JP2008074598A - 給紙装置 - Google Patents

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憲一 廣田
Masayuki Nagashima
正幸 長島
Mineaki Eto
峰明 衛藤
Tomohiko Anazawa
朝彦 穴澤
Satoshi Ueda
智 上田
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Abstract

【課題】カールした枚葉シートを供給する場合であっても、給紙不良や紙詰まりの発生を防止する給紙装置を提供することを課題とする。
【解決手段】枚葉シートPの給紙装置1であって、枚葉シートPを積載し、上方に付勢される積載プレート2と、積載プレート2との間で枚葉シートPを進行方向側の端部において挟持するとともに、枚葉シートPを搬送するように回転駆動するピックアップローラ3と、ピックアップローラ3の下流側に配置され、枚葉シートPを上下から挟持しつつ下流へと搬送するフィードローラ4及びリタードローラ5と、を備え、ピックアップローラ3は、上下動可能に構成されており、ピックアップローラ3の駆動とともに、ピックアップローラ3が下方へ移動し、積載プレート2上でピックアップローラ3側に凹の状態で湾曲している枚葉シートPを、進行方向の端部を中心に上方へ揺動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、枚葉シートの給紙装置に関するものである。
従来より、印刷機やFAXなどに使用される枚葉シートを供給するための給紙装置として、ピックアップローラ、フィードローラ、及びリタードローラを備えた給紙装置が知られている。この給紙装置では、ピックアップローラによって2枚以上の枚葉シートが重なった状態で送られてきた場合、すなわち枚葉シートが重送されてきた場合に、フィードローラ及びリタードローラを次のように作動させることで、その重送された枚葉シートから1枚だけ分離して、その分離した枚葉シートをその先に送るように構成されている。すなわち、枚葉シートが進行方向に進むようにフィードローラを順方向に回転させ、枚葉シートが進行方向と逆方向に進むようにリタードローラを回転させる若しくはリタードローラは回転させないように作動させる。このようにフィードローラ及びリタードローラを作動させることで、重送されてきた枚葉シートを分離し、重送による紙詰まりの発生を防止している。このような装置の例として、例えば、特許文献1に記載の給紙装置では、上記構成を備え、さらに、より紙詰まりの発生を防止するために、ピックアップローラの外径よりもフィードローラの外径を大きく設定し、各ローラの搬送量などをより細かく調整をしている。
特開平11−240633号公報
しかしながら、上記給紙装置で扱う枚葉シートの中には、その特性上、吸湿することや熱が加わること等によってカールするものもある。上記給紙装置でこのようなカールした枚葉シートを供給すると、カールした枚葉シートの端部は積載プレートから浮き上がった状態となる。このため、ピックアップローラがシートに対して圧力を作用させにくくなり、スリップすることによって給紙不良の発生といった問題が生じる。また、枚葉シートの端部が積載プレートから浮き上がっているという不安定な状態で枚葉シートを搬送すると、本来の進行方向通りに搬送されず、紙詰まりが発生するという問題も生じる。
そこで、本発明は、カールした枚葉シートを供給する場合であっても、給紙不良や紙詰まりの発生を防止する給紙装置を提供することを課題とする。
本発明に係る給紙装置は、枚葉シートを供給するための給紙装置であって、上記課題を解決するためになされたものであり、枚葉シートの給紙装置であって、枚葉シートを積載し、上方に付勢される積載プレートと、前記積載プレートとの間で枚葉シートを進行方向側の端部において挟持するとともに、枚葉シートを搬送するように回転駆動するピックアップローラと、前記ピックアップローラの下流側に配置され、枚葉シートを上下から挟持しつつ下流へと搬送するフィードローラ及びリタードローラと、を備え、前記ピックアップローラは、上下動可能に構成されており、前記ピックアップローラの駆動とともに、当該ピックアップローラが下方へ移動し、前記積載プレート上で前記ピックアップローラ側に凹の状態で湾曲している枚葉シートを、進行方向の端部を中心に上方へ揺動させる。
この構成によれば、ピックアップローラが上下動可能に構成されているため、次の効果を得ることができる。一般に下に凸となるようにカールしている枚葉シートをピックアップローラと積載プレートとの間に配置すると、枚葉シートの進行側の先端が積載プレートから浮き上がり、これによってピックアップローラと積載プレートとで、枚葉シートをしっかりと挟持できないことがある。これに対して、上記構成では、ピックアップローラが回転駆動すると、これに伴ってピックアップローラが下方へ移動しつつ、枚葉シートは進行方向の端部を中心として上方へ揺動される。これにより、枚葉シートの進行方向端部は、積載プレートに当接するため、ピックアップローラと積載プレートとで、枚葉シートをしっかりと挟持することができ、ピックアップローラの回転駆動力を枚葉シートに確実に作用させることができる。その結果、給紙不良や紙詰まりの発生といった問題が解消される。なお、上記ピックアップローラの下流側の「下流側」とは、枚葉シートが進行する方向における進行方向側のことをいう。また、上記「枚葉シート」とは、ロールによって供給される連続したシートとは異なり、一定寸法毎にそれぞれ分離されたシートのことをいい、シートとして紙やプラスチック等を挙げることができる。
上記給紙装置は種々の構成をとることができるが、例えば、ピックアップローラとフィードローラとの間に板状の重送防止部材を配置してもよい。この重送防止部材は、枚葉シートの進行方向に対して直交するように延びており、その上端は、フィードローラ及びリタードローラの接触部分と同じ高さになるように設定されている。このため、枚葉シートがピックアップローラによって重送されそうになったときであっても、重送防止部材の上端よりも上方に位置する上層側の枚葉シートのみがピックアップローラの駆動力によって重送防止部材を越えてフィードローラ及びリタードローラまで進む。一方で、重送防止部材は板状に形成され先端が鋭利になっているため、重送防止部材の上端より下方に位置する下層側の枚葉シートは、重送防止部材によって進行が妨害され、重送防止部材よりも上にある枚葉シートと確実に分離することができる。特に、枚葉シートの摩擦力が大きく、重なり合う枚葉シート同士が強く接着している場合には、先端が鋭利な重送防止部材によって、重なり合う枚葉シートを確実に分離することができる。このように、フィードローラ及びリタードローラへ搬送されるまでに、重送防止部材が、フィードローラ及びリタードローラの前処理工程として、重送された枚葉シートを分離する。よって、フィードローラ及びリタードローラが重送処理できる程度の枚数の枚葉シートだけをフィードローラ及びリタードローラに搬送することができる。この結果、フィードローラ及びリタードローラで、より確実に枚葉シートの重送を防止することが可能となり、重送による紙詰まりの発生等を防止することができる。なお、上記「フィードローラ及びリタードローラの接触部分と同じ高さ」とは、必ずしも完全に同じ高さを指しているのではなく、フィードローラ及びリタードローラの接触部分の高さから±2mm、より好ましくは±1mmの範囲であればよく、これによっても本発明の目的を達することができる。
上記重送防止部材と併用して、重送防止部材の下流を向く面に当接する板状の本体部、及びその本体部の上端から水平に下流側へ延びる水平部とからなるL字形に形成されている補助部材をさらに備えてもよい。この水平部は、重送防止部材の上端と同じ高さで水平に延びている。このように補助部材を設けることで、上記重送部材を越えた枚葉シートをよりスムーズに次のフィードローラ及びリタードローラへ案内することができる。
なお、上記重送防止部材の代わりとして、例えば、上記L字形の補助部材のみを設置し、その補助部材の屈曲部で上層側の枚葉シートと下層側の枚葉シートとを分離することも考えられるが、以下のような問題がある。すなわち、L字形の補助部材の屈曲部を鋭角にすることは加工上困難であり、その屈曲部が丸みを帯びてしまうことがある。よって、枚葉シートが重送された場合、上層側の枚葉シートの下に貼り付いている下層側の枚葉シートが、上記屈曲部の丸みによって進行方向に案内され、この結果上層側の枚葉シートと下層側の枚葉シートと分離することができず、このままフィードローラ及びリタードローラまで搬送してしまう。これに対して、上述した板状の重送防止部材では、屈曲部のよる丸みが存在せず、上層側の枚葉シートと下層側の枚葉シートとを分離する上端は鋭角であるため、上述したような丸みによる問題は発生しない。
本発明によれば、カールした枚葉シートを供給する場合であっても、給紙不良や紙詰まりの発生を防止する給紙装置を提供することができる。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。図1は、本発明に係る給紙装置の実施形態を示す側面断面図、なお、図1の左側を「上流側」、右側を「下流側」と称して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る給紙装置1は、カールした複数枚の枚葉シートPが積載された積載プレート2と、枚葉シートPを搬送するピックアップローラ3とを備えている。そして、このピックアップローラ3の下流には枚葉シートの重送を防止する上下一対のフィードローラ4及びリタードローラ5が配置されている。また、給紙装置1は、この他にも、ピックアップローラ3とフィードローラ4との間に、重送を防止する重送防止機構60を備えている。
図1に示すように、積載プレート2は、上流側端部が軸21によって軸支されており、これにより、積載プレートの下流側端部が上流側端部を中心に揺動できるように構成されている。積載プレート2の下方には軸21に設置されたねじりバネ22が配置されており、このねじりバネ22によって積載プレート2の下流側端部が上方に付勢されている。なお、積載プレート2は、その下流側端部が上流側端部と水平となる位置よりも上方に移動しないようストッパー(図示省略)によりその移動が規制されている。このように構成された積載プレート2上には、下に凸となるようにカールした枚葉シートPが、その上流側端部及び下流側端部が積載プレートから浮き上がるように複数枚積載されている。
このように積載プレート2上に積載された枚葉シートPの下流側端部(進行方向の端部)上を押圧するように、ピックアップローラ3が配置されている。図1及び図2に示すように、ピックアップローラ3は、給紙装置本体から水平方向(図1の紙面と垂直な方向)に延びる軸31に固定されている。この軸31は歯車を介して公知のモータ(図示省略)によって駆動し図1の反時計回りに回転することで、ピックアップローラ3も同様に図1の反時計回りに回転するように構成されている。また、この軸31は、その水平状態を保持したまま上下動できるように給紙装置本体に設けられており、これによって、ピックアップローラ3は上下動可能となっている。図1に示すように複数の枚葉シートPが積載プレート2上に積載された状態では、ピックアップローラ3は、枚葉シートPによって上方に押し上げられており、下方へ移動できるだけの遊びを有している。なお、初期状態、すなわち、積載プレート2上に枚葉シートPが積載されていない状態では、ピックアップローラ3は、自重によりその下端がフィードバックローラ4の下端と同じ高さになるように設定されている。一方、枚葉シートPが積載プレート2上に積載された状態では、ピックアップローラ3は、上記初期状態の位置から上方に押し上げられる。ピックアップローラ3の材質は特に限定されるものではないが、その外周面は、枚葉シートPの上面と摩擦係止して枚葉シートPを下流側へ搬送できるよう、摩擦係数の高い材料で構成されていることが好ましい。
このように構成されたピックアップローラ3の下流側にフィードローラ4及びリタードローラ5が設置されている。フィードローラ4は、給紙装置本体から水平方向(図1の紙面と垂直な方向)に延びる軸41に固定されており、軸41が歯車を介して公知のモータ(図示省略)によって駆動し図1の反時計回りに回転することで、フィードローラ4も同様に図1の反時計回りに回転するように構成されている。このフィードローラ4と対向するようにフィードローラ4の真下にはリタードローラ5が配置されている。リタードローラ5は、水平方向(図1の紙面と垂直な方向)に延びる軸51に固定されており、その上端がフィードローラ4の下端と接するように配置されている。なお、この軸51は一回転せずに、途中で止まるように構成されている。また、軸51はモータ等には接続されておらず、フィードローラ4の回転によって回転させられる従動軸となっている。フィードローラ4及びリタードローラ5の材質は特に限定されるものではないが、その外周面は、枚葉シートPと摩擦係止できるよう、摩擦係数の高い材料で構成されていることが好ましい。
次に重送防止機構60について図2及び図3を参照しつつ説明する。図2は、図1の左方向から見た給紙装置の一部のみを示す概略正面図であり、図3は、本実施形態に係る重送防止機構60の詳細を示す詳細図である。
図2及び図3に示すように、重送防止機構60は、上記ピックアップローラ3とフィードローラ4との間に図2の左右方向に間隔をおいて2つ設置されている。この重送防止機構60は、板状の重送防止部材6とL字形の補助部材7とから構成されている。重送防止部材6は、枚葉シートPの進行方向に対して直交するよう、上下方向に延びており、その上端は、フィードローラ4とリタードローラ5との接触部分と同じ高さに設定されている。また、重送防止部材6の上流側の面は、積載プレート2に積載された枚葉シートPの下流側端部が当接している。さらに重送防止部材6は、その上端より上側に位置する上層側の枚葉シートPと、その上端より下側に位置する下層側の枚葉シートPとを分離させ易くする観点から、その厚さを0.2〜2.5mmとすることが好ましく、0.4〜2.0mmとすることがさらに好ましい。また、材質は、特に限定されるものではないが加工性や剛性の観点から、金属やプラスチックなどを使用することができる。
このように構成された各重送防止部材6の下流側に当接するように、2つのL字形の補助部材7が間隔をおいて設置されている。図3に詳細に示すように、補助部材7は、本体部71と水平部72とで構成されている。本体部71は、重送防止部材6の下流を向く面全体に当接した板状の部材であり、その上端が重送防止部材6の上端と同じ高さとなるように設置されている。また、水平部72は、本体部71の上端から下流側に向かって水平に延びている。補助部材7は、加工性や剛性の観点から、その厚さを0.2〜1.5mmとすることが好ましく、0.4〜1.0mmとすることがさらに好ましい。また、材質は特に限定されるものではないが、金属やプラスチックなどを使用することができる。
次に上記のように構成された給紙装置1による給紙方法について説明する。図4は、本実施形態に係る給紙動作中の給紙装置1を示す側面断面図である図5は、本実施形態に係る重送防止部材6とフィードローラ4及びリタードローラ5による重送防止方法を示す説明図である。
まず、図1に示すように、積載プレート2を押し下げ、カールした複数の枚葉シートPを、積載プレート2とピックアップローラ3とで挟持するように積載プレート2上に積載する。このとき、枚葉シートPが、上方側に丸まるように、すなわち、ピックアップローラ3側に凹の状態となるように、枚葉シートPを積載プレート2上に積載する。この状態では、積載プレート2はねじりバネ22によって上方に付勢されており、枚葉シートPの下流側端部は、ピックアップローラ3をその自重に抗して上方に押し上げている。
このように積載プレート2上にカールした枚葉シートPをセットした後、枚葉シートPを搬送させるため、ピックアップローラ3及びフィードローラ4を反時計回りに回転駆動させる。すると、図4に示すように、ピックアップローラ3は、その回転駆動によって、積載プレート2から浮き上がっていた枚葉シートPの下流側端部を積載シート2側に押し付けつつ下方に移動する。このように、枚葉シートPは積載プレート2に押し付けられるので、ピックアップローラ3からの圧力が枚葉シートPに対して充分に作用する。そして、ピックアップローラ3が反時計回りに回転することによって、枚葉シートPを下流側に安定して搬送することができる。
ピックアップローラ3によって搬送された枚葉シートPは、その湾曲した形状のため、複数枚が重なり合って搬送される、すなわち重送される可能性が高い。そこで、重送された場合に基づいて図5を参照しつつ説明する。まず、ピックアップローラ3の回転駆動により、複数枚の枚葉シートP群がその積載された状態から重送防止部材6に向かって移動する(図5(a))。このように複数枚が重なり合って搬送された枚葉シートP群のうち、重送防止部材6の上端より上方に位置する上層側の枚葉シートPは、ピックアップローラ3によって重送防止部材6を越えて下流側に搬送される。一方で、重送防止部材6の上端より下方に位置する下層側の枚葉シートPは、重送部材6の上端によって、上層側の枚葉シートPと分離される。そして、上層側の枚葉シートPから分離された下層側の枚葉シートPは、重送防止部材6の上流側を向く面によって進行が妨害され、フィードローラ4及びリタードローラ5には搬送されない(図5(b))。このように、重送防止機構60は、フィードローラ4及びリタードローラ5で重送の処理ができる程度の枚数若しくは1枚しか枚葉シートPをフィードローラ4及びリタードローラ5に送らないように規制する。
こうして、重送防止部材6を越えた複数(本実施形態では2枚)の枚葉シートPは、フィードローラ4及びリタードローラ5まで搬送される。ここで、上側の枚葉シートPは反時計回りに回転するフィードローラ4によってさらに下流側に送られるが、下側の枚葉シートPは、リタードローラ5が一回転せずに途中で止まるため、リタードローラ5の外周面に摩擦係止されて、下流側に搬送されるのを妨害される。これにより、枚葉シートPの重送が防止される(図5(c))。そして、上側の枚葉シートPがフィードローラ4によって完全に下流側に搬送されると、下側の枚葉シートPはフィードローラ4と接触し、そのフィードローラ4によって下流側に搬送される。
以上のように、上記実施形態によれば、ピックアップローラ3が上下動可能に構成されているため、枚葉シートPがカールしている場合であっても、ピックアップローラ3は、駆動とともに下方へ移動して、枚葉シートPを積載プレート2側に押圧する。ピックアップローラ3は、枚葉シートPを進行方向側の端部において挟持しているため、ピックアップローラ3が枚葉シートPを積載プレート2側に押圧すると、枚葉シートPは進行方向側の端部を中心として上方へ揺動される。よって、枚葉シートPの進行方向側の端部は積載プレート2とピックアップローラ3とで確実に挟持されている状態となり、ピックアップローラ3の枚葉シートPに対する圧力が充分に作用し、給紙不良や紙詰まりの発生といった問題が解消される。
また、重送防止部材6が板状に形成され、上端が鋭利であるため次の効果を得ることができる。すなわち、枚葉シートPがピックアップローラ3によって重送されそうになったときであっても、重送防止部材6の上端よりも上方に位置する上層側の枚葉シートのみがピックアップローラ3の駆動力によって重送防止部材6を越えてフィードローラ4及びリタードローラ5まで進む。一方で、重送防止部材の上端より下方に位置する下層側の枚葉シートは、重送防止部材によって進行が妨害され、重送防止部材よりも上にある枚葉シートPと確実に分離することができる。特に、昇華転写用の印画紙やインクジェット用紙、OHP用のシートのように摩擦力で接着しやすいシートに対しては、上記構成は有利である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、積層プレート2はその左端部を中心にして右端部が揺動するように構成されているが、左端部と右端部とが水平に保持されており、その下方から圧縮バネなどによって上方に付勢されるように構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、重送防止部材6の下流側に隣接して補助部材7が設置されているが、補助部材7を省略して、重送防止部材6のみを設置することもできる。
また、上記実施形態では、リタードローラ5は一回転しないように構成されているが、リタードローラ5を、フィードローラ4と反対の方向、すなわち図1,4において時計回りに回転させることによって、重送を防止することもできる。
なお、上記給紙装置は、種々の製品に適用することができ、例えば、プリンタやスキャナ、コピー機、FAX、エンボス加工機等の給紙装置として使用することができる。
本発明に係る給紙装置の一実施形態を示す側面断面図である。 図1の左方向から見た本発明に係る給紙装置の実施形態の一部のみを示す概略正面図である。 本実施形態に係る重送防止部材6及び補助部材7の詳細を示す詳細図である 本実施形態に係る給紙動作中における給紙装置を示す側面断面図である。 本実施形態に係る重送防止部材とフィードローラ及びリタードローラとによる重送防止方法を示す説明図である。
符号の説明
1 給紙装置
2 積載シート
3 ピックアップローラ
4 フィードローラ
5 リタードローラ
6 重送防止部材
7 補助部材
P 枚葉シート

Claims (3)

  1. 枚葉シートの給紙装置であって、
    枚葉シートを積載し、上方に付勢される積載プレートと、
    前記積載プレートとの間で枚葉シートを進行方向側の端部において挟持するとともに、枚葉シートを搬送するように回転駆動するピックアップローラと、
    前記ピックアップローラの下流側に配置され、枚葉シートを上下から挟持しつつ下流へと搬送するフィードローラ及びリタードローラと、を備え、
    前記ピックアップローラは、上下動可能に構成されており、
    前記ピックアップローラの駆動とともに、当該ピックアップローラが下方へ移動し、前記積載プレート上で前記ピックアップローラ側に凹の状態で湾曲している枚葉シートを、進行方向側の端部を中心に上方へ揺動させる、給紙装置。
  2. 前記ピックアップローラとフィードローラとの間に配置された、板状の重送防止部材をさらに備え、
    前記重送防止部材は、枚葉シートの進行方向に対して直交するように上下方向に延び、その上端が、前記フィードローラ及びリタードローラの接触部分と同じ高さに設定されている、請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記重送防止部材の下流側を向く面に当接する板状の本体部、及び前記本体部の上端から水平に下流側へ延びる水平部とからなるL字形に形成されている補助部材をさらに備え、
    前記水平部は、前記重送防止部材の上端と同じ高さで水平に延びている、請求項2に記載の給紙装置。
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