JP2008063903A - 仮設足場用筋交い - Google Patents

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Abstract

【課題】足場支柱への連結をより確実かつ安全に行うことができ、しかも極めて容易に実施することがでる仮設足場用筋交いを提供する。
【解決手段】足場支柱の間に傾斜して配設される斜行材と、前記斜行材の両端部に設けられて前記支柱に配備されたくさび受けに対して取り外し可能に係着される上側連結部材及び下側連結部材とを有する仮設足場用筋交いにおいて、前記上側連結部材及び下側連結部材は、前記斜行材の各端部に設けられくさび受けの穴部に上方から抜き差し自在に係着するくさび部と、2つの板状部材からなる本体部材と、前記本体部材の2つの板状部材の間に形成されたガイド部に沿って横方向に進退可能に設けられ、安全固定時には前記くさび受けの下部に前進され固定解除時には前記くさび受けの下部から後退される可動くさび部材とを有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、仮設足場用筋交いに関する。
一般に、建築物等の工事等を行う際には、その外周に仮設足場が設置されるものであって、複数本の支柱を所定間隔で配置し、前記各支柱間に足場板を架設させて一の階層の足場を形成し、上方に支柱を順次継ぎ足して同様に足場板を架設させることにより複数階層の足場を形成してなる。このような仮設足場にあっては、上方への足場の継ぎ足し作業をする際の安全対策として、足場板を架設させる前に斜行材若しくは水平材若しくは垂直材等の足場材を手すりとして先行して配置するように構成される。
上記の如く、足場材を配置する場合において、前記足場材を支柱のホルダーに取り外し可能に連結するための連結部材が使用された筋交いあるいは先行筋交い手摺り等が知られている(例えば、特許文献1参照)。この先行筋交い手摺りは、支柱の対角位置にあるホルダーの間に斜めに筋交いが架設さるものであって、取付作業を容易に行えるように、対角位置にある上位ホルダーにおいては係止フックにより掛止され、下位ホルダーでは係止金具のピンにより螺着固定されている。さらに、支柱に対するホルダーの固定位置や筋交い材、水平材、垂直材等の足場材自体の寸法誤差に対応するために、前記係止金具を筋交いに対して傾斜長孔で上下可動とすることにより、支柱のホルダーに関する寸法誤差が吸収されるように構成されている。
しかしながら、このような先行筋交い手摺りは上下方向から負荷がかかるため、係止フックが上位ホルダーより外れたり、螺着された係止金具が緩んだりする等のおそれがあり、安全性に問題があった。
特開2002−70304号公報
この発明は前記の点に鑑みなされたものであり、支柱に設けられたくさび受けの位置や斜行材に多少の寸法誤差があるような場合であっても、足場支柱への連結をより確実かつ安全に行うことができ、しかも極めて容易に実施することができる仮設足場用筋交いを提供するものである。
すなわち、請求項1の発明は、足場支柱の間に傾斜して配設される斜行材と、前記斜行材の両端部に設けられて前記支柱に配備されたくさび受けに対して取り外し可能に係着される上側連結部材及び下側連結部材とを有する仮設足場用筋交いにおいて、 前記上側連結部材及び下側連結部材は、前記斜行材の各端部に設けられくさび受けの穴部に上方から抜き差し自在に係着するくさび部と、2つの板状部材からなる本体部材と、前記本体部材の2つの板状部材の間に形成されたガイド部に沿って横方向に進退可能に設けられ、安全固定時には前記くさび受けの下部に前進され固定解除時には前記くさび受けの下部から後退される可動くさび部材とを有することを特徴とする仮設足場用筋交いに係る。
請求項2の発明は、足場支柱の間に傾斜して配設される斜行材と、前記斜行材の両端部に設けられて前記支柱に配備されたくさび受けに対して取り外し可能に係着される上側連結部材及び下側連結部材とを有する仮設足場用筋交いにおいて、前記上側連結部材は、前記斜行材の一端に設けられ上側くさび受けの穴部に上方から抜き差し自在に係着する上側くさび部と、2つの板状部材からなる本体部材と、前記本体部材の2つの板状部材の間に形成されたガイド部に沿って横方向に進退可能に設けられ、安全固定時には前記上側くさび受けの下部に前進され固定解除時には前記上側くさび受けの下部から後退される上側可動くさび部材とを有し、前記下側連結部材は、前記斜行材の他端に設けられ、下側くさび受けの穴部に上方から抜き差し自在に係着する下側くさび部と、2つの板状部材の間に架設された保持ピンを有する本体部材と、前記本体部材の保持ピンに係着して上下動するための縦溝部を有し、かつ前側には上昇時に前記下側くさび受けの穴部に下方から挿入され下降時に前記くさび受けの穴部から抜去される下側可動くさび部が一体に突設され、後部には係合部が形成された可動体と、前記可動体の係合部に対して前進時に係合し後退時には係合解除するように前記本体部材に進退自在に設けられたロック部材とを有することを特徴とする仮設足場用筋交いに係る。
請求項3の発明は、前記斜行材が2本交差して配置された請求項1又は2に記載の仮設足場用筋交いに係る。
請求項4の発明は、前記2本の斜行材に水平手摺り材が配置された請求項3に記載の仮設足場用筋交いに係る。
請求項1の発明に係る仮設足場用筋交いによれば、足場支柱の間に傾斜して配設される斜行材と、前記斜行材の両端部に設けられて前記支柱に配備されたくさび受けに対して取り外し可能に係着される上側連結部材及び下側連結部材とを有する仮設足場用筋交いにおいて、前記上側連結部材及び下側連結部材は、前記斜行材の各端部に設けられくさび受けの穴部に上方から抜き差し自在に係着するくさび部と、2つの板状部材からなる本体部材と、前記本体部材の2つの板状部材の間に形成されたガイド部に沿って横方向に進退可能に設けられ、安全固定時には前記くさび受けの下部に前進され固定解除時には前記くさび受けの下部から後退される可動くさび部材とを有するため、足場支柱への連結をより安全かつ確実に行うことができ、しかも極めて容易に実施することがでる。
請求項2の発明に係る仮設足場用筋交いによれば、足場支柱の間に傾斜して配設される斜行材と、前記斜行材の両端部に設けられて前記支柱に配備されたくさび受けに対して取り外し可能に係着される上側連結部材及び下側連結部材とを有する仮設足場用筋交いにおいて、前記上側連結部材は、前記斜行材の一端に設けられ上側くさび受けの穴部に上方から抜き差し自在に係着する上側くさび部と、2つの板状部材からなる本体部材と、前記本体部材の2つの板状部材の間に形成されたガイド部に沿って横方向に進退可能に設けられ、安全固定時には前記上側くさび受けの下部に前進され固定解除時には前記上側くさび受けの下部から後退される上側可動くさび部材とを有し、前記下側連結部材は、前記斜行材の他端に設けられ、下側くさび受けの穴部に上方から抜き差し自在に係着する下側くさび部と、2つの板状部材の間に架設された保持ピンを有する本体部材と、前記本体部材の保持ピンに係着して上下動するための縦溝部を有し、かつ前側には上昇時に前記下側くさび受けの穴部に下方から挿入され下降時に前記くさび受けの穴部から抜去される下側可動くさび部が一体に突設され、後部には係合部が形成された可動体と、前記可動体の係合部に対して前進時に係合し後退時には係合解除するように前記本体部材に進退自在に設けられたロック部材とを有するため、足場支柱への連結をより安全かつ確実に行うことができ、しかも極めて容易に実施することができる。
請求項3の発明によれば、請求項1又は2において、前記斜行材が2本交差して配置されたため、交差筋交いの足場支柱への連結をより安全かつ確実でしかも極めて容易に実施することができる。
請求項4の発明によれば、請求項3において、前記2本の斜行材に水平手摺り材が配置されたため、水平手摺り材の足場支柱への連結をより安全かつ確実でしかも極めて容易に実施することができる。
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
図1は本発明の第一実施例に係る仮設足場用筋交いの正面図、図2は図1の実施例の上側連結部材の要部で、支柱への取付前の状態を表した概略側面図、図3は図2の上側連結部材が支柱に取り付けられた状態を表した概略側面図、図4は図1の実施例の下側連結部材の要部で、支柱への取付前の状態を表した概略側面図、図5は図4の下側連結部材が支柱に取り付けられた状態を表した概略側面図、図6は本発明の第二実施例に係る仮設足場用筋交いの正面図、図7は図6の実施例の下側連結部材の要部で、支柱への取付前の状態を表した概略側面図、図8は図7の下側連結部材の可動体がくさび受けに挿入された状態を表した概略側面図、図9は図7の下側連結部材が支柱に取り付けられた状態を表した概略側面図である。
この発明の第一実施例に係る仮設足場用筋交い10は、図1ないし図5に示し、請求項1の発明として規定したように、足場支柱P1,P2の間に傾斜して配設される斜行材13と、前記斜行材13の両端部13a,13bに設けられて前記支柱に配備されたくさび受けQ1,Q2に対して取り外し可能に係着される上側連結部材20及び下側連結部材60とを有する。前記上側連結部材20及び下側連結部材60は、前記斜行材13の各端部13a,13bに設けられくさび受けQの穴部に上方から抜き差し自在に係着するくさび部30と、2つの板状部材41,42からなる本体部材40と、前記本体部材40の2つの板状部材41,42の間に形成されたガイド部46,47,48に沿って横方向に進退可能に設けられ、安全固定時には前記くさび受けの下部に前進され固定解除時には前記くさび受けの下部から後退される可動くさび部材50とから形成される。
また、図1の仮設足場用筋交い10は、請求項3及び請求項4の発明として規定したように、前記斜行材13,13が2本交差して、前記2本の斜行材13,13に水平手摺り材15が配置されるように構成される。各斜行材13,13は、足場支柱P1,P2の間に傾斜して配設され、斜行材13の両端部13a,13bに設けられて前記支柱に配備されたくさび受けQ1,Q2に対して取り外し可能に係着される上側連結部材20及び下側連結部材60を有している。また、実施例では2つの斜行材13,13は、中央部において固定ピン14cによって枢着されており、各斜行材の上端部13aが固定ピン14aにより固定部材18に固着され、各下端部13bにおいては、下側連結部材60のくさび部30に溶接によって固着されている。なお、実施例における仮設足場用筋交いを構成する2本の斜行材13,13は同一構成であるため、一の斜行材13の構成について述べる。以下の実施例も同様である。
まず、上側連結部材20は、図2及び図3に示すように、くさび部30と、本体部材40と、可動くさび部材50を有する。くさび部30は、斜行材13の一端に設けられ、上側くさび受けQ1の穴部5に上方から抜き差し自在に係着される。実施例では、くさび部30の後部32が溶接により固定部材18に固着されるとともに、斜行材13の上端部13aが固定ピン14aにより固定部材18に固定されることにより、くさび部30と斜行材13が一体に形成される。また、同様にくさび部30の下部33は、溶接により本体部材40に固着される。なお、図中の符号31はくさび受けQ1の上穴部5に挿入可能な突部である。
本体部材40は、2つの板状部材41,42からなる。また、この本体部材40の2つの板状部材41,42の間に固着されるリベット46、本体部材40の下端部に設けられるガイド部47、前記ガイド部47の上方でリベット46と略同一の高さにガイド部48が設けられ、これらリベット46、ガイド部47,48が後述の可動くさび部材50のガイド部として構成される。
可動くさび部材50は、本体部材の2つの板状部材41,42の間に形成されたガイド部46,47,48に沿って横方向に進退可能に設けられ、安全固定時には前記上側くさび受けQ1の下部に前進され固定解除時には前記上側くさび受けQ1の下部から後退される。実施例の可動くさび部材50は、ガイド部であるリベット46,ガイド部47,48によって前後方向に進退可能に狭持されることにより、横方向への直動が可能に構成されている。この可動くさび部材50の上側には脱落防止部53が設けられていて、後方に直動させた際に前記脱落防止部53が本体部材40のリベットであるガイド部46に係止されて脱落しないように構成される。また、この上側可動くさび部材50は、前部52がくさび状に構成された棒状部材51からなり、棒状部材51の後部にはハンマー打ち込みようの突部56が形成されている。
一方、下側連結部材60は、図1のように、斜行材13の下端部13bに設けられて足場支柱P2に配備された下側くさび受けQ2に対して取り外し可能に係着される。また、図4及び図5からよく理解されるように、下側連結部材60は上側連結部材20と同様に、くさび部30と、本体部材40と、可動くさび部材50より構成される。実施例において、下側連結部材60のくさび部30は、その後部32と斜行材13の下端部13bが溶接により固着されて、斜行材13と一体に形成される。なお、図4及び図5の下側連結部材60における各構成部材において、上側連結部材20と同一符号は同一構成を表すものとしてその説明を省略する。
次に、当該仮設足場用筋交い10の足場支柱P1,P2への連結方法について図2ないし図5を用いて説明する。連結前において、上側連結部材20及び下側連結部材60は、図2及び図4に示されるように、可動くさび部材50が後退して脱落防止部53が本体部材40のリベット46に係止された状態である。ここでは、図1の実施例である仮設足場用筋交い10を構成する2本の斜行材は同一構成であるので、一の斜行材13の足場支柱P1,P2への連結方法について説明する。以下の実施例についても同様である。
まず、図2から理解されるように、斜行材13の上端部13aに設けられた上側連結部材20において、くさび部30の突部31を足場支柱P1の上側くさび受けQ1の穴部5に上方から差し込むことにより、当該足場用仮設筋交い10の足場支柱P1への連結が開始される。
次いで、図3に示すように、可動くさび部材50をガイド部46,47,48に沿って前進させて、該可動くさび部材50の後部に形成された突部56を後側から前側に向かってハンマー等を用いて打ち込むことにより、前記可動くさび部材50の前部52が上側くさび受けQ1下部に係着して、前記上側くさび受けQ1下部及び3つのガイド部46,47,48によって固定される。これにより、くさび部30と可動くさび部材50とによって上側くさび受けQ1が上下から把持されて安全固定され、上側連結部材20による足場用仮設筋交い10の足場支柱P1への連結が完了する。
次に、下側連結部材60において、図4から理解されるように、斜行材13の下端部13bに一体に設けられたくさび部30の突部31が足場支柱P2の下側くさび受けQ2の穴部6に上方から差し込まれ、当該足場用仮設筋交い10の足場支柱P2への連結が開始される。なお、下側連結部材60の各構成部材は上側連結部材20と同一構成であり、下側連結部材60の足場支柱P2への連結方法は、上述の上側連結部材20の連結方法と同様であるので説明を省略する。下側連結部材60によって仮設足場用筋交い10が足場支柱P2へ連結されると、図5に示されるように、下側連結部材60のくさび部30と可動くさび部材50とによって下側くさび受けQ2が上下から把持されて安全に固定される。なお、仮設足場用筋交い10の足場支柱P1,P2への連結は、斜行材の有する寸法誤差や、足場支柱に設けられたくさび受けの位置のズレによるがたつきや遊びを解消して斜行材が緊張状態となるように確実に行われ、以下の実施例についても同様である。
また、仮設足場用筋交い10の上側連結部材20及び下側連結部材60を足場支柱P1,P2から取り外す場合は、図3及び図5に示すように、可動くさび部材50の突部56を前側から後側に向かってハンマー等を用いて打ち込んで、前記可動くさび部材50の前部を足場支柱P1,P2の上側くさび受けQ1,Q2下部から後退させて固定解除し(図2,図4参照)、続いて、くさび部30の突部31をくさび受けQ1,Q2の上穴部5,6から抜去させることで当該仮設足場用筋交い10の足場支柱P1,P2からの取り外しが完了する。
続いて、この発明の第二実施例である仮設足場用筋交い11について説明する。図6に示し、請求項2の発明として規定したように、仮設足場用筋交い11は、足場支柱P1,P2の間に傾斜して配設される斜行材13と、前記斜行材の両端部13a,13bに設けられて前記支柱に配備されたくさび受けQ1,Q2に対して取り外し可能に係着される上側連結部材70及び下側連結部材110とを有し、前記上側連結部材70は、前記斜行材の一端に設けられ上側くさび受けQ1の穴部に上方から抜き差し自在に係着する上側くさび部80と、2つの板状部材91,92からなる本体部材90と、前記本体部材の2つの板状部材の間に形成されたガイド部に沿って横方向に進退可能に設けられ、安全固定時には前記上側くさび受けの下部に前進され固定解除時には前記上側くさび受けの下部から後退される上側可動くさび部材100を有し、前記下側連結部材110は、前記斜行材の他端に設けられ、下側くさび受けQ2の穴部に上方から抜き差し自在に係着する下側くさび部120と、2つの板状部材131,132の間に架設された保持ピン135を有する本体部材130と、前記本体部材の保持ピンに係着して上下動するための縦溝部142を有し、かつ前側には上昇時に前記下側くさび受けの穴部に下方から挿入され下降時に前記くさび受けの穴部から抜去される下側可動くさび部143が一体に突設され、後部には係合部145が形成された可動体140と、前記可動体の係合部に対して前進時に係合し後退時には係合解除するように前記本体部材に進退自在に設けられたロック部材150とから形成される。
また、図6の仮設足場用筋交い11は、第一実施例と同様に前記斜行材13,13が2本交差して、前記2本の斜行材13,13に水平手摺り材15が配置されるように構成される。なお、第二実施例において、第一実施例と同一符号は同一の構成を表すものとしてその説明を省略する。
まず、上側連結部材70は、図2及び図3からよく理解されるように、第一実施例の上側連結部材20と同一構成とされ、上側くさび部80と、本体部材90と、上側可動くさび部材100より形成される。これら各構成部材は、それぞれ上側連結部材20のくさび部30、本体部材40、可動くさび部材50と同一構成であるため、その説明を省略する。
次に、下側連結部材110は、図7ないし図9に示すように、下側くさび部120と、本体部材130と、可動体140と、ロック部材150とから構成される。下側くさび部120は、斜行材13の他端である下端部13bに設けられ、下側くさび受けQ2の穴部6に上方から抜き差し自在に係着される。実施例の下側くさび部120は、その後部122が本体部材130に溶接によって一体に形成されている。図中の符号121はくさび受けQ2の穴部6に挿入可能な突部である。
本体部材130は、2つの板状部材131,132の間に架設された保持ピン135を有し、斜行材13を固定するものである。実施例の本体部材130は、斜行材13の下端部13bを各板状部材131,132によって狭持するとともに、前記各板状部材131,132を貫通する固定ピン14bによって固定するように構成される。また、この本体部材130には複数のガイドピン136,137,138,139が設けられており、そのうち、ガイドピン136,137が後述の可動体140を上下方向に直動させるための上下動ガイドピンとして構成され、ガイドピン137,138,139が後述のロック部材を前後方向に直動させるための前後動ガイドピンとして構成される。この実施例において、上下動ガイドピンとしてのガイドピン136,137は、本体部材130の略中心位置に上下方向に略同一直線状で配置される。前後動ガイドピンとしてのガイドピン137,138,139は、本体部材130の下側に前後方向に略同一直線でガイドピン137,138が配置されるとともに、その上方にガイドピン139が配置される。なお、図示したことからよく理解されるように、ガイドピン137は上下動ガイドピンと前後動ガイドピンを兼ねるものである。
可動体140は、本体部材130の保持ピン135に係着して上下動するための縦溝部142を有し、かつ前側には上昇時に前記下側くさび受けQ2の穴部6に下方から挿入され下降時に前記くさび受けQ2の穴部6から抜去される下側可動くさび部143が一体に突設され、後部には係合部145が形成される。この可動体140は、上下動ガイドピン136,137の前側に配置され、後部が縦溝部142に係着した保持ピン135とガイドピン136,137とによってスライド自在に狭持されることにより、上下方向への直動が可能に構成されている。また、この可動体140の後部上側には後側に突出した脱落防止部148が設けられていて、下方に直動させた際に前記脱落防止部148が本体部材130の上下動ガイドピン136に係止されて脱落しないように構成される。
ロック部材150は、可動体140の係合部145に対して前進時に係合し後退時には係合解除するように本体部材130に進退自在に設けられている。実施例のロック部材150は、前後動ガイドピン137,138,139によってスライド自在に狭持されることにより、前後方向への直動が可能に構成されている。また、このロック部材150の先端部上側には脱落防止部153が設けられていて、後方に直動させた際に前記脱落防止部153が本体部材130の前後動ガイドピン139に係止されて脱落しないように構成される。さらに、このロック部材150は、先端部155がくさび状に構成された棒状部材151からなり、前記くさび状の先端部155が可動体140の係合部145と係合可能に構成され、棒状部材151の後部にはハンマー打ち込み用の突部156が形成されている。
次に、当該仮設足場用筋交い11の足場支柱P1,P2への連結方法について説明する。なお、上側連結部材70の足場支柱P1への連結方法及び足場支柱P1からの取り外し方法は、第一実施例の上側連結部材20の場合と同様であるので、その説明を省略する。連結前において、下側連結部材110は、図7のように可動体140が下方にスライドして保持ピン135及び上下動ガイドピン136によって縦溝部142及び脱落防止部148がそれぞれ係止されるとともに、ロック部材150が後方にスライドして前後動ガイドピン139によって脱落防止部103が係止された状態である。
まず、図7に示されるように、斜行材13の下端部13bに設けられた下側連結部材110において、下側くさび部120の突部121を、足場支柱P2に配設されたくさび受けQ2の穴部6に上方から挿入することにより、当該足場用仮設筋交い11の足場支柱P2への連結が開始される。
次いで、図8に示すように、可動体140を上下動ガイドピン136,137に沿って上方に直動させることにより、前記可動体140の下側可動くさび部143が下側くさび受けQ2の穴部6の下方から挿入されて、下側くさび部120及び可動体140によって下側くさび受けQ2が上下両側から把持される。
そして、図9からよく理解されるように、ロック部材150を前後動ガイドピン137,138,139に沿って前方に直動させるとともに、該ロック部材150の後部に形成された突部156を後側から前側に向かってハンマー等を用いて打ち込んで前進させることにより、くさび状の先端部155が可動体140の係合部145に係合される。前記可動体140が固定されて当該下側連結部材110による仮設足場用筋交い部材11の足場支柱P2への連結が完了する。
なお、仮設足場用筋交い11の下側連結部材110を足場支柱P2から取り外す場合には、図9から理解されるように、ロック部材150の突部156を前側から後側に向かってハンマー等を用いて打ち込んで後退させることにより、くさび状の先端部155を可動体140の係合部145から係合解除され、図8に示すように、前記可動体140の固定が解除される。そして、図7に示すように、可動体140を上下動ガイドピン136,137に沿って下方向に直動させることにより、前記可動体140の下側可動くさび部143が下側くさび受けQ2の穴部6から抜去され、続いて、下側くさび部120の突部121を下側くさび受けQ2の穴部6から抜去させることで当該下側連結部材110の足場支柱P2からの取り外しが完了する。
上述のように、本発明の仮設足場用筋交いは、足場支柱への連結をより確実かつ安全に行うことができ、しかも極めて容易に実施することができる。なお、本発明の仮設足場用筋交いは、前述の実施例のみに限定されるものではなく、足場支柱の間に傾斜される1本の斜行材から構成されたり、水平手摺り材が配置されない構成とされてもよく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜に変更して実施することができる。
本発明の一実施例に係る仮設足場用筋交いの正面図である。 図1の実施例の上側連結部材の要部で、支柱への取付前の状態を表した概略側面図である。 図2の上側連結部材が支柱に取り付けられた状態を表した概略側面図である。 図1の実施例の下側連結部材の要部で、支柱への取付前の状態を表した概略側面図である。 図4の下側連結部材が支柱に取り付けられた状態を表した概略側面図である。 本発明の第二実施例に係る仮設足場用筋交いの正面図である。 図6の実施例の下側連結部材の要部で、支柱への取付前の状態を表した概略側面図である。 図7の下側連結部材の可動体がくさび受けに挿入された状態を表した概略側面図である。 図7の下側連結部材が支柱に取り付けられた状態を表した概略側面図である。
符号の説明
10,11 仮設足場用筋交い
13 斜行材
13a,13b 両端部
15 水平手摺り材
20,70 上側連結部材
30,80 (上側)くさび部
40,90 本体部材
50,100 (上側)可動くさび部材
60,110 下側連結部材
120 下側くさび部
130 本体部材
140 可動体
150 ロック部材
P1,P2 足場支柱
Q1,Q2 くさび受け

Claims (4)

  1. 足場支柱の間に傾斜して配設される斜行材と、前記斜行材の両端部に設けられて前記支柱に配備されたくさび受けに対して取り外し可能に係着される上側連結部材及び下側連結部材とを有する仮設足場用筋交いにおいて、
    前記上側連結部材及び下側連結部材は、
    前記斜行材の各端部に設けられくさび受けの穴部に上方から抜き差し自在に係着するくさび部と、
    2つの板状部材からなる本体部材と、
    前記本体部材の2つの板状部材の間に形成されたガイド部に沿って横方向に進退可能に設けられ、安全固定時には前記くさび受けの下部に前進され固定解除時には前記くさび受けの下部から後退される可動くさび部材とを有する
    ことを特徴とする仮設足場用筋交い。
  2. 足場支柱の間に傾斜して配設される斜行材と、前記斜行材の両端部に設けられて前記支柱に配備されたくさび受けに対して取り外し可能に係着される上側連結部材及び下側連結部材とを有する仮設足場用筋交いにおいて、
    前記上側連結部材は、
    前記斜行材の一端に設けられ上側くさび受けの穴部に上方から抜き差し自在に係着する上側くさび部と、
    2つの板状部材からなる本体部材と、
    前記本体部材の2つの板状部材の間に形成されたガイド部に沿って横方向に進退可能に設けられ、安全固定時には前記上側くさび受けの下部に前進され固定解除時には前記上側くさび受けの下部から後退される上側可動くさび部材とを有し、
    前記下側連結部材は、
    前記斜行材の他端に設けられ、下側くさび受けの穴部に上方から抜き差し自在に係着する下側くさび部と、
    2つの板状部材の間に架設された保持ピンを有する本体部材と、
    前記本体部材の保持ピンに係着して上下動するための縦溝部を有し、かつ前側には上昇時に前記下側くさび受けの穴部に下方から挿入され下降時に前記くさび受けの穴部から抜去される下側可動くさび部が一体に突設され、後部には係合部が形成された可動体と、
    前記可動体の係合部に対して前進時に係合し後退時には係合解除するように前記本体部材に進退自在に設けられたロック部材とを有する
    ことを特徴とする仮設足場用筋交い。
  3. 前記斜行材が2本交差して配置された請求項1又は2に記載の仮設足場用筋交い。
  4. 前記2本の斜行材に水平手摺り材が配置された請求項3に記載の仮設足場用筋交い。
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