JP2001083410A - 対物レンズ及びこの対物レンズを使用するピックアップ装置 - Google Patents

対物レンズ及びこの対物レンズを使用するピックアップ装置

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JP2001083410A
JP2001083410A JP25555899A JP25555899A JP2001083410A JP 2001083410 A JP2001083410 A JP 2001083410A JP 25555899 A JP25555899 A JP 25555899A JP 25555899 A JP25555899 A JP 25555899A JP 2001083410 A JP2001083410 A JP 2001083410A
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lens
objective lens
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wavelength
pickup device
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Kohei Ota
耕平 大田
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学式記録再生装置に用いられ、短波長のレ
ーザ光源に対応した高NAの2枚構成の対物レンズを提
供する。 【解決手段】 光学式記録再生装置のピックアップ用対
物レンズであって、レーザ光源側から順に、正屈折力の
第1レンズと正屈折力の第2レンズとからなり、使用波
長が500nm以下で、保護層の厚みが0.2mm以下
の記録媒体を使用し、次式を満たす。 0.90≦d1/f≦1.70 0.75≦r1/(n1・f)≦1.10 但し、 d1:第1レンズの軸上レンズ厚 f :焦点距離 r1:第1面の近軸曲率半径 n1:第1レンズの使用波長での屈折率

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクなどの
記録媒体に、記録又は再生を行う光学式記録再生装置の
ピックアップ用対物レンズ、及びこの対物レンズを使用
するピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクなどを媒体とした光学式記録
再生装置の光学系において、記録情報信号の高密度化を
図るため、対物レンズが記録媒体上に集光するスポット
を小さくすることが要求されている。このため、光源で
あるレーザの短波長化と対物レンズの高NA(開口数)
化とが図られている。
【0003】光源のレーザでは、発振波長400nm程
度の半導体レーザの実用化が図られている。高NAレン
ズとしては、例えば特開平10−123410号公報で
は、2枚の非球面レンズからなるピックアップ用の高N
Aレンズが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況下においてなされたものである。即ち、光学式記録
再生装置に用いられ、短波長のレーザ光源に対応した高
NAの2枚構成の対物レンズを提供することを目的とし
たものである。特に、レンズ或いはレンズ面の光軸垂直
方向の位置ずれであるディセンターや、傾きであるティ
ルトなどの誤差に対して、性能劣化の小さい2枚構成の
対物レンズを提供することを目的としたものである。
【0005】又、この対物レンズを使用するピックアッ
プ装置を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記構
成を採ることによって達成される。
【0007】即ち、光学式記録再生装置のピックアップ
用対物レンズであって、レーザ光源側から順に、正屈折
力の第1レンズと正屈折力の第2レンズとからなり、使
用波長が500nm以下で、保護層の厚みが0.2mm
以下の記録媒体を使用し、次式を満たすことを特徴とす
る対物レンズによって達成される。
【0008】 0.90≦d1/f≦1.70 ・・・ 0.75≦r1/(n1・f)≦1.10 ・・・ 但し、 d1:第1レンズの軸上レンズ厚 f :焦点距離 r1:第1面の近軸曲率半径 n1:第1レンズの使用波長での屈折率 更に、前記対物レンズは、次式を満たすことを特徴とす
る対物レンズによって達成される。
【0009】 0.3≦(r2+r1)/(r2−r1)≦2.0・・・ 但し、 r2:第2面の近軸曲率半径 又、前述の対物レンズを使用することを特徴とするピッ
クアップ装置によって達成される。
【0010】ここで、本発明の対物レンズの作用につい
て説明する。
【0011】本発明の対物レンズは、正屈折力の2枚の
レンズからなる青色レーザ対応の高NA対物レンズであ
る。
【0012】条件式は、第1レンズの中心厚に関し、
下限を外れると像高特性が劣化する。上限を外れるとレ
ンズが厚肉になってピックアップのサイズが大きくな
る。そこで、下記を満たすことがより望ましい。
【0013】1.30≦d1/f≦1.60 条件式は、第1レンズの曲率半径に関し、下限を外れ
てr1が小さくなると、第1レンズ面の光軸垂直方向の
位置ずれにより生ずる収差・性能劣化の度合いであるシ
フト感度、或いは傾きによって生じる収差・性能劣化の
度合いであるティルト感度が増大する。上限を外れてr
1が大きくなると、第2レンズのパワー負担が増加し、
第2レンズのレンズ厚に対する誤差感度が増大する。そ
こで、下記を満たすことがより望ましい。
【0014】0.85≦r1/(n1・f)≦1.00 条件式は、第1レンズの形状に関し、下限を外れて両
凸対称形状に近くなると球面収差の補正が難しい。上限
を外れてメニスカスの度合いが大きくなると、第1レン
ズの第1面と第2面との間の軸ずれによる収差劣化が大
きい。そこで、下記を満たすことがより望ましい。
【0015】 0.4≦(r2+r1)/(r2−r1)≦0.8
【0016】
【実施例】次に、本発明の対物レンズの実施例を示す。
そして、各実施例のデータを表1の一覧表に示す。
【0017】
【表1】
【0018】又、表2以下で使用する符号の意味は下記
のとおりである。
【0019】r :レンズの近軸曲率半径 d :レンズ面間隔 N :基準波長での屈折率 νd:アッベ数 又、実施例における非球面については、光軸方向をx
軸、光軸からの高さをh、近軸曲率半径をrとするとき
次式で表す。但し、Kを円錐係数、A2iを非球面係数と
する。
【0020】
【数1】
【0021】実施例1 レンズデータを表2、非球面係数を表3に示す。実施例
1のレンズを図1に示すが、(a)は断面図であり、
(b)は収差図である。
【0022】 λ(光源レーザ波長)=400nm f =2.353mm NA(開口数) =0.85 倍率 =0(平行光入射)
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】実施例2 レンズデータを表4、非球面係数を表5に示す。実施例
2のレンズを図2に示すが、(a)は断面図であり、
(b)は収差図である。
【0026】 λ =400nm f =2.353mm NA=0.85 倍率=0
【0027】
【表4】
【0028】
【表5】
【0029】実施例3 レンズデータを表6、非球面係数を表7に示す。実施例
3のレンズを図3に示すが、(a)は断面図であり、
(b)は収差図である。
【0030】 λ =400nm f =1.765mm NA=0.85 倍率=0
【0031】
【表6】
【0032】
【表7】
【0033】実施例4 レンズデータを表8、非球面係数を表9に示す。実施例
4のレンズを図4に示すが、(a)は断面図であり、
(b)は収差図である。
【0034】 λ =400nm f =1.765mm NA=0.85 倍率=0
【0035】
【表8】
【0036】
【表9】
【0037】次に、前記発明の対物レンズにおいて説明
した対物レンズを使用する、ピックアップ装置の実施例
を説明する。
【0038】図5は、前記発明の対物レンズを使用する
ピックアップ装置の実施例である。
【0039】図5において、ピックアップ装置は、光源
である半導体レーザ3と、光源から射出される発散光の
発散角を変換するカップリングレンズ2と、カップリン
グレンズ2からの光束を光情報記録媒体の情報記録面に
集光する対物レンズ1と、光情報記録媒体からの反射光
を受光する光検出器4を備えている。
【0040】5は光情報記録媒体の情報記録面、6は反
射光を分離するビームスプリッタ、7は1/4波長板、
8は絞り、9はシリンドリカルレンズ、10はフォーカ
ス・トラッキング用のアクチュエータである。
【0041】そして、前記カップリングレンズ2は、入
射された発散光束を光軸に対して、ほぼ平行光束にする
コリメートレンズであっても良い。この場合は、コリメ
ートレンズからの出射光束がほぼ平行光となるように、
光源もしくはコリメートレンズを、コリメートレンズの
光軸方向に移動調整可能にすることが望ましい。
【0042】このように、本発明のピックアップ装置
は、光源からの発散光束をほぼ平行光に変換するための
コリメートレンズと、該平行光を光情報記録面に集光す
るための対物レンズで構成しても良く、又光源からの発
散光束の角度を、発散光束又は収束光束に変換するため
の変換レンズであるカップリングレンズと、該カップリ
ングレンズからの光束を光情報記録面に集光するための
対物レンズで構成しても良く、又は光源からの発散光束
を光情報記録面に集光するための対物レンズ(有限共役
型対物レンズ)のみで構成しても良い。
【0043】そして、このようなピックアップ装置に前
記発明の対物レンズを使用することにより、光ディスク
用の高密度記録再生が可能なピックアップ装置を得るこ
とが出来る。
【0044】
【発明の効果】本発明により、光ディスク用の対物レン
ズにおいて開口数が大きく、像高特性の良い対物レンズ
を得ることが出来た。即ち、開口数が0.85と大き
く、像高特性の良い、高密度記録再生装置に用いるのに
好適な、光ディスク用の対物レンズを得ることが出来
た。
【0045】更に、ピックアップ装置に本発明の対物レ
ンズを使用することにより、前述のような効果を有する
ピックアップ装置を得ることが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の対物レンズの断面図と収差図であ
る。
【図2】実施例2の対物レンズの断面図と収差図であ
る。
【図3】実施例3の対物レンズの断面図と収差図であ
る。
【図4】実施例4の対物レンズの断面図と収差図であ
る。
【図5】本発明の対物レンズを使用するピックアップ装
置の実施例である。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 カップリングレンズ 3 半導体レーザ 4 光検出器 5 情報記録面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学式記録再生装置のピックアップ用対
    物レンズであって、レーザ光源側から順に、正屈折力の
    第1レンズと正屈折力の第2レンズとからなり、使用波
    長が500nm以下で、保護層の厚みが0.2mm以下
    の記録媒体を使用し、次式を満たすことを特徴とする対
    物レンズ。 0.90≦d1/f≦1.70 0.75≦r1/(n1・f)≦1.10 但し、 d1:第1レンズの軸上レンズ厚 f :焦点距離 r1:第1面の近軸曲率半径 n1:第1レンズの使用波長での屈折率
  2. 【請求項2】 前記対物レンズは、次式を満たすことを
    特徴とする請求項1に記載の対物レンズ。 0.3≦(r2+r1)/(r2−r1)≦2.0 但し、 r2:第2面の近軸曲率半径
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載の対物レンズ
    を使用することを特徴とするピックアップ装置。
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