JP2008065522A - 情報表示システム、及び、ポインティング制御方法 - Google Patents

情報表示システム、及び、ポインティング制御方法 Download PDF

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林  正樹
Toshihiro Masuzawa
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Abstract

【課題】ポインティングデバイスのポインティング位置のキャリブレーション操作を容易とし、なおかつ、簡単な構成でポインティングデバイスが指し示す位置とポインティングマークの表示位置とをキャリブレーションする。
【解決手段】スクリーン4に画像を投写して投写像を表示するプロジェクタ3と、前記スクリーン4上の箇所を指し示すためのポインティングデバイス5とを有し、前記ポインティングデバイス5が指し示す位置にポインタ6を表示するプレゼンテーションシステム1であって、前記スクリーン4上に3つの頂点P1、P2、P3を有する三角形50を表示し、前記ポインティングデバイス5が指し示す位置を前記三角形50の輪郭に沿って移動させたときの角度変化量を記録し、この角度変化量の記録値に基づいて、角度変化量と前記ポインタ6を表示する位置とのキャリブレーションを行う。
【選択図】図18

Description

本発明は、スクリーンに画像を投写すると共に、ポインティングデバイスが指し示す箇所にポインティングマークを表示する情報表示システム、及び、ポインティングマークの表示位置を制御するポインティング制御方法に関する。
一般に、プレゼンテーション等では、プロジェクタがスクリーンに投写した投写像上の任意の箇所を指し示すために、レーザポインタや指示棒が用いられている。近年では、レーザポインタや指示棒の代わりに、投写像を指し示す位置(以下、「ポインティング位置」と言う)を検出するためのセンサを内蔵したポインティングデバイスを用い、このポインティングデバイスの検出値に基づいて、プロジェクタがポインティング位置にポインティングマークを表示するプレゼンテーションシステムが知られている。
この種のプレゼンテーションシステムでは、ポインティングデバイスのポインティング位置と、ポインティングマークが表示される位置との間にズレが生じることがある。そこで、スクリーンに投写された投写像の4隅位置を順次ポインティングデバイスで指し示し、そのときのセンサの検出値を登録してポインティングデバイスのポインティング位置をキャリブレーションする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、テレビ画面に表示された多数の操作ボタンをリモコンで選択・操作可能にした技術が知られており、この技術においては、角度及び位置を検出する磁気センサをリモコンに設け、この磁気センサからの検出角度及び検出位置に基づいて、テレビ画面上におけるリモコンのポインティング位置を2次元座標値として算出している(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−310527号公報 特開2000−270237号公報
しかしながら、従来のプレゼンテーションシステムにおいては、ポインティング位置のキャリブレーションの際に、少なくとも投写像の4隅位置の全てを登録するため、少なくとも4回の登録操作が必要となりキャリブレーション操作が面倒である。さらに、各隅位置を登録する際にはポインティングデバイスの角度移動量が大きくなるためキャリブレーション操作がやり難い。
一方、テレビ画面上の操作ボタンをリモコンで操作可能にした技術においては、リモコンが指し示すテレビ画面上の2次元座標を算出する際に、リモコンの角度だけでなく位置を検出する必要があるためセンサの構成が複雑になり、さらに、テレビ画面を指し示す技術であるため、プロジェクタのような比較的大画面のスクリーンに対して斜め横方向から指し示すといった使い方が想定されておらず使い勝手が悪い。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ポインティングデバイスのポインティング位置のキャリブレーション操作を容易とし、なおかつ、簡単な構成でポインティングデバイスが指し示す位置とポインティングマークの表示位置とをキャリブレーションすることのできる情報表示システム、及び、ポインティング制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、スクリーンに画像を投写して投写像を表示する投写装置と、前記スクリーン上の箇所を指し示すためのポインティングデバイスとを有し、角度変化量を検出する角度変化量検出手段を前記ポインティングデバイスに設け、前記スクリーン上の前記角度変化量に応じた位置にポインティングマークを表示すると共に、前記スクリーン上に少なくとも3つの頂点を有する多角形を表示し、前記ポインティングデバイスが指し示す位置を前記多角形の輪郭に沿って移動させたときの前記角度変化量を記録し、この角度変化量の記録値に基づいて、前記角度変化量検出手段により検出される角度変化量と前記ポインティングマークを表示する位置とのキャリブレーションを行うことを特徴とする情報表示システムを提供する。
また上記目的を達成するために、本発明は、スクリーンに画像を投写して投写像を表示する投写装置と、前記スクリーン上の箇所を指し示すためのポインティングデバイスとを有し、前記ポインティングデバイスが指し示す位置にポインティングマークを表示する情報表示システムの前記ポインティングマークの表示する位置を制御するポインティング制御方法であって、前記スクリーン上に少なくとも3つの頂点を有する多角形を表示し、前記ポインティングデバイスが指し示す位置を前記多角形の輪郭に沿って移動させたときの前記角度変化量を記録し、この角度変化量の記録値に基づいて、前記角度変化量検出手段により検出される角度変化量と前記ポインティングマークを表示する位置とのキャリブレーションを行うことを特徴とする。
なお、本発明に係るポインティング制御方法をプログラムとして構成し電子機器に当該方法を実施させることが可能であり、また、このようなプログラムをコンピュータ読取可能な記録媒体に記録して実施することも可能である。
本発明によれば、スクリーン上に表示される少なくとも3つの頂点を有する多角形の輪郭に沿って前記ポインティングデバイスが指す位置を移動させることで、キャリブレーション操作が完了するため、投写像の4隅の各点を指し示す必要のある従来のキャリブレーション操作に比べて操作回数が減り、キャリブレーション操作が容易となる。
特に、キャリブレーション時には、多角形の輪郭に沿って前記ポインティングデバイスを移動させるだけで良いため、点を指し示す必要のある従来のキャリブレーション操作に比べて、キャリブレーション操作がより容易となる。
また、ポインティングデバイスの角度変化量を検出するためのセンサだけを備えれば良く、位置検出センサ等の他のセンサが不要となるため、装置構成が簡単になる。
さらに、スクリーン上に表示される多角形の輪郭に沿ってポインティングデバイスが指し示す位置を移動させたときの角度変化量により、スクリーンに対するポインティングデバイスの姿勢を示すパラメータが特定可能となり、この姿勢にはスクリーンに対して斜め横方向に位置する姿勢も含まれるため、スクリーンの正面のみならず、スクリーンの斜め横方向からのポインティング動作にも対応可能となる。
ここで、上記発明において、前記多角形の輪郭に沿って移動させたときの移動方向を前記角度変化量の記録値に基づいて特定する移動方向特定手段と、前記角度変化量の記録値に基づいて、前記多角形の輪郭に沿って移動させたときの軌跡を算出し、当該軌跡の算出値と当該軌跡の理論値との対比結果、及び、前記移動方向に基づいて、前記多角形の各頂点での角度変化量を特定する角度変化量特定手段とを有し、前記多角形の各頂点での角度変化量、及び、前記多角形の各頂点の座標値に基づいて前記キャリブレーションを行うことを特徴とする。
また、上記発明において、前記ポインティングデバイスが指し示す方向を軸とした第1の直交3次元座標系の各軸に対する角度変化量を検出するように前記角度変化量検出手段を構成すると共に、前記キャリブレーション時には、前記多角形の各頂点での角度変化量、及び、前記多角形の各頂点の座標値に基づいて、前記前記スクリーンをXY平面としたときの第2の直交3次元座標系と、前記第1直交座標系との相対的な位置関係を規定するパラメータを特定することを特徴とする。
また、前記軌跡の算出値と前記軌跡の理論値との対比結果に基づいて、前記ポインティングデバイスを移動させたときの手ぶれ量を検出し、当該手ぶれ量に基づいて、前記角度変化量検出手段により検出される角度変化量を補正する構成としても良い。
この構成により、ユーザが所望する位置に手ぶれの影響を受けずにポインティングマークを表示することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係るプレゼンテーションシステム1の構成を模式的に示す図である。このプレゼンテーションシステム1は、コンピュータ2と、投写装置としてのプロジェクタ3と、スクリーン4と、ポインティングデバイス5とを備え、スクリーン4に表示すべき映像データをコンピュータ2がプロジェクタ3に出力し、その映像データをプロジェクタ3がスクリーン4に投写して表示するものである。
ポインティングデバイス5は、プレゼンター等のユーザ10が把持し、スクリーン4に投写された投写像の領域である投写像領域R内の任意の箇所を指し示すために用いられるものである。ポインティングデバイス5が指し示すポインティング位置9には、プロジェクタ3が例えば丸印や星印等のポインティングマーク(以下、「ポインタ」と言う)6を表示することで、ユーザ10がポインティングデバイス5で指し示している箇所が明示される。
図2はポインティングデバイス5の構成図であり、図3はポインティングデバイス5の機能的構成を示すブロック図である。
ポインティングデバイス5は、図2に示すように、棒形状の本体ケース11を有し、本体ケース11の上面11Aにはキー入力部12が配設され、上端部11Bにはプロジェクタ3に対して無線信号を送信するための送信窓13が形成されている。本体ケース11内には、その送信窓13に対応した位置に、例えばIrDAや802.11a/b/g、Bluetooth(登録商標)等の通信規格に沿った近距離通信によりプロジェクタ3に対して信号を送信する送信部14が設けられている。なお、送信部14がコンピュータ2とも通信しても良いことは勿論であり、また、通信手段は無線に限らず有線であっても良い。
キー入力部12は、図2に示すように、プロジェクタ3に対して各種操作コマンドを送信するための右クリックキー15及び左クリックキー16を有する。右クリックキー15が操作された場合には、メニュー画面等のGUI(Graphical User Interface)の表示を指示するコマンドがプロジェクタ3に対して送信され、左クリックキー16が操作された場合には、スクリーン4に投写された投写像上における各種ボタンやアイコン等の選択決定コマンドがプロジェクタ3に対して送信される。さらに、キー入力部12は、キャリブレーションキー17を有し、このキャリブレーションキー17が操作された場合には、ポインティングデバイス5のポインティング位置9のキャリブレーションを指示するコマンドがプロジェクタ3に対して送信される。また、このキャリブレーションキー17は、キャリブレーション実行中にも各種指示をプロジェクタ3に与えるために使用される。
ポインティングデバイス5は、図3に示すように、角度センサ18と、座標変換部19とを更に備えている。角度センサ18は、ユーザ10がスクリーン4上を指し示す際に生じるポインティングデバイス5の角度変化量を検出するものであり、例えばジャイロセンサや加速度センサ、方位センサ等を用いて構成されている。
さらに詳述すると、角度センサ18は、図4に示すように、3次元直交座標系のX軸、Y軸、Z軸のそれぞれの軸ごとに垂直に設けられたX軸センサ18A、Y軸センサ18B及びZ軸センサ18Cの3つの軸センサ18A〜18Cを有し、軸センサ18A〜18Cのそれぞれが各軸周りの角度変化量を検出し上記座標変換部19に出力する。このとき、ポインティングデバイス5が指し示す方向(ポインティング方向K)にX軸、Y軸及びZ軸のいずれか(本実施形態ではZ軸)が配置されている。
座標変換部19は、角度変化量に基づいて、ポインティングデバイス5のポインティング位置9を示すスクリーン4上のXY座標値を算出して送信部14に出力するものである。送信部14は、XY座標値が入力されると、それをプロジェクタ3に送信する。これにより、プロジェクタ3にポインティング位置9のXY座標値が通知され、そのXY座標値に対応する箇所にポインタ6が表示されることとなる。
ここで、座標変換部19が算出するXY座標値はスクリーン4をXY平面としたときの座標値である。これに対して、角度センサ18が検出する角度変化量は、あくまでも角度センサ18の各軸センサ18A〜18Cの配置によって規定される直交座標系(図4)を基準としたものである。したがって、座標変換部19がスクリーン4上の座標値を角度変化量から算出するためには、角度センサ18が規定する座標系と、スクリーン4をXY平面としたときの座標系との関係を予め特定しておく必要がある。この特定は、キャリブレーションによって行われ、そのキャリブレーションの結果に基づいて角度変化量からXY座標値が算出可能となる。これらキャリブレーション及びXY座標値の算出については後に詳述する。
図5はプロジェクタ3の機能的構成を示すブロック図である。この図において、映像入力部30はコンピュータ2から出力された映像データを受け取り、映像処理部31に出力する。映像処理部31は、映像入力部30から入力された映像データに基づいて投写像データを生成し映像投写部32に出力する。映像投写部32は、投写像データに基づく投写像をスクリーン4に投写するものであり、投写すべき映像に応じた透過率の画像を表示する赤、緑、青の3枚の液晶ライトバルブ33と、この液晶ライトバルブ33に光を照射する光源34と、各液晶ライトバルブ33を透過したそれぞれの光を1方向の光にまとめ、その光をスクリーン4に投写すると共に、投写像のフォーカスを調整可能な光学系及びレンズ駆動系を有したフォーカス調整部35とを備えている。
OSD制御部36は、プロジェクタ3の各部を制御すると共に、コンピュータ2からの映像データの他に、スクリーン4に投写すべき映像データ、及び、投写像に重ねて表示すべきポインタ6等の映像データを生成して映像処理部31に出力するものである。
リモコン受信部37は、ポインティングデバイス5から送信された信号(各種コマンドやXY座標値)を受信しOSD制御部36に出力する。OSD制御部36は、コマンドが入力された場合には、そのコマンドに応じた画面の映像データ(例えば、メニュー表示コマンドであればメニュー画面の映像データ)を生成して映像処理部31に出力し、また、ポインティングデバイス5のポインティング位置9を示すXY座標値が入力された場合には、そのXY座標値に表示するポインタ6の映像データを生成して映像処理部31に出力し、これにより、ポインティング位置9にポインタ6が表示される。
なお、上記ポインタ6の映像データの生成をプロジェクタ3に代えてコンピュータ2が行うか否かを予めメニュー画面等で予め設定可能に構成し、ポインタ6の映像データの生成をコンピュータ2が行うように設定されている場合には、プロジェクタ3が受信したXY座標値をコンピュータ2に出力し、そのXY座標値に基づいてコンピュータ2がポインタ6の映像データを生成して映像入力部30からプロジェクタ3に入力する構成としても良い。
次いで、本実施形態の動作について説明する。
図6は、ポインティングデバイス5の動作を示すフローチャートである。
ポインティングデバイス5は、キー入力部12が操作された場合、操作されたキーがキャリブレーションキー17であるときには(ステップSa1:YES)、ポインティング位置9のキャリブレーション処理(後に詳述)を開始するためのキャリブレーションコマンドをプロジェクタ3に送信する(ステップSa2)。また、操作されたキーが右クリックキー15又は左クリックキー16であるときには(ステップSa1:NO、ステップSa3:YES)、ポインティングデバイス5は、そのキー操作に対応するコマンドをプロジェクタ3に送信する(ステップSa4)。
キー入力部12が操作されていない場合(ステップSa1、Sa3が共にNO)、ポインティングデバイス5はポインティング位置9を示すXY座標値をプロジェクタ3に送信すべく次の処理を行う。すなわち、ポインティングデバイス5は、各軸センサ18A〜18Cにより角度変化量を検出して(ステップSa5)、各角度変化量の検出値に基づいてXY座標値を算出し(ステップSa6)、そのXY座標値をプロジェクタ3に送信する(ステップSa7)。
これらステップSa5〜Sa7における角度変化量の検出からXY座標値の送信までの一連の処理は、一定時間ごとに繰り返し実行されて、ポインティング位置9を示すXY座標値がプロジェクタ3に間欠的に順次送信される。なお、ポインティングデバイス5の送信動作回数を減らすべく、ステップSa5における角度変化量の検出だけを一定時間に行い、角度変化量が所定の閾値をこえた場合にだけ、ステップSa6及びSa7におけるXY座標値の算出及び送信を行うようにしても良い。
次いで、ポインティングデバイス5の角度変化量と、ポインティング位置9とのキャリブレーションについて詳述する。
ポインティングデバイス5のキャリブレーションキー17に対する操作に伴って送信されたキャリブレーションコマンドをプロジェクタ3が受信すると、図7に示すように、キャリブレーション用図形としての多角形の一例である三角形50をスクリーン4上に表示する。この三角形50は、スクリーン4をXY平面としたときのXY座標値が既知の3点P1、P2、P3を頂点としたものであり、ユーザ10がポインティングデバイス5の指し示す位置を三角形50の輪郭に沿って移動させることで、そのときの角度変化量の検出値に基づいて、ポインティングデバイス5の角度センサ18が規定する座標系と、スクリーン4をXY平面としたときの座標系との位置関係が特定される。以下、かかる位置関係の特定について図8を参照して説明する。
図8は、スクリーン4とポインティングデバイス5との位置関係を示す図である。この図ではポインティングデバイス5の位置をGとして示し、ユーザ10がスクリーン4に対して斜め前方からポインティングする場合を例として説明する。
なお、以下の説明において、スクリーン4の中心を原点Oとし、このスクリーン4上にXY平面があるXYZ3次元直交座標系を絶対座標系として規定する。このとき、プロジェクタ3は、その光軸がZ軸上になるように配置されているものとし、スクリーン4上に点P1、P2、P3を含む三角形50を投写しているものとする。また、ポインティングデバイス5は、スクリーン4の中心Oまでの直線距離がdだけ離れた位置に、ポインティングデバイス5がX軸から角度θ、Y軸から角度φだけ傾いた姿勢で位置しているものとする。ポインティングデバイス5の傾きとは、このポインティングデバイス5の角度センサ18の検出軸との傾きを指すものであり、角度センサ18の各軸センサ18A〜18Cが検出対象とする軸と、図8に示す上記XYZ3次元直交座標系の各軸とがなす角度によって規定される。
図8において、ポインティングデバイス5を視点として3次元直交座標系を規定した場合、すなわち、角度センサ18が検出する各軸により3次元直交座標系を規定した場合、X軸をGx軸、Y軸をGy軸、ポインティング方向KであるZ軸をGz軸とした3次元直交座標が図示のように規定される。そして、Gz軸に対して垂直な平面に仮想スクリーンQを規定することができ、この仮想スクリーンQに射影された像をポインティングデバイス5を操作しているユーザ10が見ていることになる。したがって、スクリーン4に投写された点P1、P2、P3を含む三角形50は、ユーザ10から見ると、点Q1、Q2、Q3を含む三角形50’に見えていることになる。
図9は、ポインティングデバイス5を視点とした3次元直交座標系によりポインティングデバイス5と仮想スクリーンQとの位置関係を示した図である。
以下では説明を簡単にするために、Gz軸周りの回転が無いものと仮定して、図9を参照しながらポインティングデバイス5が検出する角度変化量と、スクリーン4上のポインティング位置9との関係について説明する。
ユーザ10がポインティングデバイス5にて仮想スクリーンQ上の任意の点、例としてQ1を指し示した場合、ポインティングデバイス5の姿勢が原点O(初期位置)を指し示す姿勢から点Q1を指し示す姿勢に変化し、そのときのGy軸周りの角度変化量α’と、Gx軸周りの角度変化量β’とが角度センサ18により検出される。
ここで、図8に示したXYZ3次元直交座標系における距離d、角度θ、角度φ及びスクリーン4上のポインティング位置9のXY座標値(x、y)と、ポインティングデバイス5が検出するGy軸周りの角度変化量α、及び、Gx軸周りの角度変化量βとの間には、次式(1)、(2)に示す関係がある。
tanα=cosθ・x/(−cosφ・sinθ・x+sinφ・y+d) (1)
tanβ=(sinφ・sinθ・x+cosφ・y)/(-cosφ・sinθ・x+sinφ・y+d) (2)
したがって、上記式(1)、(2)によれば、スクリーン4上のポインティング位置9のXY座標値(x、y)は、次式(3)、(4)により示される。
x=d・tanα・cosφ/(tanα・sinθ−tanβ・sinφ・cosθ+cosφ・cosθ) (3)
y=d・(-tanα・sinφ・sinθ+tanβ・cosθ)/(tanα・sinθ−tanβ・sinφ・cosθ+cosφ・cosθ) (4)
上記式(3)、(4)にて示されるように、仮想スクリーンQ上の任意の点をポインティングデバイス5で指し示す際の角度変化量α、βを検出すれば、上記距離d、角度θ及び角度φが既知とすれば、スクリーン4上のポインティング位置9のXY座標値(x、y)が求められることとなる。
上記距離d、角度θ及び角度φは、XY座標値(x、y)が既知の2点P1、P2のそれぞれに原点Oから移動するときの角度変化量(α1、β1)、角度変化量(α2、β2)を求めれば、上記式(1)及び(2)に基づいて求められる。すなわち、点P3を原点とすると、2点P1、P2のP3からの角度変化量の差(以下、「相対角度変化量」と言う)を求めれば良い。
また、原点Oが未知の場合であっても、3点P1、P2、P3の相対角度変化量(α1、β1)、(α2、β2)を求めることにより、上記式(1)及び(2)に基づいて原点Oの位置を近似的に求めることができ、距離d、角度θ及び角度φを求めることができる。
以上のことから、スクリーン4上にXY座標値が既知の3点P1、P2、P3を予め規定し、ポインティングデバイス5の指し示す位置を点P1、P2、P3に移動させたときの相対角度変化量(α1、β1)、(α2、β2)を求めることにより、距離d、角度θ及び角度φを求めることができる。
したがって、上記のキャリブレーションによって、距離d、角度θ及び角度φを求めた以降は、ポインティングデバイス5の角度変化量の検出値に基づいて、上記式(3)及び(4)により、ポインティングデバイス5が指し示している任意のポインティング位置9のXY座標値が算出されるのである。
さらに角度センサ18のGz軸周りの回転を考慮すると、ポインティングデバイス5の角度センサ18が検出するGx軸、Gy軸、Gz軸周りの角度変化量をα、β、γとすると、ポインティングデバイス5を視点とした3次元直交座標系は図10のようになる。上記XYZ直交座標系における、X軸、Y軸のそれぞれの軸周りの回転角度α'、β'は、Gx軸、Gy軸、Gz軸周りの回転角度α、β、γより、それぞれ次の式(5)及び式(6)により求められる。
tanα'=tanα・cosγ+tanβ・sinγ (5)
tanβ'=tanβ・cosγ−tanα・sinγ (6)
したがって、この式(5)及び式(6)によりZ軸周りの回転角度γを考慮した角度変化量α'、β'が求められ、この角度変化量α'、β'を上記式(1)、(2)、(3)、(4)のα、βに適用することにより、ポインティングデバイス5が指し示している任意のポインティング位置9のXY座標値が特定される。
このように、スクリーン4上の3点P1、P2、P3を順にポインティングデバイス5が指し示したときの角度変化量(相対角度変化量)を検出することで、ポインティングデバイス5の角度センサ18が規定する座標系と、スクリーン4をXY平面としたときの座標系との位置関係(スクリーン4に対するポインティングデバイス5の姿勢)が特定されて、ポインティングデバイス5の角度変化量と、ポインティング位置9との関係がキャリブレーション可能となる。
このとき、スクリーン4上に3点P1、P2、P3のみを表示してキャリブレーションを行う構成とした場合、どの順番で各点P1、P2、P3をポインティングデバイス5で指し示せば良いのかユーザ10が判断しづらい場合がある。また、キャリブレーション時には、ポインティングデバイス5が指し示している箇所(ポインティング位置9)にポインタ6が表示されないため、キャリブレーション時に点を指し示す操作は比較的難しい。
そこで、前掲図7に示したように、少なくとも3点P1、P2、P2を頂点に有する三角形50をスクリーン4に表示し、その三角形50の輪郭に沿ってポインティングデバイス5が指し示す位置を移動させたときの角度変化量を記録し、その角度変化量の記録値に基づいてキャリブレーションを実行することとしている。
すなわち、図11に示すように、ポインティングデバイス5は、キャリブレーションキー17の操作に伴って、キャリブレーション用図形の表示を指示するキャリブレーションコマンドをプロジェクタ3に送信し、上記三角形50をスクリーン4に表示させる(ステップSb1)。次いで、ポインティングデバイス5は、キャリブレーションキー17が押下されたときに、角度変化量の記録を開始する(ステップSb2)。そして、ユーザ10が、キャリブレーションキー17を押下したまま三角形50の輪郭に沿ってポインティングデバイス5が指し示す位置を移動させると、そのときの角度変化量が順次記録される。
次に、ユーザ10がキャリブレーションキー17を離した場合に、ポインティングデバイス5が角度変化量の記録を停止する(ステップSb3)。
以上の処理により、点P1、P2、P3間を移動させたときの角度変化量が順次記録される。ここで、この角度変化量の記録値に基づいて、スクリーン4に対するポインティングデバイス5の姿勢を示すパラメータである上記距離d、角度θ及び角度φを特定するには、その角度変化量の記録値が三角形50の輪郭をどのようになぞったときに得られたものであるか、すなわち、三角形50の輪郭に沿ってポインティングデバイス5の指し示す位置を移動させたとき、それが左右のどちら回りであるか、また、移動の開始点がどの点であるかを特定する必要がある。
先ず、三角形50の輪郭に沿って移動させたときの回転方向の特定の仕方について説明する。
図12は、キャリブレーション操作時に記録された角度変化量を示す図であり、(A)は三角形50の輪郭に沿って左回りにポインティングデバイス5を移動させた場合を示し、(B)は三角形50の輪郭に沿って右回りにポインティングデバイス5を移動させた場合を示す。
なお、この図において、時間tは、ユーザ10がキャリブレーションキー17を押下して三角形50の輪郭に沿ってポインティングデバイス5を移動させ始めてからの経過時間を示し、また、ΣμはX(Gx)軸周りの角度変化量を示し、ΣνはY(Gy)軸周りの角度変化量を示している。また、この図は、ユーザ10が点P1を開始点とし、等速度で三角形50の輪郭に沿ってポインティングデバイス5を移動させ、点P1に戻る場合を示している。
この図12に示す角度変化量の記録値を、ポインティングデバイス5で三角形50をなぞった際の軌跡の方位角(辺の方向)、すなわち、図13に示す極座標値に変換すると、図14に示すグラフになる。なお、図14において、(A)は三角形50の輪郭に沿って左回りに移動した場合を示し、(B)は三角形50の輪郭に沿って右回りに移動した場合を示す。
図14に示されるように、三角形50の輪郭の一辺をポインティングデバイス5でなぞっている場合、方位角Mは常に同じ方向を示す。したがって、図14において、方位角Mが不連続に変化するタイミングt1、t2、t3では、ポインティングデバイス5が点P1、P2、P3のいずれかを指し示すことになる。
また、三角形50の輪郭の一辺をポインティングデバイス5でなぞっている場合、方位角Mは、その辺の方向を示すため、タイミングt1、t2、t3での方位角Mの変化量が前掲図7に示す三角形50の外角M1、M2、M3(左回りの場合はM4、M5、M6)と一致することになる。
図15は、タイミングt1、t2、t3での方位角Mの変化量を示す図であり、(A)は三角形50の輪郭を左回りになぞった場合を示し、(B)は三角形50の輪郭を右回りになぞった場合を示す。この図に示すように、三角形50の輪郭に沿ってポインティングデバイス5を移動させている場合、進行方向に対しての方位角変化は、輪郭を左回りに移動した場合と右回りに移動した場合とで符号が反対になり、図13に示す座標系にあっては、左回りの場合に方位角変化が正符号となり、右回りの場合には負符号となる。これにより、三角形50の輪郭に沿って移動させたときの回転方向が特定される。
以上のことから、ポインティングデバイス5は、角度変化量の記録を停止した後、三角形50の輪郭に沿って移動したときの回転方向を特定すべく、図16に示すフローチャートにしたがって処理を実行する。すなわち、ポインティングデバイス5は、X(Gx)軸及びY(Gy)軸に対する角度変化量のそれぞれの記録値に基づいて方位角Mを求め(ステップSc1)、その方位角Mが不連続に変化する点(三角形にあっては3点)を抽出する(ステップSc2)。そして、ポインティングデバイス5は、その点における方位角Mの変化量を求め(ステップSc3)、その変化量の符号を判断し(ステップSc4)、正符号の場合には左回転(ステップSc5)、負符号の場合には右回転と特定することになる(ステップSc6)。
次いで、三角形50の頂点P1、P2、P3のどの頂点からポインティングデバイス5が輪郭に沿って移動し始めたかの特定の仕方について説明する。
前掲図7に示すように、スクリーン4の中心線Cを横断して三角形50を表示した場合、中心線Cの左右のいずれかに、三角形50の頂点が1つだけ存在することになる(本実施形態では頂点P2)。したがって、図17に示すように、ポインティングデバイス5は、角度変化量の検出値に基づいて、ユーザ10がポインティングデバイス5が指し示す位置を輪郭に沿って移動させたときの軌跡60(図7参照)を算出することで、その軌跡60が描く三角形の左端又は右端となる点(図12(A)に示すタイミングt1の点、又は、図12(B)に示すタイミングt2の点に対応)が特定され(ステップSd1)、軌跡60の理論値と比較することにより、ステップSd1にて特定した頂点が、頂点P1、P2、P3のどの頂点に対応するかが特定される(ステップSd2)。本実施形態の場合には、ステップSd2の処理により、頂点P2が特定されることになる。
そして、ポインティングデバイス5は、ステップSd2にて特定した頂点から、三角形50の輪郭に沿って移動させた際の回転方向に三角形50の頂点P1、P2、P3を順に辿り、それぞれを前掲図12に示すタイミングt1、t2、t3に順に対応付け、これにより、タイミングt1、t2、t3でのそれぞれで、ポインティングデバイス5が頂点P1、P2、P3のどれを指し示したかが特定される(ステップSd3)。
そして、ポインティングデバイス5は、タイミングt1、t2、t3における角度変化量の記録値、及び、頂点P1、P2、P3のそれぞれの座標値に基づいて、ポインティングデバイス5の角度センサ18が規定する座標系と、スクリーン4をXY平面としたときの座標系とのズレ(スクリーン4に対するポインティングデバイス5の姿勢)を示すパラメータ(距離d、角度θ及び角度φ)を特定し、ポインティングデバイス5の角度変化量と、ポインティング位置9との関係をキャリブレーションすることとなる(ステップSd4)。
また、上記ステップSd1にて算出した軌跡60により、ユーザ10がポインティングデバイス5にてスクリーン4を指し示す際の手ぶれを検出し利用することが可能である。具体的には、図18に示すように、ポインティングデバイス5は、ユーザからみた理想的な三角形50の軌跡、すなわち、キャリブレーションの結果として得られたパラメータ(距離d、角度θ及び角度φ)に基づいて算出される仮想スクリーンQ上の点Q1、Q2、Q3を結ぶ軌跡を算出し(ステップSe1)、この理想的な軌跡と、上記ステップSd1にて算出した軌跡60とを比較してユーザ10の手ぶれ量を検出する(ステップSe2)。そして、ポインティングデバイス5は、角度変化量を検出した際に、この手ぶれ量に基づいて、角度変化量の検出値を補正し(ステップSe3)、これにより、手ぶれの影響の無いXY座標値が算出されることとなる。
なお、ポインティングデバイス5がXY座標値をプロジェクタ3に送信する条件を、角度変化量が手ぶれ量をこえた場合とし、単なる手ぶれによるポインティングデバイス5の移動時に、ポインティングデバイス5からプロジェクタ3へのXY座標値の送信を禁止し、無駄な送信動作を抑制すると共に、手ぶれに伴うポインタ6の余計な移動を防止する構成としても良い。
また、ポインティングデバイス5がXY座標値を算出する条件を、角度変化量が手ぶれ量をこえた場合として、ポインティングデバイス5の演算動作回数を抑制することも可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、スクリーン4上に3つの頂点P1、P2、P3を有する三角形50を表示し、ポインティングデバイス5が指し示す位置を三角形50の輪郭に沿って移動させたときの角度変化量を記録し、この角度変化量の記録値に基づいて、角度変化量とポインタ6を表示する位置とのキャリブレーションを行う構成とした。この構成により、スクリーン4上に表示される三角形50の輪郭に沿ってポインティングデバイス5が指す位置を移動させることで、キャリブレーション操作が完了するため、投写像の4隅の各点を指し示す必要のある従来のキャリブレーション操作に比べて操作回数が減り、キャリブレーション操作が容易となる。
特に、キャリブレーション時には、三角形50の輪郭に沿ってポインティングデバイス5を移動させるだけで良いため、点を指し示す必要のある従来のキャリブレーション操作に比べて、キャリブレーション操作がより容易となる。
また、ポインティングデバイス5の角度変化量を検出するためのセンサ(角度センサ18)だけを備えれば良く、位置検出センサ等の他のセンサが不要となるため、装置構成が簡単になる。
さらに、スクリーン4上に表示される三角形50の輪郭に沿ってポインティングデバイス5が指し示す位置を移動させたときの角度変化量により、スクリーン4に対するポインティングデバイス5の姿勢を示すパラメータ(角度θ及び角度φ)が特定される。これにより、スクリーン4に対する斜め横方向のポインティングデバイス5の姿勢も特定されるため、スクリーン4の正面のみならず、スクリーン4の斜め横方向からのポインティング動作に対しても正確にポインティング位置9にポインタ6を表示することができる。
また、本実施形態によれば、軌跡60の算出値と理論値との対比結果に基づいて、ポインティングデバイス5を移動させたときの手ぶれ量を検出し、当該手ぶれ量に基づいて、角度変化量を補正する構成としたため、ユーザがポインティングデバイス5で指し示した位置に手ぶれの影響を受けずに正確にポインタ6を表示することができる。
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、ポインティングデバイス5が角度変化量に基づいてポインティング位置9のXY座標値を算出する座標変換部19を備える構成としたが、これに限らず、プロジェクタ3がポインティングデバイス5から角度変化量を通信により受信して、ポインティング位置9のXY座標値を算出する構成としても良い。
また、三角形50の輪郭に沿ってポインティングデバイス5が指し示す位置を移動させたときの角度変化量に基づいて、プロジェクタ3がキャリブレーションを行う構成としても良い。
また、上述した実施形態では、キャリブレーション用の図形として三角形50を例示したが、これに限らず、四角形などの4つ以上の頂点を有する多角形を用いる構成としても良い。
本発明の実施形態に係るプレゼンテーションシステムの構成を示す図。 ポインティングデバイスの構成図。 ポインティングデバイスの機能的構成を示すブロック図。 角速度センサの構成を模式的に示す図。 プロジェクタの機能的構成を示すブロック図。 ポインティングデバイスの動作を示すフローチャート。 キャリブレーションのために表示される図形を説明するための図。 スクリーンとポインティングデバイスとの位置関係を示す図。 ポインティングデバイスを視点とした3次元直交座標系を示す図。 Z軸周りの回転を考慮した場合の3次元直交座標系を示す図。 キャリブレーション時の動作を示すフローチャート。 キャリブレーション時の角度変化量の記録値を示す図であり、(A)は三角形の輪郭に沿って左回りで移動させた場合、(B)は右回りで移動させた場合を示す。 方位角の算出基準となる極座標を示す図。 キャリブレーション時の方位角を示す図であり、(A)は三角形の輪郭に沿って左回りで移動させた場合、(B)は右回りで移動させた場合を示す。 キャリブレーション時の方位角の変化量を示す図であり、(A)は三角形の輪郭に沿って左回りで移動させた場合、(B)は右回りで移動させた場合を示す。 回転方向の特定手順を示すフローチャート。 移動開始点の特定手順を示すフローチャート。 手ぶれ量の算出手順を示すフローチャート。
符号の説明
1…プレゼンテーションシステム、2…コンピュータ、3…プロジェクタ、4…スクリーン、5…ポインティングデバイス、6…ポインタ(ポインティングマーク)、18…角度センサ、18A〜18C…軸センサ、19…座標変換部、50…三角形(多角形)、60…輪郭、P1、P2、P3…頂点。

Claims (5)

  1. スクリーンに画像を投写して投写像を表示する投写装置と、前記スクリーン上の箇所を指し示すためのポインティングデバイスとを有し、
    角度変化量を検出する角度変化量検出手段を前記ポインティングデバイスに設け、前記スクリーン上の前記角度変化量に応じた位置にポインティングマークを表示すると共に、
    前記スクリーン上に少なくとも3つの頂点を有する多角形を表示し、前記ポインティングデバイスが指し示す位置を前記多角形の輪郭に沿って移動させたときの前記角度変化量を記録し、この角度変化量の記録値に基づいて、前記角度変化量検出手段により検出される角度変化量と前記ポインティングマークを表示する位置とのキャリブレーションを行う
    ことを特徴とする情報表示システム。
  2. 請求項1に記載の情報表示システムにおいて、
    前記多角形の輪郭に沿って移動させたときの移動方向を前記角度変化量の記録値に基づいて特定する移動方向特定手段と、
    前記角度変化量の記録値に基づいて、前記多角形の輪郭に沿って移動させたときの軌跡を算出し、当該軌跡の算出値と当該軌跡の理論値との対比結果、及び、前記移動方向に基づいて、前記多角形の各頂点での角度変化量を特定する角度変化量特定手段とを有し、
    前記多角形の各頂点での角度変化量、及び、前記多角形の各頂点の座標値に基づいて前記キャリブレーションを行う
    ことを特徴とする情報表示システム。
  3. 請求項2に記載の情報表示システムにおいて、
    前記ポインティングデバイスが指し示す方向を軸とした第1の直交3次元座標系の各軸に対する角度変化量を検出するように前記角度変化量検出手段を構成すると共に、
    前記キャリブレーション時には、前記多角形の各頂点での角度変化量、及び、前記多角形の各頂点の座標値に基づいて、前記前記スクリーンをXY平面としたときの第2の直交3次元座標系と、前記第1直交座標系との相対的な位置関係を規定するパラメータを特定することを特徴とする情報表示システム。
  4. 請求項2又は3に記載の情報表示システムにおいて、
    前記軌跡の算出値と前記軌跡の理論値との対比結果に基づいて、前記ポインティングデバイスを移動させたときの手ぶれ量を検出し、当該手ぶれ量に基づいて、前記角度変化量検出手段により検出される角度変化量を補正する
    ことを特徴とする情報表示システム。
  5. スクリーンに画像を投写して投写像を表示する投写装置と、前記スクリーン上の箇所を指し示すためのポインティングデバイスとを有し、前記ポインティングデバイスが指し示す位置にポインティングマークを表示する情報表示システムの前記ポインティングマークの表示する位置を制御するポインティング制御方法であって、
    前記スクリーン上に少なくとも3つの頂点を有する多角形を表示し、前記ポインティングデバイスが指し示す位置を前記多角形の輪郭に沿って移動させたときの前記角度変化量を記録し、この角度変化量の記録値に基づいて、前記角度変化量検出手段により検出される角度変化量と前記ポインティングマークを表示する位置とのキャリブレーションを行うことを特徴とするポインティング制御方法。
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