JP2008070124A - サーボ式圧力センサ - Google Patents

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雅仁 中村
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Abstract

【課題】圧力に対する出力の直線性に優れ、しかもセンサ個体間のばらつきの小さいサーボ式圧力センサを提供すること。
【解決手段】ダイヤフラム16aの主面16a2に外圧力が加わると、その外圧力により変形してガラス基板11側に変位する。ダイヤフラム16aとガラス基板11上の固定電極14との間には、所定の静電容量を有するので、ダイヤフラム16aが変位すると、その静電容量が変化する。この静電容量の変化で外圧力の変化を検知する。制御部19は、ダイヤフラム16aを所定の位置に保持するように制御を行う。制御部19は、スパイラルコイル13に印加する電流を制御して、ダイヤフラム16aを所定の位置に保持するようにサーボ制御を行う。このときのスパイラルコイル13への通電量をパラメータとして、その変化を圧力変化とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧力により変位する可動部を有するサーボ式圧力センサに関する。
静電容量型物理量センサ、例えば静電容量型圧力センサは、可動電極であるダイヤフラムを有する基板と、固定電極を有する基板とを、ダイヤフラムと固定電極との間に所定の間隔(キャビティ)を有するように接合することにより構成されている。この静電容量型圧力センサにおいては、ダイヤフラムに圧力が加わるとダイヤフラムが変形し、これによりダイヤフラムと固定電極との間隔が変わる。この間隔の変化によりダイヤフラムと固定電極との間の静電容量が変化し、この静電容量の変化を利用して圧力の変化を検出する。
上記静電容量型圧力センサは、例えば、図7に示すように、ダイヤフラム31を有するベース32に、凹部33及び凹部33の底面に形成された固定電極34を有する基板35が接合されて構成されている。このような静電容量型圧力センサにおいては、圧力が加わると、ダイヤフラム31が可動して固定電極34との間の間隔が変わる。
特開平9−43083号公報
しかしながら、このような構成では、静電容量は電極間距離に反比例するため、可動電極であるダイヤフラム31と固定電極34との間の間隔(ギャップ)が狭くなると(高圧側)、急激に容量が変化してしまうので、図8に示すように、センサ出力(圧力に対する容量変化)の直線性が低くなるという問題がある。また、センサ個体間のばらつきが大きくなるという問題もある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、圧力に対する出力の直線性に優れ、しかもセンサ個体間のばらつきの小さいサーボ式圧力センサを提供することを目的とする。
本発明のサーボ式圧力センサは、固定電極及びインダクタを有する第1基板と、前記固定電極と対向するように配置され、一対の主面を有する可動電極、及び前記インダクタとの間で磁力を発生する磁石を有し、前記第1基板とキャビティを構成するように接合された第2基板と、を具備し、前記インダクタと前記磁石との間の磁力により、前記可動電極の一方の主面からの外圧力に抗して前記可動電極の他方の主面を押圧して、前記可動電極を所定の位置に保持することを特徴とする。
この構成によれば、可動電極のキャビティ内の主面を磁力(インダクタと磁石の斥力)で押圧し、出力の直線性に優れ、高分解能で広い測定範囲でサーボ機能を発揮させることができる。また、このような構成によれば、センサの加工精度のばらつきによる影響を抑えることができるので、センサ個体間のばらつきの小さいサーボ式圧力センサを得ることができる。
本発明のサーボ式圧力センサにおいては、前記インダクタは、スパイラルコイル又はソレノイドであることが好ましい。この場合において、前記固定電極が軟磁性材料で構成されており、前記スパイラルコイルのコアであることが好ましい。
本発明のサーボ式圧力センサにおいては、前記磁石は、中心に向って密になるパターンを有することが好ましい。
本発明のサーボ式圧力センサにおいては、前記固定電極と前記可動電極との間の静電容量で前記可動電極の変位を検知し、前記静電容量に応じて前記インダクタに印加する電流を制御する制御手段をさらに具備することが好ましい。
本発明によれば、固定電極及びインダクタを有する第1基板と、前記固定電極と対向するように配置され、一対の主面を有する可動電極、及び前記インダクタとの間で磁力を発生する磁石を有し、前記第1基板とキャビティを構成するように接合された第2基板と、を具備し、前記インダクタと前記磁石との間の磁力により、前記可動電極の一方の主面からの外圧力に抗して前記可動電極の他方の主面を押圧して、前記可動電極を所定の位置に保持するので、圧力に対する出力の直線性に優れたサーボ式圧力センサを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態においては、第1基板が固定電極と、インダクタとしてスパイラルコイルを有する場合について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るサーボ式圧力センサの図であり、(a)は断面図であり、(b)は第2基板側の平面図であり、(c)は第1基板側の平面図である。図中11は第1基板であるガラス基板を示す。ガラス基板11は、対向する一対の主面11a,11bを有する。ガラス基板11には、シリコン製部材12a,12a,12b,12cが埋設されている。シリコン製部材12a,12aは、主面11b上に形成されたインダクタであるスパイラルコイル13と主面11a上に形成された引き出し電極とを電気的に接続する導電部材である。シリコン製部材12bは固定電極用の導電部材であり、シリコン製部材12cは可動電極用の導電部材である。シリコン製部材12a,12a,12b,12cは、ガラス基板11の両主面11a,11bでそれぞれ露出している。
ガラス基板11の主面11b上には、シリコン製部材12bの一方の露出部分と電気的に接続するように固定電極14が形成されている。固定電極14は、スパイラルコイル13の内側に配置されている。すなわち、図1(c)から分かるように、固定電極14を囲繞するようにスパイラルコイル13が設けられている。
ガラス基板11の主面11a上には、シリコン製部材12a,12aの他方の露出部分と電気的に接続するように引き出し電極15a,15a(図示せず)が形成されており、シリコン製部材12bの他方の露出部分と電気的に接続するように引き出し電極15bが形成されており、シリコン製部材12cの他方の露出部分と電気的に接続するように引き出し電極15cが形成されている。このように引き出し電極15a,15a,15b,15cが同一の主面11a上に設けられていることにより、外部機器への接続が容易となる。
ガラス基板11の主面11b上には、可動電極であるダイヤフラム16a及び磁石17を有する第2基板であるシリコン基板16が接合されている。シリコン基板16のガラス基板11側の主面には、スパイラルコイル13及び固定電極14を囲繞する大きさの凹部が形成されており、ガラス基板11とシリコン基板16とが接合されることにより、キャビティ18が構成されるようになっている。キャビティ18内は外圧力から遮断されており、キャビティ18内の圧力を基準として外圧力を測定する。ガラス基板11とシリコン基板16とは、ダイヤフラム16aが固定電極14と所定の間隔をおいて配置されるように位置合わせされた状態で接合される。ダイヤフラム16aは、一対の主面16a1,16a2を有しており、主面16a2側に外圧力が印加され、主面16a1側に該外圧力に抗する圧力が印加される。
ダイヤフラム16のガラス基板側の主面16a1上には、スパイラルコイル13との間で磁力を発生させる磁石17が設けられている。この磁石17は、ガラス基板11とシリコン基板16とが接合された状態で、スパイラルコイル13と対向する位置に設けられている。なお、磁石17としては、スパイラルコイル13から発生する磁界の方向などを考慮すると、ダイヤフラム16aの面に対して垂直に磁化する磁性体で構成されていることが好ましい。
ガラス基板11の主面11bとシリコン基板16との間の界面は、高い密着性を有することが好ましい。後述するように、これらの界面は、加熱下においてガラス基板11とシリコン基板16とを陽極接合することにより形成される。すなわち、ガラス基板11の主面11b上にシリコン基板16を搭載して、陽極接合処理を施すことにより、密着性を高くすることができる。ガラス基板11とシリコン基板16との界面とで高い密着性を発揮することにより、ダイヤフラム16aとガラス基板11の主面11bとの間で構成するキャビティ18内の気密性を高く保つことができる。これは、ガラス基板11とシリコン製部材12a,12a,12b,12cとの界面においても同様である。
ここで、陽極接合処理とは、所定の温度(例えば400℃以下)で所定の電圧(例えば300V〜1kV)を印加することにより、シリコンとガラスとの間に大きな静電引力が発生して、界面で共有結合を起こさせる処理をいう。この界面での共有結合は、シリコンのSi原子とガラスに含まれるSi原子との間のSi−Si結合又はSi−O結合である。したがって、このSi−Si結合又はSi−O結合により、シリコンとガラスとが強固に接合して、両者間の界面で非常に高い密着性を発揮する。このような陽極接合を効率良く行うために、ガラス基板11のガラス材料としては、ナトリウムなどのアルカリ金属を含むガラス材料(例えばパイレックス(登録商標)ガラス)であることが好ましい。
また、固定電極14とダイヤフラム16aとの間で検知された静電容量に応じてスパイラルコイル13に印加する電流を制御する制御部19が、引き出し電極15a,15a,15b,15cと電気的に接続されている。
このような構成を有するサーボ式圧力センサにおいては、ダイヤフラム16aの主面16a2に外圧力が加わると、その外圧力により変形してガラス基板11側に変位する。ダイヤフラム16aとガラス基板11上の固定電極14との間には、所定の静電容量を有するので、ダイヤフラム16aが変位すると、その静電容量が変化する。固定電極14及びダイヤフラム16aは、それぞれシリコン製部材12b,12c及び引き出し電極15b,15cを介して制御部19に接続されているので、外圧力によるダイヤフラム16aの変位に起因する静電容量の変化は制御部19で検知することができる。すなわち、固定電極14とダイヤフラム16aとの間の静電容量で外圧力の変化を検知することができる。
このようにダイヤフラム16aの変位により静電容量が変化すると、制御部19は、ダイヤフラム16aを所定の位置に保持する、すなわちダイヤフラム16aを、外圧力が加わらない状態の位置に戻すように制御を行う。すなわち、制御部19は、スパイラルコイル13に印加する電流を制御して、ダイヤフラム16aに加わっている外圧力に抗する磁力をキャビティ18内で主面16a1に加える。具体的には、制御部19は、スパイラルコイル13に引き出し電極15a,15a及びシリコン製部材12a,12aを介して通電して磁石17との間で磁力(ここでは斥力)が生じるような磁界を発生させる。スパイラルコイル13が磁界を発生すると、ダイヤフラム16a側の磁石17との間で斥力が発生する。この斥力により、ダイヤフラム16aの主面16a1を外圧力に抗して押圧する。制御部19は、ダイヤフラム16aが元の位置になるまで、外圧力に対応する静電容量に基づいてフィードバック制御を行う。このようにして、ダイヤフラム16aを所定の位置に保持するようにサーボ制御を行う。そして、このときのスパイラルコイル13への通電量をパラメータとして、その変化を圧力変化とすることができる。
本実施の形態に係るサーボ式圧力センサにおいては、ダイヤフラム16aのキャビティ18内の主面16a1を磁力で押圧してサーボ制御を行うので、出力の直線性に優れ、高分解能で広い測定範囲でサーボ機能を発揮させることができる。また、このような構成によれば、センサの加工精度のばらつきによる影響を抑えることができるので、センサ個体間のばらつきの小さいサーボ式圧力センサを得ることができる。また、スパイラルコイルを可動電極側ではなく固定電極側に配置しているため、可動電極側への配線の引き回しを最低限にすることができ、構造を簡略化することができる。
次に、本実施の形態1に係るサーボ式圧力センサの製造方法について説明する。図2(a),(b)及び図3(a),(b)は、本発明の実施の形態1に係るサーボ式圧力センサの製造方法を説明するための断面図である。
まず、図2(a)に示すようなシリコン製部材12a,12a,12b,12cを埋め込んだガラス基板11を作製する。このようなガラス基板11は、例えば、次のようにして作製することができる。まず、不純物をドーピングして低抵抗化したシリコン基板12を準備する。このシリコン基板12の一方の主面をエッチングして、シリコン製部材12a,12b,12cを形成する。この場合、シリコン基板12上にレジスト膜を形成し、シリコン製部材12a,12a,12b,12c形成領域にレジスト膜が残るように、そのレジスト膜をパターニング(フォトリソグラフィー)し、そのレジスト膜をマスクとしてシリコン基板12をエッチングして、シリコン製部材12a,12a,12b,12cを形成する。その後、レジスト膜を除去する。なお、上述したエッチングとしては、ドライエッチングでも良く、ウェットエッチングでも良い。
次いで、シリコン製部材12a,12a,12b,12cを形成したシリコン基板12上にガラス基板11を置く。さらに、真空下で、このシリコン基板12及びガラス基板11を加熱し、シリコン基板12をガラス基板11に押圧してシリコン製部材12a,12a,12b,12cをガラス基板11の主面に押し込んで、シリコン基板12とガラス基板11とを接合する。このときの温度は、シリコンの融点以下であって、ガラスが変形可能である温度(例えば、ガラスの軟化点温度以下)が好ましい。例えば加熱温度は約600℃である。
さらに、シリコン基板12のシリコン製部材12a,12a,12b,12cとガラス基板11との界面での密着性をより高めるために、陽極接合処理をすることが好ましい。この場合、シリコン基板12及びガラス基板11にそれぞれ電極をつけて、約400℃以下の加熱下で約300V〜1kVの電圧を印加することにより行う。これにより界面での密着性がより高くなり、静電容量型力学量センサのキャビティ18の気密性を向上させることができる。
次いで、ガラス基板11の両主面11a,11bを研磨処理することによりシリコン製部材12a,12a,12b,12cを両主面11a,11bで露出させる。これにより、ガラス基板11にシリコン製部材12a,12a,12b,12cが埋め込まれた状態となる。このようにして、シリコン製部材12a,12a,12b,12cを埋め込んだガラス基板11を作製する。
次いで、図2(b)に示すように、ガラス基板11の主面11b上に、シリコン製部材12a,12a,12bとそれぞれ電気的に接続するようにスパイラルコイル13及び固定電極14を形成する。この場合、まず、ガラス基板11の主面11b上にスパイラルコイル材料を被着し、その上にレジスト膜を形成し、スパイラルコイル形成領域にレジスト膜が残るように、そのレジスト膜をパターニング(フォトリソグラフィー)し、そのレジスト膜をマスクとしてスパイラルコイル材料をエッチングし、その後残存したレジスト膜を除去する。
次いで、スパイラルコイル13の片方の配線端を中心から引き出すために、ガラス基板11の主面11b上に絶縁材料を被着し、その上にレジスト膜を形成し、スパイラルコイルと引き出し配線を絶縁するための絶縁体形成領域にレジスト膜が残るように、そのレジスト膜をパターニング(フォトリソグラフィー)し、そのレジスト膜をマスクとして絶縁材料をエッチングし、その後残存したレジスト膜を除去する。さらに、ガラス基板11の主面11b上にスパイラルコイル材料を被着し、その上にレジスト膜を形成し、スパイラルコイルの中心の配線端からシリコン製部材12a上に延在する引き出し配線となる領域にレジスト膜が残るように、そのレジスト膜をパターニング(フォトリソグラフィー)し、そのレジスト膜をマスクとしてスパイラルコイル材料をエッチングし、その後残存したレジスト膜を除去する。そして、同様に、ガラス基板11の主面11b上に電極材料を被着し、その上にレジスト膜を形成し、固定電極形成領域にレジスト膜が残るように、そのレジスト膜をパターニング(フォトリソグラフィー)し、そのレジスト膜をマスクとして電極材料をエッチングし、その後残存したレジスト膜を除去する。
次いで、図2(b)に示すように、ガラス基板11の主面11a上に、シリコン製部材12a,12a,12b,12cとそれぞれ電気的に接続するように引き出し電極15a,15a,15b,15cを形成する。この場合、まず、ガラス基板11の主面11a上に電極材料を被着し、その上にレジスト膜を形成し、電極形成領域にレジスト膜が残るように、そのレジスト膜をパターニング(フォトリソグラフィー)し、そのレジスト膜をマスクとして電極材料をエッチングし、その後残存したレジスト膜を除去する。
次いで、図3(a)に示すように、シリコン基板16の一方の主面をエッチングして、ダイヤフラム16aと固定電極14との間の間隔を制御するキャビティ18用の凹部を形成する。この場合、シリコン基板16上にレジスト膜を形成し、凹部形成領域以外にレジスト膜が残るように、そのレジスト膜をパターニング(フォトリソグラフィー)し、そのレジスト膜をマスクとしてシリコン基板16をエッチングして凹部を設ける。その後、レジスト膜を除去する。次いで、図3(a)に示すように、シリコン基板16の他方の主面をエッチングして、ダイヤフラム16aを形成する。この場合、シリコン基板16上にレジスト膜を形成し、凹部形成領域以外にレジスト膜が残るように、そのレジスト膜をパターニング(フォトリソグラフィー)し、そのレジスト膜をマスクとしてシリコン基板16をエッチングして凹部を設ける。その後、レジスト膜を除去する。なお、シリコン基板16のエッチングとしては、ドライエッチングでも良く、ウェットエッチングでも良い。ただし、ウェットエッチングの場合には、エッチングレートに差が出るようにシリコン基板16の表面の結晶面を規定して異方性エッチングすることが好ましい。この場合のエッチングマスクとしては、熱酸化膜などを用いるのが良い。
次いで、このようにしてダイヤフラム16aを形成したシリコン基板16の主面16a1側に磁石17を設ける。この場合、シリコン基板16の主面16a1上に磁石材料を被着し、その上にレジスト膜を形成し、磁石形成領域にレジスト膜が残るように、そのレジスト膜をパターニング(フォトリソグラフィー)し、そのレジスト膜をマスクとして磁石材料をエッチングし、その後残存したレジスト膜を除去する。
次いで、ダイヤフラム16aを有するシリコン基板16を、ダイヤフラム16aが固定電極14と所定の間隔をおいて位置するように、ガラス基板11の主面11b上に接合する。すなわち、ガラス基板11の主面11bとシリコン基板16とが接合される。このとき、シリコン基板16及びガラス基板11に対して、約400℃以下の加熱下で約500V程度の電圧を印加することにより陽極接合処理を行う。これによりシリコン基板16とガラス基板11との間の界面での密着性がより高くなり、キャビティ18の気密性を向上させることができる。
このようにして得られたサーボ式圧力センサは、固定電極14がシリコン製部材12bを介して引き出し電極15bと電気的に接続され、スパイラルコイル13がシリコン製部材12a,12aを介して引き出し電極15a,15aと電気的に接続され、ダイヤフラム16aがシリコン製部材12cを介して引き出し電極15cと電気的に接続されている。したがって、外圧力に対応するダイヤフラム16aと固定電極14との間で検知された静電容量の変化の信号は、シリコン製部材12b,12cを介して引き出し電極15b,15cから制御部19に出力される。また、制御部19からの制御信号(通電量情報を含む信号)は、引き出し電極15a,15a及びシリコン製部材12a,12aを介してスパイラルコイル13に出力される。これにより、スパイラルコイル13により磁力が発生して磁石17との間の斥力によりダイヤフラム16aを所定の位置に保持する。そして、ダイヤフラム16aが元の位置に保持されたときの通電量に基づいて測定圧力を算出することができる。
このようなサーボ式圧力センサにおいては、ダイヤフラム16aのキャビティ18内の主面16a1を磁力(スパイラルコイル13と磁石17の斥力)で押圧してサーボ制御を行うので、出力の直線性に優れ、高分解能で広い測定範囲でサーボ機能を発揮させることができる。また、このような構成によれば、センサの加工精度のばらつきによる影響を抑えることができるので、センサ個体間のばらつきの小さいサーボ式圧力センサを得ることができる。また、スパイラルコイルを可動電極側ではなく固定電極側に配置しているため、可動電極側への配線の引き回しが最低限で済み、構造が複雑にならない。さらに、絶縁層を介した多層成膜が必要なスパイラルコイルを、ダイヤフラム側ではなく基板側に形成しているため、ダイヤフラムの製造ばらつきを抑えることが可能である。
なお、磁石17は、図4に示すパターンを有することが好ましい。スパイラルコイル13から発生する磁界は、スパイラルコイルの中心部が強く、その周囲が弱いため、磁石17を図4に示すパターン、すなわち中心に向って密になるパターンとすることにより、磁石17をスパイラルコイル13の磁界の強度傾度に対応させることができる。その結果、ダイヤフラム16a全体に均一に磁力を作用させることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態においては、固定電極が軟磁性材料で構成されており、スパイラルコイルのコアである場合について説明する。図5は、本発明の実施の形態2に係るサーボ式圧力センサの概略図である。図5において、図1と同じ部分については、図1と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図5に示すサーボ式圧力センサは、ガラス基板11の主面11b上に固定電極14を設ける代わりに、ガラス基板11に軟磁性体21を埋め込んでいる。図5から分かるように、軟磁性体21は、ガラス基板11のスパイラルコイル13の内側の位置に埋め込むように形成されている。この軟磁性体21は、スパイラルコイル13のコアとして機能する。また、軟磁性体21は、ガラス基板11の両主面11a,11bで露出しており、主面11aに形成した引き出し電極15dと電気的に接続されている。そして、この引き出し電極15dが制御部19と電気的に接続されている。
このような構成においては、軟磁性体21として、導電性の軟磁性材料を用いることにより、軟磁性体21が固定電極を兼ねることができ、実施の形態1と同様にして、静電容量を検知することができ、その静電容量の変化に基づいて圧力の変化を検出することができる。
すなわち、このサーボ式圧力センサにおいては、ダイヤフラム16aの主面16a2に外圧力が加わると、その外圧力により変形してガラス基板11側に変位する。ダイヤフラム16aとガラス基板11の軟磁性体21との間には、所定の静電容量を有するので、ダイヤフラム16aが変位すると、その静電容量が変化する。固定電極である軟磁性体21及びダイヤフラム16aは制御部19に接続されているので、外圧力によるダイヤフラム16aの変位に起因する静電容量の変化は制御部19で検知することができる。すなわち、軟磁性体21とダイヤフラム16aとの間の静電容量で外圧力の変化を検知することができる。
このようにダイヤフラム16aの変位により静電容量が変化すると、制御部19は、ダイヤフラム16aを所定の位置に保持する、すなわちダイヤフラム16aを、外圧力が加わらない状態の位置に戻すように制御を行う。すなわち、制御部19は、スパイラルコイル13に印加する電流を制御して、ダイヤフラム16aに加わっている外圧力に抗する磁力をキャビティ18内で主面16a1に加える。具体的には、制御部19は、スパイラルコイル13に引き出し電極15a,15a及びシリコン製部材12a,12aを介して通電して磁石17との間で磁力(ここでは斥力)が生じるような磁界を発生させる。スパイラルコイル13が磁界を発生すると、ダイヤフラム16a側の磁石17との間で斥力が発生する。この斥力により、ダイヤフラム16aの主面16a1を外圧力に抗して押圧する。制御部19は、ダイヤフラム16aが元の位置になるまで、外圧力に対応する静電容量に基づいてフィードバック制御を行う。このようにして、ダイヤフラム16aを所定の位置に保持するようにサーボ制御を行う。そして、このときのスパイラルコイル13への通電量をパラメータとして、その変化を圧力変化とすることができる。
このようなサーボ式圧力センサにおいては、ダイヤフラム16aのキャビティ18内の主面16a1を磁力(スパイラルコイル13と磁石17の斥力)で押圧してサーボ制御を行うので、出力の直線性に優れ、高分解能で広い測定範囲でサーボ機能を発揮させることができる。また、このような構成によれば、センサの加工精度のばらつきによる影響を抑えることができるので、センサ個体間のばらつきの小さいサーボ式圧力センサを得ることができる。
また、本実施の形態においては、スパイラルコイル13のコアとして、透磁率の高い軟磁性体21を配置している。このため、実施の形態1でスパイラルコイル13に通電する電流量と同じ電流量でも高い磁束密度が得られ、より強い磁力を得ることができる。その結果、所定の磁力を得るために必要となる消費電力を低減させることが可能となる。
なお、本実施の形態において、軟磁性体21をガラス基板11に埋め込む場合には、ガラス基板11に対してサンドブラスト加工などにより貫通穴を形成し、その貫通穴内に軟磁性材料を充填する。また、本実施の形態において、磁石17を図4に示すパターンとして、磁石17をスパイラルコイル13の磁界の強度傾度に対応させて、ダイヤフラム16a全体に均一に磁力を作用させるようにしても良い。
(実施の形態3)
本実施の形態においては、インダクタがソレノイドである場合について説明する。図6は、本発明の実施の形態3に係るサーボ式圧力センサの概略図である。図6において、図1と同じ部分については、図1と同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図6に示すサーボ式圧力センサは、ガラス基板11の主面11b上にスパイラルコイル13を設ける代わりに、ガラス基板11にソレノイド22を埋め込んでいる。図6から分かるように、ソレノイド22は、ダイヤフラム16aの磁石17と対向する位置に埋め込まれている。また、ソレノイド22は、ガラス基板11の主面11aで露出しており、主面11aに形成した引き出し電極15e,15fと電気的に接続されている。そして、この引き出し電極15e,15fが制御部19と電気的に接続されている。
このような構成においては、実施の形態1と同様にして、静電容量を検知することができ、その静電容量の変化に基づいて圧力を検出することができる。すなわち、このサーボ式圧力センサにおいては、ダイヤフラム16aの主面16a2に外圧力が加わると、その外圧力により変形してガラス基板11側に変位する。ダイヤフラム16aと固定電極14との間には、所定の静電容量を有するので、ダイヤフラム16aが変位すると、その静電容量が変化する。固定電極14及びダイヤフラム16aは制御部19に接続されているので、外圧力によるダイヤフラム16aの変位に起因する静電容量の変化は制御部19で検知することができる。すなわち、固定電極14とダイヤフラム16aとの間の静電容量で外圧力の変化を検知することができる。
このようにダイヤフラム16aの変位により静電容量が変化すると、制御部19は、ダイヤフラム16aを所定の位置に保持する、すなわちダイヤフラム16aを、外圧力が加わらない状態の位置に戻すように制御を行う。すなわち、制御部19は、ソレノイド22に印加する電流を制御して、ダイヤフラム16aに加わっている外圧力に抗する磁力をキャビティ18内で主面16a1に加える。具体的には、制御部19は、ソレノイド22に引き出し電極15e,15fを介して通電して磁石17との間で磁力(ここでは斥力)が生じるような磁界を発生させる。ソレノイド22が磁界を発生すると、ダイヤフラム16a側の磁石17との間で斥力が発生する。この斥力により、ダイヤフラム16aの主面16a1を外圧力に抗して押圧する。制御部19は、ダイヤフラム16aが元の位置になるまで、外圧力に対応する静電容量に基づいてフィードバック制御を行う。このようにして、ダイヤフラム16aを所定の位置に保持するようにサーボ制御を行う。そして、このときのソレノイド22への通電量をパラメータとして、その変化を圧力変化とすることができる。
このようなサーボ式圧力センサにおいては、ダイヤフラム16aのキャビティ18内の主面16a1を磁力(ソレノイド22と磁石17の斥力)で押圧してサーボ制御を行うので、出力の直線性に優れ、高分解能で広い測定範囲でサーボ機能を発揮させることができる。また、このような構成によれば、センサの加工精度のばらつきによる影響を抑えることができるので、センサ個体間のばらつきの小さいサーボ式圧力センサを得ることができる。
また、本実施の形態においては、ソレノイド22を用いているので、発生する磁力を強くすることが可能となる。このため、実施の形態1でスパイラルコイル13に通電する電流量と同じ電流量でも高い磁束密度が得られ、より強い磁力を得ることができる。その結果、所定の磁力を得るために必要となる消費電力を低減させることが可能となる。また、実施の形態2のように、ソレノイド22内部に軟磁性体のコアを配置することにより、さらに磁力を強くすることができ、さらなる消費電力低減を図ることができる。
なお、本実施の形態において、ソレノイド22をガラス基板11に埋め込む場合には、ガラス基板11に対してサンドブラスト加工などにより貫通穴を形成し、その貫通穴内にソレノイド22を配置する。また、本実施の形態において、磁石17を図4に示すパターンとして、磁石17をスパイラルコイル13の磁界の強度傾度に対応させて、ダイヤフラム16a全体に均一に磁力を作用させるようにしても良い。
本発明は上記実施の形態1〜3に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態1〜3においては、磁石17がダイヤフラム16aのガラス基板11側の主面16a1上に設けられた場合について説明しているが、本発明においては、磁石17がダイヤフラム16aのガラス基板11と反対側の主面16a2上に設けられた場合にも適用することができる。
また、上記実施の形態1〜3においては、インダクタ、固定電極及び可動電極と引き出し電極とを接続する接続部材として、シリコン製部材を用いた場合について説明しているが、本発明においては、接続部材がシリコン製部材以外の導電性部材である場合にも適用することができる。この場合、接続部材をガラス基板に埋め込む場合には、ガラス基板に対してサンドブラスト加工などにより貫通穴を形成し、その貫通穴内に接続部材を構成する導電性材料を充填する。
また、上記実施の形態1〜3における電極や各層の材質や形状については本発明の効果を逸脱しない範囲で適宜設定することができる。また、上記実施の形態1〜3においては、ダイヤフラムに加わる外圧力が正圧である場合について説明しているが、本発明においては、キャビティ内を真空とせず、ダイヤフラムに外圧力として負圧が加わる場合にも適用することができる。この場合は磁石とインダクタの間で引力を発生するようにインダクタに電流を流せばよい。また、上記実施の形態1〜3で説明したプロセスについてはこれに限定されず、工程間の適宜順序を変えて実施しても良い。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更することが可能である。
本発明の実施の形態1に係るサーボ式圧力センサの図であり、(a)は断面図であり、(b)は第2基板側の平面図であり、(c)は第1基板側の平面図である。 (a),(b)は、本発明の実施の形態1に係るサーボ式圧力センサの製造方法を説明するための断面図である。 (a),(b)は、本発明の実施の形態1に係るサーボ式圧力センサの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態に係るサーボ式圧力センサの磁石パターンの例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るサーボ式圧力センサの断面図である。 本発明の実施の形態3に係るサーボ式圧力センサの断面図である。 従来の静電容量型圧力センサの断面図である。 図7に示す静電容量型圧力センサの特性を示す図である。
符号の説明
1,2,3 サーボ式圧力センサ
11 ガラス基板
11a,11b,16a1,16a2 主面
12a,12a,12b,12c シリコン製部材
13 スパイラルコイル
14 固定電極
15a,15a,15b,15c,15d,15e,15f 引き出し電極
12,16 シリコン基板
16a ダイヤフラム
17 磁石
18 キャビティ
19 制御部
20 絶縁体
21 軟磁性体
22 ソレノイド

Claims (5)

  1. 固定電極及びインダクタを有する第1基板と、前記固定電極と対向するように配置され、一対の主面を有する可動電極、及び前記インダクタとの間で磁力を発生する磁石を有し、前記第1基板とキャビティを構成するように接合された第2基板と、を具備し、前記インダクタと前記磁石との間の磁力により、前記可動電極の一方の主面からの外圧力に抗して前記可動電極の他方の主面を押圧して、前記可動電極を所定の位置に保持することを特徴とするサーボ式圧力センサ。
  2. 前記インダクタは、スパイラルコイル又はソレノイドであることを特徴とする請求項1記載のサーボ式圧力センサ。
  3. 前記固定電極が軟磁性材料で構成されており、前記スパイラルコイルのコアであることを特徴とする請求項2記載のサーボ式圧力センサ。
  4. 前記磁石は、中心に向って密になるパターンを有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のサーボ式圧力センサ。
  5. 前記固定電極と前記可動電極との間の静電容量で前記可動電極の変位を検知し、前記静電容量に応じて前記インダクタに印加する電流を制御する制御手段をさらに具備することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のサーボ式圧力センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114964599A (zh) * 2022-06-14 2022-08-30 南京高华科技股份有限公司 微机械压力传感器及其制作方法

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