JP2008065753A - 車両管制システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 タイヤを含む車体にかかる負荷を軽減して、ダンプトラック等を含む車両のライフサイクルコストを低減させる。
【解決手段】 車両10または管制局20では、GPS位置計測装置12で計測された位置Pを演算処理することにより、加速度Gを求める処理が行なわれる。車両10または管制局20では、GPS位置計測装置12で計測された位置Pと、演算処理により求められた加速度Gとに基づいて、異常な加速度Gが発生した位置Pgを求める処理が行なわれる。管制局20では、異常な速度Gが発生した位置Pgのデータを、データベース30に蓄積する処理が行われる。管制局20は、データベース30に蓄積されたデータに基づいて、車両10に対して指示を与える。この場合、車両10が有人車両である場合には、異常な加速度Gが発生した位置Pgに接近したときに、警告が与えられる。また、車両10が無人車両である場合には、異常な加速度Gが発生した位置Pgに接近したときに、異常な加速度Gを生じさせないための制御指令が車両10に与えられる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両管制システムに関し、特に、タイヤ等の車体に与える負荷を軽減することができる車両管制システムに関する。
砕石現場、鉱山などの広域の作業現場では、土砂運搬作業を行なうに際して、ダンプトラックを走行させて作業が行なわれる。
ダンプトラックのライフサイクルコストの中でタイヤのコストは、20%を超えている。このためタイヤの寿命を延ばし、ライフサイクルコストを低減させたいとの要請がある。
下記特許文献1には、タイヤの負荷を軽減させることを目的として、運転者の操作状態がタイヤに負荷をかけているか否かを判定し、タイヤに負荷をかけている操作状態であると判定した場合に、運転者に警告を与えるという発明が記載されている。
特開2005-47339号公報
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、タイヤを含む車体にかかる負荷を軽減して、ダンプトラック等を含む車両のライフサイクルコストを低減させることを解決課題とするものである。
なお、特許文献1記載の発明は、運転者の操作状態がタイヤに負荷をかけているか否かを判断するのみであり、路面のどの場所がタイヤに負荷をかけている場所なのかまで判断するものではない。
第1発明は、
車体にGPS位置計測装置が設けられた車両と、前記車両を管制する管制局とが備えられ、車両のGPS位置計測装置で計測された位置が管制局に送信される車両管制システムであって、
GPS位置計測装置で計測された位置を演算処理することにより、加速度を求める処理を、車両または管制局で行い、
GPS位置計測装置で計測された位置と、演算処理により求められた加速度とに基づいて、異常な加速度が発生した位置を求める処理を、車両または管制局で行い、
異常な加速度が発生した位置のデータを、データベースに蓄積する処理を、管制局で行い、
管制局は、データベースに蓄積されたデータに基づいて、車両に対して指示を与えること
を特徴とする。
第2発明は、
車体にGPS位置計測装置が設けられた車両を管制するシステムであって、
GPS位置計測装置で計測された位置を演算処理することにより、加速度を求める処理と、
GPS位置計測装置で計測された位置と、演算処理により求められた加速度とに基づいて、異常な加速度が発生した位置を求める処理と、
異常な加速度が発生した位置のデータを、データベースに蓄積する処理とを、車両で行い、
車両は、データベースに蓄積されたデータに基づいて、自己の車両に対して指示を与えること
を特徴とする。
第3発明は、第1発明または第2発明において、
車両が有人車両である場合には、異常な加速度が発生した位置に接近したときに、警告を与えること
を特徴とする。
第4発明は、第1発明または第2発明において、
車両が無人車両である場合には、異常な加速度が発生した位置に接近しときに、異常な加速度を生じさせないための制御指令を車両に与えること
を特徴とする。
第1発明は、車体11にGPS位置計測装置12が設けられた車両10と、車両10を管制する管制局20とが備えられ、車両10のGPS位置計測装置12で計測された位置Pが管制局に送信される車両管制システム1であることを前提とする。
車両10または管制局20では、GPS位置計測装置12で計測された位置Pを演算処理することにより、加速度Gを求める処理が行なわれる。
車両10または管制局20では、GPS位置計測装置12で計測された位置Pと、演算処理により求められた加速度Gとに基づいて、異常な加速度Gが発生した位置Pgを求める処理が行なわれる。
管制局20では、異常な速度Gが発生した位置Pgのデータを、データベース30に蓄積する処理が行われる。
管制局20は、データベース30に蓄積されたデータに基づいて、車両10に対して指示を与える。この場合、車両10が有人車両である場合には、異常な加速度Gが発生した位置Pgに接近したときに、警告が与えられる(第3発明)。また、車両10が無人車両である場合には、異常な加速度Gが発生した位置Pgに接近したときに、異常な加速度Gを生じさせないための制御指令が車両10に与えられる(第4発明)。
第2発明は、車体11にGPS位置計測装置12が設けられた車両10を管制するシステム1であることを前提とする。
車両10では、GPS位置計測装置12で計測された位置Pを演算処理することにより、加速度Gを求める処理が行なわれる。
車両10では、GPS位置計測装置12で計測された位置Pと、演算処理により求められた加速度Gとに基づいて、異常な加速度Gが発生した位置Pgを求める処理が行なわれる。
車両10では、異常な加速度Gが発生した位置Pgのデータを、データベース30に蓄積する処理が行われる。
車両10は、データベース30に蓄積されたデータに基づいて、自己の車両10に対して指示を与える。この場合、車両10が有人車両である場合には、異常な加速度Gが発生した位置Pgに接近した場合に、警告が与えられる(第3発明)。また、車両10が無人車両である場合には、異常な加速度Gが発生した位置Pgに接近した場合に、異常な加速度Gを生じさせないための制御指令が車両10に与えられる(第4発明)。
過去に異常な加速度Gが生じた位置Pgは、旋回半径が極端に小さい場所であったり、路面が荒れている場所であったり、タイヤを含む車体11に大きな負荷が加わる場所である。そのような場所を過去と同様の走行状態で通過すれば、過去と同様にタイヤを含む車体11に大きな負荷が加わる。これによりタイヤを含む車体各部の消耗、疲労等が早まるなどしてライフサイクルが短くなりライフサイクルコストが嵩むことになる。
本発明によれば、有人車両であれ、無人車両であれ、車両10には、過去に異常な加速度Gが生じた位置Pgに車両10が接近した場合に、警告を出したり車両10を制御するなどの指示が与えられる。このため車両10は、車速を減速するなどして異常な加速度Gが生じさせないような走行状態にて、その位置Pgを通過することができる。このため、タイヤを含む車体11に加わる負荷が小さくなる。これによりタイヤを含む車体各部の消耗、疲労等の進行を遅くできライフサイクルを長くできライフサイクルコストを低減することができる。
以下、図面を参照して本発明に係る車両の管制システムの実施の形態について説明する。なお、本実施形態では、車両としてダンプトラックを想定している。
(第1実施例)
第1実施例では、車両10が有人車両であることを想定している。
図1は、車両10の内部構成と管制局20の内部構成を示している。
同図1に示すように、車体11にGPS(グローバル ポジショニング システム)位置計測装置12が設けられた車両10と、車両10を管制する管制局20とが備えられて車両管制システム1が構成されている。この車両管制システム1は、車両10のGPS位置計測装置12で計測された位置Pが管制局20に送信されて車両10が管制される車両管制システムである。複数台の車両10が作業現場に配置されている。管制局20は、複数台の車両10の位置Pのデータを取得し、この位置データに基づいて各車両10に対して指示を送信する。
管制局20には、無線通信システム21と、タイヤ負荷モニタシステム22と、データベース23とが設けられている。一方、車両10には、位置計測システム13と、タイヤ負荷モニタ14と、無線通信システム15とが設けられている。
車両10の位置計測システム13は、GPS位置計測装置12を含んで構成されている。
図2は、本第1実施例の処理の手順を示すフローチャートである。以下、図1、図2を併せ参照して説明する。
GPS位置計測装置12は、3次元絶対座標系の位置を計測する。位置計測システム13では、GPS位置計測装置12で計測された位置Pの情報を、車体11の基準位置を原点とする局所座標系の各座標方位X、Y、Zの位置P(x、y、z)に変換する。ここで各座標方位X、Y、Zはそれぞれ、車体11の前後方向、左右方向、上下方向に対応する。
計測された位置Pのデータは、タイヤ負荷モニタシステム14に取り込まれる(ステップ101)。
タイヤ負荷モニタシステム14は、取り込まれた車両位置Pのデータを無線通信システム15に送出する処理を行う。無線通信システム15は、車両位置Pの逐次のデータを管制局20の無線通信システム21に無線通信にて送信する(ステップ102)。
タイヤ負荷モニタシステム14では、位置計測システム13で計測された車体11の前後方向、左右方向、上下方向の位置Pを演算処理することにより、車体11の前後方向、左右方向、上下方向の加速度Gを求める処理が行なわれる。すなわち、車体11の前後方向、左右方向、上下方向の位置Pを2回微分することにより、車体11の前後方向、左右方向、上下方向の加速度Gが求められる(ステップ103)。
タイヤ負荷モニタシステム14では、位置計測システム13で計測された位置Pと、演算処理により求められた加速度Gとに基づいて、異常な加速度Gが発生した位置Pgを求める処理が行なわれる。すなわち、演算処理により求められた加速度Gが一定レベルを越えているか否かが判断される。この場合、車体11の前後方向、左右方向、上下方向の加速度Gごとに一定レベルを超えているか否かが判断され、車体11の前後方向、左右方向、上下方向の加速度Gのいずれかが一定レベルを超えている場合には、異常な加速度であると判断される(ステップ104)。この判断の結果、加速度Gが一定レベルを越えている場合には、その異常な加速度の値Gと、その異常な加速度Gが発生した位置Pgのデータを無線通信システム15に送出する処理を行う。無線通信システム15は、このデータを管制局20の無線通信システム21に無線通信にて送信する。
異常な加速度Gと、この異常な加速度Gが発生した位置Pgのデータは、管制局20の無線通信システム21にて受信され、タイヤ負荷モニタシステム22を介して、異常な加速度Gとこの異常な加速度Gが発生した位置Pgとが対応づけられて、データベース23に蓄積される。なお、データベース23に蓄積されるデータは最新のデータにより逐次更新される。たとえば、過去に異常な加速度Gが発生した位置Pgであったとしても、次回に車両10がその地点Pgを通過したときに異常な加速度Gでなかった場合には、そ位置Pgのデータは消去される。これは凹凸の路面が補修により平坦になるなど、路面が時間経過に伴い変化するからである(ステップ105)。
管制局20のタイヤ負荷モニタシステム22では、データベース30に蓄積されたデータに基づいて、車両10に対して指示を与える。すなわち、車両10より逐次送信されてくる現在の車両位置Pを読み込み(ステップ201)、現在の車両位置Pと、データベース30に蓄積されている異常な加速度Gが発生した位置Pgとを比較し(ステップ202)、車両10が異常な加速度Gが発生した位置Pgに接近したか否かを判断する(ステップ203)。この結果、車両10が異常な加速度Gが発生した位置Pgに接近したと判断した場合には、その車両10に対して管制局20から無線通信システム21を介して警告が送信される。警告は、車両10の無線通信システム15で受信され、図示しないモニタ画面に表示される。この警告の内容は、たとえば「異常な加速度Gの大きさと異常な加速度の方向(前後、左右、上下)の情報と、その異常な加速度Gが発生した位置Pgの情報」である。このためオペレータは、この警告により、異常な加速度Gが発生した位置Pgで、異常な加速度Gを生じさせないような運転操作を行うことができる。この運転操作は、たとえば以下のとおりである。
a)速度を落とす、あるいは加速度、減速度を弱める。
b)旋回半径を大きくする。
c)特に上下方向の加速度が大きい場所では、その場所を避けるように、走行位置を一定量オフセットさせる。
以上のように、本実施例によれば、車両10には、過去に異常な加速度Gが生じた位置Pgに車両10が接近したときに、警告を与えて、運転操作に注意せよとの指示が与えられる。このため車両10は、車速を減速するなどして異常な加速度Gが生じさせないような走行状態にて、その位置Pgを通過することができる。このため、タイヤを含む車体11に加わる負荷が小さくなる。これによりタイヤを含む車体各部の消耗、疲労等の進行を遅くできライフサイクルを長くできライフサイクルコストを低減することができる。
また、本実施例によれば、複数台の車両10のデータがデータベース23に蓄積される。複数台の車両10から、異常な加速度Gが発生した位置Pgのデータが集められるため、信頼性の高いデータを取得することができる。
なお、上述の実施例に対しては種々の変形が可能である。
上述の実施例では、GPS位置計測装置12で計測された位置Pを演算処理することにより、加速度Gを求める処理を、車両10で行うようにしている。しかし、この処理を管制局20で行うようにしてもよい。
また、GPS位置計測装置12で計測された位置Pと、演算処理により求められた加速度Gとに基づいて、異常な加速度Gが発生した位置Pgを求める処理を、車両10で行うようにしている。しかし、この処理を管制局20で行うようにしてもよい。
なお、また上述の実施例では、車体11の前後方向、左右方向、上下方向の加速度Gを求めて、車体11の前後方向、左右方向、上下方向の加速度Gのいずれかが一定レベルを超えている場合には、異常な加速度であると判断するようにしている。しかし、車体11の前後方向、左右方向、上下方向の加速度Gのうちいずれか1つあるいは2つを求めて、その求めた方向の加速度Gが一定レベルを超えている場合に、異常な加速度であると判断するようにしてもよい。これは車両10を構成する部品によって、どの方向の加速度が悪影響を及ぼすかが異なるためであり、ランニングコストを低減したい部品に応じて、加速度の方向を選択することができる。タイヤのランニングコストを低減するには、少なくとも車体11の前後方向、左右方向の加速度Gを求めて、車体11の前後方向、左右方向の加速度Gのいずれかが一定レベルを超えている場合に、異常な加速度であると判断すればよい。すなわち、タイヤの磨耗量Dは、下記(1)式より求めることができる。
D=K/2πRb(1−N)・W2・(Gl2/Cp+GA2/Tp) …(1)
K:タイヤの磨耗係数
R:タイヤの負荷半径
b:タイヤ接地幅
N:タイヤ接地面でタイヤ溝が占める割合
W:上下荷重
Gl:左右方向の加速度
GA:前後方向の加速度
Cp:コーナリングパワー
Tp:トラクションパワー
以上(1)式から、タイヤの磨耗量Dは、車体11の前後方向の加速度GA、左右方向の加速度Glのそれぞれの2乗に比例して、大きくなることがわかる。
(第2実施例)
第2実施例では、車両10が無人車両であることを想定している。以下では、上述の第1実施例と同様の部分については繰り返しの説明は避け、異なる部分について説明する。
図3は、車両10の内部構成と管制局20の内部構成を示している。図3は、図2とほぼ同一構成であり、車両10に、自動制御ユニット16が付加されている点だけが図2と異なる。
同図3に示すように、車両10の自動制御ユニット16は、操舵制御および速度制御の指令に応じて、目標走行コースに沿って目標速度で自己車両10を走行させるように走行機構および操舵機構(図示せず)を制御する。すなわち、位置計測システム13で計測される自己車両10の現在の車両位置Pおよび車両進行方向と、目標走行コース上の逐次の通過点の目標位置および目標進行方向とを比較しつつ、自己車両10が目標走行コース上の逐次の通過点位置を、目標位置および目標進行方向に対してずれなく辿るように、走行指令および操舵指令を生成して、走行機構部および操舵機構部に出力する。また無人車両10の誘導速度が目標速度となるように、増減速指令を走行機構部に出力する。この結果、無人車両10は、予定された走行コースに沿って目標速度で誘導走行される。車両内部に生成される上述の操舵制御および速度制御の指令は、管制局20から与えられる制御指令によって変更される。この内容については図4の説明にて後述する。
図4は、本第2実施例の処理の手順を示すフローチャートである。図2で説明したステップ101〜105までの処理とステップ201〜203までの処理は共通であるため、ステップ204´、205の処理について説明する。
ステップ203で、車両10が異常な加速度Gが発生した位置Pgに接近したと判断されると、その車両10に対して管制局20から無線通信システム21を介して制御指令が送信される。この制御指令は、異常な加速度Gが発生した位置Pgで、異常な加速度Gを生じさせないようにする制御指令である(ステップ204´)。
制御指令は、車両10の無線通信システム15で受信され、自動制御ユニット16に取り込まれる。この制御指令の内容は、たとえば以下のとおりである。
a´)走行指令を与えて、速度を落とす、あるいは加速度、減速度を弱める
b´)操舵指令を与えて、旋回半径を大きくする
c´)特に上下方向の加速度が大きい場所では、その場所を避けるような操舵指令を与えて、走行位置を一定量オフセットさせる。
このような制御指令が与えられて、車両10は、過去に異常な加速度Gが生じた位置Pgに車両10が接近したときに、制御指令を与えて異常な加速度Gを生じさせないように車両10が自動制御される(ステップ205)。このため車両10は、車速を減速するなどして異常な加速度Gが生じさせないような走行状態にて、その位置Pgを通過することができる。このため、タイヤを含む車体11に加わる負荷が小さくなる。これによりタイヤを含む車体各部の消耗、疲労等の進行を遅くできライフサイクルを長くできライフサイクルコストを低減することができる。
また、本実施例によれば、複数台の車両10のデータがデータベース23に蓄積される。複数台の車両10から、異常な加速度Gが発生した位置Pgのデータが集められるため、信頼性の高いデータを取得することができる。
なお、上述の実施例に対しては種々の変形が可能である。
上述の実施例では、GPS位置計測装置12で計測された位置Pを演算処理することにより、加速度Gを求める処理を、車両10で行うようにしている。しかし、この処理を管制局20で行うようにしてもよい。
また、GPS位置計測装置12で計測された位置Pと、演算処理により求められた加速度Gとに基づいて、異常な加速度Gが発生した位置Pgを求める処理を、車両10で行うようにしている。しかし、この処理を管制局20で行うようにしてもよい。
なお、また上述の実施例では、車体11の前後方向、左右方向、上下方向の加速度Gを求めて、車体11の前後方向、左右方向、上下方向の加速度Gのいずれかが一定レベルを超えている場合には、異常な加速度であると判断するようにしている。しかし、車体11の前後方向、左右方向、上下方向の加速度Gのうちいずれか1つあるいは2つを求めて、その求めた方向の加速度Gが一定レベルを超えている場合に、異常な加速度であると判断するようにしてもよい。
(第3実施例)
上述の第1実施例、第2実施例では、管制局20に、異常な加速度Gが生じた位置Pgのデータを蓄積して、管制局20から車両10に対して警告あるいは制御指令を送るようにしている。しかしながら、こうした管制局20の機能を自己の車両10の内部に設け、自己の車両10に、異常な加速度Gが生じた位置Pgのデータを蓄積して、自己の車両10に対して警告あるいは制御指令を与えるように構成してもよい。すなわち、本実施例では、車両10において、GPS位置計測装置12で計測された位置Pを演算処理することにより、加速度Gを求める処理が行なわれる。また、車両10において、GPS位置計測装置12で計測された位置Pと、演算処理により求められた加速度Gとに基づいて、異常な加速度Gが発生した位置Pgを求める処理が行なわれる。また車両10において、異常な加速度Gが発生した位置Pgのデータがデータベース23に蓄積される。そして、車両10は、データベース30に蓄積されたデータに基づいて、自己の車両10に対して指示を与える。この場合、車両10が有人車両である場合には、異常な加速度Gが発生した位置Pgに接近したときに、警告が自己の車両10に与えられる。また、車両10が無人車両である場合には、異常な加速度Gが発生した位置Pgに接近したときに、異常な加速度Gを生じさせないための制御指令が自己の車両10に与えられる。
さらに複数台の車両10間で相互にデータを送受信して、自己の車両10のデータベース23に、他の車両10で得られた異常な加速度Gが発生した位置Pgのデータを蓄積してもよい。このように複数台の車両10間で、異常な加速度Gが発生した位置Pgのデータを共有することで、より信頼性の高いデータを取得することができる。
図1は、有人車両と管制局の構成を示した図である。 図2は、図1に対応して処理手順を示したフローチャートである。 図3は、無人車両と管制局の構成を示した図である。 図4は、図3に対応して処理手順を示したフローチャートである。
符号の説明
10 車両、20 管制局 23 データベース

Claims (4)

  1. 車体にGPS位置計測装置が設けられた車両と、前記車両を管制する管制局とが備えられ、車両のGPS位置計測装置で計測された位置が管制局に送信される車両管制システムであって、
    GPS位置計測装置で計測された位置を演算処理することにより、加速度を求める処理を、車両または管制局で行い、
    GPS位置計測装置で計測された位置と、演算処理により求められた加速度とに基づいて、異常な加速度が発生した位置を求める処理を、車両または管制局で行い、
    異常な加速度が発生した位置のデータを、データベースに蓄積する処理を、管制局で行い、
    管制局は、データベースに蓄積されたデータに基づいて、車両に対して指示を与えること
    を特徴とする車両管制システム。
  2. 車体にGPS位置計測装置が設けられた車両を管制するシステムであって、
    GPS位置計測装置で計測された位置を演算処理することにより、加速度を求める処理と、
    GPS位置計測装置で計測された位置と、演算処理により求められた加速度とに基づいて、異常な加速度が発生した位置を求める処理と、
    異常な加速度が発生した位置のデータを、データベースに蓄積する処理とを、車両で行い、
    車両は、データベースに蓄積されたデータに基づいて、自己の車両に対して指示を与えること
    を特徴とする車両管制システム。
  3. 車両が有人車両である場合には、異常な加速度が発生した位置に接近したときに、警告を与えること
    を特徴とする請求項1または2記載の車両管制システム。
  4. 車両が無人車両である場合には、異常な加速度が発生した位置に接近したときに、異常な加速度を生じさせないための制御指令を車両に与えること
    を特徴とする請求項1または2記載の車両管制システム。
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