JPH11291166A - 研磨装置及び研磨方法 - Google Patents

研磨装置及び研磨方法

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JPH11291166A
JPH11291166A JP9414098A JP9414098A JPH11291166A JP H11291166 A JPH11291166 A JP H11291166A JP 9414098 A JP9414098 A JP 9414098A JP 9414098 A JP9414098 A JP 9414098A JP H11291166 A JPH11291166 A JP H11291166A
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JP
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polishing
polishing pad
polished
wafer
vibration
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JP9414098A
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English (en)
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Eiji Matsukawa
英二 松川
Akira Miyaji
章 宮地
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のCMP研磨装置は大型で、且つ重量
が重いために設置費用が高いという問題、被研磨面が下
向きのためウェハ反転機構が必要であるという問題、研
磨パッドのドレッシングに複雑な操作が必要という問
題、ウェハの被研磨面の各点で研磨膜厚の均一性を確保
することが困難であるという問題があった。 【解決手段】ウェハの被研磨面に、研磨パッドを固定し
た小さな軽い研磨パッド保持体を対向させ研磨するよう
にした。しかも研磨パッドを保持した研磨パッド保持体
には従来のプラテンで行っていたような回転運動ではな
く、小振幅であるが高速な振動運動をさせるようにし、
ウェハにはゆっくり回転運動をさせるようにした。そし
て研磨パッドの振動による平均速度がウェハの回転速度
よりも速くなるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】半導体プロセスに於いて、ウ
エハ上の半導体デバイスの平坦化のための研磨装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ウエハ上に半導体デバイスを形成する半
導体プロセスでは、パターン形成された電極層、電極層
の層間絶縁膜としての誘電体層が積層されるので、表面
層には必ず下部パターン層の影響である段差を生じ、こ
の段差の存在は続く露光工程、等の半導体プロセスの障
害となるので、この段差を平坦化する要求は半導体デバ
イスパターンの高精細化に伴いますます高まっている。
さらに、金属電極層の埋め込みであるいわゆる象嵌(プ
ラグ、ダマシン)の要求も高く、この場合、金属層の積
層後の余分な金属層の除去及び平坦化が不可欠な工程と
なる。
【0003】半導体デバイス表面を平坦化する方法とし
ては、化学的機械的研磨(ChemicalMechanical Polishi
ng 又はChemical Mechanical Planarization )(以後
CMPと呼ぶ)技術が有望な方法と考えられている。C
MPの一般的な方法は、研磨定盤の上に研磨布または高
分子材料を有する研磨パッドを貼り付け、スラリー状の
研磨剤を滴下しながら研磨定盤と被研磨物であるウェハ
を保持した研磨ヘッドを回転、揺動させ、プロセス中途
の半導体デバイス表面層を研磨する方法であった。
【0004】図8(a)は従来のCMP研磨装置を示
す。100はプラテンと呼ばれる研磨定盤であり、10
1は研磨パッドであり、102はウェハ、103はウェ
ハを保持するための研磨ヘッド、104はスラリー供給
機構である。この研磨装置はウェハの被研磨面に荷重P
を加えながらプラテンと研磨ヘッドを同じ方向にほぼ同
一回転速度で回転させ、更に揺動を加え、ウェハ上の半
導体デバイス表面を研磨する装置である。図8(b)は
図8(a)のCMP装置を上から見た図で斜線で描いた
部分が研磨時に使用される研磨パッドの領域を示してい
る。図9の従来技術は研磨パッド105がベルト状であ
り、ベルトを一方向に直線状に移動させると共に、被研
磨部材を固定した研磨パッドを回転させる研磨方法であ
る。研磨パッド105は直線状に移動し、揺動に対応す
る動きとなっている。図10の従来技術は研磨パッド1
01を回転させながらその回転中心を楕円運動(遊星回
転)させ、被研磨部材(ウェハ)102を取り付けた研
磨ヘッドを回転させるタイプの研磨装置である。ウエハ
の揺動を研磨パッドの遊星回転で行う方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のCMP研磨装置
には以下に示す問題点があった。従来の図8(a)と図
9のCMP研磨装置は、図から容易に理解できるよう
に、ウェハ面積に対する研磨パッドの面積が広い、即ち
研磨パッド面に研磨に使われない部分が無視できない程
度に有るという問題があった。これは研磨装置のスペー
スの無駄であり、研磨装置の寸法が極めて大型になると
いう問題があった。この問題は半導体プロセスのウェハ
の直径が8インチを超えて、12インチ、15インチと
大型化する一方である業界にあって、更に半導体プロセ
スの研磨装置は設備費用が極めて高価なクリーンルーム
に設置しなければならないので、製造原価アップの原因
となり、製造上の極めて深刻な問題であった。
【0006】また、従来の研磨装置はプラテンの回転軸
と研磨ヘッドの加圧軸とが大きく偏心しているので、研
磨ヘッドの加圧によってプラテン面従って研磨パッド面
が変形してしまう問題があった。更にまた、従来の図8
(a)と図9と図10のCMP研磨装置は、図から分か
るように、ウェハの被研磨面を下向きにして研磨され
る。通常ウェハは前工程から被研磨面を上向きにして搬
送されてくる。従って、これらの研磨装置で研磨するた
めには事前にウェハを反転する必要があり、このための
反転機構を装備する必要があることを意味する。このこ
とは反転機構の設備費用とそれの設置面積の必要性から
生じる製造原価のアップの原因となる。また、ウェハ反
転機構の存在は反転機構自体の故障によるのみならず、
反転機構から生じる塵埃、等による歩留り低下の原因と
なっていた。
【0007】更にまた、従来のCMP研磨装置は、図8
(b)の図から分かるように研磨パッドを貼るプラテン
の平面寸法が大きいため、また被研磨部材(ウェハ)へ
の加圧で生じるプラテンの変形を減らしプラテン表面の
平坦度を保つため、また静圧軸受け、等の使用のため必
然的に重くならざるをえなかった。このためCMP研磨
装置は総重量が2t〜4tにも及び、CMP研磨装置設
置のためには耐床荷重の大きな建物を必要とし、これは
製造原価のアップの原因になる。
【0008】更にまた、従来の図8(a)のCMP研磨
装置では図8(b)に示すように、研磨パッド面の各位
置での、ウェハの滞在時間が異なるため、研磨パッドの
表面の消耗が不均一となり、連続研磨を行う段階で、研
磨パッドのドレッシング操作(複雑なドレッシングで)
で表面状態を維持する必要があった。一般にドレッシン
グ工程は、ダイアモンド砥粒が使用され、ドレッシング
中に砥粒の落下によりウェハ表面に傷が発生し、歩留り
低下の原因となるため、またドレッシングにより研磨パ
ッドが削り取られるため、研磨パッドの減耗が早まり、
研磨パッドの交換期間が短くなるため、製造原価のアッ
プの原因であった。
【0009】更にまた、従来のCMP研磨装置は図8か
ら分かるように、ウェハの被研磨面と研磨パッドとの相
対速度が、ウェハの被研磨面の各位置で異なり、しかも
時間と共に変化する。被研磨面の研磨速度はこの相対速
度に比例する。研磨の均一性を確保するためにはウェハ
全面で研磨速度の時間平均を均一にしなければならず、
これは極めて困難であった。
【0010】本発明は以上の問題を解決するためのCM
P研磨装置を提供する事を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の問題点を解決する
ために本発明は発想を転換した。従来の研磨装置は研磨
パッドを固定した大きな重いプラテンの上に、ウェハを
乗せ、研磨していた。これを逆転し、ウェハの被研磨面
に、研磨パッドを固定した小さな軽い研磨パッド保持体
を対向させ、研磨するようにした。しかも研磨パッドを
保持した研磨パッド保持体には従来のプラテンで行って
いたような回転運動ではなく、小振幅であるが高速な振
動運動をさせるようにし、ウェハにはゆっくりとした回
転運動をさせるようにした。そして研磨パッドの平均速
度がウェハの回転速度よりも速くなるようにした。そし
て振動方向の研磨パッドのサイズはウェハの寸法に研磨
パッドの振動振幅の2倍を加えた寸法にした。
【0012】このため本発明は第一に、「研磨パッド部
と被研磨部材保持部とを具え被研磨部材を研磨する研磨
装置であって、前記研磨パッド部が前記被研磨部材の寸
法に研磨パッドの振動振幅の2倍を加えたサイズの研磨
パッドを保持するための研磨パッド保持体と、前記研磨
パッドに振動を与えるための研磨パッド振動機構とを具
えることを特徴とする研磨装置(請求項1)」を提供す
る。
【0013】第二に、「前記被研磨部材保持部が被研磨
部材の回転を与えるための被研磨部材回転機構を具える
ことを特徴とする請求項1記載の研磨装置(請求項
2)」を提供する。第三に、「前記研磨パッドに周波数
30Hz以上10KHz以下の一次元振動が与えられ、
前記被研磨部材に10rpm以下の回転が与えられるこ
とを特徴とする請求項2記載の研磨装置(請求項3)」
を提供する。
【0014】第四に、「前記研磨パッド保持体が研磨剤
供給のための孔を有することを特徴とする請求項1〜3
何れか1項記載の研磨装置(請求項4)」を提供する。
第五に、「前記研磨パッド保持体が光学式終点検出のた
めの孔を有することを特徴とする請求項4記載の研磨装
置(請求項5)」を提供する。第六に、「前記研磨パッ
ド保持体がAskerC硬度70以上98以下で、格子
溝または螺旋溝または同心円溝から選ばれた一種類以上
の溝を有し、前記溝の交点に研磨剤供給または終点検出
の少なくとも一つのための孔を有することを特徴とする
請求項4、5何れか1項記載の研磨装置(請求項6)」
を提供する。
【0015】第七に、「前記被研磨部材の被研磨面が重
力方向に対して上向きであることを特徴とする請求項1
〜6何れか1項記載の研磨装置(請求項7)」を提供す
る。第八に、「前記被研磨部材回転機構の回転軸の直径
が前記被研磨部材の直径に対して1/21/2 以上である
ことを特徴とする請求項2〜7何れか1項記載の研磨装
置(請求項8)」を提供する。
【0016】第九に、「少なくとも天井部と床部と左の
壁部と右の壁部とその内部の空間を有し且つ実質的に一
体化された筐体を具え、前記研磨パッド部と前記被研磨
部材保持部とが前記天井部と前記床部と前記左の壁部と
前記右の壁部の何れか一つに各々固定され、前記空間内
に収納されていることを特徴とする請求項1〜8何れか
1項記載の研磨装置(請求項9)」を提供する。
【0017】第十に、「前記研磨パッド振動機構が超音
波モータまたは電磁モータまたは超音波リニアモータま
たは電磁リニアモータまたはピエゾ素子またはボイスコ
イルから選ばれた一種類以上のアクチュエータを有する
ことを特徴とする請求項1〜9何れか1項記載の研磨装
置(請求項10)」を提供する。第十一に、「前記被研
磨部材がウェハであることを特徴とする請求項1〜10
何れか1項記載の研磨装置(請求項11)」を提供す
る。
【0018】第十二に、「請求項1〜11記載の研磨装
置を用いた研磨方法に於いて、被研磨部材の回転を行わ
ず研磨パッドの振動のみで研磨を行う段階と、研磨パッ
ドの振動と合わせて被研磨部材の回転を行う段階とを有
することを特徴とする研磨方法(請求項12)」を提供
する。第十三に、「請求項2〜11何れか1項記載の研
磨装置を用いた研磨方法であって、被研磨部材の回転速
度は被研磨部材の最大周速度が研磨パッドの振動による
平均速度以下で行われることを特徴とする研磨方法(請
求項13)」を提供する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1をもと
に説明するが、本発明はこの図の例に限定されるもので
はない。本発明のCMP研磨装置は基本的にはウェハの
被研磨面に、研磨パッドを固定した小さな軽い研磨パッ
ド保持体を対向させ、研磨するようにしている。しかも
研磨パッドには従来のプラテンで行っていたような回転
運動ではなく、小振幅であるが高速な振動運動をさせる
ようにし、ウェハには低速の回転運動をさせるようにし
た。
【0020】本発明のCMP研磨装置は被研磨部材であ
るウェハ1を保持するウェハ保持部2と、研磨パッドを
保持し且つ振動する研磨パッド部5と、研磨剤供給機構
(図示されない)とを具える。ウェハ保持部はウェハを
保持するためのウェハ保持体7とウェハ回転機構(回転
軸3以外は図示されない)とを具える。
【0021】研磨パッド部は研磨パッド4を保持する研
磨パッド保持体9と、振動運動を与えるための研磨パッ
ド振動機構(図示されない)と、研磨パッドを上下させ
るための上下機構(図示されない)と、被研磨面を加圧
するための加圧機構(図示されない)とを具える。研磨
パッド保持体9には研磨剤を供給するための孔が複数開
いているが、この孔は別の形でも良いし、無くても良
い。
【0022】本発明のCMP研磨装置で使われる研磨パ
ッドの振動方向のサイズは、ウェハ全面が研磨パッドの
振動の全ての位置で常時研磨されるために、ウェハの寸
法に研磨パッドの振動振幅を加えたサイズにされてい
る。振動振幅は一般に小さくされているので、研磨パッ
ド保持体を含めたサイズはコンパクトで軽量なため高速
の振動運動を行うことができる。
【0023】本CMP研磨装置は以下のように動作す
る。ウェハ保持部にウェハを一枚、被研磨面を上向きに
保持する。また研磨パッド保持体には研磨パッドが保持
されている。次に被研磨面に研磨剤を滴下しながら研磨
パッドをウェハの被研磨面に乗せ、ウェハ保持部をゆっ
くり回転し、且つ研磨パッドで被研磨面を加圧し、且つ
振動運動を与えながら被研磨面を研磨する。研磨パッド
のサイズはウェハの寸法に研磨パッドの振動振幅の2倍
を加えたサイズにされているので、研磨過程に於いて、
ウェハは常時被研磨面全面が研磨されている。
【0024】ここでウェハ保持部によるウェハの回転は
ゆっくり行われるのが好ましく、その回転速度は最大で
もウェハの最外側での周速度が研磨パッドの振動による
平均速度を超えないよう決定される。また、研磨パッド
の振動の周波数と振幅と波型は、研磨パッドの振動によ
る平均速度(VAVE )をウェハの回転による最外側の周
速度以上にするよう設定される。この条件はウェハ全面
が均一研磨され、且つ研磨パッドが均一に減耗するため
の必要条件である。この条件を式で表すと、以下のよう
になる。
【0025】 VAVE ≧2πRk/60 (1) ここで ウェハの回転速度 :k(rpm) ウェハの半径 :R ウェハ(被研磨面)の最外側の周速度:2πRk/60(/sec) 研磨パッドの振動の周波数 :f(/sec) 研磨パッドの振動の角周波数 :ω=2πf(/sec) 研磨パッドの振動の振幅 :±a 研磨パッドの振動の変位 :aU( ωt) ;tは時間 U( ωt)は±1内 で振動する周期関数 研磨パッドの振動の速度 :aωU'(ωt);U’は時間微分 研磨パッドの振動による平均速度 :aωuRMS ;uRMS はU'(ωt) =VAVE の平均自乗 である。
【0026】研磨パッドの振動の平均自乗振幅は、研磨
パッドの振動の中心点から測った、振動の振幅を二乗
し、時間平均を取った値の平方根となる。振動が正弦的
である時は、研磨パッドの振動の平均自乗振幅はa/2
1/2 となるので、(1)式は(2)式のように変わる。 aω/21/2 ≧2πRk/60 (2) ここでウェハの回転速度はウェハの最外側に於ける周速
度が研磨パッドの振動による平均速度を限度として、こ
れを超えてはならない理由を図1、図7を用いて詳しく
説明する。ここでの議論では研磨パッドの振動により時
間的に変化する速度を平均速度で置き換えて行ったが、
平均速度を用いても一般性を失うことはない。
【0027】周速度(2πRk/60)が研磨パッドの
振動による平均速度(VAVE )に等しいとき、ウェハ被
研磨面の最外側A、D点に於ける研磨パッドの相対速度
の大きさは、研磨パッドの振動の速度ベクトルと周速度
の速度ベクトルとが互いに研磨パッドの振動の半周期毎
に平行と反平行とを繰り返すので、半周期毎に2
AV E 、0、2VAVE 、0、2VAVE 、0、・・・・・
を繰り返す。故に平均相対速度はVAVE であり、直線A
D上の全ての点で平均相対速度は等しい。研磨速度は研
磨パッドの相対速度に比例するので、研磨速度はウェハ
被研磨面上の直線ADに於いて常に均一であり、これが
最大周速度がVAVE までは最大周速度に依存しないの
で、均一研磨条件となる。最大周速度がVAVE を超える
と、相対速度が最大周速度に依存するようになり、直線
AD上で相対速度の不均一性、即ち研磨速度の不均一性
が生じるようになる。ウェハ被研磨面の最外側B、D点
に於ける研磨パッドの相対速度の大きさは、研磨パッド
の振動の速度ベクトルと周速度の速度ベクトルとは振動
のなす角度が半周期毎に互いに45度と−45度を繰り
返すので、半周期毎に21/2 AVE 、21/2 AVE 、2
1/2 AVE 、21/2 AVE 、・・・・であり、周速度の
影響を受けるが、21/2 AVE =1.4VAVE 程度であ
り、この位置は周速度の影響を最も大きく受ける位置で
あり、他の研磨点では研磨パッドの相対速度はVAVE
1.4VAVE との間の値に入るので、相対速度即ち研磨
速度の不均一性としてはギリギリ許容できる範囲であ
る。
【0028】今、具体的に、Rを4インチ、bを1mm
とすると、ウェハの回転数を10rpm以下、研磨パッ
ドの振動の周波数を30Hz以上、10KHz以下の範
囲で研磨することにより好ましい結果が得られた。振動
の振幅は研磨パッドの寸法と比較すると小さいことが好
ましい。こうすることにより研磨パッドの使用率(研磨
パッドの全面積に占める、研磨パッドに接触している被
研磨面の面積の割合)が向上し、且つ研磨パッドが小
型、軽量化する(何故ならば、研磨パッドの寸法はウェ
ハの寸法に振動の振幅を加えた寸法であるからであ
る。)ので、研磨パッドをより安定に振動させることが
できるからである。しかし余り小さ過ぎても好ましくな
い。その理由は、余り振幅が小さいと、研磨パッドの平
均速度をウェハ(被研磨面)の最外側の周速度以上に上
げるためには振動の周波数を過度に上げねばならず、あ
まりにも高周波では振動のアクチュエータの動きに対す
る研磨パッドの動きの追随性が悪くなるからである。こ
の意味で振動の振幅は好ましくは10μm以上3mm以
下である。
【0029】この振幅の上限3mmで用いられる研磨パ
ッドのサイズは最も小サイズに属する4インチウェハ
(100mm)のとき100+3×2=106mmが好
ましい。従って、一般に好ましい研磨パッドサイズはウ
ェハサイズと実質的に同サイズとも言える。研磨パッド
の振動の周波数は余り低すぎると、研磨パッドの平均速
度をウェハ(被研磨面)の最外側の周速度以上に上げる
ことが困難となり、逆に余り高過ぎると、研磨パッドの
振動運動の動きが不安定になる。この意味で研磨パッド
の振動の周波数は好ましくは30Hz以上10KHz以
下である。
【0030】研磨パッドの振動機構としては超音波モー
タ、電磁モータ、超音波リニアモータ、電磁リニアモー
タ、ピエゾ素子、ボイスコイルが好ましく使用される。
ウェハの回転速度は、余り速過ぎると被研磨面全面に渡
ってウェハと研磨パッドとの相対速度をほぼ同じにでき
ない。また余り遅過ぎると、回転方向の研磨膜厚が不均
一となる。この意味でウェハの回転速度は、好ましくは
0〜10rpmであるが、特に研磨速度のウェハの半径
方向の均一性が必要な場合はウェハを回転させないこと
もある。
【0031】スラリー状研磨剤(以下研磨剤と呼ぶ)の
供給は研磨パッド側から行われる。研磨パッドはAsk
erC硬度70〜98に調整され、格子溝が切られてい
る。この格子溝の交点を研磨剤供給口とした。更に研磨
剤供給孔を光学式終点検出部が研磨状況をモニターする
ための測定光が通過するための通過孔として利用する。
CMP研磨装置全体を小さく且つ軽くするために、ウェ
ハ保持部と研磨ヘッド部を一体化した構造物とすること
が好ましい。
【0032】また研磨パッドの加圧によるウェハ保持体
の歪みを避けるためにウェハ保持部の回転軸の直径をウ
ェハの直径の1/21/2 以上とすることが好ましい。本
発明のCMP研磨装置は研磨パッドとウェハのサイズが
ほぼ同じであり、ウェハの被研磨面全面に渡ってウェハ
と研磨パッドとの相対速度がほぼ均一であるので、被研
磨面全面に渡って研磨膜厚がほぼ均一である。また研磨
パッド全面に渡って研磨パッドとウェハとの相対速度が
ほぼ均一であるので、研磨パッドの減耗が均一に行わ
れ、ドレッシングによりパッド面を部分的に均一化する
操作の必要はなくなる。硬質で溝構造を持つ研磨パッド
の場合には、ダイヤモンド砥粒によるドレッシングの必
要はなくなる。
【0033】更に、研磨パッドをCMP研磨装置の上方
に設置することが可能となり、ウェハの被研磨面を重力
方向に対して上向きに配置することが可能となる。通常
のCMP装置では研磨パッドが大きいため、このような
配置は困難であった。通常半導体プロセスでは、CMP
研磨工程の直前の工程でウェハは被研磨面が上向き状態
で処理が完了する。従来はCMP研磨のために事前に反
転機構で被研磨面を下向きに変える必要があった。本C
MP研磨装置では被研磨面を上向きにしたままで研磨で
きるので、反転機構が不要になり、反転機構でのウェハ
の落下事故、等のトラブル、また発生する塵埃、等によ
る生産歩留りの低下を避けることができる。
【0034】本発明によれば研磨パッドのサイズを小さ
くすることにより、加圧中心とウェハの回転中心の偏心
の減少により撓みが小さく出来る。剛性が高く、軽くな
り、サイズは小さくなる。この為、従来の研磨は回転と
揺動の組み合わせで行っていたが、軽くなったことによ
りヘッドを高速振動させることが可能となる。基本的に
はヘッドの揺動(振動)のみで研磨することが考えられ
る。研磨パッド(プラテン)サイズは被研磨部材ウェハ
のサイズより振動の振幅分だけ大きくすれば、研磨中に
おいて研磨パッドはウェハに常に接触できる。被研磨部
材保持部は回転のみを行い、研磨パッドは振動のみで研
磨を行うが、ウェハ面の全てのポイントで相対速度を同
じくするためには、出来るだけ回転を遅くするか、無く
すことが望ましい。
【0035】以上図4を基に本発明の実施の形態を説明
したが、本発明の範囲は、ウェハが保持体が下方のみな
らず、上方、横方向の場合、ウエハの回転機構を有しな
い場合、も含む。また振動の波形は正弦的のみならず、
鋸歯状、等の場合も本発明に含まれる。更に以上では本
発明の研磨装置を被研磨部材がウェハであるときのCM
P研磨装置として説明したが、本発明は被研磨部材が、
他の部材、例えば光学部品用の光学素子である場合の研
磨装置にも好ましく適用出来ることは言う迄もない。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 [実施例1]図5に本実施例のCMP研磨装置の断面図
を示す。φ160mmのエポキシ樹脂をベースとして
0.5mmピッチの螺旋の溝と10mmピッチの格子溝
8を有する研磨パッド4の格子溝の交点に径2mmの孔
6を開け、研磨パッド保持体である基盤9に取り付け、
研磨パッド4の孔6から研磨剤または水が供給されるよ
うにした。研磨パッド4の硬度はAskerCで90で
あった。基盤9には70kgの荷重を加えた。これはウ
ェハ面上で350g/cm2 に相当する。更に研磨パッ
ド基盤を磁気力で往復運動させるためウェハ振動機構に
ボイスコイルを用いた。被研磨部材1として6インチの
ウェハに熱酸化膜を1μm形成したものを用いた。ウェ
ハの保持方法はバッキングフィルムを用い、水貼りとし
た。研磨条件はウェハ面での荷重は350g/cm2
研磨パッドの振動の振幅は±1mmで振動数は350H
zとした。研磨での相対速度は、1.6m/sになるよ
うにした。ウェハの回転速度は0.10rpm、研磨剤
としてはCabot 社のSS12を50ml/分で供給し
た。300nm/分の研磨速度が得られ、±5%以内の
研磨膜厚均一性が得られた。
【0037】この研磨装置で連続して多数のウェハを研
磨し、ウェハの研磨枚数に対する研磨パッドの表面の面
形状の変化、ウェハの研磨膜厚の均一性の変化、研磨速
度の変化を測定したところ、殆ど変化が無いことが分か
った。このことから、ウェハ、研磨パッド共に均一に研
磨されていると言える。 [実施例2]実施例1と同様に、φ160mmのエポキ
シ樹脂をベースとして0.5mmピッチの螺旋の溝と1
0mmピッチの格子溝を有する研磨パッドの格子溝8の
交点に径2mmの孔6を開け、研磨パッド保持体である
基盤に取り付け、研磨パッドの孔から研磨剤または水が
供給されるようにした。研磨パッドの硬度はAsker
Cで90であった。基盤には70kgの荷重を加えた。
これはウェハ面上で350g/cm2 に相当する。更に
基盤を往復運動させるためウェハ振動機構にピエゾ素子
を用いた。被研磨部材として6インチのウェハに熱酸化
膜を1μm付けたものを用いた。ウェハの保持には京セ
ラ製のビーズチャックを用い、真空引きとした。
【0038】研磨条件はウェハ面での荷重を350g/
cm2 、研磨パッドの振動の振幅を±0.1mmで振動
数を3.5KHzとした。研磨での相対速度は、実施例
1と同様に1.6m/sになるようにした。ウェハは研
磨の初め1.5分間は回転させず、後半の30秒間だけ
回転数0.10rpmで回転させた。研磨剤としてCabo
t 社のSS12を50ml/分で供給した。300nm
/分の研磨速度が得られ、±5%以内の研磨膜厚均一性
が得られた。
【0039】この研磨装置で連続して多数のウェハを研
磨し、ウェハの研磨枚数に対する研磨パッドの表面の面
形状の変化、ウェハの研磨膜厚の均一性の変化、研磨速
度の変化を測定したところ、殆ど変化が無いことが分か
った。このことから、ウェハ、研磨パッド共に均一に研
磨されていると言える。 [実施例3]実施例3の図6のCMP研磨装置は実施例
1の図5のCMP研磨装置とは、複数の研磨剤供給管の
内2本以上が除かれ、空いた孔に光ファイバー20が置
き替わって差込まれている点で異なる。図6に示すよう
に光ファイバのもう一方の先は光学モニター21に連結
されている。光学モニターは研磨中に被研磨面に測定光
を光ファイバを通して照射するとともに光学的情報を光
ファイバを通して受け、膜厚の変化と共に得られる波形
が変わることにより、研磨の終点検出を行う。
【0040】この研磨装置で連続して多数のウェハを研
磨し、ウェハの研磨枚数に対する研磨パッドの表面の面
形状の変化、ウェハの研磨膜厚の均一性の変化、研磨速
度の変化を測定したところ、殆ど変化が無いことが分か
った。このことから、ウェハ、研磨パッド共に均一に研
磨されていると言える。 [実施例4]ウェハ保持体7の回転軸3の直径をウェハ
1の直径の1/21/2 以上とする以外は全て実施例1、
2、3のCMP研磨装置と同じにした。加圧Pによるウ
ェハ保持体の変形を最小にでき、研磨の結果300nm
/分の研磨速度が得られ、±5%以内の研磨膜厚均一性
が安定して得られた。
【0041】この研磨装置で連続して多数のウェハを研
磨し、ウェハの研磨枚数に対する研磨パッドの表面の面
形状の変化、ウェハの研磨膜厚の均一性の変化、研磨速
度の変化を測定したところ、殆ど変化が無いことが分か
った。このことから、ウェハ、研磨パッド共に均一に研
磨されていると言える。 [実施例5]図2は本発明に用いる研磨パッドと研磨パ
ッド保持体の構造を示す図であり、研磨パッドは研磨剤
の流動性と保持性を確保するための格子溝8を有し、格
子溝8の交点の孔6から研磨パッド保持体にまで貫通さ
れた研磨剤供給用の孔を有す。溝の形状はこの格子溝の
他に、螺旋溝、同心円溝、等を用いても良く、これらの
溝を組み合わせても良い。研磨剤は研磨剤槽からこれら
の孔を通って研磨パッドに供給される。 [実施例6]図3は本発明に用いる、図2のような研磨
パッドと研磨パッド保持体に研磨剤を供給する研磨剤供
給機構30を示す。研磨剤供給機構は水槽34と研磨剤
槽33と供給槽31と複数の供給管32とを具え、供給
槽は研磨中は研磨剤槽から研磨剤の供給を受け、洗浄に
当たっては水槽から水の供給を受け、また研磨剤の濃度
調整の必要な時は両方の供給を受ける。複数の供給管は
研磨剤と水を供給槽から研磨パッド保持体そして研磨パ
ッドに送り込む。 [実施例7]図4に一体構造とした本発明のCMP研磨
装置の実施例を示す。天井部41と床部42と左の壁部
43と右の壁部44とを有し、これらの内部に空間45
を有し、実質的に一体化された筐体40の空間内に研磨
パッド部が天井部に、またウェハ保持部が床に各々、ウ
ェハ面と研磨パッド面とを平行に対向させて固定されて
いる。一体化して研磨パッドに加圧力を加えられるの
で、装置全体の軽量化、小型化が出来る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のCMP研
磨装置はウェハの被研磨面に、ほぼ同じ寸法の研磨パッ
ドを固定した小さな軽い研磨パッド保持体を対向させ、
ウェハには低速回転運動をさせ、研磨パッドには高速振
動をさせて研磨する。従来のCMP研磨装置のような大
型プラテンを用いないので、小型軽量で装置の設置費用
が安い。また、研磨パッドとウエハの面積がほぼ同じで
常時ほぼ重なった状態で研磨されるので、研磨パッドの
使用効率が高く、従って設備、従って設置面積に対する
使用効率が高い。更にまた、ウェハを上向きに研磨する
ことができるので、ウェハ反転機構が不要なため歩留り
向上が図れる。更にまた、ウェハ全面にわたってウェハ
と研磨パッドの相対速度がほぼ均一なので、ウェハ面で
の研磨膜厚の均一性が良好である。更にまた、研磨パッ
ド全面に渡って研磨パッドとウェハとの相対速度がほぼ
均一なので、研磨パッドが研磨パッド面全面に渡ってほ
ぼ均一に減耗するので、面出しを行うドレッシング操作
無しでも研磨パッドの長寿命化をはかることができる。
更にまた、研磨パッドのサイズが小さいため交換のため
のメンテナンスが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明図である。
【図2】実施例5の研磨パッド保持体を示す図である。
【図3】実施例6の研磨剤供給機構を示す図である。
【図4】実施例7の一体型CMP研磨装置を示す図であ
る。
【図5】実施例1、2の研磨パッド部の構造を示す図で
ある。
【図6】実施例3の研磨パッド部の構造を示す図であ
る。
【図7】ウェハの最大周速度が研磨パッドの振動による
平均速度を超えてはならないことを説明する図。
【図8】従来のCMP研磨装置を示す図である。(a)
従来の研磨装置の図(b)従来の研磨装置における研磨
パッドの使用される領域を説明する図
【図9】ベルト状研磨パッドの従来のCMP研磨装置を
示す図である。
【図10】偏心、回転タイプの従来のCMP研磨装置を
示す図である。
【符号の説明】 1 被研磨部部材であるウェハ 2 ウェハ保持部 3 ウェハ回転機構の回転軸 4 研磨パッド 5 研磨パッド部 6 研磨剤を供給するための孔 7 ウェハ保持体 8 格子溝 9 研磨パッド保持体 10 研磨パッド振動機構の振動方向 20 光ファイバ 21 光学モニタ 30 研磨剤供給機構 31 供給槽 32 供給管 33 研磨剤槽 34 水槽 40 筐体 41 天井部 42 床部 43 左の壁部 44 右の壁部 100 プラテン 101 研磨パッド 102 ウェハ 103 ウェハを保持するための研磨ヘッド 104 研磨剤供給機構 105 ベルト状研磨パッド P 研磨パッドへの加圧を示す A、B、C、D ウェハ上の図1、図7に対応する位置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】研磨パッド部と被研磨部材保持部とを具え
    被研磨部材を研磨する研磨装置であって、前記研磨パッ
    ド部が前記被研磨部材の寸法に研磨パッドの振動振幅の
    2倍を加えたサイズの研磨パッドを保持するための研磨
    パッド保持体と、前記研磨パッドに振動を与えるための
    研磨パッド振動機構とを具えることを特徴とする研磨装
    置。
  2. 【請求項2】前記被研磨部材保持部が被研磨部材の回転
    を与えるための被研磨部材回転機構を具えることを特徴
    とする請求項1記載の研磨装置。
  3. 【請求項3】前記研磨パッドに周波数30Hz以上10
    KHz以下の一次元振動が与えられ、前記被研磨部材に
    10rpm以下の回転が与えられることを特徴とする請
    求項2記載の研磨装置。
  4. 【請求項4】前記研磨パッド保持体が研磨剤供給のため
    の孔を有することを特徴とする請求項1〜3何れか1項
    記載の研磨装置。
  5. 【請求項5】前記研磨パッド保持体が光学式終点検出の
    ための孔を有することを特徴とする請求項4記載の研磨
    装置。
  6. 【請求項6】前記研磨パッド保持体がAskerC硬度
    70以上98以下で、格子溝または螺旋溝または同心円
    溝から選ばれた一種類以上の溝を有し、前記溝の交点に
    研磨剤供給または終点検出の少なくとも一つのための孔
    を有することを特徴とする請求項4、5何れか1項記載
    の研磨装置。
  7. 【請求項7】前記被研磨部材の被研磨面が重力方向に対
    して上向きであることを特徴とする請求項1〜6何れか
    1項記載の研磨装置。
  8. 【請求項8】前記ウェハ回転機構の回転軸の直径が前記
    被研磨部材の直径に対して1/21/2 以上であることを
    特徴とする請求項2〜7何れか1項記載の研磨装置。
  9. 【請求項9】少なくとも天井部と床部と左の壁部と右の
    壁部とその内部の空間を有し且つ実質的に一体化された
    筐体を具え、前記研磨パッド部と前記被研磨部材保持部
    とが前記天井部と前記床部と前記左の壁部と前記右の壁
    部の何れか一つに各々固定され、前記空間内に収納され
    ていることを特徴とする請求項1〜8何れか1項記載の
    研磨装置。
  10. 【請求項10】前記研磨パッド振動機構が超音波モータ
    または電磁モータまたは超音波リニアモータまたは電磁
    リニアモータまたはピエゾ素子またはボイスコイルから
    選ばれた一種類以上のアクチュエータを有することを特
    徴とする請求項1〜9何れか1項記載の研磨装置。
  11. 【請求項11】前記被研磨部材がウェハであることを特
    徴とする請求項1〜10何れか1項記載の研磨装置。
  12. 【請求項12】請求項1〜11記載の研磨装置を用いた
    研磨方法に於いて、被研磨部材の回転を行わず研磨パッ
    ドの振動のみで研磨を行う段階と、研磨パッドの振動と
    合わせて被研磨部材の回転を行う段階とを有することを
    特徴とする研磨方法。
  13. 【請求項13】請求項2〜11何れか1項記載の研磨装
    置を用いた研磨方法であって、被研磨部材の回転速度は
    被研磨部材の最大周速度が研磨パッドの振動による平均
    速度以下で行われることを特徴とする研磨方法。
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CN115026705A (zh) * 2022-06-28 2022-09-09 广东先导微电子科技有限公司 抛光机

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