JP2008075318A - 連結建物の制震構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物を連結する連結梁の構造に工夫を施すことにより、前記建物に作用する鉛直方向の地震動を低減(抑制)することができる、経済性、安全性、及び居住性に優れた連結建物の制震構造を提供する。
【解決手段】複数棟の建物1、1を連結梁2により相互に連結して成る連結建物の制震構造であって、前記連結梁2は、その端部と建物1との連結部分に、前記建物1の鉛直方向の地震動に伴う連結梁の上下方向の変形によるエネルギーを吸収するダンパー部材3が設けられていると共に、マスダンパーとして作用する重量と剛性を備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数棟の建物を連結梁により相互に連結して成る連結建物の制震構造の技術分野に属する。
建物に鉛直方向(上下方向)の地震動が作用すると、建物の柱や杭に引張力が発生する。これに対処するには、柱や杭の断面を大きくするなど高強度な構造に構築する必要があった。また、建物が免震構造の場合は、免震層に引張力が発生する。これに対処するには、免震層において、建物重量を支持する長期荷重用の積層ゴム体と、転倒モーメントによる引っ張りに抵抗する転倒防止用の積層ゴム体とを併用した構成の技術等があるが(例えば、特許文献1、2参照)、建物の柱及び基礎に引張力が作用することには変わりなく、柱及び基礎もある程度は高強度な構造に構築する必要があった。
このように、鉛直方向の地震動に対応するには、一様に、建物を高強度な構造に構築しなければならず、コストが多大に嵩み、過大な引張力が作用する場合には設計不可能となる等、より経済的で安全性に優れた対策が望まれているのが実情である。しかしながら、個々の建物をそれぞれ高強度な構造に構築する技術は、コスト的にも構造力学的にも自ずと限界がある。
そこで、複数棟の建物を連結材を介して連結する連結建物に係る技術が注目される(例えば、特許文献3参照)。この特許文献3には、隣接する複数棟の建物をオイルダンパ等のエネルギー吸収機構で連結することにより、任意方向の水平面内振動に対して効果的に減衰効果を発揮する技術が開示されている。
このように、連結材を使用することにより、建物に作用する鉛直方向の地震動を低減することができれば、柱や杭の断面を必要以上に大きくする必要がなくなる等、従来技術と比してコスト削減に寄与することは勿論、構造設計上、より安全性の高い建物を提供できることは明らかである。
特許第2631486号公報 実公平6−18996号公報 特開11−270188号公報
上記特許文献3に係る技術は、任意の水平面内振動に対して一応の効果は認められるものの、建物に作用する鉛直方向の地震動を低減することはできない。
本発明の目的は、建物を連結する連結梁の構造に工夫を施すことにより、前記建物に作用する鉛直方向の地震動を低減(抑制)することができる、経済性、安全性、及び居住性に優れた連結建物の制震構造を提供することである。
上記背景技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る連結建物の制震構造は、
複数棟の建物を連結梁により相互に連結して成る連結建物の制震構造であって、
前記連結梁は、その端部と建物との連結部分に、前記建物の鉛直方向の地震動に伴う連結梁の上下方向の変形によるエネルギーを吸収するダンパー部材が設けられていると共に、マスダンパーとして作用する重量と剛性を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した連結建物の制震構造において、連結梁は、トラス構造で構成されており、前記トラス構造の両端部における下弦材又は上弦材に相当する部位にダンパー部材が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載した連結建物の制震構造において、連結梁は、建物の高さ方向に間隔をあけて複数設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、請求項1〜3のいずれか一に記載した連結建物の制震構造において、ダンパー部材は、オイルダンパー、鋼材ダンパー、粘弾性ダンパー、或いは大振幅用ダンパーに小振幅ダンパーを直列状に結合して成る複合型ダンパーであることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、請求項1〜4のいずれか一に記載した連結建物の制震構造において、複数棟の建物はそれぞれ、その基礎部が免震構造として構成されていることを特徴とする。
請求項1〜請求項5に係る連結建物の制震構造は、連結梁2(12)の端部と建物1との連結部分に、前記建物1の鉛直方向の地震動に伴う連結梁2(12)の上下方向の変形によるエネルギーを吸収するダンパー部材3を設け、且つ前記連結梁2は、マスダンパーとして作用する重量と剛性を備えている。よって、建物1のそれぞれの上下方向の固有周期に、連結梁2の上下方向の周期を合わせると、建物に鉛直方向の地震動が作用した場合、建物1以上に連結梁2が揺れて、連結梁2と建物1との間に設けた前記ダンパー部材3、3…がともに伸張・収縮を交互に繰り返して、建物の振動に応じて共振することができるので、その結果、前記建物1に作用する鉛直方向の地震動を吸収し、低減(抑制)することができるのである。
よって、従来技術と比して、柱、梁等から成る構造躯体を高強度に構築する必要はないので、コスト削減に寄与することができ、構造設計上、より安全性の高い建物を提供できる。よって、経済性、及び安全性に優れている。また、これに伴い、柱や梁、或いはコア架構等をスリム化できるので、眺望性、採光性に優れた居住空間を実現することができる。
本発明に係る連結建物の制震構造は、上述した発明の効果を奏するべく、以下のように実施される。
図1A、Bは、請求項1に記載した連結建物の制震構造を模式的に簡略化して示している。この連結建物の制震構造は、複数棟の建物1、1を連結梁2により相互に連結して成る連結建物の制震構造であって、前記連結梁2は、図2A、Bに示したように、その端部と建物1との連結部分に、前記建物1の鉛直方向の地震動に伴う連結梁2の上下方向の変形によるエネルギーを吸収するダンパー部材3が設けられていると共に、マスダンパーとして作用する重量と剛性を備えている(請求項1記載の発明)。
なお、前記建物1は、高層建物で実施しているが、低層の建物でも同様に実施できる。ちなみに、図示例では、幅寸(敷地面積)は20m×20m程度、高さが140m程度の建物1を想定している。
図示例に係る制震構造は、二棟の建物1、1についての実施例であり、図1A、Bに示したように、二棟の建物1、1の側面同士を、平面方向に見ると、平行な1対の連結梁2、2で連結している。また、前記1対の連結梁2、2は、正面方向に見ると、建物1、1の高さ方向に所定の間隔をあけて複数(図示例では3箇所)設けて実施している(請求項3記載の発明)。なお、前記連結梁2の配置及び個数は図示例に限定されず、建物1の剛性、及び形状、或いは使用するダンパー部材3の性能に応じて適宜設計変更される。ちなみに、本実施例では、42階建ての建物1を想定し、前記連結梁2を、15階、26階、37階部分に設けている。また、前記連結梁2を設ける箇所は、当該連結梁2を利用してコンクリート床を構築し、植栽や庭園等を設ける等して居住者の憩いの空間を提供したり、設備機器の設置スペースに利用したりして、前記連結梁2をマスダンパーとして作用させるのに必要な重量と剛性を与えている。
本実施例に係る連結梁2は、図2A、Bに示したように、トラス構造で構成されており、前記トラス構造の両端部における下弦材に相当する部位にダンパー部材3が設けられている(請求項2記載の発明)。前記トラス構造におけるダンパー部材3を除く部分は、H形鋼等の鉄骨部材4で実施されている。よって、前記ダンパー部材3は、その一端部は、建物1の側面部における柱梁接合部(或いは、鉄骨柱、鉄骨梁)に、ボルトや溶接等の接合手段で強固に剛結され、他端部は、前記鉄骨部材4の端部にやはり、ボルトや溶接等の接合手段で強固に剛結されている(図示省略)。
なお、前記連結梁2は、個々の連結梁2…に対してそれぞれ計4本のダンパー部材3を使用しているが、本数はこれに限定されず、連結梁2の構造に応じて適宜増減可能である。また、本実施例では、前記連結梁2としてトラス構造で実施しているがこれに限定されず、H形鋼材等で構成されるトラス構造でない連結梁でもほぼ同様に実施できる。以下の実施例2についても同様の技術的思想とする。
また、前記連結梁2は、建物1、1の上下方向の固有周期に、連結梁2の上下方向の周期をほぼ一致させるような重量と剛性を有する構造設計で実施することが好ましい。なお、前記連結梁2の構造設計について、建物1、1の上下方向の固有周期と、連結梁2の上下方向の周期とを一致させることが最も効果的ではあるが、少なくとも、連結梁2の周期を、建物1、1と共振しやすい(揺れやすい)周期に合わせるような構造設計にしておくことに留意する。
本実施例に係るダンパー部材3は、オイルダンパーを使用しているが、オイルダンパーの他、鋼材ダンパー、粘弾性ダンパー、或いは大振幅用ダンパーに小振幅ダンパーを直列状に結合して成る複合型ダンパーを、構造設計に応じて適宜選択して適用することが好ましい(請求項4記載の発明)。
したがって、上記構成の連結建物の制震構造によれば、連結建物1、1に鉛直方向の地震動が作用すると、建物1、1は上下に揺れ、前記連結梁2は、図3A、Bに示したように、その両端部の下弦材に相当する部位に設けたダンパー部材3、3がともに伸張・収縮を交互に繰り返して建物の鉛直方向の振動に応じて共振することができるので、その結果、前記建物1に作用する鉛直方向の地震動を吸収し、低減(抑制)することができるのである。よって、従来技術と比して、柱、梁等から成る構造躯体を高強度に構築する必要はないので、コスト削減に寄与することができ、構造設計上、より安全性の高い建物を提供できる。よって、経済性、及び安全性に優れている。また、これに伴い、柱や梁、或いはコア架構等をスリム化できるので(図4B参照)、眺望性、採光性に優れた居住空間を実現することができる。
なお、図示は省略するが、前記連結梁2について、本実施例では、トラス構造の両端部における下弦材に相当する部位にダンパー部材3を設けて実施しているが、これに限定されず、トラス構造の構成部材4の取り付け位置を設計変更する等により、トラス構造の両端部における上弦材に相当する部位にダンパー部材3を設けて実施することもでき、ほぼ同様の作用効果を奏する(請求項2記載の発明)。
図5は、請求項1に記載した連結建物の制震構造の異なる実施例を示している。この連結建物の制震構造は、上記実施例1と比して、建物1を三棟設けて実施していることが主に相違する。
即ち、この実施例2に係る連結建物の制震構造は、三棟の建物1を連結梁12により相互に連結して成る連結建物の制震構造であって、図5に平面的に示したように、前記連結梁12は、その端部と建物1との連結部分に、前記建物1の鉛直方向の地震動に伴う連結梁12の上下方向の変形によるエネルギーを吸収するダンパー部材3が設けられていると共に、マスダンパーとして作用する重量と剛性を備えている(請求項1記載の発明)。ちなみに、図5A中の符号5は、隣接する連結梁12、12同士をバランス良く連結した補強梁を示している。
この実施例2に係る連結建物の制震構造は、図5に示したように、三棟の建物1を、ほぼ正三角形の頂点に相当する部位にバランスよく配設して実施している。また、前記建物1は、上記実施例1と同様に、幅寸(敷地面積)が20m×20m程度、高さが140m程度の建物1を想定している。また、この実施例2でも、42階建ての建物1を想定し、前記連結梁12を、15階、26階、37階に設けている(図1Bを参照)。なお、前記連結梁2を設ける箇所は、当該連結梁12を利用してコンクリート床を構築し、植栽や庭園等を設ける等して居住者の憩いの空間を提供したり、設備機器の設置スペースに利用したりして、前記連結梁12をマスダンパーとして作用させるのに必要な重量と剛性を与えている。また、この実施例2は、当該連結梁12及び前記補強梁5を有効利用してほぼ正六角形状の広大なコンクリート床を構築できるので、上記実施例1と比して、より広大な居住者の憩いの空間等を提供することができる。
本実施例に係る連結梁12は、上記実施例1と同様に、トラス構造で構成されており、前記トラス構造の両端部における下弦材に相当する部位にダンパー部材3が設けられている(請求項2記載の発明)。その他、前記ダンパー部材3と建物1とを連結する手法等は、上記実施例1と同様なので、その説明を割愛する。
ただし、この実施例2に係る連結梁12は、図5に示したように、三棟の建物をシンメトリック状にバランス良く連結している関係上、左右のトラス構造の長さを異ならせて実施している。その内、長尺側の連結梁12aは、図6Aに示した構成で実施され、その両端部の下弦材に相当する位置に、ダンパー部材3として、大振幅用ダンパーに小振幅ダンパーを直列状に結合して成る複合型ダンパー(所謂ブロードバンドダンパー)3で実施している。これに対して、短尺側の連結梁12bは、図6Bに示した構成で実施され、その両端部の下弦材に相当する位置に、ダンパー部材3として、オイルダンパー3で実施している。なお、前記ダンパー部材3は、その他、鋼材ダンパー、粘弾性ダンパーを構造設計に応じて適宜選択して適用できることは上記実施例1と同様である(請求項4記載の発明)。
したがって、上記構成の連結建物の制震構造によれば、連結建物1、1、1に鉛直方向の地震動が作用すると、建物1、1、1は上下に揺れ、当該建物1…における隣接する建物1、1同士を連結する連結梁12は、実質上、上記実施例1と同様に、図3A、Bに示したように挙動する。即ち、前記連結梁12の両端部の下弦材に相当する部位に設けたダンパー部材3、3…がともに伸張・収縮を交互に繰り返して建物の鉛直方向の振動に応じて共振することができるので、その結果、前記建物1に作用する鉛直方向の地震動を吸収し、低減(抑制)することができるのである。また、この実施例2に係る三棟の建物を連結した連結建物の制震構造は、上記実施例1に係る二棟の建物を連結した連結建物の制震構造と比して、構造力学的にもより安定した構造架構を実現することができる。よって、従来技術と比して、柱、梁等から成る構造躯体を高強度に構築する必要はないので、コスト削減に大きく寄与することができ、構造設計上、より安全性の高い建物を提供できる。よって、経済性、及び安全性に優れている。また、これに伴い、柱や梁、或いはコア架構等をスリム化できるので(図4B参照)、眺望性、採光性に優れた居住空間を実現することができる。
以上に実施形態を図面に基づいて説明したが、本発明は、図示例の実施形態の限りではなく、その技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計変更、応用のバリエーションの範囲を含むことを念のために言及する。
例えば、本実施例1、2では、二棟又は三棟の建物を連結した連結建物の制震構造で実施しているが、これに限定されず、四棟、五棟以上の連結建物の制震構造でも、当該建物をシンメトリック状にバランスよく配設することにより、ほぼ同様に実施することができる。
また、上記建物1をそれぞれ、その基礎部に免震層を設け、当該免震層に積層ゴム等のアイソレーター、及び金属系や粘性系のダンパーを設置して免震構造をすれば、より安定した構造架構を実現することができる(請求項5記載の発明)。
さらに、本実施例では、建物1、1…をほぼ同様の大きさ・形状で実施しているが故に、連結部材2(12)の両端部にダンパー部材3を設けて実施しているが(請求項2記載の発明)、いずれか一方の構造重量を遙かに大きくして実施する等、建物の変形が各棟で異なる場合には、変形の大きい建物側の端部のみにダンパー部材3を設けることで事足りる場合がある(請求項1記載の発明)。
Aは、実施例1に係る連結建物の制震構造を概略的に示した平面図であり、Bは、同立面図である。 Aは、実施例1に係る連結梁を示した正面図であり、Bは、AのB−B線断矢視断面図である。 A、Bはそれぞれ、建物に鉛直方向の変形が作用した場合の連結梁の挙動を示した正面図である。 Aは、従来技術に係るコア架構を例示した平面図であり、Bは、実施例1(実施例2)に係るコア架構を例示した平面図である。 実施例2に係る連結建物の制震構造を示した平面図である。 A、Bはそれぞれ、実施例2に係る連結梁におけるトラス構造を示した正面図である。
符号の説明
1 建物
2 連結梁
3 ダンパー部材
4 H形鋼等の鉄骨部材(トラス構成部材)
5 補強梁
12(12a、12b) 連結梁

Claims (5)

  1. 複数棟の建物を連結梁により相互に連結して成る連結建物の制震構造であって、
    前記連結梁は、その端部と建物との連結部分に、前記建物の鉛直方向の地震動に伴う連結梁の上下方向の変形によるエネルギーを吸収するダンパー部材が設けられていると共に、マスダンパーとして作用する重量と剛性を備えていることを特徴とする、連結建物の制震構造。
  2. 連結梁は、トラス構造で構成されており、前記トラス構造の両端部における下弦材又は上弦材に相当する部位にダンパー部材が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載した連結建物の制震構造。
  3. 連結梁は、建物の高さ方向に間隔をあけて複数設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載した連結建物の制震構造。
  4. ダンパー部材は、オイルダンパー、鋼材ダンパー、粘弾性ダンパー、或いは大振幅用ダンパーに小振幅ダンパーを直列状に結合して成る複合型ダンパーであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載した連結建物の制震構造。
  5. 複数棟の建物はそれぞれ、その基礎部が免震構造として構成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載した連結建物の制震構造。
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