JP2008071134A - 環境負荷管理システム、環境負荷管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】管理者が、設定期間における製造装置から排出される目標排出量に対する環境負荷因子の排出量を定期的またはリアルタイムに容易に認識することができるとともに、製造における環境負荷因子の排出量の低減を確実に図ることができる環境負荷管理システムを提供する。
【解決手段】製造装置10〜40の供給物資の使用量を測定する処理回路10j〜40jと、使用量から製造装置10〜40が排出するCO2排出量を検出する排出量検出手段3と、記憶手段7に記憶されたCO2の目標排出量にCO2排出量が達したか否かを判定する比較判定手段4と、目標排出量に対するCO2排出量に応じて警告を発する警告手段6と、製造装置10〜40における供給物資の供給の制限または停止を指示する指示手段9と、製造装置10〜40における供給物資の供給の制限または停止を実行する処理回路10j〜40jとを具備したことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】製造装置10〜40の供給物資の使用量を測定する処理回路10j〜40jと、使用量から製造装置10〜40が排出するCO2排出量を検出する排出量検出手段3と、記憶手段7に記憶されたCO2の目標排出量にCO2排出量が達したか否かを判定する比較判定手段4と、目標排出量に対するCO2排出量に応じて警告を発する警告手段6と、製造装置10〜40における供給物資の供給の制限または停止を指示する指示手段9と、製造装置10〜40における供給物資の供給の制限または停止を実行する処理回路10j〜40jとを具備したことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、被製造物を製造する製造装置の環境負荷因子の排出量を管理する環境負荷管理システム、環境負荷管理方法に関する。
近年、地球環境問題への社会的な高まりにより、被製造物の製造工場における製造活動が及ぼす環境への負荷低減が求められている。そこで、被製造物を製造するに当たる全ての製造工程における各製造工程において、定期的に、CO2(二酸化炭素)、NOx(窒素酸化物)、SOx(硫黄酸化物)等の環境負荷因子が、どれくらい排出されるかを把握できる環境負荷管理システムが望まれている事情にある。
このような事情に鑑み、特許文献1には、投入材料の1単位当たりの、環境に負荷を及ぼすCO2、NOx、SOx等の環境負荷因子の排出量を示す排出原価単位と、投入材料の使用量とを掛け合わすことにより、製品に対して、製造のみならず、原材料調達、流通、使用、廃棄、リサイクル等のライフステージにおける環境負荷因子の排出量を、定期的に迅速かつ簡単に検出することができる環境負荷評価装置が開示されている。
特開平10−57936号公報
ここで、各ライフステージにおいて環境負荷因子の排出量を検出した後は、各ライフステージの管理者は、検出結果を参照して、各ライフステージにおける環境負荷因子の排出量を削減する目的から、各ライフステージにおける環境負荷因子の排出量の削減目標値(以下、目標排出量と称す)を設定期間において設定する必要が生じる。その後、管理者は、設定期間に対して、各ライフステージにおける環境負荷因子の排出量が、目標排出量に達するまたは超えるか否かを定期的またはリアルタイムに確認する。
しかしながら、特許文献1に開示された環境負荷評価装置においては、例えばライフステージにおける製造において被製造物を製造中、環境負荷因子の排出量が、設定期間において、管理者が設定した目標排出量に達したか、または目標排出量を超えたか、または目標排出量に達しないかを、管理者は、定期的にまたはリアルタイムに認識し難いといった問題があることから、環境負荷因子の排出量の低減対策が行い難いといった問題があった。
本発明は上記問題に着目してなされたものであり、被製造物の製造装置において、管理者が、設定期間における製造装置から排出される目標排出量に対する環境負荷因子の排出量を定期的またはリアルタイムに容易に認識することができるとともに、製造における環境負荷因子の排出量の低減を確実に図ることができる環境負荷管理システム、環境負荷管理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る環境負荷管理システムは、被製造物を製造する製造装置の環境負荷因子の排出量を管理する環境負荷管理システムであって、設定期間における前記製造装置に供給される電気、ガス及び薬品のうち少なくとも1つの供給物資の使用量を測定する使用量測定手段と、前記使用量から、前記製造装置が排出する前記環境負荷因子の前記排出量を換算し、前記設定期間における前記排出量を検出する排出量検出手段と、前記環境負荷因子の目標排出量が記憶された記憶手段と、前記設定期間における前記排出量と前記目標排出量とを比較し、前記目標排出量に前記排出量が達したか否かを判定する比較判定手段と、前記目標排出量に対する前記排出量に応じて警告を発する警告手段と、前記警告後、前記製造装置における前記供給物資の供給量の制限と前記供給物資の供給の停止とのうちいずれかを指示する指示手段と、前記指示を受けて、前記製造装置における前記供給物資の供給量の制限と前記供給物資の供給の停止とのいずれかを実行する実行手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、管理者が、設定期間における目標排出量に対する製造装置が排出する環境負荷因子の排出量を、定期的またはリアルタイムに警告により容易に認識でき、排出量低減のための対策を迅速に行うことができるばかりか、排出量が目標排出量を超えることを回避することができることから、製造における環境負荷因子の排出量の低減を確実に図ることができるといった効果を有する。
また、前記警告手段は、前記比較判定手段によって、前記設定期間において前記排出量が前記目標排出量に達したと判定された場合と、前記目標排出量を超したと判定された場合とのいずれかの場合において、警告を発することを特徴とする。
さらに、前記指示手段は、前記製造装置における前記供給物資の供給の停止を指示し、前記実行手段は、前記製造装置における前記供給物資の供給を停止させることを特徴とする。
本発明によれば、管理者が、設定期間における製造装置が排出する環境負荷因子の排出量が目標排出量に達したまたは超えたことを、定期的またはリアルタイムに警告により容易に認識でき、排出量低減のための対策を迅速に行うことができるばかりか、製造装置を停止させることにより、排出量が目標排出量を超えることを回避することができることから、製造における環境負荷因子の排出量の低減を確実に図ることができるといった効果を有する。
また、前記設定期間は、長期設定期間と、該長期設定期間を構成する複数の短期設定期間とを有するとともに、前記目標排出量は、前記長期設定期間における長期目標排出量と、複数の前記短期設定期間における複数の短期目標排出量とを有し、前記短期設定期間における前記排出量が、前記短期目標排出量に達したと判定された場合と、前記短期目標排出量を超したと判定された場合とのいずれかの場合において、前記指示手段は、前記製造装置における前記供給物資の供給量の制限を指示し、前記実行手段は、次の期の前記短期設定期間における前記排出量が次の期の前記短期目標排出量を超えないよう、または前記長期設定期間における前記排出量が前記長期目標排出量を超えないよう、前記製造装置における前記供給物資の供給量を制限することを特徴とする。
本発明によれば、管理者が、短期設定期間における製造装置が排出する環境負荷因子の排出量が短期目標排出量に達したまたは超えたことを、定期的またはリアルタイムに警告により容易に認識でき、排出量低減のための対策を迅速に行うことができるばかりか、製造装置への供給物資の供給量を制限することにより、次の期の短期設定期間における排出量が次の期の短期目標排出量を超えることを回避することができるばかりか、長期設定期間における排出量が長期目標排出量を超えることを回避することができることから、製造における環境負荷因子の排出量の低減を確実に図ることができるといった効果を有する。
さらに、前記比較判定手段により前記排出量が前記目標排出量に達したと判定される前に、前記設定期間において前記排出量が前記目標排出量に達するまたは超えるか否かを予測する予測手段を具備し、前記警告手段は、前記予測手段により前記排出量が前記目標排出量に達するまたは超えると予測された場合において、警告を発することを特徴とする。
また、前記指示手段は、前記予測手段により前記排出量が前記目標排出量に達すると予測された場合と、前記目標排出量を超えると予測された場合とのいずれかにおいて、前記製造装置における前記供給物資の供給量の制限を指示し、前記実行手段は、前記製造装置における前記供給物資の供給量を制限して、前記設定期間における前記排出量が、前記目標排出量を超えないよう制限することを特徴とする。
本発明によれば、管理者が、設定期間における製造装置が排出する環境負荷因子の排出量が目標排出量に達しそうまたは超えそうなことを、定期的またはリアルタイムに警告により容易に認識でき、排出量低減のための対策を迅速に行うことができるばかりか、製造装置への供給物資の供給量を制限することにより、排出量が目標排出量を超えることを回避することができることから、製造における環境負荷因子の排出量の低減を確実に図ることができるといった効果を有する。
さらに、前記実行手段による前記製造装置における前記供給物資の供給量の制限と前記供給物資の供給の停止とのいずれかの実行を告知する告知手段を具備していることを特徴とする。
本発明によれば、実行手段による製造装置への供給物資の供給量の制限または供給物資の供給の停止を、管理者または製造装置の使用者は、告知により、定期的またはリアルタイムに認識することができるといった効果を有する。
また、前記環境負荷因子は、CO2とNOxとSOxとの少なくとも1つであることを特徴とする。
本発明によれば、管理者が、設定期間における目標排出量に対する製造装置が排出するCO2とNOxとSOxとの少なくとも1つの排出量を、定期的またはリアルタイムに警告により容易に認識でき、排出量低減のための対策を迅速に行うことができるばかりか、排出量が目標排出量を超えることを回避することができることから、製造におけるCO2とNOxとSOxとの少なくとも1つの排出量の低減を確実に図ることができるといった効果を有する。
本発明に係る環境負荷管理方法は、被製造物を製造する製造装置の環境負荷因子の排出量を管理する環境負荷管理方法であって、使用量測定手段により、設定期間における前記製造装置に供給される電気、ガス及び薬品のうち少なくとも1つの供給物資の使用量を測定する使用量測定ステップと、排出量検出手段により、前記使用量から前記製造装置が排出する前記環境負荷因子の前記排出量を換算し、前記設定期間における前記排出量を検出する排出量検出ステップと、比較判定手段により、前記設定期間における前記排出量と記憶手段に記憶された前記環境負荷因子の目標排出量とを比較し、前記目標排出量に前記排出量が達したか否かを判定する比較判定ステップと、警告手段により、前記目標排出量に対する前記排出量に応じて警告を発する警告ステップと、前記警告後、指示手段により、前記製造装置における前記供給物資の供給量の制限と前記供給物資の供給の停止とのうちいずれかの指示を行う指示ステップと、前記指示を受けて、前記実行手段により、前記製造装置における前記供給物資の供給量の制限と前記供給物資の供給の停止とのいずれかを実行する実行ステップと、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、管理者が、設定期間における目標排出量に対する製造装置が排出する環境負荷因子の排出量を、定期的またはリアルタイムに警告ステップにおいて容易に認識でき、排出量低減のための対策を迅速に行うことができるばかりか、排出量が目標排出量を超えることを指示ステップ及び実行ステップにおいて回避することができることから、製造における環境負荷因子の排出量の低減を確実に図ることができるといった効果を有する。
また、前記警告ステップにおいて前記警告手段は、前記比較判定ステップにおいて前記比較判定手段により、前記設定期間において前記排出量が前記目標排出量に達したと判定された場合と、前記目標排出量を超したと判定された場合とのいずれかの場合において、警告を発することを特徴とする。
さらに、前記指示ステップにおいて、前記指示手段は、前記製造装置における前記供給物資の供給の停止を指示し、前記実行手段は、前記製造装置における前記供給物資の供給を停止させることを特徴とする。
本発明によれば、管理者が、設定期間における製造装置が排出する環境負荷因子の排出量が目標排出量に達したまたは超えたことを、定期的またはリアルタイムに警告ステップにおいて容易に認識でき、排出量低減のための対策を迅速に行うことができるばかりか、指示ステップ及び実行ステップにおいて製造装置を停止させることにより、排出量が目標排出量を超えることを確実に回避することができることから、製造における環境負荷因子の排出量の低減を確実に図ることができるといった効果を有する。
また、前記設定期間は、長期設定期間と、該長期設定期間を構成する複数の短期設定期間とを有するとともに、前記目標排出量は、前記長期設定期間における長期目標排出量と、複数の前記短期設定期間における複数の短期目標排出量とを有し、前記比較判定ステップにおいて前記比較判定手段により、前記短期設定期間における前記排出量が、前記短期目標排出量に達したと判定された場合と、前記短期目標排出量を超したと判定された場合とのいずれかの場合において、前記指示ステップにおいて前記指示手段は、前記製造装置における前記供給物資の供給量の制限を指示し、前記実行ステップにおいて前記実行手段は、次の期の前記短期設定期間における前記排出量が次の期の前記短期目標排出量を超えないよう、または前記長期設定期間における前記排出量が前記長期目標排出量を超えないよう、前記製造装置における前記供給物資の供給量を制限することを特徴とする。
本発明によれば、管理者が、短期設定期間における製造装置が排出する環境負荷因子の排出量が短期目標排出量に達したまたは超えたことを、定期的またはリアルタイムに警告ステップにおいて容易に認識でき、排出量低減のための対策を迅速に行うことができるばかりか、指示ステップ及び実行ステップにおいて製造装置への供給物資の供給量を制限することにより、次の期の短期設定期間における排出量が次の期の短期目標排出量を超えること、または長期設定期間における排出量が長期目標排出量を超えることを確実に回避することができることから、製造における環境負荷因子の排出量の低減を確実に図ることができるといった効果を有する。
さらに、前記比較判定ステップにおいて前記比較判定手段により前記排出量が前記目標排出量に達したと判定される前に、予測手段により、前記設定期間において前記排出量が前記目標排出量に達するまたは超えるか否かを予測する予測ステップを具備し、前記警告ステップにおいて警告手段は、前記予測ステップにおいて前記予測手段により前記排出量が前記目標排出量に達するまたは超えると予測された場合において、警告を発することを特徴とする。
また、前記指示ステップにおいて前記指示手段は、前記予測ステップにおいて前記予測手段により前記排出量が前記目標排出量に達するまたは前記目標排出量を超えると予測された場合、前記製造装置における前記供給物資の供給量の制限を指示し、前記実行ステップにおいて前記実行手段は、前記製造装置における前記供給物資の供給量を制限して、前記設定期間における前記排出量が、前記目標排出量を超えないよう制限することを特徴とする。
本発明によれば、管理者が、設定期間における製造装置が排出する環境負荷因子の排出量が目標排出量に達しそうまたは超えそうなことを、定期的またはリアルタイムに警告ステップにおいて容易に認識でき、排出量低減のための対策を迅速に行うことができるばかりか、指示ステップ及び実行ステップにおいて、製造装置への供給物資の供給量を制限することにより、排出量が目標排出量を超えることを確実に回避することができることから、製造における環境負荷因子の排出量の低減を確実に図ることができるといった効果を有する。
さらに、前記実行ステップにおいて、告知手段により、前記実行手段による前記製造装置における前記供給物資の供給量の制限と前記供給物資の供給の停止とのいずれかの実行を告知する告知ステップを具備していることを特徴とする。
本発明によれば、実行ステップにおける実行手段による製造装置への供給物資の供給量の制限または供給物資の供給の停止を、管理者または製造装置の使用者は、告知ステップにおいて、定期的またはリアルタイムに認識することができるといった効果を有する。
また、前記環境負荷因子は、CO2とNOxとSOxとの少なくとも1つであることを特徴とする。
本発明によれば、管理者が、設定期間における目標排出量に対する製造装置が排出するCO2とNOxとSOxとの少なくとも1つの排出量を、定期的またはリアルタイムに警告ステップにおいて容易に認識でき、排出量低減のための対策を迅速に行うことができるばかりか、指示ステップ及び実行ステップにおいて、排出量が目標排出量を超えることを確実に回避することができることから、製造におけるCO2とNOxとSOxとの少なくとも1つの排出量の低減を確実に図ることができるといった効果を有する。
以下、図面を参照にして本発明の実施の形態を説明する。尚、以下に示す本実施の形態においては、環境負荷管理システム及び環境負荷管理方法は、製品に対する原材料調達、製造、流通、使用、廃棄、リサイクル等の各ライフステージの内、被製造物に対する製造のライフステージについて説明する。
図1は、本実施の形態を示す環境負荷管理システムを示すブロック図、図2は、1つの設定期間における目標排出量に対する各製造装置の合計のCO2排出量を示す図表、図3は、複数の設定期間における複数の目標排出量に対する各製造装置の合計のCO2排出量を示す図表、図4は、図3の複数の目標排出量を設定期間毎に異ならせた変形例を、複数の設定期間における複数の目標排出量に対する各製造装置の合計のCO2排出量とともに示す図表である。
図1に示すように、環境負荷管理システム100は、被製造物を製造する複数の製造装置10、20、30、40(以下、10〜40と称す)と、該各製造装置10〜40に対し、有線または無線により相互通信自在な管理端末1とにより主要部が構成されている。
複数の製造装置10〜40は、1つの被製造物を製造するため、それぞれ別個の製造工程を行う装置であり、図1中の1点鎖線の矢印に示すように、工場のライン等において、製品となる被製造物が、製造装置10から、製造装置20、製造装置30を経て製造装置40まで流れることにより、1つの製品が製造される。尚、1つの製品を製造するための製造装置は、数100に及ぶ場合もあるが、本実施の形態においては簡略化するため、複数の製造装置は、製造装置10〜40として説明する。また、図示しないが、複数の製造装置10〜40が設置された工場や、該工場のライン等、被製造物の製造に用いる全てのものも製造装置に含まれるとして、以下、説明する。
製造装置10〜40は、具体的には、例えば被製造物が、一対の基板間に液晶が挟持された液晶装置の場合は、液晶装置を構成する各基板の洗浄工程に用いる洗浄装置や、各基板に薄膜を形成する薄膜形成装置や、各基板に形成された薄膜を所定形状にパターニングするエッチング装置及びフォトリソグラフィ装置や、一方の基板に対して他方の基板を貼り合わせる組み立て装置や、貼り合わせ後の一対の基板を、実装ケースに収容させる実装装置等が挙げられる。
また、各製造装置10〜40は、処理回路10j、20j、30j、40j(以下、10j〜40jと称す)をそれぞれ有しており、各処理回路10j〜40jは、定期的またはリアルタイムに、設定期間T(図2参照)における各製造装置10〜40における製造工程に用いる電気、ガス及び薬品のうち少なくとも1つの供給物資(以下、単に供給物資と称す)の使用量を測定する使用量測定手段を構成している。
また、各製造装置10〜40の各処理回路10j〜40jは、各製造装置10〜40における供給物資の使用量を、各処理回路10j〜40jにおいて集計し、定期的またはリアルタイムに管理端末1に送信する機能を有している。
尚、供給物資である電気、ガス及び薬品の使用量の具体的な一例を挙げると、電気は、各製造装置における電力使用量が挙げられ、ガスは、薄膜形成装置等で用いられる窒素ガスや酸化ガス等の使用量が挙げられ、薬品は、エッチング装置またはフォトリソグラフィ装置等で用いられる硫酸、水酸化ナトリウム、塩酸等の使用量が挙げられる。
また、各処理回路10j〜40jは、後述するが、指示手段9の指示を受けて、各製造装置10〜40における供給物資の供給量の制限と、供給の停止とのいずれかを実行する実行手段も構成している。
各製造装置10〜40は、該各製造装置10〜40における供給物資の使用量を表示する表示モニタ11、21、31、41(以下、11〜41と称す)を有している。
尚、表示モニタ11〜41は、各処理回路10j〜40jによって、各製造装置10〜40における供給物資の供給量の制限と、供給物資の供給の停止とのいずれかが実行されていることを各製造装置10〜40の使用者に告知する告知手段を構成している。よって、表示モニタ11〜41には、各処理回路10j〜40jにより、「只今、各製造装置への供給物資の供給を停止しています」等の表示や、「只今、製造装置への供給物資の供給量を制限しています」等の表示が行われる。
管理端末1は、処理部2と、記憶手段7とを具備している。尚、記憶手段7は、処理部2内に設けられていても構わない。処理部2は、排出量検出手段3と、比較判定手段4と、予測手段5と、警告手段6と、指示手段9とを具備している。
排出量検出手段3は、定期的またはリアルタイムに各製造装置10〜40の各処理回路10j〜40jから送信された各製造装置10〜40における供給物資の使用量から、各製造装置10〜40が排出するCO2とNOxとSOxとの少なくとも1つからなる環境負荷因子の各製造装置10〜40の排出量を換算し、各製造装置10〜40の合計の排出量を検出する。
尚、排出量検出手段3は、各製造装置10〜40以外にも、上述したように、各製造装置10〜40が設けられた工場の電気の使用量や、製造ラインのコンベアの電気の使用量等、被製造物の製造に用いる全ての製造装置からの電気、ガス及び薬品のうち少なくとも1つの使用量から、全ての環境負荷因子の排出量を換算して、各製造装置10〜40の排出量に加えた合計の排出量を検出しても構わない。
また、環境負荷因子は、CO2とNOxとSOxとに限定されない。さらに、以下、検出する環境負荷因子は、CO2として説明する。
排出量検出手段3におけるCO2の排出量の換算は、例えば電力であれば、電力使用量(kWh)に、一般電力事業者がCO2排出量の換算に用いるため公開している係数0.378を掛けて、CO2排出量(kg−CO2)を算出することにより行う。
また、薬品であれば、使用量(kg)に対して、日本建築学会がCO2排出量の換算に用いるため公開している係数を掛けて、CO2排出量(kg−CO2)を算出することにより行う。さらに、ガスであれば、使用量(m3)に対して、ガス毎に定められたCO2排出量の換算に用いる係数を掛けて、CO2排出量(kg−CO2)を算出することにより行う。
記憶手段7には、管理端末1の管理者により設定された、例えば、1時間、1日、1週間、1ヶ月、1年等の設定期間Tにおける各製造装置10〜40の合計のCO2排出量(以下、単にCO2排出量と称す)の目標排出量V(図2参照)が記憶されている。
尚、設定期間Tは、何時間、何日、何年に設定しても構わない。また、設定期間Tは、後述する図3に示すように、設定期間Tを構成する複数の設定期間に分けてもよく、長期設定期間Tfを設けた上で、該長期設定期間Tfを構成する複数の短期設定期間T1、T2、T3、T4(以下、T1〜T4と称す)をそれぞれ設けても構わない。具体的には、長期設定期間Tfを1年に設定した場合には、短期設定期間T1〜T4を3ヶ月毎に設定する。
よって、目標排出量Vも、図3に示すように、長期設定期間Tfにおける長期目標排出量Vfを設けた上で、各短期設定期間T1〜T4における長期目標排出量Vfを達成するための各短期目標排出量V1、V2、V3、V4(以下、V1〜V4と称す)をそれぞれ設けても構わない。
さらに、短期目標排出量V1〜V4は、図4に示すように、各短期設定期間T1〜T4において、それぞれ異なるCO2排出量に設定されていても構わない。この図4に示す、短期設定期間T1〜T4毎に異なるCO2排出量は、短期設定期間T1〜T4毎の各生産目標等から設定する。
また、記憶手段7には、排出量検出手段3によって検出されたCO2排出量の過去から現在に渡るデータベースが格納されている。尚、目標排出量Vは、データベースから、例えば1年のCO2排出量の平均から算出されて設定される。具体的には、目標排出量Vは、CO2排出量を削減したい場合には、例えば1年のCO2排出量の平均から10%削減した値が設定される。
比較判定手段4は、定期的またはリアルタイムに、設定期間TにおけるCO2排出量と設定期間Tにおける目標排出量Vとを比較し、目標排出量VにCO2排出量が達したか否かを判定する。尚、このことは、図3に示すように、長期設定期間Tf、長期目標排出量Vfを設定し、各短期設定期間(T1〜T4)、各短期目標排出量V1〜V4を設定した場合であっても同様である。
予測手段5は、比較判定手段4によりCO2排出量が目標排出量Vに達したと判定される前に、設定期間TにおいてCO2排出量が目標排出量Vに達するまたは超えるか否かを、定期的またはリアルタイムに予測する。
また、予測手段5は、長期設定期間Tf、長期目標排出量Vfを設定した場合であっても、比較判定手段4によりCO2排出量が、例えば図3に示すように、短期設定期間T3において、短期目標排出量V3に達したと判定される前に、CO2排出量が短期目標排出量V3に達するまたは超えるか否かを、定期的またはリアルタイムに予測する。尚、このことは、短期目標排出量V3に対する短期設定期間T3に限らず、短期目標排出量(V1、V2、V4)に対する短期設定期間(T1、T2、T4)であっても同様である。
さらに、予測手段5は、比較判定手段4によりCO2排出量が長期目標排出量Vfに達したと判定される前に、各短期設定期間T1〜T4のいずれかにおいてCO2排出量が長期目標排出量Vfに達するまたは超えるか否かを、定期的またはリアルタイムに予測する。
警告手段6は、定期的またはリアルタイムに目標排出量Vに対するCO2排出量に応じて警告を発する。具体的には、図2に示すように、比較判定手段4によって、設定期間TにおいてCO2排出量が目標排出量Vに達したと判定された場合(図2*1)と、目標排出量Vを超したと判定された場合(図2*2)とのいずれかの場合において警告を発する。
また、警告手段6は、長期設定期間Tf、長期目標排出量Vfを設定した場合も同様であって、例えば図3の2点鎖線に示すように、CO2排出量が短期設定期間T2に対する短期目標排出量V2を超えたと判定された場合(図3*11)や、図3の1点鎖線に示すように、CO2排出量が短期設定期間T3に対する短期目標排出量V3を遙かに超え、長期目標排出量Vfに達してしまった場合(図3*12)等にも、警告を発する。
さらに、警告手段6は、予測手段5により、設定期間TにおけるCO2排出量が、設定期間Tにおける目標排出量Vに達するまたは超えると予測された場合(図2*3)において警告を発する。
また、警告手段6は、長期設定期間Tf、長期目標排出量Vfを設定した場合であっても、予測手段5により、CO2排出量が、例えば短期設定期間T3において短期目標排出量V3に達したと判定される前に、CO2排出量が短期目標排出量V3に達するまたは超える予測された場合(図3*13)において警告を発する。尚、このことは、短期目標排出量V3に対する短期設定期間T3に限らず、短期目標排出量(V1、V2、V4)に対する短期設定期間(T1、T2、T4)であっても同様である。
さらに、警告手段6は、予測手段5により、各短期設定期間(T1〜T4)のいずれかにおけるCO2排出量が、長期目標排出量Vfに達するまたは超えると予測された場合(図3*11、*13)において警告を発する。
警告手段6による警告は、管理端末1に設けられたモニタ8のモニタ面8mに、例えば「CO2排出量が、目標排出量に達しました」等表示されることにより行われる。
尚、モニタ面8mへの警告表示は、「CO2排出量が、目標排出量を超えました」や、「CO2排出量が、あと○時間で目標排出量に達してしまいそうです」や、「目標排出量に対してCO2排出量が、△%に達してしまいました」等の表示であっても構わない。
また、警告は、表示に限らず、管理者に警告の旨を認識させる手段であれば、音等であっても構わない。
尚、表示モニタ8は、処理部2によって、各製造装置10〜40の処理回路10j〜40jにおける供給物資の供給量の制限と、供給物資の供給の停止とのいずれかが実行されていることを環境負荷管理システム100の管理者に告知する告知手段を構成していても構わない。
よって、表示モニタ8のモニタ面8mには、処理部2により、「只今、各製造装置への供給物資の供給を停止しています」等の表示や、「只今、各製造装置への供給物資の供給量を制限しています」等の表示が行われても構わない。
指示手段9は、警告手段6による警告後、各製造装置10〜40における供給物資の供給量の制限と供給物資の供給の停止とのいずれかを、各処理回路10j〜40jに対して指示する。
具体的には、指示手段9は、比較判定手段4によって、設定期間TにおいてCO2排出量が目標排出量Vに達したと判定された場合(図2*1)と、目標排出量Vを超したと判定された場合(図2*2)とのいずれかの場合において、警告手段6により警告が発せられた場合、指示手段9は、各製造装置10〜40における供給物資の供給の停止を指示する。その結果、各処理回路10j〜40jは、各製造装置10〜40における供給物資の供給を停止させる。
尚、以上のことは、長期設定期間Tf、長期目標排出量Vfを設定した場合において、CO2排出量が長期目標排出量Vfを超して、警告手段6が警告を発した場合であっても同様である。
また、例えば短期設定期間T2において、短期目標排出量V2を超えた場合(図3*11)、指示手段9は、各製造装置10〜40における供給物資の供給量の制限を指示する。
その結果、各処理回路10j〜40jは、長期設定期間TfにおけるCO2排出量が、長期目標排出量Vfを超えないよう各製造装置10〜40における供給物資の供給量を制限する(図3*21)。
または、各処理回路10j〜40jは、短期設定期間T3におけるCO2排出量が、短期目標排出量V3を超えないよう各製造装置10〜40における供給物資の供給量を制限する(図3*22)。
指示手段9は、予測手段5によりCO2排出量が目標排出量Vに達すると予測された場合と、目標排出量Vを超えると予測された場合とのいずれかの場合(図2*3)において、各製造装置10〜40における供給物資の供給量の制限を指示する。
その結果、各処理回路10j〜40jは、各製造装置10〜40における供給物資の供給量を制限して、設定期間TにおけるCO2排出量が、目標排出量Vを超えないよう制限する(図2*4)。
尚、以上のことは、長期設定期間Tf、長期目標排出量Vfを設定した場合においても同じであり、例えば、予測手段5によりCO2排出量が短期設定期間T3における短期目標排出量V3に達すると予測された場合と、短期目標排出量V3を超えると予測された場合とのいずれかの場合(図3*13)において、各製造装置10〜40における供給物資の供給量の制限を指示する。
その結果、各処理回路10j〜40jは、各製造装置10〜40における供給物資の供給量を制限して、短期設定期間T3におけるCO2排出量が、短期目標排出量V3を超えないよう制限する(図3*23)。または、各処理回路10j〜40jは、長期設定期間TfにおけるCO2排出量が、長期目標排出量Vfを超えないよう制限する(図3*24)。
次に、このように構成された環境負荷管理システム100を用いた本実施の形態の作用について、即ち環境負荷管理方法について、上述した図1〜図3と、図5とを用いて説明する。図5は、本実施の形態の環境負荷管理方法を示すフローチャートである。
本フローに先立って、管理者は、事前に、設定期間Tを、1時間、1日、1週間、1ヶ月、1年等どのくらいの期間にするかを設定しておく。即ち、どれくらいの期間における各製造装置10〜40が排出するCO2排出量を定期的またはリアルタイムに認識したいのかを設定しておく。尚、以下に示すステップS1〜ステップS12までは、定期的またはリアルタイムに行われる。
先ず、ステップS1において、各製造装置10〜40の各処理回路10j〜40jが、該各製造装置10〜40における製造工程に用いる供給物資の設定期間Tにおける使用量を測定する使用量測定ステップが行われる。その後、各使用量を、各装置10〜40において集計し、管理端末1に送信する。
次いで、ステップS2において、管理端末1の排出量検出手段3が、各製造装置10〜40の各処理回路10j〜40jから送信された各製造装置10〜40における供給物資の使用量から、各製造装置10〜40が排出するCO2排出量を上述した手法により換算し、設定期間Tにおける排出量を検出する排出量検出ステップが行われる。
次いで、ステップS3において、比較判定手段4が、設定期間TにおけるCO2排出量と記憶手段7に記憶された設定期間Tにおける目標排出量Vとを比較し、目標排出量VにCO2排出量が達したか否かを判定する比較判定ステップが行われる。
具体的には、ステップS4において、比較判定手段4によって、設定期間TにおいてCO2排出量が、設定期間Tにおける目標排出量Vに達したか(図2*1)、または目標排出量Vを超したか(図2*2)を判定する。
尚、比較判定ステップは、図3に示すように、長期設定期間Tf、長期目標排出量Vfを設定するとともに、各短期設定期間(T1〜T4)、各短期目標排出量V1〜V4を設定した場合であっても同様に行われる。
具体的には、ステップS4において、比較判定手段4によって、例えば短期設定期間T2において、CO2排出量が、短期設定期間T2における短期目標排出量V2に達したかまたは超えたか、CO2排出量が、長期設定期間Tfにおける長期目標排出量Vfに達したか、または超えたか等を判定する。尚、このことは、他の設定期間T1、T3、T4を基準にした場合も同様である。
設定期間TにおけるCO2排出量が、目標排出量Vに達した(図2*1)、または目標排出量Vを超しておれば(図2*2)、ステップS7にジャンプし、警告手段6が、図3に示すように、管理端末1に設けられたモニタ8のモニタ面8mに、例えば「CO2排出量が、目標排出量に達しました」または「CO2排出量が、目標排出量を超えました」等の表示により警告を行う警告ステップを行い、その後、ステップS8に移行する。
また、この場合の警告ステップは、長期設定期間Tf、長期目標排出量Vfを設定した場合も同様であって、例えば図3の2点鎖線に示すように、CO2排出量が短期設定期間T2に対する短期目標排出量V2を超えたと判定された場合(図3*11)や、図3の1点鎖線に示すように、CO2排出量が短期設定期間T3に対する短期目標排出量V3を遙かに超え、長期目標排出量Vfに達してしまった場合(図3*12)等にも、ステップS7において、警告手段6は、モニタ8のモニタ面8mに警告を発する警告ステップを行う。
ステップS4において、設定期間TにおけるCO2排出量が目標排出量Vに達した、または目標排出量Vを超していなければ、ステップS5に分岐し、予測手段5が、設定期間TにおけるCO2排出量が、目標排出量Vに達するまたは超えるか否かを予測する予測ステップを行う。
また、予測ステップは、長期設定期間Tf、長期目標排出量Vfを設定した場合であっても同様であり、比較判定手段4によりCO2排出量が、例えば図3の実線に示すように、短期設定期間T3において、短期目標排出量V3に達したと判定される前に、CO2排出量が短期目標排出量V3に達するまたは超えるか否かを、定期的またはリアルタイムに予測する。尚、このことは、短期目標排出量V3に対する短期設定期間T3に限らず、短期目標排出量(V1、V2、V4)に対する短期設定期間(T1、T2、T4)であっても同様である。
さらに、予測手段5は、比較判定手段4によりCO2排出量が長期目標排出量Vfに達したと判定される前に、各短期設定期間T1〜T4のいずれかにおいてCO2排出量が長期目標排出量Vfに達するまたは超えるか否かを、定期的またはリアルタイムに予測する。
ステップS5における予測方法は、具体的には、ステップS6において、設定期間TにおけるCO2排出量が、設定期間Tにおける目標排出量Vを超えるか否かを予測する。
ステップS6において、設定期間TにおけるCO2排出量が、目標排出量Vを超えないと予測された場合、ステップS1に戻り、ステップS1〜ステップS5までを繰り返す。これは、長期設定期間Tf、長期目標排出量Vfを設定した場合であっても同様である。
ステップS6において、設定期間TにおけるCO2排出量が、目標排出量Vを超えそうと予測された場合(図2*3)、ステップS7に移行し、警告手段6は、管理端末1に設けられたモニタ8のモニタ面8mに、例えば「CO2排出量が、あと○時間で目標排出量に達してしまいそうです」や、「目標排出量に対してCO2排出量が、△%に達してしまいました」等の表示により警告を行う警告ステップを行い、その後ステップS8に移行する。
また、この場合の警告ステップは、長期設定期間Tf、長期目標排出量Vfを設定した場合であっても、図3の実線に示すように、予測手段5により、CO2排出量が、例えば短期設定期間T3において短期目標排出量V3に達したと判定される前に、CO2排出量が短期目標排出量V3に達するまたは超える予測がなされた場合(図3*13)において、警告手段6は、モニタ8のモニタ面8mに同様の警告を発する。尚、このことは、短期目標排出量V3に対する短期設定期間T3に限らず、短期目標排出量(V1、V2、V4)に対する短期設定期間(T1、T2、T4)であっても同様である。
さらに、警告手段6は、予測手段5により、各短期設定期間(T1〜T4)のいずれかにおけるCO2排出量が、長期設定期間Tfにおける長期目標排出量Vfに達するまたは超えると予測された場合(図3*11、*13)においても、モニタ8のモニタ面8mに同様の警告を発する。
その後、ステップS8においては、警告後、指示手段9により、各製造装置10〜40における供給物資の供給量の制限と供給物資の供給の停止とのいずれかの指示を行う指示ステップが行われる。
具体的には、ステップS9に示すように、先ず、上述したステップS4において、比較判定手段4によって、設定期間TにおいてCO2排出量が、設定期間Tにおける目標排出量Vに達した(図2*1)、または目標排出量Vを超した(図2*2)と判定された場合、ステップS13に分岐し、該ステップS13において、目標排出量Vに、長期目標排出量Vfが設定されているか否かが判定される。
ステップS13において、目標排出量Vに、長期目標排出量Vfが設定されていない場合、ステップS15に分岐し、ステップS15では、指示手段9は、各製造装置10〜40における供給物資の供給の停止を、各処理回路10j〜40jに指示する。その後、ステップS11では、各処理回路10j〜40jは、各製造装置10〜40における供給物資の供給を停止させる実行ステップを行う。その後、ステップS12に移行する。
ステップS13において、目標排出量Vに、長期目標排出量Vfが設定されている場合、ステップS14に移行し、CO2排出量が、長期目標排出量Vfを超したか否かが判定される。
長期目標排出量Vfを超していれば、例えば図3の1点鎖線に示すように、短期設定期間T3にも満たない内に、長期目標排出量Vfに達しておれば(図3*12)、ステップS15に分岐し、指示手段9は、各製造装置10〜40における供給物資の供給の停止を指示する。その後、ステップS11では、同様に、各処理回路10j〜40jは、各製造装置10〜40における供給物資の供給を停止させる実行ステップを行う。その後、ステップS12に移行する。
ステップS14において、CO2排出量が、長期目標排出量Vfを超していない場合、例えば短期設定期間T2において、短期目標排出量V2を超えただけの場合(図3*11)、ステップS10に移行し、指示手段9は、各製造装置10〜40における供給物資の供給量の制限を、各処理回路10j〜40jに指示し、その後、ステップS11に移行する。
ステップS11では、各処理回路10j〜40jは、長期設定期間TfにおけるCO2排出量が、長期目標排出量Vfを超えないよう各製造装置10〜40における供給物資の供給量を制限の実行を行う実行ステップを行う(図3*21)。または、各処理回路10j〜40jは、短期設定期間T3におけるCO2排出量が、短期目標排出量V3を超えないよう各製造装置10〜40における供給物資の供給量を制限の実行を行う実行ステップを行う(図3*22)。その後、ステップS12に移行する。
ステップS9に戻って、上述したステップS4において、比較判定手段4によって、設定期間TにおいてCO2排出量が、設定期間Tにおける目標排出量Vに達した(図2*1)、または目標排出量Vを超した(図2*2)と判定されていない場合、即ち、予測手段5により、CO2排出量が目標排出量Vに達すると予測された場合と、目標排出量Vを超えると予測された場合とのいずれかの場合(図2*3)は、ステップS10に移行し、指示手段9は、各製造装置10〜40における供給物資の供給量の制限を、各処理回路10j〜40jに指示する。
その後、ステップS11において、各処理回路10j〜40jは、各製造装置10〜40における供給物資の供給量を制限して、設定期間TにおけるCO2排出量が、目標排出量Vを超えないよう制限の実行を行う(図2*4)実行ステップを行う。その後、ステップS12に移行する。
尚、以上のことは、上述したように、長期設定期間Tf、長期目標排出量Vfを設定した場合においても同じであり、例えば、予測手段5によりCO2排出量が短期設定期間T3における短期目標排出量V3に達すると予測された場合と、短期目標排出量V3を超えると予測された場合とのいずれかの場合(図3*13)においては、ステップS10において、指示手段9は、各製造装置10〜40における供給物資の供給量の制限を、各処理回路10j〜40jに指示する。
その後、ステップS11において、各処理回路10j〜40jは、各製造装置10〜40における供給物資の供給量を制限して、短期設定期間T3におけるCO2排出量が、短期目標排出量V3を超えないよう制限の実行を行う実行ステップを行う(図3*23)。または、各処理回路10j〜40jは、長期設定期間TfにおけるCO2排出量が、長期目標排出量Vfを超えないよう制限の実行を行う実行ステップを行う(図3*24)。その後、ステップS12に移行する。
最後に、ステップS12では、指示手段9からの指示により、各処理回路10j〜40jは、表示モニタ11〜14に、「只今、製造装置の供給物資の供給を停止しています」等の表示や、「只今、製造装置の供給物資の供給量を制限しています」等の表示を行う告知ステップを行う。尚、この際、モニタ8のモニタ面8mに上述した旨を表示しても構わない。
このように、本実施の形態においては、設定期間Tにおける各製造装置10〜40の供給物資の使用量から、各製造装置10〜40における、設定期間Tの合計のCO2排出量を検出し、設定期間Tにおける目標排出量Vに対する合計のCO2排出量に応じて、警告手段6は警告を行うととともに、警告後、各製造装置10〜40における供給物資の供給量の制限と供給物資の供給の停止とのいずれかを定期的またはリアルタイムに行うと示した。
このことによれば、管理者が、設定期間Tにおける目標排出量Vに対する各製造装置10〜40が排出するCO2排出量を、定期的またはリアルタイムに警告により容易に認識でき、排出量低減のための対策を迅速に行うことができるばかりか、CO2排出量が目標排出量Vを超えることを回避することができることから、製造におけるCO2排出量の低減を確実に図ることができる。
また、本実施の形態においては、警告手段6は、設定期間TにおいてCO2排出量が目標排出量Vに達したと判定された場合と、目標排出量Vを超したと判定された場合とのいずれかの場合において、警告を発し、指示手段9は、各製造装置10〜40における供給物資の供給の停止を指示し、各処理回路10j〜40jは、各製造装置10〜40における供給物資の供給を停止させると示した。
このことによれば、管理者が、設定期間Tにおける各製造装置10〜40が排出するCO2排出量が、目標排出量Vに達したまたは超えたことを、定期的またはリアルタイムに警告により容易に認識でき、排出量低減のための対策を迅速に行うことができるばかりか、各製造装置10〜40を停止させることにより、CO2排出量が目標排出量Vを超えることを回避することができることから、製造におけるCO2排出量の低減を確実に図ることができる。
さらに、本実施の形態においては、短期設定期間T1〜T4におけるCO2排出量が、短期目標排出量V1〜V4にそれぞれ達したと判定された場合と、短期目標排出量V1〜V4を超したと判定された場合とのいずれかの場合において、警告手段6は警告を発するとともに、指示手段9は、各製造装置10〜40における供給物資の供給量の制限を指示すると示した。また、各処理回路10j〜40jは、例えば短期設定期間T2におけるCO2排出量が、短期目標排出量V2を超えた判定された場合、次の期である短期設定期間T3におけるCO2排出量が、短期目標排出量V3を超えないよう、または長期設定期間TfにおけるCO2排出量が、長期目標排出量Vfを超えないよう各製造装置10〜40における供給物資の供給量を制限すると示した。
このことによれば、管理者が、短期設定期間T1〜T4における各製造装置10〜40が排出するCO2排出量が、短期目標排出量V1〜V4に達したまたは超えたことを、定期的またはリアルタイムに警告により容易に認識でき、排出量低減のための対策を迅速に行うことができる。また、各製造装置10〜40への供給物資の供給量を制限することにより、次の期の短期設定期間におけるCO2排出量が次の期の短期目標排出量を超えることを回避することができるばかりか、長期設定期間TfにおけるCO2排出量が長期目標排出量Vfを超えることを回避することができることから、製造におけるCO2排出量の低減を確実に図ることができる。
また、本実施の形態においては、警告手段6は、予測手段5によりCO2排出量が目標排出量Vに達するまたは超えると予測された場合において、警告を発するとともに、指示手段9は、CO2排出量が目標排出量Vに達すると予測された場合と、目標排出量Vを超えると予測された場合とのいずれかにおいて、各製造装置10〜40における供給物資の供給量の制限を指示し、各処理回路10j〜40jは、各製造装置10〜40における供給物資の供給量を制限して、設定期間TにおけるCO2排出量が、目標排出量Vを超えないよう制限すると示した。
このことによれば、管理者が、設定期間Tにおける各製造装置10〜40が排出するCO2排出量が、目標排出量Vに達しそうまたは超えそうなことを、定期的またはリアルタイムに警告により容易に認識でき、排出量低減のための対策を迅速に行うことができるばかりか、各製造装置10〜40への供給物資の供給量を制限することにより、CO2排出量が目標排出量Vを超えることを回避することができることから、製造におけるCO2排出量の低減を確実に図ることができる。尚、この効果は、長期設定期間Tf、短期設定期間T1〜T4、長期目標排出量Vf、短期目標排出量V1〜V4を設定した場合であって同様である。
さらに、本実施の形態においては、各処理回路10j〜40jによる各製造装置10〜40における供給物資の供給量の制限と供給物資の供給の停止とのいずれかの実行を、各モニタ11〜41に表示すると示した。
このことによれば、各製造装置10〜40への供給物資の供給量の制限または供給物資の供給の停止を、管理者または製造装置の使用者は、各モニタ11〜41への表示により、定期的またはリアルタイムに認識することができる。
尚、以下、変形例を示す。本実施の形態においては、定期的またはリアルタイムに設定期間Tにおける、目標排出量Vに対するCO2排出量を比較して、警告を発し、供給物資の供給量の制限または供給物資の供給の停止を行うと示した。
これに限らず、定期的またはリアルタイムに設定期間Tにおける、製造装置10〜40毎の各目標排出量Vに対する各製造装置10〜40の各CO2排出量を比較して、警告を発し、製造装置10〜40毎、別個に、供給物資の供給量の制限または供給物資の供給の停止を行っても構わない。
また、本実施の形態においては、各製造装置10〜40が排出する環境負荷因子としてCO2を例に挙げて示したが、これに限らず、NOxとSOxとに本実施の形態を適用しても、さらには、CO2とNOxとSOxとの少なくとも1つに本実施の形態を適用しても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態においては、管理端末のモニタ8のモニタ面8mには、警告手段6による警告表示や、各製造装置10〜40に対する供給物資の供給量の制限または供給の停止実行の表示が行われると示した。
これに限らず、例えば目標排出量Vに、CO2排出量が達しそうな場合において、モニタ面8mに、設定期間T内において、どれくらいの時間、各製造装置10〜40への供給物資の供給を停止させれば、または各製造装置10〜40への供給物資の供給量をどれくらい制限すれば、CO2排出量が目標排出量Vを超えないかを表示しても構わない。
また、本実施の形態においては、被製造物として、一対の基板間に液晶が挟持された液晶装置を例に挙げて示したが、これに限らず、電気、ガス及び薬品のうち少なくとも1つを用いて製造する被製造物であれば、どのようなものであっても構わない。
さらには、本実施の形態においては、製品に対する原材料調達、製造、流通、使用、廃棄、リサイクル等の各ライフステージの内、被製造物に対する製造のライフステージについて説明したが、管理端末等により、管理ができるのであれば、製造以外のライフステージに適用しても構わない。
3…排出量検出手段、4…比較判定手段、5…予測手段、6…警告手段、7…記憶手段、9…指示手段、10…製造装置、10j…処理回路、11…表示モニタ、20…製造装置、20j…処理回路、21…表示モニタ、30…製造装置、30j…処理回路、31…表示モニタ、40…製造装置、40j…処理回路、41…表示モニタ、100…環境負荷管理システム、T…設定期間、T1…短期設定期間、T2…短期設定期間、T3…短期設定期間、T4…短期設定期間、Tf…長期設定期間、V1…短期目標排出量、V2…短期目標排出量、V3…短期目標排出量、V4…短期目標排出量、Vf…長期目標排出量。
Claims (16)
- 被製造物を製造する製造装置の環境負荷因子の排出量を管理する環境負荷管理システムであって、
設定期間における前記製造装置に供給される電気、ガス及び薬品のうち少なくとも1つの供給物資の使用量を測定する使用量測定手段と、
前記使用量から、前記製造装置が排出する前記環境負荷因子の前記排出量を換算し、前記設定期間における前記排出量を検出する排出量検出手段と、
前記環境負荷因子の目標排出量が記憶された記憶手段と、
前記設定期間における前記排出量と前記目標排出量とを比較し、前記目標排出量に前記排出量が達したか否かを判定する比較判定手段と、
前記目標排出量に対する前記排出量に応じて警告を発する警告手段と、
前記警告後、前記製造装置における前記供給物資の供給量の制限と前記供給物資の供給の停止とのうちいずれかを指示する指示手段と、
前記指示を受けて、前記製造装置における前記供給物資の供給量の制限と前記供給物資の供給の停止とのいずれかを実行する実行手段と、
を具備したことを特徴とする環境負荷管理システム。 - 前記警告手段は、前記比較判定手段によって、前記設定期間において前記排出量が前記目標排出量に達したと判定された場合と、前記目標排出量を超したと判定された場合とのいずれかの場合において、警告を発することを特徴とする請求項1に記載の環境負荷管理システム。
- 前記指示手段は、前記製造装置における前記供給物資の供給の停止を指示し、前記実行手段は、前記製造装置における前記供給物資の供給を停止させることを特徴とする請求項2に記載の環境負荷管理システム。
- 前記設定期間は、長期設定期間と、該長期設定期間を構成する複数の短期設定期間とを有するとともに、前記目標排出量は、前記長期設定期間における長期目標排出量と、複数の前記短期設定期間における複数の短期目標排出量とを有し、
前記短期設定期間における前記排出量が、前記短期目標排出量に達したと判定された場合と、前記短期目標排出量を超したと判定された場合とのいずれかの場合において、
前記指示手段は、前記製造装置における前記供給物資の供給量の制限を指示し、前記実行手段は、次の期の前記短期設定期間における前記排出量が次の期の前記短期目標排出量を超えないよう、または前記長期設定期間における前記排出量が前記長期目標排出量を超えないよう、前記製造装置における前記供給物資の供給量を制限することを特徴とする請求項2に記載の環境負荷管理システム。 - 前記比較判定手段により前記排出量が前記目標排出量に達したと判定される前に、前記設定期間において前記排出量が前記目標排出量に達するまたは超えるか否かを予測する予測手段を具備し、
前記警告手段は、前記予測手段により前記排出量が前記目標排出量に達するまたは超えると予測された場合において、警告を発することを特徴とする請求項1または2に記載の環境負荷管理システム。 - 前記指示手段は、前記予測手段により前記排出量が前記目標排出量に達すると予測された場合と、前記目標排出量を超えると予測された場合とのいずれかにおいて、前記製造装置における前記供給物資の供給量の制限を指示し、前記実行手段は、前記製造装置における前記供給物資の供給量を制限して、前記設定期間における前記排出量が、前記目標排出量を超えないよう制限することを特徴とする請求項5に記載の環境負荷管理システム。
- 前記実行手段による前記製造装置における前記供給物資の供給量の制限と前記供給物資の供給の停止とのいずれかの実行を告知する告知手段を具備していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の環境負荷管理システム。
- 前記環境負荷因子は、CO2とNOxとSOxとの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の環境負荷管理システム。
- 被製造物を製造する製造装置の環境負荷因子の排出量を管理する環境負荷管理方法であって、
使用量測定手段により、設定期間における前記製造装置に供給される電気、ガス及び薬品のうち少なくとも1つの供給物資の使用量を測定する使用量測定ステップと、
排出量検出手段により、前記使用量から前記製造装置が排出する前記環境負荷因子の前記排出量を換算し、前記設定期間における前記排出量を検出する排出量検出ステップと、
比較判定手段により、前記設定期間における前記排出量と記憶手段に記憶された前記環境負荷因子の目標排出量とを比較し、前記目標排出量に前記排出量が達したか否かを判定する比較判定ステップと、
警告手段により、前記目標排出量に対する前記排出量に応じて警告を発する警告ステップと、
前記警告後、指示手段により、前記製造装置における前記供給物資の供給量の制限と前記供給物資の供給の停止とのうちいずれかの指示を行う指示ステップと、
前記指示を受けて、前記実行手段により、前記製造装置における前記供給物資の供給量の制限と前記供給物資の供給の停止とのいずれかを実行する実行ステップと、
を具備したことを特徴とする環境負荷管理方法。 - 前記警告ステップにおいて前記警告手段は、前記比較判定ステップにおいて前記比較判定手段により、前記設定期間において前記排出量が前記目標排出量に達したと判定された場合と、前記目標排出量を超したと判定された場合とのいずれかの場合において、警告を発することを特徴とする請求項9に記載の環境負荷管理方法。
- 前記指示ステップにおいて、前記指示手段は、前記製造装置における前記供給物資の供給の停止を指示し、前記実行手段は、前記製造装置における前記供給物資の供給を停止させることを特徴とする請求項10に記載の環境負荷管理方法。
- 前記設定期間は、長期設定期間と、該長期設定期間を構成する複数の短期設定期間とを有するとともに、前記目標排出量は、前記長期設定期間における長期目標排出量と、複数の前記短期設定期間における複数の短期目標排出量とを有し、
前記比較判定ステップにおいて前記比較判定手段により、前記短期設定期間における前記排出量が、前記短期目標排出量に達したと判定された場合と、前記短期目標排出量を超したと判定された場合とのいずれかの場合において、
前記指示ステップにおいて前記指示手段は、前記製造装置における前記供給物資の供給量の制限を指示し、
前記実行ステップにおいて前記実行手段は、次の期の前記短期設定期間における前記排出量が次の期の前記短期目標排出量を超えないよう、または前記長期設定期間における前記排出量が前記長期目標排出量を超えないよう、前記製造装置における前記供給物資の供給量を制限することを特徴とする請求項11に記載の環境負荷管理方法。 - 前記比較判定ステップにおいて前記比較判定手段により前記排出量が前記目標排出量に達したと判定される前に、予測手段により、前記設定期間において前記排出量が前記目標排出量に達するまたは超えるか否かを予測する予測ステップを具備し、
前記警告ステップにおいて警告手段は、前記予測ステップにおいて前記予測手段により前記排出量が前記目標排出量に達するまたは超えると予測された場合において、警告を発することを特徴とする請求項9または10に記載の環境負荷管理方法。 - 前記指示ステップにおいて前記指示手段は、前記予測ステップにおいて前記予測手段により前記排出量が前記目標排出量に達するまたは前記目標排出量を超えると予測された場合、前記製造装置における前記供給物資の供給量の制限を指示し、前記実行ステップにおいて前記実行手段は、前記製造装置における前記供給物資の供給量を制限して、前記設定期間における前記排出量が、前記目標排出量を超えないよう制限することを特徴とする請求項13に記載の環境負荷管理方法。
- 前記実行ステップにおいて、告知手段により、前記実行手段による前記製造装置における前記供給物資の供給量の制限と前記供給物資の供給の停止とのいずれかの実行を告知する告知ステップを具備していることを特徴とする請求項9〜14のいずれか1項に記載の環境負荷管理方法。
- 前記環境負荷因子は、CO2とNOxとSOxとの少なくとも1つであることを特徴とする請求項9〜15のいずれか1項に記載の環境負荷管理方法。
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JP2006249407A JP2008071134A (ja) | 2006-09-14 | 2006-09-14 | 環境負荷管理システム、環境負荷管理方法 |
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JP2010009466A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Nec System Technologies Ltd | 排出権取引システム、排出権取引方法および排出権取引プログラム |
JP2010079336A (ja) * | 2008-09-24 | 2010-04-08 | Hitachi Software Eng Co Ltd | 炭酸ガス排出量取得システム |
JP2011028372A (ja) * | 2009-07-22 | 2011-02-10 | Amada Co Ltd | 板金加工システムにおける二酸化炭素排出量の算出方法 |
JP2011191074A (ja) * | 2010-03-11 | 2011-09-29 | Ishida Co Ltd | 計量システムおよび包装システム |
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2006
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