JP2008076823A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実質的に透明な半導体回路と単一のディスプレイ表示要素とを用いて両面から視認可能な表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】実質的に透明な基材1上にゲート電極11と、補助コンデンサ電極2と、ゲート絶縁膜13と、半導体活性層14と、ソース電極15と、ドレイン電極16とを形成して薄膜トランジスタを形成し、層間絶縁膜17と、画素電極18とを形成して実質的に透明な半導体回路10を作製した後、半導体回路10上に青色染料を溶解させた溶媒24中に白色系帯電微粒子23を分散させた電気泳動型ディスプレイ20aを配置して、ディスプレイ表示要素として反射型ディスプレイ表示要素20aを用いた本発明の両面から視認可能な表示装置100aを得ることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、両面から視認可能な表示装置に関する。
一般に電子デバイスの駆動用トランジスタとして、アモルファスシリコンや多結晶シリコン等を用いた薄膜トランジスタが用いられてきた。
しかしながら、アモルファスシリコンや多結晶シリコンは不透明であり、また可視光領域において光感度を持つため、遮光膜が必要となる。そのため薄膜トランジスタやその配線等からなる半導体回路は視認性の問題となるためディスプレイ観察側から見るとディスプレイ表示要素の裏側に設置されてきた。
一方、実質的に透明なトランジスタ及び半導体回路を用いたディスプレイが開発されており、実質的に透明なトランジスタ及び半導体回路を用いた画像表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この画像表示装置は、一方の面から視認することができるディスプレイとしては有効であるが、両面から視認できるようなディスプレイはまだ実現できていない。
特開2004−14982号公報
本発明は、両面から視認できるようなディスプレイを実現するためになされたものであり、実質的に透明な半導体回路と単一のディスプレイ表示要素とを用いて両面から視認可能な表示装置を提供することを目的とする。
本発明に於いて上記課題を実現するために、まず請求項1においては、実質的に透明な基材の一方の面に実質的に透明な薄膜トランジスタと、前記トランジスタに導通された電気的接点を有する実質的に透明な導電材料によって構成された配線とを有する実質的に透明な半導体回路と、前記半導体回路によって駆動されるディスプレイ表示要素とを備えたことを特徴とする両面から視認可能な表示装置としたものである。
また、請求項2においては、前記ディスプレイ表示要素が反射型ディスプレイ表示要素からなることを特徴とする両面から視認可能な表示装置としたものである。
また、請求項3においては、前記薄膜トランジスタは、ソース、ドレイン、ゲートの各電極と、半導体活性層と、ゲート絶縁膜とを有し、前記半導体活性層が金属酸化物を主成分とする材料からなることを特徴とする請求項1または2に記載の両面から視認可能な表示装置としたものである。
さらにまた、請求項4においては、前記薄膜トランジスタは、ソース、ドレイン、ゲートの各電極と、半導体活性層と、ゲート絶縁膜とを有し、前記半導体活性層が有機物を主成分とする材料からなることを特徴とする請求項1または2に記載の両面から視認可能な表示装置としたものである。
本発明によれば、実質的に透明な半導体回路と半導体回路によって駆動されるディスプ
レイ表示要素を備えることで複数の表示要素を備えること無く、両面から視認可能な表示装置を実現できる。
また、ディスプレイ表示要素として反射型ディスプレイ表示要素を用いることで、互いの面に反転した画像を表示することができる。
以下、本発明の実施の形態につき説明する。
図1は、請求項1に係る本発明の両面から視認可能な表示装置の一実施例を示す模式構成部分断面図である。
両面から視認可能な表示装置100は、実質的に透明な基材1上にソース電極15と、ドレイン電極16と、ゲート電極と、半導体活性層14と、ゲート絶縁膜13とからなる薄膜トランジスタで構成された実質的に透明な半導体回路10と、ディスプレイ表示要素20とで構成されている。
ディスプレイ表示要素20としては、自発光型の表示要素、もしくは非発行型の場合は反射型でなければならない。バックライト等の必要な透過型液晶表示装置などでは、表示要素の裏面にバックライトが設置されるため、両面で表示することは困難である。
自発光型の表示要素としては、有機EL、無機ELなど、反射型表示要素としては、分散媒溶液に分散された電荷を帯びた電気泳動粒子を充填した電気泳動表示装置、分散媒溶液に分散された電荷を帯びた表面領域を有する回転粒子を充填した回転粒子表示装置、気体中に固体状物質が分散質として安定に浮遊するエアロゾル状態で高流動性を示す粉流体を封入した粉流体を移動させる電子粉流体方式表示装置等を挙げることができる。
このように、実質的に透明な半導体回路10と、ディスプレイ表示要素20とを備えることで、複数の表示要素を用いることなく、両面から視認可能な表示装置を実現することができる。
図2は、ディスプレイ表示要素として反射型ディスプレイ表示要素20aを用いた請求項2に係る本発明の両面から視認可能な表示装置の一実施例を示す模式構成部分断面図である。
両面から視認可能な表示装置100aは、実質的に透明な基材1上にソース電極15と、ドレイン電極16と、ゲート電極と、半導体活性層14と、ゲート絶縁膜13とからなる薄膜トランジスタで構成された実質的に透明な半導体回路10と、反射型ディスプレイ表示要素20aとで構成されている。
反射型ディスプレイ表示要素20aとしては、分散媒溶液に分散された電荷を帯びた電気泳動粒子を充填した電気泳動表示要素を用いた事例である。
このように、実質的に透明な半導体回路10と、反射型ディスプレイ表示要素20aとを組み合わせることで、複数の表示要素を用いることなく、互いの面に反転した画像を表示する表示装置を実現することができる。
図3は、ディスプレイ表示要素として反射型ディスプレイ表示要素20bを用いた請求項2に係る本発明の両面から視認可能な表示装置の他の実施例を示す模式構成部分断面図である。
両面から視認可能な表示装置100bは、実質的に透明な基材1上にソース電極15と、ドレイン電極16と、ゲート電極と、半導体活性層14aと、ゲート絶縁膜13とからなる薄膜トランジスタで構成された実質的に透明な半導体回路10aと、反射型ディスプレイ表示要素20bとで構成されている。
反射型ディスプレイ表示要素20bとしては、分散媒溶液に分散された電荷を帯びた表面領域を有する回転粒子を充填した回転粒子表示要素を用いた事例である。
このように、実質的に透明な半導体回路10aと、反射型ディスプレイ表示要素20bとを組み合わせることで、複数の表示要素を用いることなく、互いの面に反転した画像を表示する表示装置を実現することができる。
請求項3に係る発明は、上記実質的に透明な半導体回路10の中の薄膜トランジスタの半導体活性層14を金属酸化物を主成分とする材料で作製したものである。
このように、半導体活性層14として、金属酸化物半導体を使用することで透明でかつ優れた特性を有する薄膜トランジスタを実現できる。
請求項4に係る発明は、上記実質的に透明な半導体回路10aの薄膜トランジスタの半導体活性層14aを有機物を主成分とする材料で作製したものである。
このように、半導体活性層14aとして、有機物を主成分とする材料を用いることで透明でかつ優れた特性を有する薄膜トランジスタを実現できる。
以下、両面から視認可能な表示装置100a及び100bについて具体的に説明する。まず、実質的に透明な基材1上にゲート電極11と、補助コンデンサ電極12と、ゲート絶縁膜13と、半導体活性層14と、ソース電極15と、ドレイン電極16とを形成して薄膜トランジスタを形成し、層間絶縁膜17と、画素電極18とを形成して実質的に透明な半導体回路10を作製する。
ここで、実質的に透明とは、可視光である波長領域400nm〜700nmの範囲内で透過率が70%以上であることである。
実質的に透明な基材1としては、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリエチレンサルファイド、ポリエーテルスルホン、ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、シクロオレフィンポリマー、ポリエーテルサルフェン、トリアセチルセルロース、ポリビニルフルオライドフィルム、エチレン-テトラフルオロエチレン共重合樹脂、耐候性ポリエチレンテレフタレート、耐候性ポリプロピレン、ガラス繊維強化アクリル樹脂フィルム、ガラス繊維強化ポリカーボネート、透明性ポリイミド、フッ素系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、ガラス、石英等を挙げることができる。
これらは単独の基材として使用してもよいが、二種以上を積層した複合基材を使用することもできる。
また、基材1が有機物フィルムである場合は、素子の耐久性を上げるために透明のガスバリア層を形成することも好ましい。ガスバリア層としてはAl23、SiO2、SiN、SiON、SiC、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)などが上げられる。
また、これらのガスバリア層は二層以上積層して使用することもできる。
また、ガスバリア層は有機物フィルム基板の片面だけに付与してもよいし、両面に付与しても構わない。ガスバリア層は蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタ法、レーザーアブレーション法、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法、ホットワイヤーCVD法、ゾルゲル法などで形成することができる。
ゲート電極11、ソース電極15、ドレイン電極16、補助コンデンサ電極12、画素電極18としては、酸化インジウム(In23)、酸化スズ(SnO2)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化カドミウム(CdO)、酸化インジウムカドミウム(CdIn24)、酸化カドミウムスズ(Cd2SnO4)、酸化亜鉛スズ(Zn2SnO4)、酸化インジウム亜鉛(In−Zn−O)等の酸化物材料を使用することができる。
また、この酸化物材料に不純物をドープしたものも好適に用いられる。例えば、酸化インジウムにスズ(Sn)やモリブデン(Mo)、チタン(Ti)をドープしたもの、酸化スズにアンチモン(Sb)やフッ素(F)をドープしたもの、酸化亜鉛にインジウム、アルミニウム、ガリウム(Ga)をドープしたものなどである。この中では特に酸化インジウムにスズ(Sn)をドープした酸化インジウムスズ(通称ITO)が高い透明性と低い
抵抗率のために特に好適に用いられる。
また、上記導電性酸化物材料とAu、Ag、Cu、Cr、Al、Mg、Liなどの金属の薄膜を複数積層したものも使用できる。この場合、金属材料の酸化や経時劣化を防ぐために導電性酸化物薄膜/金属薄膜/導電性酸化物薄膜の順に積層した3層構造が特に好適に用いられる。
また、金属薄膜層での光反射や光吸収が表示装置の視認性を妨げないために金属薄膜層はできる限り薄くすることが好ましい。具体的には1 nm以上20 nm以下であることが望ましい。また、PEDOT(ポリエチレンジオキシチオフェン)等の有機導電性材料も好適に用いることができる。
ゲート電極11、ソース電極15、ドレイン電極16、補助コンデンサ電極12、画素電極18、走査線電極、信号線電極は同じ材料であっても構わないし、また全て違う材料であっても構わない。しかし、工程数を減らすためにゲート電極11と補助コンデンサ電極12、ソース電極とドレイン電極は同一の材料であることがより望ましい。これらの透明電極は、真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタ法、レーザーアブレーション法、プラズマCVD法、光CVD法、ホットワイヤーCVD法またはスクリーン印刷、凸版印刷、インクジェット法等で形成することができる。
請求項3に係る実質的に透明な半導体活性層14として、金属酸化物を主成分とする材料を用いて被膜形成する。
金属酸化物を主成分とする材料としては、亜鉛、インジウム、スズ、タングステン、マグネシウム、ガリウムのうち一種類以上の元素を含む酸化物である、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化インジウム亜鉛、酸化スズ、酸化タングステン(WO)、酸化亜鉛ガリウムインジウム(In−Ga−Zn−O)等の材料を挙げることができる。
これらの材料は実質的に透明であり、バンドギャップが2.8eV以上、好ましくはバンドギャップが3.2eV以上であることが望ましい。
これらの材料の構造は単結晶、多結晶、微結晶、結晶/アモルファスの混晶、ナノ結晶散在アモルファス、アモルファスのいずれであってもかまわない。半導体層の膜厚は少なくとも20nm以上が望ましい。酸化物半導体層はスパッタ法、パルスレーザー堆積法、真空蒸着法、CVD法、MBE(Molecular Beam Epitaxy)法、ゾルゲル法などの方法を用いて形成されるが、好ましくはスパッタ法、パルスレーザー堆積法、真空蒸着法、CVD法である。スパッタ法ではRFマグネトロンスパッタ法、DCスパッタ法、真空蒸着では加熱蒸着、電子ビーム蒸着、イオンプレーティング法、CVD法ではホットワイヤーCVD法、プラズマCVD法などを挙げることができる。
請求項4に係る実質的に透明な半導体活性層14aとして、有機物を主成分とする半導体材料を用いて被膜形成する。
有機物を主成分とする半導体材料としては、ペンタセンやテトラセンなどのアセン類、ナフタレンテトラカルボン酸二無水物(NTCDA)やナフタレンテトラカルボン酸ジイミド(NTCDI)、あるいはポリチオフェンやポリアニリン、ポリ-p-フェニレンビニレン、ポリアセチレン、ポリジアセチレン、ポリチエニレンビニレンといった共役高分子を挙げることができる。
これらの材料は実質的に透明であり、バンドギャップが2.8eV以上、好ましくはバンドギャップが3.2eV以上であることが望ましい。これらの有機半導体材料は、スクリーン印刷、反転印刷、インクジェット法、スピンコート、ディプコート、蒸着法等で被膜形成することができる。
薄膜トランジスタのゲート絶縁膜13に用いる材料は、特に限定しないが、酸化シリコ
ン、窒化シリコン、シリコンオキシナイトライド(SINXY)、酸化アルミニウム、サイアロン(SIXALYZN)、酸化タンタル、酸化イットリウム、酸化ハフニウム、ハフニウムアルミネート、酸化ジルコニア、酸化チタン等の無機材料、または、PMMA(ポリメチルメタクリレート)等のポリアクリレート、PVA(ポリビニルアルコール)、PS(ポリスチレン)、透明性ポリイミド、ポリエステル、エポキシ、ポリビニルフェノール、ポリビニルアルコール等を挙げることができる。
ゲートリーク電流を抑えるためには、絶縁材料の抵抗率は1011Ωcm以上が良く、望ましくは1014Ωcm以上であることが好ましい。絶縁層は真空蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタ法、レーザーアブレーション法、プラズマCVD法、光CVD法、ホットワイヤーCVD法、スピンコート、ディップコート、スクリーン印刷などの方法を用いて形成される。絶縁層の厚さは50nm〜2μmであることが望ましい。これらのゲート絶縁膜は単層として用いても構わないし、複数の層を積層したものを用いても構わないし、また成長方向に向けて組成を傾斜したものでも構わない。
本発明で用いられる薄膜トランジスタの構成は特に限定されない。ボトムコンタクト型、トップコンタクト型のどちらであっても構わない。ただし有機半導体を用いる場合は、ゲート電極、ゲート絶縁膜、ソース電極およびドレイン電極、有機半導体の順に素子を作成するボトムコンタクト型が望ましい。なぜなら、有機半導体を形成してから次工程のプラズマプロセスなどに有機半導体を曝すと半導体層がダメージを受けるからである。
また、本発明で用いられる薄膜トランジスタ上に層間絶縁膜を設けさらにその上にドレイン電極16と電気的に接続されている画素電極18を設けることで、開口率を高くすることは好適に行われる。
層間絶縁膜17としては、絶縁性で実質的に透明であれば特に限定されない。例えば、酸化シリコン、窒化シリコン、シリコンオキシナイトライド(SiNxOy)、酸化アルミニウム、サイアロン(SixAlyzN)、酸化タンタル、酸化イットリウム、酸化ハフニウム、ハフニウムアルミネート、酸化ジルコニア、酸化チタン等の無機材料、または、PMMA(ポリメチルメタクリレート)等のポリアクリレート、PVA(ポリビニルアルコール)、PS(ポリスチレン)、透明性ポリイミド、ポリエステル、エポキシ、ポリビニルフェノール、ポリビニルアルコール等が挙げられるがこれらに限定されるものではない。層間絶縁膜はゲート絶縁膜と同じ材料であっても構わないし、異なる材料であっても構わない。これらの層間絶縁膜は単層として用いても構わないし、複数の層を積層したものを用いても構わない。
また、ボトムゲート構造の素子の場合は半導体層の上を覆うような保護膜を設けることも好ましい。保護膜を用いることで、半導体層が湿度などで経時変化を受けたり、層間絶縁膜から影響を受けたりすることを防ぐことができる。
保護膜として酸化シリコン、窒化シリコン、シリコンオキシナイトライド(SiNxOy)、酸化アルミニウム、サイアロン(SixAlyzN)、酸化タンタル、酸化イットリウム、酸化ハフニウム、ハフニウムアルミネート、酸化ジルコニア、酸化チタン等の無機材料、または、PMMA(ポリメチルメタクリレート)等のポリアクリレート、PVA(ポリビニルアルコール)、PS(ポリスチレン)、透明性ポリイミド、ポリエステル、エポキシ、ポリビニルフェノール、ポリビニルアルコール、フッ素系樹脂等を挙げることができる。これらの保護膜は単層として用いても構わないし、複数の層を積層したものを用いても構わない。
画素電極18は薄膜トランジスタのドレイン電極16と電気的に接続している。
具体的には、層間絶縁膜17をスクリーン印刷などの方法でパターン印刷してドレイン電極16の部分に層間絶縁膜を設けない方法などや、層間絶縁膜を全面に塗布し、そのあと
レーザービーム等相関絶縁膜に穴を空ける方法などが挙げられる。
上記した実質的に透明な基材1上にゲート電極11と、補助コンデンサ電極12と、ゲート絶縁膜13と、半導体活性層14と、ソース電極15と、ドレイン電極16とを形成して薄膜トランジスタを形成し、層間絶縁膜17と、画素電極18とを形成して実質的に透明な半導体回路10を作製した後、半導体回路10上に青色染料を溶解させた溶媒24中に白色系帯電微粒子23を分散させた電気泳動型ディスプレイ20aを配置して、ディスプレイ表示要素として反射型ディスプレイ表示要素20aを用いた本発明の両面から視認可能な表示装置100aを得ることができる(図2参照)。
さらに、上記した実質的に透明な基材1上にゲート電極11と、補助コンデンサ電極12と、ゲート絶縁膜13と、半導体活性層14aと、ソース電極15と、ドレイン電極16とを形成して薄膜トランジスタを形成し、層間絶縁膜17と、画素電極18とを形成して実質的に透明な半導体回路10aを作製した後、次に、実質的に透明な半導体回路10a上に白黒系Twisting Ball方式電子ディスプレイからなる反射型ディスプレイ表示要素20bを配置して、ディスプレイ表示要素として反射型ディスプレイ表示要素20bを用いた本発明の両面から視認可能な表示装置100bを得得ることができる(図4参照)。
まず、0.5mm厚の無アルカリガラス1737(コーニング社製)からなる実質的に透明な基材1一方の面に、DCマグネトロンスパッタ法にて50nm厚のITO薄膜を形成した。さらに、ITO薄膜を所望の形状にパターニング処理し、ゲート電極11及び補助コンデンサー電極12を形成した。
次に、窒化シリコン(Si34)ターゲットを用いたRFスパッタ法で200nm厚のSiON薄膜からなるゲート絶縁膜13を形成した。
次に、InGaZnO4ターゲットを用いたRFスパッタ法にて40nm厚のアモルファスIn−Ga−Zn−O薄膜を形成し、所望の形状にパターニング処理して半導体活性層14を形成した。
次に、レジストを塗布して感光層を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行ってリフトオフプロセス用のレジストパターンを形成した。さらに、レジストパターンをマスクにして、DCマグネトロンスパッタ法にて50nm厚のITO膜を形成し、所定の薬液でレジストパターン上のITO膜をリフトオフ処理し、ソース電極15及びドレイン電極16を形成した。
次に、エポキシ系樹脂溶液をパターン印刷し、5mm厚の層間絶縁膜17を形成した。さらに、マグネトロンスパッタ法で100nm厚のITO膜を成膜し、パターニング処理を行って画素電極18を形成し、実質的に透明な半導体回路10を作製した。
各膜の成膜条件を表1に示す
次に、半導体回路10上に青色染料を溶解させた溶媒24中に白色系帯電微粒子23を分散させた電気泳動型ディスプレイ20aを配置して、ディスプレイ表示要素として反射型ディスプレイ表示要素20aを用いた本発明の両面から視認可能な表示装置100aを得た(図2参照)。
まず、125μm厚のPENフィルム(Q65:帝人社製)からなる実質的に透明な基
材1一方の面に、RFマグネトロンスパッタ法にて40nm厚のチタン薄膜を形成した。さらに、チタン薄膜を所望の形状にパターニング処理し、ゲート電極11及び補助コンデンサー電極12を形成した。
次に、ポリビニールフェノールをスピンコーティング法で塗布し、熱乾燥させ1mm厚のゲート絶縁膜13を形成した。
次に金薄膜を蒸着法で形成し、レジスト塗布、乾燥、パターン露光、現像、エッチング等の一連のパターニング処理を行ってソース電極15、ドレイン電極16を形成した。
さらに、マスク蒸着にてペンタセン薄膜からなる半導体活性層14aを形成した。
次に、エポキシ系樹脂溶液をパターン印刷し、5mm厚の層間絶縁膜17を形成した。さらに、マグネトロンスパッタ法で150nm厚のITO膜を成膜し、パターニング処理を行って画素電極18を形成し、実質的に透明な半導体回路10aを作製した(図3参照)。
次に、半導体回路10a上に白黒系Twisting Ball方式電子ディスプレイからなる反射型ディスプレイ表示要素20bを配置して、ディスプレイ表示要素として反射型ディスプレイ表示要素20bを用いた本発明の両面から視認可能な表示装置100bを得た(図4参照)。
図5(a)及び(b)に、本発明の両面から視認可能な表示装置を用いた画像表示の一例を示す。
図5(a)は、本発明の両面から視認可能な表示装置100a及び100bを(a)方向から見た画像表示の一例を、図5(b)は、(b)方向から見た画像表示の一例をそれぞれ示す。
図5(a)をポジ状態の画像とすると、図5(b)ではネガ状態の表示となり、それぞれ反転した画像を一つの表示装置で表示することができる。
本発明の表示装置の一実施例を示す模式構成部分断面図である。 反射型ディスプレイ表示要素を用いた本発明の両面から視認可能な表示装置の一実施例を示す模式構成部分断面図である。 実質的に透明な半導体回路の一実施例を示す模式構成部分断面図である。 反射型ディスプレイ表示要素を用いた本発明の両面から視認可能な表示装置の他の実施例を示す模式構成部分断面図である。 (a)は、本発明の両面から視認可能な表示装置を(a)方向から見た画像表示の一例を示す説明図である。(b)は、本発明の両面から視認可能な表示装置を(b)方向から見た画像表示の一例を示す説明図である。
符号の説明
1……実質的に透明な基材
10、10a……実質的に透明な半導体回路
11……ゲート電極
12……補助コンデンサ電極
13……ゲート絶縁膜
14、14a……半導体活性層
15……ソース電極
16……ドレイン電極
17……層間絶縁膜
18……画素電極
20……ディスプレイ表示要素
20a、20b……反射型ディスプレイ表示要素
21……実質的に透明な基材
22……電極
23……白色帯電粒子
24……青色染料を溶解した溶媒液
25……電荷を帯びた表面領域を有する回転粒子
26……分散溶媒液
100、100a、100b……両面から視認可能な表示装置

Claims (4)

  1. 実質的に透明な基材の一方の面に実質的に透明な薄膜トランジスタと、前記トランジスタに導通された電気的接点を有する実質的に透明な導電材料によって構成された配線とを有する実質的に透明な半導体回路と、前記半導体回路によって駆動されるディスプレイ表示要素とを備えたことを特徴とする両面から視認可能な表示装置。
  2. 前記ディスプレイ表示要素が反射型ディスプレイ表示要素からなることを特徴とする両面から視認可能な表示装置。
  3. 前記薄膜トランジスタは、ソース、ドレイン、ゲートの各電極と、半導体活性層と、ゲート絶縁膜とを有し、前記半導体活性層が金属酸化物を主成分とする材料からなることを特徴とする請求項1または2に記載の両面から視認可能な表示装置。
  4. 前記薄膜トランジスタは、ソース、ドレイン、ゲートの各電極と、半導体活性層と、ゲート絶縁膜とを有し、前記半導体活性層が有機物を主成分とする材料からなることを特徴とする請求項1または2に記載の両面から視認可能な表示装置。
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