JP2008081930A - 建築用開閉装置におけるガイドレール - Google Patents
建築用開閉装置におけるガイドレール Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】躯体開口部を開閉するシャッターカーテン1の側部を移動案内するガイドレール3を、躯体の屋内側壁面Wに固定される下地材7と、シャッターカーテン1の左右両側部が嵌挿するガイド溝3aが形成され、前記下地材7に固定されるレール本体6とを備えて構成し、前記下地材7には、第二取付片7cを形成し、該第二取付片7cをレール本体6の溝底片6cに積層し、レール本体6のガイド溝3a内側から挿入されるビス9によりレール本体6と下地材7とを螺合固定する構成とする。
【選択図】図3
Description
そして、このような構成の一例として、レール本体を内レールと外レールとにより構成し、前記外レールを取付け用レールに対し、図5(B)、(C)に示す固定構成と同様の構成で固定するようにしたものが提唱されている。
請求項2の発明は、取付片は、レール本体ガイド溝の溝底片に積層して形成され、該溝底片を固定するように構成されている請求項1に記載の建築用開閉装置におけるガイドレールである。
請求項3の発明は、取付片は、レール本体ガイド溝の下地材側に位置する溝側片に形成された傾斜片に積層して形成され、該傾斜片を固定するように構成されている請求項1に記載の建築用開閉装置におけるガイドレールである。
図面において、1は建築用シャッター装置(建築用開閉装置)を構成するシャッターカーテン(開閉体)であって、該シャッターカーテン1は、複数枚のスラット2を一連状に連結することで構成されており、躯体開口部Sの左右となる躯体に立設した一対のガイドレール3に形成されるガイド溝3aに左右両側部が嵌挿された状態で組み付けられるように設定されている。そして、シャッターカーテン1は、上端縁が躯体開口部Sの上方となる躯体に設けたシャッターケース4に回転自在に内装された巻き取ドラム5に連結され、該巻き取ドラム5が電動開閉機により駆動する場合では、前記シャッターカーテン1は、巻き取ドラム5の回転駆動に伴い、ガイドレール3に案内されて躯体開口部Sを閉鎖する全閉状態と躯体開口部Sを開放する全開状態とのあいだを開閉作動する構成となっており、これらの構成は何れも従来通りであるので、その詳細についての説明は省略する。
前記レール本体6は、例えばアルミ型材等の一体型成形体により構成されており、屋内外一対の溝側片であるガイド片6a、6bは、それぞれ一対の矩形中空状体に形成されている。そして、レール本体6は、これらガイド片6a、6b同士を躯体開口部S側とは反体側となる端部(基端部)側において溝底片6cにより一体的に連結することにより、躯体開口部S側が開口するガイド溝3aが形成されている。
さらに、前記各ガイド片6a、6bは、ガイド溝3aの溝開口側の端部に位置し、互いに近接する方向に突出してシャッターカーテン1の移動案内をするガイド面となる突片6d、6eが一体形成されており、これによって、ガイド溝3aは前記各片6a、6b、6cにより三方を囲繞された蟻溝形状となるように形成されている。そして、屋外側のガイド片6bは、溝開口側の屋外側面から屋外側に突出する固定片6fが一体形成されているとともに、溝底側の屋外側面から屋外側に突出した先端部に、溝底側が開口する係止凹部6gが一体形成されている。また、前記溝底片6cは、ガイド片6a、6bの基端よりも溝開口側に偏寄して形成されており、該溝底片6cの基端側面には、屋内側ガイド片6aとのあいだに所定間隙を存した部位に位置して基端側に突出する係止片6hが一体形成されている。
このとき、レール本体6は、下地材7に対して左右方向(溝開口側から溝奥側)に向けて挿し込むように組み込まれることで、レール本体6側の係止凹部6gに下地材第二取付片7cの第一係止受け片7dが内嵌する状態となって、左右方向所定の係合ストロークを有した係合状態となるように設定されている。さらに、レール本体6側の係止片6hと屋外側ガイド片6bとのあいだに形成される隙間に下地材7側の第二係止受け片7eが内嵌する状態となって、左右方向所定の係合ストロークを有した係合状態となるように設定されている。これによって、レール本体6と取付け用レール7とは、前記二箇所の内嵌(嵌合)部である挿し込み係止部により、屋内外方向の相対移動が規制されるとともに、左右方向に所定の変位(前記所定の係合ストロークを越える変位)がない限り、係合解除されることがない状態で組み込まれるように設定されている。
そして、この組み込み状態では、図3に示すように、屋外側ガイド片6bの溝底側端面がベース固定片7aに当接し、溝底片6cがベース固定片7aに形成されたビスポケット7fの溝開口側端部に当接し、第二取付片7cの溝底側端面と屋内側ガイド片6aの溝底側端面とが面一状となるとともに、レール本体6側の固定片6fが下地材7側の第一取付片7bに溝開口側から当接するように設定されている。
そして、溝底片6cと第二取付片7cとの積層部に対し、本発明の固定具に相当するビス9を溝底片6c側から、即ち、ガイド溝3aの溝内側から挿入してビスポケット7fに螺合することにより、レール本体6と下地材7との第二固定部が構成されている。これによって、ガイドレール3は、レール本体6と下地材7とが二箇所の固定部を介して一体化された状態となって躯体の屋内側壁面Wに固定されるように設定されている。
因みに、前記ビス9は、レール本体6の溝内側から屋内側に露出する第二取付片7cに向けて螺合される構成であるが、第二取付片7cのビスポケット7fに螺合することにより、ビス9の螺合先端が第二取付片7cを貫通して外部に露出することがなく、レール本体溝底片6cと第二取付片7cとを意匠性良く一体化することができるように配慮されている。
尚、10は、ガイドレール3の上端部に連結され、シャッターカーテン1をガイドレール3と巻き取ドラム5とのあいだにおいて誘導するシャッターガイド、11はシャッターカーテン1の移動案内をするガイドレール3のガイド面となる突片6c、6dに、貼着等の一体化手段により設けられた長尺状の消音材であって、シャッターカーテン1が移動する際に、ガイド面を摺接することにより発生する騒音を低減するように設定されている。
このように、ガイドレール3は、躯体壁面の屋内側面に取付けて外部に螺子8が露出する構成となっていても、外部からレール本体6を取外されることがないので、躯体壁面の屋内外何れの面に取付けても防犯性に優れる。これによって、躯体壁面の屋内外何れに面に取付られても防犯性が優れたガイドレール3とすることができて、部材の共通化を図ることができる。
図4(A)の第二の実施の形態において、ガイドレール12を構成するレール本体13と下地材14とは、溝底側の一箇所に挿し込み係止部R1が形成され、溝開口側部位と、溝底片13a部位の二箇所に下地材取付片14a、14bを用いた第一、第二固定部F1、F2が形成される構成となっている。そして、このものでも、前記第一の実施の形態と同様に、第二固定部F2を外部から外される惧れがなく、防犯性に優れたガイドレール12とすることができる。
つまり、屋外側ガイド片22aには、躯体壁面W側に向けて延出するレール本体側傾斜片22bが形成される一方、下地材23には、取付片として前記レール本体側傾斜片22bに溝底側から当接する下地材側傾斜片23aが一体形成されているが、これら傾斜片22b、23c同士は、屋外側ほどガイド溝開口側に位置する傾斜面に形成されている。そして、レール本体22の屋外側ガイド片22aには、レール本体側傾斜片22b延出部位から溝開口側の部位における上下方向複数箇所に位置して貫通孔22cが開設されている。前記貫通孔22cは、溝底片に対して傾斜した状態で、溝開口側から治具や螺子24を挿入することが可能となる溝幅Hを備えて形成されており、これら貫通孔22cを介して挿入した螺子24を用いて両傾斜片22b、23a同士を螺合することにより、レール本体22と下地材23とを固定する固定部FXSが形成されている。そして、このものでは、ガイド溝内から螺子24が螺合されているが故に、シャッターカーテン1の全閉状態では螺子を外部から目視することができず、外部に露出する固定部のないガイドレール21とすることができ、防犯性を一層向上することができるうえ、固定部を一箇所にできる分、取付作業の簡略化を図れる。
3 ガイドレール
3a ガイド溝
6 レール本体
6c 溝底片
7 下地材
7b 第一取付片
7c 第二取付片
8 螺子
9 ビス
Claims (3)
- 躯体開口部を開閉する開閉体の側部を移動案内するガイドレールを、開閉体の側部が嵌挿するガイド溝が形成されたレール本体と、該レール本体を躯体に固定する下地材とで構成するにあたり、前記下地材は、躯体の屋内外何れか一方の壁面に固定される躯体固定片と、レール本体が固定される取付片とを備え、前記躯体固定片は、前記壁面に直交する方向の固定具を介して固定可能な状態で下地材に配設される一方、前記取付片は、前記躯体固定片と一体に形成されるとともに、レール本体のガイド溝内側から挿入される固定具によりレール本体を固定するように構成されている建築用開閉装置におけるガイドレール。
- 取付片は、レール本体ガイド溝の溝底片に積層して形成され、該溝底片を固定するように構成されている請求項1に記載の建築用開閉装置におけるガイドレール。
- 取付片は、レール本体ガイド溝の下地材側に位置する溝側片に形成された傾斜片に積層して形成され、該傾斜片を固定するように構成されている請求項1に記載の建築用開閉装置におけるガイドレール。
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JP2014136903A (ja) * | 2013-01-17 | 2014-07-28 | Bunka Shutter Co Ltd | シャッター装置及びその施工方法 |
CN105443019A (zh) * | 2015-12-21 | 2016-03-30 | 无锡市海联舰船内装有限公司 | 一种带遮光帘的船用窗斗 |
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