JP2008069547A - 石綿回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】石綿が吹き付けられている吹き付け面に凹凸や湾曲面があっても、掻き取り残しがなく、一回の掻き取り作業で石綿を効率よく回収することが可能な石綿回収装置を提供する。
【解決手段】石綿回収装置1は、吹き付け面に吹き付けられている石綿を掻き取る掻取手段としての掻取歯12を外周面に備えた複数の回転体11と、複数の回転体11をそれぞれ支持する複数の軸受手段としての軸受部材13と、軸受部材13に支持された回転体11を吹き付け面に弾性的に押し付ける押圧手段としてのバネ部材14と、複数の回転体11を包囲する包囲体15と、を備えるヘッド部10と、包囲体15内を負圧にし、掻取歯12により掻き取られた石綿を吸引する吸引手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物内の天井等に吹き付けられている石綿を剥離させて回収する石綿回収装置に関する。
建物の耐火性能、断熱性能、吸音性能等を高めるために、建物の天井、壁、床などに石綿が吹き付けられている。石綿は、蛇紋岩や角閃石が繊維状に変形した天然の鉱物であるが、この繊維状を呈している石綿を肺に吸入すると肺癌などの疾病発生のおそれのあることが判明し、大きな公害問題となっている。そこで、現在、建物の天井や壁、床などの吹き付け面に吹き付けられている石綿の回収が急ピッチで行われている。
特許文献1には、石綿を掻き落として回収する石綿吸引装置のアタッチメントが記載されている。図4に示すように、特許文献1に記載のアタッチメントは、車輪102に移動可能に設けられた架台101と、この架台101に適宜の拘持手段により上下調整可能に支持された吸入筒104と、この吸入筒104の先端部にこれと連通状態で取り付けられたホッパー105と、ホッパー105の内部に設置され、駆動手段によって石綿に対して掻取動作を行う石綿掻取体106とを具備し、吸入筒104に負圧吸引手段から延びる吸引ホース103が接続されている。石綿掻取体106は、外周一部に掻取片107aを突設させた複数個の掻取ドラム107を、等角度ずつ位相をずらして列設した状態に構成され、ホッパー105の両側壁の間に軸受108を介して軸支された回転軸109上に固設されている。
実開平2−1288号公報
特許文献1に記載のアタッチメントを用いれば、石綿掻取体106が回転することにより、掻取ドラム107の掻取片107aが石綿を天井から掻き落とし、この掻き落とされた石綿はホッパー105内に落下して、吸入筒104および吸引ホース103を経てタンクなどに回収することができる。しかしながら、特許文献1に記載のアタッチメントでは、複数の掻取ドラム107が同軸に設けられているので、石綿の吹き付け量が異なることにより吹き付け面の表面が凸凹していたり、天井そのものが凹凸していたり湾曲していたりする場合、掻き取りが十分でなく、掻き取り残しが発生しやすい。そうなると、石綿の掻き取り残しがなくなるまで、同じ箇所を何度も往復作業しなければならず、作業効率が悪い。
そこで本発明は、石綿が吹き付けられている吹き付け面に凹凸や湾曲面があっても、掻き取り残しがなく、一回の掻き取り作業で石綿を効率よく回収することが可能な石綿回収装置を提供することを目的とする。
本発明の石綿回収装置は、吹き付け面に吹き付けられている石綿を掻き取る掻取手段を外周面に備えた複数の回転体と、複数の回転体をそれぞれ支持する複数の軸受手段と、軸受手段に支持された回転体を吹き付け面に弾性的に押し付ける押圧手段と、複数の回転体を包囲する包囲体と、を備えるヘッド部と、包囲体内を負圧にし、掻取手段により掻き取られた石綿を吸引する吸引手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、押圧手段が、軸受手段にそれぞれ支持されている回転体を、石綿が吹き付けられている吹き付け面に弾性的に押し付けることにより、回転体はそれぞれ独立した状態で吹き付け面に当接する。これにより、吹き付け面に凹凸や湾曲面があっても、その凹凸や湾曲面に合わせて回転体が配列されることとなる。回転体が回転すると、回転体のそれぞれの外周面に備えられた掻取手段が吹き付け面の石綿を掻き取り、掻き取られた石綿は包囲体へと落下する。包囲体内は、吸引手段により負圧に形成されていることから、掻き取られた石綿は外部へ飛び散ることなくすべて包囲体内へと落下する。
ここで、掻取手段を弾性部材で形成する方が望ましい。
上記構成により、押圧手段によって回転体が吹き付け面に押し付けられる際の掻取手段の破損ならびに吹き付け面の破損を防止することができる。また、押圧手段による押し付け力を調整することにより、掻取手段の弾性変形量を調整して掻取手段の弾性反発力を調整することができるので、石綿の掻き取り力を容易に調整することができる。
また、複数の回転体は、掻き取り方向に対して、千鳥状となるように前後方向に複数列配列され、隣接する回転体との離間距離が、当該回転体の幅よりも狭くなるように配置されている方が望ましい。
隣接する回転体との離間距離が、当該回転体の幅よりも狭くなるように配置されていることにより、前列に配列された回転体どうしの隙間には、後列に配列された回転体が位置することとなり、掻き取り方向に対して、隙間なく回転体を配置することができ、掻き取り残しを防止することができる。
吸引手段は、反応管と、反応管よりも口径が小さく、高圧流体を反応管内に噴射する噴射ノズルとを備え、噴射ノズルから高圧流体を反応管内に噴射することにより形成された負圧により包囲体内を負圧にするものとすることができる。
たとえば、吹き付け面から掻き取った石綿と酸とを混合して水熱反応を促進させることにより、石綿の化学結合を分解して無害化することができることが知られているが、本発明によれば、上記構成を備えたことにより、酸などの液体を高圧流体として噴射ノズルから反応管内に噴射する際に形成される負圧を利用して包囲体内を負圧にし、この負圧により掻き取られた石綿を反応管内に吸引することで、回収した後の石綿の無害化処理まで連続して行うことができる。このように、連続した処理を行うことで、回収した後の石綿の取り扱いが容易となり、より安全な石綿回収装置とすることができる。
また、本発明の石綿回収装置は、ヘッド部を支持する架台と、ヘッド部を吹き付け面に弾性的に押し付ける押圧手段と、を備え、架台は、当該架台を前後左右に移動可能にする移動手段と、ヘッド部を進行方向に対して前後方向に移動可能な案内部とを備えることが望ましい。
架台に備えられた移動手段により、架台は、吹き付け面が設置されている建物内の床面を前後左右に移動することができる。そして、ヘッド部が、架台に備えられた案内部によって進行方向に対して前後方向に移動可能であるので、障害物などで架台が床面を前進できない場合であっても、ヘッド部のみが前進することができる。これにより、複雑な構造の建物内であっても、掻き取り残しが生じないように、くまなく吹き付け面から石綿を回収することができる。さらに、ヘッド部は、架台に備えられた押圧手段により常に吹き付け面に弾性的に押し付けられており、吹き付け面とヘッド部の上面との間に隙間が生じにくい状態であるので、掻き取られた石綿が包囲体から漏れて外部へ飛び散ることを防止することができる。
本発明によれば、押圧手段が、軸受手段にそれぞれ支持されている複数の回転体を、それぞれ独立した状態で吹き付け面に弾性的に押し付けることにより、吹き付け面に凹凸や湾曲面があっても、一回の掻き取り作業で石綿を残らず掻き取って回収することができ、作業効率の向上を図ることができる。また、包囲体内は、吸引手段により負圧に形成されていることから、掻き取られた石綿を外部へ飛び散らせることなくすべて包囲体内へと落下させることができ、作業者が誤って石綿を吸引してしまったり、建物内に飛散したりすることを防ぐことができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態における石綿回収装置について説明する。図1は、本実施の形態における石綿回収装置のうち、石綿回収部分を示す概略図であり、図2は、本実施の形態における石綿回収装置のうち無害化装置部分を示す概略図である。図3は、図2の無害化装置を構成する混練管の断面図である。
本実施の形態における石綿回収装置1は、ヘッド部10と、このヘッド部10を支持部材17により支持する架台20と、吸引手段30とを備える。
ヘッド部10は、吹き付け面に吹き付けられている石綿を掻き取る掻取歯12を外周面に備えた複数の回転体11と、これら複数の回転体11を包囲する包囲体15とを備えている。回転体11は中空の円柱状部材からなり、回転体11の両側に設けられた軸部材(図示せず)が軸受部材13にそれぞれ軸支されている。複数の回転体11は、掻き取り方向Sに対して、その配置が千鳥状となるように前後方向に2列に配列されている。また、それぞれの回転体11は、隣接する回転体11との離間距離W2が、回転体11の幅W1よりも狭くなるように配置されている。
掻取歯12は、ゴムなどの弾性部材より、縦断面が基端から先端に向かって先細りとなるように形成されている。また、掻取歯12は、回転体11の外周面に、回転体の幅方向にわたって備えられている。
軸受部材13の下端部は、包囲体15の底面に接続されている。また、軸受部材13には、軸受部材13に支持された回転体11を吹き付け面に弾性的に押し付ける押圧手段としてのバネ部材14がそれぞれ設けられている。
包囲体15は、石綿の吹き付け面に接する上面側が平面視略矩形状に開口した箱体である。包囲体15が前進または後退する際に、包囲体15の上端部が天井面に接触して内側に巻き込まれてしまうことを防ぐために、包囲体15の上端部はそれぞれ、外側に緩やかに湾曲した庇状となっている。包囲体15は、上面側から下方にむかって徐々に横断面積が小さくなるように形成されており、底面には、回転体11の掻取歯12により掻き取られた石綿を吸引する吸引口(図示せず)が設けられている。この吸引口には、蛇腹状のホース16が連結されており、このホース16は、後述する吸引手段30に連結されている。
架台20は、直方体状の箱体であり、下面側の4つの角部に、架台20を前後左右に移動可能にする移動手段としての車輪21をそれぞれ備えている。また、架台20の上面側には、ヘッド部10を進行方向に対して前後方向に移動可能とする案内部としてのレール22が備えられている。架台20の前後左右の移動は、リモートコントロールで操作することにより架台20に内蔵された制御装置を介して車輪21を動作させることにより行うことができる。なお、架台20は、用途によって2つ以上直列状に接続することができるようになっており、それぞれの架台20に設けられたレール22を連結させることで、架台20上を移動するヘッド部10の移動量を増加させることもできる。
ヘッド部10を支持する支持部材17は、下端部に、レール22を走行可能な車輪19を備えており、先端部が、包囲体15の、掻き取り方向Sに平行となる一対の側部に取り付けられている。支持部材17の略中央部には、ヘッド部10を上下方向に移動させることが可能な伸縮装置18が設けられており、伸縮装置18内には、ヘッド部10を吹き付け面に弾性的に押し付ける押圧手段としてのバネ部材が備えられている。支持部材17は、伸縮装置18によりヘッド部10の高さ方向を調整するとともに、バネ部材によりヘッド部10を吹き付け面に弾性的に押圧した状態で、レール22を前進または後退する。ヘッド部10の高さ方向および前後方向の調整は、リモートコントロールで操作することにより架台20に内蔵された制御装置を介して伸縮装置18ならびに支持部材17を動作させることにより行うことができるが、制御装置を介さずに手動で動作させることもできる。
ホース16は、吸引手段30を構成する反応管としての混練管31に設けられた吸引口34に連結されている。図1から図3に示すように、吸引手段30は、掻き取られた石綿を無害化する無害化装置100の一部であり、混練管31と、混練管31よりも口径が小さく、貯留タンク33に貯留された高圧流体としての酸溶液を混練管31内に噴射する噴射ノズル32とを備えている。吸引手段30は、噴射ノズル32から高圧ポンプ35を介して高圧流体を混練管31内に噴射することにより、噴射ノズル32の下流側に形成される負圧で、吸引口34からホース16を介して包囲体15内を負圧にする。
本実施の形態における無害化装置100は、高圧ポンプ35により噴射された酸溶液によって形成される負圧により、回転体11の掻取歯12によって掻き取られた石綿を吸引口34から吸引し、酸溶液と石綿とを混合・攪拌する混練管31と、混合・攪拌された石綿と酸溶液との混練物を加温する面状発熱体42と、加温された混練物に対して電磁波を照射する電磁波照射装置45と、電磁波照射装置45により電磁波が照射された混練物に付着する未反応物を酸またはアルカリ溶液や水により洗浄して溶出する洗浄装置50と、電磁波照射装置45により電磁波が照射され、洗浄装置50により洗浄された混練物を固液分離する脱水機60と、を備える。
貯留タンク33は、酸溶液を貯留する従来公知のタンクであり、内周面が酸により腐食されないようコーティングが施されている。貯留タンク33と混練管31とは連結管36によって連結されており、連結管36には前述した高圧ポンプ35が設けられている。この高圧ポンプ35としては、プランジャポンプなどの従来公知の高圧ポンプを用いることができる。
図3に示すように、混練管31には、貯留タンク33に貯留された溶出液を混練管31内に噴射する噴射ノズル32と、噴射ノズル32から噴射された高圧の酸溶液にフッ化ガスを注入するフッ化ガス導入管37と、前述した吸引口34とが設けられている。
フッ化ガス導入管37は、混練管31の噴射ノズル32の先端よりも上流側に設けられている。フッ化ガス導入管37は連結管38によりフッ化ガスタンク39と連結されており、連結管38には、フッ化ガスタンク39に貯留されたフッ化ガスの混練管31内への注入圧を調整するポンプ40が設けられている。フッ化ガスタンク39に貯留されたフッ化ガスは、ポンプ40により注入圧が調整された状態でフッ化ガス導入管37より混練管31内に導入され、噴射ノズル32の外周を回るようにして下流側へと流れ、噴射ノズル32から混練管31内に噴射された酸溶液のキャビテーションの発生を防止する。
面状発熱体42は、混練管31にパイプ44を介して連結された加温管43に、この加温管43の外周面を覆うようにして取り付けられている。面状発熱体42としては、従来公知のものを用いることができるが、PTC(Positive Temperature Coefficient)特性を有する面状発熱体を用いる方が望ましい。PTC面状発熱体は均一な温度分布を示すので、PTC面状発熱体を用いることにより加温管43内を流れる混練物を均一に加温することができる。面状発熱体42による混練物の加温時間は、高圧ポンプ35の圧力を操作することで混練物の流速を調整したり、加温管43に取り付ける面状発熱体42の大きさや個数を変更して加温領域を調整したりすることによって調整される。
電磁波照射装置45は、加温管43にパイプ47を介して連結された電磁波照射管46に設けられている。電磁波照射装置45は、電磁波照射管46内を流れる混練物に300MHz〜30GHz程度の電磁波を照射するものであり、これにより混練物の水熱反応を促進させて、重金属を含む組成物を分解して無害化するものである。
洗浄装置50は、電磁波照射管46にパイプ53を介して連結された洗浄管51と、洗浄管51に設けられた洗浄液導入口52からなる。洗浄液導入口52からは、洗浄水としての酸またはアルカリの溶出液や水などが洗浄管51内に噴射される。この洗浄装置50は、電磁波照射装置45により電磁波が照射された混練物に溶出液を噴射することにより、混練物に付着した未反応物を溶出して除去するものである。洗浄装置50により未反応物が除去された混練物は、一旦スラリータンク54に貯留される。スラリータンク54に貯留された混練物は、連結管55に設けられたポンプ56により脱水機60へと搬送される。
脱水機60は、洗浄装置50で未反応物が除去された混練物を固液分離するものであり、遠心分離機や真空脱水機などの従来公知のものを用いることができる。脱水機60は、連結管61を介して循環装置70に連結されている。循環装置70には、脱水機60で分離された液体成分を回収して貯留タンク33ならびに洗浄液導入口52へと供給するものである。循環装置70には、ウェッジワイヤスクリーン(図示せず)などのフィルタ71が設けられており、これにより液体成分に含まれる小さな固形成分は除去される。循環装置70と、貯留タンク33ならびに洗浄液導入口52とは、分岐管73を介してそれぞれ連結されており、ポンプ72によりそれぞれ供給される。
本実施の形態では、混練管31、加温管43、電磁波照射管46、洗浄管51ならびにパイプ44,47,53が反応管として機能するものである。
次に、本実施の形態における石綿回収装置1ならびに無害化装置100の動作態様について説明する。
まず、作業者は、石綿が吹き付けられた天井面を有する空間内に石綿回収装置1を搬入し、掻き取り方向Sに対してレール22が平行となるように架台20を配置する。次に、リモートコントロールまたは手動により、伸縮装置18を作動させてヘッド部10の高さ方向を調整し、回転体11の掻取歯12ならびに包囲体15の上面側開口部を天井に接触させる。このとき、それぞれの軸受部材13に設けられたバネ部材14により、複数の回転体11は、それぞれ独立した状態で天井面に弾性的に押圧されている。
ここで、天井面に凹凸や湾曲面があっても、それぞれの回転体11はそれぞれ独立した状態で軸支されるとともにバネ部材14により押圧されていることから、すべての回転体11が天井面に当接するようにヘッド部10の高さ方向を調整すれば、回転体11をそれぞれ天井面の凹凸や湾曲面に沿うように当接させて配列することができる。このとき、天井面の形状によっては、天井面に過度に押し付けられる回転体11が生じるが、回転体11はバネ部材14により押圧されているとともに、掻取歯12がゴムなどの弾性部材より縦断面が基端から先端に向かって先細りとなるように形成されていることから、過度な押し付け力に対して、掻取歯12は天井面に沿うように弾性変形することができ、掻取歯12の破損ならびに天井面の破損を防止することができる。
また、伸縮装置18でヘッド部10の高さ方向を調整して、バネ部材14による回転体11の押し付け力を調整することにより、掻取歯12の弾性変形量を調整して掻取歯12の弾性反発力を調整することができるので、石綿の掻き取り力を容易に調整することができる。
また、伸縮装置18に内蔵されたバネ部材により、包囲体15の上面側開口部も、天井面に弾性的に押圧されており、包囲体15の上面側開口部と天井面との間には、隙間がわずかにある程度となっている。
石綿回収装置1を作動させると、回転体11が回転し、掻取歯12が天井面の石綿を掻き取り、掻き取られた石綿は包囲体15へと落下する。このとき、無害化装置100の噴射ノズル32から高圧ポンプ35を介して高圧流体が混練管31内に噴射されることにより、噴射ノズル32の下流側に形成される負圧で、包囲体15内が負圧になっていることから、掻き取られた石綿は外部へ飛び散ることなくすべて包囲体15内へと落下する。
作業者は、回転体11を回転させながら、リモートコントロールにより、架台20を前進または後退させて天井面に吹き付けられた石綿を回収していく。なお、回転体11は、隣接する回転体11との離間距離W2が、回転体11の幅W1よりも狭くなるように配置されていることにより、前列に配列された回転体11どうしの隙間には、後列に配列された回転体11が位置することとなり、掻き取り方向Sに対して、隙間なく回転体11が配置されているので、掻き取り残しが生じることなく、石綿の回収を進めていくことができる。
一方の端部から石綿の回収を進め、架台20を前進または後退させて他方の端部まで回収が済んだら、架台20を左右方向どちらかに移動させて、さらに回収を進めていく。このように、架台20を空間内で移動させることで、くまなく石綿を回収していくことができる。なお、ヘッド部10を支持する支持部材17が、架台20に備えられたレール22上を掻き取り方向Sに対して前後方向に移動可能であるので、障害物などで架台20が床面を前進できない場合であっても、ヘッド部10のみを前進させることができる。これにより、複雑な構造の建物内であっても、掻き取り残しが生じないように、くまなく天井面から石綿を回収することができる。
このようにして掻き取られた石綿は、吸引口34から混練管31内に吸引される。ここで、噴射ノズル32により混練管31内に噴射された酸溶液に、フッ化ガス導入管37から圧力が調整された状態でフッ化ガスが注入されることにより、噴射ノズル32から噴射された酸溶液のキャビテーションの発生が防止され、エネルギ損失のない状態で、酸溶液が、吸引された石綿と勢いよく衝突する。これにより、石綿が細かく衝撃破砕されながら、酸溶液と混練され下流側へと押し流されていく。このようにして、細かく破砕されることで石綿の総表面積が増加するのに伴い、混練管31内において、酸溶液との反応効率が高まる。さらに、混練管31内にフッ化ガスが注入されることにより、石綿はフッ化ガスによっても細かく破砕されて混練されるので、石綿の水熱反応がさらに促進されることとなる。
酸溶液ならびにフッ化ガスと混練された状態で混練管31内を押し流されていく混練物は、混練物どうしの粒子間衝突によってさらに細かく破砕されながら混練管31内を流れていき、パイプ44を通過して面状発熱体42が設けられた加温管43へと流れていく。
そして、面状発熱体42によって、混練物は、水熱反応を促進させる温度範囲、具体的には30〜180℃程度に加温される。そして加温された状態で、パイプ47を通過して電磁波照射装置45が設けられた電磁波照射管46へと流れていく。電磁波照射管46に到達した混練物は、電磁波照射装置45により電磁波が照射され、混練物の粒子内部からの発熱により水熱反応が進行し、短時間で混練物が無害化される。混練物は、上流側の混練管31内を流れる過程で細かく破砕された状態となっているので、石綿の総表面積が増加するのに伴い、面状発熱体42による加温工程や電磁波照射装置45による電磁波照射工程においても高い反応効率を示す。
電磁波照射装置45により電磁波が照射された混練物は、さらに下流へと流されていく。このとき、混練物の表面には未反応物が付着しているが、下流側へと流れる際に、フッ化ガス導入管37によって混練管31内に導入されたフッ化ガスとさらに混練されながら流れていくので、これにより、未反応物が溶出されていき、混練物が洗浄される。また、混練物は、電磁波照射装置45の下流側に設けられた洗浄装置50において、洗浄液導入口52からの洗浄液の噴射によりさらに洗浄される。これにより、混練物の表面に付着する未反応物がほぼ完全に取り除かれ、石綿は、無害化された反応物の状態となる。
なお、噴射ノズル32の下流側に負圧を形成しやすくするとともに、混練管31内で混練された混練物の搬送力を高めるために、混練管31を下流側が上流側よりも上方となるように傾いた状態で配置したり、混練管31の下流側に逆U字形の連結管を接続したりするとよい。このような構成とすることにより、混練管31内で酸溶液と石綿の混練が進むにつれ、混練管31の下流側において混練物が混練管31を徐々に塞いでいきやすくなるので、噴射ノズル32の下流側における負圧の形成が容易になるとともに、噴射ノズル32から噴射される酸溶液の噴射圧により、強力な押圧力で混練物を混練管31より下流側に押し流すことができる。
未反応物がほぼ完全に取り除かれた混練物は、脱水機60により固液分離される。脱水機60で固液分離されることにより、固形物は、骨材や盛土、埋め戻し材などに利用することが可能となる。また、液体成分は、循環装置70で回収されフィルタ71により細かい固形成分が除去された後、分岐管73を介して貯留タンク33ならびに洗浄液導入口52へと供給することもできる。
なお、電磁波照射装置45により電磁波が照射された混練物の十分な反応時間を確保するため、電磁波照射装置45と洗浄装置50の間、もしくは洗浄装置50よりも下流側に、混練物を攪拌する攪拌手段や電磁波照射手段を備えた養生装置を設ける構成としてもよい。
このように、本実施の形態によれば、バネ部材14が、軸受部材13にそれぞれ支持されている複数の回転体11を、それぞれ独立した状態で天井面に弾性的に押し付けることにより、天井面に凹凸や湾曲面があっても、回転体11はそれぞれ独立して天井面の凹凸や湾曲面に沿うように当接するので、一回の掻き取り作業で石綿を残らず掻き取って回収することができ、作業効率の向上を図ることができる。また、包囲体15内は、吸引手段30により負圧に形成されていることから、掻き取られた石綿を外部へ飛び散らせることなくすべて包囲体15内へと落下させることができ、作業者が誤って石綿を吸引してしまったり、建物内に飛散したりすることを防ぐことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明の石綿回収装置は上記実施の形態に限るものではない。たとえば、本実施の形態では、ヘッド部10の回転体11は前後に5つ配列されていたが、回転体11の数はこれに限らず、適宜設定することができる。また、本実施の形態では、車輪21が架台20の下面側に直に配置されていたが、これに限らず、天井面が高い場合には、架台20と車輪21との間に、架台20ならびにヘッド部10の重量を支持可能な脚部を介することで、架台20を高く配置してもよい。
また、本実施の形態では、石綿回収装置1の吸引手段30が無害化装置100の構成の一部であったが、これに限らず、吸引ポンプなどにホース16を連結することによって、包囲体15内を負圧にし、掻き取られた石綿を別途設けられた貯留タンクなどに貯留する構成としてもよい。しかしながらこの場合、貯留タンクに貯留された石綿を無害化装置100に移送する工程で、石綿が飛散して作業員の健康が害されるおそれもあることから、本実施の形態のように、無害化装置100にホース16を連結し、無害化装置100の構成の一部を吸引手段30として機能させる方が望ましい。これにより、吸引ポンプなど吸引手段として機能する装置を省略することができるとともに、石綿が飛散する可能性を限りなく小さくすることができる。
本発明は、天井などに吹き付けられた石綿を回収する装置として有用である。特に、石綿が吹き付けられている吹き付け面に凹凸や湾曲面があっても、掻き取り残しがなく、一回の掻き取り作業で石綿を効率よく回収することが可能な石綿回収装置として好適に用いることができる。
本実施の形態における石綿回収装置のうち、石綿回収部分を示す概略図である。 本実施の形態における石綿回収装置のうち無害化装置部分を示す概略図である。 図2の無害化装置を構成する混練管の断面図である。 従来の石綿吸引装置を示す図であり、(a)は全体の概略側面図、(b)はアタッチメントの平面図である。
符号の説明
1 石綿回収装置
100 無害化装置
10 ヘッド部
11 回転体
12 掻取歯
13 軸受部材
14 バネ部材
15 包囲体
16 ホース
17 支持部材
18 伸縮装置
19 車輪
20 架台
21 車輪
22 レール
30 吸引手段
31 混練管
32 噴射ノズル
33 貯留タンク
34 吸引口
35 高圧ポンプ
36 連結管
37 フッ化ガス導入管
38 連結管
39 フッ化ガスタンク
40 ポンプ
42 面状発熱体
43 加温管
44 パイプ
45 電磁波照射装置
46 電磁波照射管
47 パイプ
50 洗浄装置
51 洗浄管
52 洗浄液導入口
53 パイプ
54 スラリータンク
55 連結管
56 ポンプ
60 脱水機
61 連結管
70 循環装置
71 フィルタ
72 ポンプ
73 分岐管

Claims (5)

  1. 吹き付け面に吹き付けられている石綿を掻き取る掻取手段を外周面に備えた複数の回転体と、前記複数の回転体をそれぞれ支持する複数の軸受手段と、前記軸受手段に支持された回転体を前記吹き付け面に弾性的に押し付ける押圧手段と、前記複数の回転体を包囲する包囲体と、を備えるヘッド部と、
    前記包囲体内を負圧にし、前記掻取手段により掻き取られた石綿を吸引する吸引手段と、
    を備える石綿回収装置。
  2. 前記掻取手段は、弾性部材よりなる請求項1または2記載の石綿回収装置。
  3. 前記複数の回転体は、掻き取り方向に対して、千鳥状となるように前後方向に複数列配列され、隣接する回転体との離間距離が、当該回転体の幅よりも狭くなるように配置されている請求項1または2に記載の石綿回収装置。
  4. 前記吸引手段は、反応管と、前記反応管よりも口径が小さく、高圧流体を前記反応管内に噴射する噴射ノズルとを備え、噴射ノズルから前記高圧流体を前記反応管内に噴射することにより形成される負圧により、前記包囲体内を負圧にするものである請求項1から3のいずれかの項に記載の石綿回収装置。
  5. 前記ヘッド部を支持する架台と、
    前記ヘッド部を前記吹き付け面に弾性的に押し付ける押圧手段と、を備え、
    前記架台は、当該架台を前後左右に移動可能にする移動手段と、前記ヘッド部を進行方向に対して前後方向に移動可能な案内部とを備える請求項1から4のいずれかの項に記載の石綿回収装置。
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