JP2008071133A - 環境負荷管理システム、環境負荷管理方法 - Google Patents

環境負荷管理システム、環境負荷管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被製造物の製造装置において、管理者が、設定期間における製造装置から排出される目標排出量に対する環境負荷因子の排出量を定期的に容易に認識することができる環境負荷管理システムを提供する。
【解決手段】製造装置10〜40における電気、ガス及び薬品のうち少なくとも1つの使用量を測定する製造装置10〜40の各処理回路と、前記使用量から、製造装置10〜40が排出するCO排出量を換算し、CO排出量を検出する排出量検出手段3と、COの目標排出量が記憶された記憶手段7と、設定期間におけるCO排出量と目標排出量とを比較し、目標排出量にCO排出量が達したか否かを判定する比較判定手段4と、目標排出量に対するCO排出量に応じて警告を発する警告手段6と、を具備したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、被製造物を製造する製造装置の環境負荷因子の排出量を管理する環境負荷管理システム、環境負荷管理方法に関する。
近年、地球環境問題への社会的な高まりにより、被製造物の製造工場における製造活動が及ぼす環境への負荷低減が求められている。そこで、被製造物を製造するに当たる全ての製造工程における各製造工程において、定期的に、CO(二酸化炭素)、NO(窒素酸化物)、SO(硫黄酸化物)等の環境負荷因子が、どれくらい排出されるかを把握できる環境負荷管理システムが望まれている事情にある。
このような事情に鑑み、特許文献1には、投入材料の1単位当たりの、環境に負荷を及ぼすCO、NO、SO等の環境負荷因子の排出量を示す排出原価単位と、投入材料の使用量とを掛け合わすことにより、製品に対して、製造のみならず、原材料調達、流通、使用、廃棄、リサイクル等のライフステージにおける環境負荷因子の排出量を、定期的に迅速かつ簡単に検出することができる環境負荷評価装置が開示されている。
特開平10−57936号公報
ここで、各ライフステージにおいて環境負荷因子の排出量を検出した後は、各ライフステージの管理者は、検出結果を参照して、各ライフステージにおける環境負荷因子の排出量を削減する目的から、各ライフステージにおける環境負荷因子の排出量の削減目標値を、設定期間において設定する必要が生じる。
しかしながら、特許文献1に開示された環境負荷評価装置においては、例えばライフステージにおける製造において被製造物を製造中、環境負荷因子の排出量が、設定期間において、管理者が設定した環境負荷因子の削減目標となる目標排出量に達したか、または目標排出量を超えたか、または目標排出量に達しないかを管理者は認識し難いといった問題があった。
本発明は上記問題に着目してなされたものであり、被製造物の製造装置において、管理者が、設定期間における製造装置から排出される目標排出量に対する環境負荷因子の排出量を定期的に容易に認識することができる環境負荷管理システム、環境負荷管理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る環境負荷管理システムは、被製造物を製造する製造装置の環境負荷因子の排出量を管理する環境負荷管理システムであって、設定期間における前記製造装置の電気、ガス及び薬品のうち少なくとも1つの使用量を測定する使用量測定手段と、前記使用量から、前記製造装置が排出する前記環境負荷因子の前記排出量を換算し、前記設定期間における前記排出量を検出する排出量検出手段と、前記環境負荷因子の目標排出量が記憶された記憶手段と、前記設定期間における前記排出量と前記目標排出量とを比較し、前記目標排出量に前記排出量が達したか否かを判定する比較判定手段と、前記目標排出量に対する前記排出量に応じて警告を発する警告手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、環境負荷因子の目標排出量に対する製造装置の環境負荷因子の排出量に応じて、警告手段が警告を発することにより、管理者が、設定期間における目標排出量に対する製造装置が排出する環境負荷因子の排出量を定期的に容易に認識することができるといった効果を有する。
また、前記警告手段は、前記比較判定手段によって、前記設定期間において前記排出量が前記目標排出量に達したと判定された場合と、前記目標排出量を超したと判定された場合とのいずれかの場合において、警告を発することを特徴とする。
本発明によれば、製造装置の環境負荷因子の排出量が、目標排出量に達した場合と、目標排出量を超えた場合とのいずれかの場合において、警告手段が警告を発することにより、管理者が、設定期間における製造装置が排出する環境負荷因子の排出量が、目標排出量に達したことと目標排出量を超えたこととのいずれかを定期的に容易に認識することができるといった効果を有する。
さらに、前記比較判定手段により前記排出量が前記目標排出量に達したと判定される前に、前記設定期間において前記排出量が前記目標排出量に達するまたは超えるか否かを予測する予測手段を具備し、前記警告手段は、前記予測手段により前記排出量が前記目標排出量に達するまたは超えると予測された場合において、警告を発することを特徴とする。
本発明によれば、製造装置の環境負荷因子の排出量が、環境負荷因子の目標排出量に達する前に、予測手段が設定期間において環境負荷因子の排出量が目標排出量に達するまたは超えると予測した場合、警告手段が警告を発することにより、管理者が、設定期間において、環境負荷因子の排出量が目標排出量に達する前に、環境負荷因子の排出量が目標排出量に達してしまうまたは目標排出量を超えてしまうことを定期的に容易に認識することができるといった効果を有する。
また、前記記憶手段には、検出した前記排出量のデータベースが格納されており、前記警告手段は、前記設定期間において前記排出量検出手段により検出した前記排出量が、前記データベースに格納された前記排出量よりも急増した場合であって、前記予測手段により前記目標排出量に達するまたは超えると予測された場合において、警告を発することを特徴とする。
本発明によれば、製造装置の環境負荷因子の排出量が、目標排出量に達する前に、排出量検出手段により設定期間において排出量が急増したことが検出された場合であって、データベースを用いて、予測手段が設定期間において環境負荷因子の排出量が目標排出量に達するまたは超えると予測した場合、警告手段が警告を発することにより、管理者が、設定期間において、排出量が目標排出量に達する前に、排出量が目標排出量に達してしまうまたは目標排出量を超えてしまうことを定期的に容易に認識することができるといった効果を有する。
さらに、前記環境負荷因子は、COとNOとSOとの少なくとも1つであることを特徴とする。
本発明によれば、COとNOとSOとの少なくとも1つの環境負荷因子の目標排出量に対する製造装置のCOとNOとSOとの少なくとも1つの環境負荷因子の排出量に応じて、警告手段が警告を発することにより、管理者が、設定期間における目標排出量に対する製造装置が排出するCOとNOとSOとの少なくとも1つの環境負荷因子の排出量を定期的に容易に認識することができるといった効果を有する。
本発明に係る環境負荷管理方法は、被製造物を製造する製造装置の環境負荷因子の排出量を管理する環境負荷管理方法であって、使用量測定手段により、設定期間における前記製造装置の電気、ガス及び薬品のうち少なくとも1つの使用量を測定する使用量測定ステップと、排出量検出手段により、前記使用量から前記製造装置が排出する前記環境負荷因子の前記排出量を換算し、前記設定期間における前記排出量を検出する排出量検出ステップと、比較判定手段により、前記設定期間における前記排出量と記憶手段に記憶された前記環境負荷因子の目標排出量とを比較し、前記目標排出量に前記排出量が達したか否かを判定する比較判定ステップと、警告手段により、前記目標排出量に対する前記排出量に応じて警告を発する警告ステップと、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、環境負荷因子の目標排出量に対する製造装置の環境負荷因子の排出量に応じて、警告手段が警告を発する警告ステップを有することにより、管理者が、設定期間における目標排出量に対する製造装置が排出する環境負荷因子の排出量を定期的に容易に認識することができるといった効果を有する。
また、前記警告ステップにおいて前記警告手段は、前記比較判定ステップにおいて前記比較判定手段により、前記設定期間において前記排出量が前記目標排出量に達したと判定された場合と、前記目標排出量を超したと判定された場合とのいずれかの場合において、警告を発することを特徴とする。
本発明によれば、製造装置の環境負荷因子の排出量が、目標排出量に達した場合と、目標排出量を超えた場合とのいずれかの場合において、警告手段が警告を発する警告ステップを有することにより、管理者が、設定期間における製造装置が排出する環境負荷因子の排出量が、目標排出量に達したことと目標排出量を超えたこととのいずれかを定期的に容易に認識することができるといった効果を有する。
さらに、前記比較判定ステップにおいて前記比較判定手段により前記排出量が前記目標排出量に達したと判定される前に、予測手段により、前記設定期間において前記排出量が前記目標排出量に達するまたは超えるか否かを予測する予測ステップを具備し、前記警告ステップにおいて警告手段は、前記予測ステップにおいて前記予測手段により前記排出量が前記目標排出量に達するまたは超えると予測された場合において、警告を発することを特徴とする。
本発明によれば、製造装置の環境負荷因子の排出量が、環境負荷因子の目標排出量に達する前に、予測ステップにおいて予測手段が設定期間において環境負荷因子の排出量が目標排出量に達するまたは超えると予測した場合、警告手段が警告を発する警告ステップを有することにより、管理者が、設定期間において、環境負荷因子の排出量が目標排出量に達する前に、環境負荷因子の排出量が目標排出量に達してしまうまたは目標排出量を超えてしまうことを定期的に容易に認識することができるといった効果を有する。
また、前記記憶手段には、検出した前記排出量のデータベースが格納されており、前記警告ステップにおいて前記警告手段は、前記排出量検出ステップにおいて前記排出量検出手段により検出した前記設定期間における前記排出量が、前記データベースに格納された前記排出量よりも急増した場合であって、前記予測ステップにおいて前記予測手段により前記目標排出量に達するまたは超えると予測された場合において、警告を発することを特徴とする。
本発明によれば、製造装置の環境負荷因子の排出量が、目標排出量に達する前に、排出量検出ステップにおいて排出量検出手段により設定期間において排出量が急増したことが検出された場合であって、データベースを用いて、予測ステップにおいて予測手段が設定期間において環境負荷因子の排出量が目標排出量に達するまたは超えると予測した場合、警告手段が警告を発する警告ステップを有することにより、管理者が、設定期間において、排出量が目標排出量に達する前に、排出量が目標排出量に達してしまうまたは目標排出量を超えてしまうことを定期的に容易に認識することができるといった効果を有する。
さらに、前記環境負荷因子は、COとNOとSOとの少なくとも1つであることを特徴とする。
本発明によれば、COとNOとSOとの少なくとも1つの環境負荷因子の目標排出量に対する製造装置のCOとNOとSOとの少なくとも1つの環境負荷因子の排出量に応じて、警告手段が警告を発する警告ステップを有することにより、管理者が、設定期間における目標排出量に対する製造装置が排出するCOとNOとSOとの少なくとも1つの環境負荷因子の排出量を定期的に容易に認識することができるといった効果を有する。
以下、図面を参照にして本発明の実施の形態を説明する。尚、以下に示す本実施の形態においては、環境負荷管理システム及び環境負荷管理方法は、製品に対する原材料調達、製造、流通、使用、廃棄、リサイクル等の各ライフステージの内、被製造物に対する製造のライフステージについて説明する。
図1は、本実施の形態を示す環境負荷管理システムを示すブロック図、図2は、設定期間における目標排出量に対する各製造装置の合計のCO排出量を示す図表、図3は、図1の管理端末のモニタに表示される警告表示の一例を示す図である。
図1に示すように、環境負荷管理システム100は、被製造物を製造する複数の製造装置10、20、30、40(以下、10〜40と称す)と、該各製造装置10〜40に対し、有線または無線により相互通信自在な管理端末1とにより主要部が構成されている。
複数の製造装置10〜40は、1つの被製造物を製造するため、それぞれ別個の製造工程を行う装置であり、図1中の1点鎖線の矢印に示すように、工場のライン等において、製品となる被製造物が、製造装置10から、製造装置20、製造装置30を経て製造装置40まで流れることにより、1つの製品が製造される。尚、1つの製品を製造するための製造装置は、数100に及ぶ場合もあるが、本実施の形態においては簡略化するため、複数の製造装置は、製造装置10〜40として説明する。また、図示しないが、複数の製造装置10〜40が設置された工場や、該工場のライン等、被製造物の製造に用いる全てのものも製造装置に含まれるとして、以下、説明する。
製造装置10〜40は、具体的には、例えば被製造物が、一対の基板間に液晶が挟持された液晶装置の場合は、液晶装置を構成する各基板の洗浄工程に用いる洗浄装置や、各基板に薄膜を形成する薄膜形成装置や、各基板に形成された薄膜を所定形状にパターニングするエッチング装置及びフォトリソグラフィ装置や、一方の基板に対して他方の基板を貼り合わせる組み立て装置や、貼り合わせ後の一対の基板を、実装ケースに収容させる実装装置等が挙げられる。
また、各製造装置10〜40は、図示しない処理回路をそれぞれ有しており、各処理回路は、定期的に設定期間t1における各製造装置10〜40における製造工程に用いる電気、ガス及び薬品のうち少なくとも1つの使用量を測定する使用量測定手段を構成しており、各製造装置10〜40の各処理回路は、各製造装置10〜40における電気、ガス及び薬品のうち少なくとも1つの使用量を、各処理回路において集計し、定期的に管理端末1に送信する機能を有している。
尚、電気、ガス及び薬品の使用量の具体的な一例を挙げると、電気は、各製造装置における電力使用量が挙げられ、ガスは、薄膜形成装置等で用いられる窒素ガスや酸化ガス等の使用量が挙げられ、薬品は、エッチング装置またはフォトリソグラフィ装置等で用いられる硫酸、水酸化ナトリウム、塩酸等の使用量が挙げられる。
各製造装置10〜40は、該各製造装置10〜40における電気、ガス及び薬品のうち少なくとも1つの使用量を表示する表示モニタ11、21、31、41(以下、11〜41と称す)を有している。
管理端末1は、処理部2と、記憶手段7とを具備している。尚、記憶手段7は、処理部2内に設けられていても構わない。処理部2は、排出量検出手段3と、比較判定手段4と、予測手段5と、警告手段6とを具備している。
排出量検出手段3は、定期的に各製造装置10〜40の各処理回路から送信された各製造装置10〜40における電気、ガス及び薬品のうち少なくとも1つの使用量から、各製造装置10〜40が排出するCOとNOとSOとの少なくとも1つからなる環境負荷因子の各製造装置10〜40の排出量を換算し、各製造装置10〜40の合計の排出量を検出する。
尚、排出量検出手段3は、各製造装置10〜40以外にも、上述したように、各製造装置10〜40が設けられた工場の電気の使用量や、製造ラインのコンベアの電気の使用量等、被製造物の製造に用いる全ての製造装置からの電気、ガス及び薬品のうち少なくとも1つの使用量から、全ての環境負荷因子の排出量を換算して、各製造装置10〜40の排出量に加えた合計の排出量を検出しても構わない。
また、環境負荷因子は、COとNOとSOとに限定されない。さらに、以下、検出する環境負荷因子は、COとして説明する。
排出量検出手段3におけるCOの排出量の換算は、例えば電力であれば、電力使用量(kWh)に、一般電力事業者がCO排出量の換算に用いるため公開している係数0.378を掛けて、CO排出量(kg−CO)を算出することにより行う。
また、薬品であれば、使用量(kg)に対して、日本建築学会がCO排出量の換算に用いるため公開している係数を掛けて、CO排出量(kg−CO)を算出することにより行う。さらに、ガスであれば、使用量(m)に対して、ガス毎に定められたCO排出量の換算に用いる係数を掛けて、CO排出量(kg−CO)を算出することにより行う。
記憶手段7には、管理端末1の管理者により設定された、例えば、1時間、1日、1週間、1ヶ月、1年等の設定期間t1(図2参照)における各製造装置10〜40の合計のCO排出量の目標排出量V(図3参照)が記憶されている。尚、設定期間t1は、何時間、何日、何年に設定しても構わない。
また、記憶手段7には、排出量検出手段3によって検出された各製造装置10〜40の合計のCO排出量の過去から現在に渡るデータベースが格納されている。尚、目標排出量Vは、データベースから、例えば1年のCO排出量の平均から算出されて設定される。具体的には、CO排出量を削減したい場合には、例えば1年のCO排出量の平均から10%削減した値が設定される。
比較判定手段4は、定期的に、設定期間t1における各製造装置10〜40の合計のCO排出量と設定期間t1における目標排出量Vとを比較し、目標排出量VにCO排出量が達したか否かを判定する。
予測手段5は、比較判定手段4により各製造装置10〜40の合計のCO排出量が目標排出量Vに達したと判定される前に、設定期間t1においてCO排出量が目標排出量Vに達するまたは超えるか否かを予測する。
警告手段6は、定期的に目標排出量Vに対する各製造装置10〜40の合計のCO排出量に応じて警告を発する。具体的には、図2に示すように、比較判定手段4によって、設定期間t1において各製造装置10〜40の合計のCO排出量が設定期間t1における目標排出量Vに達したと判定された場合(図2*1)と、目標排出量Vを超したと判定された場合(図2*2)とのいずれかの場合において警告を発する。
また、警告手段6は、予測手段5により、設定期間t1における各製造装置10〜40の合計のCO排出量が、設定期間t1における目標排出量Vに達するまたは超えると予測された場合(図2*3)において警告を発する。
さらに、警告手段6は、設定期間t1において排出量検出手段3により検出した各製造装置10〜40の合計のCO排出量が、データベースに格納された過去の各製造装置10〜40の合計のCO排出量よりも急増した場合、具体的には、図2に示すように、CO排出量を示す実線の傾きが、急に2点鎖線に示すよう大きくなった場合(図2*4)であって、予測手段5により設定期間t1における目標排出量Vに達するまたは超えると予測された場合において警告を発する。
警告手段6による警告は、図3に示すように、管理端末1に設けられたモニタ8のモニタ面8mに、例えば「CO排出量が、目標排出量に達しました」等表示されることにより行われる。
尚、モニタ面8mへの警告表示は、「CO排出量が、目標排出量を超えました」や、「CO排出量が、あと○時間で目標排出量に達してしまいそうです」や、「目標排出量に対してCO排出量が、△%に達してしまいました」等の表示であっても構わない。
また、警告は、表示に限らず、管理者に警告の旨を認識させる手段であれば、音等であっても構わない。
次に、このように構成された環境負荷管理システム100を用いた本実施の形態の作用について、即ち環境負荷管理方法について、上述した図1〜図3と、図4とを用いて説明する。図4は、本実施の形態の環境負荷管理方法を示すフローチャートである。
本フローに先立って、管理者は、事前に、設定期間t1を、1時間、1日、1週間、1ヶ月、1年等どのくらいの期間にするかを設定しておく。即ち、どれくらいの期間における各製造装置10〜40が排出するCO排出量を定期的に認識したいのかを設定しておく。尚、以下に示すステップS1〜ステップS7までは、設定期間t1毎に、定期的に行われる。よって、該定期的な期間も、管理者によってどのくらいの期間にするかを設定しておく。
先ず、ステップS1において、各製造装置10〜40の各処理回路が、該各製造装置10〜40における製造工程に用いる電気、ガス及び薬品のうち少なくとも1つの設定期間t1における使用量を測定する使用量測定ステップが行われる。その後、各使用量を、各装置10〜40において集計し、管理端末1に送信する。
次いで、ステップS2において、管理端末1の排出量検出手段3が、各製造装置10〜40の各処理回路から送信された各製造装置10〜40における電気、ガス及び薬品のうち少なくとも1つの使用量から、各製造装置10〜40が排出するCO排出量を上述した手法により換算し、設定期間t1における各製造装置10〜40の合計の排出量を検出する排出量検出ステップが行われる。
次いで、ステップS3において、比較判定手段4が、設定期間t1における各製造装置10〜40の合計のCO排出量と記憶手段7に記憶された設定期間t1における目標排出量Vとを比較し、目標排出量VにCO排出量が達したか否かを判定する比較判定ステップが行われる。
具体的には、ステップS4において、比較判定手段4によって、設定期間t1において各製造装置10〜40の合計のCO排出量が、設定期間t1における目標排出量Vに達したか(図2*1)、または目標排出量Vを超したか(図2*2)を判定する。
設定期間t1における各製造装置10〜40の合計のCO排出量が、目標排出量Vに達した(図2*1)、または目標排出量Vを超しておれば(図2*2)、ステップS7にジャンプし、警告手段6が、図3に示すように、管理端末1に設けられたモニタ8のモニタ面8mに、例えば「CO排出量が、目標排出量に達しました」または「CO排出量が、目標排出量を超えました」等の表示により警告を行う警告ステップを行い、その後、ステップS1に戻る。
ステップS4において、設定期間t1における各製造装置10〜40の合計のCO排出量が目標排出量Vに達した、または目標排出量Vを超していなければ、ステップS5に分岐し、予測手段5が、設定期間t1における各製造装置10〜40の合計のCO排出量が、目標排出量Vに達するまたは超えるか否かを予測する予測ステップを行う。
この際、予測手段5は、設定期間t1において排出量検出手段3により検出した各製造装置10〜40の合計のCO排出量が、記憶手段7のデータベースに格納された過去の各製造装置10〜40の合計のCO排出量よりも急増したか、具体的には、図2に示すように、CO排出量を示す実線の傾きが、急に点線に示すよう大きくなったか否かも判断する。
ステップS5における予測方法は、具体的には、ステップS6において、設定期間t1における各製造装置10〜40の合計のCO排出量が、設定期間t1における目標排出量Vを超えるか否かを、CO排出量が急増したか否かも含めて予測する。
設定期間t1における各製造装置10〜40の合計のCO排出量が、目標排出量Vを超えないと予測された場合、具体的には、図3に1点鎖線で示した場合、ステップS1に戻り、ステップS1〜ステップS5までを繰り返す。
ステップS6において、設定期間t1における各製造装置10〜40の合計のCO排出量が、目標排出量Vを超えそうな場合(図2*3)、また、CO排出量の急増に伴い、CO排出量が、目標排出量Vを超えそうな場合(図2*4)、ステップS7に移行し、警告手段6は、管理端末1に設けられたモニタ8のモニタ面8mに、例えば「CO排出量が、あと○時間で目標排出量に達してしまいそうです」や、「目標排出量に対してCO排出量が、△%に達してしまいました」等の表示により警告ステップを行い、その後ステップS1に戻る。
このように、本実施の形態においては、定期的に、設定期間t1における各製造装置10〜40の電気、ガス及び薬品のうち少なくとも1つの使用量から、各製造装置10〜40における、設定期間t1の合計のCO排出量を検出し、設定期間t1における目標排出量Vに対する合計のCO排出量に応じて、警告手段6は警告を行うと示した。
このことによれば、管理者が、設定期間t1における目標排出量Vに対する各製造装置10〜40が排出するCO排出量を、定期的に容易に認識することができる。
また、本実施の形態においては、警告手段6は、比較判定手段4によって、設定期間t1においてCO排出量が目標排出量Vに達したと判定された場合と、目標排出量Vを超したと判定された場合とのいずれかの場合において、警告を発すると示した。
このことによれば、管理者が、設定期間t1における各製造装置10〜40が排出するCO排出量が、目標排出量Vに達したことと目標排出量Vを超えたこととのいずれかを定期的に容易に認識することができる。
また、本実施の形態においては、警告手段6は、CO排出量が目標排出量Vに達する前に、予測手段5によりCO排出量が目標排出量Vに達するまたは超えると予測された場合において、警告を発すると示した。
さらに、本実施の形態においては、警告手段6は、設定期間t1において排出量検出手段3により検出したCO排出量が、データベースに格納されたCO排出量よりも急増した場合であって、予測手段5により目標排出量Vに達するまたは超えると予測された場合において、警告を発すると示した。
このことによれば、管理者が、設定期間t1において、CO排出量が目標排出量Vに達する前に、CO排出量が目標排出量Vに達してしまうまたは超えてしまうことを定期的に容易に認識することができる。
以上から、本実施の形態によれば、管理者は、目標排出量Vに対するCO排出量を、定期的に容易に認識することができることから、各製造装置10〜40に対して、改善を図る等の各種処置を行うことができるばかりか、CO排出量の削減に向け、設定期間t1における目標排出量Vの更なる設定等を容易に行うことができる。
尚、以下、変形例を示す。本実施の形態においては、定期的に設定期間t1における、目標排出量Vに対する各製造装置10〜40の合計のCO排出量を比較して、警告を発すると示したが、これに限らず、定期的に設定期間t1における、製造装置10〜40毎の各目標排出量Vに対する各製造装置10〜40の各CO排出量を比較して、警告を、例えばモニタ11〜41にそれぞれ表示しても構わない。
また、本実施の形態においては、各製造装置10〜40が排出する環境負荷因子としてCOを例に挙げて示したが、これに限らず、NOとSOとに本実施の形態を適用しても、さらには、COとNOとSOとの少なくとも1つに本実施の形態を適用しても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態においては、管理端末のモニタ8のモニタ面8mには、警告手段6による警告表示が行われると示したが、例えばCO排出量が急増した場合や、目標排出量Vに、CO排出量が達しそうな場合において、モニタ面8mに、設定期間t1内において、どれくらいの時間、各製造装置10〜40を停止させれば、CO排出量が目標排出量Vを超えないかを表示しても構わない。
また、本実施の形態においては、被製造物として、一対の基板間に液晶が挟持された液晶装置を例に挙げて示したが、これに限らず、電気、ガス及び薬品のうち少なくとも1つを用いて製造する被製造物であれば、どのようなものであっても構わない。
さらには、本実施の形態においては、製品に対する原材料調達、製造、流通、使用、廃棄、リサイクル等の各ライフステージの内、被製造物に対する製造のライフステージについて説明したが、管理端末等により、管理ができるのであれば、製造以外のライフステージに適用しても構わない。
本実施の形態を示す環境負荷管理システムを示すブロック図。 設定期間における目標排出量に対する各製造装置の合計のCO排出量を示す図表。 図1の管理端末のモニタに表示される警告表示の一例を示す図。 本実施の形態の環境負荷管理方法を示すフローチャート。
符号の説明
3…排出量検出手段、4…比較判定手段、5…予測手段、6…警告手段、7…記憶手段、10…製造装置、20…製造装置、30…製造装置、40…製造装置、100…環境負荷管理システム、t1…設定期間。

Claims (10)

  1. 被製造物を製造する製造装置の環境負荷因子の排出量を管理する環境負荷管理システムであって、
    設定期間における前記製造装置の電気、ガス及び薬品のうち少なくとも1つの使用量を測定する使用量測定手段と、
    前記使用量から、前記製造装置が排出する前記環境負荷因子の前記排出量を換算し、前記設定期間における前記排出量を検出する排出量検出手段と、
    前記環境負荷因子の目標排出量が記憶された記憶手段と、
    前記設定期間における前記排出量と前記目標排出量とを比較し、前記目標排出量に前記排出量が達したか否かを判定する比較判定手段と、
    前記目標排出量に対する前記排出量に応じて警告を発する警告手段と、
    を具備したことを特徴とする環境負荷管理システム。
  2. 前記警告手段は、前記比較判定手段によって、前記設定期間において前記排出量が前記目標排出量に達したと判定された場合と、前記目標排出量を超したと判定された場合とのいずれかの場合において、警告を発することを特徴とする請求項1に記載の環境負荷管理システム。
  3. 前記比較判定手段により前記排出量が前記目標排出量に達したと判定される前に、前記設定期間において前記排出量が前記目標排出量に達するまたは超えるか否かを予測する予測手段を具備し、
    前記警告手段は、前記予測手段により前記排出量が前記目標排出量に達するまたは超えると予測された場合において、警告を発することを特徴とする請求項1または2に記載の環境負荷管理システム。
  4. 前記記憶手段には、検出した前記排出量のデータベースが格納されており、
    前記警告手段は、前記設定期間において前記排出量検出手段により検出した前記排出量が、前記データベースに格納された前記排出量よりも急増した場合であって、前記予測手段により前記目標排出量に達するまたは超えると予測された場合において、警告を発することを特徴とする請求項3に記載の環境負荷管理システム。
  5. 前記環境負荷因子は、COとNOとSOとの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の環境負荷管理システム。
  6. 被製造物を製造する製造装置の環境負荷因子の排出量を管理する環境負荷管理方法であって、
    使用量測定手段により、設定期間における前記製造装置の電気、ガス及び薬品のうち少なくとも1つの使用量を測定する使用量測定ステップと、
    排出量検出手段により、前記使用量から前記製造装置が排出する前記環境負荷因子の前記排出量を換算し、前記設定期間における前記排出量を検出する排出量検出ステップと、
    比較判定手段により、前記設定期間における前記排出量と記憶手段に記憶された前記環境負荷因子の目標排出量とを比較し、前記目標排出量に前記排出量が達したか否かを判定する比較判定ステップと、
    警告手段により、前記目標排出量に対する前記排出量に応じて警告を発する警告ステップと、
    を具備したことを特徴とする環境負荷管理方法。
  7. 前記警告ステップにおいて前記警告手段は、前記比較判定ステップにおいて前記比較判定手段により、前記設定期間において前記排出量が前記目標排出量に達したと判定された場合と、前記目標排出量を超したと判定された場合とのいずれかの場合において、警告を発することを特徴とする請求項6に記載の環境負荷管理方法。
  8. 前記比較判定ステップにおいて前記比較判定手段により前記排出量が前記目標排出量に達したと判定される前に、予測手段により、前記設定期間において前記排出量が前記目標排出量に達するまたは超えるか否かを予測する予測ステップを具備し、
    前記警告ステップにおいて警告手段は、前記予測ステップにおいて前記予測手段により前記排出量が前記目標排出量に達すると予測された場合において、警告を発することを特徴とする請求項6または7に記載の環境負荷管理方法。
  9. 前記記憶手段には、検出した前記排出量のデータベースが格納されており、
    前記警告ステップにおいて前記警告手段は、前記排出量検出ステップにおいて前記排出量検出手段により検出した前記設定期間における前記排出量が、前記データベースに格納された前記排出量よりも急増した場合であって、前記予測ステップにおいて前記予測手段により前記目標排出量に達するまたは超えると予測された場合において、警告を発することを特徴とする請求項8に記載の環境負荷管理方法。
  10. 前記環境負荷因子は、COとNOとSOとの少なくとも1つであることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の環境負荷管理方法。
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