JP2001337783A - レーザビームポインタ並びにその操作方法 - Google Patents

レーザビームポインタ並びにその操作方法

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JP2001337783A
JP2001337783A JP2000156374A JP2000156374A JP2001337783A JP 2001337783 A JP2001337783 A JP 2001337783A JP 2000156374 A JP2000156374 A JP 2000156374A JP 2000156374 A JP2000156374 A JP 2000156374A JP 2001337783 A JP2001337783 A JP 2001337783A
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laser beam
display screen
pointer
screen
beam pointer
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JP2000156374A
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Tadashi Kaneyasu
忠 兼康
Eiji Horiguchi
英司 堀口
Takuo Miura
拓郎 三浦
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NEC Corp
NEC Robotics Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Corp
NEC Robotics Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パソコンの画面をプロジェクタ等の装置を用い
て大画面に映し出して説明する形式のプレゼンテーショ
ンにおいては、プレゼンターは通常のレーザビーム等で
画面内の位置を指示しながら説明を行い、一方でパソコ
ンに接続されたマウス等を操作してパソコン画面内のマ
ウスポインタを移動させ、マウスボタンのクリック操作
等を行う必要があり、2つを同時に操作するためにプレ
ゼンテーションに神経が集中できず、効果的なプレゼン
テーションが行えないという難点がある。 【解決手段】マウスボタン機能と、レーザビームの指し
示す場所とマウスポインタの座標を同期させる機能を内
蔵させることにより、本来別々に行っていたレーザビー
ムで指し示す動作と、マウス操作を一元動作で行うこと
を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームを用
いたポインタにマウス等のポインティングデバイスのも
っている機能を一体化したレーザビームポインタ並びに
その操作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パソコンの画面をプロジェクタ等
の装置を用いて大画面に映し出して説明する形式のプレ
ゼンテーションにおいては、プレゼンターは通常のレー
ザビームポインタ等で画面内の位置を指示しながら説明
を行い、必要に応じてパソコン画面の更新を行ってい
た。しかしながら、パソコン画面の更新を行うために、
プレゼンターはレーザビームポインタで大画面を指し示
しながら、一方でパソコンに接続されたマウス等を操作
してパソコン画面内のマウスポインタを移動させ、マウ
スボタンのクリック操作等を行う必要があり、2つを同
時に操作するためにプレゼンテーションに神経が集中で
きず、効果的なプレゼンテーションが行えないという難
点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、大画面を指
し示しているレーザビームを発するポインティングデバ
イスにマウスボタンを内蔵させて、レーザビームポイン
タとマウスとを一体化することによって、ポインティン
グとマウスボタン操作を片手でおこなうことができる操
作の簡略化と、さらにレーザビームの指し示す場所にマ
ウスポインタの画面上の位置を自動的に合致させること
により、別々に行っていた大画面を指し示す動作とマウ
ス操作を一元動作で行うことを可能にすることを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る発明のレーザビームポインタは、画面表示手段を構成
に含む情報処理装置に用いるポインティングデバイスで
あって、前記画面表示手段の表示画面上における位置を
レーザビームによって指し示めす手段と、前記表示画面
内に表示されているカーソルを前記表示画面内で前記レ
ーザビームによって指し示めした位置に移動させる手段
と、前記表示画面の前記カーソルを移動させた任意の位
置においてクリックによる指示入力を前記情報処理装置
に行う手段を備えることを特徴とする。また、本発明の
請求項2に係わる発明のレーザビームポインタは、前記
請求項1に係わる発明に記載の前記表示画面内に表示さ
れているカーソルを前記表示画面内で移動させる手段
が、前記レーザビームポインタの指示方向の変化によっ
て生じる角度変位を検出する手段と、前記角度変位の検
出信号を所定の演算方法に基づいて演算処理する手段
と、前記演算処理した信号を前記情報処理装置に送信す
る手段を備えることを特徴とする。また、本発明の請求
項3に係わる発明のレーザビームポインタは、前記請求
項1及びに係わる発明に記載の前記所定の演算方法が、
前記レーザビームポインタの指示方向の変化によって生
じる角度変位を、前記レーザビームが前記表示画面内で
指示する位置座標の変化に変換する演算であることを特
徴とする。また、本発明の請求項4に係わる発明のレー
ザビームポインタは、前記請求項1乃至3に係わる発明
に記載の前記レーザビームポインタの角度変位を前記レ
ーザビームが前記表示画面内で指示する位置座標の変化
に変換する演算方法が、前記表示画面と前記レーザビー
ムポインタとの相対位置及び前記表示画面の大きさに依
存した未確定な複数の係数を含み、前記未確定な複数の
係数が、前記相対位置及び表示画面の大きさが変わった
とき、予めの初期化動作によって決定されることを特徴
とする。また、本発明の請求項5に係わる発明のレーザ
ビームポインタは、前記請求項1に係わる発明に記載の
前記レーザビームポインタの指示方向の変化によって生
じる角度変位を検出する手段が、ジャイロセンサーであ
ることを特徴とする。また、本発明の請求項6に係わる
発明のレーザビームポインタは、前記請求項5に係わる
発明に記載の前記角度変位を検出するジャイロセンサー
が、回転角速度を検出するジャイロと前記ジャイロの出
力信号を時間積分して角度変位に変換する手段とを含む
ことを特徴とする。また、本発明の請求項7に係わる発
明のレーザビームポインタの操作方法は、画面表示手段
を構成に含む情報処理装置に用いるポインティングデバ
イスであり、前記画面表示手段の表示画面上における位
置をレーザビームによって指し示めす手段と、前記表示
画面内に表示されているカーソルを前記表示画面内で移
動させる手段と、前記表示画面の前記カーソルを移動さ
せた任意の位置においてクリックによる指示入力を前記
情報処理装置に行う手段を備えるレーザビームポインタ
を、前記レーザビームポインタが指し示す表示画面上の
レーザービームを前記カーソルに当てて前記レーザビー
ムポインタを静止するステップと、前記レーザビームポ
インタを回転させて前記表示画面上のカーソルの位置と
は異なる位置に前記レーザビームの指示位置を移動させ
て前記レーザビームポインタを静止するステップを含
み、前記表示画面内に表示されているカーソルを前記表
示画面内で前記レーザビームによって新たに指し示めし
た位置に移動させ、前記レーザビームによって新たに指
し示めした位置が表示画面上の所望のクリックボタンで
あれば必要に応じてクリックによる指示入力を前記情報
処理装置に行うことを特徴とする。また、本発明の請求
項8に係わる発明のレーザビームポインタの操作方法
は、画面表示手段を構成に含む情報処理装置に用いるポ
インティングデバイスであり、前記画面表示手段の表示
画面上における位置をレーザビームによって指し示めす
手段と、前記表示画面内に表示されているカーソルを前
記表示画面内で移動させる手段と、前記表示画面の前記
カーソルを移動させた任意の位置においてクリックによ
る指示入力を前記情報処理装置に行う手段を備えるレー
ザビームポインタを、前記レーザビームポインタが指し
示す表示画面上のレーザービームを前記表示画面の一つ
の角隅に当てて前記レーザビームポインタを静止するス
テップと、前記レーザビームポインタを回転させて前記
表示画面上の前記角隅に斜めに対向する別なる角隅に前
記レーザビームの指示位置を移動させて前記レーザビー
ムポインタを静止するステップを含み、前記請求項4に
係わる発明に記載の前記レーザビームポインタの角度変
位を前記レーザビームが前記表示画面内で指示する位置
座標の変化に変換する演算方法が含む前記表示画面と前
記レーザビームポインタとの相対位置及び前記表示画面
の大きさに依存した未確定な複数の係数を予め決定する
初期化動作を行うことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態のレー
ザビームポインタを使用する情景を示す図である。スク
リーン3にはパソコン2の画面が、通常のプロジェクタ
装置4により表示される。ここでは、パソコン画面を背
面投射型のプロジェクタ装置4によってスクリーンへ背
面から投影し、ポインティングをスクリーンの前面から
行う場合を示している。プロジェクタ装置4には、レー
ザビームポインタ1の出力レーザビームであるレーザビ
ーム5のスクリーン上の照射位置を検出する光学センサ
等の特別な仕掛けは有していない。図2にレーザビーム
ポインタ1の内部構成を示す。このレーザビームポイン
タ中には、ジャイロセンサー13とジャイロセンサー1
3の出力を演算しパソコンに出力する演算制御回路14
が内蔵されている。また、レーザビームポインタ1の表
面には、左クリックボタン6と右クリックボタン7が配
設されている。左クリックボタン6はマウスの左クリッ
クボタン、右クリックボタン7はマウスの右クリックボ
タンに相当する。このボタン操作と座標導出機能によ
り、マウス操作における、「クリック」、「ドラッ
グ」、「ドラッグ&ドロップ」に相当する操作を本レー
ザビームポインタのみの操作で実現することができる。
また、レーザビームポインタには、左右のクリックボタ
ンに加え、初期化モードか動作モードかを選択するモー
ド選択スイッチ8を設けてある。通常、レーザを使った
ポインティングデバイスは、押し続けている間レーザを
発し、離すとレーザ出射が止まる、レーザ発振/停止ボ
タン20が備えられている。ここでは、クリックとレー
ザ発振/停止の機能を兼ねるように、クリックボタン6
及び7は、指が触れているとレーザ15が発振し、指を
離すと停止するように作られている。また、ここでは、
レーザビームポインタ1とパソコン2とはケーブルによ
って接続されている。
【0006】内蔵されている、ジャイロセンサーは、画
面上のポインティング位置の移動によって生じるレーザ
ビームポインタ1の指示角度の変化を検知する。演算制
御回路はジャイロセンサー13の出力をマウスの信号出
力形態に合わせてパソコンに送信する。送信は、この実
施例では左クリックボタン6が押下されたタイミングで
行われる。ジャイロセンサー13は、一例としてカメラ
一体型VTRの手ぶれ防止用やカーナビ等に広く用いら
れている小型の振動ジャイロを利用することができる。
2軸振動ジャイロ10は、予め振動させている振動子に
作用した回転角速度を、振動方向と直角方向に働くコリ
オリ力による振動として検出する回転角速度センサーで
ある。ここでは、回転角速度ではなく、回転角を出力さ
せるために角速度を時間積分する積分回路11等を集積
したジャイロセンサー13を用いる。また、2軸振動ジ
ャイロ10は回転角速度を検出するため、回転を与えな
ければ出力のないインクリメント(増分)型のセンサー
である。
【0007】演算制御回路は、レーザビームポインタ1
のパソコン2へのインターフェースをマウスのインター
フェースと同一の形式に変換する。この演算制御回路に
はジャイロセンサー13の検出角度出力を位置座標に変
換する演算式と、演算式の未定係数を定める初期化のプ
ログラムと演算結果の出力信号形態をマウス出力信号形
態に変換する機能を少なくとも備えている。
【0008】次に、本実施例の動作、とくに、どのよう
にマウスポインタ座標データを計算するかについて以下
に説明する。図3(A)にレーザビームの移動と座標の
関係を示す。レーザビーム5がスクリーン3上のa点を
指し示したとき、レーザビームポインタ1aを静止す
る。レーザビームポインタ1aをPを中心にしてレーザ
ビームポインタ1bの位置に回転させ、スクリーン3上
のb点にレーザビームを移動した時、左クリックボタン
6をクリックすると、レーザビームポインタ1内蔵のジ
ャイロセンサー13は、レーザビームポインタ1が角度
θだけ回転したときの水平方向の角度変化θxと垂直方
向の角度変化θyを出力する。この動作は、パソコンと
共に机上で用いられるマウスの動作と類似する。マウス
は、マウスを滑らして移動することによって内蔵する球
が回転する。そのX、Yの2軸の回転をロータリエンコ
ーダで検出し、回転によるそれぞれの移動量(相対座
標)を出力する。パソコンは、マウスポインタの座標移
動変化分を計算し、これをマウスポインタの静止してい
る座標に加算して新しいマウスポインタの座標位置を生
成する。マウスも上記のレーザビームポインタも、いわ
ゆるアブソリュート(絶対値)型ではなくインクリメン
ト型のセンサを用いて座標を演算している点は共通す
る。しかしながら、マウスではクリックする毎にセンサ
ー出力をパソコンに送っているわけではなく、マウスを
動かすと自動的に送出される。これに対して本実施形態
では、左クリックボタン6をクリックする毎に、ジャイ
ロセンサーの角度変化を、ポンタデバイス1からパソコ
ン2に送出するようにしている。レーザビームポインタ
1からパソコン2へ送信される信号は、通常用いるマウ
スからパソコンに出力される出力信号の形態と同じにな
るようにインターフェースを合わせる。ポインティング
デバイスにはマウスのみならず、トラックボール等各種
のものがあるため、使用するポインティングデバイスに
合わせてインターフェースを設定すればよい。ここで
は、図2に示すように、X相対座標信号16、Y相対座
標信号17、左クリック信号18並びに右クリック信号
19が、レーザビームポインタ1からパソコン2に出力
する形式を取っている。
【0009】図3(B)には、パソコン画面上に現れる
(図3(A)のスクリーン上にも同時に投影されてい
る)マウスポインタ(カーソル)を示している。図3
(A)のスクリーン上のレーザビームの動きに追随し
て、マウスポインタ9aがマウスポインタ9bの位置に
移動できるように、レーザのレーザビームポインタ1に
内蔵したジャイロセンサー13からパソコン2に出力さ
れる信号を、通常マウスからパソコンに出力されている
信号と実質的に等化にすることが必要である。すなわ
ち、マウスの備えるエンコーダ出力は位置の変化量とは
線形関係にあるのに対し、ジャイロセンサーの角度変化
出力と位置変化量とは非線形の関係にあり、これを線形
に補正する演算が必要である。また、補正した位置変化
量をパソコン画面上での位置変化量に対応させるための
比例係数は、スクリーンに映し出された画面のサイズに
よって異なる。
【0010】そのためにはまず、レーザビームポインタ
1内蔵のジャイロセンサー13の出力の角度変化出力信
号とマウスポインタの位置座標との関係をレーザビーム
ポインタ内部の演算制御回路14で計算する計算式を定
める必要がある。図4は図3(A)のレーザビームの水
平面内の角度変化とスクリーン上のX軸方向の位置変化
の関係を示す図である。点Pにプレゼンターが位置し、
この点を中心にしてレーザビームポインタは振られる。
回転中心Pからスクリーン3面に沿うX軸に垂線を降ろ
し、交点をOとする。OをX軸の原点とし、PO=Lと
すると、スクリーン上のX座標及びY座標は、 X=L・tan(θx+φx)・・・・・・・・・(1) Y=L・tan(θy+φy)・・・・・・・・・(2) で与えられる。φx、φyは一種の角度オフセットであ
って、プレゼンターの立つ位置によって変わる。X、Y
をマウスポインタのX、Y位置座標と読み替えると、L
はスクリーン上のレーザビームのX軸位置座標とマウス
ポインタのX軸位置座標との間の比例変換係数とみるこ
とができ、これもプレゼンターの立つ位置によって変わ
る。したがって、上式のφx、φyとLとをプレゼンタ
ーの立つ位置が変わる毎に、予め決定しておく必要があ
る。すなわち、係数を決定する初期化が必要となる。
【0011】初期化はレーザビームポインタ1にクロー
ズし、パソコン2とは無関係に行われる。すなわち初期
化モードではパソコンへ信号は送信されない。まず、初
期化モードにモード選択スイッチ8を倒す。(1)
(2)式の未定計数Lとφx、φyを決定する初期化プ
ログラムには、一回目のクリックでは、スクリーン上の
パソコン表示画面の原点座標が入力し、二回目のクリッ
クでは、パソコン表示画面の左下隅から右上隅への移動
角度が入力し、これらのθx、θyから(1)式(2)
式のLとφx、φyとを演算して求めるという実行手順
が定めてある。まず、スクリーン画面上の左下隅ににレ
ーザビーム5を合わせ、レーザビームポインタ1を静止
して左クリックボタン6をクリックする。このクリック
によって、表示画面の原点座標の情報すなわち、X=X
min、Y=Ymin、θx=0、θy=0が与えられ
る。次に、レーザビーム1を左下隅から、表示されてい
るパソコン画面の右上隅に移動させ、左クリックボタン
6をクリックする。このクリックによって、表示画面の
原点より最も遠い座標の情報すなわち、X=Xmax、
Y=Ymax、θx=θxmax、θy=θymaxが
与えられる。これらの値から、(1)、(2)式のφ
x、φyが確定する。以上によって、非線形の関係にあ
るジャイロセンサーの角度変化出力と線形の位置変化量
へ補正するtanの関数形が確定された。次に、スクリ
ーンに映し出された画面の大きさによって異なる、位置
変化量をパソコン画面上での位置変化量に対応させるた
めの係数Lの決定は、レーザビーム5をスクリーンに表
示されているパソコン画面の画面左下隅から右上隅に移
動させたとき、マウスを使ってパソコン画面の左下隅か
ら右上隅までカーソルを移動したときに、マウスにおい
てパソコンに出力されるエンコーダ出力信号の形態と同
じになるように、線形補正演算結果の出力信号を変換す
る。すなわち、(1)、(2)式のLが確定された。以
上で初期化が完了する。
【0012】動作モードは、レーザビームポインタ1上
の初期化モードか動作モードかを選択するモード選択ス
イッチ8を動作モードに倒して開始される。プレゼンタ
ーは、スクリーン表示画面上に映し出されているカーソ
ルにレーザビーム5を合わせ、静止させる。次に、カー
ソルを移動させたい画面上の位置に、レーザビーム5を
移し、左クリックボタン6をクリックする。レーザビー
ムポインタ1からパソコン2へ、マウスを滑らせてカー
ソルを動かしたのと同じ信号が送信され、画面上のカー
ソルは、レーザビームポインタの左ボタン6のクリック
と同時に、レーザビームの指示する位置に飛ぶ。その場
所が表示画面の動作ボタン(アイコン)上であれば、ア
イコンのクリックも同時に行われる。
【0013】上記の実施例では、レーザビームポインタ
のボタンを押下したタイミングで角度変化の信号をパソ
コンに送信しているが、これをボタンが押下されたかど
うかに関わらず、例えば、10回/秒程度の一定間隔で
常時データを送信し続けることにより、レーザビームの
軌跡をパソコンのマウスポインタがリアルタイムで追随
できることになる。この機能により、例えば、レーザビ
ームポインタのレーザビームが通った軌跡どおりに線を
引くお絵描きソフト等にも応用できる。また、これらの
2つの動作モードは、レーザビームポインタ上にスイッ
チを設けて、適宜切り換えられるようにすることもでき
る。
【0014】また、レーザビームポインタを使用する場
所と、パソコンの置かれる位置とは、通常離れている場
合が多い。このような場合は、レーザビームポインタと
パソコンとをつなぐケーブルが邪魔になる。パソコンに
向けて赤外線を含む無線リンクによって信号伝達する手
段を備えてもよい。
【0015】
【発明の効果】このように、本デバイスはレーザビーム
が指し示したスクリーン上のポインタの相対座標をマウ
スポインタの位置に同期させる計算処理を行ってパソコ
ンに送信しているので、本デバイスのボタン操作によ
り、パソコン本体に接続されたマウスで行ったボタン操
作と同様の結果をもたらすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態のレーザビームポイ
ンタを使用する情景を示す図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態のレーザビームポイ
ンタの内部構成を示す図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態のレーザビームポイ
ンタが発するレーザビームの移動と座標の関係を示す図
である。
【図4】レーザビームの水平面内の角度変化とスクリー
ン上のX軸方向の位置変化の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 レーザビームポインタ 2 パソコン 3 スクリーン 4 プロジェクタ装置 5 レーザビーム 6 左クリックボタン 7 右クリックボタン 8 モード選択スイッチ 9 マウスポインタ 10 2軸振動ジャイロ 11 積分回路 13 ジャイロセンサー 14 演算制御回路 15 レーザ 16 X相対座標信号 17 Y相対座標信号 18 左クリック信号 19 右クリック信号 20 レーザ発振/停止ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀口 英司 神奈川県横浜市神奈川区新浦島町 1丁目 1番地25 日本電気ロボットエンジニアリ ング株式会社内 (72)発明者 三浦 拓郎 神奈川県横浜市神奈川区新浦島町 1丁目 1番地25 日本電気ロボットエンジニアリ ング株式会社内 Fターム(参考) 5B087 AA09 AB02 AE03 CC09 CC12 CC21 CC26 CC33 DD03 DD06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面表示手段を構成に含む情報処理装置
    に用いるポインティングデバイスであって、前記画面表
    示手段の表示画面上における位置をレーザビームによっ
    て指し示めす手段と、前記表示画面内に表示されている
    カーソルを前記表示画面内で前記レーザビームによって
    指し示めした位置に移動させる手段と、前記表示画面の
    前記カーソルを移動させた任意の位置においてクリック
    による指示入力を前記情報処理装置に行う手段を備える
    ことを特徴とするレーザビームポインタ。
  2. 【請求項2】 前記表示画面内に表示されているカーソ
    ルを前記表示画面内で移動させる手段が、前記レーザビ
    ームポインタの指示方向の変化によって生じる角度変位
    を検出する手段と、前記角度変位の検出信号を所定の演
    算方法に基づいて演算処理する手段と、前記演算処理し
    た信号を前記情報処理装置に送信する手段を備えること
    を特徴とする前記請求項1記載のレーザビームポイン
    タ。
  3. 【請求項3】 前記所定の演算方法が、前記レーザビー
    ムポインタの指示方向の変化によって生じる角度変位
    を、前記レーザビームが前記表示画面内で指示する位置
    座標の変化に変換する演算であることを特徴とする前記
    請求項1及び2記載のレーザビームポインタ。
  4. 【請求項4】 前記レーザビームポインタの角度変位を
    前記レーザビームが前記表示画面内で指示する位置座標
    の変化に変換する演算方法が、前記表示画面と前記レー
    ザビームポインタとの相対位置及び前記表示画面の大き
    さに依存した未確定な複数の係数を含み、前記未確定な
    複数の係数が、前記相対位置及び表示画面の大きさが変
    わったとき、予めの初期化動作によって決定されること
    を特徴とする前記請求項1乃至3記載のレーザビームポ
    インタ。
  5. 【請求項5】 前記レーザビームポインタの指示方向の
    変化によって生じる角度変位を検出する手段が、ジャイ
    ロセンサーであることを特徴とする前記請求項1記載の
    レーザビームポインタ。
  6. 【請求項6】 前記角度変位を検出するジャイロセンサ
    ーが、回転角速度を検出するジャイロと前記ジャイロの
    出力信号を時間積分して角度変位に変換する手段とを含
    むことを特徴とする前記請求項5記載のレーザビームポ
    インタ。
  7. 【請求項7】 画面表示手段を構成に含む情報処理装置
    に用いるポインティングデバイスであり、前記画面表示
    手段の表示画面上における位置をレーザビームによって
    指し示めす手段と、前記表示画面内に表示されているカ
    ーソルを前記表示画面内で移動させる手段と、前記表示
    画面の前記カーソルを移動させた任意の位置においてク
    リックによる指示入力を前記情報処理装置に行う手段を
    備えるレーザビームポインタを、前記レーザビームポイ
    ンタが指し示す表示画面上のレーザービームを前記カー
    ソルに当てて前記レーザビームポインタを静止するステ
    ップと、前記レーザビームポインタを回転させて前記表
    示画面上のカーソルの位置とは異なる位置に前記レーザ
    ビームの指示位置を移動させて前記レーザビームポイン
    タを静止するステップを含み、前記表示画面内に表示さ
    れているカーソルを前記表示画面内で前記レーザビーム
    によって新たに指し示めした位置に移動させ、前記レー
    ザビームによって新たに指し示めした位置が表示画面上
    の所望のクリックボタンであれば必要に応じてクリック
    による指示入力を前記情報処理装置に行うことを特徴と
    するレーザビームポインタの操作方法。
  8. 【請求項8】 画面表示手段を構成に含む情報処理装置
    に用いるポインティングデバイスであり、前記画面表示
    手段の表示画面上における位置をレーザビームによって
    指し示めす手段と、前記表示画面内に表示されているカ
    ーソルを前記表示画面内で移動させる手段と、前記表示
    画面の前記カーソルを移動させた任意の位置においてク
    リックによる指示入力を前記情報処理装置に行う手段を
    備えるレーザビームポインタを、前記レーザビームポイ
    ンタが指し示す表示画面上のレーザービームを前記表示
    画面の一つの角隅に当てて前記レーザビームポインタを
    静止するステップと、前記レーザビームポインタを回転
    させて前記表示画面上の前記角隅に斜めに対向する別な
    る角隅に前記レーザビームの指示位置を移動させて前記
    レーザビームポインタを静止するステップを含み、前記
    請求項4記載の前記レーザビームポインタの角度変位を
    前記レーザビームが前記表示画面内で指示する位置座標
    の変化に変換する演算方法が含む前記表示画面と前記レ
    ーザビームポインタとの相対位置及び前記表示画面の大
    きさに依存した未確定な複数の係数を予め決定する初期
    化動作を行うことを特徴とするレーザビームポインタの
    操作方法。
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