JP5210887B2 - 対称送信機会(txop)切断処理 - Google Patents

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Description

発明者 メンツォ ウェンティック
関連出願の相互参照
本願は、本明細書に参照としてそれらすべてが全体として組み込まれている、2005年11月8日に出願された、出願番号60/735,024の“Avoiding EIFS”と題する米国仮出願および、2006年1月11日に出願された、出願番号60/758,595の“CF−End Response”と題する米国仮出願に対する優先権を請求する、2006年11月8日に出願された出願番号11/557,516の“Collision Avoidance Systems and Methods”と題する同時係属米国実用新案登録出願の一部係属出願(CIP)である。
本願は、本明細書に参照として全体が組み込まれている、2006年1月10日に出願された、出願番号60/757,827の“Symmetric TXOP Truncation”と題する、同時係属米国出願に対する優先権も請求するものである。
本発明の開示は、概して、通信システムと通信方法に関し、さらに詳細には、ワイヤレスネットワークにおける衝突回避システムおよび衝突回避方法に関する。
通信ネットワークは、さまざまな形態を取っている。注目すべきネットワークとして、ワイヤライン方式とワイヤレス方式の両ネットワークがあげられる。さらに、ワイヤラインネットワークには、ローカルエリアネットワーク(LAN)、DSLネットワーク、およびケーブルネットワークなどがあげられる。ワイヤレスネットワークには、携帯電話ネットワーク、旧来の陸上移動無線ネットワーク、および衛星通信ネットワークなどがある。これらのワイヤレスネットワークは、通常、広域ネットワークであるという特徴を備えている。ごく最近になって、ワイヤレスローカルエリアネットワークとワイヤレスホームネットワークとが提案されるようになり、このような局域化されたネットワーク向けのワイヤレス装置の開発を律則するため、ブルーツースやIEEE 802.11などの標準規格が導入されている。
ワイヤレスローカルネットワーク(LAN)には、通常、携帯コンピューター端末もしくはモバイルコンピューター端末と、アクセスポイント(AP)もしくは基地局との間における赤外線(IR)通信チャネルあるいは無周波数(FR)通信チャネルが採用されている。これらのAPは、さらに、有線通信チャネルもしくはワイヤレス通信チャネルによって、アクセスポイント群を一括して接続しているネットワークインフラストラクチャーに接続されており、任意選択によりひとつもしくはそれ以上のホストコンピューターシステムが組み込まれたLANを構成している。
ブルーツースやIEEE 802.11などのワイヤレスに関するプロトコルは、ホストコンピューターに対する多種多様な通信機能を備えるこのような携帯ローミング端末の論理的相互間接続をサポートしている。論理的相互間接続は、端末のうちの少なくとも数台が、既定の範囲内に位置したときに、APのうちの少なくとも2個所と通信でき、個々の端末は、通信時には、通常アクセスポイントのうちの1個所だけと連結されるような、インフラストラクチャーに依拠している。最も効率的に通信を調整できるように、全体的空間配置、応答時間、およびネットワークに関する負荷要件に基づいて、さまざまなネットワーキングに関する基本構想および通信プロトコルが設計されてきた。
IEEE標準規格802.11(“802.11”)が、“Wireless LAN Medium Access Control(MAC) and Physical Layer(PHY)Specifications”に規定されており、この規格はIEEE標準化部門(ニュージャージー州ピスカタウェイ)から入手することができる。IEEE802.11標準規格では、1Mbps、2Mbpsおよびそれ以上のデータ転送速度でのIR通信もしくはRF通信のいずれか、キャリア検知多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA)に類似した媒体アクセス技術、バッテリー式移動局に関するパワーセーブモード、全セルラーネットワークにおけるシームレスなローミング、高速大量処理動作、「デッドスポット」を排除するよう設計された多様なアンテナシステムおよび既存のネットワークインフラストラクチャーに対する簡便なインタフェースなどが許容されている。IEEE標準規格802.11b拡張版は、11Mbpsまでのデータ転送速度をサポートする。
現行の802.11標準規格には、送信要求/受信準備完了(RTS/CTS)メカニズムによって最も顕著であるような、ネットワークアロケーションベクターすなわちNAVとして表されている、仮想キャリアセンスを設定するためのいくつかの方法が規定されている。RTSフレーム(本明細書では、RTSフレームを単にRTSとしても表わしている)を送信すると、RTSの送信側の周辺の局域にNAVが設定され、CTSフレーム(本明細書では、RTSフレームを単にRTSとしても表わしている)を送信すると、CTSの送信側(たとえば、RTSの受信側など)の周辺の局域で同様にNAVが設定される。
802.11の標準規格の下での現行のインプリメンテーション(実施)に存在するひとつの問題として、隠れノードの問題と呼ばれている事象がある。たとえば、ワイヤレスLANシステムのインフラストラクチャーモードでは、第一の装置がAPにフレームを送信したり、逆にAPが第一の装置にフレーム送信したり、することができる。同様に、第二の装置がAPにフレームを送信したり、APが第二の装置にフレームを送信したり、することができる。ただし、たとえば第一の装置と第二の装置との間の距離が遠すぎる場合などには、第二の装置は、第一の装置からの送信を検出できない場合がある(したがって、隠れノードという用語が使われている)。隠れノードの問題が生じるので、装置間における衝突回避および応答の非対称性の点で、多種多様な複雑な問題が起こり、通信システムを共有している媒体に対するアクセスの機会に関する不公平性が生じる。たとえば、802.11対応システムでは、NAVは、一般にコンテンションフリー期間終了(CF−end)フレームとしても表されている、フレームの送信を通じて、アクセスポイント(AP)でリセットすることができる。CF−endフレームに関するひとつの典型的フレームフォーマットが、図1に示されているが、このフレームは、フレーム制御フィールド102に対応する2つのオクテット(フレーム10の下側に、示されている典型的オクテット数)と、持続時間フィールド104に対応する2つのオクテットと、通常はブロードキャストアドレス(BA)を含む、受信側アドレス(RA)フィールド106に対応する6つのオクテットと、基本サービスセット識別子(BSSID)フィールド108に対応する6つのオクテットと、フレームチェックシーケンス(FCS)フィールド110に対応する4つのオクテットで構成されている。クライアント局とAPとの間の距離が遠いときには、CF−endフレーム10が受信不能な領域では、NAVがリセットされないため、上述のような不公平なアクセスが生じてしまうという、ひとつの悪影響が想定される。
本発明の開示の実施形態は、ワイヤレスネットワークにおける対称送信機会(TXOP)切断処理システムおよび方法を提供する。要するに、とりわけ、ある方法のひとつの実施形態は、第一の局の周辺のTXOPを切断処理するフレームを受信することと、前記フレームの受信に応答して、第二の局の周辺のTXOPを切断処理する第二のフレームを送信することとを含む。
とりわけ、もうひとつの方法の実施形態は、TXOPの終わり標識を含むフレームをアクセスポイント(AP)から受信することと、前記標識の受信に応答して、第一の局の周辺のTXOPを切断処理する第一のフレームを送信することと、前記APで前記第一のフレームを受信することと、前記APでの第一のフレームの受信に応答して、前記APの周辺のTXOPを切断処理する第二のフレームを送信することとを含む。
とりわけ、もうひとつの方法の実施形態は、第一の局で第一のフレームを送信することと、前記第一のフレームの後に、第一の局で延長インターフレームスペース(EIFS)設定フレームを送信することと、前記短フレームの終わりから始まるDIFSより短いEIFSの時間間隔に基づいた時間に対応する「完了済み送信」を有する第二のフレームを第二の局で送信することとを含む。
とりわけ、ひとつのシステムの実施形態は、第一の局の周辺のTXOPを切断処理するフレームを受信するための論理を組み込んでおり、さらに前記フレームの受信に応答して、第二の局の周辺のTXOPを切断処理する第二のフレームを送信するための論理も組み込んでいるプロセッサーを備えている。
とりわけ、もうひとつのシステムの実施形態は、第一の局の周辺のTXOPを切断処理するフレームを受信するための手段と、前記フレームの受信に応答して、第二の局の周辺のTXOPを切断処理する第二のフレームを送信するための手段とを備えている。
本発明の開示におけるその他のシステム、方法、特徴および利点も、当業者にとって明らかであると考えられ、また以下の図面および詳細な説明を参照すれば、明らかとなるであろう。このようなその他のシステム、方法、特徴および利点はすべて、本明細書の課題を解決するための手段に記載し、本発明の開示の対象範囲内とし、添付の特許請求項によって保護することを目的とする。
以下の図面を参照することにより、本発明の開示の数多くの態様をよりよく理解することができる。図面に記載されている構成要素は、必ずしもスケーリングしているわけではなく、代わりに本発明の開示の基本原理を明確に図解することに重点を置く。さらに、図面では、いくつかの図を通じて一致する部品は、同じ参照番号で表している。
本明細書では、ワイヤレスネットワークにおける、対称送信機会(TXOP)切断処理(STT)システム(本明細書では、個々にもしくは総称してSTTシステムとしても表されている)と、対応するメカニズムもしくは方法の各種実施形態について開示する。本明細書に記述するSTTシステムは、複数台の装置で対称的方法によりTXOPを切断処理するための機能を備えている。すなわち、本明細書に記載されている各種STTシステムおよび方法では、アクセスポイント(AP)とクライアント局(本明細書では、クライアント)とはともに、CF−endフレームを送信することによって、TXOPの切断処理を行うことが可能である。この切断処理は、TXOP切断処理として表されているが、この場合はじめに、何らかの最大持続時間(たとえば、TXOPリミット)中、NAVが設定され、次に、それ以上(たとえば、フレームなどの)トラフィックが存在しなくても、NAV時間がまだ存続しているときにはリセットされる。一般に、TXOPには、RTSもしくはCTSなどの、短フレームの送信に始まり、最終フレームが前記短フレームの送信側(たとえば、RTSもしくはCTSの送信側など)によって送信もしくは受信されることにより終了となる、信号交換が含まれている。クライアントとAPの双方における切断処理では、(RTS/CTSメカニズムを経由して双方の装置によって設定されているにもかかわらず)単一の装置からリセットが行われる従来のシステムの場合のように、対称的ではないリセットから生じるさまざまな問題が解決される。STTシステムの各種実施形態は、TXOPの対称的切断処理のためのひとつもしくはそれ以上のメカニズムを提供する。
このように、主として、インフラストラクチャーモードで基本サービスセット(BSS)が組み込まれているワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)環境の観点から説明しているにもかかわらず、本明細書に記載されているSTTシステムの各種実施形態は、アドホックシステム(たとえば、独立型BSS(IBSS)システムなど)やDSLシステムなどの他のシステムおよび環境、さらには他の通信システム環境にも同様に応用可能である。さらに、IEEE802.11が、開示されている典型的ワイヤレスネットワークに採用されている標準規格の一例として本明細書で明らかに使用されているにもかかわらず、本明細書に記載されている各種システムおよび方法は、実質的にどのようなワイヤレスネットワークにでも応用可能である。さらに、STTシステムの一部の実施形態では、出願番号11/557,516の、参照として本明細書に全体として組み込まれて、同時係属出願に記載されている衝突回避システム(CAシステム)の機能の一部もしくはすべてを含まれていてもよい。
図2は、対称送信機会(TXOP)切断処理(STT)システム200の各種実施形態をインプリメント(実施)できる、典型的ワイヤレスLAN(WLAN)環境100を示している。一般に、STTシステム200は、局202、204および206などのような、複数の局もしくはノードを含む基本サービスセット(BSS)として構成されている。局202、204および206はそれぞれ、コンピューター(デスクトップ、ポータブル、ラップトップなど)、消費電気機器(たとえば、マルチメディアプレイヤーなど)、互換通信機器、携帯端末(PDA)もしくはプリンター、ファクシミリ装置、スキャナー、ハブ、スイッチ、ルーター、セットトップボックス、通信機能付テレビジョンなどの他のいずれかの種類のネットワーク機器を含む、数多くのワイヤレス通信装置のひとつとして具現化することができる。
図2に示されているSTTシステム200は、ひとつの実施形態では、アクセスポイント(AP)局202(本明細書では、単にAPとも表している)と、1個所もしくはそれ以上のクライアント局204、206(本明細書では、個別にもしくは総称してクライアントとも表している)とを備えている。STTシステム200は、インフラストラクチャーモードとして表されるモードで組み込まれているので、クライアント204と206とは、AP202と直接フレームを送信するのであって、相互に送信するのではない。ただし、STTシステム200の各種実施形態は、このような配置に限定されるわけではなく、一部の実施形態では、アドホックリンク通信構成もしくは直接リンク通信構成で配置することができる。AP202とクライアント204、206のそれぞれの内部には、制御論理300が内蔵されている。制御論理300は、MACレイヤサービスとPHYレイヤサービスとを実施する。MACレイヤサービスは、所定の局がMACフレームを交換するための能力を提供する。MACレイヤサービスは、局202、204および206間における通信のための管理フレーム、制御フレームもしくはデータフレームを提供する。802.11MACレイヤサービスは、少なくとも3種類のフレーム型(データ、管理、制御)と、各型における各種下位型を活用する。たとえば、送信要求(RTS)フレーム、受信準備完了(CTS)フレームおよびCF−endフレームは、制御フレームの下位型の例である(たとえば、制御/CF−endは、下位型CF−endの制御型フレームを表す)。局が適用可能なMACフレームを形成したなら、送信のためフレームビットがPHYレイヤに渡される。当業者であるなら、本発明の開示に照らせば、制御論理300を、それぞれが異なる機能を備えている複数のモジュール(たとえば、ハードウェアおよび/またはソフトウェア)を使用して構成してもよいし、あるいは複数の機能を備えている単一のモジュールとして構成してもよいことを理解できるであろう。
制御論理300は、ハードウェアで、ソフトウェアで、あるいはそれらを組み合わせてインプリメント(実施)してもよい。全体としてあるいは部分的にソフトウェアによってインプリメントする場合には、制御論理300は、好適な命令実行システムによって実行される、メモリ内に格納されているソフトウェアでインプリメントすることができる。全体としてあるいは部分的にハードウェアによってインプリメントする場合には、制御論理300は、すべて当業者にとって周知である、下記の技術のいずれかもしくはそれらを組み合わせてインプリメントすることができる。これらの技術とは、データ信号着信時に論理の機能を遂行するための論理ゲートを備えるディスクリート論理回路(複数もあり)、適切な組み合わせ論理ゲートを備える特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブルゲートアレイ(PGA)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などである。ひとつの実施形態では、制御論理300には、とりわけ、デジタルシグナルプロセッサー(DSP)、マイクロプロセッサーユニット(MCU)、汎用プロセッサーおよび、特定用途向け集積回路(ASIC)など、必ずしもこれらに限定されないPHYレイヤプロセッサー、MACレイヤプロセッサーもしくは、(同じ装置内もしくは独立した装置内に)両プロセッサーの組み合わせが備わっていてもよい。
AP202は、通常、本明細書には図示されていないワイヤードネットワーク(たとえば、イーサネットなど)に接続されている。一般に、クライアント204などのクライアントは、スキャンニングプロセスを経過して、AP202に接続される。このスキャンニングプロセスは、1個所もしくはそれ以上のAP202によって送信される標識をリスンすることにより、受動的に実施してもよいし、1個所もしくはそれ以上のAP202にプローブを送出し、(たとえば、信号の長さ/ビット誤り率(BER)などの点で)最適な接続を可能にするAPを選定することにより、能動的に実施してもよい。AP202などのAPの選定後には、クライアント204とAP202との間でオーセンティケーションプロセスが発生し、次いでクライアント204とAP202との間におけるアソシエーションが開始可能となる。
アソシエーションでは、共用ワイヤレス媒体208を経由して、クライアント204、206とAP202との間で通信が行われる。ひとつの実施形態では、クライアント206は、クライアント204に対する隠れノードを表していてもよいし、隠れノードに対するクライアントを表していてもよい。STTシステム200の実施形態に関するさまざまな特徴を明らかにする目的で、信号交換のための各種メカニズムもしくは方法を図3A〜16に図解する。各種通信を送受信するAP202あるいはクライアント204(もしくは、同様にクライアント206)の観点から以下に説明するが、本発明の開示に照らしてみれば、各局(ノード)の制御論理300を介してSTTシステム200の各種機能が達成されることが理解できる。さらに、802.11に記載され、通常の当業者によって理解されるような、各種インターフレームスペース(たとえば、延長インターフレームスペース(EIFS)、短インターフレームスペース(SIFS)など)は、さまざまな実施形態の理解に役立つ場合を除き、各種図(および対応する説明)から除外されている。
STTシステム200の実施形態のさまざまな対称TXOP切断処理メカニズムについて説明する前に、AP側によりイニシエートされるTXOPを遂行するSTTシステム200の実施形態について、図3A〜図3Bに関連付けて説明する。すなわち、図3A〜図3Bには、NAVを設定するための、および/または、AP側によりイニシエートされるTXOPに関するEIFSを回避するための、STTシステム200の実施形態によって使用されているひとつのメカニズムが示されている。図3Aを参照すると、短フレーム304(たとえば、誤り発生の確率を低減させるための短フレーム)で、TXOP302を低い基本レートで開始することによって、TXOP302に先行して、AP202がNAVを設定する。ただし、ブロック302と304とは、共同でTXOPを含む。短フレーム304は、TXOP302の予期される長さに等しい持続時間値(たとえば、NAV設定値など)を含む。図3Bを参照すると、AP200はTXOP302の最終フレームとして、低基本レートで(通常、ゼロの持続時間値を含む)短フレーム306を送信することにより、TXOPの終わりにおけるEIFSを回避する。ただし、ブロック302と306とは、共同でTXOPを含む。いずれの場合も、レートは、AP202からのフレームがネットワーク(たとえば、BSSなど)内のすべてのノードに到達するように選択する。
以下の説明および関連する図(図4〜図9)には、CF−endフレーム(本明細書では、これらのフレームもそれぞれ、単にCF−endとして表されている)を使用することにより、対称TXOP切断処理を可能にする、STTシステム200の特定の実施形態によって採用されている(インプリメントされている)各種メカニズムが開示されている。特に、ひとつもしくはそれ以上のSTTシステムの実施形態の装置間での各種通信メカニズムが、図4〜図9に図解され、対応する文章で説明されている。たとえば、図4には、対称TXOP切断処理を可能にするため、クライアント204とAP202との間で渡される、個々のフレームを表すブロックが示されている。図4〜図9から明らかなように、AP側により発信されたフレームは、一番上の行内のブロックで(括弧内に「AP」として)表されており、クライアント側により発信されたフレームは、2番目の行内のブロックで(括弧内に「クライアント」として)表されている。フレーム送信のシーケンスは、矢印の時間線401によって表されているように、左から右へと時間に合わせて進んでいく。たとえば、図4に示されている典型的通信に関しては、AP202によって送信されるRTSフレームが、このシーケンスを開始させ、AP202によって送信されるCF−endがこのシーケンスを終了させる。ただし、第一のアドレス(たとえば、BCなど)は、受信側アドレスであり、CF−endがすべての局によって受信されるように、ブロードキャストアドレスでなくてはならない。第二のアドレス(たとえば、BSSIDなど)は、通常、送信側アドレスであり、本明細書に記載されているひとつもしくはそれ以上の実施形態では、ユニキャスト宛先アドレスを含んでいる。
特に、AP202(図示されていないが、括弧内に「AP」で表されているとして暗示されている)が、RTSフレーム(すなわちRTS)402を送信し、クライアント204(図示されていないが、括弧内に「クライアント」で表されているとして暗示されている)が、CTSフレーム(すなわちCTS)404を送信することにより応答する。RTS402とCTS404とを送信した結果、個々の装置の周辺で(たとえば、全時間を通じて、もしくは少なくともその時間のほとんどの間、フレーム送信を復号化できるだけ十分に接近して)NAVが設定される。AP202は、ひとつもしくはそれ以上のデータフレーム406を送信するが、これらのデータフレームに対してはそれぞれ、クライアント204によって肯定応答(ACK)フレーム408で肯定応答される。AP202からクライアント204への最終データフレーム406には、TXOPの終わり(EOT)標識で「タグ」が付けられる。このEOT標識には、SIFS時間間隔後にCF−endフレーム410で応答するための、クライアント204に対する信号もしくはフラグが含まれている。一部の実施形態では、CF−endフレーム410には、ACKフレーム408(もしくは、ブロック肯定応答(BA)フレームなど、後者は図示せず)などの必須応答フレームを前置きしてもよい。CF−endフレーム410の基本サービスセット識別子(BSSID)フィールドには、AP202のBSSID(たとえば、MACアドレスなど)が含まれる。AP202は、受信したCF−endフレーム410内のそのBSSIDを認識し、このCF−endフレーム410に対して、CF−endフレーム412で応答する。AP202がCF−endフレーム412を送信することによって、TXOPが、装置202と装置204との双方によって能動的に切断処理される。
図5は、図4に示されているメカニズムに代わる別のメカニズムを図解している。すなわち、AP202によって送信されるTXOPにおける最終フレームは、BSSIDフィールド内にクライアント204のアドレス(たとえば、MACアドレスなど)を含んでいるCF−endフレーム502である。クライアント204は、CF−endフレーム502内のそのアドレスを認識し、SIFS時間間隔後に、CF−endフレーム504で応答する。CF−endフレーム504も、BSSIDフィールドのロケーション内にクライアントアドレスを含んでいる。図5に図解されているこのメカニズムは、「CF−end to self」として表されている。
図6は、図4に示されているメカニズムに代わる別のメカニズムを図解している。AP202が、BSSIDフィールド内にクライアントMACアドレスを含む、CF−endフレーム602を送信する。クライアントは、AP202のBSSIDを有するCF−endフレーム604で応答するが、これに対してAP202は、AP202のBSSIDを含む、CF−endフレーム606で応答する。したがって、AP202は、最終CF−endフレームの最終送信側としての機能を果たすが、アソシエートされるすべてのクライアントがAP202から最終CF−endフレーム(たとえば、CF−endフレーム606)を受信するので、これは、BSS内のEIFSに関しては、望ましいであろう。第一のCF−endフレーム602は、非基本レートを使用するので、図4に示され、この図と関連付けて説明されている(最終フレーム406の)EOTフレーム標識と同様の機能を果たす。第一のCF−endフレーム602に関する非基本レートの使用により、NAV切断処理機能が欠落した状態となる。すなわち、CF−endフレームは、既定義BSS内のすべてのクライアントが受信および複号化できる基本レートで送信される場合に、NAV切断処理で有効となる。
今までは、対称切断処理を実現するのにSTTシステム200によって使用される各種典型的なメカニズムについて説明してきたが、以下の記述(および関連する図)では、局(たとえば、AP202もしくはクライアント204、206のいずれか)間における通信向けに、上記のメカニズムの一部が一般化され、追加メカニズムが提供されている。すなわち、図7〜図9には、局1(STA1)(図7〜図9の一番上の行に示されている)と局2(STA2)(図7〜図9の2番目の行に示されている)の2局間におけるフレームの交換を示すことにより、追加メカニズムについて説明するだけでなく、上記のメカニズムの一般化された図解も提供されている。一部の実施形態では、(図8〜図9の一番下の3番目の行に示されている)APもしくはその他の装置など、第三の局とのフレームの交換を行うことができる。図7〜図9に示されている各種メカニズムの説明は、CTS/RTSフレーム、データおよびACKの各フレームの交換後に開始するフレーム交換に関するが、後者のフレームについては、図4〜図6に関連付けてすでに上述した。
図7は、BSSIDフィールドのロケーション内にその対応するMACアドレスを含むCF−endフレーム702を受信する局はいずれも、CF−endフレーム704でCF−endフレーム702に応答する、STTシステム200の特定の実施形態の一般的原理を図解している。CF−endフレーム702内で使用されるアドレスは、具体的なインプリメンテーションによって異なる。一般に、(クライアントもしくはAPによって判断される)CF−endフレーム704が要求される場合には、次のCF−endフレーム704の送信側のアドレスが、CF−endフレーム702のBSSIDフィールドのロケーション内に含まれる。CF−endフレーム704(本明細書では、CF−end応答フレームとも表されている)が要求されず、CF−endフレーム702がシーケンスの最終フレームである場合には、局(たとえば、STA2など)の自己のアドレスがBSSIDフィールド、もしくはブロードキャストアドレス(BC)、もしくはもうひとつの局のアドレスと直接アソシエートされない他のいずれかのアドレスに含まれる。このような理論体系は、IBSS環境もしくはDirect Link(直接リンク)環境でも同様に応用可能である。一般に、インフラストラクチャーモードにおけるクライアントは、通常、APのBSSIDを含んでいるので、APがCF−end応答を生成する。さらに、IBSSモードにおけるクライアントは、TXOP中に通信する相手のピアノードのMACアドレスを含んでいてもよい。APは、APのBSSID以外のアドレスを含んでいてもよいし、含んでいなくてもよい。
STA1にクライアント局204が含まれており、STA2にAP局(または単にAP)202が含まれている事例を想定する。図7に示されているメカニズムにより、AP202は、SIFS(一部のインプリメンテーションでは、PIFS時間間隔の場合もある)後に、整合するBSSID(たとえば、MACアドレス)を含むCF−end702に別のCF−end704で応答することができる。クライアント局204によって送信されるCF−end702は、クライアント局204のTXOPに最終フレームを含むが、ひとつの実施形態では、これは非肯定応答フレームである(したがって、SIFS後にCF−end704を送信すると安全である)。BSSIDは、CF−end702をひとつのAPに特定化し、CF−end704を送信する複数のAP間における衝突を回避する。CF−end704は、BSS全体を対象範囲として、AP202の周辺のNAVを解除する。ただし、一部のインプリメンテーションでは、CF−end704を必要としない場合もある。たとえば、AP202とクライアント局204との間の距離が近い場合には、AP202もしくはクライアント局204のいずれかからの単一のCF−endが、両装置の対象領域がほとんど重なり合うために、同じ対象領域内でEIFSをほぼリセットする。CF−end応答(CF−end704)を送信するというAP202による決定は、アソシエートされるクライアント局204、206の推定距離および、おそらくはCF−endの送信側の推定距離との組合せに基づいて行うことができる。たとえば、このような決定は、受信した信号の強度、もしくはクライアント局204、206と通信するのに使用されるPHYレートあるいは変調コード方式(MCS)に基づいて行うことができる。他のメカニズムを決定に使用してもよい。
STA1がクライアント204で、STA2がAP202であるとする事例を続けると、クライアント204は、AP202によって送信されると予期されるCF−end704後の既定義時間に一致する持続時間値を含むCF−end702(NAVを設定する)を送信することができる。AP202は、ゼロの持続時間を含むCF−end704(CF−end応答)を送信し、これにより、各CF−endの受信側が完全に同時に、もしくは実質的に同時にバックオフを再開することができる(したがって、ひとつの実施形態では、EIFSをCF−endに追随させることのできる既存の規則に優先する)。クライアント204は、CF−endそのものと、SIFSと、AP202からの予期されるCF−end応答持続期間とをたしたものに等しい物理レイヤ集中プロトコル(PLCP)持続時間(フレームのSIGフィールドもしくはL−SIGフィールド内で信号により示される)を含むCF−end702を送信することもできる。ひとつの実施形態では、AP202はこの物理的持続時間を無視し、CF−end702の指示されたレートとサイズから判断できるように、CF−end702の実際の送信が終了した後のSIFS時間間隔後に、CF−end704で応答することができる(たとえば、HT制御フィールドのない20オクテッド、HT制御フィールドのある24オクテッド)。ひとつの実施形態では、CF−end704は、定期的PLCP持続時間を有している。図14および図15に関連付けて以下に述べるメカニズムは、NAVがリセットされる時点とバックオフが再開される時点との間に差が生じるような状況に対処する。
一部の実施形態では、第二の局にBSSIDが含まれているときには、図7に図解されているフレームシーケンスに第三のCF−endフレームを追加することができる。このような状況は、APの追加が含まれている図8に図解されている(一番下すなわち3番目の行のフレーム802によって暗示されている)。TXOPは、CF−endフレーム804をSTA2に送信するSTA1によってイニシエートされ、STA2は、CF−endフレーム804でAPに応答する。図に示されているように、APは、CF−endフレーム806のBSSIDフィールド内のBSSIDを含む、最終CF−endフレーム806で応答する。
IBSSインプリメンテーションでは、BSSIDは、図9に図解されている最終IBSS標識を送信した局によって認識される。図に示されているように、STA1がSTA2にアドレス指定されているCF−endフレーム902を送信する。STA2は、STA2のBSSIDにアドレス指定されている、CF−endフレーム904で応答する。STA3は、CF−endフレーム906で応答する。BSSIDは、IBSS内の最後の標識を送信した局(たとえばSTA3など)のアドレスであってもよいし、STA1とSTA2間における通信にDirect Link通信が含まれている場合には、APのアドレスであってもよい。
一部の実施形態では、CF−endフレームの受信側アドレス(RA)は、ブロードキャストアドレスに等しく、これにより、対象範囲内のすべての局がCF−endフレームを受信し、このフレームを処理することができる。BSSIDのロケーションは、CF−endの宛先を指定するのに使用できる。さらに、一部の実施形態では、CF−endの型/下位型の認識は、受信側がNAVを切断処理するのに十分である。このような実施形態では、CF−endフレームのRAは、CF−end応答側アドレスを格納するのに使用できる一方で、BSSIDフィールドは、BSSIDを格納するのに使用できる。
今まで、STTシステム200の各種実施形態について説明してきたが、本発明の開示に照らすなら、図4に示され、図10の流れ図に示されているメカニズムに対応するSTT方法200aとして表されている、ひとつの方法の実施形態は、内部に送信機会の終わり(EOT)の標識を含む、送信機会(TXOP)の最終データフレームをAPによって送信すること(1002)と、前記最終データフレームをクライアントによって受信すること(1004)と、クライアントの周辺のTXOPを切断処理するため、内部にAPの識別子(たとえばMACアドレスなど)を含むCF−endフレームを送信することにより、クライアントが応答すること(1006)と、前記識別子を含むCF−endフレームをAPが受信すること(1008)と、APの周辺のTXOPを切断処理するため、クライアントに対し、同じ識別子を含むCF−endフレームをAPが送信すること(1010)とが含まれていることが理解されるであろう。
前記方法の実施形態200aの各部分は、各装置にインプリメントされるので、このような部分については、システム200の個々の装置の観点から説明することができることは理解されよう。たとえば、APの観点から考察した、方法200aに対応するひとつの方法の実施形態には、内部に送信機会の終わり(EOT)の標識を含む、送信機会(TXOP)の最終データフレームを(APによって)送信することと、クライアントの周辺のTXOPを切断処理するための、内部にAPの識別子を含むCF−endフレームの受信に応答して、APの周辺のTXOPを切断処理するため、同じ識別子を含むCF−endフレームをクライアントに対して送信することとが含まれている。
クライアントの観点からの、方法200aに対応するもうひとつの方法の実施形態には、内部に送信処理の終わり(EOT)標識を含む、APからの送信機会(TXOP)の最終フレームを(クライアントによって)受信することと、クライアントの周辺のTXOPを切断処理し、APの周辺のTXOPを切断処理するため、CF−endフレームを送信するようAPにうながす、内部にAPの識別子を含むCF−endフレームをAPに送信することにより、最終フレームに対して応答することとが含まれている。
図5および図7に図解され、図11の流れ図に示されているメカニズムに対応する、STT方法200bとして表されている別の実施形態には、第一の局の周辺のTXOPを切断処理するため、TXOPの終わりに、内部に第二の局(たとえばクライアントなど)のアドレスを含むCF−endフレームを第一の局(たとえばAPなど)によって送信すること(1102)と、第一の局からのCF−endフレームを第二の局によって受信すること(1104)と、前記第二の局の周辺のTXOPを切断処理するため、内部に第二の局のアドレスを含むCF−endフレームを送信することにより、第二の局が第一の局に応答すること(1106)とが含まれている。
前記方法の実施形態200bの各部分は、各装置(たとえば、APもしくはクライアントのどちらとして構成されているかにかかわらず、局など)にインプリメントされているので、このような部分は、システム200の個々の装置の観点から記述することができるということが理解されよう。たとえば、第一の局(たとえばAPなど)にインプリメントされている方法200bに対応するひとつの方法の実施形態には、第一の局で第二の局(たとえばクライアントなど)からTXOPの最終フレームを受信することと、TXOPの最終フレームの受信に応答して、TXOPの終りに、第一の局の周辺のTXOPを切断処理し、第二の局の周辺のTXOPを切断処理するため、CF−endフレームを送信するよう第二の局にうながす、内部に第二の局のアドレスを含むCF−endフレームを送信することとが含まれている。
さらに、第二の局(たとえばクライアントなど)にインプリメントされている方法200bに対応するひとつの方法の実施形態には、内部に第二の局のアドレスを含み、第一の局(たとえばAPなど)の周辺のTXOPを切断処理するのに使用されるCF−endフレームを(第二の局で)受信することと、第二の局の周辺のTXOPを切断処理するため、内部に第二の局のアドレスを含むCF−endフレームを送信することにより第一の局に応答することとが含まれている。
図6に図解され、図12の流れ図に示されているメカニズムに対応するSTT方法200cとして表されているもうひとつの方法の実施形態には、内部にクライアントのアドレスを含むCF−endフレームを、APが非基本レートで送信する(したがって、EOT標識としての機能を果たす)こと(1202)と、CF−endフレームをクライアントが受信すること(1204)と、クライアントの周辺のTXOPを切断処理する、APのアドレスを内部に含むCF−endフレームを送信することによりクライアントが応答すること(1206)と、クライアントにより送信されたCF−endフレームをAPが受信すること(1208)と、内部にAPのアドレスを含むCF−endフレームを送信し、結果的に、APがAP周辺のTXOPを切断処理する最終CF−endフレームの最終送信側として機能することにより、APが応答すること(1210)とが含まれている。
前記方法の実施形態200cの各部分は、各装置にインプリメントされているので、方法の実施形態はAPとクライアントの観点から記述できることが理解されよう。APにインプリメントされた方法200cに採用されているひとつの方法の実施形態には、内部にクライアントのアドレスを含むCF−endフレームをAPが非基本レートで送信する(したがって、EOT標識として機能する)ことと、内部にAPのアドレスを含むCF−endフレームを切断処理するクライアントTXOPの受信に応答して、APの周辺のTXOPを切断処理する、内部にAPのアドレスを含むCF−endフレームを送信することにより応答することとが含まれている。
さらに、クライアントにインプリメントされている方法200cに対応するひとつの方法の実施形態には、内部にクライアントのアドレスを含む、CF−endフレームをおそらくは非基本レートでクライアントによって受信する(したがって、EOT標識として機能する)ことと、クライアント周辺のTXOPを切断処理し、APの周辺のTXOPを切断処理する最終CF−endフレームを送信するようAPにうながす、内部に送信側APのアドレスを含むCF−endフレームを送信することにより応答することとが含まれる。
図8〜図9に図解され、図13の流れ図に示されているメカニズムに対応するSTT方法200dとして表されているもうひとつの方法の実施形態には、第一の局の周辺のTXOPを切断処理するため、TXOPの終わりに、内部に第二の局のアドレスを含むCF−endフレームを第一の局によって送信すること(1302)と、第一の局からCF−endフレームを第二の局によって受信すること(1304)と、第二の局の周辺のTXOPを切断処理するための、内部に識別子を含むCF−endフレームを第三の局に送信することにより第一の局に対して第二の局が応答すること(1306)と、CF―end応答フレームを第三の局が受信すること(1308)と、第三の局の周辺のTXOPを切断処理するため、内部に識別子を含むCF−end応答フレームを第二の局に送信することにより第三の局が応答すること(1310)とが含まれている。
本発明の開示内容に照らすなら、このような観点からみた方法は、図10〜図12にすでに記述されているような方法と同様の方法で記述されるので、図13に図解されている方法に関与する各装置は、本明細書では簡潔にするために省略されていることを、通常の当業者であるなら理解できるであろう。
図14は、STTシステム200の実施形態に関する、クライアントによりイニシエートされたTXOPの各種メカニズムと、特に、CF−endフレームもしくは、CF―endフレームと同様の機能をもつ、特定の環境内で活動するフレームに関与する、NAVリセットおよびバックオフの再開の問題に焦点を合わせたメカニズムを図解している。以下の説明は、STA1がクライアントで、STA2がAPであるような事例に関する、図7に対応する前述の記述内容に一部基づいている。NAVがリセットされる時点とバックアップが再開する時点との間の差の問題を解決するため、クライアントは、CF−endフレーム1402後のFIFS時に、適切ではないFCSである(たとえば、FCSが適切な場合には、局がDCFインターフレームスペース/アービトレーションインターフレームスペース、すなわちDIFS/AIFSではなく、EIFSを開始させる)、既定義フレームチェックシーケンス(FCS)フィールド110(図1)を含む短フレーム(EIFS設定フレーム)1404を送信することができる。上述のような方法におけるこの短フレーム1404の送信により、受信側(たとえばクライアント204、206など)がEIFSを開始することができる。AP202は(たとえば、持続時間間隔1401として表される、SIFS+EIFS設定フレーム+EIFS−DIFS−CF―endフレーム分だけ、など)CF−endフレーム1406の送信を遅延させるので、フレーム1406の送信は、EIFS−DIFS(1403で表されている持続時間間隔によって表現されているEIFS−DIFS)が終了すると同時に(もしくは実質的に同時に)終了となり、いずれかのクライアント(たとえば204、206など)が同時にDIFS(もしくはさらに一般にはAIFS)を開始させることができる。DIFSは、DCFバックオフ(DIFS)の第一の固定部を表し、AIFSはEDCAバックオフ(AIFS)を表している。公知のように、EDCAは、DCFと類似しているが、QoSの差は存在する(802.11e)。AP202は、EIFSを開始させず、中間EIFS設定フレーム1404を無視する。したがって、EIFS設定フレーム1404は、AP202からCF−end1406を受信不能なクライアント204、206に関するAIFSを開始させる。AP102からのCF−endフレーム1406は、同時にすべてのノードがDIFS(もしくはAIFS)を開始できるように、この時間内に送信される。ただし、一部の実施形態では、EIFS設定フレーム1404は、ゼロ長のフレームとすることができる(たとえば、MACペイロードのないプリアンブルなど)という点に注意されたい。
図15は、CF−endフレームを使用しない、図14に示されているメカニズムの基本原理を図解するブロック図である。要するに、図14のCF−endフレーム1402が、EOTフレーム1502と置き換えられており、図14のCF−endフレーム1406が、ACKフレーム1504と置き換えられている。図15に図解されているメカニズムは、ネットワーク内のクライアント204もしくはAP202のいずれか一方、もしくはその両方の範囲内のすべてのノードに関するバックオフを同時に再開するのに使用することができる(たとえば、ノードの一部は、EIFSが終了するのを待つ必要がない)。EOTフレーム1502がAP202に送信され、SIFS時間間隔後にEIFS設定フレーム1404が後続する。AP202は、図14に関連付けて説明したメカニズムと類似した、遅延1401および方法を通じて、ACKフレーム1504でEOTフレーム1502に応答する(さらに、EIFS設定フレーム1404を無視する)。ACKフレーム1504は、EIFS設定フレーム1404の終了後の時間間隔1403と同時に終了となる。ただし、一部の実施形態では、APとクライアントの双方が、同時に、もしくは実質的に同時にEIFS設定フレームを開始させることができる。
今までに、図14〜図15に示されている各種メカニズムについて説明してきたが、これらのメカニズムを網羅するSTTシステム200の、200eとして表され、図16に示されている、ひとつの方法の実施形態には、所定のAPもしくはEOTフレームに固有のCF−endフレーム形態を持つTXOPの最終データフレームをクライアント204がAP202へ送信すること(1602)と、EIFS設定フレームを送信することと、既定義時間間隔(図14に関連付けて説明した既定義時間間隔は、SIFS、PIFSもしくは図14に関連付けて説明した時間間隔1401である)後に、CF−endフレームをAP202によって受信すること(1606)と、CF−end応答フレームもしくはACKフレームを送信する決定に応答して、クライアント204にCF−end応答フレームもしくはACKフレームを送信することによりネットワーク(たとえばBSSなど)に関するNAVを解除すること(1610)とが含まれている。CF−end応答フレームを送信せずという決定に応答して、CF−endフレームは、上記のようにNAVを解除する行動をとる(1612)。
通常の当業者であるなら、本開示内容に照らせば、このような観点からの方法は、図16に図解されている方法に関与する各装置は、図10〜図12にすでに記載している方法と類似した方法で記述することができる、前述の方法200eの部分を遂行するので、本明細書では簡潔のため省略されているということを理解できるであろう。
上記の観点から、各種実施形態は以下の方法で説明できること、さらに開示の対象範囲内にあるとみなされることが理解できるであろう。
A:対称送信機会(TXOP)切断処理方法であって、第一の局の周辺のTXOPを切断処理するフレームを受信することと、フレームの受信に応答して、第二の局の周辺のTXOPを切断処理する第二のフレームを送信することとを備えた方法。
B:前記フレームの受信に、CF−endフレームを受信することが含まれている、Aの方法。
C:前記フレームの受信に、第二の局のアドレスを含むCF−endフレームを受信することが含まれている、Aの方法。
D:CF−endの宛先が、基本サービスセット識別(BSSID)フィールドに内在している、Cの方法。
E:前記フレームの受信に、クライアント局もしくはアクセスポイントで受信することが含まれている、Aの方法。
F:前記第二のフレームの送信に、第一の局、第二の局もしくは第三の局に対して、CF−end応答フレームを送信することが含まれている、Aの方法。
G:前記第二のフレームの送信に、第一の局のアドレス、第二の局のアドレスもしくは第三の局のアドレスを包含することが含まれている、Aの方法。
H:前記第二のフレームの送信に、クライアント局もしくはアクセスポイントに対する送信することが含まれている、Aの方法。
I:第三の局での前記第二のフレームの受信することがさらに含まれている、Aの方法。
J:第三の局での前記第二のフレームの受信に応答して、第三の局の周辺のTXOPを切断処理する前記第三のフレームを送信することがさらに含まれている、Iの方法。
K:前記第三のフレームを送信することに、第三の局のアドレスを含む第三のフレームを送信することが含まれている、Jの方法。
L:前記送信に、短インターフレームスペース(SIFS)時間間隔もしくはPCFインターフレームスペース(PIFS)時間間隔後に送信することが含まれている、Aの方法。
M:受信に、前記第二のフレームが送信されることが予想された後の時間を含む、NAV持続時間値を有するフレームを受信することが含まれている、Aの方法。
N:受信に、前記フレームの持続時間と、SIFS時間間隔と、前記第二のフレームの予期される持続時間とをたしたものに実質的に等しい、物理レイヤ集中プロトコル持続時間を含む前記フレームを受信することが含まれている、Aの方法。
O:対称送信機会(TXOP)切断方法であって、TXOPの終わりの標識を含む、アクセスポイント(AP)からのフレームを受信すると、標識の受信に応答して、第一の局の周辺のTXOPを切断処理する第一のフレームを送信することと、APで前記第一のフレームを受信することと、APでの前記第一のフレームの受信に応答して、APの周辺のTXOPを切断処理する第二のフレームを送信することを備えた方法。
P:前記フレームの受信に、データフレームの受信が含まれている、Oの方法。
Q:第一の局での前記第一のフレームの受信前に、肯定応答(ACK)フレームを受信することがさらに含まれている、Oの方法。
R:前記第一のフレームを送信することと、前記第二のフレームを送信することとに、APのアドレスを含む前記第一のフレームと前記第二のフレームとを送信することが含まれている、Oの方法。
S:APのアドレスに、前記第一もしくは第二のフレームのBSSIDフィールド内のアドレスが含まれている、Rの方法。
T:対称送信機会(TXOP)切断処理方法であって、第一の局で第一のフレームを送信することと、前記第一のフレームの後に、第一の局で延長インターフレームスペース(EIFS)設定フレームを送信することと、第二の局で、短フレームの終わりから始まる、DIFSより短いEIFSの時間間隔に基づいた時間に対応する「完了済み送信」を有する第二のフレームを送信することを備えた方法。
U:前記第一のフレームを送信することと前記第二のフレームを送信することとに、それぞれ、CF−endフレームを送信することが含まれている、Tの方法。
V:前記第一のフレームを送信することと前記第二のフレームを送信することとにそれぞれ、送信の終わり(EOT)フレームと肯定応答フレームとを送信することが含まれている、Tの方法。
W:前記第二のフレームを送信することが、EIFS設定フレームの有無とは無関係である、Tの方法。
X:前記EIFS設定フレームに、欠陥フレームチェックシーケンス(FCS)が含まれている、Tの方法。
Y:前記EIFS設定フレームがPHYヘッダーで構成されている、Tの方法。
Z:対称送信機会(TXOP)切断処理システムであって、第一の局の周辺のTXOPを切断処理するフレームを受信するための論理が組み込まれ、さらにフレームの受信に応答して、第二の局周辺のTXOPを切断処理する第二のフレームを送信するための前記論理が組み込まれているプロセッサーを備えているシステム。
AA:前記フレームにCF−endフレームが含まれている、Zのシステム。
AB:前記フレームに、第二の局のアドレスを有するCF−endフレームが含まれている、Zのシステム。
AC:論理が、クライアント局もしくはアクセスポイントに内在している、Xのシステム。
AD:プロセッサーに、第一の局、第二の局もしくは第三の局にCF−end応答フレームを送信するための論理がさらに組み込まれている、Zのシステム。
AE:前記第二のフレームに、第一の局のアドレス、第二の局のアドレスもしくは第三の局のアドレスが含まれている、Zのシステム。
AF:プロセッサーに、クライアント局もしくはアクセスポイントに送信を行うための論理がさらに組み込まれている、Zのシステム。
AG:第二の論理を有する第二のメモリと、前記第二のフレームを受信するための第二の論理が組み込まれた第二のプロセッサーとを有する第三の局がさらに備わっている、Zのシステム。
AH:第二のプロセッサーに、前記第二のフレームの受信に応答して、第三の局でTXOPを切断処理する第三のフレームを送信するための第二の論理が組み込まれている、AGのシステム。
AI:前記第三のフレームに、第三の局のアドレスが含まれている、AHのシステム。
AJ:論理が、ワイヤード装置もしくはワイヤレス装置内で具現化されている、Zのシステム。
AK:論理が、コンピューター、消費電気機器、セットアップボックス、テレビジョン、ビデオ記憶装置、通信装置、もしくは携帯端末(PDA)内で具現化されている、Zのシステム。
AL:対称送信機会(TXOP)切断処理システムであって、第一の局の周辺のTXOPを切断処理するフレームを受信するための手段と、前記フレームの受信に応答して、第二の局の周辺のTXOPを切断処理する第二のフレームを送信するための手段とを備えるシステム。
AM:対称送信機会(TXOP)切断処理システムであって、TXOPの終わり標識を含む、アクセスポイント(AP)からのフレームを受信し、標識の受信に応答して、第一の局でTXOPを切断処理する第一のフレームを送信するための第一の論理を有する第一の局と、前記第一のフレームを受信し、前記第一のフレームの受信に応答して、APでTXOPを切断処理する第二のフレームを送信するための第二の論理を有するAPとを備えているシステム。
AN:前記フレームにデータフレームが含まれている、AMのシステム。
AO:第一の論理が、前記第一のフレームを受信する前に、肯定応答(ACK)フレームを受信するように構成されている、AMのシステム。
AP:前記第一のフレームと第二のフレームとのそれぞれに、APのアドレスが含まれている、AMのシステム。
AQ:APのアドレスに、前記第一のフレームもしくは第二のフレームのアドレスが含まれている、APのシステム。
AR:第一の論理と第二の論理とがそれぞれ、ワイヤード装置もしくはワイヤレス装置内で具現化されている、AMのシステム。
AS:第一の論理と第二の論理とがそれぞれ、コンピューター、消費電気機器、セットアップボックス、テレビジョン、ビデオ記憶装置、通信装置、もしくは携帯端末(PDA)内で実現化されている、AMのシステム。
AT:対称送信機会(TXOP)切断処理システムであって、TXOPの終わりの標識を含む、アクセスポイント(AP)からのフレームを受信するための手段と、標識の受信に応答して、第一の局でTXOPを切断処理する第一のフレームを送信するための手段と、前記第一のフレームを受信するための手段と、前記第一のフレームの受信に応答して、APでTXOPを切断処理する第二のフレームを送信するための手段とを備えるシステム。
AU:対称送信機会(TXOP)切断処理システムであって、第一のフレームの後に、前記第一のフレームと延長インターフレームスペース(EIFS)設定フレームとを送信するための第一の論理を有している第一の局と、短フレームの終わりから開始する、DIFSより短いEIFSの時間間隔に基づいた時間に対応する「完了済み送信」を有する第二のフレームを送信するための第二の論理が組み込まれている第二の局とを備えているシステム。
AV:前記第一のフレームと前記第二のフレームのそれぞれに、CF−endフレームが含まれている、AUのシステム。
AW:前記第一のフレームと前記第二のフレームのそれぞれに、送信の終わり(EOT)フレームと肯定応答フレームが含まれている、AUのシステム。
AX:前記第二のフレームの送信が、EIFS設定フレームの有無とは無関係である、AUのシステム。
AY: 第一の論理と第二の論理のそれぞれが、ワイヤード装置もしくはワイヤレス装置内で具現化されている、AUのシステム。
AZ:第一の論理と第二の論理がそれぞれ、コンピューター、消費電気機器、セットアップボックス、テレビジョン、ビデオ記憶装置、通信装置、もしくは携帯端末(PDA)内で具現化されている、AUのシステム。
BA:対称送信機会(TXOP)切断処理システムであって、第一の局で、第一のフレームと、前記第一のフレームの後にEIFS設定フレームとを送信するための手段と、第二の局で、短フレームの終わりから始まる、DIFSより短いEIFSの時間間隔に基づいた時間に対応する「完了済み送信」を有する第二のフレームを送信するための手段とを備えているシステム。
BB:対称送信機会(TXOP)切断処理方法であって、第一の局で、第二の局にアドレス指定されている第一のフレームを送信することと、第一の局と第二の局で、前記第一のフレームの後に、延長インターフレームスペース(EIFS)設定フレームを送信することを備えた方法。
BC:前記第一のフレームを送信することに、CF−endフレームを送信することが含まれている、BBの方法。
フローチャートに記述されているプロセスの説明もしくはブロックはいずれも、プロセスにおける特定の論理的機能もしくはステップを実施するためのひとつもしくはそれ以上の実行命令を含んでいる、モジュール、セグメントあるいはコードの部分を表しているとして理解すべきであり、当業界における妥当な知識を有する当業者によって理解されるように、関与する機能しだいでは、実質的に同時にもしくは逆の順序でなど、図に示されているか説明されている順序から逸脱して機能を実行することのできる別の実施形態も、本発明の開示の対象範囲に含まれる。
本発明の開示の上述の実施形態は、本発明の開示の基本原理を明確に理解できるようにすることだけを目的として記述されている、単に想定しうる実施例にすぎないという点を強調しておかねばならない。本発明の開示の精神と基本原理とから実質的に逸脱しない範囲内で、本発明の開示の上述の実施形態(複数もあり)に対して、数多くの変更や修正を加えてもよい。このような修正や変更はすべて、本明細書では本発明の開示の対象範囲と本発明の開示に含め、添付の特許請求項で保護することを目的としている。
CF−endフレームのひとつの典型的フレームフォーマットを図解しているブロック図である。 対称送信機会(TXOP)切断処理(STT)システムの各種実施形態をインプリメントすることができる、典型的環境のブロック図である。 図2に示されているSTTシステムの実施形態に関する、延長インターフレームスペース(EIFS)回避の態様を図解しているブロック図である。 図2に示されているSTTシステムの実施形態に関する、延長インターフレームスペース(EIFS)回避の態様を図解しているブロック図である。 クライアントへの最終送信時に、TXOPの終わり(EOT)標識を設定することによって、APがTXOPの終わりを合図する、アクセスポイント(AP)によりイニシエートされたTXOPに関する、図2に示されているSTTシステムのひとつの実施形態により採用されているメカニズムを図解しているブロック図である。 APがクライアントアドレスを含むCF−endを送信し、同じクライアントアドレスを含むクライアントからのCF−endがその後に送信される、図4に示されているメカニズムに代わる別のメカニズムを図解しているブロック図である。 APが、基本サービスセット識別子(BSSID)フィールドのロケーション内にクライアントアドレスを含むCF−endを送信し、クライアントが、BSSIDを含むCF−endで応答し、APが最終CF−endで応答する、図4に示されているメカニズムに代わる別のメカニズムを図解しているブロック図である。 BSSIDフィールドのロケーション内に第二の局のアドレスを含むCF−endを第一の局が送信し、BSSIDフィールド内に第二の局のアドレスを含むCF−endで第二の局が応答することにより終了する、局によりイニシエートされたTXOPに関する、図2に示されているSTTシステムのひとつの実施形態によって採用されているメカニズムを図解しているブロック図である。 独立基本サービスセット(IBSS)で最後の標識を送信した局あるいはDirect Link通信におけるAPのBSSIDを含む、図2に示されているSTTシステムのひとつの実施形態によって採用されているメカニズムを図解しているブロック図である。 第一の局が第二の局にCF−endを送信し、第二の局が第三の局にCF−endで応答し、第三の局が最終CF−endで応答することにより終了する、局によりイニシエートされたTXOPに関する、図2に示されているSTTシステムのひとつの実施形態によって採用されているメカニズムを図解しているブロック図である。 図4に示されているメカニズムに対応するひとつの方法の実施形態を図解している流れ図である。 図5および図7に示されているメカニズムに対応するひとつの方法の実施形態を図解している流れ図である。 図6に示されているメカニズムに対応するひとつの方法の実施形態を図解している流れ図である。 図8〜図9に示されているメカニズムに対応するひとつの方法の実施形態を図解している流れ図である。 図2に示されているSTTシステムの実施形態によって採用されているNAVリセットメカニズムを図解しているブロック図である。 CF−endフレームを使用しない、図14に示されているNAVリセットメカニズムに代わる別のメカニズムを図解しているブロック図である。 図14〜図15に示されているNAVリセットメカニズムに対応するひとつの方法の実施形態を図解している流れ図を提供している。

Claims (24)

  1. 対称送信機会(TXOP)切断処理方法であって、
    アクセスポイントから局に、複数のデータフレームのうち、切断処理フレームに応答することを合図する標識を含む最終データフレームを送信するステップと、
    前記アクセスポイントにて、前記局から肯定応答を受信するステップと、
    前記アクセスポイントにて、前記アクセスポイントのアドレスを含む基本サービスセット識別(BSSID)フィールドと、前記局の周囲に存在するTXOPを切断するように構成されるCF−endフレームとを含み、前記肯定応答とは異なる第一の切断処理フレームを、前記局から受信するステップと、
    前記第一の切断処理フレームの受信に応答して、前記アクセスポイントの周囲の前記TXOPを切断するように構成されるCF−endフレームを含む第二の切断処理フレームを前記アクセスポイントから送信するステップと、
    を備えたことを特徴とする方法。
  2. 前記第二の切断処理フレームは、前記局、前記アクセスポイント、または第三の局のアドレスを前記第二のフレームの基本サービスセット識別(BSSID)フィールドに含むCF−endフレームを有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第二の切断処理フレームは、前記アクセスポイントのアドレスを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第二の切断処理フレームのBSSIDフィールドは、第三の局のアドレスを含み、
    前記第三の局にて前記第二の切断処理フレームを受信するステップをさらに有する、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記第三の局における前記第二の切断処理フレームの受信に応答して、前記第三の局が当該第三の局周囲の前記TXOPを切断するように構成される第三の切断処理フレームを送信するステップをさらに有する、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第三の切断処理フレームのBSSIDフィールドは、前記第三の局のアドレスを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第二の切断処理フレームは、短インターフレームスペース(SIFS)時間間隔またはPCFインターフレームスペース(PIFS)時間間隔の後に送信される、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第二の切断処理フレームは、前記第一の切断処理フレームにより設定されるNAV持続時間内に送信される、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第一の切断処理フレームは、前記第一の切断処理フレームの持続時間と、短インターフレームスペース(SIFS)時間間隔と、予期される前記第二の切断処理フレームの持続時間とを加えた時間に実質的に等しい物理レイヤ集中プロトコル持続時間を含む、請求項1に記載の方法。
  10. プロセッサと、前記プロセッサにより実行される命令を格納する記憶部とを有するアクセスポイントであって、
    前記プロセッサにより前記命令が実行されることで、
    局に、複数のデータフレームのうち、切断処理フレームに応答することを合図する標識を含む最終データフレームを送信するステップと、
    前記局から肯定応答を受信するステップと、
    前記アクセスポイントのアドレスを含む基本サービスセット識別(BSSID)フィールドと、前記局の周囲に存在するTXOPを切断するように構成されるCF−endフレームとを含み、前記肯定応答とは異なる第一の切断処理フレームを、前記局から受信するステップと、
    前記第一の切断処理フレームの受信に応答して、周囲の前記TXOPを切断するように構成されるCF−endフレームを含む第二の切断処理フレームを送信するステップと
    を実行するアクセスポイント。
  11. 前記第二の切断処理フレームが、前記局、前記アクセスポイント、または第三の局に向けてアドレス設定される、請求項10に記載のアクセスポイント。
  12. 前記第二の切断処理フレームが、前記局のアドレス、前記アクセスポイントのアドレス、または第三の局のアドレスを、当該第二の切断処理フレームの基本サービスセット識別(BSSID)フィールド内に有する、請求項10に記載のアクセスポイント。
  13. アクセスポイントから局に、複数のデータフレームのうち、切断処理フレームに応答することを合図する標識を含む最終データフレームを送信する命令と、
    前記アクセスポイントにて、前記局から肯定応答を受信する命令と、
    前記アクセスポイントにて、前記アクセスポイントのアドレスを含む基本サービスセット識別(BSSID)フィールドと、前記局の周囲に存在するTXOPを切断するように構成されるCF−endフレームとを含み、前記肯定応答とは異なる第一の切断処理フレームを、前記局から受信する命令と、
    前記第一の切断処理フレームの受信に応答して、前記アクセスポイントの周囲の前記TXOPを切断するように構成されるCF−endフレームを含む第二の切断処理フレームを前記アクセスポイントから送信する命令を、コンピュータに実行させるためのプログラム
  14. 前記第一の切断処理フレームが、非基本レートで送信される、請求項1に記載の方法。
  15. 前記第一の切断処理フレームが、非基本レートで送信される、請求項10に記載のアクセスポイント。
  16. 前記第一の切断処理フレームが、非基本レートで送信される、請求項13に記載のプログラム
  17. 前記第二の切断処理フレームが、前記局、前記アクセスポイント、または第三の局に向けてアドレスが設定される、請求項13に記載のプログラム
  18. 前記第二の切断処理フレームが、前記局のアドレス、前記アクセスポイントのアドレス、または前記第二の切断処理フレームの基本サービスセット識別(BSSID)フィールド内の第三の局のアドレスを有する、請求項13に記載のプログラム
  19. 前記第一の切断処理フレームと前記第二の切断処理フレームがそれぞれ基本サービスセット識別(BSSID)フィールドを有する、請求項1に記載の方法。
  20. 前記第一及び第二の切断処理フレームの前記BSSIDフィールドがいずれも前記局及びアクセスポイントのうち少なくとも一つのMACアドレスを有する、請求項19に記載の方法。
  21. 前記第一の切断処理フレームと前記第二の切断処理フレームが、それぞれ基本サービスセット識別(BSSID)フィールドを含む、請求項10に記載のアクセスポイント。
  22. 前記第一及び第二の切断処理フレームの前記BSSIDフィールドがいずれも前記局及びアクセスポイントの少なくとも一つのMACアドレスを含む、請求項21に記載のアクセスポイント。
  23. 前記第一の切断処理フレームと前記第二の切断処理フレームがそれぞれ基本サービスセット識別(BSSID)フィールドを有する、請求項13に記載のプログラム
  24. 前記第一及び第二の切断処理フレームの前記BSSIDフィールドがいずれも前記局及びアクセスポイントの少なくとも一つのMACアドレスを含む、請求項23に記載のプログラム
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