JPH09306024A - 光情報記録媒体の記録および/または再生用光学系 - Google Patents

光情報記録媒体の記録および/または再生用光学系

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JPH09306024A
JPH09306024A JP8147852A JP14785296A JPH09306024A JP H09306024 A JPH09306024 A JP H09306024A JP 8147852 A JP8147852 A JP 8147852A JP 14785296 A JP14785296 A JP 14785296A JP H09306024 A JPH09306024 A JP H09306024A
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information recording
objective lens
optical system
recording medium
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JP8147852A
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Masaya Kobayashi
雅也 小林
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集束光入射で波面収差が最小でマレシャル限
界内となる高密度情報記録再生時に最適化された対物レ
ンズを共通化し、低密度情報記録再生時にもトラッキン
グ時の性能低下を生じることのなく、温度変化の影響も
小さい光学系を得ようとする。 【解決手段】 正の屈折力を有するカップリング手段と
対物レンズ、および前記透明基板の厚みに応じて上記対
物レンズ単体の倍率を変更する手段を有し、厚みt
1 (<t2 )に対する対物レンズ単体の横倍率M1 のと
きにおいては、上記カップリング手段は光源から出射さ
れた発散光束を集束光束に変換し、NAと、対物レンズ
単体の横倍率は NA1 ≧ NA21 ≧ 0.03 M1 > M2 の条件を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光などの光源か
らの光ビームを透明基板を介して情報記録面に集光する
ことにより情報を記録再生する光学系、特に透明基板厚
の異なる複数の光情報記録媒体に対応可能な記録再生用
光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光情報記録媒体の記録再生用光学
系(本発明で云う記録再生用光学系とは、記録および/
または再生用光学系、すなわち記録用光学系、再生用光
学系、記録と再生との両用の光学系を含む。)は、よく
知られているように、半導体レーザ等の光源から出射し
た光束を対物レンズによって所定の厚みの透明基板を通
してほぼ無収差の光スポットを情報記録面上に結像す
る。この情報記録面で情報ピットによって変調されて反
射した光束は、対物レンズを介してビームスプリッタに
戻り、ここでレーザ光源からの光路から分離されて受光
手段へ入射し、出力した入射光束の強度に比例した信号
電流を、検出回路系で情報信号、フォーカスエラー信
号、トラックエラー信号を検出し、磁気回路とコイル等
で構成される2次元アクチュエータで対物レンズを制御
し、常に情報トラック上に光スポット位置を合わせる。
【0003】従来のCD対応で要求される程度の精度の
記録再生用光学系としては、無限共役型の特開昭57−
76512号公報、有限共役型の特開昭61−5631
4号公報等が見られる。また、樹脂製レンズを用いた場
合の温度変化による収差の発生を防ぐため、カップリン
グレンズを用いるものが特開平6−258573号公報
に開示されている。しかし近年、DVD対応など、光デ
ィスク等の情報記録媒体への記録の高密度化がさらに進
んできており、これに伴い光学系や対物レンズの高NA
化が進められている。また、これに加えて、波面収差
(球面収差)等の性能面に対する要求もさらに厳しくな
ってきている。
【0004】光源からの発散光を、球面収差、正弦条件
が補正された両面非球面対物レンズで光情報媒体の記録
面上に結像させる有限共役型の対物レンズは、それぞれ
の面の屈折力が大きくなるため、NAが大となった場
合、 高NA化に限界がある。 対物レンズを光軸方向に動かしてフォーカシングす
る場合の球面収差発生量が大きい。 対物レンズの屈折率変化による球面収差の発生が大
きい。 という問題があり、ディスクのぶれ等に伴う物像間距離
の変化、また、対物レンズが樹脂製の場合は、温度変化
等の環境変化による屈折率の変化、などの原因による波
面収差変化が大きくなる。特に、対物レンズが樹脂製の
場合、有限共役型の場合は、従来のCD対応で要求され
る精度のレベルでは、特開平6−258573号に開示
されたカップリングレンズを用いる方法によって対応す
ることが出来たが、最近の記録の高密度化に対応するた
めに要求される性能には対応出来なくなる。
【0005】また、無限共役型の場合は、物像間距離の
変化による波面収差変化は無くなるが、NA0.60程
度まで高NA化すると、その温度変化による波面収差変
化でも記録の高密度化に対応するために要求される性能
では、許容誤差が厳しくなる。その上、今後さらに記録
を高密度化した規格も出て来る見通しであり、さらに波
長450nmまでの使用光の短波長化、NA0.75程
度までのレンズの高NA化が求められることが予想され
る。NA0.65以上の対物レンズとなると、無限共役
型のガラスレンズでも、レンズ軸上厚を大きくしなけれ
ば性能を維持することが難しくなる。
【0006】本発明者等は、これらの高NA化の下で、
樹脂製の対物レンズを用いた場合でも、温度変化による
波面収差の変化をレンズの許容誤差を確保できる程度に
抑えた得る光学系として、カップリング手段と対物レン
ズを備え、該カップリング手段は光源から射出される発
散光を収束光に変換し、対物レンズは該収束光をさらに
収束させて光情報媒体上に結像し、上記収束光入射で波
面収差が最小となりかつマレシャル限界内となる光学系
を提案した(特願平7−352208号)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年、情報記録
密度、透明基板の厚みなどの異なる光情報記録媒体の規
格が増し、それに応じて、記録再生用光学系の対物レン
ズのNAなどを変えることが必要となっている。同一記
録再生装置によりこれら規格の異なる光情報記録媒体の
記録再生を可能とすることが望ましいが、記録再生装置
の小型化とコスト低減のため、異なる光情報記録媒体の
記録再生用光学系の共通化を図ることが必要となる。し
かし、DVD用に最適化された対物レンズ(ディスク厚
0.6mm、NA0.6)をディスク厚1.2mmで使
用とすると、たとえNA0.45に絞っても大きな球面
収差が発生してしまう。本発明は、先に提案した集束光
入射で波面収差が最小でマレシャル限界内となる光学系
を共通化し、しかも高密度情報記録再生時に最適化され
た対物レンズを用いながら、低密度情報記録再生時にも
トラッキング時の性能低下を生じることのなく、温度変
化の影響も小さい光学系を得ようとする。
【0008】
【問題を解決するための手段】本発明の光情報記録媒体
の記録および/または再生用光学系は、少なくとも、光
源と該光源からの出射光束を、光情報記録媒体の透明基
板を介して情報記録面上に集光する正の屈折力を有する
カップリング手段と対物レンズを有し、前記透明基板の
厚みに応じて上記対物レンズ単体の倍率を変更する手段
を有し、 透明基板の厚みt1 、t2 (t1<t2)に対
して、対物レンズ単体の横倍率をM1 、M2 とし、第1
の横倍率のときの開口数をNA1 、第2の横倍率のとき
の開口数をNA2 としたとき、 NA1 ≧ NA2 ・・・(1) の条件を満たし、少なくとも上記透明基板の厚みt
1 (<t2 )に対する第1の対物レンズ単体の横倍率M
1 のときにおいては、上記カップリング手段は光源から
出射された発散光束を集束光束に変換し、上記対物レン
ズは、該集束光束をさらに集束させて光情報記録媒体上
に結像し、波面収差が最小となりかつマレシャル限界内
である上記対物レンズ単体の横倍率M1 は M1 ≧ 0.03 ・・・(2) M1 > M2 ・・・(3) を満足する。
【0009】対物レンズは樹脂製でよく、その光源側の
面は凸面で、光源側、情報記録面側の両方の面が非球面
であり、対物レンズ単体の横倍率をM2 に変更したとき
の開口数NA2 は NA2 ≦ 0.56 であり、NA2 ≦ 0.45のとき 0.55 ≦ G ≦ 1.10 ・・・(4) 0.45 < NA2 ≦ 0.56のとき 0.78 ≦ G ≦ 0.92 ・・・(5) を満足する。 ここで G=(M1−M2)・F・nt3/{△t・(n
t2−1)} △t =t2−t1>0 nt :透明基板の屈折率 NA2:横倍率M2のときの開口数 F :対物レンズの焦点距離 さらに |△t・M2/{F・(1−M2)}|≦0.015 ・・・(6) の条件を満足する。
【0010】上記光学系は NA1・(1−M1) ≦ 0.65 ・・・(7) 0.48 ≦ NA1 ・・・(8) また、 0.03 ≦ M1 ≦ 0.23 ・・・(9) の条件を満足することを特徴とする。より望ましくは 0.03 ≦ M1 ≦ 0.12 ・・・(10) の条件を満足する。
【0011】上記カップリング手段は、屈折光学系であ
るカップリングレンズであってよく、その少なくとも1
面は非球面であり、樹脂製のレンズを含むことを特徴と
する。そして、上記光学系において、少なくともカップ
リング手段を移動することにより、対物レンズ単体の横
倍率をM1 からM2 に変更するか、あるいは少なくとも
光源を移動することにより、対物レンズ単体の横倍率を
1 からM2 に変更することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明において、光源と対物レンズの間に、カ
ップリング手段として光源からの発散光の発散度を変え
る手段を設けることにより、対物レンズが分担する屈折
力を軽減することが出来る。特に、カップリング手段に
光源からの発散光を収束光にする機能を持たせることに
より、NAが大きい場合に対物レンズが分担する屈折力
を最適化することができる。実際に、横倍率M、開口数
NAの有限共役対物レンズについて、無限光入射に換算
した開口数(以下、換算NAと呼ぶ)NA∞ は NA∞ =(1−M)・NA ・・・[1] で表すことが出来る。この換算NAが大きくなるとレン
ズ設計、性能維持の難易度、温度特性などの環境変化の
影響が大きくなる。このとき、Mを正に、すなわち収束
光入射とすることにより、換算NAを小さくすることが
できる。また、対物レンズ自体をその横倍率Mの条件式
(2)(3)の範囲の収束光入射で波面収差が最小とな
り、かつマレシャル限界内とすることで、カップリング
手段の光軸と対物レンズの光軸が偏心した場合の収差劣
化は少なくなり、光情報記録媒体記録再生用光学系とし
て望ましい構成となる。カップリング手段としては、レ
ンズ、ミラー、透過型回折素子、反射型回折素子などが
用いられる。
【0013】本発明の光学系は、異なる厚みt1、t
2(>t1)の透明基板に対応できるものであるが、基板
の厚みの変化△t(=t2−t1)により発生した球面収
差を対物レンズの単体の倍率の変化で発生する球面収差
と相殺させることにより収差を良好に補正しようとする
ものである。基板の厚さの変化△tに対する球面収差の
変化量△SAtは同一NAでは比例関係にあり、αを比
例定数、nを透明基板の屈折率として以下のように表す
ことが出来る。 △t・(nt2−1)/nt3・α=△SAt ・・・[2] 一方、単玉対物レンズの倍率変化△Mによる球面収差変
化量△SAmはほぼ比例関係あると考えることが出来る
ので、βを比例定数、Fを対物レンズの焦点距離とし
て、以下のように表すことが出来る。 F・△M・β=△SAm ・・・[3] このため、全体として球面収差を補正するには △SAt+△SAm=0 ・・・[4] となるようにすればよい。すなわち △t・(nt2−1)/(nt3・F・△M)=−β/α・・・[5]
【0014】[2]式においてntが一定で△tが正
(>0)の場合、球面収差はオーバー方向に動く。すな
わち、このときの△SAt>0である。その結果、nt
>1であるので、定数αは正となる。また[3]式にお
いて、横倍率変化△Mが正(>0)であれば(反射系で
ない実像系の場合、横倍率の絶対値が小さくなれば)、
球面収差はオーバーに動く。このため△SAm>0であ
り、その結果、F>0であるので、定数βは正となる。
これらの結果、△tが正であれば、[5]式から△Mは
負(<0)となる。このとき、透明基板t1における球
面収差が一番良好に補正される横倍率をM1、透明基板
2(t2>t1、△t=t2−t1)における球面収差が
一番良好に補正される横倍率をM2とすると △M=M2−M1 ・・・[6] であるので、この結果、以下の関係が成立する。 M1 > M2 ・・・(3) このとき、対物レンズを光源側の面を凸面とし、両面非
球面とすることにより、良好に球面収差を補正すること
が出来る。
【0015】基板厚みt2に対するときの開口数NA2
ついて0.56より大きくなると、高次の球面収差の影
響が大きくなり、対物レンズ単体での倍率を変化させて
も球面収差の補正をしきれなくなる。また、透明基板の
厚み変化△t、対物レンズの焦点距離F、第1の倍率M
1が決まっているとき、第2の倍率M2を決定するために
は、[5]式を変形すると、[6]式から (M1−M2)・F・nt3/{△t・(nt2−1)}=α/β・・・[5]’ α/βをGとするとNA≦0.45のとき、Gは0.5
5以上1.10以内であればマレシャル限界内で十分に
性能を維持することが出来る。もし、Gの値が上限を超
えると球面収差はアンダー方向に大きくなる。また、下
限を超えると球面収差はオーバー方向に大きくなる。ま
た、0.45<NA≦0.56のとき、Gは0.78以
上0.92以内であれば、マレシャル限界内で十分に性
能を維持することが出来る。もし、Gの値が上限を超え
ると球面収差はアンダー方向に大きくなる。また、下限
を超えると球面収差はオーバー方向に大きくなる。
【0016】横倍率M1において正弦条件を最良に補正
するように設計した場合、横倍率M2においては正弦条
件を満足せず、正弦条件不満足量はアンダーとなること
が判っている。このため、横倍率M2において対物レン
ズ単体の軸外(像高)特性は劣化する。トラッキングの
ため対物レンズが光軸に直交する方向に絞りと一体にシ
フトするときの特性は、対物レンズ単体が像高を持った
状態と対応する。光情報記録媒体上のトラッキング量を
Tr、レンズシフト量をLs、トラッキング量像高を
Y、倍率をM2とすると、トラッキング量TrはLs・
(1−M2)に対応する。また、レンズシフトLsのと
き発生する波面収差量は、対物レンズ単体の像高Y=L
s・M2の像高にほぼ対応する。すなわち以下の関係が
成立する。 Y=Tr・M2/(1−M2) このため、M2が0に近づけば対応する対物レンズ単体
の像高も0に近づくため、倍率M2における像高特性が
大きくても、波面収差量は小さくなる。
【0017】透明基板の厚みt1のときの倍率M1で対物
レンズ単体の正弦条件を満足するように設計されている
とき、透明基板の厚みt2のときの倍率M2のときは正弦
条件は不満足となり、対物レンズの像高に対する波面収
差変化は大きくなり、この変化は△t/Fに比例する。
しかし、トラッキング量Trは対物レンズ単体の像高Y
の|M2|/(1−M2)倍に対応するため、例え像高特
性が大きくとも、M2が小さければ波面収差の値を小さ
くできる。このための条件が条件式(6)で、上限を超
えるとトラッキング時にマレシャル限界を超えてしま
う。
【0018】本発明の光学系は、NAが大きい、使用光
の波長が短い場合で、回折限界性能のスポットを光情報
記録媒体の記録面上に結像させるときに有利に使用で
き、NA0.48以上の場合に最適な光学系である。そ
のとき、対物レンズ単体の横倍率M1が条件式(7)を
満足することが望ましく、上限を越えると、カップリン
グ手段の光軸と垂直な方向の大きさが大きくなり、下限
を越えると高NAとした場合の誤差、特に対物レンズの
屈折率誤差による球面収差が大きくなる。条件式(5)
の上限を越えると対物レンズの厚さが厚くなり、したが
って必要な作動距離を確保するためには、光学系全体を
大きくする必要が出て来る。
【0019】条件式(8)の上限を越えると、光情報媒
体のぶれ等による物像間距離の変化等が生じたとき、対
物レンズを光軸方向に動かしてフォーカシングする場合
の球面収差の発生量が大きくなる。下限を越えると高N
Aとした場合の誤差、特に対物レンズの屈折率誤差に基
づく球面収差の発生量が大きくなる。特に樹脂素材は温
度変化による屈折率の変化が大きい。樹脂の場合、温度
変化を△T、温度変化による屈折率変化を△nとし、 △n/△T=α ・・・[8] と表すと、αは0℃から60℃近傍まで、同一素材であ
ればほぼ一定で負の値である。また、屈折率変化△nに
対する波面収差(球面収差)変化△WTは換算NAの4
乗に比例し、また焦点距離F、△nに比例する。すなわ
ち、 △WT=β・(NA∞)4・F・△n ・・・[9] となる。ここでβは比例係数である。[9]式に[1]
式、[8]式を代入すると、 △WT=β・{NA・(1−M)}4・F・α・△T ・・・[10] [10]式から、Mを正にすることにより、温度変化の
影響はMの4乗に対応して小さくなることがわかる。し
たがって、上記条件式(5)を満足すると共に条件式
(8)を満足することによって、コンパクトな光情報記
録媒体の記録再生用光学系を、軽量でかつ低コストな樹
脂性の対物レンズによって実現できる。
【0020】カップリング手段としては種々の手段が考
えられるが、反射系は製造誤差に弱く、回折手段は、回
折効率の問題があり、光源のパワーを大きくする必要が
ある。屈折光学系であるカップリングレンズを用いるの
が、光情報記録媒体の記録再生用光学系としては望まし
い。カップリングレンズを1枚ないしそれ以上の球面レ
ンズ系とすることで、カップリング手段を従来のコリメ
ータと同様の製作法で製作することができる。しかし、
カップリングレンズは、光源から射出される発散光を収
束光にする機能を持つものであるので、従来のコリメー
タと比較して屈折力が大きくなり、また、光源の光量を
多く取り込もうとすると、光源側のNAを大きく取るこ
ととなる。したがって、球面系だけでは、使用するレン
ズ枚数が多くなってしまう。このため非球面を少なくと
も1面導入して、球面収差を補正することが望ましい。
【0021】対物レンズが樹脂製の場合、屈折率の温度
変化に対する屈折率変化による球面収差の変化は、本発
明の光学系で軽減できるが、カップリングレンズを構成
する正の屈折力を有する少なくとも1枚のレンズを樹脂
製とすることにより、さらに温度変化に対する屈折率変
化による光学系全体の球面収差変化を補正することがで
きる。これは、温度が△T上昇したとき(0<△T)カ
ップリングレンズの屈折率変化△nc は負となる(△n
c <0)。このためカップリングレンズの屈折力は小さ
くなり、カップリングレンズから出射される光束は温度
上昇前に比べて収束度が小さくなる。このため対物レン
ズ自体の横倍率Mは減る方向に変化(△M<0)する。
対物レンズの波面収差が最小となる倍率Mに対して△M
が負の方向に変化すると球面収差はアンダーに動く。ま
た、対物レンズ自身の屈折率変化△nは、温度が上昇す
ると屈折率は低下するため△n<0となり、このとき球
面収差はオーバーに動く。このため、カップリングレン
ズの屈折率変化に伴う対物レンズの横倍率変化による球
面収差への影響と、対物レンズ自身の屈折率変化による
影響が相殺されるので、カップリングレンズを正の屈折
力を持つ樹脂製のレンズとすることにより、温度変化に
よる影響をさらに小さくすることができる。また、その
補正効果は、従来のコリメータと樹脂製の単玉対物レン
ズの構成において、コリメータレンズの少なくとも1枚
を正の屈折力を持つ樹脂製とする場合と比較して補正効
果は大きい。これは、光源側のNAが上記コリメータと
同じでも、カップリングレンズは負の倍率を持っている
ため、カップリングレンズの換算NAが大きくなり、対
物レンズ自身の倍率変化△Mの絶対値が大きくなるため
である。
【0022】またこの場合、カップリングレンズは光源
側のNAを大きくとっており、しかも負の倍率を持つの
で、非球面を用いることが望ましいことは上記のとおり
である。また、カップリングレンズを樹脂製の単玉非球
面レンズとすることで、安価でかつ必要な性能を得るこ
とができる。カップリングレンズの結像倍率から、少な
くとも対物レンズ側の面が非球面であることが望まし
い。さらに、カップリングレンズの横倍率Mc がさらに
大きくなると、球面収差を良好に補正するには両面を非
球面とする必要が生じる。これは公知の有限共役型対物
レンズの設計・生産技術を応用することができる。
【0023】対物レンズ単体の倍率変更手段として、対
物レンズより光源側にホログラムを置く方法、対物レン
ズの光源側に補正レンズを着脱する方法などが考えられ
る。しかし、これらの方法は光学部品を増やすこととな
る。カップリングレンズを光軸方向に移動することによ
り、また光源を移動することによって対物レンズ単体の
倍率を変化させる方法は、光量損失を少なく出来、かつ
光学部品点数も増やさずにすむ。
【0024】
【実施例】以下、本発明の光学系の実施例を示す。各実
施例の第1の倍率においては、透明基板を有する高密度
情報記録媒体の記録再生用光学系を考慮して、開口数N
1が0.6のものを実施例とした。また、第1の倍率
における透明基板の厚みt1=0.6mm、第2の倍率
における透明基板の厚みt2=1.2mmとし、透明基
板の屈折率ntを1.58とした。実施例1、2は対物
レンズの実施例を示し、実施例3は実施例1の対物レン
ズを用いたときの、実施例4は実施例2の対物レンズを
用いたときのカップリングレンズを含めた光学系の実施
例を示す。また、実施例1、2における絞り位置は表中
第1面と光軸が交差する点に、実施例3、4における絞
り位置は表中第3面と光軸が交差する点、すなわちいず
れも対物レンズの光源側面の頂点に配置している。表
中、第1の透明基板に対する絞り径をφ1、第2の透明
基板に対する絞り径をφ2として記載している。各実施
例における対物レンズおよびカップリングレンズは樹脂
製であり、1℃温度が上昇すると屈折率は−12×10
-5変化することを想定している。なお、温度変化による
素材の線膨張による影響は、屈折率変化による影響に比
べてかなり小さいので、ここでは考慮に入れていない。
各実施例におけるトラッキング特性は、対物レンズと絞
りを一体に光軸と直交方向にシフトしたときの収差への
影響を表したもので、トラッキング量Trは絞りと一体
で対物レンズをシフトしたときに生じる情報記録面上の
結像位置の光軸からのずれ量を表す。温度特性、トラッ
キング特性は波面収差rms値で評価している。この波
面収差は公知の方法で光線追跡で算出している。
【0025】表中の記号は F : 対物レンズの焦点距離 M1 : 第1の光情報記録媒体対応時の対物レンズ単
体の横倍率(第1の倍率) T1 : 第1の光情報記録媒体対応時の第1面から光
源までの距離 U1 : 第1の光情報記録媒体対応時の物像間距離 NA1: 第1の光情報記録媒体対応時の開口数 M2 : 第2の光情報記録媒体対応時の対物レンズ単
体の横倍率(第2の倍率) T2 : 第2の光情報記録媒体対応時の第1面から光
源までの距離 U2 : 第2の光情報記録媒体対応時の物像間距離 NA2: 第2の光情報記録媒体対応時の開口数 また、実施例3、4においては Mt1: 第1の光情報記録媒体対応時の光学系全体の倍
率 Mt2: 第2の光情報記録媒体対応時の光学系全体の倍
率 Ft1: 第1の光情報記録媒体対応時の光学系全体の焦
点距離 Ft2: 第2の光情報記録媒体対応時の光学系全体の焦
点距離 を示し、さらに、光源側から順に第i番目の面の曲率半
径をri 、第i番目の面と第i+1番目の面との光軸上
の第1の光情報記録媒体対応時の厚み、間隔をd1i、第
2の光情報記録媒体対応時の厚み、間隔をd2i、第i番
目の面と第i+1番目の面との間の媒質の光源波長での
屈折率をni で表す。レンズ面の非球面形状は、面の頂
点を原点とし、光軸方向をX軸とした直交座標系におい
て、κを円錐形数、Ai を非球面係数、Pi (4≦Pi
)を非球面のべき数とするとき、
【数1】 で表される。
【0026】実施例1 F = 3.6129693 M1 = 0.0500 T1= 69.052 U1=−64.282 NA1: 0.60 φ1= 4.144 M2 =−0.0040 T2=−906.45 U2=911.635 NA2: 0.55 φ2= 3.894 i Ri d1i d2i ni 1 2.140 2.60 2.60 1.51000 2 −7.818 1.570 1.385 3 ∞ 0.60 1.20 1.58000 4 ∞ 非球面係数 第1面 κ =−8.85200×10-1 1 = 5.49520×10-3 1= 4.0000 A2 = 3.85930×10-4 2= 6.0000 A3 = 2.53290×10-5 3= 8.0000 A4 = 4.81180×10-7 4=10.0000 第2面 κ =−2.25470×10 A1 = 1.27440×10-2 1= 4.0000 A2 =−3.52820×10-3 2= 6.0000 A3 = 5.74980×10-4 3= 8.0000 A4 =−4.31310×10-5 4=10.0000
【0027】この実施例は、第1の倍率において収束光
入射の樹脂製対物レンズの実施例で、第2の倍率はM2
=−0.0040とほぼ平行光となる。このときのレイ
アウトを図1に、球面収差と正弦条件を図2に、トラッ
キング特性を図3に、温度特性を図4に示す。図2にお
いて、第2の倍率において正弦条件不満足量はアンダー
方向に大きくなっている。NA2が0.55と大きいこ
ともあり、像高特性の劣化は大きいと予想されるが、ト
ラッキング特性は大きな劣化は見られない。これは、第
2の倍率が0に近く、像高特性が大きくてもレンズシフ
トによる波面収差への影響は、像高Yに換算すると Y=Ls・M2 で表され、 W(Y)=W(Ls・M2) となる。Mが小さいため、対応する像高は殆どないこと
になり、トラッキングによる波面収差は小さくなる。温
度特性は第1の倍率においても30℃で0.03λと小
さくなっている。
【0028】実施例2 F = 3.7685433 M1 = 0.0833 T1= 41.838 U1=−37.068 NA1: 0.60 φ1= 4.192 M2 = 0.0339 T2=−107.78 U2=102.606 NA2: 0.42 φ2= 3.036 i Ri d1i d2i ni 1 2.165 2.60 2.60 1.49810 2 −8.480 1.570 1.377 3 ∞ 0.60 1.20 1.58000 4 ∞ 非球面係数 第1面 κ =−8.36770×10-1 1 = 5.07210×10-3 1= 4.0000 A2 = 3.24900×10-4 2= 6.0000 A3 = 2.11340×10-5 3= 8.0000 A4 =−3.96600×10-6 4=10.0000 第2面 κ =−2.25490×10 A1 = 1.27980×10-2 1= 4.0000 A2 =−5.04840×10-3 2= 6.0000 A3 = 1.03830×10-3 3= 8.0000 A4 =−9.09990×10-5 4=10.0000
【0029】この実施例は、実施例1と同様、第1の倍
率において収束光入射でM1=0.833の樹脂製対物
レンズであり、第2の倍率はM2=+0.339とほぼ
平行光となる。このときのレイアウトを図5に、球面収
差と正弦条件を図6に、トラッキング特性を図7に、温
度特性を図8に示す。第2の倍率M2においてトラッキ
ング特性は実施例1より大きくなっているが、M2が若
干大きくなっているためである。
【0030】実施例3 Ft1 = 4.0989834 Mt1 =−0.14969 M1 = 0.0500 T1=−23.947 U1= 35.718 NA1: 0.60 φ1= 4.144 Ft2 = 6.9792995 Mt2 =−0.19577 M2 =−0.0039 T2=−17.350 U2= 36.318 NA2: 0.42 φ2= 3.016 i Ri d1i d2i ni 1 30.127 2.00 2.00 1.51000 2 −13.584 5.00 11.783 3 2.140 2.60 2.60 1.51000 4 −7.818 1.57 1.385 5 ∞ 0.60 1.20 1.58000 6 ∞ 非球面係数 第1面 κ =−5.50810 第2面 κ =−1.02980 A1 = 8.69020×10-6 1= 4.0000 第3面 κ =−8.85200×10-1 1 = 5.49520×10-3 1= 4.0000 A2 = 3.85930×10-4 2= 6.0000 A3 = 2.53290×10-5 3= 8.0000 A4 = 4.81180×10-7 4=10.0000 第4面 κ =−2.25470×10 A1 = 1.27440×10-2 1= 4.0000 A2 =−3.52820×10-3 2= 6.0000 A3 = 5.74980×10-4 3= 8.0000 A4 =−4.31310×10-5 4=10.0000
【0031】この実施例は、実施例1の対物レンズと樹
脂製のカップリングレンズを組み合わせたものである。
対物レンズ単体の倍率を変化させるのに、光源と透明基
板の光源側の面の間隔を固定して、カップリングレンズ
を光軸方向に移動する。対物レンズも光軸方向に若干移
動するが、対物レンズはオートフォーカス機構のアクチ
ュエータによる移動範囲に入るようにすれば問題はな
い。このときのレイアウトを図9に、球面収差と正弦条
件を図10に、トラッキング特性を図11に、温度特性
を図12に示す。
【0032】実施例4 Ft1 = 3.8074033 Mt1 =−0.13333 M1 = 0.0833 T1=−27.577 U1= 37.347 NA1: 0.60 φ1= 4.192 Ft2 = 3.8504625 Mt2 =−0.18268 M2 = 0.0339 T2=−19.900 U2= 30.270 NA2: 0.42 φ2= 3.036 i Ri d1i d2i ni 1 20.640 2.00 2.00 1.49810 2 −14.548 3.00 3.19 3 2.165 2.60 2.60 1.49810 4 −8.480 1.57 1.38 5 ∞ 0.60 1.20 1.58000 6 ∞ 非球面係数 第1面 κ =−3.79430 第2面 κ =−6.46130 A1 = 3.27450×10-6 1= 4.0000 第3面 κ =−8.36770×10-1 1 = 5.07210×10-3 1= 4.0000 A2 = 3.24900×10-4 2= 6.0000 A3 = 2.11340×10-5 3= 8.0000 A4 =−3.96600×10-6 4=10.0000 第4面 κ =−2.25490×10 A1 = 1.27980×10-2 1= 4.0000 A2 =−5.04840×10-3 2= 6.0000 A3 = 1.03830×10-3 3= 8.0000 A4 =−9.09990×10-5 4=10.0000
【0033】この実施例は、実施例2の対物レンズと樹
脂製のカップリングレンズを組み合わせた光学系であ
る。ここでは、対物レンズ単体の倍率を変化させるのに
カップリングレンズと透明基板の光源側の面の間隔を固
定して、光源を光軸方向に移動する。対物レンズも光軸
方向に若干移動するが、対物レンズはオートフォーカス
機構のアクチュエータによる移動範囲に入るようにすれ
ば問題はない。このときのレイアウトを図13に、球面
収差と正弦条件を図14に、トラッキング特性を図15
に、温度特性を図16に示す。温度特性は第1の倍率に
おいて樹脂製のカップリングレンズの影響で実施例2よ
りも変化量が小さくなっている。
【0034】
【発明の効果】本発明の光情報記録媒体記録再生用光学
系は、各実施例および特性図に見るように、高密度記録
媒体用に収束光入射で最適化された対物レンズを用い、
これと異なる厚みの透明基板を持つ光情報記録媒体に対
しても、優れたトラッキング特性および温度特性とを得
ることが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録再生用光学系の実施例1の対物レ
ンズの光路図で、(a)は第1の倍率時、(b)は第2
の倍率時を示す。
【図2】上記第1実施例の第1倍率時、第2倍率時の球
面収差、正弦条件を示す収差図である。
【図3】上記第1実施例のトラッキング特性図である。
【図4】上記第1実施例の温度特性図である。
【図5】本発明の記録再生用光学系の実施例2の対物レ
ンズの光路図で、(a)は第1の倍率時、(b)は第2
の倍率時を示す。
【図6】上記第2実施例の第1倍率時、第2倍率時の球
面収差、正弦条件を示す収差図である。
【図7】上記第2実施例のトラッキング特性図である。
【図8】上記第2実施例の温度特性図である。
【図9】本発明の記録再生用光学系の実施例3の光路図
で、(a)は第1の倍率時、(b)は第2の倍率時を示
す。
【図10】上記第3実施例の第1倍率時、第2倍率時の
球面収差、正弦条件を示す収差図である。
【図11】上記第3実施例のトラッキング特性図であ
る。
【図12】上記第3実施例の温度特性図である。
【図13】本発明の記録再生用光学系の実施例4の光路
図で、(a)は第1の倍率時、(b)は第2の倍率時を
示す。
【図14】上記第4実施例の第1倍率時、第2倍率時の
球面収差、正弦条件を示す収差図である。
【図15】上記第4実施例のトラッキング特性図であ
る。
【図16】上記第4実施例の温度特性図である。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、光源と該光源からの出射光
    束を、光情報記録媒体の透明基板を介して情報記録面上
    に集光する正の屈折力を有するカップリング手段と対物
    レンズを有する光情報記録媒体への情報の記録および/
    または再生を行う記録再生用光学系において、 前記透明基板の厚みに応じて上記対物レンズ単体の倍率
    を変更する手段を有し、 透明基板の厚みt1 、t
    2 (t1<t2)に対して、対物レンズ単体の横倍率をM
    1 、M2 とし、第1の横倍率のときの開口数をNA1
    第2の横倍率のときの開口数をNA2 としたとき、 NA1 ≧ NA2 の条件を満たし、 少なくとも上記透明基板の厚みt1 (<t2 )に対する
    第1の対物レンズ単体の横倍率M1 のときにおいては、
    上記カップリング手段は光源から出射された発散光束を
    集束光束に変換し、 上記対物レンズは、該集束光束をさらに集束させて光情
    報記録媒体上に結像し、波面収差が最小となりかつマレ
    シャル限界内である上記対物レンズ単体の横倍率M1 は M1 ≧ 0.03 M1 > M2 を満足することを特徴とする光情報記録媒体の記録およ
    び/または再生用光学系
  2. 【請求項2】 上記対物レンズは、光源側、情報記録面
    側の両方の面が非球面であり、光源側の面は凸面である
    ことを特徴とする請求項1の光情報記録媒体の記録およ
    び/または再生用光学系
  3. 【請求項3】 上記光学系において、第2の横倍率のと
    きの開口数をNA2は NA2 ≦ 0.56 を満足し、さらに以下の条件を満足することを特徴とす
    る請求項1の光情報記録媒体の記録および/または再生
    用光学系 NA2 ≦ 0.45のとき 0.55 ≦ G ≦ 1.10 0.45 < NA2 ≦ 0.56のとき 0.78 ≦ G ≦ 0.92 ここで G=(M1−M2)・F・nt3/{△t・(n
    t2−1)} △t =t2−t1>0 nt :透明基板の屈折率 NA2:横倍率M2のときの開口数 F :対物レンズの焦点距離
  4. 【請求項4】 |△t・M2/{F・(1−M2)}|≦
    0.015 の条件を満足することを特徴とする請求項3の光情報記
    録媒体の記録および/または再生用光学系
  5. 【請求項5】 NA1・(1−M1) ≦ 0.65 0.48 ≦ NA1 の条件を満足することを特徴とする請求項1ないし請求
    項4の光情報記録媒体の記録および/または再生用光学
  6. 【請求項6】 0.03 ≦ M1 ≦ 0.23 の条件を満足することを特徴とする請求項1ないし請求
    項5のいずれかの光情報記録媒体の記録および/または
    再生用光学系
  7. 【請求項7】 0.03 ≦ M1 ≦ 0.12 の条件を満足することを特徴とする請求項1ないし請求
    項6のいずれかの光情報記録媒体の記録および/または
    再生用光学系
  8. 【請求項8】 上記対物レンズが樹脂製であることを特
    徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかの光情報記
    録媒体の記録および/または再生用光学系
  9. 【請求項9】 上記カップリング手段は、屈折光学系で
    あるカップリングレンズことを特徴とする請求項1ない
    し請求項8のいずれかの光情報記録媒体の記録および/
    または再生用光学系
  10. 【請求項10】 上記カップリングレンズの少なくとも
    1面は非球面であることを特徴とする請求項9の光情報
    記録媒体の記録および/または再生用光学系
  11. 【請求項11】 上記カップリングレンズは、樹脂製の
    レンズを含むことを特徴とする請求項9あるいは請求項
    10の光情報記録媒体の記録および/または再生用光学
  12. 【請求項12】 上記光学系において、少なくともカッ
    プリング手段を移動することにより、対物レンズ単体の
    横倍率をM1 からM2 に変更することを特徴とする請求
    項1ないし請求項11のいずれかの光情報記録媒体の記
    録および/または再生用光学系
  13. 【請求項13】 上記光学系において、少なくとも光源
    を移動することにより、対物レンズ単体の横倍率をM1
    からM2 に変更することを特徴とする請求項1ないし請
    求項11のいずれかの光情報記録媒体の記録および/ま
    たは再生用光学系
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