JP4916539B2 - メインテナンス支援システム、及び、メインテナンス支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、設備機器のメインテナンスを実施すべき時期を把握するのに好適なメインテナンス支援システム、及び、メインテナンス支援方法に関する。
照明や空調などの設備機器は、蛍光灯の交換や空調機のフィルタ清掃など、定期的なメインテナンスが必要である。しかしながら、メインテナンスをすべき時期がいつになるか、また、どの程度の間隔で交換するべきか等を予想するのは難しく、蛍光灯であれば一定量の在庫を常に確保し、また、フィルタ清掃であれば、汚れの有無に関わらず定期的に実施することが一般的で、在庫場所や作業費用等の無駄が生じていた。そこで、特許文献1には、各設備機器から出力される累積運転時間に基づいて、設備機器のメインテナンスを実施すべき時期を予測する技術が開示されている。
特開平11−18165号公報
しかしながら、複数の設備機器が設置されている場合、各設備機器から運転時間を取得しなければ、すべての設備機器のメインテナンス時期を予測することができない。また、すでに設置されている設備機器が運転時間を出力できない場合についても、メインテナンス時期を把握することができない。そこで、設備機器のメインテナンスを実施すべき時期を把握するために好適な新たな手法が求められている。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、設備機器のメインテナンス時期を把握するのに好適なメインテナンス支援システム等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るメインテナンス支援システムは、ブレーカと、当該ブレーカに接続される複数の設備機器と、当該ブレーカに接続される計測センサと、当該計測センサにより計測される計測信号を監視する監視装置と、を備えるメインテナンス支援システムであって、
前記複数の設備機器に含まれる個々の設備機器は、前記ブレーカを介して電力の供給を受けて動作し、
前記計測センサは、前記ブレーカにおいて、前記個々の設備機器の動作の有無に応じて変化する前記計測信号を計測し、
前記監視装置は、前記個々の設備機器が動作したときの計測信号に相当する基準信号をあらかじめ記憶し、前記計測された計測信号を取得し、当該計測信号の過去の信号と現在の信号との差分信号と前記複数の設備機器がすべて動作したときの計測信号に相当する最大基準信号との計測比率と、記憶している個々の基準信号と当該最大基準信号との比に相当する複数の比率と、を比較した結果に基づいて、前記個々の設備機器の動作の有無を判断し、動作したと判断した設備機器の運転時間を累積し、累積した運転時間が所定の閾時間以上となった設備機器をメインテナンスするよう促す、
ことを特徴とする
本発明によれば、設備機器のメインテナンス時期を把握することができる。
本発明の実施形態に係るメインテナンス支援システムが実現される典型的なシステム構成を示す図である。 設備機器の接続例を示す図である。 監視装置に記憶される設備機器の電力値及び運転時間を示す図である。 計測センサで計測される1日の電力値の推移例を示す図である。 設備機器の運転時間から予想されるメインテナンス時期を示す図である。 運転時間のリセット方法を説明するための図である。 電力値の監視処理を説明するためのフローチャートである。 電力値の時間変化を示す図である。 電力値の突発的な変化を示す図である。 設備機器の運転時間の履歴を示す図である。 実施形態2に係る設備機器の運転時間から予想されるメインテナンス時期を示す図である。 運転時間から予想されるメインテナンスが必要な設備機器の数量を示す図である。
以下に本発明の実施形態を説明する。以下に記載する実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素または全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施の形態に係るメインテナンス支援システムが実現される典型的なシステム構成図である。図示するように、本システムは、ブレーカ101〜102、設備機器111〜11n、計測センサ121〜122、監視装置130等から構成される。本実施形態では、ブレーカに接続されるそれぞれの設備機器の電力値が事前に計測され、設備機器とその設備機器の電力値とが対応付けられて(紐付けられて)記憶されている場合について説明する。
ブレーカ101は、例えば、分電盤の中に組み込まれ、後述する設備機器111〜11nが接続されており、定められた以上の電流が流れると回路を自動的に遮断する装置である。ブレーカ101は、例えば、ビル等の居住建物内に引き込まれた電力線(例えば、50サイクル、100ボルトに定格設定)に接続されている分電盤を活用し、当該ブレーカ101を経由して、設備機器111〜11nに電力を供給する。すなわち、ブレーカの電力値を計測することにより、当該ブレーカに接続されて使用されている設備機器の消費電力値が認識される。
なお、ブレーカの数は任意であり、図1に示すように、複数のブレーカ101、102を備えることもできる。
設備機器111〜11nは、ブレーカ101に接続される機器であり、具体的には、照明機器、空調機器、エレベータのような定期的にメインテナンスが必要とされる機器である。ここで、メインテナンスとは、具体的には、照明機器であれば蛍光灯の交換、空調機器であればフィルタの清掃、エレベータであれば定期点検等をいうが、任意の維持、管理、保守等の行為が含まれる。設備機器111〜11nは、スイッチSW1〜SWnにより、電源のオン/オフがなされ、電源がオン状態となると、設備機器111〜11nが動作を始めて電力が消費される。消費される電力は、設備機器111〜11nによって異なるため、ブレーカ101において電力値を計測することにより、設備機器111〜11nの動作・停止が判断される。
なお、設備機器は、点検、清掃、もしくは、交換等が実施される機器に限定されず、任意である。
図2は、設備機器の接続例を示す図である。同図に示すように、一つのスイッチSW1に対して、複数の設備機器111a〜111cを接続することもできる。一つのスイッチに対して複数の設備機器111a〜111cを接続することにより、一つのスイッチのオン/オフにより、複数の設備機器を動作・停止させることができる。一つのブレーカに接続される設備機器の数、及び、一つのスイッチに接続される設備機器の数は任意である。
計測センサ121は、ブレーカ101に接続され、当該接続されたブレーカ101の電力値または電流値を計測する。ブレーカ101の電力値等を計測することにより、当該ブレーカ101に接続された設備機器111〜11nの消費電力値から設備機器の動作状態や運転時間が認識される。
なお、図1に示すように、複数のブレーカ101、102がある場合には、それぞれのブレーカに対して計測センサ121、122が設置される。すなわち、設置されているブレーカの数に応じて、計測センサが設置される。
監視装置130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を備え、動作プログラムを実行する等により各種の処理を実行する。監視装置130は、具体的には、記憶部、計時部、操作部及び表示部等を備えるパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話などの情報処理装置などから構成される。また、監視装置130は、組み込み用のCPU、計測値を記憶する機能、計測値を通報する機能、表示機能、LAN(Local Area Network)等の通信網を介して情報を送受信する機能等を備えてもよい。
監視装置130は、各設備機器の電力値及び運転時間を記憶する。図3は、監視装置130に記憶される設備機器の電力値と運転時間とを示す図である。本実施形態では、監視装置130は、同図に示すように、スイッチSW1〜SW3によって電源のオン/オフがなされる設備機器111〜113の電力値を、例えば、それぞれ300kW、700kW、1000kWとして記憶する。すなわち、設備機器とその設備機器の電力値とが対応付けられて記憶される。
また、監視装置130は、計測センサ121〜122で計測された電力値を取得して、当該電力値に基づいて各ブレーカに接続される設備機器の動作状態や運転時間を監視する。図4は、計測センサ121で計測される1日の電力値の推移例を示す図である。監視装置130は、ブレーカ101に接続される計測センサ121が計測した電力値に基づいて、各機器の運転時間を記憶する。
例えば、設備機器112の電力値は700kWと記憶されているため、同図に示すように、8時において電力値が300kWから1000kWへと変化して、700kW上昇していることから、設備機器112が8時から運転を開始したと判断される。そして、12時において電力値が2000kWから0kWへと変化していることから、設備機器112を含むすべての設備機器が12時に運転を終了したと判断される。
また、13時において電力値が0kWから2000kWへと変化していることから、設備機器112を含むすべての設備機器が13時から運転を開始したと判断される。そして、19時において電力値が2000kWから1300kWへと変化して、700kW下降していることから、設備機器112が19時に運転を終了したと判断される。
このため、設備機器112は、8時から12時までの4時間、また、13時から19時までの6時間動作していたこととなるため、設備機器112の運転時間は10時間(4時間+6時間)と判断される。それぞれの設備機器が動作している累積時間が運転時間として、監視装置130に記憶される。
また、監視装置130は、設備機器の運転時間に基づいて、設備機器のメインテナンスを実施すべきメインテナンス時期を通知する。図5は、設備機器の運転時間から予想されるメインテナンス時期を示す図である。設備機器が動作して運転時間が増えていくと、同図に示すように、設備機器の運転時間を示すグラフ値が増えていく。そして、運転時間が所定の閾時間(メインテナンス時期)まで到達すると、設備機器のメインテナンスを促す旨の通知がなされる。同図では、設備機器113の運転時間が、メインテナンスをすべき時期を経過しているため、設備機器113のメインテナンスを促す旨の通知がなされる。
また、監視装置130は、設備機器のメインテナンスが実施されると、メインテナンスされた設備機器の運転時間をリセットする。図6は、運転時間のリセット方法を説明するための図である。同図に示すように、メインテナンスが実施された設備機器113は、運転時間が0時間に設定される。そして、設備機器113が再び動作すると、運転時間は再び増えていく。
なお、監視装置130は、過去の運転時間に基づいて、設備機器のメインテナンスを実施すべき時期を予測して、当該予測を通知することもできる。例えば、図5に示すように、設備機器111は、8ヶ月後にメインテナンスすべき時期に到達する旨の通知がなされる。メインテナンス時期を予測する方法は任意であり、例えば、運転時間が一定の割合で増えていく場合、閾時間から現在の運転時間を引いた時間を、運転時間の増加割合で割ることにより、メインテナンスを実施すべき時期が予想される。また、季節や曜日ごとに増加割合が異なる場合、過去の増加量に基づいて、メインテナンス時期を予想することもできる。
(設備機器の動作を監視する監視処理)
次に、本実施形態に係る本システムの動作について、図1等を参照して説明する。図7は、本実施形態に係る監視装置130にて実行される監視処理を示すフローチャートである。監視装置130には、ブレーカに接続された各設備機器の電力値が事前に記憶されている。
まず、監視装置130は、計測センサ121を動作させて、ブレーカ101の電力値を計測する(ステップS101)。図4に示すように、電力値が計測されて、監視装置130に記憶されていく。
なお、電力値が計測されるタイミングは、例えば、常時、一定時間間隔おき等、任意のタイミングである。また、時間帯や曜日によって計測するタイミングを変更することもできる。
また、計測センサ121において計測される値は、電力値に限定されず、例えば、電流値等、設備機器の動作の有無を判定できる任意の値である。
次に、監視装置130は、過去に計測された電力値と、現在の電力値とを比較し(ステップS102)、そして、過去の電力値と現在の電力値とに差があるか否かを判断する(ステップS103)。そして、過去の電力値と現在の電力値とに差がある場合(ステップS103;Yes)、監視装置130は、過去の電力値と現在の電力値との差を示す差の電力値が、記憶される設備機器の電力値と一致するか否かを判断する(ステップS104)。電力値が比較されることにより、動作を開始した、もしくは、動作を停止した設備機器が判断される。図3及び図4を参照して、設備機器の動作開始・停止について以下に具体的に説明する。
図3に示すように、設備機器111〜113の電力値は、300kW、700kW、1000kWと監視装置130に記憶されている。図4に示すように、7時半において、過去の電力値(例えば、7時29分)と現在の電力値(例えば、7時30分)とが比較されると、電力値は0kWから300kWへと変化して、300kW上昇している。電力値が変化している場合、差の電力値(ここでは、300kW(=300kW−0kW))と、記憶されている設備機器111〜113の電力値と、が一致するかが判断される。この場合、設備機器111の電力値は300kWであるため、差の電力値と一致する。従って、7時半にスイッチSW1がオン状態となり、設備機器111が動作を開始したと判断される。
同様に、8時において、電力値が300kWから1000kWに変化して、700kW上昇している。差の電力値である700kWと、記憶されている設備機器112の電力値700kWと、が一致するため、8時にスイッチSW2がオン状態となり、設備機器112が動作を開始したと判断される。
また、9時において、電力値が1000kWから2000kWに変化して、1000kW上昇している。差の電力値である1000kWと、記憶されている設備機器113の電力値1000kWと、が一致するため、9時にスイッチSW3がオン状態となり、設備機器113が動作を開始したと判断される。
また、12時において、電力値が2000kWから0kWへと変化して、2000kW下降している。この場合、差の電力値である2000kWと設備機器111〜113の電力値とは一致しない。しかし、設備機器111〜113の電力値を合計した電力値が2000kWであるため、差の電力値と一致する。このため、スイッチSW1〜SW3のすべてがオフ状態となり、設備機器111〜113がすべて停止していると判断される。
同様に、13時において、電力値が0kWから2000kWへと変化して、2000kW上昇している。差の電力値である2000kWと、設備機器111〜113の合計の電力値2000kWと、が一致するため、スイッチSW1〜SW3のすべてがオン状態となり、設備機器111〜113がすべて動作を開始したと判断される。
また、19時において、電力値が2000kWから1300kWへと変化して、700kW下降している。差の電力値である700kWと、設備機器112の電力値700kWと、が一致するため、スイッチSW2がオフ状態となり、設備機器112が停止していると判断される。
また、20時において、電力値が1300kWから0kWへと変化して、1300kW下降している。この場合、設備機器111及び113の電力値の合計が1300kWであるため、差の電力値である1300kWと一致する。このため、スイッチSW1及びSW3がオフ状態となり、設備機器111及び113が停止していると判断される。
なお、監視装置130は、「(過去の電力値−現在の電力値)/最大電力値」から算出される計測比率と、「記憶される設備機器の電力値/最大電力値」から算出される記憶比率と、を比較することにより、設備機器の作動の有無を判断することもできる。例えば、設備機器111〜113が作動した場合の最大電力値は2000kWである。図4に示すように、9時において、電力値が1000kW変化しているため、計測比率は、1000kW/2000kWとなる。一方、設備機器111〜113における記憶比率は、300kW/2000kW、700kW/2000kW、1000kW/2000kWである。このため、9時における計測比率は、設備機器113の記憶比率と一致する。従って、9時から設備機器113が動作を開始したと判断される。
また、監視装置130は、比較した電力値や比率が完全に一致しない場合であっても、設備機器の動作を判断することもできる。図8は、電力値の時間変化を示す図である。同図に示すように、電力値が上昇した時間Aと電力値が下降した時間Bとで電力値が異なる場合、監視装置130は、任意の時間における電力値に基づいて、設備機器の動作を判断することができる。任意の時間における電力値とは、例えば、時間A、時間B、もしくは、時間Aと時間Bの中間時における電力値、時間Aから時間Bまでの電力値の平均値、最も長い時間計測された電力値等である。また、同図において、時間Aから時間Bまでの間で計測された電圧値が600kWから800kWの範囲であるため、監視装置130は、記憶される設備機器の電力値が当該範囲内にある設備機器112が動作していると判断することもできる。
また、監視装置130は、突発的な電力値の変化から、設備機器の動作を判断することもできる。図9は、電力値の突発的な変化を示す図である。同図の17時から19時において、電力値が2000kWから1900kWへと変化して、100kW下降している。しかしながら、監視装置130には、電力値が100kWの設備機器は記憶されていない。この場合、監視装置130は、設備機器が故障した(例えば、照明機器であれば蛍光灯が切れた)と判断して、設備機器が故障した旨を通知することもできる。
なお、監視装置130は、記憶されていない複数の計測された電力値がある場合に、当該電力値を合算することにより、どの設備機器が故障したのかを判断することもできる。例えば、図9に示すように、17時の時点において、電力値が100kW下降している。また、19時の時点において、電力値が600kW下降している。図3に示すように、監視装置130には、電力値が300kW、700kW、1000kWを示す設備機器111〜113が記憶されているが、電力値100kW及び600kWを示す設備機器は記憶されていない。この場合、電力値100kWと600kWとを合算すると、電力値が700kWとなる。当該電力値700kWは、設備機器112の電力値と一致する。このため、監視装置130は、何かしらの原因(例えば、照明機器であれば蛍光灯が切れたこと)により、計測された電力値と記憶される電力値とが一致しなくなったとして、設備機器112が故障したと判断することもできる。
一方、過去の電力値と現在の電力値との差がない場合(ステップS103;No)、監視装置130は、電力値の計測を続ける(ステップS101)。また、差の電力値が記憶される設備機器の電力値と一致しない場合(ステップS104;No)、監視装置130は、電力値の計測を続ける(ステップS101)。
次に、監視装置130は、設備機器の動作開始・停止の判断に基づいて、設備機器の運転時間を測定する(ステップS105)。上述のステップにより、設備機器が動作を開始した時間と停止した時間とから運転時間が測定されて、各設備機器の運転時間が記憶される。
図4に示すように、設備機器111は、7時半から12時までの4.5時間、及び、13時から20時までの7時間動作していると判断されるため、設備機器111の運転時間は、11.5時間(4.5時間+7時間)と測定される。また、設備機器112は、8時から12時までの4時間、及び、13時から19時までの6時間動作していると判断されるため、設備機器112の運転時間は、10時間(4時間+6時間)と測定される。また、設備機器113は、9時から12時までの3時間、及び、13時から20時までの7時間動作していると判断されるため、設備機器113の運転時間は、10時間(3時間+7時間)と測定される。
次に、監視装置130は、設備機器の運転時間が所定の閾時間を越えて、メインテナンス時期に到達しているか否かを判断する(ステップS106)。上述のステップにより測定された設備機器の運転時間が、所定の閾時間(例えば、1000時間)を越えているかが判断される。図5に示すように、設備機器113の累積の運転時間は閾時間を越えているため、設備機器113がメインテナンス時期に到達していると判断される。
設備機器がメインテナンス時期に到達している場合(ステップS106;Yes)、監視装置130は、該当する設備機器のメインテナンスを促す旨の通知を行う(ステップS107)。
そして、メインテナンスが促された設備機器がメインテナンスされると、監視装置130は、当該設備機器の運転時間をリセットし(ステップS108)、ステップS101に示される処理を繰り返す。図6に示すように、設備機器の運転時間がリセットされると運転時間が0時間となり、設備機器が動作している時間に応じて、運転時間が再び増えていく。
なお、図5に示すように、運転時間が閾時間に到達していない設備機器がある場合、監視装置130は、設備機器のメインテナンス時期を任意の方法により予測して、メインテナンス時期を通知することもできる。図10は、設備機器の運転時間の履歴を示す図である。同図に示すように、監視装置130は、各設備機器について一定時間間隔ごと(例えば、日、週、月、もしくは年ごと)の運転時間を記憶して、過去の運転時間に基づいてメインテナンス時期を予測する。例えば、設備機器112は、毎月の運転時間が約200時間であるため、運転時間が1000時間に到達するには、約5ヶ月かかると予測される。また、設備機器111及び113のように、季節ごと(例えば、1月〜3月、7月〜9月)によって、運転時間が異なる場合には、これらの運転時間を考慮することにより、メインテナンス時期を予測することもできる。
また、監視装置は、設備機器のメインテナンス時期を予測するだけでなく、運転時間に基づいて、例えば、設備機器の運転頻度、経年変化の割合、減価償却時期を、予測して、通知することもできる。
一方、設備機器がメインテナンス時期に到達していない場合(ステップS106;No)、監視装置130は、電力値の計測を続ける(ステップS101)。
以上の処理が繰り返されることにより、設備機器のメインテナンス時期が把握される。
(実施形態2)
実施形態1では、設備機器とその設備機器の電力値とが対応付けられて記憶されている場合について説明した。本実施形態では、ブレーカに接続されるそれぞれの設備機器の電力値が事前に測定されておらず、設備機器とその設備機器の電力値とが対応付けられて(紐付けられて)記憶されていない場合について説明する。
本実施形態の監視装置130は、ブレーカに接続されている設備機器の電力値を、あらかじめ記憶していない。すなわち、設備機器とその設備機器の電力値とが対応付けられて(紐付けられて)記憶されていないため、監視装置130は、各ブレーカに接続される設備機器全体の運転時間を管理することとなる。
監視装置130は、どの設備機器がどの程度の運転時間であるかを判断せずに、電力値の変化を検出して、当該電力値の変化を記憶する。そして、監視装置130は、設備機器ごとの運転時間ではなく、電力値ごとに運転時間を記憶する。これにより、ブレーカに接続される設備機器全体の運転時間を管理することができる。
図11は、電力値ごとの運転時間から予想されるメインテナンス時期を示す図である。本実施形態では、設備機器とその設備機器の電力値とが対応付けられていないため、どの設備機器がメインテナンス時期にいつ頃到達するのかを予想することはできない。しかし、同図に示すように、電力値ごとの運転時間が測定されているため、それぞれの電力値がメインテナンス時期(閾時間)に到達する時期を予想することはできる。電力値の変化は、設備機器の動作に対応しているため、電力値ごとの運転時間を測定することにより、設備機器の動作時間が判断される。
図12は、運転時間から予想されるメインテナンスが必要な設備機器の数量を示す図である。例えば、図11及び図12に示すように、2ヶ月以内にメインテナンス時期に到達する電力値の変化が2つある場合、電力値の変化が設備機器の動作に対応しているため、2ヶ月以内にメインテナンス時期に到達する設備機器が2つあると判断される。すなわち、それぞれの設備機器におけるメインテナンス時期を判断することはできないが、ブレーカに接続されている設備機器全体として、いつ頃、どの程度の数量、設備機器のメインテナンスが必要とされるかを判断することができる。
以上のように、設備機器とその設備機器の電力値とが対応付けられて記憶されていない場合であっても、電力値ごとの運転時間が測定されているため、設備機器全体としての運転時間が把握できる。このため、設備機器のメインテナンス時期を把握することができる。また、設備機器のメインテナンス計画を容易に立てることができる。さらに、設備機器をメインテナンスするために必要な交換部品の在庫管理やメインテナンス費用の計画を立てることもできる。
この発明は、設備機器のメインテナンスを実施すべき時期を把握することに用いることができる。
100 メインテナンス支援システム
101、102 ブレーカ
111、112、113、11n 設備機器
121、122 計測センサ
130 監視装置
SW1、SW2、SW3、SWn スイッチ
111a、111b、111c 設備機器

Claims (6)

  1. ブレーカと、当該ブレーカに接続される複数の設備機器と、当該ブレーカに接続される計測センサと、当該計測センサにより計測される計測信号を監視する監視装置と、を備えるメインテナンス支援システムであって、
    前記複数の設備機器に含まれる個々の設備機器は、前記ブレーカを介して電力の供給を受けて動作し、
    前記計測センサは、前記ブレーカにおいて、前記個々の設備機器の動作の有無に応じて変化する前記計測信号を計測し、
    前記監視装置は、前記個々の設備機器が動作したときの計測信号に相当する基準信号をあらかじめ記憶し、前記計測された計測信号を取得し、当該計測信号の過去の信号と現在の信号との差分信号と前記複数の設備機器がすべて動作したときの計測信号に相当する最大基準信号との計測比率と、記憶している個々の基準信号と当該最大基準信号との比に相当する複数の比率と、を比較した結果に基づいて、前記個々の設備機器の動作の有無を判断し、動作したと判断した設備機器の運転時間を累積し、累積した運転時間が所定の閾時間以上となった設備機器をメインテナンスするよう促す、
    ことを特徴とするメインテナンス支援システム。
  2. 前記監視装置は、前記複数の比率のうち、前記計測比率と一致する比率に対応する基準信号を示す設備機器が動作していると判断する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のメインテナンス支援システム。
  3. 前記監視装置は、前記個々の設備機器が動作した累積した運転時間が、所定の閾時間以上となるまでの時間を通知する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のメインテナンス支援システム。
  4. 前記監視装置は、前記複数の設備機器のうち、設備機器が動作した累積した運転時間が、所定の閾時間以上となる前記設備機器の数を通知する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のメインテナンス支援システム。
  5. 前記監視装置は、前記複数の比率のうち、前記計測比率と一致する比率がない場合、前記計測センサにより計測された複数の計測信号のうち、少なくともいずれか2つの計測信号を合算した合算信号と前記最大基準信号との合算比率を求め、求めた合算比率と前記複数の比率とを比較する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のメインテナンス支援システム。
  6. ブレーカと、当該ブレーカに接続される複数の設備機器と、当該ブレーカに接続される計測センサと、当該計測センサにより計測される計測信号を監視する監視装置と、が実行するメインテナンス支援方法であって、
    前記複数の設備機器に含まれる個々の設備機器は、前記ブレーカを介して電力の供給を受けて動作し、
    前記計測センサは、前記ブレーカにおいて、前記個々の設備機器の動作の有無に応じて変化する前記計測信号を計測し、
    前記監視装置は、前記個々の設備機器が動作したときの計測信号に相当する基準信号をあらかじめ記憶し、前記計測された計測信号を取得し、当該計測信号の過去の信号と現在の信号との差分信号と前記複数の設備機器がすべて動作したときの計測信号に相当する最大基準信号との計測比率と、記憶している個々の基準信号と当該最大基準信号との比に相当する複数の比率と、を比較した結果に基づいて、前記個々の設備機器の動作の有無を判断し、動作したと判断した設備機器の運転時間を累積し、累積した運転時間が所定の閾時間以上となった設備機器をメインテナンスするよう促す、
    ことを特徴とするメインテナンス支援方法。
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