JP2008077693A - 対物レンズ及び光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報の記録/再生を行う波長とは異なる波長を所望の焦点位置に結像でき、且つ集光性能が良く、小型のホログラフィック光情報記録再/再生用の対物レンズ及びそれを用いた光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】3群以上のレンズを用いることで、情報記録/再生に用いる光束において絞り近傍まで解像度を高めることができる。又、第1レンズ群LG1の光源側光学面が光源側に凸なので、この面で光束は収斂されるために、当該面が最も有効径の大きな面になり、凹面である場合に比べ光学系が小型になる。又、レンズ群を構成する正レンズと負レンズにアッベ数の異なる硝材を用いることで、異なる波長に対する光束を所望の位置に合焦することが出来、且つ波長が異なることに起因して変化する球面収差をマレシャルの評価基準に比べ小さくすることが出来る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ホログラフィを利用した光情報記録/再生装置に搭載される光ピックアップ装置用の対物レンズ及びそれを用いた光ピックアップ装置に関する。
近年、ホログラフィを利用して光情報記録媒体に対し情報の記録/再生を行うホログラム記録/再生装置用の光ピックアップ装置が開発されている。この光ピックアップ装置に搭載される対物レンズとして1群1枚構成で低収差を達成したものが存在する(特許文献1参照)。又、情報の記録/再生を行う波長とは異なり、ホログラム記録媒質の感度が無い波長を用いた非点収差法で、対物レンズと情報記録媒体との間隔を最適にする技術も報告されている(非特許文献1参照)。
特開2004−177839号公報 Appl.Opt.Vol44, No.13, P.2575, Horimai et. al.
ここで、非特許文献1の技術によれば、情報の記録/再生とは異なる光束の波長を用いて、フォーカシングやトラッキングを行うことができる。しかるに、このように2種類の波長の光束を用いる場合、対物レンズと情報記録媒体との間隔を変えることなく、異なる波長の光束を所望の位置で集光させる必要があり、且つ波長が異なることに起因して変化する球面収差も適切に補正する必要がある。
しかしながら、特許文献1には、対物レンズと情報記録媒体との間隔を最適にすることについて何ら開示がなく、更に色収差の補正を考慮した対物レンズについても言及がない。又、光学系の大きさについても触れられていない。
そこで本発明は、情報の記録/再生を行う波長とは異なる波長を所望の焦点位置に結像でき、且つ集光性能が良く、小型のホログラフィック光情報記録再/再生用の対物レンズ及びそれを用いた光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する為、請求項1に記載の対物レンズは、ホログラフィを利用して光情報記録媒体に情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置に用いる対物レンズであって、
3群以上から成り、最も光源側の第1レンズ群の光源側光学面が光源側に凸であり、各レンズ群の内少なくとも一つが異なるアッベ数のレンズで構成されていることを特徴とする。
上記対物レンズによれば、3群以上のレンズを用いることで、情報記録/再生に用いる光束において絞り近傍まで解像度を高めることができる。又、前記第1レンズ群の光源側光学面が光源側に凸なので、この面で光束は収斂されるために、当該面が最も有効径の大きな面になり、凹面である場合に比べ光学系が小型になる。更に、例えばレンズ群を構成する正レンズと負レンズにアッベ数の異なる硝材を用いることで、異なる波長に対する光束を所望の位置に合焦することが出来、且つ、波長が異なることに起因して変化する球面収差をマレシャルの評価基準に比べ小さくすることが出来る。尚、本明細書中、レンズ間距離がゼロを超えているレンズは異なるレンズ群とし、貼り合わせレンズなどは1群とする。
請求項2に記載の発明は、各群のレンズの内、正レンズのアッベ数の平均値をνp、負レンズのアッベ数の平均をνnとしたとき、(1)式を満たすことを特徴とする。
21.9 < |νp−νn| (1)
(1)式を満たすことにより、ホログラム記録媒質と対物レンズの間隔や、ホログラム記録媒質の位置情報検出のための光束を平行光束とすることが出来るとともに、対物レンズの軸外光束に対する結像性能が良くなり、対物レンズをピックアップ装置に組み込む際のレンズティルトマージンが大きくなる。
請求項3に記載の対物レンズは、請求項1又は2に記載の発明において、各群の屈折パワーが光源側から順に正負正であることを特徴とする。
各群の屈折パワーが光源側から順に正負正であると、十分長い作動距離を確保しつつ、光学系全長が長くなりすぎることを防ぐことが可能である。
請求項4に記載の対物レンズは、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記対物レンズの全系の屈折パワーをPt、第2レンズ群の屈折パワーをP2としたとき(2)式を満たすことを特徴とする。
−2.2 < P2/Pt < 0 (2)
第2レンズ群のパワーが(2)式の上限より小さい場合、偏芯感度を小さく抑えることができ、下限より大きい場合、色収差を十分補正することが出来る。
請求項5に記載の対物レンズは、請求項4に記載の発明において、前記対物レンズの全系の屈折パワーをPt、第2レンズ群の屈折パワーをP2としたとき(3)式を満たすことを特徴とする。
−2.2 < P2/Pt < −0.29 (3)
この場合、第2レンズ群のパワーが(3)式の上限より小さい場合、偏芯感度を小さく抑えることができ、下限より大きい場合、色収差を十分補正することが出来、加えてホログラム記録媒質と対物レンズの間隔(フォーカシング調整)や、ホログラム記録媒質の位置情報検出(トラッキング調整)のための光束を平行光束とするのに好適となる。
請求項6に記載の対物レンズは、請求項5に記載の発明において、前記対物レンズの全系の屈折パワーをPt、第2レンズ群の屈折パワーをP2としたとき(4)式を満たすことを特徴とする。
−2.2 < P2/Pt < −0.39 (4)
この場合、第2レンズ群のパワーが(4)式の上限より小さい場合、偏芯感度を小さく抑えることができ、下限より大きい場合、色収差を十分補正することが出来、加えて対物レンズの軸外光束に対する結像性能が良くなり、対物レンズを光ピックアップ装置に組み込む際のレンズティルトマージンが大きくなる。
請求項7に記載の対物レンズは、請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、第1レンズ群がガラス製であり、少なくとも光源側の光学面が球面研磨されていることを特徴とする。
一般に、硝子モールド法や射出成形法などにより製造される非球面レンズは、光学面を研磨して製造される球面研磨硝子レンズに比べて金型成形時における設計値からの局所的な誤差に起因して、その光学面にわずかな歪(面粗さ)が生じている。以上のことから、第1レンズ群がガラス製であり、少なくとも光源側の光学面が球面研磨されていると、より高精度に情報の記録/再生が可能になる。
請求項8に記載の対物レンズは、請求項1〜7のいずれかに記載の発明において、各群がそれぞれ一枚のレンズで構成されていることを特徴とする。この場合、構成レンズ枚数が少ないため製造コストを小さくすることが出来る。
請求項9に記載の光ピックアップ装置は、光情報記録媒体の記録層にホログラム像を形成しつつ、光情報記録媒体のガイド層にスポット像を形成可能するために請求項1から請求項8いずれか一項記載の対物レンズを備え、光情報記録媒体の情報を読み取り、若しくは光情報記録媒体に情報を書き込むことを特徴とするので、光情報記録媒体に対して高精度で安定した記録/再生を行うことが出来る。
本明細書中、「対物レンズ」とは、光ピックアップ装置に光情報記録媒体を装填した状態において、最も光情報記録媒体側の位置で、これと対向すべく配置される集光作用を有するレンズを指すものとする。また、上述のレンズと一体となってアクチュエータにより移動可能な光学素子がある場合には、この光学素子と上述のレンズとから構成されるレンズ群が、本明細書における「光ピックアップ装置用の対物レンズ」となる。
本発明によれば、情報の記録/再生を行う波長とは異なる波長を所望の焦点位置に結像でき、且つ集光性能が良く、小型のホログラフィック光情報記録再/再生用の対物レンズ及びそれを用いた光ピックアップ装置を提供することができる。
図1は本発明の一実施形態に係る、ホログラフィを利用して光情報記録媒体に情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置の概略構成図である。この光ピックアップ装置100は、ホログラム記録再生タイプの装置であり、光情報記録媒体である光ディスクODに対向する集光用の対物レンズ10と、記録再生用の第1光源(光源波長λ1)である第1レーザ光源31と、サーボ用の第2光源(光源波長λ2>λ1)である第2レーザ光源32と、光ディスクODからの情報光ILを受光する第1光検出器41と、光ディスクODからのサーボ光SLを受光する第2光検出器42とを備える。
また、光ピックアップ装置100は、第1レーザ光源31からの情報光ILを平行光束にするコリメータレンズ51と、情報光ILに適当な2次元光分布を与える空間光変調器53と、情報の記録と再生用とを切り換える可動ミラー55と、フオーカス及びトラッキング用の2軸アクチュエータ57とを備える。ここで、第1レーザ光源31とコリメータレンズ51との間には、参照光RLを反射によって分岐するハーフミラー61が配置されており、このハーフミラー61の反射光路上には、参照光RLを反射して対物レンズ10の側方から光ディスクODに導く一対のミラー65,67が配置されている。
さらに、光ピックアップ装置100は、サーボ光SLを情報光ILの光路から分岐するダイクロイックミラー71と、サーボ光SLの光路折り曲げ用のミラー73と、平行光束を形成するためのコリメータレンズ75と、サーボ光SLを第2レーザ光源32側の光路と第2光検出器42側の光路とに分岐等するハーフミラー77と、第2光検出器42側の光路上に配置されて非点収差を形成するシリンドリカルレンズ79とを備える。
さらに、光ピックアップ装置100は、図示を省略しているが、第1及び第2レーザ光源31,32を適宜動作させる光源駆動回路、第1及び第2光検出器41,42を適宜動作させるセンサ駆動回路、2軸アクチュエータ57を動作させる変位駆動回路等を有している。
図1の光ピックアップ装置100において、対物レンズ10は、光源側から順に第1レンズ群LG1,第2レンズ群LG2,第3レンズ群LG3を有しており、これら第1〜第3レンズ群LG1〜LG3は、ホルダ12によって一体化して固定されており、2軸アクチュエータ57に駆動されて光軸方向とこれに垂直なトラッキング方向とに微小変位する。この対物レンズ10は、両レーザ光源31,32からの各光束を光ディスクODの同じ深さに個別に集光するための集光光学系となっている。
第1レーザ光源31は、記録再生光として第1波長λ1の光束(具体的には、例えば青紫色の物体光OLや参照光RL)を発生させるものであり、光ディスクODの表面側に形成された情報記録層RELに記録されたホログラムイメージ情報の再生、及び/又は当該情報記録層RELに対してホログラムイメージ情報の記録を可能にする。第1レーザ光源31には、例えば、YAGレーザの第二高調波や青紫色半導体レーザに外部共振器を用い周波数安定化したものを用いることができる。
第2レーザ光源32は、第2波長λ2の光束(具体的には、例えば赤色のサーボ光SL)を発生させるものであり、光ディスクODの奥側に形成されたトラッキング情報面TILに記録されたサーボ用ピットの位置情報の検出を可能にし、さらに、フォーカスサーボやトラッキングサーボを可能にする。第2レーザ光源32には、例えば、赤色半導体レーザ等を用いることができる。
第1光検出器41は、光ディスクODの情報記録層RELから戻って来た情報光ILを検出するためのイメージセンサであり、読み出し光である情報光ILの2次元的な明暗分布を2次元イメージ情報として検出し出力する。この第1光検出器41には、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等を用いることができる。
第2光検出器42は、光ディスクODのトラッキング情報面TILで反射されたサーボ光SLを検出するための4分割センサ等であり、サーボ光SLに基づいてフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号を検出し出力する。
以上において、情報の記録/再生に用いる第1レーザ光源31、第1光検出器41、コリメータレンズ51、空間光変調器53、対物レンズ10等を第1光学系と呼ぶものとする。また、サーボに用いる第2レーザ光源32、第2光検出器42、コリメータレンズ75、シリンドリカルレンズ79、対物レンズ10等を第2光学系と呼ぶものとする。
以下、図1に示す光ピックアップ装置100の動作について説明する。情報の記録時において、情報記録再生用の第1レーザ光源31から射出された光束は、コリメータレンズ51で平行光束にされた後、ハーフミラー61により物体光OLと参照光RLに分波される。物体光OLは、空間光変調器53により2次元ページデータに変換され、ミラー71を通過して対物レンズ10に入射した後、ビーム径が絞られた平行光束となる。対物レンズ10から平行光束として射出された物体光OLは、ホログラム記録媒体である情報記録層REL中に入射し、対物レンズ10の側方から入射した参照光RLとの干渉によってここに干渉縞を記録する。
一方、情報の再生時において、アルミ蒸着型の可動ミラー55が物体光OLの光路上に配置される。第1レーザ光源31から射出された光束は、コリメータレンズ51で平行光束にされた後、ハーフミラー61により物体光OLと参照光RLに分波される。しかしながら、情報の再生時には、可動ミラー55が光路上に配置されるため、物体光OLが情報記録層RELに形成されたホログラムまで到達することはなく、参照光RLのみが情報記録層RELのホログラムに到達してここに記録されていた波面が再生される。情報記録層RELで再生された情報光ILは、情報記録層RELの裏面に設けられたミラー層で反射され、対物レンズ10に入射し、ダイクロイックミラー71を透過し、可動ミラー55で反射された後、第1光検出器41に入射する。つまり、第1光検出器41によって情報記録層RELに記録された二次元ページデータが検出される。
以上のような情報の記録/再生時において、対物レンズ10は、2軸アクチュエータ57に保持され、フォーカシングとトラッキングとを行う。その際、第2レーザ光源32から射出されたサーボ光SLは、ハーフミラー77で反射されコリメータレンズ75で平行光束にされた後、ミラー73を経てダイクロイックミラー71で反射され、対物レンズ10に入射する。対物レンズ10で集光された光束は、情報記録層RELとその裏面に設けられたミラー層とを透過し、サーボ用ピットの記録されているトラッキング情報面TILに集光される。つまり、トラッキング及びフォーカシング用の波長λ2のサーボ光SLは、対物レンズ10が記録/再生用の波長λ1の物体光OLを情報記録層RELに平行光束として入射させている際に、情報記録層RELの裏面のミラー層を通過して、トラッキング情報面TIL上に合焦する。サーボ用ピットにより変調されて反射したサーボ光SLは、再び対物レンズ10、ダイクロイックミラー71、ミラー73、及びコリメータレンズ75を経てハーフミラー77に入射する。ハーフミラー77を透過したサーボ光SLは、シリンドリカルレンズ79により非点収差が与えられ、第2光検出器42上に入射する。この第2光検出器42上でのスポットの形状変化や位置変化による光量変化を検出することにより、フォーカス検出やトラック検出を行うことができる。これらの検出結果に基づいて、光ヘッドに組み込んだ2軸アクチュエータ57が、第2レーザ光源32からのサーボ光SLを光ディスクODのトラッキング情報面TILに結像するように対物レンズ10を光軸方向に移動させるととともに、第2レーザ光源32から射出されたサーボ光SLをトラッキング情報面TIL中の所定トラックに結像するように対物レンズ10を光軸に垂直な方向に移動させる。これにより、第1レーザ光源31によって照明された空間光変調器53からの物体光OLが対物レンズ10を経て情報記録層RELの所定領域に入射し、また、情報記録層RELの所定領域からの情報光ILが対物レンズ10で集められ、第1光検出器41上に入射する。
なお、情報の再生に際して、例えばトラッキング、フォーカシング、書込み情報の確認等を含む一連のシーケンスが実行されるが、このようなシーケンスは、光ピックアップ装置100の用途や仕様にあわせて適宜変更することができる。
以下、対物レンズの実施例について説明するが、光ピックアップ装置の仕様は、ホログラム記録/再生に用いる波長λ1は408nm、トラッキング、フォーカシング用に使用する波長λ2は650nmである。以下の表中、rは近軸曲率半径、dは面間隔、n(λ1)はλ1における屈折率、n(λ2)はλ2における屈折率を示すが、これ以降(表のレンズデータ含む)において、10のべき乗数(例えば、2.5×10−3)を、E(例えば、2.5E―3)を用いて表すものとする。
(実施例1)
図2、3は、図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例1にかかる断面図であり、図2は情報記録/再生時の青紫色レーザ光(波長λ1)の光路を示し、図3はフォーカシング、トラッキング用の赤色レーザ光(波長λ2)の光路を示す。又、図4は、本実施例におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。図2,3において、対物レンズは、光源側から正の第1レンズ群LG1,負の第2レンズ群LG2,正の第3レンズ群LG3を有しており、最も光源側の第1レンズ群LG1の光源側光学面が光源側に凸である。
図2において、絞りSTOの位置に空間光変調器を配置するか、あるいはこの位置に空間光変調器の像が出来る様にリレーレンズを配置する。空間光変調器のセルで回折される光束の回折角はセルの大きさに依存し、本実施例では回折角を0.86°とした。空間光変調器から入射した波長λ1の光束は、対物レンズを透過した後平行光束となり、参照光との干渉縞をホログラム記録媒体ODに記録する。
一方、トラッキング、フォーカシング用の波長λ2の光束は、ダイクロイックミラーで光路を波長λ1の光束に合わせた後、絞りSTOで光束が制限された後、対物レンズで集光された光束は、ホログラム記録層を透過し、サーボ用ピットの記録されている層に合焦するようになっている。
表1において、(a)はレンズデータ、(b)は非球面データ、(c)は絞りSTOの位置で10分割した像高での第1光学系を通過した波長λ1の光束における波面収差データ、(d)は第2光学系を通過した波長λ2の光束における波面収差データである。波長λ1の光束を対物レンズに通過させる際、最大物体高は−0.61mm、物体側NAは0.015、焦点距離は1mmである。一方、波長λ2の光束を対物レンズに通過させる際、絞り径はφ1.23mm、像側NAは0.6である。本実施例において、P2/Pt=−0.933であり、|νp−νn|=31.65である。
Figure 2008077693
各面の円錐定数κ、非球面係数A2iを示す表1の非球面データから明らかであるが、実施例1では第6面及び第7面のみが非球面となっている。ここで、非球面の形状は、
x :光軸からの高さがhの非球面上の点の非球面頂点の接平面からの距離
h :光軸からの高さ
c :非球面頂点の曲率(=1/r)
κ :円錐定数
A2i:第2i次(iは2以上の自然数)の非球面係数として、以下の数1式
で与えられる。
Figure 2008077693
(実施例2)
図5、6は、図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例2にかかる断面図であり、図5は情報記録/再生時の青紫色レーザ光(波長λ1)の光路を示し、図6はフォーカシング、トラッキング用の赤色レーザ光(波長λ2)の光路を示す。又、図7は、本実施例におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。図5,6において、対物レンズは、光源側から正の第1レンズ群LG1,負の第2レンズ群LG2,正の第3レンズ群LG3を有しており、最も光源側の第1レンズ群LG1の光源側光学面が光源側に凸である。
図5において、絞りSTOの位置に空間光変調器を配置するか、あるいはこの位置に空間光変調器の像が出来る様にリレーレンズを配置する。空間光変調器のセルで回折される光束の回折角はセルの大きさに依存し、本実施例では回折角を0.86°とした。空間光変調器から入射した波長λ1の光束は、対物レンズを透過した後平行光束となり、参照光との干渉縞をホログラム記録媒体ODに記録する。
一方、トラッキング、フォーカシング用の波長λ2の光束は、ダイクロイックミラーで光路を波長λ1の光束に合わせた後、絞りSTOで光束が制限された後、対物レンズで集光された光束は、ホログラム記録層を透過し、サーボ用ピットの記録されている層に合焦するようになっている。
表2において、(a)はレンズデータ、(b)は非球面データ、(c)は絞りSTOの位置で10分割した像高での第1光学系を通過した波長λ1の光束における波面収差データ、(d)は第2光学系を通過した波長λ2の光束における波面収差データである。波長λ1の光束を対物レンズに通過させる際、最大物体高は−0.61mm、物体側NAは0.015、焦点距離は1mmである。一方、波長λ2の光束を対物レンズに通過させる際、絞り径はφ1.23mm、像側NAは0.6である。本実施例において、P2/Pt=−0.492であり、|νp−νn|=1.50である。
Figure 2008077693
各面の円錐定数κ、非球面係数A2iを示す表2の非球面データから明らかであるが、実施例2では第2面、第3面、第6面及び第7面のみが非球面となっている。
(実施例3)
図8、9は、図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例3にかかる断面図であり、図8は情報記録/再生時の青紫色レーザ光(波長λ1)の光路を示し、図9はフォーカシング、トラッキング用の赤色レーザ光(波長λ2)の光路を示す。又、図10は、本実施例におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。図8,9において、対物レンズは、光源側から正の第1レンズ群LG1,負の第2レンズ群LG2,正の第3レンズ群LG3を有しており、最も光源側の第1レンズ群LG1の光源側光学面が光源側に凸である。
図8において、絞りSTOの位置に空間光変調器を配置するか、あるいはこの位置に空間光変調器の像が出来る様にリレーレンズを配置する。空間光変調器のセルで回折される光束の回折角はセルの大きさに依存し、本実施例では回折角を0.86°とした。空間光変調器から入射した波長λ1の光束は、対物レンズを透過した後平行光束となり、参照光との干渉縞をホログラム記録媒体ODに記録する。
一方、トラッキング、フォーカシング用の波長λ2の光束は、ダイクロイックミラーで光路を波長λ1の光束に合わせた後、絞りSTOで光束が制限された後、対物レンズで集光された光束は、ホログラム記録層を透過し、サーボ用ピットの記録されている層に合焦するようになっている。
表3において、(a)はレンズデータ、(b)は非球面データ、(c)は絞りSTOの位置で10分割した像高での第1光学系を通過した波長λ1の光束における波面収差データ、(d)は第2光学系を通過した波長λ2の光束における波面収差データである。波長λ1の光束を対物レンズに通過させる際、最大物体高は−0.61mm、物体側NAは0.015、焦点距離は1mmである。一方、波長λ2の光束を対物レンズに通過させる際、絞り径はφ1.23mm、像側NAは0.6である。本実施例において、P2/Pt=−2.110であり、|νp−νn|=21.95である。
Figure 2008077693
各面の円錐定数κ、非球面係数A2iを示す表3の非球面データから明らかであるが、実施例3では第2面〜第7面全てが非球面となっている。
(実施例4)
図11,12は、図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例4にかかる断面図であり、図11は情報記録/再生時の青紫色レーザ光(波長λ1)の光路を示し、図12はフォーカシング、トラッキング用の赤色レーザ光(波長λ2)の光路を示す。又、図13は、本実施例におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。図11,12において、対物レンズは、光源側から正の第1レンズ群LG1,負の第2レンズ群LG2,正の第3レンズ群LG3を有しており、最も光源側の第1レンズ群LG1の光源側光学面が光源側に凸である。
図11において、絞りSTOの位置に空間光変調器を配置するか、あるいはこの位置に空間光変調器の像が出来る様にリレーレンズを配置する。空間光変調器のセルで回折される光束の回折角はセルの大きさに依存し、本実施例では回折角を0.86°とした。空間光変調器から入射した波長λ1の光束は、対物レンズを透過した後平行光束となり、参照光との干渉縞をホログラム記録媒体ODに記録する。
一方、トラッキング、フォーカシング用の波長λ2の光束は、ダイクロイックミラーで光路を波長λ1の光束に合わせた後、絞りSTOで光束が制限された後、対物レンズで集光された光束は、ホログラム記録層を透過し、サーボ用ピットの記録されている層に合焦するようになっている。
表4において、(a)はレンズデータ、(b)は非球面データ、(c)は絞りSTOの位置で10分割した像高での第1光学系を通過した波長λ1の光束における波面収差データ、(d)は第2光学系を通過した波長λ2の光束における波面収差データである。波長λ1の光束を対物レンズに通過させる際、最大物体高は−0.61mm、物体側NAは0.015、焦点距離は1mmである。一方、波長λ2の光束を対物レンズに通過させる際、絞り径はφ1.23mm、像側NAは0.6である。本実施例において、P2/Pt=−2.025であり、|νp−νn|=25.75である。
Figure 2008077693
各面の円錐定数κ、非球面係数A2iを示す表4の非球面データから明らかであるが、実施例4では第6面及び第7面のみが非球面となっている。
(実施例5)
図14、15は、図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例5にかかる断面図であり、図14は情報記録/再生時の青紫色レーザ光(波長λ1)の光路を示し、図15はフォーカシング、トラッキング用の赤色レーザ光(波長λ2)の光路を示す。又、図16は、本実施例におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。図14,15において、対物レンズは、光源側から正の第1レンズ群LG1,負の第2レンズ群LG2,正の第3レンズ群LG3を有しており、最も光源側の第1レンズ群LG1の光源側光学面が光源側に凸である。
図14において、絞りSTOの位置に空間光変調器を配置するか、あるいはこの位置に空間光変調器の像が出来る様にリレーレンズを配置する。空間光変調器のセルで回折される光束の回折角はセルの大きさに依存し、本実施例では回折角を0.86°とした。空間光変調器から入射した波長λ1の光束は、対物レンズを透過した後平行光束となり、参照光との干渉縞をホログラム記録媒体ODに記録する。
一方、トラッキング、フォーカシング用の波長λ2の光束は、ダイクロイックミラーで光路を波長λ1の光束に合わせた後、絞りSTOで光束が制限された後、対物レンズで集光された光束は、ホログラム記録層を透過し、サーボ用ピットの記録されている層に合焦するようになっている。
表5において、(a)はレンズデータ、(b)は非球面データ、(c)は絞りSTOの位置で10分割した像高での第1光学系を通過した波長λ1の光束における波面収差データ、(d)は第2光学系を通過した波長λ2の光束における波面収差データである。波長λ1の光束を対物レンズに通過させる際、最大物体高は−0.61mm、物体側NAは0.015、焦点距離は1mmである。一方、波長λ2の光束を対物レンズに通過させる際、絞り径はφ1.23mm、像側NAは0.6である。本実施例において、P2/Pt=−0.016であり、|νp−νn|=1.50である。
Figure 2008077693
各面の円錐定数κ、非球面係数A2iを示す表2の非球面データから明らかであるが、実施例5では第2面、第3面、第6面及び第7面のみが非球面となっている。
(実施例6)
図17、18は、図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例6にかかる断面図であり、図17は情報記録/再生時の青紫色レーザ光(波長λ1)の光路を示し、図18はフォーカシング、トラッキング用の赤色レーザ光(波長λ2)の光路を示す。又、図19は、本実施例におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。図17,18において、対物レンズは、光源側から正の第1レンズ群LG1,負の第2レンズ群LG2,正の第3レンズ群LG3を有しており、最も光源側の第1レンズ群LG1の光源側光学面が光源側に凸である。
図17において、絞りSTOの位置に空間光変調器を配置するか、あるいはこの位置に空間光変調器の像が出来る様にリレーレンズを配置する。空間光変調器のセルで回折される光束の回折角はセルの大きさに依存し、本実施例では回折角を0.86°とした。空間光変調器から入射した波長λ1の光束は、対物レンズを透過した後平行光束となり、参照光との干渉縞をホログラム記録媒体ODに記録する。
一方、トラッキング、フォーカシング用の波長λ2の光束は、ダイクロイックミラーで光路を波長λ1の光束に合わせた後、絞りSTOで光束が制限された後、対物レンズで集光された光束は、ホログラム記録層を透過し、サーボ用ピットの記録されている層に合焦するようになっている。
表6において、(a)はレンズデータ、(b)は非球面データ、(c)は絞りSTOの位置で10分割した像高での第1光学系を通過した波長λ1の光束における波面収差データ、(d)は第2光学系を通過した波長λ2の光束における波面収差データである。波長λ1の光束を対物レンズに通過させる際、最大物体高は−0.61mm、物体側NAは0.015、焦点距離は1mmである。一方、波長λ2の光束を対物レンズに通過させる際、絞り径はφ1.23mm、像側NAは0.6である。本実施例において、P2/Pt=−0.294であり、|νp−νn|=35.90である。
Figure 2008077693
各面の円錐定数κ、非球面係数A2iを示す表6の非球面データから明らかであるが、実施例6では第3面、第6面及び第7面のみが非球面となっている。
(実施例7)
図20,21は、図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例7にかかる断面図であり、図20は情報記録/再生時の青紫色レーザ光(波長λ1)の光路を示し、図21はフォーカシング、トラッキング用の赤色レーザ光(波長λ2)の光路を示す。又、図22は、本実施例におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。図20,21において、対物レンズは、光源側から正の第1レンズ群LG1,負の第2レンズ群LG2,正の第3レンズ群LG3を有しており、最も光源側の第1レンズ群LG1の光源側光学面が光源側に凸である。
図20において、絞りSTOの位置に空間光変調器を配置するか、あるいはこの位置に空間光変調器の像が出来る様にリレーレンズを配置する。空間光変調器のセルで回折される光束の回折角はセルの大きさに依存し、本実施例では回折角を0.86°とした。空間光変調器から入射した波長λ1の光束は、対物レンズを透過した後平行光束となり、参照光との干渉縞をホログラム記録媒体ODに記録する。
一方、トラッキング、フォーカシング用の波長λ2の光束は、ダイクロイックミラーで光路を波長λ1の光束に合わせた後、絞りSTOで光束が制限された後、対物レンズで集光された光束は、ホログラム記録層を透過し、サーボ用ピットの記録されている層に合焦するようになっている。
表7において、(a)はレンズデータ、(b)は非球面データ、(c)は絞りSTOの位置で10分割した像高での第1光学系を通過した波長λ1の光束における波面収差データ、(d)は第2光学系を通過した波長λ2の光束における波面収差データである。波長λ1の光束を対物レンズに通過させる際、最大物体高は−0.61mm、物体側NAは0.015、焦点距離は1mmである。一方、波長λ2の光束を対物レンズに通過させる際、絞り径はφ1.23mm、像側NAは0.6である。本実施例において、P2/Pt=−0.390であり、|νp−νn|=35.90である。
Figure 2008077693
各面の円錐定数κ、非球面係数A2iを示す表7の非球面データから明らかであるが、実施例7では第3面、第6面及び第7面のみが非球面となっている。
(実施例8)
図23、24は、図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例8にかかる断面図であり、図23は情報記録/再生時の青紫色レーザ光(波長λ1)の光路を示し、図24はフォーカシング、トラッキング用の赤色レーザ光(波長λ2)の光路を示す。又、図25は、本実施例におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。図23,24において、対物レンズは、光源側から正の第1レンズ群LG1,負の第2レンズ群LG2,正の第3レンズ群LG3を有しており、最も光源側の第1レンズ群LG1の光源側光学面が光源側に凸である。
図23において、絞りSTOの位置に空間光変調器を配置するか、あるいはこの位置に空間光変調器の像が出来る様にリレーレンズを配置する。空間光変調器のセルで回折される光束の回折角はセルの大きさに依存し、本実施例では回折角を0.86°とした。空間光変調器から入射した波長λ1の光束は、対物レンズを透過した後平行光束となり、参照光との干渉縞をホログラム記録媒体ODに記録する。
一方、トラッキング、フォーカシング用の波長λ2の光束は、ダイクロイックミラーで光路を波長λ1の光束に合わせた後、絞りSTOで光束が制限された後、対物レンズで集光された光束は、ホログラム記録層を透過し、サーボ用ピットの記録されている層に合焦するようになっている。
表8において、(a)はレンズデータ、(b)は非球面データ、(c)は絞りSTOの位置で10分割した像高での第1光学系を通過した波長λ1の光束における波面収差データ、(d)は第2光学系を通過した波長λ2の光束における波面収差データである。波長λ1の光束を対物レンズに通過させる際、最大物体高は−0.61mm、物体側NAは0.015、焦点距離は1mmである。一方、波長λ2の光束を対物レンズに通過させる際、絞り径はφ1.23mm、像側NAは0.6である。本実施例において、P2/Pt=−0.807であり、|νp−νn|=31.65である。
Figure 2008077693
各面の円錐定数κ、非球面係数A2iを示す表8の非球面データから明らかであるが、実施例8では第6面及び第7面のみが非球面となっている。
(実施例9)
図26,27は、図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例9にかかる断面図であり、図26は情報記録/再生時の青紫色レーザ光(波長λ1)の光路を示し、図27はフォーカシング、トラッキング用の赤色レーザ光(波長λ2)の光路を示す。又、図28は、本実施例におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。図26,27において、対物レンズは、光源側から正の第1レンズ群LG1,負の第2レンズ群LG2,正の第3レンズ群LG3を有しており、最も光源側の第1レンズ群LG1の光源側光学面が光源側に凸である。
図26において、絞りSTOの位置に空間光変調器を配置するか、あるいはこの位置に空間光変調器の像が出来る様にリレーレンズを配置する。空間光変調器のセルで回折される光束の回折角はセルの大きさに依存し、本実施例では回折角を0.86°とした。空間光変調器から入射した波長λ1の光束は、対物レンズを透過した後平行光束となり、参照光との干渉縞をホログラム記録媒体ODに記録する。
一方、トラッキング、フォーカシング用の波長λ2の光束は、ダイクロイックミラーで光路を波長λ1の光束に合わせた後、絞りSTOで光束が制限された後、対物レンズで集光された光束は、ホログラム記録層を透過し、サーボ用ピットの記録されている層に合焦するようになっている。
表9において、(a)はレンズデータ、(b)は非球面データ、(c)は絞りSTOの位置で10分割した像高での第1光学系を通過した波長λ1の光束における波面収差データ、(d)は第2光学系を通過した波長λ2の光束における波面収差データである。波長λ1の光束を対物レンズに通過させる際、最大物体高は−0.61mm、物体側NAは0.015、焦点距離は1mmである。一方、波長λ2の光束を対物レンズに通過させる際、絞り径はφ1.23mm、像側NAは0.6である。本実施例において、P2/Pt=−0.547であり、|νp−νn|=31.65である。
Figure 2008077693
各面の円錐定数κ、非球面係数A2iを示す表9の非球面データから明らかであるが、実施例9では第6面及び第7面のみが非球面となっている。
(実施例10)
図29,30は、図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例10にかかる断面図であり、図29は情報記録/再生時の青紫色レーザ光(波長λ1)の光路を示し、図30はフォーカシング、トラッキング用の赤色レーザ光(波長λ2)の光路を示す。又、図31は、本実施例におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。図29,30において、対物レンズは、光源側から正の第1レンズ群LG1,負の第2レンズ群LG2,正の第3レンズ群LG3を有しており、最も光源側の第1レンズ群LG1の光源側光学面が光源側に凸である。
図29において、絞りSTOの位置に空間光変調器を配置するか、あるいはこの位置に空間光変調器の像が出来る様にリレーレンズを配置する。空間光変調器のセルで回折される光束の回折角はセルの大きさに依存し、本実施例では回折角を0.86°とした。空間光変調器から入射した波長λ1の光束は、対物レンズを透過した後平行光束となり、参照光との干渉縞をホログラム記録媒体ODに記録する。
一方、トラッキング、フォーカシング用の波長λ2の光束は、ダイクロイックミラーで光路を波長λ1の光束に合わせた後、絞りSTOで光束が制限された後、対物レンズで集光された光束は、ホログラム記録層を透過し、サーボ用ピットの記録されている層に合焦するようになっている。
表10において、(a)はレンズデータ、(b)は非球面データ、(c)は絞りSTOの位置で10分割した像高での第1光学系を通過した波長λ1の光束における波面収差データ、(d)は第2光学系を通過した波長λ2の光束における波面収差データである。波長λ1の光束を対物レンズに通過させる際、最大物体高は−0.61mm、物体側NAは0.015、焦点距離は1mmである。一方、波長λ2の光束を対物レンズに通過させる際、絞り径はφ1.23mm、像側NAは0.6である。本実施例において、P2/Pt=−1.179であり、|νp−νn|=31.15である。
Figure 2008077693
各面の円錐定数κ、非球面係数A2iを示す表10の非球面データから明らかであるが、実施例10では第2面、第3面、第6面及び第7面のみが非球面となっている。
(実施例11)
図32,33は、図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例11にかかる断面図であり、図32は情報記録/再生時の青紫色レーザ光(波長λ1)の光路を示し、図33はフォーカシング、トラッキング用の赤色レーザ光(波長λ2)の光路を示す。又、図34は、本実施例におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。図32,33において、対物レンズは、光源側から正の第1レンズ群LG1,負の第2レンズ群LG2,正の第3レンズ群LG3を有しており、最も光源側の第1レンズ群LG1の光源側光学面が光源側に凸である。
図32において、絞りSTOの位置に空間光変調器を配置するか、あるいはこの位置に空間光変調器の像が出来る様にリレーレンズを配置する。空間光変調器のセルで回折される光束の回折角はセルの大きさに依存し、本実施例では回折角を0.86°とした。空間光変調器から入射した波長λ1の光束は、対物レンズを透過した後平行光束となり、参照光との干渉縞をホログラム記録媒体ODに記録する。
一方、トラッキング、フォーカシング用の波長λ2の光束は、ダイクロイックミラーで光路を波長λ1の光束に合わせた後、絞りSTOで光束が制限された後、対物レンズで集光された光束は、ホログラム記録層を透過し、サーボ用ピットの記録されている層に合焦するようになっている。
表11において、(a)はレンズデータ、(b)は非球面データ、(c)は絞りSTOの位置で10分割した像高での第1光学系を通過した波長λ1の光束における波面収差データ、(d)は第2光学系を通過した波長λ2の光束における波面収差データである。波長λ1の光束を対物レンズに通過させる際、最大物体高は−0.61mm、物体側NAは0.015、焦点距離は1mmである。一方、波長λ2の光束を対物レンズに通過させる際、絞り径はφ1.23mm、像側NAは0.6である。本実施例において、P2/Pt=−1.225であり、|νp−νn|=31.65である。
Figure 2008077693
各面の円錐定数κ、非球面係数A2iを示す表11の非球面データから明らかであるが、実施例11では第6面及び第7面のみが非球面となっている。
(実施例12)
図35,36は、図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例12にかかる断面図であり、図35は情報記録/再生時の青紫色レーザ光(波長λ1)の光路を示し、図36はフォーカシング、トラッキング用の赤色レーザ光(波長λ2)の光路を示す。又、図37は、本実施例におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。図35,36において、対物レンズは、光源側から正の第1レンズ群LG1,負の第2レンズ群LG2,正の第3レンズ群LG3を有しており、最も光源側の第1レンズ群LG1の光源側光学面が光源側に凸である。
図35において、絞りSTOの位置に空間光変調器を配置するか、あるいはこの位置に空間光変調器の像が出来る様にリレーレンズを配置する。空間光変調器のセルで回折される光束の回折角はセルの大きさに依存し、本実施例では回折角を0.86°とした。空間光変調器から入射した波長λ1の光束は、対物レンズを透過した後平行光束となり、参照光との干渉縞をホログラム記録媒体ODに記録する。
一方、トラッキング、フォーカシング用の波長λ2の光束は、ダイクロイックミラーで光路を波長λ1の光束に合わせた後、絞りSTOで光束が制限された後、対物レンズで集光された光束は、ホログラム記録層を透過し、サーボ用ピットの記録されている層に合焦するようになっている。
表12において、(a)はレンズデータ、(b)は非球面データ、(c)は絞りSTOの位置で10分割した像高での第1光学系を通過した波長λ1の光束における波面収差データ、(d)は第2光学系を通過した波長λ2の光束における波面収差データである。波長λ1の光束を対物レンズに通過させる際、最大物体高は−0.61mm、物体側NAは0.015、焦点距離は1mmである。一方、波長λ2の光束を対物レンズに通過させる際、絞り径はφ1.23mm、像側NAは0.6である。本実施例において、P2/Pt=−0.923であり、|νp−νn|=31.65である。
Figure 2008077693
各面の円錐定数κ、非球面係数A2iを示す表12の非球面データから明らかであるが、実施例12では第2面〜第7面全てが非球面となっている。
(実施例13)
図38、39は、図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例13にかかる断面図であり、図38は情報記録/再生時の青紫色レーザ光(波長λ1)の光路を示し、図39はフォーカシング、トラッキング用の赤色レーザ光(波長λ2)の光路を示す。又、図40は、本実施例におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。図38,39において、対物レンズは、光源側から正の第1レンズ群LG1,負の第2レンズ群LG2,正の第3レンズ群LG3を有しており、最も光源側の第1レンズ群LG1の光源側光学面が光源側に凸である。
図38において、絞りSTOの位置に空間光変調器を配置するか、あるいはこの位置に空間光変調器の像が出来る様にリレーレンズを配置する。空間光変調器のセルで回折される光束の回折角はセルの大きさに依存し、本実施例では回折角を0.86°とした。空間光変調器から入射した波長λ1の光束は、対物レンズを透過した後平行光束となり、参照光との干渉縞をホログラム記録媒体ODに記録する。
一方、トラッキング、フォーカシング用の波長λ2の光束は、ダイクロイックミラーで光路を波長λ1の光束に合わせた後、絞りSTOで光束が制限された後、対物レンズで集光された光束は、ホログラム記録層を透過し、サーボ用ピットの記録されている層に合焦するようになっている。
表13において、(a)はレンズデータ、(b)は非球面データ、(c)は絞りSTOの位置で10分割した像高での第1光学系を通過した波長λ1の光束における波面収差データ、(d)は第2光学系を通過した波長λ2の光束における波面収差データである。波長λ1の光束を対物レンズに通過させる際、最大物体高は−0.61mm、物体側NAは0.015、焦点距離は1mmである。一方、波長λ2の光束を対物レンズに通過させる際、絞り径はφ1.23mm、像側NAは0.6である。本実施例において、P2/Pt=−0.648であり、|νp−νn|=31.65である。
Figure 2008077693
各面の円錐定数κ、非球面係数A2iを示す表13の非球面データから明らかであるが、実施例13では第6面及び第7面のみが非球面となっている。
(実施例14)
図41,42は、図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例14にかかる断面図であり、図41は情報記録/再生時の青紫色レーザ光(波長λ1)の光路を示し、図42はフォーカシング、トラッキング用の赤色レーザ光(波長λ2)の光路を示す。又、図43は、本実施例におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。図41,42において、対物レンズは、光源側から正の第1レンズ群LG1,負の第2レンズ群LG2,正の第3レンズ群LG3を有しており、最も光源側の第1レンズ群LG1の光源側光学面が光源側に凸である。
図41において、絞りSTOの位置に空間光変調器を配置するか、あるいはこの位置に空間光変調器の像が出来る様にリレーレンズを配置する。空間光変調器のセルで回折される光束の回折角はセルの大きさに依存し、本実施例では回折角を0.86°とした。空間光変調器から入射した波長λ1の光束は、対物レンズを透過した後平行光束となり、参照光との干渉縞をホログラム記録媒体ODに記録する。
一方、トラッキング、フォーカシング用の波長λ2の光束は、ダイクロイックミラーで光路を波長λ1の光束に合わせた後、絞りSTOで光束が制限された後、対物レンズで集光された光束は、ホログラム記録層を透過し、サーボ用ピットの記録されている層に合焦するようになっている。
表14において、(a)はレンズデータ、(b)は非球面データ、(c)は絞りSTOの位置で10分割した像高での第1光学系を通過した波長λ1の光束における波面収差データ、(d)は第2光学系を通過した波長λ2の光束における波面収差データである。波長λ1の光束を対物レンズに通過させる際、最大物体高は−0.61mm、物体側NAは0.015、焦点距離は1mmである。一方、波長λ2の光束を対物レンズに通過させる際、絞り径はφ1.23mm、像側NAは0.6である。本実施例において、P2/Pt=−0.657であり、|νp−νn|=31.65である。
Figure 2008077693
各面の円錐定数κ、非球面係数A2iを示す表14の非球面データから明らかであるが、実施例14では第6面及び第7面のみが非球面となっている。
(実施例15)
図44,45は、図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例15にかかる断面図であり、図44は情報記録/再生時の青紫色レーザ光(波長λ1)の光路を示し、図45はフォーカシング、トラッキング用の赤色レーザ光(波長λ2)の光路を示す。又、図46は、本実施例におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。図44,45において、対物レンズは、光源側から正の第1レンズ群LG1,負の第2レンズ群LG2,正の第3レンズ群LG3を有しており、最も光源側の第1レンズ群LG1の光源側光学面が光源側に凸である。
図44において、絞りSTOの位置に空間光変調器を配置するか、あるいはこの位置に空間光変調器の像が出来る様にリレーレンズを配置する。空間光変調器のセルで回折される光束の回折角はセルの大きさに依存し、本実施例では回折角を0.86°とした。空間光変調器から入射した波長λ1の光束は、対物レンズを透過した後平行光束となり、参照光との干渉縞をホログラム記録媒体ODに記録する。
一方、トラッキング、フォーカシング用の波長λ2の光束は、ダイクロイックミラーで光路を波長λ1の光束に合わせた後、絞りSTOで光束が制限された後、対物レンズで集光された光束は、ホログラム記録層を透過し、サーボ用ピットの記録されている層に合焦するようになっている。
表15において、(a)はレンズデータ、(b)は非球面データ、(c)は絞りSTOの位置で10分割した像高での第1光学系を通過した波長λ1の光束における波面収差データ、(d)は第2光学系を通過した波長λ2の光束における波面収差データである。波長λ1の光束を対物レンズに通過させる際、最大物体高は−0.61mm、物体側NAは0.015、焦点距離は1mmである。一方、波長λ2の光束を対物レンズに通過させる際、絞り径はφ1.23mm、像側NAは0.6である。本実施例において、P2/Pt=−0.662であり、|νp−νn|=31.65である。
Figure 2008077693
各面の円錐定数κ、非球面係数A2iを示す表15の非球面データから明らかであるが、実施例15では第6面及び第7面のみが非球面となっている。
(実施例16)
図47,48は、図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例16にかかる断面図であり、図47は情報記録/再生時の青紫色レーザ光(波長λ1)の光路を示し、図48はフォーカシング、トラッキング用の赤色レーザ光(波長λ2)の光路を示す。又、図49は、本実施例におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。図47,48において、対物レンズは、光源側から正の第1レンズ群LG1,負の第2レンズ群LG2,正の第3レンズ群LG3を有しており、最も光源側の第1レンズ群LG1の光源側光学面が光源側に凸である。
図47において、絞りSTOの位置に空間光変調器を配置するか、あるいはこの位置に空間光変調器の像が出来る様にリレーレンズを配置する。空間光変調器のセルで回折される光束の回折角はセルの大きさに依存し、本実施例では回折角を0.86°とした。空間光変調器から入射した波長λ1の光束は、対物レンズを透過した後平行光束となり、参照光との干渉縞をホログラム記録媒体ODに記録する。
一方、トラッキング、フォーカシング用の波長λ2の光束は、ダイクロイックミラーで光路を波長λ1の光束に合わせた後、絞りSTOで光束が制限された後、対物レンズで集光された光束は、ホログラム記録層を透過し、サーボ用ピットの記録されている層に合焦するようになっている。
表16において、(a)はレンズデータ、(b)は非球面データ、(c)は絞りSTOの位置で10分割した像高での第1光学系を通過した波長λ1の光束における波面収差データ、(d)は第2光学系を通過した波長λ2の光束における波面収差データである。波長λ1の光束を対物レンズに通過させる際、最大物体高は−0.61mm、物体側NAは0.015、焦点距離は1mmである。一方、波長λ2の光束を対物レンズに通過させる際、絞り径はφ1.23mm、像側NAは0.6である。本実施例において、P2/Pt=−1.387であり、|νp−νn|=31.15である。
Figure 2008077693
各面の円錐定数κ、非球面係数A2iを示す表16の非球面データから明らかであるが、実施例16では第2面、第3面、第6面及び第7面のみが非球面となっている。
(実施例17)
図50,51は、図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例17にかかる断面図であり、図50は情報記録/再生時の青紫色レーザ光(波長λ1)の光路を示し、図51はフォーカシング、トラッキング用の赤色レーザ光(波長λ2)の光路を示す。又、図52は、本実施例におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。図50,51において、対物レンズは、光源側から正の第1レンズ群LG1,負の第2レンズ群LG2,正の第3レンズ群LG3を有しており、最も光源側の第1レンズ群LG1の光源側光学面が光源側に凸である。
図50において、絞りSTOの位置に空間光変調器を配置するか、あるいはこの位置に空間光変調器の像が出来る様にリレーレンズを配置する。空間光変調器のセルで回折される光束の回折角はセルの大きさに依存し、本実施例では回折角を0.86°とした。空間光変調器から入射した波長λ1の光束は、対物レンズを透過した後平行光束となり、参照光との干渉縞をホログラム記録媒体ODに記録する。
一方、トラッキング、フォーカシング用の波長λ2の光束は、ダイクロイックミラーで光路を波長λ1の光束に合わせた後、絞りSTOで光束が制限された後、対物レンズで集光された光束は、ホログラム記録層を透過し、サーボ用ピットの記録されている層に合焦するようになっている。
表17において、(a)はレンズデータ、(b)は非球面データ、(c)は絞りSTOの位置で10分割した像高での第1光学系を通過した波長λ1の光束における波面収差データ、(d)は第2光学系を通過した波長λ2の光束における波面収差データである。波長λ1の光束を対物レンズに通過させる際、最大物体高は−0.61mm、物体側NAは0.015、焦点距離は1mmである。一方、波長λ2の光束を対物レンズに通過させる際、絞り径はφ1.23mm、像側NAは0.6である。本実施例において、P2/Pt=−0.873であり、|νp−νn|=31.65である。
Figure 2008077693
各面の円錐定数κ、非球面係数A2iを示す表17の非球面データから明らかであるが、実施例17では第6面及び第7面のみが非球面となっている。
(実施例18)
図53,54は、図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例18にかかる断面図であり、図53は情報記録/再生時の青紫色レーザ光(波長λ1)の光路を示し、図54はフォーカシング、トラッキング用の赤色レーザ光(波長λ2)の光路を示す。又、図55は、本実施例におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。図53,54において、対物レンズは、光源側から正の第1レンズ群LG1,負の第2レンズ群LG2,正の第3レンズ群LG3を有しており、最も光源側の第1レンズ群LG1の光源側光学面が光源側に凸である。
図53において、絞りSTOの位置に空間光変調器を配置するか、あるいはこの位置に空間光変調器の像が出来る様にリレーレンズを配置する。空間光変調器のセルで回折される光束の回折角はセルの大きさに依存し、本実施例では回折角を0.86°とした。空間光変調器から入射した波長λ1の光束は、対物レンズを透過した後平行光束となり、参照光との干渉縞をホログラム記録媒体ODに記録する。
一方、トラッキング、フォーカシング用の波長λ2の光束は、ダイクロイックミラーで光路を波長λ1の光束に合わせた後、絞りSTOで光束が制限された後、対物レンズで集光された光束は、ホログラム記録層を透過し、サーボ用ピットの記録されている層に合焦するようになっている。
表18において、(a)はレンズデータ、(b)は非球面データ、(c)は絞りSTOの位置で10分割した像高での第1光学系を通過した波長λ1の光束における波面収差データ、(d)は第2光学系を通過した波長λ2の光束における波面収差データである。波長λ1の光束を対物レンズに通過させる際、最大物体高は−0.61mm、物体側NAは0.015、焦点距離は1mmである。一方、波長λ2の光束を対物レンズに通過させる際、絞り径はφ1.23mm、像側NAは0.6である。本実施例において、P2/Pt=−0.871であり、|νp−νn|=31.65である。
Figure 2008077693
各面の円錐定数κ、非球面係数A2iを示す表18の非球面データから明らかであるが、実施例18では第2面〜第7面全てが非球面となっている。
(実施例19)
図56,57は、図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例19にかかる断面図であり、図56は情報記録/再生時の青紫色レーザ光(波長λ1)の光路を示し、図57はフォーカシング、トラッキング用の赤色レーザ光(波長λ2)の光路を示す。又、図58は、本実施例におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。図56,57において、対物レンズは、光源側から正の第1レンズ群LG1,負の第2レンズ群LG2,正の第3レンズ群LG3を有しており、最も光源側の第1レンズ群LG1の光源側光学面が光源側に凸である。
図56において、絞りSTOの位置に空間光変調器を配置するか、あるいはこの位置に空間光変調器の像が出来る様にリレーレンズを配置する。空間光変調器のセルで回折される光束の回折角はセルの大きさに依存し、本実施例では回折角を0.86°とした。空間光変調器から入射した波長λ1の光束は、対物レンズを透過した後平行光束となり、参照光との干渉縞をホログラム記録媒体ODに記録する。
一方、トラッキング、フォーカシング用の波長λ2の光束は、ダイクロイックミラーで光路を波長λ1の光束に合わせた後、絞りSTOで光束が制限された後、対物レンズで集光された光束は、ホログラム記録層を透過し、サーボ用ピットの記録されている層に合焦するようになっている。
表19において、(a)はレンズデータ、(b)は非球面データ、(c)は絞りSTOの位置で10分割した像高での第1光学系を通過した波長λ1の光束における波面収差データ、(d)は第2光学系を通過した波長λ2の光束における波面収差データである。波長λ1の光束を対物レンズに通過させる際、最大物体高は−0.61mm、物体側NAは0.015、焦点距離は1mmである。一方、波長λ2の光束を対物レンズに通過させる際、絞り径はφ1.23mm、像側NAは0.6である。本実施例において、P2/Pt=−0.816であり、|νp−νn|=31.65である。
Figure 2008077693
各面の円錐定数κ、非球面係数A2iを示す表19の非球面データから明らかであるが、実施例19では第6面及び第7面のみが非球面となっている。
各実施例について、式(1)、式(2)に対応する値を表20にまとめて示す。
Figure 2008077693
本発明の一実施形態に係る光ピックアップ装置の概略構成図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例1にかかる断面図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例1にかかる断面図である。 実施例1におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例2にかかる断面図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例2にかかる断面図である。 実施例2におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例3にかかる断面図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例3にかかる断面図である。 実施例3におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例4にかかる断面図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例4にかかる断面図である。 実施例4におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例5にかかる断面図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例5にかかる断面図である。 実施例5におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例6にかかる断面図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例6にかかる断面図である。 実施例6におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例7にかかる断面図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例7にかかる断面図である。 実施例7におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例8にかかる断面図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例8にかかる断面図である。 実施例8におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例9にかかる断面図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例9にかかる断面図である。 実施例9におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例10にかかる断面図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例10にかかる断面図である。 実施例10におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例11にかかる断面図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例11にかかる断面図である。 実施例11におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例12にかかる断面図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例12にかかる断面図である。 実施例12におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例13にかかる断面図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例13にかかる断面図である。 実施例13におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例14にかかる断面図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例14にかかる断面図である。 実施例14におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例15にかかる断面図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例15にかかる断面図である。 実施例15におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例16にかかる断面図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例16にかかる断面図である。 実施例16におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例17にかかる断面図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例17にかかる断面図である。 実施例17におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例18にかかる断面図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例18にかかる断面図である。 実施例18におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例19にかかる断面図である。 図1の光ピックアップ装置で用いることのできる対物レンズの実施例19にかかる断面図である。 実施例19におけるホログラム再生時の受光素子上での歪曲収差(a)と、像面歪曲(b)を示す図である。
符号の説明
10 対物レンズ
31 第1レーザ光源
32 第2レーザ光源
41 第1光検出器
42 第2光検出器
53 空間光変調器
55 可動ミラー
71 ダイクロイックミラー
79 シリンドリカルレンズ
100 光ピックアップ装置
LG1 第1レンズ群
LG2 第2レンズ群
LG3第3レンズ群
LT1 第1波長光
LT2 第2波長光
STO 絞り
OD 光ディスク
REL 情報記録層
IL 情報光
OL 物体光
RL 参照光
SL サーボ光
TIL トラッキング情報面

Claims (9)

  1. ホログラフィを利用して光情報記録媒体に情報の記録及び/又は再生を行う光ピックアップ装置に用いる対物レンズであって、
    3群以上から成り、最も光源側の第1レンズ群の光源側光学面が光源側に凸であり、各レンズ群の内少なくとも一つが異なるアッベ数のレンズで構成されていることを特徴とする対物レンズ。
  2. 各群のレンズの内、正レンズのアッベ数の平均値をνp、負レンズのアッベ数の平均をνnとしたとき、(1)式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ。
    21.9 < |νp−νn| (1)
  3. 各群の屈折パワーが光源側から順に正負正であることを特徴とする請求項1から2のいずれか一項に記載の対物レンズ。
  4. 前記対物レンズの全系の屈折パワーをPt、第2レンズ群の屈折パワーをP2としたとき(2)式を満たすことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の対物レンズ。
    −2.2 < P2/Pt < 0 (2)
  5. 前記対物レンズの全系の屈折パワーをPt、第2レンズ群の屈折パワーをP2としたとき(3)式を満たすことを特徴とする請求項4に記載の対物レンズ。
    −2.2 < P2/Pt < −0.29 (3)
  6. 前記対物レンズの全系の屈折パワーをPt、第2レンズ群の屈折パワーをP2としたとき(4)式を満たすことを特徴とする請求項5に記載の対物レンズ。
    −2.2 < P2/Pt < −0.39 (4)
  7. 第1レンズ群がガラス製であり、少なくとも光源側の光学面が球面研磨されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の対物レンズ。
  8. 各群がそれぞれ一枚のレンズで構成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の対物レンズ。
  9. 光情報記録媒体の記録層にホログラム像を形成しつつ、光情報記録媒体のガイド層にスポット像を形成可能するために請求項1から請求項8いずれか一項記載の対物レンズを備え、光情報記録媒体の情報を読み取り、若しくは光情報記録媒体に情報を書き込むことを特徴とする光ピックアップ装置。
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