JP2008063317A - 害虫忌避エアゾール製品、害虫忌避組成物および害虫忌避用液体外用剤 - Google Patents
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Abstract
少ない害虫忌避エアゾール製品を提供する。
【解決手段】害虫忌避組成物10と噴射ガスとがエアゾール容器2に充填されてなる害虫
忌避エアゾール製品であって、前記害虫忌避組成物10は、害虫忌避成分と多孔質無機粉
体とを含むものであり、前記エアゾール容器2は、前記害虫忌避組成物10と前記噴射ガ
スとからなる噴射物を噴射する噴射ノズル41を備え、前記噴射物中に、粒径10μm以
下の粒子が体積分布で5%以下含まれている害虫忌避エアゾール製品1とする。
【選択図】図1
Description
また、害虫忌避製品として、DEETを用いた液体外用剤が知られている。液体外用剤を肌に直接塗布した場合、エアゾール容器に充填して噴射した場合と比較して、鼻粘膜への刺激臭は少ないが、DEET特有の油っぽい不快臭が強いことが、問題となっていた。
この問題を解決するために、害虫忌避有効成分に多孔質有機粉末を配合した害虫忌避組成物(例えば、特許文献1参照)や、DEETと共に植物の溶媒抽出エキスを配合した人体用害虫忌避組成物(例えば、特許文献2参照)、害虫忌避成分の含有量及び水と水溶性溶剤との質量費を所定の範囲に制御した人体用害虫忌避組成物(例えば、特許文献3参照)、害虫忌避有効成分、比表面積が500m2/g以上の無水ケイ酸および溶媒を含有する人体用害虫忌避組成物(例えば、特許文献4参照)などが提案されている。
また、特許文献1〜特許文献4に記載の技術では、害虫忌避組成物を肌に直接塗布した場合における、害虫忌避成分に由来する油っぽい不快臭を低減する効果や、害虫忌避持続性が十分ではなく、より一層不快臭を低減させるとともに、害虫忌避持続性を向上させることが望まれていた。
本発明は、害虫忌避組成物を肌に直接塗布した場合に、害虫忌避成分に由来する不快臭が少なく、優れた害虫忌避持続性が得られる害虫忌避組成物を提供することを目的とする。また、本発明は、本発明の害虫忌避組成物を用いた害虫忌避用液体外用剤を提供することを目的とする。
さらに、本発明者は、特定の噴射ノズルによって噴射物中に含まれる粒径10μm以下の微細な噴霧粒子の割合を少なくすることが可能であることを見出し、さらに、害虫忌避組成物を害虫忌避成分と多孔質無機粉体とを含むことによって、害虫忌避組成物の飛散を抑制することができ、害虫忌避成分に由来する刺激臭が少ない本発明の害虫忌避エアゾール製品を想到した。
すなわち、MALVERN社製の粒度分布測定装置(MASTERSIZER:商品名)を用いて以下の条件で測定した。
使用レンズ:300mm
焦点距離:30cm
噴霧距離:15cm
解析モデル:ロジン・ラムラー式
また、本発明において、「粒径10μm以下の噴霧粒子の体積分布」とは、噴射前と噴射後の噴射物の減量から算出した噴射物の体積中における粒径10μm以下の粒子の体積の割合のことを意味する。
このような害虫忌避エアゾール製品とすることで、前記噴射物中に、粒径10μm以下の粒子が体積分布で5%以下含まれている害虫忌避エアゾール製品を実現できる。しかも、このような害虫忌避エアゾール製品とすることで、液ダレが生じにくく、使用感に優れたものとなる。
このような害虫忌避エアゾール製品とすることで、優れた忌避効果の得られる害虫忌避エアゾール製品を実現できる。
さらに、本発明の害虫忌避組成物では、DEETがマグネシウム被覆粒子に取り込まれた状態となるので、害虫忌避組成物を肌に直接塗布した場合における肌とDEETとの直接の接触面積が小さくなり、さらさらした良好な使用感が得られるものとなる。
このような害虫忌避組成物とすることで、害虫忌避組成物を肌に直接塗布した場合における害虫忌避成分に由来する不快臭をより効果的に低減させることができ、なおかつ、害虫忌避組成物に含まれる多孔質無機粉体によって肌が白く粉を吹いたようになる白化現象を十分に防止できる。
このような害虫忌避用液体外用剤とすることで、肌に直接塗布した場合に、害虫忌避成分に由来する不快臭が少なく、優れた害虫忌避持続性が得られるものとなる。
本発明の害虫忌避組成物によれば、害虫忌避組成物を肌に直接塗布した場合に、DEETがマグネシウム被覆粒子に取り込まれた状態で塗布されるものとなるので、DEETに由来する不快臭が非常に少なく、害虫忌避持続性に優れたものとなる。
次に、図面を用いて本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施の形態に限定されない。
図1は、本発明の害虫忌避エアゾール製品の一例を説明するための図である概略図である。また、図2は、図1に示す害虫忌避エアゾール製品の一部を説明するための拡大断面図である。
また、噴射ノズル41の長さLが1.0mmを未満であると、噴射された噴射物の形状パターンが広くなり、噴射ノズルから噴射される噴射物中に含まれる粒径10μm以下の飛散しやすい微細な粒子の割合が多くなるため、害虫忌避成分に由来する刺激臭の低減効果や害虫忌避持続性を向上させる効果が十分に得られない場合がある。また、噴射ノズル41の長さLが10.0mm超えると、噴射された噴射物の形状パターンが局所的になり、塗りムラが生じやすくなるため好ましくない。
なお、本実施形態では、1つのステム孔51が形成されたエアゾール容器2を例に挙げて説明したが、ステム孔51の形成数は、少なくとも1個形成されていればよく、2個形成されていてもよい。
ステム孔51が1個形成されている場合のステム孔51の内径が0.6mm未満であると、噴射物が乾燥した際に詰まりやすくなる虞がある。また、ステム孔51の内径が1.5を超えると、噴霧量が多くなり過ぎて、べたつきやすくなったり、液だれしやすくなるため好ましくない。
本実施形態の害虫忌避エアゾール製品1を、例えば、図1に示すような正立噴射で使用する場合には、横孔61が気体状態の噴射物の導入口として機能し、下孔62が液体状態の噴射物の導入口として機能する。また、害虫忌避エアゾール製品1を倒立噴射で使用する場合には、横孔61を液体状態の噴射物の導入口として機能させることができ、下孔62を気体状態の噴射物の導入口として機能させることができる。
多孔質無機粉体の配合量は3〜20(W/V)%とすることが好ましく、より好ましくは5〜15(W/V)%である。多孔質無機粉体の配合量が3(W/V)%未満であると、害虫忌避成分に由来する刺激臭の低減効果が十分に得られない場合がある。また、多孔質無機粉体の配合量が20(W/V)%を越えると、白化し易くなり、使用感が悪くなる。
また、害虫忌避成分と多孔質無機粉体との質量比は、1/3〜3/1とすることが好ましく、より好ましくは1/2〜2/1である。上記の質量比が1/3未満であると、白化しやすくなり、使用感が悪くなる。また、上記の質量比が3/1を越えると、害虫忌避成分に由来する刺激臭の低減効果が十分に得られない場合や、べたつき感が生じてしまう場合があるため、好ましくない。
好ましくは、前記核粒子は球状である。核粒子の形状が球状であると、肌に適用した際の使用感(感触、白浮き)が特に良好である。又、核粒子の粒子径はSEMで観察した粒子径が0.3〜20μmのものであることが好ましい。この範囲の粒子径のものが、肌に使用した場合の使用感がよく、また、飛散などがなく取り扱い上好ましい。
尚、本発明において、マグネシウム化合物被覆粒子の細孔容積は、カルロエルバ社製Sorptomatic Series 1800を使用し、BET法を用いることによって確認することができ、粒度(平均粒子径)は、コールターカウンター(コールターエレクトロニクス社製TA−II型)法によりアパチャーチューブ20μm、50μmを用いて測定することによって確認することができ、吸油量は、JIS K−5101.19に準じて測定することによって確認することができる。
本発明のマグネシウム被覆粒子は、以下のような方法で製造することができる。
まず、前記非晶質粒子を、そのpHが10以下の条件下に水性スラリーとする。次いで、この水性スラリーに、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、酢酸マグネシウム、硝酸マグネシウム等のマグネシウム酸化物、水酸化物、マグネシウム塩の少なくとも一種以上を添加し、ミキサー等により攪拌、解砕し、非晶質粒子が分散相、添加マグネシウム塩又は水酸化物等の少なくとも一部が溶液相中に溶解して存在する分散液を調製する。
添加剤としては、例えば、溶媒、分散剤、香料、パルミチン酸セチルやミリスチン酸イソプロピル、メチルポリシロキサンなどの潤滑剤、殺菌剤、色素、保湿剤、紫外線吸収剤、紫外線遮断剤等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
次に、本発明の害虫忌避組成物および害虫忌避用液体外用剤の実施形態を詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施の形態に限定されない。
本発明の害虫忌避組成物は、液体外用剤として肌に直接塗布して使用されるローションタイプのものであり、溶媒中にN,N−ジエチル−m−トルアミド(DEET)およびマグネシウム化合物被覆粒子を分散含有させたものである。
マグネシウム被覆粒子の配合量は3〜20(W/V)%とすることが好ましく、より好ましくは5〜15(W/V)%である。マグネシウム被覆粒子の配合量が3(W/V)%未満であると、害虫忌避組成物を肌に直接塗布した場合に、肌に直接接するDEETの量が多くなり、DEETに由来する不快臭の低減効果や、害虫忌避持続性を向上させる効果が十分に得られない場合がある。また、多孔質無機粉体の配合量が20(W/V)%を越えると、白化し易くなり、使用感が悪くなる。
さらに、本実施形態の害虫忌避組成物および害虫忌避用液体外用剤では、DEETがマグネシウム被覆粒子に取り込まれた状態となるので、さらさらした良好な使用感が得られる。
「害虫忌避エアゾール製品」
「実施例1〜実施例9、比較例1〜比較例5」
表1および表2に示す各組成の害虫忌避組成物と以下に示す噴射ガスとを、表1および表2に示す長さ寸法および内径寸法を有する噴射ノズルを備えた以下に示すエアゾール容器に充填し、実施例1〜実施例9、比較例1〜比較例5の害虫忌避エアゾール製品を得た。
また、実施例1〜実施例9、比較例1〜比較例5の害虫忌避エアゾール製品において、噴射ガスとして圧力0.15MPaのLPGを用い、噴射物中における害虫忌避組成物と噴射ガスとの比(害虫忌避組成物/噴射ガス)は30/70(V/V)とした。
また、エアゾール容器としては、バルブのステム孔が1個で内径が0.61mm、ハウジングの下孔の内径が1.58mm、ハウジングの横孔の内径が0.76mmのものを使用した。
また、マグネシウム被覆シリカとして、ミズパールM-5015(水澤化学工業株式会社製、マグネシア被覆非晶質シリカ、球形粒子)を用いた。
その結果を表1および表2に示す。
MALVERN社製の粒度分布測定装置(商品名:MASTERSIZER)を用いて以下の条件で噴射物の粒径を測定し、噴射物中に含まれている粒径10μm以下の粒子の体積を求めた。
使用レンズ:300mm
焦点距離:30cm
噴霧距離:15cm
解析モデル:ロジン・ラムラー式
その後、噴射前と噴射後の噴射物の減量から算出した噴射物の体積中における粒径10μm以下の粒子の体積の割合を算出することにより、体積分布(%)を求めた。
容量約20Lのバケツ内に、害虫忌避エアゾール製品から噴射物を1秒間噴霧し、その直後にバケツの上面に顔を近づけて鼻粘膜への刺激の度合いを以下の評価基準に基づいて評価した。
◎:ほとんど刺激臭がしない
○:やや刺激臭がする
△:刺激臭がする
×:著しく刺激臭がする
ヒトの前腕から約15cm離した状態で、害虫忌避エアゾール製品から噴射物を3秒間ムラ無く噴射し、以下に示す試験条件で所定の測定時間における忌避率を以下に示す式を用いて算出し、以下に示す評価基準に基づいて効力持続性を評価した。
<試験条件>
供試虫:ヒトスジシマカメス成虫 20頭/ケージ
測定時間:4、6、8、10時間
忌避率(%)={(供試虫総数−吸血した虫数)/供試虫総数}×100
<評価基準>
忌避率が90%以上である場合に効力持続性ありと評価した。
◎:効力持続性が10時間以上
○:効力持続性が8〜10時間
△:効力持続性が6〜8時間
×:効力持続性が6時間以下
5人のパネラーの手の甲に、害虫忌避エアゾール製品から噴射物を1秒間噴射し、以下に示す評価基準に基づいてベタつきの無さを官能評価した。
◎:4人以上がべたつかないと評価
○:3人がべたつかなないと評価
△:2人がべたつかないと評価
×:1人以下がべたつかないと評価
直径110mmのろ紙に対して、約15cm離した状態で害虫忌避エアゾール製品から噴射物を1秒間噴射し、以下に示す式を用いて害虫忌避成分付着率を算出した。
害虫忌避成分付着率(%)=(ろ紙に付着した害虫忌避成分量/噴射された噴射物中に含まれる害虫忌避成分量)×100
ここで、噴射された噴射物中に含まれる害虫忌避成分量は、噴射前と噴射後の噴射物の減量から算出した。また、ろ紙に付着した害虫忌避成分量は、エタノールで抽出した後、ガスクロマトグラフィ法により定量した。ガスクロマトグラフィの操作条件を以下に示す。
検出器 :水素炎イオン検出器
カラム:内径3mm、長さ1.5mmのガラス管に、ガスクロマトグラフ用ポリエチレングリコール20Mをシラン化処理したガスクロマトグラフ用ケイソウ土に10%の割合で被覆したものを充填したものを用いた。
カラム温度:210℃付近の一定温度
キャリヤーガス:ヘリウム
流量:内標準物質の保持時間が約10分になるように調整する。
内標準物質:フタル酸ジ−n−プロピル2gを100ml用のメスフラスコに採取し、エタノール(純度99.5%)で全量を100mlとしたもの。
また、噴射物中に粒径10μm以下の粒子が体積分布で5%を超えて含まれ、噴射ノズルの内径が好ましい範囲外である比較例5では、「刺激臭の無さ」「忌避持続性評価」の評価が×となり、「害虫忌避成分付着率」が70%と低くなった。
また、害虫忌避組成物が、多孔質無機粉体を含まない比較例4では「刺激臭の無さ」「忌避持続性評価」「ベタつきの無さ」の評価が全て×となった。
上記の実施例2の害虫忌避エアゾール製品と、市販の害虫忌避エアゾール製品である比較例6(市販品A)と、市販の害虫忌避エアゾール製品である比較例7(市販品B)とを用いて、以下に示すようにして「粒径10μm以下の粒子の体積分布」「平均粒子径」「噴射量」「害虫忌避成分付着量」「刺激臭の無さ」「害虫忌避成分付着率」「ベタつきの無さ」の試験を実施して評価した。
その結果を表3に示す。
MALVERN社製の粒度分布測定装置(商品名:MASTERSIZER)を用いて以下の条件で噴射物の粒径を測定し、噴射物の平均粒子径を求めた。
使用レンズ:300mm
焦点距離:30cm
噴霧距離:15cm
解析モデル:ロジン・ラムラー式
25℃の温度条件下で害虫忌避エアゾール製品から噴射物を10秒間噴射して、噴射前と噴射後の噴射物の減量を求め、単位時間(1秒間)当たりの噴射量を算出した。
「害虫忌避成分付着量」
上記の害虫忌避成分付着率の算出方法における「ろ紙に付着した害虫忌避成分量」である。
表4に示す各組成の害虫忌避組成物と以下に示す噴射ガスとを、表4に示す長さ寸法および内径寸法を有する噴射ノズルを備えた以下に示すエアゾール容器に充填し、実施例10、実施例11の害虫忌避エアゾール製品を得た。
また、実施例10、実施例11の害虫忌避エアゾール製品においては、噴射ガス、噴射物中における害虫忌避組成物と噴射ガスとの比(害虫忌避組成物/噴射ガス)、エアゾール容器としては、実施例1と同様のものを使用した。
その結果を表4に示す。
「実施例12〜実施例18、比較例8〜比較例12」
表5および表6に示す各組成の害虫忌避組成物からなる実施例12〜実施例18、比較例8〜比較例12の害虫忌避用液体外用剤を得た。
また、マグネシウム被覆非晶質シリカとして、ミズパールM-5015(水澤化学工業株式会社製、マグネシア被覆非晶質シリカ、球状粒子)を用いた。
その結果を表5および表6に示す。
パネラーの手の甲に、スポイトで液体外用剤1滴を直接塗布し、以下に示す評価基準に基づいて官能評価した。
◎:ほとんどイヤなニオイがしない
○:ややイヤなニオイがする
△:イヤなニオイがする
×:著しくイヤなニオイがする
ヒトの前腕100cm2に対して、液体外用剤を0.3ml直接塗布し、以下に示す試験条件で所定の測定時間における忌避率を以下に示す式を用いて算出し、以下に示す評価基準に基づいて効力持続性を評価した。
<試験条件>
供試虫:ヒトスジシマカメス成虫 20頭/ケージ
測定時間:4、6、8、10時間
忌避率(%)={(供試虫総数−吸血した虫数)/供試虫総数}×100
<評価基準>
忌避率が90%以上である場合に効力持続性ありと評価した。
◎:効力持続性が10時間以上
○:効力持続性が8〜10時間
△:効力持続性が6〜8時間
×:効力持続性が6時間以下
・ヘッド、5・・・ステム、5a・・・ガスケット、6・・・ハウジング、7・・・チュ
ーブ、10・・・害虫忌避組成物、21・・・本体、32・・・接続部材、41・・・噴
射ノズル、51・・・ステム孔、52・・・流路、61・・・横孔、62・・・下孔。
Claims (7)
- 害虫忌避組成物と噴射ガスとがエアゾール容器に充填されてなる害虫忌避エアゾール製品であって、
前記害虫忌避組成物は、害虫忌避成分と多孔質無機粉体とを含むものであり、
前記エアゾール容器は、前記害虫忌避組成物と前記噴射ガスとからなる噴射物を噴射する噴射ノズルを備え、
前記噴射物中の粒径10μm以下の噴霧粒子が、体積分布で5%以下であることを特徴とする害虫忌避エアゾール製品。 - 前記噴射ノズルの内径が0.5mm〜2.0mmであり、
前記噴射ノズルの長さが1.0mm〜10.0mmであることを特徴とする請求項1に
記載の害虫忌避エアゾール製品。 - 前記害虫忌避成分がN,N−ジエチル−m−トルアミドであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の害虫忌避エアゾール製品。
- 前記多孔質無機粉体が非晶質シリカ、非晶質シリカ−アルミナ或いは非晶質アルミノケイ酸塩の少なくとも一つから成る核粒子と、該核粒子を被覆するマグネシウム化合物とから成るマグネシウム化合物被覆粒子であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の害虫忌避エアゾ−ル製品。
- N,N−ジエチル−m−トルアミドおよび多孔質無機粉体を含有する害虫忌避組成物であって、前記多孔質無機粉体が、非晶質シリカ、非晶質シリカ−アルミナ或いは非晶質アルミノケイ酸塩の少なくとも一つから成る核粒子と、該核粒子を被覆するマグネシウム化合物とから成るマグネシウム化合物被覆粒子であることを特徴とする害虫忌避組成物。
- 前記N,N−ジエチル−m−トルアミドと前記多孔質無機粉体との質量比が1/1.5〜10/1であることを特徴とする請求項5に記載の害虫忌避組成物。
- 請求項5〜請求項6のいずれかに記載の害虫忌避組成物を用いることを特徴とする害虫忌避用液体外用剤。
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