JP5608910B2 - サッシ - Google Patents

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Description

本発明は、主にビルの窓として設置されるサッシに関し、特に金属製の室外枠部材と室内枠部材とを樹脂製のブリッジ材で連結してなるサッシに関する。
従来、建物開口部に設けられるサッシの断熱性を高めるため、金属製の室外枠部材と室内枠部材とを、樹脂製のブリッジ材で連結することが知られている。金属製の部材を樹脂製のブリッジ材で室内外に連結することにより、室外側に露出する室外枠部材と室内側に露出する室内枠部材とを熱的に絶縁することができ、断熱性を高くすることができる。このようなブリッジ構造により断熱性を高くしたサッシとしては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
特開2005−200932号公報
ブリッジ材により、室外枠部材と室内枠部材とを連結する構造では、ブリッジ材を設けるスペースが枠体内に必要である。このため、枠体の見込方向寸法及び見付方向寸法が大きくなっていた。近年、意匠性の向上のため、枠体の見込方向や見付方向寸法をできるだけ小さくしたスリムなサッシが求められており、ブリッジ材を設けても、できるだけ枠体の寸法が大きくならないようにすることが必要となっている。
本発明は前記課題を鑑みてなされたものであり、ブリッジ材による断熱構造を有しつつ、枠体のスリム化を阻害しないサッシを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るサッシは、上枠と下枠及び左右の縦枠を方形状に枠組みしてなる枠体内に内外障子を引き違い状に納め、前記枠体は、前記内外障子を納める金属製の室外枠部材と、前記枠体の室内側面を構成する金属製の室内枠部材とを、樹脂製のブリッジ材で連結してなるサッシであって、
前記ブリッジ材は、前記枠体の四周各辺の長手方向に沿ってそれぞれ2本ずつ配設され、前記上枠は前記内障子を案内する凹状案内部を備え、該凹状案内部の位置に前記ブリッジ材が配置され、前記下枠は前記内障子を案内する内レールを備え、該内レールと室内側面との間の位置に前記ブリッジ材が配置され、前記縦枠は前記内障子の端部に飲み込まれる内障子飲込フィンを備え、該内障子飲込フィンと室内側面との間の位置に前記ブリッジ材が配置され、
前記室外枠部材と室内枠部材は、互いに対向する位置にそれぞれ前記ブリッジ材を嵌合させる凹部を備えた固定面部を備え、前記室外枠部材と室内枠部材の内周面には、各固定面部間を渡すようにブリッジ材カバーが設けられて前記ブリッジ材が露出しないように被覆し、前記ブリッジ材カバーは、前記固定面部間に嵌入固定され
前記室外枠部材の固定面部と前記室内枠部材の固定面部及び前記ブリッジ材により、前記枠体の内周面側から前記ブリッジ材側に向かって広がるような凹状の領域からなり前記ブリッジ材カバーが嵌入される空間部が形成されることを特徴として構成されている。
また、本発明に係るサッシは、前記ブリッジ材は前記枠体の各辺において、見付方向内外に2本が離隔配置され、前記枠体の室内側面には四周に渡ってアングル部材が設けられ、該アングル部材は前記枠体に対して固定ネジにより固定され、該固定ネジは2本の前記ブリッジ材間の領域に挿通されることを特徴として構成されている。
さらに、本発明に係るサッシは、前記枠体には前記室外枠部材と室内枠部材とを連結する連結ネジが設けられ、該連結ネジは2本の前記ブリッジ材間の領域に挿通されることを特徴として構成されている。
さらにまた、本発明に係るサッシは、前記ブリッジ材カバーは前記枠体の内周面と略面一状となる薄板状の被覆部を備え、該被覆部は少なくとも各固定面部のうち前記枠体の内周面側部を被覆する幅を有してなることを特徴として構成されている。
本発明に係るサッシによれば、室内枠部材は枠体の室内側面だけを構成し、ブリッジ材による室内枠部材と室外枠部材の連結位置を、内障子の位置よりも室内側としたことにより、ブリッジ材を最低限のスペースに納めることができ、枠体の見込方向寸法を小さくしたスリムなサッシとすることができる。
また、本発明に係るサッシによれば、ブリッジ材は枠体の各辺において、見付方向内外に2本が離隔配置され、枠体の室内側面には四周に渡ってアングル部材が設けられ、アングル部材は枠体に対して固定ネジにより固定され、固定ネジは2本のブリッジ材間の領域に挿通されることにより、アングル部材を固定する固定ネジを、ブリッジ材と干渉することなく、ブリッジ材の設けられる領域に配置できるから、固定ネジとブリッジ材を別の領域に配置することによる枠体の見付方向寸法の増加を抑えることができ、枠体をよりスリムにすることができる。
さらに、本発明に係るサッシによれば、枠体には室外枠部材と室内枠部材とを連結する連結ネジが設けられ、連結ネジは2本のブリッジ材間の領域に挿通されることにより、防火のため設けられる連結ネジも、固定ネジと同様の領域に配置されるので、枠体の見付方向寸法の増加を抑えることができる。
さらにまた、本発明に係るサッシによれば、ブリッジ材カバーは枠体の内周面と略面一状となる薄板状の被覆部を備え、被覆部は少なくとも各固定面部のうち枠体の内周面側部を被覆する幅を有してなることにより、ブリッジ材が固定面部にカシメにより固定される場合に、変形した固定面部が枠体の内周側に露出しないので、意匠性を損ねることがないようにすることができる。
第1の実施形態におけるサッシの縦断面図である。 第1の実施形態におけるサッシの横断面図である。 右縦枠におけるブリッジ材固定前後の断面図である。 図1の上枠付近拡大図であって、連結ネジを省略した図である。 上枠を下方から見た図である。 下枠を上方から見た図である。 右縦枠の分解拡大断面図である。 ブリッジ材カバーを取付けた右縦枠の拡大断面図である。 第2の実施形態におけるサッシの縦断面図である。 第2の実施形態におけるサッシの横断面図である。 第3の実施形態におけるサッシの縦断面図である。 第3の実施形態におけるサッシの横断面図である。
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1には第1の実施形態におけるサッシの縦断面図を、図2には第1の実施形態におけるサッシの横断面図を、それぞれ示している。これら各図に示すように、本実施形態のサッシは、方形状に枠組みしてなる枠体1内に内障子2と外障子3を引き違い状に納めてなる引き違いサッシである。内障子2と外障子3は、いずれも方形状の框体4内にガラス板からなるパネル体5を納めて構成されている。
枠体1は、上枠10と下枠11及び左右の縦枠12、12からなり、これらの部材で上下左右の辺を構成している。また、枠体1を構成する上枠10と下枠11及び縦枠12は、それぞれいずれも金属製の室内枠部材20と室外枠部材21とを、樹脂製のブリッジ材22で連結して構成されている。これにより、室外側に露出する室外枠部材21と室内側に露出する室内枠部材20との間を断熱し、サッシの断熱性能を高くすることができる。
室内枠部材20は、枠体1のうち室内側面を構成している。一方、室外枠部材21は、枠体1のうち、内障子2と外障子3を納める部分を構成している。上下左右各辺の室外枠部材21には、それぞれ外周面にアンカー部材8が固定されており、このアンカー部材8が建物駆体に対して固定され、これによって枠体1を固定している。
上枠10の室外枠部材21には、外障子3を案内する外レール10aが形成されている。また、外レール10aの室内側であって上枠10内周面の中央位置には、中央フィン10bが形成されている。この中央フィン10bより室内側には、室外枠部材21と室内枠部材20とによって凹状案内部10cが形成される。内障子2の上辺には、案内部材2aが設けられており、この案内部材2aが凹状案内部10cに当接し、摺動することにより内障子2が上枠10により長手方向に案内される。下枠11の室外枠部材21には、内レール11aと外レール11bが形成されており、それぞれ内障子2と外障子3を載置させ、長手方向に案内可能としている。
ブリッジ材22は、枠体1の四周各辺の長手方向に沿ってそれぞれ見付方向内外に2本ずつが離隔して配設されており、それぞれの室内端部が室内枠部材20に、室外端部が室外枠部材21に、嵌入されて、両者を連結した状態としている。
室内枠部材20と室外枠部材21の互いに対向する位置には、それぞれブリッジ材22を嵌合させる凹部23aを備えた固定面部23、23が形成されている。室内枠部材20の固定面部23は、室外側に向かう面に2つの凹部23aが並設配置されてなり、室外枠部材21の固定面部23は、室内側に向かう面に2つの凹部23aが並設配置されてなる。
固定面部23により固定されるブリッジ材22の位置は、上枠10においては凹状案内部10cの室内側寄りの外周部であり、下枠11においては内レール11aと室内側面との間の位置であり、縦枠12においては室外枠部材21の内周面に形成される内障子飲込フィン12dと室内側面との間の位置である。
このように、室内枠部材20は枠体1の室内側面だけを構成し、ブリッジ材22による室内枠部材20と室外枠部材21の連結位置を、上下左右各辺において上述のような配置としたことにより、ブリッジ材22を最低限のスペースに納めることができ、枠体1の見込方向寸法を小さくしたスリムなサッシとすることができる。
ここで、ブリッジ材22の固定について説明する。図3には、図2中右側の縦枠12についてブリッジ材22固定前後の断面図を示している。図3(a)に示すように、ブリッジ材22の固定前において、固定面部23の内外周面は、室内外方向に真っ直ぐな方向を向いており、また固定面部23の互いに対向する端部には、それぞれ内外周側に突出する突部23bが形成されている。
図3(a)の状態において、固定面部23の凹部23aはブリッジ材22の端部よりも幅広であるので、ブリッジ材22を長手方向にスライドさせることで、容易に挿入することができる。ブリッジ材22を図3(a)のように挿入したら、固定面部23の内外周面をローラーにより押圧する。このとき、突部23bに大きな圧力がかかり、またブリッジ材22の端部は、端面に向かって広がるように形成されているので、固定面部23の内外周面は端部が内側に折れ曲がり、ブリッジ材の端部形状に沿うように変形する。これにより、図3(b)に示すように、固定面部23の凹部23aの幅が狭くなり、ブリッジ材22がカシメられ固定される。それと同時に、突部23bが変形した部分は、後述するブリッジ材22を係合させる係合部28となる。
図1及び図2に示すように、枠体1の室内側面には、四周に渡ってアングル部材6が設けられる。アングル部材6は、枠体1の上下左右の各辺に当接し、それぞれ固定ネジ25によるネジ止めによって固定される。
室内枠部材20と室外枠部材21は、ブリッジ材22のみで連結されることにより、断熱性を高くすることができるが、その一方で、火災の際には樹脂製のブリッジ材22が脱落して、室内枠部材20も脱落する可能性がある。これを防止するため、枠体1の四辺それぞれにおいて、室内枠部材20と室外枠部材21を連結する。本実施形態においては、上枠10と縦枠12については、連結ネジ26による連結をなし、下枠11については、連結部材27による連結をなしている。
図4には、図1のうち上枠10付近の拡大図を示している。この図では、室内枠部材20と室外枠部材21を連結する連結ネジ26は省略している。図4に示すように、アングル部材6を固定するための固定ネジ25は、室内枠部材20の固定面部23から2本のブリッジ材22の間の領域に挿通され固着されている。固定ネジ25の先端は、ブリッジ材22の間の領域に止まるようにされており、アングル部材6と室外枠部材21とが、金属材からなる固定ネジ25で接続されないようにして、断熱性の低下を防止している。
また、図4では省略しているが、図1に示すように、室内枠部材20と室外枠部材21とを防火のために連結する連結ネジ26も、固定ネジ25が挿通される位置と長手方向のみが異なる同位置に挿通される。固定ネジ25は、室内枠部材20の室内面に形成された凹部に頭部が納まるように配置されており、アングル部材6との干渉を防止している。
下枠11においては、図1に示されているように、アングル部材6を固定する固定ネジ25は、上枠10の場合と同様に、2本のブリッジ材22の間の領域に挿通されている。また、室内枠部材20と室外枠部材21にそれぞれ連結部材27がネジ止めされることで、連結部材27を介して室内枠部材20と室外枠部材21とを防火のために連結している。連結部材27は、小片状の金属製部材からなり、下枠11の長手方向の少なくとも1箇所に設けられる。
縦枠12については、図2に示すように、上枠10と同様の構造によりアングル部材6が固定ネジ25により固着されている。すなわち、固定ネジ25は2本のブリッジ材22の間の領域に挿通されている。また、上枠10と同様に、連結ネジ26を2本のブリッジ材22の間の領域に挿通することで、室内枠部材20と室外枠部材21とを防火のために連結している。
このように、アングル部材6を固定する固定ネジ25を、見付方向内外に離隔して2本配置されたブリッジ材22の間の領域に挿通することで、見付方向における省スペース化を図ることができ、前述の見込方向におけるスリム化と共に、見付方向においてもスリム化を図ることができる。また、室内枠部材20と室外枠部材21を防火のために連結する連結ネジ26についても、固定ネジ25と長手方向にのみ異なる同位置に配置しているので、見付方向のさらなる省スペース化を図ることができる。
枠体1の四辺に設けられる2本のブリッジ材22は、いずれもその間隔が固定ネジ25や連結ネジ26の外径と同等とされており、したがって、これら固定ネジ25や連結ネジ26を挿通させる際のガイドとすることもでき、施工性を良好にすることができる。
枠体1の内周面には、ブリッジ材22を隠して意匠性を向上させるため、樹脂製のブリッジ材カバー24が四辺にそれぞれ設けられる。図1に示すように、上枠10には内外中央位置に中央フィン10bが形成されており、この中央フィン10bと室内側面とに渡るように、ブリッジ材カバー24が設けられている。また、下枠11については、内レール11aと室内側面との間に渡るように、ブリッジ材カバー24が設けられている。
図2に示すように、縦枠12は左右で内周面の構成が異なっている。外障子3が配置される左側の縦枠12は、内周面の内外中央位置に外障子3の室内面と対向する外障子対向フィン12aを有し、さらに内周面の外障子対向フィン12aより室外側に外障子3端部の凹状領域に飲み込まれる外障子飲込フィン12bを有している。外障子3が配置される左側の縦枠12には、内周面の室内側面から外障子対向フィン12aに渡ってブリッジ材カバー24が設けられている。
内障子2が配置される右側の縦枠12は、内周面の内外中央位置に内障子2の室外面と対向する内障子対向フィン12cを有し、さらに内周面の内障子対向フィン12cより室内側に内障子2端部の凹状領域に飲み込まれる内障子飲込フィン12dを有している。内障子2が配置される右側の縦枠12には、内周面の室内側面から内障子飲込フィン12dの間の領域に、ブリッジ材カバー24が設けられている。
図5には上枠10を下方から見た図を示している。この図に示すように、上枠10の長手方向中央位置には、上中央気密ブロック13が設けられている。上中央気密ブロック13は、下面に複数のヒレを有しており、内障子2と外障子3の召合わせ部分に配置されて、召合わせ部分における気密性を確保する。また、上枠10の両端部には、内障子2と外障子3にそれぞれ当接する上端部ブロック14、14が配置される。上端部ブロック14は、内障子2が配置される側の端部には室外側に、外障子3が配置される側の端部には室内側に、それぞれ配置されて、内障子2や外障子3が全開状態となったときに当接して、框体4が枠体1に衝突することを防止する。さらに、上枠10の凹状案内部10cには、長手方向の2箇所に、内障子2の振れ止めのための外れ止めストッパー15が配置される。
上枠10においてブリッジ材カバー24は、外障子3が配置される側の一方の端部に設けられる上端部ブロック14から上中央気密ブロック13までと、上中央気密ブロック13から外れ止めストッパー15までと、外れ止めストッパー15間と、外れ止めストッパー15から内障子2が配置される側の他方の端部までに、それぞれ渡るように設けられる。したがって、上枠10において、室内枠部材20の固定面部23と室外枠部材21の固定面部23間の領域は、ブリッジ材カバー24と上中央気密ブロック13、上端部ブロック14、及び外れ止めストッパー15によって、上枠10の長手方向全長に渡って被覆される。
図6には下枠11を上方から見た図を示している。この図に示すように、下枠11の長手方向中央位置には、下中央気密ブロック16が設けられている。下中央気密ブロック16も、上面に複数のヒレを有しており、内障子2と外障子3の間に配置されて、召合わせ部分における気密性を確保する。また、下枠11の両端部には、内障子2と外障子3にそれぞれ当接する下端部ブロック17、17が設けられている。
下枠11においてブリッジ材カバー24は、外障子3が配置される側の一方の端部に設けられる下端部ブロック17から下中央気密ブロック16までと、下中央気密ブロック16から内障子2が配置される側の他方の端部までに、それぞれ渡るように設けられる。したがって、下枠11において、室内枠部材20の固定面部23と室外枠部材21の固定面部23間の領域は、ブリッジ材カバー24と下中央気密ブロック16及び下端部ブロック17によって、下枠11の長手方向全長に渡って被覆される。
縦枠12については、上枠10から下枠11に渡るようにブリッジ材カバー24が設けられ、室内枠部材20の固定面部23と室外枠部材21の固定面部23間の領域が長手方向に沿って被覆される。
図7には内障子2が配置される右側の縦枠12の拡大分解断面図を、図8にはブリッジ材カバー24を取付けた右側の縦枠12の拡大断面図を、それぞれ示している。この縦枠12に取付けられるブリッジ材カバー24は、縦枠12の内周面を被覆する平面状の被覆部24aと、被覆部24aの背面側から突出する挿入部24bとからなっている。このブリッジ材カバー24は、室内枠部材20の固定面部23と室外枠部材21の固定面部23及びブリッジ材22によって形成される凹状の領域からなる空間部29に対して、挿入部24bが挿入され係合固定される。
室内枠部材20の固定面部23と室外枠部材21の固定面部23は、前述のようにカシメに際して変形し、一対の係合部28を形成しており、空間部29は、枠体1の内周面側からブリッジ材22側に向かって広がるような凹状となっている。ブリッジ材カバー24の挿入部24bは、その形状に適合して係合するように、くの字形を対向させたような形状を有している。これを空間部29に挿入することで、ブリッジ材カバー24を容易に固着することができる。
ブリッジ材カバー24の被覆部24aは、図8に示されているように、枠体1の内周面と略面一状となるような薄板状に形成されており、互いに対向する固定面部23、23の内周面側を少なくとも覆う幅を有している。前述のように、固定面部23はカシメの際に押圧され変形しているので、被覆部24aによってこの領域も覆うことで、意匠性を良好に保つことができる。
このように、少なくとも一辺のブリッジ材カバー24について、室内枠部材20の固定面部23と室外枠部材21の固定面部23とで形成される一対の係合部28に対して係合固定されるようにしたことで、ブリッジ材カバー24を容易に取付けることができ、また、枠体1の形状によらず、係合箇所を確保することができるので、他の種類の窓にも用いることができ、部品の共用化によるコストダウンを図ることができる。
なお、本実施形態においては、枠体1の室内側面にアングル部材6が四周に渡って設けられ、固定ネジ25によって枠体1に固着されているが、アングル部材6を有しない枠体1も存在し、その場合には、ブリッジ材22間には連結ネジ26のみが挿通される。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図9には第2の実施形態におけるサッシの縦断面図を、図10には第2の実施形態におけるサッシの横断面図を、それぞれ示している。これら各図に示すように、本実施形態のサッシは、枠体1内にパネル体5を納めてなる嵌め殺し窓として構成されている。
枠体1は、上枠10と下枠11及び左右の縦枠12、12を方形状に枠組みしてある。また、第1の実施形態と同様に、枠体1を構成する各部材は、金属製の室外枠部材21と室内枠部材20とを、樹脂製のブリッジ材22で室内外に連結してなるものである。室内枠部材20及び室外枠部材21の固定面部23とブリッジ材22の構造は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態では、ブリッジ材22及び固定面部23の位置が、パネル体5の外周側であるため、これらが露出することがなく、したがって、ブリッジ材カバー24は設けられていない。また、防火のため室内枠部材20と室外枠部材21とを連結させる構造については、本実施形態では、四周とも連結部材27により連結をなしている。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図11には第3の実施形態におけるサッシの縦断面図を、図12には第3の実施形態におけるサッシの横断面図を、それぞれ示している。これら各図に示すように、本実施形態のサッシは、枠体1内に障子7を開閉自在に納めた辷り出し窓として構成されている。
枠体1は、上枠10と下枠11及び左右の縦枠12、12を方形状に枠組みしてある。また、第1の実施形態と同様に、枠体1を構成する各部材は、金属製の室外枠部材21と室内枠部材20とを、樹脂製のブリッジ材22で室内外に連結してなるものである。室内枠部材20及び室外枠部材21の固定面部23とブリッジ材22の構造は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態では障子7が開閉するため、枠体1の内周面は四周に渡って露出することとなる。このため、本実施形態では、四周それぞれにブリッジ材カバー24を設けている。そのブリッジ材カバー24は、いずれも図4、5に示されていたものと同じ部品であり、これを四周各辺にそれぞれ取付けている。防火のため室内枠部材20と室外枠部材21とを連結させる構造については、第2の実施形態と同様、四周とも連結部材27により連結をなしている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用はこれらの実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。
1 枠体
2 内障子
3 外障子
4 框体
5 パネル体
6 アングル部材
7 障子
10 上枠
11 下枠
12 縦枠
20 室内枠部材
21 室外枠部材
22 ブリッジ材
23 固定面部
23a 凹部
24 ブリッジ材カバー
24a 被覆部
24b 挿入部
25 固定ネジ
26 連結ネジ
27 連結部材
28 係合部
29 空間部

Claims (4)

  1. 上枠と下枠及び左右の縦枠を方形状に枠組みしてなる枠体内に内外障子を引き違い状に納め、前記枠体は、前記内外障子を納める金属製の室外枠部材と、前記枠体の室内側面を構成する金属製の室内枠部材とを、樹脂製のブリッジ材で連結してなるサッシであって、
    前記ブリッジ材は、前記枠体の四周各辺の長手方向に沿ってそれぞれ2本ずつ配設され、前記上枠は前記内障子を案内する凹状案内部を備え、該凹状案内部の位置に前記ブリッジ材が配置され、前記下枠は前記内障子を案内する内レールを備え、該内レールと室内側面との間の位置に前記ブリッジ材が配置され、前記縦枠は前記内障子の端部に飲み込まれる内障子飲込フィンを備え、該内障子飲込フィンと室内側面との間の位置に前記ブリッジ材が配置され、
    前記室外枠部材と室内枠部材は、互いに対向する位置にそれぞれ前記ブリッジ材を嵌合させる凹部を備えた固定面部を備え、前記室外枠部材と室内枠部材の内周面には、各固定面部間を渡すようにブリッジ材カバーが設けられて前記ブリッジ材が露出しないように被覆し、前記ブリッジ材カバーは、前記固定面部間に嵌入固定され
    前記室外枠部材の固定面部と前記室内枠部材の固定面部及び前記ブリッジ材により、前記枠体の内周面側から前記ブリッジ材側に向かって広がるような凹状の領域からなり前記ブリッジ材カバーが嵌入される空間部が形成されることを特徴とするサッシ。
  2. 前記ブリッジ材は前記枠体の各辺において、見付方向内外に2本が離隔配置され、前記枠体の室内側面には四周に渡ってアングル部材が設けられ、該アングル部材は前記枠体に対して固定ネジにより固定され、該固定ネジは2本の前記ブリッジ材間の領域に挿通されることを特徴とする請求項1記載のサッシ。
  3. 前記枠体には前記室外枠部材と室内枠部材とを連結する連結ネジが設けられ、該連結ネジは2本の前記ブリッジ材間の領域に挿通されることを特徴とする請求項2記載のサッシ。
  4. 前記ブリッジ材カバーは前記枠体の内周面と略面一状となる薄板状の被覆部を備え、該被覆部は少なくとも各固定面部のうち前記枠体の内周面側部を被覆する幅を有してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のサッシ。
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