JP2008068327A - ウェーハエッジの研磨装置、及びウェーハエッジの研磨方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転しているウェーハ1のエッジ部1aに研磨パッド4を接触させ、その接触部に研磨スラリ6を供給して研磨する技術を改良し、遠心力に因る研磨スラリの飛散を防止し、かつ研磨能率を向上させる。
【解決手段】研磨ヘッド7にスラリ供給孔7aを穿ち、この供給孔を通して研磨スラリ6を供給する。該研磨スラリは、ウェーハ1の回転に因る遠心力の影響を受けず、飛散しない。さらに、前記研磨ヘッド7に圧電素子8を搭載し、図外の電源機構から2相の交流電圧を印加して超音波振動させる。上記の超音波振動によって研磨パッド4がウェーハエッジ部に対して運動し、研磨が促進される上に、超音波振動によるポンピング作用によって研磨スラリ6の供給が円滑に行われる。
【選択図】図1
【解決手段】研磨ヘッド7にスラリ供給孔7aを穿ち、この供給孔を通して研磨スラリ6を供給する。該研磨スラリは、ウェーハ1の回転に因る遠心力の影響を受けず、飛散しない。さらに、前記研磨ヘッド7に圧電素子8を搭載し、図外の電源機構から2相の交流電圧を印加して超音波振動させる。上記の超音波振動によって研磨パッド4がウェーハエッジ部に対して運動し、研磨が促進される上に、超音波振動によるポンピング作用によって研磨スラリ6の供給が円滑に行われる。
【選択図】図1
Description
本発明は、シリコンウェーハや水晶ウェーハのエッジ部を研磨する装置、及び同方法に関するものである。
半導体製造に用いられるウェーハの大口径化が進み、300mmウェーハが実用化されるに及んで、次の2つの問題が顕在化しつつある。
1.ウェーハエッジ部の欠けや亀裂に起因するウェーハの破損
ウェーハを廃品にするだけでなく、製造装置に大きいダメージを与える虞れも有る。
2.ウェーハエッジ部の汚損
エッジ部にシリコン粒子、剥離した絶縁膜、又は剥離したメタル膜が付着し易く、この汚損がウェーハ外周部やウェーハ表面に回り込むとキラー欠陥になり、ウェーハ加工の歩留まりを低下させる。
1.ウェーハエッジ部の欠けや亀裂に起因するウェーハの破損
ウェーハを廃品にするだけでなく、製造装置に大きいダメージを与える虞れも有る。
2.ウェーハエッジ部の汚損
エッジ部にシリコン粒子、剥離した絶縁膜、又は剥離したメタル膜が付着し易く、この汚損がウェーハ外周部やウェーハ表面に回り込むとキラー欠陥になり、ウェーハ加工の歩留まりを低下させる。
そこで、ウェーハのエッジ部はメカノケミカル研磨によって鏡面(表面粗さRa10nm以下)に仕上げられる。
図8は従来例のウェーハエッジ研磨装置を示す模式図である。
垂直軸z−zの周りに矢印θのように回転する真空チャック2にウェーハ1を搭載し、そのエッジ部1aに研磨パッド4を接触させて研磨する。
上記研磨パッド4はポリウレタン等の軟質材で構成され、金属製の研磨ヘッド3に貼着されている。
エッジ部1aの近傍にノズル5が設けられていて、研磨箇所に研磨スラリ6が供給される。
図8は従来例のウェーハエッジ研磨装置を示す模式図である。
垂直軸z−zの周りに矢印θのように回転する真空チャック2にウェーハ1を搭載し、そのエッジ部1aに研磨パッド4を接触させて研磨する。
上記研磨パッド4はポリウレタン等の軟質材で構成され、金属製の研磨ヘッド3に貼着されている。
エッジ部1aの近傍にノズル5が設けられていて、研磨箇所に研磨スラリ6が供給される。
ウェーハのエッジ部を研磨する公知技術には、特許文献1として挙げた特開2005−007518号公報「ウエハエッジ研磨装置」が有る。これは、研磨テープを用いてノッチ部を有するウエハの研磨を行ない得るように改良したものであるが、研磨スラリの使用に関しては別段の配慮が為されていない。
上記と異なる公知技術には、特許文献2として挙げた特開2004−103835号公報「半導体ウエハエッジ研磨装置および同方法」が有る。これは、研磨テープを用いて研磨部のダレを防止し得るように改良したものであるが、研磨スラリの使用に関しては別段の配慮が為されていない。
上記と異なる公知技術には、特許文献2として挙げた特開2004−103835号公報「半導体ウエハエッジ研磨装置および同方法」が有る。これは、研磨テープを用いて研磨部のダレを防止し得るように改良したものであるが、研磨スラリの使用に関しては別段の配慮が為されていない。
更に異なる公知技術には、特許文献3として挙げた特開2001−113447号公報「半導体ウエハのエッジ研磨装置」が有る。これは、作業の能率を向上させるため、複数枚のウエハを積み重ねて一挙に研磨するように改良したものであるが、研磨スラリの使用に関しては別段の配慮が為されていない。
更に異なる公知技術には、特許文献4として挙げた特開平07−276229号公報「半導体ウエハのエッジ部研磨装置」が有る。これは、ウエハ研磨作業の能率及び歩留まりを向上させるため、研磨布を用いるように改良したものであるが、研磨スラリの使用に関しては別段の配慮が為されていない。
特開2005−007518号公報
特開2004−103825号公報
特開2001−113447号公報
特開平07−276229号公報
更に異なる公知技術には、特許文献4として挙げた特開平07−276229号公報「半導体ウエハのエッジ部研磨装置」が有る。これは、ウエハ研磨作業の能率及び歩留まりを向上させるため、研磨布を用いるように改良したものであるが、研磨スラリの使用に関しては別段の配慮が為されていない。
図8に示した従来例のウェーハエッジ研磨装置には、次のような3つの問題が有る。
1.研磨パッド4とエッジ部1aとが常に接触していて、接触圧を与えられているため、研磨スラリ6が研磨点へ浸入しにくく、このため研磨能率が上がらず、その上、研磨パッド4の目詰まりを起こしやすい。
2.研磨作業の能率を維持するため、ウェーハの回転速度を下げることができない。このため、注ぎ掛けられた研磨スラリ6が遠心力で飛散し、該研磨スラリの有効利用率が低いだけでなく、装置周辺を研磨スラリで汚損する。
3.回転するウェーハエッジ付近には連れ回り空気層が形成される。この空気層を突き通して研磨スラリを供給するため、該研磨スラリを高圧で噴射しなければならない。研磨スラリの高圧噴射によって作業環境が汚損される。
1.研磨パッド4とエッジ部1aとが常に接触していて、接触圧を与えられているため、研磨スラリ6が研磨点へ浸入しにくく、このため研磨能率が上がらず、その上、研磨パッド4の目詰まりを起こしやすい。
2.研磨作業の能率を維持するため、ウェーハの回転速度を下げることができない。このため、注ぎ掛けられた研磨スラリ6が遠心力で飛散し、該研磨スラリの有効利用率が低いだけでなく、装置周辺を研磨スラリで汚損する。
3.回転するウェーハエッジ付近には連れ回り空気層が形成される。この空気層を突き通して研磨スラリを供給するため、該研磨スラリを高圧で噴射しなければならない。研磨スラリの高圧噴射によって作業環境が汚損される。
本発明は以上に述べた事情に鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、
研磨スラリが遠心力で飛散する虞れが無く、研磨パッドの寿命が長く、しかも形成作業能率の高いウェーハエッジ研磨装置、および同研磨方法を提供するにある。
研磨スラリが遠心力で飛散する虞れが無く、研磨パッドの寿命が長く、しかも形成作業能率の高いウェーハエッジ研磨装置、および同研磨方法を提供するにある。
前記の目的を達成するために創作した本発明の基本的な原理について、その1実施形態に対応する図1を参照して略述すると次のとおりである。説明の便宜上、図面参照符号を付記するが、この段落の記述は本発明の構成を限定するものではない。
1.符号7を付して示したのは本発明を適用して構成した研磨ヘッドであって、その中にスラリ供給孔7aが穿たれている。このスラリ供給孔から研磨スラリ6を送給する。
これにより、研磨スラリは遠心力の影響を受けることなく研磨パッド4に供給される。
研磨ヘッド7は、スラリ供給孔7aを穿たれてノズル内蔵研磨ヘッド7になっている。
2.前記ノズル内蔵研磨ヘッド7に、圧電素子8を装着する。図外の電源から交流電圧を圧電素子8に印加して、ノズル内蔵研磨ヘッド7に超音波振動を行わせる。これにより、ウェーハのエッジ部1aと研磨パッド4との間に、振動に因る隙間が形成・消滅を繰り返し、研磨スラリの流入を促進する。
1.符号7を付して示したのは本発明を適用して構成した研磨ヘッドであって、その中にスラリ供給孔7aが穿たれている。このスラリ供給孔から研磨スラリ6を送給する。
これにより、研磨スラリは遠心力の影響を受けることなく研磨パッド4に供給される。
研磨ヘッド7は、スラリ供給孔7aを穿たれてノズル内蔵研磨ヘッド7になっている。
2.前記ノズル内蔵研磨ヘッド7に、圧電素子8を装着する。図外の電源から交流電圧を圧電素子8に印加して、ノズル内蔵研磨ヘッド7に超音波振動を行わせる。これにより、ウェーハのエッジ部1aと研磨パッド4との間に、振動に因る隙間が形成・消滅を繰り返し、研磨スラリの流入を促進する。
前述の原理に基づいて構成された本発明について、その実施形態に対応する図面を参照して説明すると次の通りである。以下、段落0009から段落0017までの説明は、図面との照合が容易なように符号を付記してあるが、この符号は本発明の構成を限定するものではない。
請求項1に係るウェーハエッジ研磨装置の構成は(図1参照)円板状のウェーハ(1)を、その面に垂直な中心線(z−z)の周りに回転(矢印θ)させながら、研磨ヘッドに装着された研磨パッド(4)を前記ウェーハのエッジ部(1a)に接触させ、該接触部に研磨スラリ(6)を供給するウェーハエッジの研磨装置において、
前記研磨ヘッド(7)に装置された研磨パッド(4)に対して研磨スラリ(6)を供給する流路(7a)が、前記研磨ヘッドを貫通して、若しくは該研磨ヘッドに添わせて設けられていることを特徴とする。
請求項1に係るウェーハエッジ研磨装置の構成は(図1参照)円板状のウェーハ(1)を、その面に垂直な中心線(z−z)の周りに回転(矢印θ)させながら、研磨ヘッドに装着された研磨パッド(4)を前記ウェーハのエッジ部(1a)に接触させ、該接触部に研磨スラリ(6)を供給するウェーハエッジの研磨装置において、
前記研磨ヘッド(7)に装置された研磨パッド(4)に対して研磨スラリ(6)を供給する流路(7a)が、前記研磨ヘッドを貫通して、若しくは該研磨ヘッドに添わせて設けられていることを特徴とする。
請求項2の発明に係るウェーハエッジ研磨装置の構成は(図1参照)円板状のウェーハ(1)を、その面に垂直な中心線(z−z)の周りに回転させながら、研磨ヘッド(7)に装着された研磨パッド(4)を前記ウェーハのエッジ部(1a)に接触させ、該接触部に研磨スラリ(6)を供給するウェーハエッジの研磨装置において、
前記研磨ヘッド(7)に圧電素子(8)が装着されており、
かつ、該圧電素子に印加して超音波振動を発生させる電源機構(図外)が設けられていることを特徴とする。
前記研磨ヘッド(7)に圧電素子(8)が装着されており、
かつ、該圧電素子に印加して超音波振動を発生させる電源機構(図外)が設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明に係るウェーハエッジの研磨装置の構成は、前記請求項2の発明装置の構成要件に加えて、
(図2(A)参照)前記研磨ヘッド(7)が平板状をなし、その頂面に圧電素子(8a〜8d)が装着されていて、該研磨ヘッド(7)の頂面に対して鋭角をなす側面、
若しくは、(図4(A)参照)該研磨ヘッド(13)の頂面に対して直角をなす側面、
又は、(図6(A)参照)該研磨ヘッド(15)の底面に、
研磨パッド(4)が装着されていることを特徴とする。
(図2(A)参照)前記研磨ヘッド(7)が平板状をなし、その頂面に圧電素子(8a〜8d)が装着されていて、該研磨ヘッド(7)の頂面に対して鋭角をなす側面、
若しくは、(図4(A)参照)該研磨ヘッド(13)の頂面に対して直角をなす側面、
又は、(図6(A)参照)該研磨ヘッド(15)の底面に、
研磨パッド(4)が装着されていることを特徴とする。
請求項4の発明に係るウェーハエッジの研磨装置の構成は、前記請求項3の発明装置の構成要件に加えて、前記研磨ヘッドに対して研磨パッド(4)が装着されている面、若しくは研磨パッドがウェーハエッジに接触する面が、凹形の円錐面をなしていることを特徴とする。
請求項5の発明に係るウェーハエッジ研磨装置の構成は、前記請求項4の発明装置の構成要件に加えて、前記研磨ヘッドが前記凹形円錐面の母線方向に移動し得るように案内されており、
該研磨ヘッドを母線方向に往復駆動する手段が設けられていることを特徴とする。
該研磨ヘッドを母線方向に往復駆動する手段が設けられていることを特徴とする。
請求項6の発明に係るウェーハエッジ研磨装置の構成は、前記請求項1ないし請求項5の発明装置の構成要件に加えて、
(図3、図5、および図7を併せて参照)ウェーハ(1)を保持して該ウェーハの面に垂直な中心線(z−z)の周りに回転させる手段が設けられており、
かつ前記の中心線に関して対称に、複数個の研磨ヘッド(7、13、又は15)が配設されていて、
上記複数個の研磨ヘッドに装着されている研磨パッド(4)が、同時にウェーハ(1)のエッジ部に接触し得ることを特徴とする。
(図3、図5、および図7を併せて参照)ウェーハ(1)を保持して該ウェーハの面に垂直な中心線(z−z)の周りに回転させる手段が設けられており、
かつ前記の中心線に関して対称に、複数個の研磨ヘッド(7、13、又は15)が配設されていて、
上記複数個の研磨ヘッドに装着されている研磨パッド(4)が、同時にウェーハ(1)のエッジ部に接触し得ることを特徴とする。
請求項7の発明に係るウェーハエッジの研磨方法は(図1参照)、
円板状のウェーハ(1)を、その面に垂直な中心線(z−z)の周りに回転させながら、研磨ヘッド(7)に装着された研磨パッド(4)を前記ウェーハのエッジ部(1a)に接触させ、かつ上記の接触部に研磨スラリ(6)を供給するウェーハエッジの研磨方法において、
前記の研磨スラリ(6)を、前記研磨ヘッド(7)を貫通する流路(7a)、若しくは該研磨ヘッド(7)に添わせて形成された流路を通して研磨パッドに供給することを特徴とする。
円板状のウェーハ(1)を、その面に垂直な中心線(z−z)の周りに回転させながら、研磨ヘッド(7)に装着された研磨パッド(4)を前記ウェーハのエッジ部(1a)に接触させ、かつ上記の接触部に研磨スラリ(6)を供給するウェーハエッジの研磨方法において、
前記の研磨スラリ(6)を、前記研磨ヘッド(7)を貫通する流路(7a)、若しくは該研磨ヘッド(7)に添わせて形成された流路を通して研磨パッドに供給することを特徴とする。
請求項8の発明に係るウェーハエッジの研磨方法は(図1参照)、
円板状のウェーハ(1)を、その面に垂直な中心線(z−z)の周りに回転させながら、研磨ヘッド(7)に装着された研磨パッド(4)を前記ウェーハのエッジ部(1a)に接触させ、かつ上記の接触部に研磨スラリ(6)を供給するウェーハエッジの研磨方法において、
前記研磨ヘッド(7)に圧電素子(8)を装着するとともに、超音波領域の振動数を有する交流電圧を前記の圧電素子に印加して、該圧電素子に超音波振動を行なわせることを特徴とする。
円板状のウェーハ(1)を、その面に垂直な中心線(z−z)の周りに回転させながら、研磨ヘッド(7)に装着された研磨パッド(4)を前記ウェーハのエッジ部(1a)に接触させ、かつ上記の接触部に研磨スラリ(6)を供給するウェーハエッジの研磨方法において、
前記研磨ヘッド(7)に圧電素子(8)を装着するとともに、超音波領域の振動数を有する交流電圧を前記の圧電素子に印加して、該圧電素子に超音波振動を行なわせることを特徴とする。
請求項9の発明に係るウェーハエッジの研磨方法は、前記請求項8の発明方法の構成要件に加えて、
(図2(A),(B)参照)複数個の圧電素子(8a〜8d)を研磨ヘッド(7)に装着するとともに、上記複数個の圧電素子のそれぞれに対して、位相差を有する同一周波数の2相交流電圧(Vsin(2πft)及び(Vsin(2πft+φ))を印加し、
前記研磨ヘッドに、縦奇数次(例えば1次)振動と屈曲偶数次(例えば4次)振動とを発生させて、該研磨ヘッドの研磨パッド(4)装着箇所に超音波楕円運動(E)を行わせることを特徴とする。
(図2(A),(B)参照)複数個の圧電素子(8a〜8d)を研磨ヘッド(7)に装着するとともに、上記複数個の圧電素子のそれぞれに対して、位相差を有する同一周波数の2相交流電圧(Vsin(2πft)及び(Vsin(2πft+φ))を印加し、
前記研磨ヘッドに、縦奇数次(例えば1次)振動と屈曲偶数次(例えば4次)振動とを発生させて、該研磨ヘッドの研磨パッド(4)装着箇所に超音波楕円運動(E)を行わせることを特徴とする。
請求項1の発明装置を適用すると、研磨スラリはウェーハの回転に因る遠心力の影響を受けず、静止部材である研磨ヘッドの中を通り、若しくは、静止部材である研磨ヘッドに添って流動し、直接的に研磨パッドへ供給される。
このため、研磨スラリが遠心力で飛散せしめられる虞れが無く、連れ回り空気層を貫通させて噴射する必要も無い。従って、少量の研磨スラリを供給するだけで有効に研磨作用が行なわれ、研磨スラリの有効利用率が上昇して研磨作業用の消耗材料費が低減される。しかも、余分の研磨スラリが飛散して作業環境を汚損することが無い。
このため、研磨スラリが遠心力で飛散せしめられる虞れが無く、連れ回り空気層を貫通させて噴射する必要も無い。従って、少量の研磨スラリを供給するだけで有効に研磨作用が行なわれ、研磨スラリの有効利用率が上昇して研磨作業用の消耗材料費が低減される。しかも、余分の研磨スラリが飛散して作業環境を汚損することが無い。
請求項2の発明装置を適用すると、圧電素子が超音波振動を発生し、研磨ヘッドが超音波振動せしめられる。このため、該研磨ヘッドに貼着されている研磨パッドも超音波振動する。
研磨パッドの超音波振動によって、該研磨パッドとウェーハエッジ部との間に摩擦が発生し、この摩擦によって研磨が促進される。
具体的には、ウェーハの回転による本来的な摩擦と、超音波振動によって発生した摩擦とがベクトル合成されて研磨作用を果たす。
その上、研磨パッドの超音波振動によって、該研磨パッドとウェーハエッジ部との間で
隙間の発生・消滅が超音波サイクルで繰り返される。上述した瞬間的な隙間の発生により
研磨パッドとウェーハエッジ部との間に研磨スラリの浸入流路が形成される。該隙間が発生・消滅を繰り返すため、ポンピング作用を生じて、研磨スラリの浸入がいっそう容易になる。
研磨パッドの超音波振動によって、該研磨パッドとウェーハエッジ部との間に摩擦が発生し、この摩擦によって研磨が促進される。
具体的には、ウェーハの回転による本来的な摩擦と、超音波振動によって発生した摩擦とがベクトル合成されて研磨作用を果たす。
その上、研磨パッドの超音波振動によって、該研磨パッドとウェーハエッジ部との間で
隙間の発生・消滅が超音波サイクルで繰り返される。上述した瞬間的な隙間の発生により
研磨パッドとウェーハエッジ部との間に研磨スラリの浸入流路が形成される。該隙間が発生・消滅を繰り返すため、ポンピング作用を生じて、研磨スラリの浸入がいっそう容易になる。
請求項3に係る発明を、前記請求項2の発明装置に併せて適用すると、研磨ヘッドに対して圧電素子が装着されている頂面との関係において、
鋭角をなす側面、若しくは直角をなす側面、又は底面の、いずれか任意の面に研磨パッドを装着することができ、上記それぞれの研磨パッド装着箇所に応じてウェーハエッジ部研磨装置を構成することができ、設計的自由度が高い。
鋭角をなす側面、若しくは直角をなす側面、又は底面の、いずれか任意の面に研磨パッドを装着することができ、上記それぞれの研磨パッド装着箇所に応じてウェーハエッジ部研磨装置を構成することができ、設計的自由度が高い。
請求項4に係る発明を前記請求項3の発明装置に併せて適用すると、
研磨作業の対象であるウェーハエッジ部が凸円錐面をなしていることとの関連において、研磨パッドの凹円錐面が当接するので、両者の間に完全な面接触が得られる。
研磨作業の対象であるウェーハエッジ部が凸円錐面をなしていることとの関連において、研磨パッドの凹円錐面が当接するので、両者の間に完全な面接触が得られる。
請求項5に係る発明を前記請求項4の発明装置に併せて適用すると、円錐面をなしているウェーハエッジ部と研磨パッドとの作業点が移動して、該研磨パッドの目詰まりが防止されるとともに、ウェーハエッジ部が均一に研磨され、汚損,破損防止という研磨作業の目的がより完全に達成される。
請求項6に係る発明を前記請求項1〜5の発明装置に併せて適用すると、
ウェーハの中心線に関して対称に、複数個の研磨ヘッドが配設されていて、該複数個の研磨ヘッドに装着されている研磨パッドが、同時にウェーハのエッジ部に接触するので、
回転しているウェーハの動バランスを崩す虞れ無く、研磨能率を複数倍に上昇させることができる。
しかも、複数個の研磨ヘッドに共用し得る構成部分(例えば研磨スラリ送給ポンプ、ウェーハ保持回転機構など)が有るので、装置全体の形状,重量,製造コストは複数倍にならない。すなわち、研磨能力/コスト比が著しく向上する。
さらに研磨能力/作業員数比も、研磨能力/メンティナンス工数比も同様に、著しく向上する。
ウェーハの中心線に関して対称に、複数個の研磨ヘッドが配設されていて、該複数個の研磨ヘッドに装着されている研磨パッドが、同時にウェーハのエッジ部に接触するので、
回転しているウェーハの動バランスを崩す虞れ無く、研磨能率を複数倍に上昇させることができる。
しかも、複数個の研磨ヘッドに共用し得る構成部分(例えば研磨スラリ送給ポンプ、ウェーハ保持回転機構など)が有るので、装置全体の形状,重量,製造コストは複数倍にならない。すなわち、研磨能力/コスト比が著しく向上する。
さらに研磨能力/作業員数比も、研磨能力/メンティナンス工数比も同様に、著しく向上する。
請求項7の発明に係るウェーハエッジの研磨方法を適用すると、研磨スラリがウェーハの回転に因る遠心力の影響を受けず、静止部材である研磨ヘッドの中を通り、若しくは、静止部材である研磨ヘッドに添って流動し、直接的に研磨パッドへ供給されるので、研磨スラリが遠心力で飛散せしめられる虞れが無く、連れ回り空気層を貫通させて研磨スラリを噴射する必要も無い。従って、少量の研磨スラリを供給するだけで有効に研磨作用が行なわれ、研磨スラリの有効利用率が上昇して研磨作業用の消耗材料費が低減される。
しかも、余分の研磨スラリが飛散して作業環境を汚損することが無い。
しかも、余分の研磨スラリが飛散して作業環境を汚損することが無い。
請求項8の発明に係るウェーハエッジの研磨方法を適用すると、圧電素子が超音波振動を発生し、研磨ヘッドが超音波振動せしめられる。このため、該研磨ヘッドに貼着されている研磨パッドも超音波振動する。
研磨パッドの超音波振動によって、該研磨パッドとウェーハエッジ部との間に摩擦が発生し、この摩擦によって研磨が促進される。
具体的には、ウェーハの回転による本来的な摩擦と、超音波振動によって発生した摩擦とがベクトル合成されて研磨作用を果たす。
その上、研磨パッドの超音波振動によって、該研磨パッドとウェーハエッジ部との間で
隙間の発生・消滅が超音波サイクルで繰り返される。上述した瞬間的な隙間の発生により
研磨パッドとウェーハエッジ部との間に研磨スラリの浸入流路が形成される。
上記の隙間が発生・消滅を繰り返すため、ポンピング作用を生じて、研磨スラリの浸入がいっそう容易になり、研磨スラリの有効利用率が著しく向上する。
研磨パッドの超音波振動によって、該研磨パッドとウェーハエッジ部との間に摩擦が発生し、この摩擦によって研磨が促進される。
具体的には、ウェーハの回転による本来的な摩擦と、超音波振動によって発生した摩擦とがベクトル合成されて研磨作用を果たす。
その上、研磨パッドの超音波振動によって、該研磨パッドとウェーハエッジ部との間で
隙間の発生・消滅が超音波サイクルで繰り返される。上述した瞬間的な隙間の発生により
研磨パッドとウェーハエッジ部との間に研磨スラリの浸入流路が形成される。
上記の隙間が発生・消滅を繰り返すため、ポンピング作用を生じて、研磨スラリの浸入がいっそう容易になり、研磨スラリの有効利用率が著しく向上する。
請求項9の発明に係るウェーハエッジの研磨方法を前記請求項8の発明方法に併せて適用すると、複数個の圧電素子のそれぞれに対して、位相差を有する同一周波数の2相交流電圧が印加されて、研磨ヘッドに縦奇数次振動と屈曲偶数次振動とが発生するので、該研磨ヘッドの研磨パッド装着箇所が超音波楕円運動する。
上記超音波楕円運動により、
1.ウェーハエッジ部と研磨パッドとの間で、隙間が発生,消滅を繰り返し、研磨スラリの浸入を容易ならしめ、かつ、
2.ウェーハエッジ部と研磨パッドとの間において、楕円運動による摩擦と、ウェーハの回転に因る摩擦とが合成されて、研磨作用が促進される。
上記超音波楕円運動により、
1.ウェーハエッジ部と研磨パッドとの間で、隙間が発生,消滅を繰り返し、研磨スラリの浸入を容易ならしめ、かつ、
2.ウェーハエッジ部と研磨パッドとの間において、楕円運動による摩擦と、ウェーハの回転に因る摩擦とが合成されて、研磨作用が促進される。
図1は本発明の原理的な説明図であって、従来例を描いた図8に対応している。
次に、図8(従来例)と比較して、図1(本発明)の特徴的な差異を説明する。
図8の研磨ヘッド3に対応する部材は、図1においてノズル内蔵研磨ヘッド7である。すなわち、スラリ供給孔7aが穿たれていて、このスラリ供給孔に研磨スラリ6が送給され、該研磨スラリが研磨パッド4に供給される。
このようにして本発明における研磨ヘッドの機能は、研磨パッド4を保持することと、
研磨スラリ6を供給するノズルの役目とを兼ねている。
次に、図8(従来例)と比較して、図1(本発明)の特徴的な差異を説明する。
図8の研磨ヘッド3に対応する部材は、図1においてノズル内蔵研磨ヘッド7である。すなわち、スラリ供給孔7aが穿たれていて、このスラリ供給孔に研磨スラリ6が送給され、該研磨スラリが研磨パッド4に供給される。
このようにして本発明における研磨ヘッドの機能は、研磨パッド4を保持することと、
研磨スラリ6を供給するノズルの役目とを兼ねている。
従来例を描いた図8においては、ウェーハエッジ部1aと研磨パッド4とが接触している作業点の外側に設けられたノズル5から研磨スラリ6を注ぎ掛けていたので、該研磨スラリがウェーハの回転に因る遠心力の影響を受けて飛散した。さらに、ウェーハの回転によって形成される連れ回り空気層を突き抜けて研磨スラリ6を噴射しなければならなかったので、研磨スラリの飛散が助長されていた。
これに比して図1(本発明)では、ノズル内蔵研磨ヘッド7の内部を通って研磨スラリ6が研磨パッド4に供給されるので、遠心力の影響を受けず、研磨スラリの飛散が防止される。
上述の作用効果から容易に理解されるように、必ずしも研磨ヘッドにスラリ供給孔を穿たなくても、研磨ヘッドに添わせてスラリ供給パイプ(図示省略)を設けることによっても同様の効果が得られる。
これに比して図1(本発明)では、ノズル内蔵研磨ヘッド7の内部を通って研磨スラリ6が研磨パッド4に供給されるので、遠心力の影響を受けず、研磨スラリの飛散が防止される。
上述の作用効果から容易に理解されるように、必ずしも研磨ヘッドにスラリ供給孔を穿たなくても、研磨ヘッドに添わせてスラリ供給パイプ(図示省略)を設けることによっても同様の効果が得られる。
図1に仮想線で描いたように、本発明のノズル内蔵研磨ヘッド7には圧電素子8が搭載されている(その詳細は図2、図4、及び図6を参照して後述する)。
上記の圧電素子8に超音波領域の振動数を有する交流電圧(その詳細は図2、図4、及び図6を参照して後述する)を印加すると、該圧電素子8が超音波振動し、ノズル内蔵研磨ヘッド7が超音波振動せしめられる。
研磨ヘッドが超音波振動すると、これに装着された研磨パッド4も超音波振動する。
研磨パッド4が超音波振動すると、
1.ウェーハエッジ部と研磨パッドとの間で、隙間が発生,消滅を繰り返し、この間へ研磨スラリが浸入し易い。
2.ウェーハエッジ部と研磨パッドとの間において、楕円運動による摩擦と、ウェーハの回転に因る摩擦とがベクトル合成されて、研磨作用が促進される。
上記の圧電素子8に超音波領域の振動数を有する交流電圧(その詳細は図2、図4、及び図6を参照して後述する)を印加すると、該圧電素子8が超音波振動し、ノズル内蔵研磨ヘッド7が超音波振動せしめられる。
研磨ヘッドが超音波振動すると、これに装着された研磨パッド4も超音波振動する。
研磨パッド4が超音波振動すると、
1.ウェーハエッジ部と研磨パッドとの間で、隙間が発生,消滅を繰り返し、この間へ研磨スラリが浸入し易い。
2.ウェーハエッジ部と研磨パッドとの間において、楕円運動による摩擦と、ウェーハの回転に因る摩擦とがベクトル合成されて、研磨作用が促進される。
図2及び図2は第1の実施例を示す。
図2(A)は、前掲の図1に1部分を描いたノズル内蔵研磨ヘッド7の全体的な模式図である。
ノズル内蔵研磨ヘッドの本体部分は弾性体(金属・本例ではSUS304)で構成され、平板状をなしている。その頂面に、4分割された圧電素子8a、同8b、同8c、同8dが搭載され、その反対側の面(底面)にシュー7bが突設されている。
上記平板状のノズル内蔵研磨ヘッド7の側面(図において左側面)は、頂面に対して鋭角をなしていて、この面は斜め下方に向いている。この側面に研磨パッド4が装着されている。
図2(A)は、前掲の図1に1部分を描いたノズル内蔵研磨ヘッド7の全体的な模式図である。
ノズル内蔵研磨ヘッドの本体部分は弾性体(金属・本例ではSUS304)で構成され、平板状をなしている。その頂面に、4分割された圧電素子8a、同8b、同8c、同8dが搭載され、その反対側の面(底面)にシュー7bが突設されている。
上記平板状のノズル内蔵研磨ヘッド7の側面(図において左側面)は、頂面に対して鋭角をなしていて、この面は斜め下方に向いている。この側面に研磨パッド4が装着されている。
ウェーハ1のエッジ部1aは一般に凸円錐面をなしているので、研磨パッド4をこれに対応させるように凹円錐面に形成すると、均一な面接触が得られるので望ましい。上記凹円錐面の形成は、研磨ヘッド本体を凹円錐面にしても良く、研磨パッドの表面を凹円錐面にしても良い。
図示を省略するが、研磨パッド4を上記円錐面の母線に沿わせて移動させるような案内手段を設けるとともに、往復移動させる駆動手段を設けると、研磨の作業点が移動するので研磨パッドの目詰まりが防止される。
上述した円錐面の形成、及び母線に沿わせての往復駆動は、第1の実施例だけでなく、
後述する第2、だい3の実施例にも適用し得る。
図示を省略するが、研磨パッド4を上記円錐面の母線に沿わせて移動させるような案内手段を設けるとともに、往復移動させる駆動手段を設けると、研磨の作業点が移動するので研磨パッドの目詰まりが防止される。
上述した円錐面の形成、及び母線に沿わせての往復駆動は、第1の実施例だけでなく、
後述する第2、だい3の実施例にも適用し得る。
必ずしも平板状のノズル内蔵研磨ヘッド7の側面全部が頂面に対して鋭角をなしている必要は無く、研磨パッド4の装着箇所だけが頂面に対して鋭角をなしていれば足りる。
なお、研磨パッド4の装着箇所の反対側の側面を前記装着箇所と対称に形成することが、後述する振動を制御するために望ましい。
スラリ供給孔7aは、ノズル内蔵研磨ヘッド7の本体部分を貫通して、研磨パッド4に達している。
なお、研磨パッド4の装着箇所の反対側の側面を前記装着箇所と対称に形成することが、後述する振動を制御するために望ましい。
スラリ供給孔7aは、ノズル内蔵研磨ヘッド7の本体部分を貫通して、研磨パッド4に達している。
前記の4分割された圧電素子に対して、超音波領域の振動数を有する交流電圧を印加するための電源機構17が設けられている。
上記の電源機構17は、信号発生器17aと、2組の電力増幅器17b,同17cとを備えている。
信号発生器17aは位相差φを有する2相の振動電圧、
Vsin(2πft)…………………………(1)
Vsin(2πft+φ)……………………(2)
を発振し、それぞれ電力増幅器17b、および同17cを介して圧電素子8a〜同8dを励振する。
上記の式(1)および式(2)において、
fは振動数/毎秒
tは時間(秒)
φは位相差(定数)
である。
上記の電源機構17は、信号発生器17aと、2組の電力増幅器17b,同17cとを備えている。
信号発生器17aは位相差φを有する2相の振動電圧、
Vsin(2πft)…………………………(1)
Vsin(2πft+φ)……………………(2)
を発振し、それぞれ電力増幅器17b、および同17cを介して圧電素子8a〜同8dを励振する。
上記の式(1)および式(2)において、
fは振動数/毎秒
tは時間(秒)
φは位相差(定数)
である。
図2(B)は、前記ノズル内蔵研磨ヘッド7の振動形態を表した模式図であって、スラリ供給孔は省略して描いてある。この図の上段は縦振動成分を表し、下段は横振動成分を表している。
上段に描かれているように、研磨ヘッド7の本体部に縦1次振動を行なわせると、頂面に対して鋭角をなしている側面(研磨パッド装着箇所)は矢印ALのように変形したり復元したりする。
下段に描かれているように、研磨ヘッド7の本体部に屈曲4次振動を行なわせると、頂面に対して鋭角をなしている側面(研磨パッド装着箇所)は矢印ABのように変形したり復元したりする。
上記2種類の振動が同時に励振,合成さることにより、研磨パッド装着箇所が楕円運動(符号Eを付して示す)する。
上段に描かれているように、研磨ヘッド7の本体部に縦1次振動を行なわせると、頂面に対して鋭角をなしている側面(研磨パッド装着箇所)は矢印ALのように変形したり復元したりする。
下段に描かれているように、研磨ヘッド7の本体部に屈曲4次振動を行なわせると、頂面に対して鋭角をなしている側面(研磨パッド装着箇所)は矢印ABのように変形したり復元したりする。
上記2種類の振動が同時に励振,合成さることにより、研磨パッド装着箇所が楕円運動(符号Eを付して示す)する。
図3は、第1の実施例の全体的な断面図である。ウェーハ1の回転中心線z−zに関して対称に、複数個のノズル内蔵研磨ヘッド7が配設されている。
この図3には2個のノズル内蔵研磨ヘッド7が表されているが、3個設けても4個設けても、それ以上設けても良い。
このように複数個のノズル内蔵研磨ヘッド7を配設すると、ウェーハ1の回転に関する動バランスを崩すことなく、エッジ部の複数箇所を同時に研磨することができ、作業能率が高い。
この図3には2個のノズル内蔵研磨ヘッド7が表されているが、3個設けても4個設けても、それ以上設けても良い。
このように複数個のノズル内蔵研磨ヘッド7を配設すると、ウェーハ1の回転に関する動バランスを崩すことなく、エッジ部の複数箇所を同時に研磨することができ、作業能率が高い。
ノズル内蔵研磨ヘッド7に形成されているシュー7bをスライド(直線案内)10で案内し、スプリング11と押しネジ12とにより、調節可能に付勢する。これによって、研磨パッド4をウェーハ1に対して適正な圧力で接触させることができる。
ノズル内蔵研磨ヘッド7が、中心線z−zに関して対称に配置されているので、前記の接触圧力がウェーハ1の支承状態に悪影響を及ぼす虞れが無い。
ノズル内蔵研磨ヘッド7が、中心線z−zに関して対称に配置されているので、前記の接触圧力がウェーハ1の支承状態に悪影響を及ぼす虞れが無い。
図4及び図5は第2の実施例を示す。
図4は、前述した第1の実施例における図2に対応し、図5は、前述した第1の実施例における図3に対応している。
第2の実施例を描いた図4を、前掲の図2(第1の実施例)と比較して、異なる点を抽出すると次のとおりである。
本例のノズル内蔵研磨ヘッド13の側面、すなわち研磨パッド4を装着する面は、頂面に対して鋭角でなく直角をなしている。
位相差φを有する2相の交流電圧を印加して楕円運動Eを行わせることは第1の実施例と同様である。
図4は、前述した第1の実施例における図2に対応し、図5は、前述した第1の実施例における図3に対応している。
第2の実施例を描いた図4を、前掲の図2(第1の実施例)と比較して、異なる点を抽出すると次のとおりである。
本例のノズル内蔵研磨ヘッド13の側面、すなわち研磨パッド4を装着する面は、頂面に対して鋭角でなく直角をなしている。
位相差φを有する2相の交流電圧を印加して楕円運動Eを行わせることは第1の実施例と同様である。
第2の実施例を描いた図5を前掲の図3(第1の実施例)に比較して異なる点は次のとおりである。
第2の実施例におけるノズル内蔵研磨ヘッド13の側面、すなわち研磨パッド4の装着面が、頂面に対して直角をなしているから、この面をウェーハエッジ部に接触させるように、2個のノズル内蔵研磨ヘッド13が配設されている。
すなわち、ウェーハ面に対してノズル内蔵研磨ヘッド13の頂面を傾斜させ、その側面がエッジ部に接触する姿勢になっている。
第2の実施例におけるノズル内蔵研磨ヘッド13の側面、すなわち研磨パッド4の装着面が、頂面に対して直角をなしているから、この面をウェーハエッジ部に接触させるように、2個のノズル内蔵研磨ヘッド13が配設されている。
すなわち、ウェーハ面に対してノズル内蔵研磨ヘッド13の頂面を傾斜させ、その側面がエッジ部に接触する姿勢になっている。
図6及び図7は第3の実施例を示す。
図6は、前述した第1の実施例における図2に対応し、図7は、前述した第1の実施例における図3に対応している。
第3の実施例を描いた図6を、前掲の図2(第1の実施例)と比較して、異なる点を抽出すると次のとおりである。
(図6(A)参照)本例のノズル内蔵研磨ヘッド13は、その底面に研磨パッド4(仮想線で描く)が装着される。
位相差φを有する2相の交流電圧を印加して、(図6(B)参照)楕円運動Eを行わせることは第1の実施例と同様である。
図6は、前述した第1の実施例における図2に対応し、図7は、前述した第1の実施例における図3に対応している。
第3の実施例を描いた図6を、前掲の図2(第1の実施例)と比較して、異なる点を抽出すると次のとおりである。
(図6(A)参照)本例のノズル内蔵研磨ヘッド13は、その底面に研磨パッド4(仮想線で描く)が装着される。
位相差φを有する2相の交流電圧を印加して、(図6(B)参照)楕円運動Eを行わせることは第1の実施例と同様である。
第3の実施例を描いた図7を前掲の図3(第1の実施例)に比較して異なる点は次のとおりである。
第3の実施例における研磨パッド4の装着面が、ノズル内蔵研磨ヘッド15の底面であるから、この面をウェーハエッジ部に接触させるように、2個のノズル内蔵研磨ヘッド15が配設されている。
すなわち、ウェーハ面に対してノズル内蔵研磨ヘッド13の頂面を傾斜させ、その底面がウェーハエッジ部に接触する姿勢になっている。
符号16を付して示したのは可変テンションスプリングであって、ウェーハエッジ部に対する研磨パッド4の接触圧力が調節可能な用にシュー15bを付勢している。
第3の実施例における研磨パッド4の装着面が、ノズル内蔵研磨ヘッド15の底面であるから、この面をウェーハエッジ部に接触させるように、2個のノズル内蔵研磨ヘッド15が配設されている。
すなわち、ウェーハ面に対してノズル内蔵研磨ヘッド13の頂面を傾斜させ、その底面がウェーハエッジ部に接触する姿勢になっている。
符号16を付して示したのは可変テンションスプリングであって、ウェーハエッジ部に対する研磨パッド4の接触圧力が調節可能な用にシュー15bを付勢している。
1…ウェーハ
1a…エッジ部
2…真空チャック
3…研磨ヘッド
4…研磨パッド
5…ノズル5
6…研磨スラリ
7…第1の実施例におけるノズル内蔵研磨ヘッド
7a…スラリ供給孔
7b…シュー
8,8a,8b,8c,8d…圧電素子
9…精密エアスピンドル
10…スライド
11…スプリング
12…押しネジ
13…第2の実施例におけるノズル内蔵研磨ヘッド
13a…スラリ供給孔
13b…シュー
14…カウンタスプリング
15…第3の実施例におけるノズル内蔵研磨ヘッド
15a…スラリ供給孔
15b…シュー
16…可変テンションスプリング
17…電源機構
1a…エッジ部
2…真空チャック
3…研磨ヘッド
4…研磨パッド
5…ノズル5
6…研磨スラリ
7…第1の実施例におけるノズル内蔵研磨ヘッド
7a…スラリ供給孔
7b…シュー
8,8a,8b,8c,8d…圧電素子
9…精密エアスピンドル
10…スライド
11…スプリング
12…押しネジ
13…第2の実施例におけるノズル内蔵研磨ヘッド
13a…スラリ供給孔
13b…シュー
14…カウンタスプリング
15…第3の実施例におけるノズル内蔵研磨ヘッド
15a…スラリ供給孔
15b…シュー
16…可変テンションスプリング
17…電源機構
Claims (9)
- 円板状のウェーハを、その面に垂直な中心線の周りに回転させながら、研磨ヘッドに装着された研磨パッドを前記ウェーハのエッジ部に接触させ、該接触部に研磨スラリを供給するウェーハエッジの研磨装置において、
前記研磨ヘッドに装置された研磨パッドに対して研磨スラリを供給する流路が、前記研磨ヘッドを貫通して、若しくは該研磨ヘッドに添わせて設けられていることを特徴とするウェーハエッジの研磨装置。 - 円板状のウェーハを、その面に垂直な中心線の周りに回転させながら、研磨ヘッドに装着された研磨パッドを前記ウェーハのエッジ部に接触させ、該接触部に研磨スラリを供給するウェーハエッジの研磨装置において、
前記研磨ヘッドに圧電素子が装着されており、
かつ、該圧電素子に印加して超音波振動を発生させる電源機構が設けられていることを特徴とするウェーハエッジの研磨装置。 - 前記研磨ヘッドが平板状をなし、その頂面に圧電素子が装着されていて、
該研磨ヘッドの頂面に対して鋭角をなす側面、若しくは該研磨ヘッドの頂面に対して直角をなす側面、又は該研磨ヘッドの底面に、研磨パッドが装着されていることを特徴とする、請求項2に記載したウェーハエッジの研磨装置。 - 前記研磨ヘッドに対して研磨パッドが装着されている面、若しくは研磨パッドがウェーハに接触する面が、凹形の円錐面をなしていることを特徴とする、請求項3に記載したウェーハエッジの研磨装置。
- 前記研磨ヘッドが前記凹形円錐面の母線方向に移動し得るように案内されており、
該研磨ヘッドを母線方向に往復駆動する手段が設けられていることを特徴とする、請求項4に記載したウェーハエッジの研磨装置。 - ウェーハを保持して該ウェーハの面に垂直な中心線の周りに回転させる手段が設けられており、
かつ前記の中心線に関して対称に、複数個の研磨ヘッドが配設されていて、
上記複数個の研磨ヘッドに装着されている研磨パッドが、同時にウェーハのエッジ部に接触し得ることを特徴とする、請求項1ないし請求項5の何れかに記載したウェーハエッジの研磨装置。 - 円板状のウェーハを、その面に垂直な中心線の周りに回転させながら、研磨ヘッドに装着された研磨パッドを前記ウェーハのエッジ部に接触させ、かつ上記の接触部に研磨スラリを供給するウェーハエッジの研磨方法において、
前記の研磨スラリを、前記研磨ヘッドを貫通する流路、若しくは該研磨ヘッドに添わせて形成された流路を通して研磨パッドに供給することを特徴とするウェーハエッジの研磨方法。 - 円板状のウェーハを、その面に垂直な中心線の周りに回転させながら、研磨ヘッドに装着された研磨パッドを前記ウェーハのエッジ部に接触させ、かつ上記の接触部に研磨スラリを供給するウェーハエッジの研磨方法において、
前記研磨ヘッドに圧電素子を装着するとともに、超音波領域の振動数を有する交流電圧を前記の圧電素子に印加して、該圧電素子に超音波振動を行なわせることを特徴とする、ウェーハエッジの研磨方法。 - 複数個の圧電素子を研磨ヘッドに装着するとともに、上記複数個の圧電素子のそれぞれに対して、位相差を有する同一周波数の2相交流電圧を印加し、
前記研磨ヘッドに、縦奇数次振動と屈曲偶数次振動とを発生させることにより、該研磨ヘッドの研磨パッド装着箇所に超音波楕円運動を行わせることを特徴とする、請求項8に記載したウェーハエッジの研磨方法。
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JP2006246233A JP2008068327A (ja) | 2006-09-12 | 2006-09-12 | ウェーハエッジの研磨装置、及びウェーハエッジの研磨方法 |
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-
2006
- 2006-09-12 JP JP2006246233A patent/JP2008068327A/ja not_active Withdrawn
Cited By (15)
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