランク軸の回転に連動して機械的に開くように構成することによっても確実に達成できる。
ところで,各気筒におけるクランク室を,各気筒ごとのクランク室に区画するという構成にした場合,この各クランク室内における潤滑油のうち当該クランク室内においてクランク軸の回転に伴って飛散・運動する潤滑油の量は,各クランク室をオイルパンに対して連通するというように従来のままの構成にした場合よりも多くなるから,この潤滑油の飛散・運動に起因するクランク軸の回転抵抗,つまり,動力損失も大きくなる。
これに対しては,請求項3に記載した構成にすることを提案するもので,これにより,各クランク室内の潤滑油の一部は,その底部に設けた凹所に溜まり,この凹所からブローバイガスと一緒にオイルパン側に速やかに排出されることになって,前記クランク室内をクランク軸の回転に伴って飛散・運動する潤滑油の量が少なくなるから,前記潤滑油の飛散・運動に起因するクランク軸の回転抵抗,つまり,動力損失をより低減できるという利点がある。
以下,本発明の実施の形態を,図1〜図3の図面について説明する。
これらの図において,符号1は,多気筒内燃機関におけるシリンダブロックを,符号2は,前記シリンダブロック1の上面に締結したシリンダヘッドを,符号3は,前記シリンダブロック1の下面に締結したクランクケースを,符号4は,前記クランクケース3の下面に締結したオイルパンを各々示す。
前記シリンダブロック1には,複数の気筒におけるシリンダボア5が一列状に並べて設けられ,前記クランクケース3内には,前記各気筒について共通する一本のクランク軸6が,各気筒間に設けられるバルク壁7にて軸支するように配設され,このクランク軸6の回転により,前記各気筒における前記シリンダボア5内のピストン8が上下方向に往復動するように構成されている。
一方,前記シリンダヘッド2には,前記各気筒に対する吸気弁9,排気弁10及び燃料噴射ノズル11が設けられ,この吸気弁9及び排気弁10は,前記シリンダブロック1側面のカム軸室12内に前記クランク軸6に連動して回転するように設けたカム軸13により,前記シリンダブロック1側の油圧ラッシュアジャスタをピポット27とするローラスイングアーム28を介して上下に往復動するロッド14を備えた動弁機構15を介して開閉作動するように構成されている。
そして,前記クランクケース3内には,前記各気筒におけるクランク室16を,前記バルク壁7と合わせて各気筒ごとのクランク室16に区画するとともに前記オイルパン4とも区画するようにした隔壁17が設けられている。
この隔壁17のうち各クランク室16における底部の部分には,前記オイルパン4内への開口18と,この開口18を塞ぐ蓋体19とが設けられ,この各蓋体19には,前記クランク室16の内底部における凹所20と,前記オイルパン4内への連通孔21とが設けられており,更に,前記蓋体19のうち前記オイルパン4内の部分には,常時連通孔21を閉じているが,前記クランク室16における圧力が前記オイルパン4内の圧力と同じか又はこれより高くなったときに開くように構成した開閉弁22を設けている。
本実施の形態では,前記開閉弁22を,前記蓋体19の下面に弾性を有する弁板22aを密接し,この弁板22aの一端部を当該弁板22aにて前記連通孔21を塞いだ状態にしてねじ22b等にて固着することによって,前記オイルパン4から前記クランク室16への方向には閉じて,前記クランク室16から前記オイルパン4への方向には開くように構成した逆止弁の形態にした場合である。
この逆止弁形態の開閉弁22においては,前記クランク室16内における圧力が,前記オイルパン4内における圧力と同じか又は高くなったとき,具体的には,前記オイルパン4内における圧力と同じか又は0.1MPaだけ高くなったとき,つまり,0〜0.1MPaになったときにおいてその板弁22aが連通孔21を開くように構成している。
なお,前記オイルパン4内における潤滑油は,前記クランク軸6からの動力伝達にて駆動される潤滑油ポンプ(図示せず)にオイルストレーナ23を介して吸い込まれ,この潤滑油ポンプから高い圧力にして,内燃機関における各種の作動部分,具体的には,前記クランク軸6に対する軸受け部,各気筒におけるピストン8,カム軸13,前記シリンダヘッド2の上面における動弁機構室24内の動弁機構15等に対して分配して供給するように構成している。
前記動弁機構室24内における潤滑油は,前記動弁機構15におけるロッド14が貫通する通路25を通ってカム軸室12内に流下し,このカム軸室12内から前記カム軸13に対する潤滑油と一緒に,前記クランクケース3に各クランク室16と非連通の形態にして設けたオイル落とし通路26を通って前記オイルパン4内に戻るという構成にしており,これにより,前記カム軸13及び動弁機構15に対する潤滑油を,前記クランク室16を経ることなく,オイルパン4に直接戻すことができる。
前記した構成において,前記クランク軸6の回転により,先ず,前記クランク室16の内容積がピストン8の上昇行程に伴って大きくなるとき,前記開閉弁22が前記連通孔21を閉じていることにより,オイルパン4内からクランク室16内への気体の導入が阻止されるから,前記クランク室16内は,前記オイルパン4内における圧力よりも低い略負圧の状態に維持される。
前記クランク軸6の回転により,前記に次いで,前記クランク室16の内容積がピストン8の下降行程に伴って小さくなると,このクランク室16内の圧力が前記オイルパン4内における圧力と同じか又は高くになって,前記開閉弁22が,図2に二点鎖線で示すように,前記連通孔21を開くことにより,前記ピストン8の上昇行程のときにおいてクランク室16内に流入したブローバイガスは,前記オイルパン4内に押し出されることになる。
これにより,各気筒におけるクランク室16内におけるブローバイガスをオイルパン4内に排出することができるものでありながら,前記各クランク室16を,これに出入りする気体を少ない量に規制することができる状態のもとで,前記オイルパン4内における圧力よりも低い略負圧の状態,従って,密度の低い状態に維持することができる。
なお,前記オイルパン4内に排出されたブローバイガスは,内燃機関への吸気系に導いて処理されるこというまでもない。
また,前記クランク室16内における潤滑油は,クランク室16の内底部における凹所20に溜まるように集められたのち,前記開閉弁22が前記連通孔21を開いたとき,前記ブローバイガスと一緒にオイルパン4内に速やかに排出されることになるから,前記クランク室16内における潤滑油のうち当該クランク室16内においてクランク軸4の回転によって飛散・運動する潤滑油の量を少なくできる。
次に,別の実施の形態においては,前記各クランク室16における開閉弁22を,図示してはいないが,前記クランク軸6の回転に連動して各気筒におけるピストンの下死点付近において開くように構成することができる。
すなわち,前記開閉弁を,前記クランク軸6からの動力伝達にて回転するロータリー式とか,或いは,前記クランク軸6の回転に連動して往復動するスプール式等に構成することにより,前記ピストン8における下死点を挟んで,例えば,下死点前の約30度のクランク角度から下死点後の約30度のクランク角度の区間において,前記連通孔21をオイルパン4内に開口するように構成することができる。
このように構成にすることにより,前記図示の実施の形態と同様に,各気筒におけるクランク室16内におけるブローバイガスをオイルパン4内に排出することができるものでありながら,前記各クランク室16を,これに出入りする気体を少ない量に規制することができる状態のもとで,前記オイルパン内における圧力よりも低い略負圧の状態,従って,密度の低い状態に維持することができる。
なお,前記図示の実施の形態においては,前記隔壁17に,当該隔壁17における開口18を塞ぐように蓋体19を設け,この蓋体19に,凹所20,連通孔21及び開閉弁22を設けた場合であったが,本発明は,これに限らず,前記隔壁17に,直接,凹所20,連通孔21及び開閉弁22を設ける構成にしても良いことはいうまでもない。
また,前記図示の実施の形態においては,前記各クランク室16のうち前記クランク軸6のクランク部分における内面16aを,当該クランクにおけるカウンタウェイト6aに接近することによって,前記各クランク室16における内容積を可及的に縮小するという構成にしている。
多気筒内燃機関の一部を示す縦断正面図である。 図1のII−II視断面図である。 図1のIII −III 視平断面図である。
符号の説明
1 シリンダブロック
2 シリンダヘッド
3 クランクケース
4 オイルパン
5 シリンダボア
6 クランク軸
7 バルク壁
8 ピストン
16 クランク室
17 隔壁
18 開口
19 蓋体
20 凹所
21 連通孔
22 開閉弁

Claims (5)

  1. 複数の気筒におけるシリンダボアを列状に備えたシリンダブロックの下部に,前記各気筒について共通のクランク軸を内蔵するクランクケースを設け,このクランクケースの下部にオイルパンを設けて成る多気筒内燃機関において,
    前記クランクケース内には,各気筒におけるクランク室を各気筒ごとに区画するとともに前記オイルパン内とも区画する隔壁が設けられ,この隔壁のうち前記各クランク室の箇所には,前記オイルパンへの連通孔が設けられ,この各連通孔の前記オイルパン内への開口部には,常時閉じていて,前記クランク室における圧力が前記オイルパン内の圧力と同じか又はこれより高くなったときに開くようにした開閉弁が設けられていることを特徴とする多気筒内燃機関におけるクランクケースの構造。
  2. 前記請求項1の記載において,前記各クランク室における開閉弁が,前記オイルパンから前記クランク室への方向には閉じて,前記クランク室から前記オイルパンへの方向には開くようにした逆止弁の形態であることを特徴とする多気筒内燃機関におけるクランクケースの構造。
  3. 前記請求項1又は2の記載において,前記隔壁のうち前記各クランク室底部の部分に凹所が設けられ,この凹所に前記連通孔が開口していることを特徴とする多気筒内燃機関におけるクランクケースの構造。
  4. 前記請求項1〜3のいずれかの記載において,前記各クランク室における開閉弁が,前記各クランク室の圧力が前記オイルパン内の圧力よりも0〜0.1MPaだけ高くなったとき開くように構成されていることを特徴とする多気筒内燃機関におけるクランクケースの構造。
  5. 複数の気筒におけるシリンダボアを列状に備えたシリンダブロックの下部に,前記各気筒について共通のクランク軸を内蔵するクランクケースを設け,このクランクケースの下部にオイルパンを設けて成る多気筒内燃機関において,
    前記クランクケース内には,各気筒におけるクランク室を各気筒ごとに区画するとともに前記オイルパン内とも区画する隔壁が設けられ,この隔壁のうち前記各クランク室の箇所には,前記オイルパンへの連通孔が設けられ,この各連通孔の前記オイルパン内への開口部には,前記クランク軸の回転に連動して各気筒におけるピストンの下死点付近において開くように構成した開閉弁が設けられていることを特徴とする多気筒内燃機関におけるクランクケースの構造。
JP2006261723A 2006-09-27 2006-09-27 多気筒内燃機関におけるクランクケースの構造 Pending JP2008082217A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006261723A JP2008082217A (ja) 2006-09-27 2006-09-27 多気筒内燃機関におけるクランクケースの構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006261723A JP2008082217A (ja) 2006-09-27 2006-09-27 多気筒内燃機関におけるクランクケースの構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008082217A true JP2008082217A (ja) 2008-04-10

Family

ID=39353338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006261723A Pending JP2008082217A (ja) 2006-09-27 2006-09-27 多気筒内燃機関におけるクランクケースの構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008082217A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5585511U (ja) * 1978-12-06 1980-06-12
JPS58113528A (ja) * 1981-12-28 1983-07-06 Fuji Heavy Ind Ltd 内燃機関のオイル戻し装置
JPH07145717A (ja) * 1993-11-26 1995-06-06 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関のクランクケース換気装置
JPH08158847A (ja) * 1994-12-01 1996-06-18 Ozu Kikaku Kk エンジンのクランク室構造
JP2001504911A (ja) * 1997-08-19 2001-04-10 パーキンス エンジンズ カンパニー リミテッド 高められた潤滑オイル容量及び/又は高められたグラジアビリティを有する内燃エンジン

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5585511U (ja) * 1978-12-06 1980-06-12
JPS58113528A (ja) * 1981-12-28 1983-07-06 Fuji Heavy Ind Ltd 内燃機関のオイル戻し装置
JPH07145717A (ja) * 1993-11-26 1995-06-06 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関のクランクケース換気装置
JPH08158847A (ja) * 1994-12-01 1996-06-18 Ozu Kikaku Kk エンジンのクランク室構造
JP2001504911A (ja) * 1997-08-19 2001-04-10 パーキンス エンジンズ カンパニー リミテッド 高められた潤滑オイル容量及び/又は高められたグラジアビリティを有する内燃エンジン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6265790B2 (ja) 2ストロークエンジン
US20100077999A1 (en) Internal combustion engine
JP2016196864A (ja) 内燃機関
US8813715B2 (en) Vertical engine
CN1219963C (zh) 便携式四冲程汽油发动机
JP2008082217A (ja) 多気筒内燃機関におけるクランクケースの構造
JP4661862B2 (ja) 内燃機関のオイル供給構造
JP2004251231A (ja) 4サイクルエンジンの潤滑装置
JP4284952B2 (ja) ドライサンプ式エンジンのブローバイガス還元装置
JPS6030407Y2 (ja) 内燃機関のブリ−ザ装置
JPH06299830A (ja) 4サイクルエンジンの潤滑装置
JP2021134764A (ja) 単気筒又はピストン同期昇降型多気筒内燃機関。
JPH0748966Y2 (ja) 内燃機関のクランクケース換気装置
JP6305124B2 (ja) 2ストロークエンジンのシリンダ潤滑装置
CN2570465Y (zh) 便携式四冲程汽油发动机
JPS608089Y2 (ja) エンジンの弁腕室油戻し装置
JPS58113523A (ja) 内燃機関のオイル戻し装置
JPS58113521A (ja) 内燃機関のオイル戻し装置
JPS58113522A (ja) 内燃機関のオイル戻し装置
JP2003512570A (ja) 特に携帯用作業機器に用いられるコンパクトな4サイクル内燃機関
KR20240064060A (ko) 낮은 소음과 향상된 윤활성을 가지는 압축기
JPS58113528A (ja) 内燃機関のオイル戻し装置
JP2006177258A (ja) エンジンのヘッドカバー構造
JPS58113524A (ja) 内燃機関のオイル戻し装置
JPH0618008Y2 (ja) 4サイクルエンジンのオイルリタ−ン装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090615

A977 Report on retrieval

Effective date: 20110225

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20110309

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110428

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110706