JP2008061142A - 無線通信システム、無線通信装置、通信制御方法及び通信制御プログラム - Google Patents

無線通信システム、無線通信装置、通信制御方法及び通信制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】送信禁止期間が設定される装置を把握することを可能とする無線通信システムを提供する。
【解決手段】無線端末装置(STA21)は、送信禁止期間:NAVを設定する場合に、送信禁止期間:NAVを設定する旨の設定通知情報:NNを無線基地局(AP2)に通知する(ステップS4)。これにより、無線基地局(AP2)は、送信禁止期間:NAVが設定される無線端末装置(STA21)を把握することが可能となる。そして、無線基地局(AP2)は、設定通知情報:NNを無線端末装置(STA21)から受け付けた場合に、無線端末装置(STA21)宛以外の送信データを優先的に送信するように制御する(ステップS7〜ステップS10)。
【選択図】図12

Description

本発明は、複数の無線通信装置を有して構成される無線通信システムに関し、特に、送信禁止期間(NAV:Network Allocation Vector)を設定する旨の情報を周辺の無線通信装置に通知することが可能な無線通信システム、無線通信装置、通信制御方法及び通信制御プログラムに関するものである。
近年、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11系に代表される無線LAN(Local Area Network)システムが広く利用されている。
なお、IEEE 802.11系の無線規格で用いられているアクセス制御は、自律分散制御(DCF:Distributed Coordination Function)による無線チャネルのアクセス制御が用いられており、例えば、データ衝突を回避するために、無線チャネルの使用状況を把握してからデータを送信するか否かを決定するCSMA(Carrier Sense Multiple Access)/CA(Collision Avoidance)通信方式が採用されている。以下、図1、図21を参照しながら、CSMA/CA通信方式を適用した無線通信システムにおける通信制御方法について説明する。
従来の無線通信システムは、図1に示すように、複数の無線基地局(AP)と、複数の無線端末装置(STA)と、を有して構成される。
なお、図1において、無線端末装置(STA11)と無線端末装置(STA12)とは、無線基地局(AP1)に帰属しているものとする。
また、無線端末装置(STA21)と無線端末装置(STA22)とは、無線基地局(AP2)に帰属しているものとする。
また、無線端末装置(STA11)と、無線端末装置(STA21)と、は互いの電波到達範囲内に位置しており、無線端末装置(STA11)と無線端末装置(STA21)との間で無線通信が可能な状態にあるものとする。
次に、図21を参照しながら、従来の無線通信システムにおける通信制御方法について説明する。
まず、無線基地局(AP1)は、無線端末装置(STA11)宛の送信データが発生した場合に、キャリアセンス(搬送波の検出)を行い、無線チャネルの使用状況を調査し、無線チャネルが空いているか否かを判断する(ステップS1)。
なお、キャリアセンスは、周辺の無線通信装置(図1では、無線端末装置STA11と無線端末装置STA12に該当)から無線基地局(AP1)が受信する信号の受信電力レベルを測定し、その測定した受信電力レベルが無線基地局(AP1)に予め設定されている閾値(キャリアセンスレベル)未満の場合には、無線チャネルが空いていると判断し、受信電力レベルが閾値以上の場合には、無線チャネルが空いていないと判断する。
無線基地局(AP1)は、キャリアセンスを行い、無線チャネルが空いていると判断した場合は、バックオフ時間と呼ばれるランダムな時間だけ待機する。
なお、バックオフ時間は、既定のCW(Contention Window)の範囲内で乱数を発生し、その値を基に一意に決定することになる。
無線基地局(AP1)は、バックオフ時間だけ待機しても無線チャネルが空いていると判断した場合は、チャネル予約のために、RTS(Request To Send)を無線端末装置(STA11)に送信する(ステップS2)。この時、無線基地局(AP1)は、無線基地局(AP1)の電波到達範囲内に存在する無線端末装置(STA12)にもRTSを送信することになる。
なお、RTSには、チャネル使用時間情報、宛先端末アドレス情報(無線端末装置STA11のアドレス情報)、送信元端末アドレス情報(無線基地局AP1のアドレス情報)などが含まれる。チャネル使用時間情報は、無線基地局(AP1)が無線チャネルを使用する時間情報である。
無線端末装置(STA12)は、無線基地局(AP1)から送信されたRTSを受信した場合に、そのRTSに含まれる宛先端末アドレス情報を参照し、宛先端末アドレス情報が無線端末装置(STA12)宛でないと判断した場合は、RTSに含まれるチャネル使用時間情報を参照し、送信禁止期間:NAV(Network Allocation Vector)を設定する。これにより、無線端末装置(STA12)は、無線基地局(AP1)が無線チャネルを使用している期間を送信禁止期間として設定することになる。
また、無線端末装置(STA11)は、無線基地局(AP1)から送信されたRTSを受信した場合に、そのRTSに含まれる宛先端末アドレス情報を参照し、宛先端末アドレス情報が無線端末装置(STA11)宛であると判断した場合は、CTS(Clear To Send)を無線基地局(AP1)に送信し、チャネル予約を行うことになる(ステップS3)。この時、無線端末装置(STA11)は、無線端末装置(STA11)の電波到達範囲内に存在する無線端末装置(STA21)にもCTSを送信することになる。
なお、CTSには、チャネル使用時間情報、宛先端末アドレス情報(無線基地局AP1のアドレス情報)などが含まれる。チャネル使用時間情報は、無線端末装置(STA11)が無線チャネルを使用する時間情報である。
無線端末装置(STA21)は、無線端末装置(STA11)から送信されたCTSを受信した場合に、そのCTSに含まれる宛先端末アドレス情報を参照し、宛先端末アドレス情報が無線端末装置(STA21)宛でないと判断した場合は、CTSに含まれるチャネル使用時間を参照し、送信禁止期間:NAV(Network Allocation Vector)を設定する。これにより、無線端末装置(STA21)は、無線端末装置(STA11)が無線チャネルを使用している期間を送信禁止期間として設定することになる。
無線基地局(AP1)は、無線端末装置(STA11)から送信されたCTSを受信した場合に、そのCTSに含まれる宛先端末アドレス情報を参照し、宛先端末アドレス情報が無線基地局(AP1)宛であると判断した場合は、送信データを無線端末装置(STA11)に送信することになる(ステップS4)。
無線端末装置(STA11)は、無線基地局(AP1)から送信された送信データを受信し、送信データの受信が完了したと判断した場合に、ACK(Acknowledgement)を無線基地局(AP1)に送信する(ステップS13)。
このように、従来の無線通信システムにおける通信制御方法は、CSMA/CA通信方式を採用し、無線通信装置間でRTS(ステップS2)、CTS(ステップS3)を送信し、無線通信装置間でのデータ衝突をできるだけ回避し、通信効率の向上を図っていたのが現状である。
しかしながら、上述した従来の通信制御方法では、送信禁止期間:NAVを設定した無線端末装置(STA21)は、RTSなどのチャネル予約信号を受信した場合に、CTSなどの応答信号を送信することができないように制御されていた。
このため、無線基地局(AP2)は、無線端末装置(STA21)にRTSなどのチャネル予約信号を送信しても、そのチャネル予約信号に対するCTSなどの応答信号を無線端末装置(STA21)から受信することができず、無線基地局(AP2)は、再度、無線端末装置(STA21)にチャネル予約信号を送信してしまうことになる。このため、無線基地局(AP2)は、無駄な再送処理を行うことになり、結果として、通信効率が低下してしまうことになる。以下、図21を参照しながら無駄な再送処理を行う状況について詳細に説明する。
まず、無線基地局(AP2)において、無線端末装置(STA21)宛の送信データと、無線端末装置(STA22)宛の送信データと、が順に発生したと仮定する。
この場合、無線基地局(AP2)は、キャリアセンスを行い(ステップS5)、RTSを無線端末装置(STA21)に送信する(ステップS6)。
なお、無線端末装置(STA21)は、無線基地局(AP2)が送信したRTSを正常に受信することは可能であるが、無線端末装置(STA21)は、送信禁止期間:NAVを設定しているため、CTSを無線基地局(AP2)に送信することができない。
このため、無線基地局(AP2)は、無線端末装置(STA21)からCTSを一定時間内に受信することができず、無線基地局(AP2)は、再度、RTSを無線端末装置(STA21)に送信してしまうことになる(ステップS7、8)。
このように、従来の無線端末装置(STA21)は、送信禁止期間:NAVを設定している間は、CTSを無線基地局(AP2)に送信することができず、無線基地局(AP2)は、無線端末装置(STA21)からCTSを受信できない期間は、無線端末装置(STA21)に対してRTSの再送を試みることになる(ステップS7〜ステップS12)。このため、無線基地局(AP2)は、無線端末装置(STA21)に対してRTSの再送を試みている期間は、無線端末装置(STA22)に対して送信データを送信することができず、結果として、通信効率が低下してしまうことになる。
このようなことから、送信禁止期間:NAVが設定される無線通信装置(無線端末装置STA21に該当)へのデータ再送を抑制し、通信効率の低下を回避するための通信制御方法が必要視されることになる。
なお、本発明より先に出願された技術文献として、IEEE 802.11標準規格のMACプロトコルを改良し、データパケットの送受信の効率を向上させる無線パケット伝送方法について開示された文献がある(例えば、特許文献1参照)。
また、RTS信号又はCTS信号を受信した通信装置が短い待機時間で送信を開始し、データ伝送効率を向上させる技術について開示された文献がある(例えば、特許文献2参照)。
また、他の無線通信装置との通信の衝突を回避することを可能とする技術について開示された文献がある(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−345809号公報 特開2004−364121号公報 特開2006−20290号公報
しかしながら、上述した特許文献1〜3には、送信禁止期間を設定する旨の情報を周辺の無線通信装置に通知し、送信禁止期間が設定される装置を周辺の無線通信装置が把握できるようにすることについては何ら考慮されたものではない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、送信禁止期間が設定される装置を把握することを可能とする無線通信システム、無線通信装置、通信制御方法及び通信制御プログラムを提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するために、本発明は、以下の特徴を有することとする。
本発明にかかる無線通信システムは、第1の無線通信装置と、第2の無線通信装置と、を少なくとも有して構成される無線通信システムである。そして、第1の無線通信装置は、送信禁止期間を設定し、送信禁止期間の間は、データ衝突を回避するように制御する衝突回避制御手段と、送信禁止期間を設定する旨の設定通知情報を第2の無線通信装置に通知する通知手段と、を有することを特徴とする。また、第2の無線通信装置は、設定通知情報を第1の無線通信装置から受け付けた場合に、第1の無線通信装置宛以外の送信データを優先的に送信するように制御する送信制御手段を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムにおいて、通知手段は、設定通知情報の衝突回避を行うように制御する制御手段を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムにおいて、制御手段は、バックオフ制御により、設定通知情報の衝突回避を行うように制御することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムにおいて、通知手段は、第1の無線通信装置の電波到達範囲内に存在する少なくとも第2の無線通信装置を含む無線通信装置に設定通知情報を通知することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムにおいて、通知手段は、第1の無線通信装置を識別するための装置識別情報と、送信禁止期間の設定期間情報と、を含む設定通知情報を通知することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムにおいて、送信制御手段は、第1の無線通信装置宛以外の送信データの中で、第1の無線通信装置の送信禁止期間に送信開始可能な送信データを優先的に送信するように制御することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムにおいて、送信制御手段は、第1の無線通信装置宛の送信データを送信する場合には、該送信データの送信完了時刻が、第1の無線通信装置の送信禁止期間の満了時刻よりも後となる送信データを優先的に送信するように制御することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムにおいて、送信制御手段は、第1の無線通信装置宛以外の送信データが存在しない場合に、第1の無線通信装置宛の送信データを送信するように制御することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信システムにおいて、送信制御手段は、第1の無線通信装置宛の送信データは、チャネル予約を行わずに送信することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信装置は、送信禁止期間を設定し、送信禁止期間の間は、データ衝突を回避するように制御する無線通信装置である。そして、無線通信装置は、送信禁止期間を設定する旨の設定通知情報を無線通信装置の周辺の周辺無線通信装置に通知する通知手段を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信装置において、通知手段は、設定通知情報の衝突回避を行うように制御する制御手段を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信装置において、制御手段は、バックオフ制御により、設定通知情報の衝突回避を行うように制御することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信装置において、通知手段は、無線通信装置の電波到達範囲内に存在する周辺無線通信装置に設定通知情報を通知することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信装置において、通知手段は、無線通信装置を識別するための装置識別情報と、送信禁止期間の設定期間情報と、を含む設定通知情報を通知することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信装置は、送信データを周辺の周辺無線通信装置に送信する無線通信装置である。そして、無線通信装置は、データ衝突を回避するための送信禁止期間を設定する旨の設定通知情報を周辺無線通信装置から受け付けた場合に、設定通知情報を受け付けた周辺無線通信装置宛以外の送信データを優先的に送信するように制御する送信制御手段を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信装置において、送信制御手段は、周辺無線通信装置宛以外の送信データの中で、周辺無線通信装置の送信禁止期間に送信開始可能な送信データを優先的に送信するように制御することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信装置において、送信制御手段は、周辺無線通信装置宛の送信データを送信する場合には、該送信データの送信完了時刻が、周辺無線通信装置の送信禁止期間の満了時刻よりも後となる送信データを優先的に送信するように制御することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信装置において、送信制御手段は、周辺無線通信装置宛以外の送信データが存在しない場合に、周辺無線通信装置宛の送信データを送信するように制御することを特徴とする。
また、本発明にかかる無線通信装置において、送信制御手段は、周辺無線通信装置宛の送信データは、チャネル予約を行わずに送信することを特徴とする。
また、本発明にかかる通信制御方法は、第1の無線通信装置と、第2の無線通信装置と、を少なくとも有して構成される無線通信システムで行う通信制御方法である。そして、第1の無線通信装置は、送信禁止期間を設定し、送信禁止期間の間は、データ衝突を回避するように制御する衝突回避制御工程と、送信禁止期間を設定する旨の設定通知情報を第2の無線通信装置に通知する通知工程と、を行うことを特徴とする。また、第2の無線通信装置は、設定通知情報を第1の無線通信装置から受け付けた場合に、第1の無線通信装置宛以外の送信データを優先的に送信するように制御する送信制御工程を行うことを特徴とする。
また、本発明にかかる通信制御方法は、送信禁止期間を設定し、送信禁止期間の間は、データ衝突を回避するように制御する無線通信装置が行う通信制御方法である。そして、無線通信装置は、送信禁止期間を設定する旨の設定通知情報を無線通信装置の周辺の周辺無線通信装置に通知する通知工程を、行うことを特徴とする。
また、本発明にかかる通信制御方法は、送信データを周辺の周辺無線通信装置に送信する無線通信装置が行う通信制御方法である。そして、無線通信装置は、データ衝突を回避するための送信禁止期間を設定する旨の設定通知情報を周辺無線通信装置から受け付けた場合に、設定通知情報を受け付けた周辺無線通信装置宛以外の送信データを優先的に送信するように制御する送信制御工程を行うことを特徴とする。
また、本発明にかかる通信制御プログラムは、送信禁止期間を設定し、送信禁止期間の間は、データ衝突を回避するように制御する無線通信装置において実行させる通信制御プログラムである。そして、送信禁止期間を設定する旨の設定通知情報を無線通信装置の周辺の周辺無線通信装置に通知する通知処理を、無線通信装置に実行させることを特徴とする。
また、本発明にかかる通信制御プログラムは、送信データを周辺の周辺無線通信装置に送信する無線通信装置において実行させる通信制御プログラムである。そして、データ衝突を回避するための送信禁止期間を設定する旨の設定通知情報を周辺無線通信装置から受け付けた場合に、設定通知情報を受け付けた周辺無線通信装置宛以外の送信データを優先的に送信するように制御する送信制御処理を、無線通信装置に実行させることを特徴とする。
本発明によれば、送信禁止期間が設定される装置を把握することが可能となる。
まず、図1、図12を参照しながら、本実施形態における無線通信システムの特徴について説明する。
本実施形態における無線通信システムは、図1に示すように、第1の無線通信装置(無線端末装置STA21に該当)と、第2の無線通信装置(無線基地局AP2に該当)と、を少なくとも有して構成される無線通信システムである。
そして、図12に示すように、第1の無線通信装置(STA21)は、送信禁止期間:NAVを設定する旨の設定通知情報:NNを第2の無線通信装置(AP2)に通知する(ステップS4)。そして、第2の無線通信装置(AP2)は、設定通知情報:NNを第1の無線通信装置(STA21)から受け付けた場合に、第1の無線通信装置(STA21)宛以外の送信データを優先的に送信するように制御する(ステップS5)。
これにより、第1の無線通信装置(STA21)は、送信禁止期間:NAVを設定する旨の設定通知情報:NNを第2の無線通信装置(AP2)に通知し、第2の無線通信装置(AP2)は、送信禁止期間:NAVが設定される第1の無線通信装置(STA21)を把握することが可能となる。
また、第2の無線通信装置(AP2)は、設定通知情報:NNを第1の無線通信装置(STA21)から受け付けた場合に、第1の無線通信装置(STA21)宛以外の送信データを優先的に送信するように制御することで、第2の無線通信装置(AP2)は、送信禁止期間:NAVが設定される第1の無線通信装置(STA21)宛の送信データが存在する場合でも、送信禁止期間:NAVが設定されない他の無線通信装置(STA22)宛の送信データを優先的に送信することが可能となる。このため、第2の無線通信装置(AP2)は、送信禁止期間:NAVが設定される第1の無線通信装置(STA21)へのデータ再送を抑制し、通信効率の低下を回避することが可能となる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態における無線通信システムについて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照しながら、本実施形態における無線通信システムのシステム構成について説明する。
本実施形態における無線通信システムは、図1に示すように、複数の無線基地局(AP)と、複数の無線端末装置(STA)と、を有して構成される。
なお、本実施形態における無線通信システムは、図1に示すように、無線基地局(AP1)と、無線基地局(AP2)と、は互いの電波到達範囲に存在していないため、各無線基地局(AP1、AP2)は、隣接する無線基地局の存在を認識することができない。
また、図1に示す無線端末装置(STA11)と無線端末装置(STA12)とは、無線基地局(AP1)に帰属しているものとする。また、無線端末装置(STA21)と無線端末装置(STA22)とは、無線基地局(AP2)に帰属しているものとする。
また、無線端末装置(STA11)と、無線端末装置(STA21)と、は互いの電波到達範囲内に位置しており、無線端末装置(STA11)と無線端末装置(STA21)との間で無線通信が可能な状態にあるものとする。
<無線基地局AP、無線端末装置STA、の内部構成>
次に、図2を参照しながら、本実施形態の無線通信システムを構成する無線基地局(AP)、無線端末装置(STA)の内部構成について説明する。
なお、本実施形態の無線通信システムを構成する無線基地局(AP)と無線端末装置(STA)とは、ほぼ同様の機能を有して実現することが可能であるため、以下の説明では、無線基地局(AP)と無線端末装置(STA)とを無線通信装置として説明する。
本実施形態における無線通信装置は、図2に示すように、通信部(101)と、制御部(102)と、記憶部(103)と、アンテナ(104)と、を有して構成される。
通信部(101)は、アンテナ(104)を介して他の無線通信装置との間で無線回線を確立し、任意の周波数で情報の送受信を行うものである。なお、通信部(101)は、他の無線通信装置に送信する送信データを電波信号に変換し、該変換した電波信号をアンテナ(104)を介して他の無線通信装置に送信する。また、通信部(101)は、アンテナ(104)を介して受信した電波信号を復号し、受信データを生成する。
制御部(102)は、無線通信装置内を統括して制御するものである。
記憶部(103)は、無線通信装置の各種設定値を記憶したり、通信部(101)を介して送受信される情報を一時的に蓄積したりするものである。なお、記憶部(103)に記憶される各種設定値とは、無線送信中の無線通信装置が存在するか否かの判断基準となるキャリアセンスレベル、無線チャネルやサービス識別子(SSID:Service Set Identifier)などが挙げられる。
(送信データ発生時の処理動作)
次に、図3を参照しながら、送信データ発生時の処理動作について説明する。
まず、制御部(102)は、送信データを記憶部(103)に一時的に保持する(ステップA1)。これにより、制御部(102)は、記憶部(103)に一時的に保持した送信データを使用してデータの再送処理を行うことが可能となる。
次に、制御部(102)は、送信開始処理により送信データを他の無線通信装置に送信し(ステップA2)、処理を終了する。
(送信開始処理)
次に、図4を参照しながら、上述した送信開始処理の処理動作について説明する。
まず、制御部(102)は、キャリアセンスを行い、無線チャネルが空いているか否かを判断する(ステップB1)。
なお、キャリアセンスは、他の無線通信装置から受信した信号の受信電力レベルが記憶部(103)に予め格納されている閾値(キャリアセンスレベル)未満か否かを判断し、受信電力レベルが閾値以上であると判断した場合は、無線チャネルが空いていないと判断し、閾値未満であると判断した場合は、無線チャネルが空いていると判断する。
制御部(102)は、無線チャネルが空いていないと判断した場合は(ステップB1/No)、再び、キャリアセンスを行い、無線チャネルが空いているか否かを判断することになる(ステップB1)。
また、制御部(102)は、無線チャネルが空いていると判断した場合は(ステップB1/Yes)、バックオフ制御を行い、バックオフ時間と呼ばれるランダムな時間だけ待機する(ステップB2)。これにより、他の無線通信装置との同時送信によるデータ衝突の発生を抑制することが可能となる。なお、バックオフ時間は、既定のCW(Contention Window)の範囲内で乱数を発生し、その値を基に一意に決定することになる。
次に、制御部(102)は、キャリアセンスを行い、無線チャネルが空いているか否かを判断し(ステップB3)、無線チャネルが空いていないと判断した場合は(ステップB3/No)、ステップB1に戻り、再び、キャリアセンスを行い、無線チャネルが空いているか否かを判断することになる(ステップB1)。
また、制御部(102)は、無線チャネルが空いていると判断した場合は(ステップB3/Yes)、送信データのデータサイズがRTS閾値を超えているか否かを判断する(ステップB4)。なお、RTS閾値は、送信データを送信する際に、RTS/CTS交換制御を行うか否かを決定する判断基準となる値である。
制御部(102)は、送信データのデータサイズがRTS閾値を超えていると判断した場合は(ステップB4/Yes)、RTSを送信する(ステップB5)。
これにより、RTS閾値を超えているデータサイズの送信データに対しては、RTS/CTS交換制御を行った後に、送信データを送信することになるため、データ衝突を回避して安全にデータ送信を行うことが可能となる。
また、制御部(102)は、送信データのデータサイズがRTS閾値を超えていないと判断した場合は(ステップB4/No)、送信データを送信する(ステップB6)。
これにより、RTS閾値を超えていないデータサイズの送信データに対しては、RTS/CTS交換制御を行わずに、送信データを送信することになるため、効率的にデータ送信を行うことが可能となる。
次に、制御部(102)は、タイマ設定を行い(ステップB7)、処理を終了する。
なお、ステップB7におけるタイマ設定は、送信データの再送処理を行うか否かを判断するために行うものである。
(RTS受信時の処理動作)
次に、図5を参照しながら、RTS受信時の処理動作について説明する。
まず、制御部(102)は、RTSを受信した際に、そのRTSに含まれる宛先端末アドレス情報を基に、宛先端末アドレス情報が自身の無線通信装置宛であるか否かを判断する(ステップC1)。
制御部(102)は、RTSに含まれる宛先端末アドレス情報が自身の無線通信装置宛であると判断した場合は(ステップC1/Yes)、SIFS(Short Inter Frame Space)で定められた時間だけ待機する(ステップC3)。
次に、制御部(102)は、CTSを送信する(ステップC4)。
また、制御部(102)は、RTSに含まれる宛先端末アドレス情報が自身の無線通信装置宛でないと判断した場合は(ステップC1/No)、RTSに含まれるチャネル使用時間情報を基に送信禁止期間であるNAVの設定を行う(ステップC2)。これにより、制御部(102)は、送信禁止期間であるNAVが満了したと判断するまで、データ送信を行わないように制御することになる。
なお、送信禁止期間であるNAVの設定は、例えば、送信データのデータサイズと伝送速度とから送信禁止期間を算出し、該算出した送信禁止期間を設定する方法が挙げられる。
(CTS受信時の処理動作)
次に、図6を参照しながら、CTS受信時の処理動作について説明する。
まず、制御部(102)は、CTSを受信した際に、そのCTSに含まれる宛先端末アドレス情報を基に、宛先端末アドレス情報が自身の無線通信装置宛であるか否かを判断する(ステップD1)。
制御部(102)は、CTSに含まれる宛先端末アドレス情報が自身の無線通信装置宛でないと判断した場合は(ステップD1/No)、送信禁止期間であるNAVの設定を行う旨のNN(Nav Notification)を周辺の無線通信装置に送信する(ステップD2)。これにより、送信禁止期間:NAVを設定する旨の情報を周辺の無線通信装置に通知することが可能となる。
なお、NNには、NNを送信する送信元端末アドレス情報と、NAVの設定期間情報と、が含まれる。
次に、制御部(102)は、CTSに含まれるチャネル使用時間情報を基に送信禁止期間であるNAVの設定を行い(ステップD3)、処理を終了する。
また、制御部(102)は、CTSに含まれる宛先端末アドレス情報が自身の無線通信装置宛であると判断した場合は(ステップD1/Yes)、上述した図4に示すステップB7において設定したタイマを解除する(ステップD4)。これにより、上述した図4に示すステップB5においてRTSを送信した後に、ステップB7において設定したタイマを解除することが可能となる。
次に、制御部(102)は、CTSに含まれるチャネル使用時間情報を基に、一定時間待機し(ステップD5)、データ送信を開始することになる(ステップD6)。そして、制御部(102)は、タイマ設定を行い(ステップD7)、処理を終了する。
(データ受信時の処理動作)
次に、図7を参照しながら、データ受信時の処理動作について説明する。
まず、制御部(102)は、データを受信した際に、その受信データに含まれる宛先端末アドレス情報を基に、宛先端末アドレス情報が自身の無線通信装置宛であるか否かを判断する(ステップE1)。
制御部(102)は、受信データに含まれる宛先端末アドレス情報が自身の無線通信装置宛であると判断した場合は(ステップE1/Yes)、SIFSで定められた時間だけ待機し(ステップE2)、ACKを送信する(ステップE3)。
また、制御部(102)は、受信データに含まれる宛先端末アドレス情報が自身の無線通信装置宛でないと判断した場合は(ステップE1/No)、何の処理も行わず、処理を終了する。
(ACK受信時の処理動作)
次に、図8を参照しながら、ACK受信時の処理動作について説明する。
まず、制御部(102)は、ACKを受信した際に、そのACKに含まれる宛先端末アドレス情報を基に、宛先端末アドレス情報が自身の無線通信装置宛であるか否かを判断する(ステップF1)。
制御部(102)は、ACKに含まれる宛先端末アドレス情報が自身の無線通信装置宛であると判断した場合は(ステップF1/Yes)、タイマを解除する(ステップF2)。これにより、上述した図4に示すステップB6において送信データを送信した後に、ステップB7において設定したタイマ、または、上述した図6に示すステップD7において設定したタイマを解除することが可能となる。次に、制御部(102)は、送信終了処理を行うことになる(ステップF3)。
また、制御部(102)は、ACKに含まれる宛先端末アドレス情報が自身の無線通信装置宛でないと判断した場合は(ステップF1/No)、何の処理も行わず、処理を終了する。
(送信終了処理)
次に、図9を参照しながら、送信終了処理について説明する。
まず、制御部(102)は、記憶部(103)に一時的に保持した送信データを削除する(ステップG1)。次に、制御部(102)は、ステップG1において削除した送信データの再送カウント数をリセットする(ステップG2)。なお、再送カウント数は、送信データの再送回数を示す。
(タイマ満了時の処理動作)
次に、図10を参照しながら、タイマ満了時の処理動作について説明する。なお、タイマ満了時の処理動作とは、上述した図4に示すステップB6において送信データを送信した後に、ステップB7において設定したタイマ、または、上述した図6に示すステップD7において設定したタイマが経過した際に行う処理動作を示す。
まず、制御部(102)は、記憶部(103)を参照し、送信データの再送カウント数が、記憶部(103)に格納されている最大再送回数を超えるか否かを判断する(ステップH1)。
制御部(102)は、再送カウント数が、最大再送回数を超えると判断した場合は(ステップH1/Yes)、送信終了処理を行うことになる(ステップH4)。
また、制御部(102)は、再送カウント数が、最大再送回数を超えないと判断した場合は(ステップH1/No)、再送カウント数に1を加算し(再送カウント数+1)(ステップH2)、図4に示す送信開始処理を行い、データ送信を行うことになる(ステップH3)。
(NN受信後の処理動作)
次に、図11を参照しながら、NN受信後の処理動作について説明する。
まず、制御部(102)は、NNを受信した際に、そのNNに含まれる送信元端末アドレス情報を基に、その送信元端末アドレス情報に該当する無線通信装置宛以外の他の無線通信装置宛の送信データが存在するか否かを判断する(ステップI1)。これにより、NN送信元以外宛の送信データがあるか否かを判断することが可能となる。
制御部(102)は、NN送信元以外宛の送信データがあると判断した場合は(ステップI1/Yes)、NN送信元以外宛の送信データをNN送信元宛の送信データよりも優先的に送信するように送信データの送信順序を変更する(ステップI2)。
これにより、送信禁止期間:NAVが設定されるNN送信元宛の送信データが存在する場合でも、送信禁止期間:NAVが設定されないNN送信元以外宛の送信データを優先的に送信することになるため、送信禁止期間:NAVが設定されるNN送信元宛のデータ再送を抑制し、通信効率の低下を回避することが可能となる。
次に、制御部(102)は、図4に示す送信開始処理を行い、データ送信を行うことになる(ステップI3)。
また、制御部(102)は、NN送信元以外宛の送信データがないと判断した場合は(ステップI1/No)、NNに含まれるNAVの設定期間情報を基に、NN送信元のNAVが満了した後に、ACKの返送が可能なNN送信元宛の送信データがあるか否かを判断する(ステップI4)。
制御部(102)は、ACKの返送が可能なNN送信元宛の送信データがあると判断した場合は(ステップI4/Yes)、そのNN送信元宛の送信データを優先的に送信するように送信順序を変更する(ステップI5)。
これにより、NN送信元宛の送信データを送信した場合でも、NN送信元からACKを受信することになるため、NN送信元宛に対する送信データの再送処理を未然に回避することが可能となる。
次に、制御部(102)は、RTS/CTS交換制御を無効にし(ステップI6)、図4に示す送信開始処理を行い、データ送信を行うことになる(ステップI7)。
これにより、制御部(102)は、NN送信元宛の送信データを送信する際に、RTS/CTS交換制御を行わずに、NN送信元宛の送信データを送信することが可能となるため、不要なデータ再送を回避することが可能となる。
なお、RTS/CTS交換制御を無効にするための制御方法は、特に限定するものではなく、NN送信元宛の送信データを送信する際に、RTS/CTS交換制御を行わないように制御することが可能であれば、あらゆる制御方法を適用することが可能である。
例えば、RTS/CTS交換制御を行うか否かを決定する判断基準となるRTS閾値を、NN送信元に送信する送信データのデータサイズよりも大きな値に設定変更する方法が挙げられる。なお、RTS閾値の変更方法は、特に限定するものではなく、RTS/CTS交換制御を行わないようにすることが可能であれば、あらゆる値をRTS閾値として設定変更するように構築することは可能である。
次に、制御部(102)は、RTS/CTS交換制御の無効を解除し、RTS/CTS交換制御を有効にし(ステップI8)、処理を終了することになる。
(本実施形態の無線通信システムにおける一連の処理動作)
次に、図1、図12を参照しながら、本実施形態の無線通信システムにおける一連の処理動作について説明する。
まず、以下の一連の処理動作を行う前提として、無線基地局(AP1)において、無線端末装置(STA11)宛の送信データが発生したものとする。また、無線基地局(AP2)において、無線端末装置(STA21)宛の送信データと無線端末装置(STA22)宛の送信データとがそれぞれ順に発生したものとする。
まず、無線基地局(AP1)は、キャリアセンスを行い、無線チャネルの使用状況を調査し、無線チャネルが空いているか否かを判断する(ステップS1)。
無線基地局(AP1)は、無線チャネルが空いていると判断した場合は、バックオフ時間だけ待機する。そして、無線基地局(AP1)は、バックオフ時間だけ待機しても無線チャネルが空いていると判断した場合に、チャネル予約のために、RTS(Request To Send)を無線端末装置(STA11)に送信する(ステップS2)。この時、無線基地局(AP1)は、無線基地局(AP1)の電波到達範囲内に存在する無線端末装置(STA12)にもRTSを送信することになる。
なお、RTSには、チャネル使用時間情報、宛先端末アドレス情報(無線端末装置STA11のアドレス情報)、送信元端末アドレス情報(無線基地局AP1のアドレス情報)などが含まれる。チャネル使用時間情報は、無線基地局(AP1)が無線チャネルを使用する時間情報である。
無線端末装置(STA12)は、無線基地局(AP1)から送信されたRTSを受信した場合に、そのRTSに含まれる宛先端末アドレス情報を参照し、宛先端末アドレス情報が無線端末装置(STA12)宛でないと判断した場合は、無線基地局(AP1)から受信したRTSに含まれるチャネル使用時間情報を参照し、送信禁止期間:NAV(Network Allocation Vector)を設定する。これにより、無線端末装置(STA12)は、無線基地局(AP1)が無線チャネルを使用している期間を送信禁止期間として設定することになる。
一方、無線端末装置(STA11)は、無線基地局(AP1)から送信されたRTSを受信した場合に、そのRTSに含まれる宛先端末アドレス情報を参照し、宛先端末アドレス情報が無線端末装置(STA11)宛であると判断した場合は、CTS(Clear To Send)を無線基地局(AP1)に送信し、チャネル予約を行うことになる(ステップS3)。この時、無線端末装置(STA11)は、無線端末装置(STA11)の電波到達範囲内に存在する無線端末装置(STA21)にもCTSを送信することになる。
なお、CTSには、チャネル使用時間情報、宛先端末アドレス情報(無線基地局AP1のアドレス情報)などが含まれる。チャネル使用時間情報は、無線端末装置(STA11)が無線チャネルを使用する時間情報である。
無線端末装置(STA21)は、無線端末装置(STA11)から送信されたCTSを受信した場合に、そのCTSに含まれる宛先端末アドレス情報を参照し、宛先端末アドレス情報が無線端末装置(STA21)宛でないと判断した場合は、送信禁止期間:NAV(Network Allocation Vector)を設定する旨のNNを無線端末装置(STA21)の電波到達範囲内に存在する周辺の無線通信装置(AP2、STA11)に送信する(ステップS4)。
なお、無線端末装置(STA21)は、NNを周辺の無線通信装置(AP2、STA11)に送信する際は、複数の無線通信装置からNNが同時に送信される可能性があるため、NNの送信の際に、バックオフ制御などを行い、衝突回避を行うことが好ましい。これにより、周辺の無線通信装置とのデータ衝突を回避しながらNNを周辺の無線通信装置に通知することが可能となる。
なお、NNには、NNを送信する送信元端末アドレス情報(無線端末装置STA21のアドレス情報)と、NAVの設定期間情報と、が含まれる。
次に、無線端末装置(STA21)は、無線端末装置(STA11)から受信したCTSに含まれるチャネル使用時間を参照し、送信禁止期間:NAV(Network Allocation Vector)を設定する。これにより、無線端末装置(STA21)は、無線端末装置(STA11)が無線チャネルを使用している期間を送信禁止期間として設定することになる。
無線基地局(AP2)は、無線端末装置(STA21)から送信されたNNを受信した場合に、そのNNに含まれる送信元端末アドレス情報(無線端末装置STA21のアドレス情報)を基に、無線端末装置(STA21)宛の送信データではなく、無線端末装置(STA21)宛以外の無線端末装置(STA22)宛の送信データを優先的に送信するように、送信順序を変更する(ステップS5)。
例えば、無線基地局(AP2)は、送信キューの送信データを図13に示すような送信順序で管理していると仮定する。なお、図13では、送信データの送信順序を、『1:無線端末装置(STA21)宛の送信データA』→『2:無線端末装置(STA21)宛の送信データB』→『3:無線端末装置(STA22)宛の送信データA』→『4:無線端末装置(STA22)宛の送信データB』→『5:無線端末装置(STA21)宛の送信データC』の順序で管理している状態を示す。
次に、無線基地局(AP2)は、無線端末装置(STA21)からNNを受信した場合に、そのNNに含まれる送信元端末アドレス情報(無線端末装置STA21のアドレス情報)を基に、無線端末装置(STA21)宛以外の無線端末装置(STA22)宛の送信データを1つだけ優先的に送信するように、図14に示すように、送信キューの送信データの送信順序を変更することになる。なお、図14では、送信データの送信順序を、『1:無線端末装置(STA22)宛の送信データA』→『2:無線端末装置(STA21)宛の送信データA』→『3:無線端末装置(STA21)宛の送信データB』→『4:無線端末装置(STA22)宛の送信データB』→『5:無線端末装置(STA21)宛の送信データC』の順序で管理している状態を示す。即ち、『無線端末装置(STA22)宛の送信データA』を優先的に送信するように順序変更を行った状態を示す。
そして、無線基地局(AP2)は、図14に示すように、送信順序が1番目である『1:無線端末装置(STA22)宛の送信データA』を送信した後に、NNに含まれるNAVの設定期間情報を基に、無線端末装置(STA21)の送信禁止期間:NAVの満了時刻になっていないと判断した場合には、再び、無線端末装置(STA21)宛以外の無線端末装置(STA22)宛の送信データを1つだけ優先的に送信するように、図15に示すような送信順序に変更し、送信順序が1番目となる『1:無線端末装置(STA22)宛の送信データB』を送信することになる。
なお、図15では、送信データの送信順序を、『1:無線端末装置(STA22)宛の送信データB』→『2:無線端末装置(STA21)宛の送信データA』→『3:無線端末装置(STA21)宛の送信データB』→『4:無線端末装置(STA21)宛の送信データC』の順序で管理している状態を示す。即ち、『無線端末装置(STA22)宛の送信データB』を優先的に送信するように順序変更を行った状態を示す。
また、無線基地局(AP2)は、図14に示すように、送信順序が1番目である『1:無線端末装置(STA22)宛の送信データA』を送信した後に、NNに含まれるNAVの設定期間情報を基に、無線端末装置(STA21)の送信禁止期間:NAVの満了時刻になっていると判断した場合には、図14に示す送信順序が2番目である『2:無線端末装置(STA21)宛の送信データA』を送信することになる。
このように、無線基地局(AP2)は、無線端末装置(STA21)からNNを受信した場合に、そのNNに含まれる送信元端末アドレス情報(無線端末装置STA21のアドレス情報)を基に、無線端末装置(STA21)宛以外の無線端末装置(STA22)宛の送信データを1つだけ優先的に送信するように順序変更を行うことになる。
一方、無線基地局(AP1)は、無線端末装置(STA11)から送信されたCTSを受信した場合に、そのCTSに含まれる宛先端末アドレス情報を参照し、宛先端末アドレス情報が無線基地局(AP1)宛であると判断した場合は、無線端末装置(STA11)宛のデータ送信を開始することになる(ステップS6)。
無線端末装置(STA11)は、無線基地局(AP1)から送信されたデータを受信し終えると、無線基地局(AP1)宛にACKを送信する(ステップS11)。
また、無線基地局(AP2)は、キャリアセンスを行い(ステップS7)、ステップS5において変更した送信キューの送信データの送信順序を基に、無線端末装置(STA22)宛のデータ送信を開始することになる(ステップS8〜ステップS10)。
無線端末装置(STA22)は、無線基地局(AP2)から送信されたデータを受信し終えると、無線基地局(AP2)宛にACKを送信する(ステップS12)。
このように、本実施形態における無線通信システムを構成する無線通信装置(無線端末装置STA21に該当)は、送信禁止期間:NAVを設定する旨の設定通知情報:NNを周辺の無線通信装置(無線基地局AP2、無線端末装置:STA11に該当)に通知することで、周辺の無線通信装置(AP2、STA11)は、送信禁止期間:NAVが設定される無線通信装置(無線端末装置STA21に該当)を把握することが可能となる。
また、無線通信装置(無線基地局AP2に該当)は、設定通知情報:NNを受け付けた場合に、その設定通知情報:NNを受け付けた無線通信装置(無線端末装置STA21に該当)宛以外の送信データを優先的に送信するように制御することで、無線通信装置(AP2)は、送信禁止期間:NAVが設定される無線通信装置(STA21)宛の送信データが存在する場合でも、送信禁止期間:NAVが設定されない他の無線通信装置(無線端末装置STA22に該当)宛の送信データを優先的に送信することになる。これにより、送信禁止期間:NAVが設定される無線通信装置(STA21)へのデータ再送を抑制し、通信効率の低下を回避することが可能となる。
また、無線通信装置(STA21)は、設定通知情報:NNを送信する際に、バックオフ制御などを行い、周辺の無線通信装置(AP2)に設定通知情報:NNを通知するように制御することで、無線端末装置(STA21)は、設定通知情報:NNの衝突を回避して周辺の無線通信装置(AP2)に設定通知情報:NNを通知することが可能となる。
なお、上述した図12に示す処理動作では、無線端末装置(STA12)は、無線基地局(AP1)から送信されたRTSを受信した場合に、そのRTSに含まれる宛先端末アドレス情報が無線端末装置(STA12)宛でないと判断した場合は、RTSに含まれるチャネル使用時間情報を参照し、送信禁止期間:NAV(Network Allocation Vector)を設定することにしたが、図16に示すように、無線端末装置(STA12)は、無線基地局(AP1)から送信されたRTSを受信した場合に、そのRTSに含まれる宛先端末アドレス情報が、無線端末装置(STA12)宛でないと判断した場合に、送信禁止期間:NAV(Network Allocation Vector)を設定する旨の設定通知情報:NNを無線端末装置(STA12)の周辺の無線通信装置(AP1)に送信するように構築することも可能である(ステップS20)。これにより、無線端末装置(STA12)の周辺の無線通信装置(AP1)は、その送信禁止期間:NAVが設定される無線端末装置(STA12)を把握することが可能となる。
また、上述した図12に示す処理動作では、無線基地局(AP2)は、無線端末装置(STA21)からNNを受信した場合に、そのNNに含まれる送信元端末アドレス情報(無線端末装置STA21のアドレス情報)を基に、無線端末装置(STA21)宛以外の無線端末装置(STA22)宛の送信データを1つだけ優先的に送信するように、図13に示す送信キューの送信データの送信順序を、図14、図15に示すような送信順序に変更することにしたが、無線基地局(AP2)は、無線端末装置(STA21)からNNを受信した場合に、そのNNに含まれる送信元端末アドレス情報(無線端末装置STA21のアドレス情報)を基に、無線端末装置(STA21)宛以外の無線端末装置(STA22)宛の送信データを一括して優先的に送信するように、図13に示す送信キューの送信データの送信順序を、図17に示すような送信順序に変更するように構築することも可能である。
なお、図17では、送信データの送信順序を、『1:無線端末装置(STA22)宛の送信データA』→『2:無線端末装置(STA22)宛の送信データB』→『3:無線端末装置(STA21)宛の送信データA』→『4:無線端末装置(STA21)宛の送信データB』→『5:無線端末装置(STA21)宛の送信データC』の順序で管理している状態を示す。即ち、NNを受信した無線端末装置(STA21)宛以外の『無線端末装置(STA22)宛の送信データA』と、『無線端末装置(STA22)宛の送信データB』と、を優先的に送信するように順序変更を行った状態を示す。
このように、無線基地局(AP2)は、無線端末装置(STA21)からNNを受信した場合に、そのNNに含まれる送信元端末アドレス情報(無線端末装置STA21のアドレス情報)を基に、無線端末装置(STA21)宛以外の無線端末装置(STA22)宛の送信データを一括して優先的に送信するように順序変更を行うようにすることも可能である。
なお、上述したように、無線端末装置(STA21)宛以外の無線端末装置(STA22)宛の送信データを一括して優先的に送信するように順序変更を行う際には、無線端末装置(STA21)の送信禁止期間:NAVの長さに応じて順序変更を行うようにすることが好ましい。
例えば、無線端末装置(STA21)の送信禁止期間に無線基地局(AP2)が送信可能な送信データのデータサイズが500バイトと仮定する。この場合、無線基地局(AP2)は、図13に示す送信キューの送信データのデータサイズを基に、無線端末装置(STA21)の送信禁止期間に送信開始可能な送信データとして、無線端末装置(STA21)宛以外の『無線端末装置(STA22)宛の送信データA(300バイト)』と、『無線端末装置(STA22)宛の送信データB(600バイト)』と、を選定し、その選定した『無線端末装置(STA22)宛の送信データA』と、『無線端末装置(STA22)宛の送信データB』と、を優先的に送信するように順序変更を行う。これにより、無線基地局(AP2)は、NNを受信した無線端末装置(STA21)宛以外の無線端末装置(STA22)宛の送信データの中で、無線端末装置(STA21)の送信禁止期間に送信開始可能な送信データを優先的に送信するようにすることが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態における無線通信システムは、送信禁止期間:NAVが設定される無線端末装置(STA21)宛の送信データを無線基地局(AP2)が送信する場合に、その無線端末装置(STA21)宛の送信データの送信完了時刻が、その無線端末装置(STA21)に設定される送信禁止期間:NAVの満了時刻よりも後となる送信データを優先的に送信するように制御することを特徴とする。
これにより、無線基地局(AP2)は、無線端末装置(STA21)に設定される送信禁止期間:NAVの満了時刻よりも送信完了時刻が後となる送信データを無線端末装置(STA21)に送信することになり、無線端末装置(STA21)は、無線基地局(AP2)から送信された送信データに対する応答信号(ACK)を無線基地局(AP2)に送信し、無線基地局(AP2)は、送信データに対する応答信号(ACK)を受信することが可能となる。従って、無線基地局(AP2)は、無線端末装置(STA21)に対するデータ再送を回避することが可能となる。以下、図18を参照しながら、第2の実施形態の無線通信システムにおける一連の処理動作について説明する。
まず、以下の一連の処理動作を行う前提として、無線基地局(AP1)において、無線端末装置(STA11)宛の送信データが発生したものとする。また、無線基地局(AP2)において、無線端末装置(STA21)宛の送信データが発生したものとする。
まず、ステップS1〜ステップS4までの処理動作は、図12に示す第1の実施形態と同様に行うことになる。
これにより、無線基地局(AP2)は、無線端末装置(STA21)から送信されたNNを受信することになり、無線基地局(AP2)は、送信禁止期間:NAVが設定される無線端末装置(STA21)を把握することになる。
次に、無線基地局(AP2)は、送信禁止期間:NAVが設定される無線端末装置(STA21)宛の送信データを送信する場合に、無線端末装置(STA21)から受信したNNに含まれる送信元端末アドレス情報(無線端末装置STA21のアドレス情報)とNAVの設定期間情報と、送信キューの送信データのデータサイズと、を基に、無線端末装置(STA21)宛の送信データの送信完了時刻が、その無線端末装置(STA21)に設定される送信禁止期間:NAVの満了時刻よりも後となる送信データを優先的に送信するように、送信順序を変更する『順序変更』。また、無線基地局(AP2)は、無線端末装置(STA21)宛の送信データを送信する際に、RTS/CTS交換制御を行わないように制御する『RTS無効化』(ステップS5)。
例えば、無線基地局(AP2)は、送信キューの送信データを図19に示すような送信順序で管理していると仮定する。なお、図19では、送信データの送信順序を、『1:無線端末装置(STA21)宛の送信データA』→『2:無線端末装置(STA21)宛の送信データB』→『3:無線端末装置(STA21)宛の送信データC』の順序で管理している状態を示す。
次に、無線基地局(AP2)は、無線端末装置(STA21)からNNを受信した場合に、そのNNに含まれる送信元端末アドレス情報(無線端末装置STA21のアドレス情報)とNAVの設定期間情報と、送信キューの送信データのデータサイズと、を基に、図20に示すように、無線端末装置(STA21)宛の送信データの送信完了時刻が、その無線端末装置(STA21)に設定される送信禁止期間:NAVの満了時刻よりも後となる送信データを1つだけ優先的に送信するように、送信キューの送信順序を変更することになる。
なお、図20では、送信データの送信順序を、『1:無線端末装置(STA21)宛の送信データC』→『2:無線端末装置(STA21)宛の送信データA』→『3:無線端末装置(STA21)宛の送信データB』の順序で管理している状態を示す。即ち、無線端末装置(STA21)に設定される送信禁止期間:NAVの満了時刻よりも送信完了時刻が後となる送信データとして、『無線端末装置(STA21)宛の送信データC』を特定し、その特定した『無線端末装置(STA21)宛の送信データC』を優先的に送信するように順序変更を行った状態を示す。
このように、無線基地局(AP2)は、無線端末装置(STA21)宛の送信データの送信完了時刻が、その無線端末装置(STA21)に設定される送信禁止期間:NAVの満了時刻よりも後となる送信データを優先的に送信するように送信順序を変更することになる。
一方、無線基地局(AP1)は、無線端末装置(STA11)から送信されたCTSを受信した場合に、そのCTSに含まれる宛先端末アドレス情報を参照し、宛先端末アドレス情報が無線基地局(AP1)宛であると判断した場合は、無線端末装置(STA11)宛のデータ送信を開始することになる(ステップS6)。
無線端末装置(STA11)は、無線基地局(AP1)から送信されたデータを受信し終えると、無線基地局(AP1)宛にACKを送信する(ステップS9)。
また、無線基地局(AP2)は、キャリアセンスを行い(ステップS7)、送信禁止期間:NAVが設定される無線端末装置(STA21)宛のデータ送信を開始することになる(ステップS8)。この時、無線基地局(AP2)は、RTS/CTS交換制御を行わずに、データ送信を行うように制御する。
これにより、無線基地局(AP2)は、送信禁止期間:NAVが設定される無線端末装置(STA21)宛のデータ送信を行う場合には、チャネル予約メッセージの交換を行わず、データ送信を行うことになるため、不要なデータ再送を回避することが可能となる。
なお、無線端末装置(STA21)は、無線基地局(AP2)から送信されたデータを受信し終えると、無線基地局(AP2)宛にACKを送信する(ステップS10)。
このように、第2の実施形態における無線通信システムは、送信禁止期間:NAVが設定される無線端末装置(STA21)宛の送信データを無線基地局(AP2)が送信する場合に、その無線端末装置(STA21)宛の送信データの送信完了時刻が、その無線端末装置(STA21)に設定される送信禁止期間:NAVの満了時刻よりも後となる送信データを優先的に送信するように制御することで、無線基地局(AP2)は、無線端末装置(STA21)に設定される送信禁止期間:NAVの満了時刻よりも送信完了時刻が後となる送信データを無線端末装置(STA21)に送信することになり、無線端末装置(STA21)は、無線基地局(AP2)から送信された送信データに対する応答信号(ACK)を無線基地局(AP2)に送信し、無線基地局(AP2)は、送信データに対する応答信号(ACK)を受信することが可能となる。従って、無線基地局(AP2)は、無線端末装置(STA21)に対するデータ再送を回避することが可能となる。
また、無線基地局(AP2)は、送信禁止期間:NAVが設定される無煙端末装置(STA21)宛の送信データを送信する際に、RTS/CTS交換制御を行わずに、送信データを送信するように制御することで、不要なデータ再送を回避することが可能となる。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、上述した実施形態における無線通信システムは、隣接する無線基地局(AP1、AP2)が有線ケーブルを介して接続し、隣接する無線基地局(AP1、AP2)が同一のシステムを構成していても良く、また、隣接する無線基地局(AP1、AP2)が有線ケーブルを介して接続せず、隣接する無線基地局(AP1、AP2)が異なるシステムを構成していても良く、隣接する無線基地局(AP1、AP2)間の構成は特に限定せず、あらゆるシステムに適用可能である。
また、上述した実施形態における無線通信システムは、データを送信する際は、無指向性アンテナで送信することを前提としたが、送信相手先を特定することが可能であれば、指向性アンテナで送信するようにすることも可能である。
また、上述した第1の実施形態において、無線基地局(AP2)は、NNを受け付けた無線端末装置(STA21)宛以外の無線端末装置(STA22)宛の送信データを優先的に送信し、無線端末装置(STA21)宛の送信データだけが送信キューとして残存している状態時において、無線基地局(AP2)は、無線端末装置(STA21)の送信禁止期間が満了していないと判断した場合は、無線端末装置(STA21)の送信禁止期間が満了するまでの期間を考慮し、第2の実施形態のように、無線端末装置(STA21)宛の送信データの中で、無線端末装置(STA21)の送信禁止期間の満了時刻よりも送信完了時刻が後となる送信データを優先的に送信するようにすることも可能である。
また、上述した実施形態の無線通信システムを構成する無線基地局(AP)、無線端末装置(STA)等の無線通信装置における制御動作は、ハード構成ではなく、コンピュータプログラム等のソフトウェアにより実行することも可能であり、また、上記のプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または、半導体等の記録媒体に記録し、その記録媒体から上記プログラムを、上述した各無線通信装置に読み込ませることで、上述した制御動作を、各無線通信装置において実行させることも可能である。また、所定のネットワークを介して接続されている外部機器から上記プログラムを上述した各無線通信装置に読み込ませることで、上述した制御動作を、各無線通信装置において実行させることも可能である。
本発明にかかる無線通信システム、無線通信装置、通信制御方法及び通信制御プログラムは、高品位な無線通信を必要とする、音声通信用の無線通信システムに適用可能である。また、無線基地局間での直接交渉を必要とする、高速ハンドオーバ機能を搭載した無線通信システムにも適用可能である。
無線通信システムのシステム構成を示す図である。 無線通信システムを構成する無線通信装置(AP、STA)の内部構成を示す図である。 送信データ発生時の処理動作を示すフローチャートである。 送信開始処理を示すフローチャートである。 RTS受信時の処理動作を示すフローチャートである。 CTS受信時の処理動作を示すフローチャートである。 データ受信時の処理動作を示すフローチャートである。 ACK受信時の処理動作を示すフローチャートである。 送信終了処理を示すフローチャートである。 タイマ満了時の処理動作を示すフローチャートである。 NN受信後の処理動作を示すフローチャートである。 本実施形態の無線通信システムにおける一連の処理動作を示す第1のシーケンスチャートである。 無線基地局(AP2)に存在する送信キューの送信データの送信順序を示す図である。 図13に示す送信キューの送信データに対して任意の順序変更を行った後の送信順序を示す第1の図である。 図14に示す送信キューの送信データに対して任意の順序変更を行った後の送信順序を示す図である。 本実施形態の無線通信システムにおける一連の処理動作を示す第2のシーケンスチャートである。 図13に示す送信キューの送信データに対して任意の順序変更を行った後の送信順序を示す第2の図である。 第2の実施形態の無線通信システムにおける一連の処理動作を示すシーケンスチャートである。 無線基地局(AP2)に存在する送信キューの送信データの送信順序を示す図である。 図19に示す送信キューの送信データに対して任意の順序変更を行った後の送信順序を示す第1の図である。 従来の無線通信システムにおける一連の処理動作を示すシーケンスチャートである。
符号の説明
AP 無線基地局(無線通信装置)
STA 無線端末装置(無線通信装置)
101 通信部
102 制御部
103 記憶部
104 アンテナ

Claims (24)

  1. 第1の無線通信装置と、第2の無線通信装置と、を少なくとも有して構成される無線通信システムであって、
    前記第1の無線通信装置は、
    送信禁止期間を設定し、前記送信禁止期間の間は、データ衝突を回避するように制御する衝突回避制御手段と、
    前記送信禁止期間を設定する旨の設定通知情報を前記第2の無線通信装置に通知する通知手段と、を有し、
    前記第2の無線通信装置は、
    前記設定通知情報を前記第1の無線通信装置から受け付けた場合に、前記第1の無線通信装置宛以外の送信データを優先的に送信するように制御する送信制御手段を有することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記通知手段は、
    前記設定通知情報の衝突回避を行うように制御する制御手段を有することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記制御手段は、
    バックオフ制御により、前記設定通知情報の衝突回避を行うように制御することを特徴とする請求項2記載の無線通信システム。
  4. 前記通知手段は、
    前記第1の無線通信装置の電波到達範囲内に存在する少なくとも前記第2の無線通信装置を含む無線通信装置に前記設定通知情報を通知することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  5. 前記通知手段は、
    前記第1の無線通信装置を識別するための装置識別情報と、前記送信禁止期間の設定期間情報と、を含む設定通知情報を通知することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  6. 前記送信制御手段は、
    前記第1の無線通信装置宛以外の送信データの中で、前記第1の無線通信装置の送信禁止期間に送信開始可能な送信データを優先的に送信するように制御することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  7. 前記送信制御手段は、
    前記第1の無線通信装置宛の送信データを送信する場合には、該送信データの送信完了時刻が、前記第1の無線通信装置の送信禁止期間の満了時刻よりも後となる送信データを優先的に送信するように制御することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  8. 前記送信制御手段は、
    前記第1の無線通信装置宛以外の送信データが存在しない場合に、前記第1の無線通信装置宛の送信データを送信するように制御することを特徴とする請求項7記載の無線通信システム。
  9. 前記送信制御手段は、
    前記第1の無線通信装置宛の送信データは、チャネル予約を行わずに送信することを特徴とする請求項7記載の無線通信システム。
  10. 送信禁止期間を設定し、前記送信禁止期間の間は、データ衝突を回避するように制御する無線通信装置であって、
    前記送信禁止期間を設定する旨の設定通知情報を前記無線通信装置の周辺の周辺無線通信装置に通知する通知手段を有することを特徴とする無線通信装置。
  11. 前記通知手段は、
    前記設定通知情報の衝突回避を行うように制御する制御手段を有することを特徴とする請求項10記載の無線通信装置。
  12. 前記制御手段は、
    バックオフ制御により、前記設定通知情報の衝突回避を行うように制御することを特徴とする請求項11記載の無線通信装置。
  13. 前記通知手段は、
    前記無線通信装置の電波到達範囲内に存在する前記周辺無線通信装置に前記設定通知情報を通知することを特徴とする請求項10記載の無線通信装置。
  14. 前記通知手段は、
    前記無線通信装置を識別するための装置識別情報と、前記送信禁止期間の設定期間情報と、を含む設定通知情報を通知することを特徴とする請求項10記載の無線通信装置。
  15. 送信データを周辺の周辺無線通信装置に送信する無線通信装置であって、
    データ衝突を回避するための送信禁止期間を設定する旨の設定通知情報を前記周辺無線通信装置から受け付けた場合に、前記設定通知情報を受け付けた前記周辺無線通信装置宛以外の送信データを優先的に送信するように制御する送信制御手段を有することを特徴とする無線通信装置。
  16. 前記送信制御手段は、
    前記周辺無線通信装置宛以外の送信データの中で、前記周辺無線通信装置の送信禁止期間に送信開始可能な送信データを優先的に送信するように制御することを特徴とする請求項15記載の無線通信装置。
  17. 前記送信制御手段は、
    前記周辺無線通信装置宛の送信データを送信する場合には、該送信データの送信完了時刻が、前記周辺無線通信装置の送信禁止期間の満了時刻よりも後となる送信データを優先的に送信するように制御することを特徴とする請求項15記載の無線通信装置。
  18. 前記送信制御手段は、
    前記周辺無線通信装置宛以外の送信データが存在しない場合に、前記周辺無線通信装置宛の送信データを送信するように制御することを特徴とする請求項17記載の無線通信装置。
  19. 前記送信制御手段は、
    前記周辺無線通信装置宛の送信データは、チャネル予約を行わずに送信することを特徴とする請求項17記載の無線通信装置。
  20. 第1の無線通信装置と、第2の無線通信装置と、を少なくとも有して構成される無線通信システムで行う通信制御方法であって、
    前記第1の無線通信装置は、
    送信禁止期間を設定し、前記送信禁止期間の間は、データ衝突を回避するように制御する衝突回避制御工程と、
    前記送信禁止期間を設定する旨の設定通知情報を前記第2の無線通信装置に通知する通知工程と、を行い、
    前記第2の無線通信装置は、
    前記設定通知情報を前記第1の無線通信装置から受け付けた場合に、前記第1の無線通信装置宛以外の送信データを優先的に送信するように制御する送信制御工程を行うことを特徴とする通信制御方法。
  21. 送信禁止期間を設定し、前記送信禁止期間の間は、データ衝突を回避するように制御する無線通信装置が行う通信制御方法であって、
    前記送信禁止期間を設定する旨の設定通知情報を前記無線通信装置の周辺の周辺無線通信装置に通知する通知工程を、前記無線通信装置が行うことを特徴とする通信制御方法。
  22. 送信データを周辺の周辺無線通信装置に送信する無線通信装置が行う通信制御方法であって、
    データ衝突を回避するための送信禁止期間を設定する旨の設定通知情報を前記周辺無線通信装置から受け付けた場合に、前記設定通知情報を受け付けた前記周辺無線通信装置宛以外の送信データを優先的に送信するように制御する送信制御工程を、前記無線通信装置が行うことを特徴とする通信制御方法。
  23. 送信禁止期間を設定し、前記送信禁止期間の間は、データ衝突を回避するように制御する無線通信装置において実行させる通信制御プログラムであって、
    前記送信禁止期間を設定する旨の設定通知情報を前記無線通信装置の周辺の周辺無線通信装置に通知する通知処理を、前記無線通信装置に実行させることを特徴とする通信制御プログラム。
  24. 送信データを周辺の周辺無線通信装置に送信する無線通信装置において実行させる通信制御プログラムであって、
    データ衝突を回避するための送信禁止期間を設定する旨の設定通知情報を前記周辺無線通信装置から受け付けた場合に、前記設定通知情報を受け付けた前記周辺無線通信装置宛以外の送信データを優先的に送信するように制御する送信制御処理を、前記無線通信装置に実行させることを特徴とする通信制御プログラム。
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