JP2008066551A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】膜厚の異なる絶縁膜を基板上に精度良く作り分ける。
【解決手段】基板1上の第1の絶縁膜2を、i線用レジスト3、SOG膜4、KrF/ArF用レジスト5を含む多層レジストを用いてエッチングする。その際は、まずKrF/ArF用レジスト5をパターニングし、それをマスクにしてSOG膜4、i線用レジスト3をドライエッチングし、そのi線用レジスト3をマスクにして第1の絶縁膜2をウェットエッチングする。そして、第1の絶縁膜2がエッチングされた基板1上に、第1の絶縁膜2と異なる膜厚の第2の絶縁膜を形成する。これにより、KrF/ArF用レジスト5のパターニング精度で第1の絶縁膜2をエッチングすることができるため、膜厚の異なる第1の絶縁膜2と第2の絶縁膜を基板1上に精度良く作り分けることが可能になる。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置の製造方法に関し、特に複数種のトランジスタを備えた半導体装置の製造方法に関する。
LSI(Large Scale Integration)には、通常、外部との信号入出力用に3.3Vや2.5Vといった高い電圧で動作するMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ(「高電圧トランジスタ」という。)と、論理回路用に1.2Vや1.0Vといった低い電圧で動作するMOSトランジスタ(「低電圧トランジスタ」という。)が混載されている。
このような高電圧トランジスタと低電圧トランジスタには、その信頼性と性能の観点から、膜厚の異なるゲート絶縁膜が用いられる。また、待機時消費電力を抑えるために、待機時に電力を消費するSRAM(Static Random Access Memory)部等にはやや厚めのゲート絶縁膜を形成する等、1チップ内に膜厚の異なる多種のゲート絶縁膜を形成する要求が強くなってきている。
通常、ゲート絶縁膜は、基板上に形成された絶縁膜を、ゲート電極の直下に残るようにエッチング加工して形成される。膜厚の異なるゲート絶縁膜を形成するために、同一基板上に膜厚の異なる絶縁膜を作り分ける場合には、例えば、次の図20から図23に例示するような方法が用いられる。
図20は厚い絶縁膜の形成工程の要部断面模式図、図21はレジストの形成工程の要部断面模式図、図22はエッチング工程の要部断面模式図、図23は薄い絶縁膜の形成工程の要部断面模式図である。
まず、図20に示すように、基板100の全面に、厚い絶縁膜101を形成する。次いで、図21に示すように、全面にレジスト102を形成した後、フォトプロセスにより、後述の薄い絶縁膜103(図23参照。)を形成する領域を除いた領域にそのレジスト102が残るよう、パターニングを行う。次いで、図22に示すように、残ったレジスト102をマスクにして、露出する厚い絶縁膜101を、フッ酸(HF)溶液等を用いたウェットプロセスにてエッチングする(例えば、特許文献1,2参照。)。最後に、レジスト102を除去し、図23に示すように、厚い絶縁膜101がエッチングされた領域に、薄い絶縁膜103を形成する。なお、3種以上の膜厚の絶縁膜を形成する場合には、このような手順を繰り返せばよい。
ところで、近年では、LSIのチップサイズを小さくするために、混載されるMOSトランジスタの間隔を狭くすることが求められており、隣接するMOSトランジスタのゲート絶縁膜の間隔を狭くすることが必要になる場合がある。例えば、ゲート長手方向に隣接する、動作電圧の異なるMOSトランジスタについて、それらの異なる膜厚のゲート絶縁膜の間隔を狭くしたり、アクティブ領域を共有して隣接する、動作電圧の異なるMOSトランジスタについて、それらの異なる膜厚のゲート絶縁膜の間隔を狭くしたりする場合等である。
このように狭い間隔でゲート絶縁膜を形成するためには、ゲート電極材料およびその下の絶縁膜が高精度に加工できることに加え、あらかじめ基板上の所定の領域に所定の膜厚で高精度に絶縁膜を作り分けておくことが必要になってくる。
上記図20から図23に示したような方法を用いた絶縁膜の作り分けでは、従来、そのレジスト102として、i線(波長365nm)を使って露光が行えるi線用レジストを用いれば充分であった。しかしながら、上記のようなゲート絶縁膜の間隔を狭くするといった要求に伴い、絶縁膜の作り分けをより高精度で行うためには、より露光精度の高いフッ化クリプトン(KrF)エキシマレーザ(波長248nm)やフッ化アルゴン(ArF)エキシマレーザ(波長193nm)を使って露光を行うKrFエキシマレーザ用レジスト(単に「KrF用レジスト」という。)やArFエキシマレーザ用レジスト(単に「ArF用レジスト」という。)を用いることが必要になってくる。
なお、従来、ドライエッチングによる被加工膜のパターニング精度を高めることを目的として多層レジストプロセスが提案されており(例えば、特許文献3参照。)、また、KrF用レジストとArF用レジストを用いた多層レジスト構造が提案されている(例えば、特許文献4参照。)。
特開平9−181193号公報 特開2006−19661号公報 特開2002−198295号公報 特開2002−372787号公報
上記のように、KrF用レジストまたはArF用レジスト(KrF/ArF用レジスト)は、i線用レジストに比べてパターニング精度が高い。しかし、絶縁膜の作り分けにおいて、上記のようなHF溶液等によるウェットエッチングのマスクを、これまでのi線用レジストから、よりパターニング精度の高いKrF/ArF用レジストに変更すると、次のような問題が生じる。
すなわち、i線用レジストは、HF等に対して強い耐性を有しているのに対し、KrF/ArF用レジストは、HF等に対する耐性が弱い。
そのため、上記図20から図23に示した方法の場合、レジスト102としてi線用レジストの代わりにKrF/ArF用レジストを用いると、KrF/ArF用レジストのHF等に対する耐性が弱いことから、たとえKrF/ArF用レジスト自体のパターニングが高精度に行われたとしても、それをマスクにして厚い絶縁膜101をHF溶液等でウェットエッチングする際、KrF/ArF用レジストがHF溶液等の染み込みによって溶解し、マスクされていた領域の厚い絶縁膜101までがエッチングされてしまうといったことが起こる。
したがって、異なる膜厚の絶縁膜の作り分けを行う場合に、そのウェットエッチングにi線用レジストに替えてKrF/ArF用レジストをそのまま用いるのみでは、KrF/ArFエキシマレーザによる露光精度での作り分けが困難であった。
このような問題は、ウェットエッチングに替えてドライエッチングを行うようにすることで回避することは可能である。しかし、レジスト102にKrF/ArF用レジストを用い、パターニング後のそれをマスクにして厚い絶縁膜101をドライエッチングしたときには、基板100にダメージが入ってしまい、その基板100上に薄い絶縁膜103を形成すると、その薄い絶縁膜103にもダメージが残ってしまう。厚い絶縁膜101のエッチングには、信頼性とトランジスタ性能の観点から、ウェットエッチングを用いることが望ましい。
また、絶縁膜の作り分けには、例えばLOCOS法のように、Si基板の全面に窒化シリコン(SiN)膜を堆積した後、それをパターニングし、そのSiN膜を除去した領域に熱酸化により所定膜厚の酸化シリコン(SiO2)膜を形成し、残るSiN膜を除去してから、さらに異なる膜厚のSiO2膜を熱酸化により形成する方法を用いることも考えられる。
しかし、この方法の場合、Si基板上に堆積したSiN膜をパターニングする際には、Si基板へのダメージを考慮し、リン酸(H3PO4)溶液等を用いてSiN膜をウェットエッチングすることが望ましいが、そのパターニングにKrF/ArF用レジストを用いると、KrF/ArF用レジストはリン酸に対しても耐性が弱く、高精度にSiO2膜を作り分けることは困難になる。
また、上記図20から図23に示したような方法を用いて、異なる膜厚の絶縁膜、例えばSiO2膜を作り分ける際には、レジスト102としてSiN膜を用いることも可能である。
しかし、この方法の場合には、SiN膜をマスクにした厚い絶縁膜(SiO2膜)101のウェットエッチング後、薄い絶縁膜(SiO2膜)103の形成前に、基板100にダメージを与えることなく、厚い絶縁膜101上からSiN膜を除去する技術が必要になってくる。また、SiN膜をマスクにした厚い絶縁膜101のウェットエッチングに続いて薄い絶縁膜103を形成した場合には、薄い絶縁膜103にダメージを与えることなく、厚い絶縁膜101上からSiN膜を除去する技術が必要になってくる。
このように、これまで、異なる膜厚の絶縁膜を基板上に高精度に作り分ける適当な手法がなかったことが、チップサイズが小さく、高性能でかつ高信頼性のLSIを実現する上での制約のひとつになっていた。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、複数種のトランジスタを備えた小型で高性能かつ高信頼性を有する半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、基板上に第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜上に下層レジスト、中間層、上層レジストを積層する工程と、前記上層レジストをパターニングする工程と、パターニングされた前記上層レジストをマスクに前記中間層をエッチングする工程と、エッチング後の前記中間層をマスクに前記下層レジストをエッチングする工程と、エッチング後の前記下層レジストをマスクに前記第1の絶縁膜をエッチングする工程と、前記第1の絶縁膜がエッチングされた前記基板上に前記第1の絶縁膜と異なる膜厚の第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第1,第2の絶縁膜が形成された前記基板上に導電性材料を形成する工程と、前記導電性材料をパターニングして前記第1,第2の絶縁膜上にそれぞれゲート電極を形成する工程と、前記基板に不純物を導入してソース・ドレイン領域を形成する工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
このような半導体装置の製造方法によれば、基板上に形成された第1の絶縁膜が、下層レジスト、中間層および上層レジストを用いてエッチングされ、第2の絶縁膜が、その第1の絶縁膜がエッチングされた基板上に、第1の絶縁膜と異なる膜厚で形成される。パターニング後の上層レジストのパターンが中間層、そして下層レジストへと転写され、その下層レジストをマスクにして第1の絶縁膜がエッチングされる。したがって、第1の絶縁膜は、上層レジストのパターニング精度でエッチングされ、そのエッチングされた基板上に第2の絶縁膜が形成されることにより、第1,第2の絶縁膜が基板上に精度良く作り分けられるようになる。このような第1,第2の絶縁膜を用いてトランジスタが構成される。
本発明では、膜厚の異なる絶縁膜を基板上に多層レジストを用いて作り分けるようにした。これにより、基板上の適切な領域に適切な膜厚で絶縁膜を形成することが可能になる。このようにして形成される絶縁膜を、例えば、MOSトランジスタのゲート絶縁膜に用いる場合には、動作電圧の異なる複数種のMOSトランジスタを一基板上に精度良く作り分けることが可能になるため、耐圧、速度、消費電力等の性能が優れたMOSトランジスタを備える高性能の半導体装置が実現可能になる。また、絶縁膜を基板上に精度良く作り分けることによって、隣接するMOSトランジスタのゲート絶縁膜の間隔をより狭くすることが可能になり、MOSトランジスタを備える半導体装置の小型化を図ることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1から図5は絶縁膜作り分け方法の説明図である。ここでは、基板上の絶縁膜の作り分けに、下層レジスト、中間層および上層レジストで構成される多層レジストを用いる。
図1は上層レジストのパターニング工程の要部断面模式図である。
まず、基板1の全面に、所定膜厚の第1の絶縁膜2を形成する。例えば、基板1としてSi基板を用い、それを所定の条件にて熱酸化することにより、第1の絶縁膜2として所定膜厚の熱酸化膜を形成する。また、第1の絶縁膜2として、CVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて、所定膜厚のSiO2膜を形成してもよい。
第1の絶縁膜2上には、下層レジストとして例えばi線用レジスト3を形成し、さらにその上には、中間層として例えばSOG(Spin On Glass)膜4を形成する。そして、その上には、必要に応じて反射防止膜(図示せず。)を形成した後、上層レジストとして例えばKrF/ArF用レジスト5を形成する。例えば、i線用レジスト3は、膜厚1μm以下とし、SOG膜4は、膜厚約0.1μmとし、KrF/ArF用レジスト5は、KrF用レジストの場合であれば、膜厚約0.32μmとする。これらの各層は、いずれも塗布法により形成することができる。
このようなi線用レジスト3、SOG膜4およびKrF/ArF用レジスト5が積層された多層レジストを形成した後、フォトプロセスにてKrF/ArF用レジスト5を、KrF/ArFエキシマレーザを用いて露光し、現像を行って、パターニングする。このパターニングは、後述のように第1の絶縁膜2より薄く形成される第2の絶縁膜6(図5参照。)の形成領域を除いた領域にKrF/ArF用レジスト5が残るように行う。
図2は中間層のエッチング工程の要部断面模式図である。
KrF/ArF用レジスト5のパターニング後は、それをマスクにしてSOG膜4をドライエッチングする。SOG膜4のドライエッチングは、例えば、窒素(N2)ガスと酸素(O2)ガスを用い、400Wの条件で行う。これにより、パターニングされたKrF/ArF用レジスト5のパターンが、SOG膜4に転写されることになる。
図3は下層レジストのエッチング工程の要部断面模式図である。
SOG膜4のドライエッチング後は、それをマスクにして、第1の絶縁膜2が露出するまでi線用レジスト3をドライエッチングする。i線用レジスト3のドライエッチングは、例えば、トリフルオロメタン(CHF3)とO2ガスを用い、400Wの条件で行う。これにより、ドライエッチング後のSOG膜4のパターンが、換言すればKrF/ArF用レジスト5のパターンが、i線用レジスト3に転写されることになる。
このように、i線用レジスト3は、その上層に形成されたKrF/ArF用レジスト5を用いてパターニングされるため、i線用レジスト3を直接i線でパターニングするのに比べ、より高い寸法精度でパターニングされる。
なお、このi線用レジスト3のエッチングの際に、KrF/ArF用レジスト5は除去される。
図4は第1の絶縁膜のエッチング工程の要部断面模式図である。
i線用レジスト3のドライエッチング後は、例えば希釈HF溶液を用いて、露出する第1の絶縁膜2を等方的にウェットエッチングする。第1の絶縁膜2をウェットエッチングするのは、前述のように、ドライエッチングした場合の基板1へのダメージを抑えるためである。ウェットエッチングに用いる希釈HF溶液としては、例えば、純水でHFを200:1若しくは100:1の比で希釈したものを用いる。
このウェットエッチングの段階においては、第1の絶縁膜2のマスクとして、HF耐性を有するi線用レジスト3を用いるため、i線用レジスト3に形成されたパターンの寸法で精度良く第1の絶縁膜2をエッチングすることができる。
なお、第1の絶縁膜2が熱酸化膜である場合、熱酸化膜の希釈HF溶液でのエッチングレートは、その膜質のため、SOG膜4の希釈HF溶液でのエッチングレートに比べて充分遅く、SOG膜4は、この希釈HF溶液を用いたウェットエッチングの段階で、i線用レジスト3上から除去される。第1の絶縁膜2が高温CVD法を用いて形成されたSiO2膜である場合も同様である。
また、たとえこの希釈HF溶液を用いたウェットエッチング後にi線用レジスト3上にSOG膜4が残っていたとしても、そのSOG膜4は、後にi線用レジスト3を除去する際にリフトオフされる。
図5は第2の絶縁膜の形成工程の要部断面模式図である。
第1の絶縁膜2のウェットエッチング後は、まず、残っているi線用レジスト3を除去する。i線用レジスト3は、例えば、硫酸(H2SO4)と過酸化水素(H22)の混合溶液を用いたウェットエッチングにより、第1の絶縁膜2にダメージを与えることなく、除去することができる。
そして、i線用レジスト3の除去後、第1の絶縁膜2よりも薄い第2の絶縁膜6を形成する。例えば、基板1としてSi基板を用い、それを所定の条件にて熱酸化することにより、第2の絶縁膜6として第1の絶縁膜2より薄い熱酸化膜を形成する。また、高温CVD法を用いて、第1の絶縁膜2より薄いSiO2膜を形成してもよい。
このようにして形成された第1,第2の絶縁膜2,6を、例えば、MOSトランジスタのゲート絶縁膜として用いる場合には、この後、常法に従い、ゲート電極やソース・ドレイン領域等の形成を行い、トランジスタ構造を形成すればよい。
以上、図1から図5に示したような方法によれば、第1の絶縁膜2をウェットエッチングする際のマスクに、HF耐性を有するi線用レジスト3を用いるため、希釈HF溶液の染み込みが抑えられ、i線用レジスト3のパターンに対し高い精度で第1の絶縁膜2をウェットエッチングすることができる。そして、このi線用レジスト3は、その上層に形成されたKrF/ArF用レジスト5を用いてパターニングされる。したがって、第1の絶縁膜2を、KrF/ArFエキシマレーザの露光精度でエッチングすることができ、また、そのような高い精度で第1,第2の絶縁膜2,6の作り分けを行うことができるようになる。
なお、3種以上の膜厚の絶縁膜を形成する場合には、上記の方法を繰り返すようにすればよい。
また、エッチング液は、上記の希釈HF溶液のほか、第1の絶縁膜2の材質に応じて選択することができ、また、選択されたエッチング液に応じて下層レジストの材質を選択することができる。また、中間層は、下層レジスト上に形成可能であり、かつ、上層レジストとエッチング選択性を有するものであれば、材質は特に限定されない。
また、上記の方法は、第1,第2の絶縁膜を同じ材質とする場合のほか、互いに異なる材質とする場合であっても、同様に適用可能であり、また、同様の効果を得ることが可能である。
以下、上記のような絶縁膜作り分け方法を、複数種のMOSトランジスタが混載されたLSIチップの形成に適用した場合を例に、具体的に説明する。
まず、第1の適用例について説明する。
ここでは、同一LSIチップ内に、1.2Vで動作する高速トランジスタおよび低消費電力トランジスタ、並びに2.5Vで動作するI/Oトランジスタを形成する場合について述べる。高速トランジスタには、膜厚約1.4nmのSiO2膜を形成し、低消費電力トランジスタには、膜厚約1.7nmのSiO2膜を形成するものとする。また、I/Oトランジスタには、膜厚約5nmのSiO2膜を形成するものとする。
図6はMOSトランジスタ形成領域の形成工程の要部断面模式図である。
まず、Si基板10に、STI(Shallow Trench Isolation)11を形成し、高速トランジスタ、低消費電力トランジスタおよびI/Oトランジスタの形成領域を設ける。各形成領域には、それぞれ所定のチャネル注入を行い、チャネル注入領域12,13,14を形成する。
図7はI/Oトランジスタ用SiO2膜の形成工程の要部断面模式図である。
チャネル注入領域12,13,14の形成後、全面に、まず最も厚いI/Oトランジスタ用のSiO2膜15を形成する。このI/Oトランジスタ用のSiO2膜15、並びに後述の低消費電力トランジスタ用のSiO2膜19(図10参照。)および高速トランジスタ用のSiO2膜20(図13参照。)は、熱酸化法により形成する。I/Oトランジスタ用のSiO2膜15は、低消費電力トランジスタ用のSiO2膜19を形成するための熱酸化、および高速トランジスタ用のSiO2膜20を形成するための熱酸化を経た後、I/Oトランジスタの目的の膜厚である約5nmになるように、ここでは膜厚約4.8nmで形成する。
図8は第1の多層レジストの形成工程の要部断面模式図である。
I/Oトランジスタ用のSiO2膜15の形成後は、その上に、i線用レジスト16a、SOG膜17a、反射防止膜(図示せず。)、およびKrF用レジスト18aを順に、それぞれ所定の膜厚で積層形成する。ここでは、いずれの層も塗布法によって形成する。
なお、このような多層レジストの形成後は、まず、高速トランジスタ形成領域と低消費電力トランジスタ形成領域が開口できるようにKrF用レジスト18aをパターニングし、その下の反射防止膜およびSOG膜17aをドライエッチングする。続いて、KrF用レジスト18aおよびSOG膜17aをマスクにしてi線用レジスト16aをドライエッチングする。このi線用レジスト16aのドライエッチングの際には、KrF用レジスト18aがすべて除去される。このようにして高速トランジスタ形成領域と低消費電力トランジスタ形成領域を開口させた後、次に示すSiO2膜15のウェットエッチングに進む。
図9はI/Oトランジスタ用SiO2膜のウェットエッチング工程の要部断面模式図である。
i線用レジスト16aのドライエッチングまで行った後、その状態から、希釈HF溶液(100:1)を用い、高速トランジスタ形成領域と低消費電力トランジスタ形成領域に露出するSiO2膜15をウェットエッチングする。その際、i線用レジスト16a上からはSOG膜17aがウェットエッチングされる。
図10は低消費電力トランジスタ用SiO2膜の形成工程の要部断面模式図である。
SiO2膜15のウェットエッチング後は、i線用レジスト16aを、H2SO4,H22の混合溶液を用いて除去する。
次いで、Si基板10表面に、低消費電力トランジスタ用のSiO2膜19を、熱酸化法により形成する。その際、SiO2膜19は、後述する高速トランジスタ用のSiO2膜20(図13参照。)を形成するための熱酸化を経た後、低消費電力トランジスタの目的の膜厚である約1.7nmになるように、ここでは膜厚約1.5nmで形成する。
図11は第2の多層レジストの形成工程の要部断面模式図である。
低消費電力トランジスタ用のSiO2膜19の形成後は、上記図8と同様にして、まず全面にi線用レジスト16b、SOG膜17b、反射防止膜(図示せず。)、およびKrF用レジスト18bを、塗布法により順に積層し、高速トランジスタ形成領域が開口できるようにKrF用レジスト18bをパターニングする。
図12は低消費電力トランジスタ用SiO2膜のウェットエッチング工程の要部断面模式図である。
KrF用レジスト18bのパターニング後は、その下の反射防止膜、SOG膜17b、並びにi線用レジスト16b(およびKrF用レジスト18b)をドライエッチングする。そして、その状態から、希釈HF溶液(100:1)を用い、高速トランジスタ形成領域に露出するSiO2膜19(およびSOG膜17b)をウェットエッチングする。
図13は高速トランジスタ用SiO2膜の形成工程の要部断面模式図である。
SiO2膜19のウェットエッチング後は、i線用レジスト16bを除去し、続いて、Si基板10表面に、高速トランジスタ用の膜厚約1.4nmのSiO2膜20を、熱酸化法により形成する。
この高速トランジスタ用のSiO2膜20を形成するための熱酸化後、I/Oトランジスタ用のSiO2膜15の膜厚が約5nmとなり、低消費電力トランジスタ用のSiO2膜19の膜厚が約1.7nmとなる。
図14はMOSトランジスタ形成工程の要部断面模式図である。
各SiO2膜15,19,20の形成後は、常法に従い、MOSトランジスタを形成する。
すなわち、まず全面にポリシリコン等の導電性材料を堆積し、これと各SiO2膜15,19,20を加工する。これにより、I/Oトランジスタ、低消費電力トランジスタおよび高速トランジスタの各形成領域に、SiO2膜15,19,20を介してそれぞれゲート電極21,22,23を形成する。
次いで、I/Oトランジスタ、低消費電力トランジスタおよび高速トランジスタの各形成領域に、それぞれゲート電極21,22,23をマスクにしてイオン注入を行い、ソース・ドレイン・エクステンション領域24,25,26を形成する。さらに、低消費電力トランジスタおよび高速トランジスタの各形成領域には、それぞれゲート電極22,23をマスクにしてイオン注入を行い、ポケット領域27,28を形成する。
なお、この後、低消費電力トランジスタおよび高速トランジスタの各形成領域については、薄いサイドウォールを形成した後、それとゲート電極22,23をマスクにしたイオン注入によって、ソース・ドレイン・エクステンション領域24,25,26の外側にさらに第2のソース・ドレイン・エクステンション領域を形成するようにしてもよい。
次いで、全面にSiO2膜やSiN膜等の絶縁膜を堆積し、エッチバックを行って、各ゲート電極21,22,23の側壁にサイドウォール29,30,31を形成する。
次いで、I/Oトランジスタ、低消費電力トランジスタおよび高速トランジスタの各形成領域に、それぞれゲート電極21,22,23およびサイドウォール29,30,31をマスクにしてイオン注入を行い、ソース・ドレイン領域32,33,34を形成する。
以後は、層間絶縁膜、コンタクト電極、配線等の形成工程を経て、LSIチップを完成させる。
以上、この第1の適用例のような方法を用いることにより、KrFエキシマレーザの露光精度で、I/Oトランジスタ、低消費電力トランジスタおよび高速トランジスタの各形成領域にそれぞれ、膜厚の異なるSiO2膜15,19,20を形成することができる。
これにより、I/Oトランジスタのような高電圧トランジスタと、低消費電力トランジスタや高速トランジスタ等の低電圧トランジスタを、それぞれ適切な領域に、適切なゲート絶縁膜の膜厚で形成することができる。したがって、耐圧、速度、消費電力の性能が優れたMOSトランジスタを備える高性能LSIチップを形成することが可能になる。
また、膜厚の異なるSiO2膜15,19,20をあらかじめSi基板10上に高精度に作り分けることにより、動作電圧の異なるすなわちゲート絶縁膜の膜厚が異なるMOSトランジスタがゲート長手方向に隣接する場合に、それらのゲート絶縁膜の間隔を狭くすることが可能になるため、LSIチップの小型化を図ることが可能になる。さらに、ここでは図示を省略するが、動作電圧の異なるMOSトランジスタがアクティブ領域を共有して隣接する場合にも、それらのゲート絶縁膜の間隔を狭くすることが可能になるため、LSIチップの小型化を図ることが可能になる。
次に、第2の適用例について説明する。
なお、第2の適用例の説明において、上記第1の適用例の図6から図14に示した要素と同一の要素については同一の符号を付し、その説明の詳細は省略する。
第2の適用例では、上記第1の適用例と同じく、同一LSIチップ内に、1.2Vで動作する高速トランジスタおよび低消費電力トランジスタ、並びに2.5Vで動作するI/Oトランジスタを形成する。
この第2の適用例では、上記第1の適用例で述べた図6から図8に示した工程までは同じであり、図8に示した工程後、次の図15に示す工程に進む。
図15は第2の適用例のI/Oトランジスタ用SiO2膜のウェットエッチング工程の要部断面模式図である。
まず、上記図8に示したように、I/Oトランジスタ用のSiO2膜15を形成して、その上に、i線用レジスト16a、SOG膜17a、反射防止膜(図示せず。)、およびKrF用レジスト18aを、塗布法により順に積層する。そして、この第2の適用例では、低消費電力トランジスタ形成領域のみが開口できるようにKrF用レジスト18aをパターニングし、低消費電力トランジスタ形成領域の反射防止膜、SOG膜17a、並びにi線用レジスト16a(およびKrF用レジスト18a)をドライエッチングする。
図15に示すように、i線用レジスト16aのドライエッチングまで行った後、その状態から、希釈HF溶液(100:1)を用い、低消費電力トランジスタ形成領域に露出するSiO2膜15(およびSOG膜17a)をウェットエッチングする。
図16は第2の適用例の低消費電力トランジスタ用SiO2膜の形成工程の要部断面模式図である。
SiO2膜15のウェットエッチング後は、i線用レジスト16aを除去し、低消費電力トランジスタ用のSiO2膜19を、熱酸化法により形成する。SiO2膜19は、後に行われる熱酸化を考慮し、膜厚約1.5nmで形成する。
図17は第2の適用例の第2の多層レジストの形成工程の要部断面模式図である。
低消費電力トランジスタ用のSiO2膜19の形成後は、上記図11と同様にして、全面にi線用レジスト16b、SOG膜17b、反射防止膜(図示せず。)、およびKrF用レジスト18bを、塗布法により順に積層し、高速トランジスタ形成領域が開口できるようにKrF用レジスト18bをパターニングする。
以降は、上記第1の適用例の図12および図13に示した工程と同様にしてSiO2膜15,19,20の作り分けが行える。すなわち、高速トランジスタ形成領域の反射防止膜、SOG膜17b、並びにi線用レジスト16b(およびKrF用レジスト18b)をドライエッチングし、その状態から、希釈HF溶液(100:1)を用い、高速トランジスタ形成領域に露出するSiO2膜15(およびSOG膜17b)をウェットエッチングする(図12参照。)。その後、i線用レジスト16bを除去し、高速トランジスタ用の膜厚約1.4nmのSiO2膜20を、熱酸化法により形成する(図13参照。)。この熱酸化後、I/Oトランジスタ用のSiO2膜15の膜厚が約5nmとなり、低消費電力トランジスタ用のSiO2膜19の膜厚が約1.7nmとなる。
その後、上記図14に示したような工程を経てMOSトランジスタを形成し、層間絶縁膜、コンタクト電極、配線等の形成工程を経て、LSIチップを完成させる。
以上、この第2の適用例のような方法を用いても、上記第1の適用例で述べたのと同様の効果を得ることができる。
さらに、この第2の適用例のような方法を用いた場合には、上記第1の適用例に比べ、高速トランジスタ形成領域のSi基板10が希釈HF溶液に曝される回数を減らすことができる。すなわち、上記第1の適用例では、高速トランジスタ形成領域が、上記図9および図12に示した2工程で希釈HF溶液に曝されるのに対し、この第2の適用例では、上記図17の次に行われる工程(図12参照。)のみである。
希釈HF溶液を用いてSi基板10上の任意のSiO2膜をウェットエッチングする際には、ある程度のオーバーエッチングが必要になる。したがって、Si基板10が希釈HF溶液に曝される回数を減らすことにより、Si基板10に段差が形成されるのを抑えることが可能になる。Si基板10に段差があると、その後の露光工程で焦点深度のずれが発生する等の可能性があり、Si基板10の段差形成を抑えることにより、そのような問題を回避することが可能になる。
次に、第3の適用例について説明する。
なお、第3の適用例の説明において、上記第1の適用例の図6から図14に示した要素と同一の要素については同一の符号を付し、その説明の詳細は省略する。
第3の適用例では、上記第1の適用例と同じく、同一LSIチップ内に、1.2Vで動作する高速トランジスタおよび低消費電力トランジスタ、並びに2.5Vで動作するI/Oトランジスタを形成する。
第3の適用例では、上記第1の適用例で述べた図6から図7に示した工程までは同じであり、図7に示した工程後、次の図18に示す工程に進む。
図18は第3の適用例のi線用レジストの形成工程の要部断面模式図である。
上記図7に示したように、I/Oトランジスタ用のSiO2膜15を形成した後は、図18に示すように、まず全面にi線用レジスト40を塗布法により形成し、そのパターニングを行って、i線用レジスト40を、I/Oトランジスタ形成領域のみに残し、高速トランジスタ形成領域および低消費電力トランジスタ形成領域からは除去する。
図19は第3の適用例のI/Oトランジスタ用SiO2膜のウェットエッチング工程の要部断面模式図である。
i線用レジスト40のパターニング後、希釈HF溶液(100:1)を用い、高速トランジスタ形成領域および低消費電力トランジスタ形成領域に露出するSiO2膜15をウェットエッチングする。その後、i線用レジスト40は除去する。
以降は、上記第1の適用例の図10から図13に示した工程と同様にしてSiO2膜15,19,20の作り分けが行える。すなわち、まず、SiO2膜15がウェットエッチングされた高速トランジスタ形成領域および低消費電力トランジスタ形成領域に、低消費電力トランジスタ用のSiO2膜19を熱酸化法により形成する(図10参照。)。その後、全面にi線用レジスト16b、SOG膜17b、反射防止膜およびKrF用レジスト18bを積層して多層レジストを形成する(図11参照。)。そして、高速トランジスタ形成領域の反射防止膜、SOG膜17b、並びにi線用レジスト16b(およびKrF用レジスト18b)をドライエッチングし、その状態から、希釈HF溶液(100:1)を用い、高速トランジスタ形成領域に露出するSiO2膜19(およびSOG膜17b)をウェットエッチングする(図12参照。)。その後、i線用レジスト16bを除去し、高速トランジスタ用のSiO2膜20を、熱酸化法により形成する(図13参照。)。
その後、上記図14に示したような工程を経てMOSトランジスタを形成し、層間絶縁膜、コンタクト電極、配線等の形成工程を経て、LSIチップを完成させる。
以上、この第3の適用例のような方法を用いた場合、I/Oトランジスタ形成領域には、i線用レジスト40のみを用いてパターニングされたSiO2膜15が形成される。i線用レジスト40は、KrF/ArF用レジストに比べると、そのパターニング精度が劣るが、同一LSIチップ内でも、高速トランジスタと低消費電力トランジスタが形成される領域と、I/Oトランジスタが形成される領域とは、回路単位で離れる場合も多い。そのようなチップレイアウトの場合には、I/Oトランジスタ用のSiO2膜15は、i線用レジスト40のパターニング精度で形成されていても、充分である。
i線用レジスト40のみを用いてI/Oトランジスタ用のSiO2膜15のパターニングを行うと、第1の適用例に比べ、多層レジストプロセスを1回省略することができ、LSIチップを低コストで形成することが可能になる。
また、この第3の適用例のような方法を用いた場合にも、上記第1の適用例で述べたのと同様の効果を得ることができる。
なお、以上の第1から第3の適用例においては、I/Oトランジスタ、低消費電力トランジスタおよび高速トランジスタの各形成領域をSTIで電気的に分離するようにしたが、LSIチップによっては、そのような分離が行われない場合(アクティブ領域を共有する場合)もある。上記の方法は、このような場合にも、同様に適用可能であり、また、同様の効果を得ることが可能である。
また、第1から第3の適用例において述べた各MOSトランジスタの動作電圧は、単なる例であって、上記の方法は、種々の動作電圧のMOSトランジスタの組み合わせに対して同様に適用可能である。また、それに応じて、各MOSトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚等が適宜選択される。
(付記1) 基板上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜上に下層レジスト、中間層、上層レジストを積層する工程と、
前記上層レジストをパターニングする工程と、
パターニングされた前記上層レジストをマスクに前記中間層をエッチングする工程と、
エッチング後の前記中間層をマスクに前記下層レジストをエッチングする工程と、
エッチング後の前記下層レジストをマスクに前記第1の絶縁膜をエッチングする工程と、
前記第1の絶縁膜がエッチングされた前記基板上に前記第1の絶縁膜と異なる膜厚の第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1,第2の絶縁膜が形成された前記基板上に導電性材料を形成する工程と、
前記導電性材料をパターニングして前記第1,第2の絶縁膜上にそれぞれゲート電極を形成する工程と、
前記基板に不純物を導入してソース・ドレイン領域を形成する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2) エッチング後の前記下層レジストをマスクに前記第1の絶縁膜をエッチングする工程においては、
ウェットエッチングに耐性を有する前記下層レジストをマスクに前記第1の絶縁膜をウェットエッチングすることを特徴とする付記1記載の半導体装置の製造方法。
(付記3) 前記上層レジストは、KrFエキシマレーザ用レジストまたはArFエキシマレーザ用レジストであって、
前記上層レジストをパターニングする工程においては、
前記上層レジストを、KrFエキシマレーザまたはArFエキシマレーザを用いて露光し、露光後の前記上層レジストを現像して、パターニングすることを特徴とする付記1または2記載の半導体装置の製造方法。
(付記4) 前記下層レジストは、i線用レジストであることを特徴とする付記1から3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記5) 前記中間層は、SOG膜であることを特徴とする付記1から4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記6) パターニングされた前記上層レジストをマスクに前記中間層をエッチングする工程、およびエッチング後の前記中間層をマスクに前記下層レジストをエッチングする工程においては、
前記中間層および前記下層レジストをドライエッチングすることを特徴とする付記1から5のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記7) 前記上層レジストをパターニングする工程においては、
前記上層レジストを、前記基板の所定電圧で動作するMOSトランジスタを形成する第1の領域に残して、前記基板の前記所定電圧より低電圧で動作するMOSトランジスタを形成する第2の領域から除去されるようにパターニングし、
前記第1の絶縁膜がエッチングされた前記基板上に前記第1の絶縁膜と異なる膜厚の前記第2の絶縁膜を形成する工程においては、
前記第1の領域に形成された前記第1の絶縁膜より薄い膜厚で、前記第2の領域に前記第2の絶縁膜を形成することを特徴とする付記1から6のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
上層レジストのパターニング工程の要部断面模式図である。 中間層のエッチング工程の要部断面模式図である。 下層レジストのエッチング工程の要部断面模式図である。 第1の絶縁膜のエッチング工程の要部断面模式図である。 第2の絶縁膜の形成工程の要部断面模式図である。 MOSトランジスタ形成領域の形成工程の要部断面模式図である。 I/Oトランジスタ用SiO2膜の形成工程の要部断面模式図である。 第1の多層レジストの形成工程の要部断面模式図である。 I/Oトランジスタ用SiO2膜のウェットエッチング工程の要部断面模式図である。 低消費電力トランジスタ用SiO2膜の形成工程の要部断面模式図である。 第2の多層レジストの形成工程の要部断面模式図である。 低消費電力トランジスタ用SiO2膜のウェットエッチング工程の要部断面模式図である。 高速トランジスタ用SiO2膜の形成工程の要部断面模式図である。 MOSトランジスタ形成工程の要部断面模式図である。 第2の適用例のI/Oトランジスタ用SiO2膜のウェットエッチング工程の要部断面模式図である。 第2の適用例の低消費電力トランジスタ用SiO2膜の形成工程の要部断面模式図である。 第2の適用例の第2の多層レジストの形成工程の要部断面模式図である。 第3の適用例のi線用レジストの形成工程の要部断面模式図である。 第3の適用例のI/Oトランジスタ用SiO2膜のウェットエッチング工程の要部断面模式図である。 厚い絶縁膜の形成工程の要部断面模式図である。 レジストの形成工程の要部断面模式図である。 エッチング工程の要部断面模式図である。 薄い絶縁膜の形成工程の要部断面模式図である。
符号の説明
1 基板
2 第1の絶縁膜
3 i線用レジスト
4 SOG膜
5 KrF/ArF用レジスト
6 第2の絶縁膜
10 Si基板
11 STI
12,13,14 チャネル注入領域
15,19,20 SiO2
16a,16b,40 i線用レジスト
17a,17b SOG膜
18a,18b KrF用レジスト
21,22,23 ゲート電極
24,25,26 ソース・ドレイン・エクステンション領域
27,28 ポケット領域
29,30,31 サイドウォール
32,33,34 ソース・ドレイン領域

Claims (5)

  1. 基板上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜上に下層レジスト、中間層、上層レジストを積層する工程と、
    前記上層レジストをパターニングする工程と、
    パターニングされた前記上層レジストをマスクに前記中間層をエッチングする工程と、
    エッチング後の前記中間層をマスクに前記下層レジストをエッチングする工程と、
    エッチング後の前記下層レジストをマスクに前記第1の絶縁膜をエッチングする工程と、
    前記第1の絶縁膜がエッチングされた前記基板上に前記第1の絶縁膜と異なる膜厚の第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1,第2の絶縁膜が形成された前記基板上に導電性材料を形成する工程と、
    前記導電性材料をパターニングして前記第1,第2の絶縁膜上にそれぞれゲート電極を形成する工程と、
    前記基板に不純物を導入してソース・ドレイン領域を形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. エッチング後の前記下層レジストをマスクに前記第1の絶縁膜をエッチングする工程においては、
    ウェットエッチングに耐性を有する前記下層レジストをマスクに前記第1の絶縁膜をウェットエッチングすることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記上層レジストは、KrFエキシマレーザ用レジストまたはArFエキシマレーザ用レジストであって、
    前記上層レジストをパターニングする工程においては、
    前記上層レジストを、KrFエキシマレーザまたはArFエキシマレーザを用いて露光し、露光後の前記上層レジストを現像して、パターニングすることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置の製造方法。
  4. パターニングされた前記上層レジストをマスクに前記中間層をエッチングする工程、およびエッチング後の前記中間層をマスクに前記下層レジストをエッチングする工程においては、
    前記中間層および前記下層レジストをドライエッチングすることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記上層レジストをパターニングする工程においては、
    前記上層レジストを、前記基板の所定電圧で動作するMOSトランジスタを形成する第1の領域に残して、前記基板の前記所定電圧より低電圧で動作するMOSトランジスタを形成する第2の領域から除去されるようにパターニングし、
    前記第1の絶縁膜がエッチングされた前記基板上に前記第1の絶縁膜と異なる膜厚の前記第2の絶縁膜を形成する工程においては、
    前記第1の領域に形成された前記第1の絶縁膜より薄い膜厚で、前記第2の領域に前記第2の絶縁膜を形成することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
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WO2023171370A1 (ja) * 2022-03-09 2023-09-14 日産化学株式会社 前処理用組成物

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