JP2008068770A - 自動車用リヤバンパー - Google Patents

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Abstract

【課題】バンパー本体と排気ガス誘導板部とが一体成形されたリヤバンパーにおいて、排気ガス誘導部の形状を排気ガスの誘導が効果的に行える形状としながら、成形時にはアンダーカット部を生じ難くして型構造をシンプルなものとし、製造コストを低減する。
【解決手段】バンパー本体2の下部に排気ガス誘導板部3を一体成形する。排気ガス誘導板部3とバンパー本体2との間にはヒンジ部4を設ける。排気ガス誘導板部3の位置を、ヒンジ部4を支点にして、バンパー本体2の成形型の移動方向に延びる成形位置と、排気ガスを車体後方へ誘導するように排気管の形状に対応して延びる排気ガス誘導位置とに切り替え可能にする。排気ガス誘導板部3には、排気ガス誘導位置にあるときにバンパー本体2の被係合部42a、47aに係合する係合片部33、36を設ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動車の後部に取り付けられるリヤバンパーに関し、特に、排気管から吐出される排気ガスを車体後方へ誘導する構造の技術分野に属する。
従来より、例えば、特許文献1に開示されているように、自動車の後部にはリヤバンパーが設けられている。このリヤバンパーは、意匠面を構成するとともに車体に取り付けられるバンパー本体と、該バンパー本体の下部に設けられ、排気管から吐出される排気ガスを車体後方へ誘導してバンパー本体の内側に入り込み難くする排気ガス誘導板部とを備えている。このようなリヤバンパーは、一般に、バンパー本体と排気ガス誘導板部とが樹脂材で一体成形されている。
特開平8−91149号公報
ところで、排気管の車両後端側は、略水平に延びている場合や、下方へ傾斜して延びている場合がある。この排気管の延びる方向に排気ガスが吐出されるので、排気ガス誘導板部は、吐出される排気ガスを車体後方へ効果的に誘導するために、排気管の後端側の形状に対応するように成形するのが好ましい。
しかしながら、リヤバンパーを成形するための成形型の移動方向は、該リヤバンパーの大部分を占めるバンパー本体の成形性を考慮して設定される。従って、その成形型の移動方向でアンダーカット部ができるだけ生じないように、排気ガス誘導板部の形状を設定する必要が生じる。これは、アンダーカット部が生じると成形型にスライド型が必要になって型構造が複雑になり、ひいては、製造コストが高騰するからである。このため、排気ガス誘導板部の形状の設定自由度は低く、排気ガスを効果的に誘導できない虞れがある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、バンパー本体と排気ガス誘導板部とが一体成形されたリヤバンパーにおいて、排気ガス誘導部の形状を排気ガスの誘導が効果的に行える形状としながら、成形時にはアンダーカット部を生じ難くして型構造をシンプルなものとし、製造コストを低減することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、自動車の後部に取り付けられるバンパー本体と、該バンパー本体の下部に設けられ、排気管から吐出される排気ガスを車体後方へ誘導するように、該排気管の上側の形状に対応して延びる排気ガス誘導板部とを備えた自動車用リヤバンパーにおいて、上記バンパー本体と上記排気ガス誘導板部との間にはヒンジ部が設けられ、該ヒンジ部を介して上記バンパー本体と上記排気ガス誘導板部とが一体成形され、上記排気ガス誘導板部が、上記ヒンジ部により、上記バンパー本体の成形型の移動方向に延びる成形位置と、排気ガスを車体後方へ誘導するように上記排気管の形状に対応して延びる排気ガス誘導位置とに切り替えられ、上記排気ガス誘導板部には、排気ガス誘導位置にあるときに上記バンパー本体に固定される固定部が設けられている構成とする。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、排気ガス誘導板部の固定部は、バンパー本体に設けられた被係合部に係合する係合片部である構成とする。
請求項3の発明では、請求項1または2の発明において、排気ガス誘導板部の車幅方向両縁部には、フランジ部が形成され、バンパー本体には、上記排気ガス誘導板部が排気ガス誘導位置にあるときに上記フランジ部に重なる重ね合わせ部が形成されている構成とする。
請求項4の発明では、請求項2または3の発明において、排気ガス誘導板部の係合片部は、フランジ部に設けられ、バンパー本体の被係合部は、重ね合わせ部に設けられ、上記フランジ部及び重ね合わせ部の少なくとも一方には、補強部が設けられている構成とする。
請求項5の発明では、請求項3または4の発明において、排気ガス誘導板部は、排気管の外形状に沿うように上方へ湾曲するように形成され、上記排気ガス誘導板部には、該排気ガス誘導板部と係合片部とを連結する連結部が設けられている構成とする。
請求項1の発明によれば、排気ガス誘導板部の形状を排気ガスを誘導し易い形状としていても、バンパー本体の成形性を考慮して設定した成形型の移動方向に対応するように、排気ガス誘導板部を成形位置でバンパー本体と一体成形できる。そして、成形後、排気ガス誘導板部をヒンジ部を支点に回動させて排気ガス誘導位置にし、バンパー本体に固定できる。これにより、排気ガスを排気ガス誘導板部により効果的に誘導できるようにしながら、成形時にはアンダーカット部を生じ難くして型構造をシンプルにでき、よって、製造コストを低減できる。
請求項2の発明によれば、排気ガス誘導板部を成形位置から排気ガス誘導位置に切り替えた際、該排気ガス誘導板部の係合片部をバンパー本体の被係合部に係合させるだけで、排気ガス誘導板部を排気ガス誘導位置でバンパー本体に固定することができ、その作業性を良好にできる。
請求項3の発明によれば、排気ガス誘導位置にある排気ガス誘導板部の両フランジ部がバンパー本体の重ね合わせ部と重なった状態になる。これにより、排気管から吐出された排気ガスが排気ガス誘導板部の車幅方向両縁部からバンパー本体の内側に容易に入り込まないようにすることができる。
請求項4の発明によれば、フランジ部及び重ね合わせ部の少なくとも一方の剛性を高めることができる。これにより、係合片部を被係合部に係合させた状態でフランジ部や重ね合わせ部の変形量を小さくすることができ、係合片部が被係合部から離脱してしまうことを回避できる。
請求項5の発明によれば、排気ガス誘導板部と係合片部とを連結したので、係合片部の剛性を向上させて変形量を小さくできる。これにより、係合片部を被係合部にしっかりと係合させておくことができる。また、排気ガス誘導板部の剛性も高めることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1、2は、本発明の実施形態に係る自動車用リヤバンパー1を示すものである。このリヤバンパー1は、例えば、乗用自動車(図示せず)の車体後部に装着されるものである。この自動車の排気管M(図4に仮想線で示す)の後端側は、車体右側寄り位置付けられ、下方へ傾斜して延びている。従って、排気ガスは、車体後方へ向けて斜め下方へ吐出されることになる。尚、以下の説明では特に説明しない場合、「前」及び「後」はそれぞれ「車両前後方向前」及び「車両前後方向後」を意味しており、「左」及び「右」は、それぞれ車体を基準とした「車幅方向左」及び「車幅方向右」を意味している。
上記リヤバンパー1は、ポリプロピレン等の樹脂材を射出成形してなる一体成形物であり、自動車に取り付けられるバンパー本体2と、排気管Mから吐出される排気ガスをバンパー本体2の外側である車体後方へ誘導するように延びる排気ガス誘導板部3と、これらバンパー本体2と排気ガス誘導板部3との間に設けられたヒンジ部4とを備えている。
上記バンパー本体2は、左右方向に延び左右両側が前方へ湾曲した縦板部20と、縦板部20の上縁部及び下縁部から前方へ延びる上板部21及び下板部22と、縦板部20の左縁部及び右縁部から車体内側へ向けて延びる左板部23及び右板部24とで構成され、図4に示すように、縦断面形状は前方に開放する略コ字状となっている。縦板部20の下縁部の高さ位置は、リヤバンパー1を後方から見たときに排気管Mが見えないように低めに設定されている。これは、自動車の外観意匠の要求によるものである。
図3にも示すように、上記縦板部20の左右方向略中央部には、ナンバープレート(図示せず)を取り付けるための凹部25が形成されている。尚、図1〜図3における符号25aは、貫通孔である。また、図5に示すように、下板部22における排気管Mに対応する右寄りの部位には、前方へ開放する略コ字状の切欠部26が形成されている。この切欠部26内に、排気ガス誘導板部3が位置付けられるようになっている。
上記排気ガス誘導板部3は、上方へ湾曲している。この排気ガス誘導板部3の左右両側には、左側及び右側フランジ部31、32がそれぞれ形成されている。排気ガス誘導板部3は、排気管Mから上方に所定距離離れて位置するとともに、該排気管Mの後端側の外形状に沿うように後側行くほど下方に位置するように傾斜して延びており、その前側が後側に比べて上方へ大きく盛り上がった形状となっている。従って、排気ガス誘導板部3の左右方向の寸法は、後側へ行くほど短くなっている。
上記左側フランジ部31は、排気ガス誘導板部3よりも厚肉とされ、排気ガス誘導板部3の形状に対応するように、後側へ行くほど右側に位置するように延びている。この左側フランジ部31の前端部における左縁部には、左側係合片部33が上方へ突設されている。この左側係合片部33は、図7に示すように、上側へ行くほど左側に位置するように僅かに傾斜している。左側係合片部33の上端部には、左側へ向けて突出する突起33aが形成されており、左側係合片部33は全体として鈎形状をなしている。左側フランジ部31における湾曲部30との境界部分近傍には、上方へ突出して前後方向に延びる左側突条部34が形成されている。この左側突条部34は、左側フランジ部31と同様に後側へ行くほど右側に位置するように傾いている。左側突条部34は本発明の補強部を構成しており、この突条部34により左側フランジ部31の剛性が高められている。
上記右側フランジ部32は、左側フランジ部31と左右対称形状に形成され、後側へ行くほど左側に位置するように延びている。この右側フランジ部32の前端部における右縁部には、上記左側係合片部33と同様な右側係合片部36が上側へ行くほど右側に位置するように僅かに傾斜して設けられている。右側係合部36の突起36aは右側へ向けて突出している。右側フランジ部32の湾曲部30との境界部分近傍には、補強部としての右側突条部37が形成されている。
上記排気ガス誘導板部3の後縁部は左右方向に延びている。この排気ガス誘導板部3の後縁部と、バンパー本体2の切欠部26における後縁部と間に、上記ヒンジ部4が位置している。このヒンジ部4は、排気ガス誘導板部3の前側を、左右方向に延びる軸周りに回動させるためのものであり、バンパー本体2及び排気ガス誘導板部3よりも薄肉とされた薄肉ヒンジで構成されている。このヒンジ部4により、排気ガス誘導板部3は、詳細は後述するが、バンパー本体2を成形する成形型(図示せず)の型移動方向に延びる成形位置(図4に実線で示す)と、自動車に組み付けられた状態の排気ガス誘導位置(図4に仮想線で示す)とに切り替えられるようになっている。この図から分かるように、排気ガス誘導板部3は、排気ガス誘導位置にあるときに、排気ガスの吐出方向に延びるように位置付けられている。
図5及び図6に示すように、上記バンパー本体2の切欠部26の左縁部には、上記左側フランジ部31に上方から重なる左側重ね合わせ部40が設けられている。左側重ね合わせ部40の右縁部は、排気ガス誘導位置にある排気ガス誘導板部2の左側突条部34に沿うように形成されている。この左側重ね合わせ部40の前部には、上記左側係合片部33に対応して矩形状に切り欠かれた左側切欠部41が形成されている。また、左側重ね合わせ部40の左側には、前後方向に延びる左側厚肉部42が設けられている。この左側厚肉部42は、該左側厚肉部42の周りの下板部22よりも厚くなっており、本発明の補強部を構成している。この左側厚肉部42により左側重ね合わせ部40の剛性が高められている。上記左側係合片部33は、図6や図7に示すように、上記左側厚肉部42の前端部に設定された左側被係合部42aに係合するようになっている。
上記バンパー本体2の切欠部26の右端部には、上記右側フランジ部32に上方から重なる右側重ね合わせ部45が設けられている。この右側重ね合わせ部45は、上記左側重ね合わせ部40と左右対称に形成され、その左縁部は、排気ガス誘導位置にある排気ガス誘導板部3の右側突条部37に沿うように形成されている。この右側重ね合わせ部45の前部には、右側切欠部46が形成され、また、右側には、本発明の補強部を構成する右側厚肉部47が前後方向に延びるように設けられている。上記右側係合片部47aは、上記右側厚肉部47の前端部に設定された右側被係合部47aに係合するようになっている。
上記のように構成されたリヤバンパー1は、図示しないが、固定型と、この固定型に対し接離する方向に移動する可動型(移動方向を図4に白抜きの矢印で示す)とを用いて成形される。固定型と可動型とを型閉じした状態で両型の間に形成されるキャビティの形状は、バンパー本体2及びヒンジ部4の形状に対応するとともに、可動型の移動方向に延びる排気ガス誘導板部3の形状に対応している。従って、このキャビティに溶融樹脂材を射出して冷却し硬化させると、バンパー本体2と排気ガス誘導板部3とがヒンジ部4を介して一体化したリヤバンパー1が得られ、このとき排気ガス誘導板部3は成形位置にある。このように排気ガス誘導板部3が成形位置にあることで、排気ガス誘導板部3を成形するにあたり、アンダーカット部を生じ難くなり、シンプルな型構造で容易に型開きして、リヤバンパー1を脱型することが可能になる。
脱型したリヤバンパー1の排気ガス誘導板部3を、ヒンジ部4を支点として、図5に矢印で示すように、成形位置から上方へ回動させていくと、両フランジ部31、32が両重ね合わせ部40、45に下方から重なって排気ガス誘導板部3が排気ガス誘導位置に切り替えられる。このとき、両フランジ部31、32と両重ね合わせ部40、45とが接触して、排気ガス誘導板部3が、それ以上、上方へ向けて回動しなくなる。排気ガス誘導板部3が排気ガス誘導位置に近づくと、左側及び右側係合片部33、36の上端部が左側及び右側重ね合わせ部40、45の被係合部42a、47aに下方から接触して押し付けられる。これにより、左側係合片部33が右側へ撓み変形するととともに、右側係合片36が左側へ撓み変形し、やがて、突起33a、36aが被係合部42a、47aをその上側へ乗り越える。図7に示すように、突起33a、36aが被係合部42a、47aを乗り越えると、左側及び右側係合片部33、36の形状が復元して突起33a、36aが被係合部42a、47aに上方から引っ掛かり、係合片部33、36が被係合部42a、47aに係合した状態となり、排気ガス誘導板部3が排気ガス誘導位置において固定される。このように係合片部33、36を被係合部42a、47aに係合させるだけで排気ガス誘導板部3をバンパー本体2に容易に固定することができる。上記係合片部33、36が本発明の固定部である。
上記のようにして組み立てたリヤバンパー1を自動車に取り付けると、排気ガス誘導板部3は、排気管Mの後端側から上方に離れ、しかも、排気管Mの延びる方向である排気ガスの吐出方向と略平行に位置付けられる。これにより、排気管Mから吐出された排気ガスを排気ガス誘導板部3により、バンパー本体2の外側に効果的に誘導することが可能になる。また、排気ガス誘導板部3の両フランジ部31、32がバンパー本体3の重ね合わせ部40、45に重なっているので、排気ガス誘導板部3の下方に存在する排気ガスが排気ガス誘導板部3の左右両縁部からバンパー本体2の内部へ入り込み難い。
また、例えば、リヤバンパー1に車体の振動等が伝わることがあるが、両フランジ部31、32が突条部34、37により補強されているとともに、重ね合わせ部40、45が厚肉部42、47で補強されているので、これらフランジ部31、32及び重ね合わせ部40、45の変形量は小さいものとなる。これにより、係合片部33、36が被係合部42a、47aから離脱し難くなる。
以上説明したように、この実施形態に係るリヤバンパー1によれば、排気ガス誘導板部3の形状を排気ガスを誘導し易い形状としていても、リヤバンパー本体2の成形性を考慮して設定した成形型の移動方向に対応するように、排気ガス誘導板部3を成形位置としてバンパー本体2と一体成形できる。そして、成形後、排気ガス誘導板部3をヒンジ部4を支点に上方へ回動させて排気ガス誘導位置にし、バンパー本体2に固定できる。これにより、排気ガスを排気ガス誘導板部3により効果的に誘導できるようにしながら、成形時にはアンダーカット部を生じ難くして型構造をシンプルにでき、よって、製造コストを低減できる。
また、排気ガス誘導板部3を成形位置から排気ガス誘導位置に切り替えた際、該排気ガス誘導板部3の係合片部33、36をバンパー本体2の被係合部42a、47aに係合させるだけで、排気ガス誘導板部3を排気ガス誘導位置でバンパー本体2に固定することができ、その作業性を良好にできる。
また、排気ガス誘導位置にある排気ガス誘導板部3の両フランジ部31、32をバンパー本体2の重ね合わせ部40、45に重ねているので、排気管Mから吐出された排気ガスが排気ガス誘導板部3の左右両縁部からバンパー本体2の内側に容易に入り込まないようにすることができる。
また、フランジ部31、32及び重ね合わせ部40、45を補強したので、係合片部33、36を被係合部42a、47aに係合させた状態でフランジ部31、32や重ね合わせ部40、45の変形量を小さくすることができ、係合片部33、36を被係合部にしっかりと係合させておくことができる。
また、図8、9に示す変形例のように、排気ガス誘導板部3及び左側係合片部33を連結する左側連結部50と、排気ガス誘導板部3及び右側係合片部36を連結する右側連結部51とを設けてよい。左側連結部50は、排気ガス誘導板部3の左側から左側突条部34、左側係合片部33まで延びるリブで構成されており、これによって左側フランジ部31及び左側突条部34が排気ガス誘導板部3に連結されている。また、右側連結部51も、左側連結部50と同様なリブで構成され、右側フランジ部32及び右側突条部37が排気ガス誘導板部3に連結されている。
この変形例によれば、左側係合片部33が排気ガス誘導板部3に連結されたことで、左側係合片部33の剛性が高まり、変形量を小さくすることができる。これにより、左側係合片部33を左側被係合部42aにしっかりと係合させておくことができる。また、同様に、右側係合片部36も右側被係合部47aにしっかりと係合させておくことができる。さらに、排気ガス誘導板部3や、左側及び右側フランジ部31、32の剛性も高めることができる。
尚、上記実施形態では、排気ガス誘導位置にある排気ガス誘導板部3を係合片部33、36によりバンパー本体2に固定するようにしたが、これに限らず、例えば、溶着法やネジを用いて固定するようにしてもよい。
また、左側及び右側フランジ部31、32の突条部34、37を省略してもよいし、また、左側及び右側重ね合わせ部40、45の厚肉部42、47を省略してもよい。
以上説明したように、本発明に係るリヤバンパーは、例えば、車両後方から排気管が見えないように構成する場合に適している。
本発明の実施形態に係るリヤバンパーを後方から見た斜視図である。 リヤバンパーを前方から見た斜視図である。 リヤバンパーを後方から見た図である。 図3におけるA−A線断面図である。 成形位置にある排気ガス誘導板部及びその近傍を前方から見た拡大斜視図である。 排気ガス誘導板部が排気ガス誘導位置にある状態の図5相当図である。 図6におけるB−B線断面図である。 変形例に係る図5相当図である。 変形例に係る図6相当図である。
符号の説明
1 リヤバンパー
2 バンパー本体
3 排気ガス誘導板部
4 ヒンジ部
31 左側フランジ部
32 右側フランジ部
33 左側係合片部
34 左側突条部(補強部)
36 右側係合片部
37 右側突条部(補強部)
40 左側重ね合わせ部
42 左側厚肉部(補強部)
42a 左側被係合部
45 右側重ね合わせ部
47 右側厚肉部(補強部)
47a 右側被係合部
50 左側連結部
51 右側連結部
M 排気管

Claims (5)

  1. 自動車の後部に取り付けられるバンパー本体と、該バンパー本体の下部に設けられ、排気管から吐出される排気ガスを車体後方へ誘導するように、該排気管の上側の形状に対応して延びる排気ガス誘導板部とを備えた自動車用リヤバンパーにおいて、
    上記バンパー本体と上記排気ガス誘導板部との間にはヒンジ部が設けられ、該ヒンジ部を介して上記バンパー本体と上記排気ガス誘導板部とが一体成形され、
    上記排気ガス誘導板部が、上記ヒンジ部により、上記バンパー本体の成形型の移動方向に延びる成形位置と、排気ガスを車体後方へ誘導するように上記排気管の形状に対応して延びる排気ガス誘導位置とに切り替えられ、
    上記排気ガス誘導板部には、排気ガス誘導位置にあるときに上記バンパー本体に固定される固定部が設けられていることを特徴とする自動車用リヤバンパー。
  2. 請求項1に記載の自動車用リヤバンパーにおいて、
    排気ガス誘導板部の固定部は、バンパー本体に設けられた被係合部に係合する係合片部であることを特徴とする自動車用リヤバンパー。
  3. 請求項1または2に記載の自動車用リヤバンパーにおいて、
    排気ガス誘導板部の車幅方向両縁部には、フランジ部が形成され、
    バンパー本体には、上記排気ガス誘導板部が排気ガス誘導位置にあるときに上記フランジ部に重なる重ね合わせ部が形成されていることを特徴とする自動車用リヤバンパー。
  4. 請求項2または3に記載の自動車用リヤバンパーにおいて、
    排気ガス誘導板部の係合片部は、フランジ部に設けられ、
    バンパー本体の被係合部は、重ね合わせ部に設けられ、
    上記フランジ部及び重ね合わせ部の少なくとも一方には、補強部が設けられていることを特徴とする自動車用リヤバンパー。
  5. 請求項3または4に記載の自動車用リヤバンパーにおいて、
    排気ガス誘導板部は、排気管の外形状に沿うように上方へ湾曲するように形成され、
    上記排気ガス誘導板部には、該排気ガス誘導板部と係合片部とを連結する連結部が設けられていることを特徴とする自動車用リヤバンパー。
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