JP2008060977A - 無線通信システム、通信端末、及び無線通信プログラム - Google Patents

無線通信システム、通信端末、及び無線通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】環境に原因があるために通信が失敗したときに新たな制御端末を選択可能な無線通信システム、通信端末及び無線通信プログラムを提供する。
【解決手段】各グループに対する通信状態確認処理において応答のない端末があった場合には、リーダー端末は、今までに通信を失敗していない端末の中から新リーダーを依頼する端末を選択する(S483)。そして、選択した新リーダー依頼端末に対して、リーダーを依頼するデータを送信する(S486,S488)。送信されたデータに対して新リーダー依頼端末が新リーダー依頼受信通知を返してくれば(S490:YES)、その端末がリーダー端末となり、これまでのリーダー端末はメンバー端末に移行する(S491)。一定時間経過後も新リーダー依頼受信通知が返ってこなければ(S492:YES)、他の端末を新リーダー依頼端末に選択し、新リーダーが決まるまで処理を繰り返す。
【選択図】図9

Description

本発明は、無線通信システム、通信端末及び無線通信プログラムに関するものである。
一般に、アクセスポイントを介さない無線アドホック通信において、1つの端末から複数の端末に対して通信を行う場合に、何らかの理由で通信が不可能になる場合が考えられる。例えば、ブロードキャストを行う端末(以下、「制御端末」という。)に支障が生じた場合は、これを別の端末に交代するのが望ましい。そこで、特許文献1では、ブロードキャストを行う制御端末(コーディネーター端末)となりうる端末の優先順位をあらかじめ定めておき、現コーディネーター端末において通信に不都合が生じた場合に、すみやかに交代させる方法が開示されている。
特開2005−6327号公報
しかしながら、無線アドホック通信における通信の失敗の原因としては、制御端末に支障が生じる場合に限らず、受信側の端末が通信範囲外に移動してしまっていたり、遮蔽物がある等、環境に原因がある場合も少なくない。このような場合には、制御端末自身は通信能力を保有しているので、通信が失敗した端末を考慮したり、現在通信可能な端末を考慮する等して柔軟に制御端末自身が次の制御端末を決定するのが望ましいが、上記従来の技術のように予め優先順位を決めておく方法では対処できない。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、環境に原因があるために通信が失敗したときに新たな制御端末を選択可能な無線通信システム、通信端末、及び無線通信プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の無線通信システムは、制御情報を送信する制御端末と、当該制御端末から送信される制御情報に基づき動作する複数の被制御端末とが無線通信ネットワークを介して接続され、前記制御端末及び前記被制御端末は1又は複数のグループに所属し、前記制御情報は当該グループごとに送信される無線通信システムであって、前記制御端末は、前記被制御端末に制御情報を送信する制御情報送信手段と、前記被制御端末から応答情報を受信する応答情報受信手段と、前記応答情報受信手段がいずれかの被制御端末の属するグループから応答情報を所定時間内に受信しなかった場合に、前記被制御端末の中から当該制御端末自身に替わって新たな制御端末となる被制御端末を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された被制御端末に制御端末となることを依頼する依頼情報を送信する依頼情報送信手段と、前記被制御端末から制御端末となることを受諾する受諾情報を受信したときに前記制御端末であることを中止して前記被制御端末となる被制御端末移行手段とを備え、前記被制御端末は、前記制御端末から制御情報を受信する制御情報受信手段と、前記被制御側受信手段により制御情報を受信したときに、前記制御端末に応答情報を送信する応答情報送信手段と、前記制御情報受信手段により受信した制御情報に規定された動作を実行する動作実行手段と、前記制御端末から前記依頼情報を受信する依頼情報受信手段と、前記依頼情報受信手段により依頼情報を受信したときに、前記制御端末に前記受諾情報を送信する受諾情報送信手段と、前記受諾情報送信手段により受諾情報を送信したときに、前記被制御端末であることを中止して前記制御端末となる制御端末移行手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の無線通信システムは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記制御端末が、前記新たな制御端末となりうる被制御端末の候補を作成する候補作成手段を備え、前記選択手段は、前記候補作成手段により作成された候補の中から前記新たな制御端末となる被制御端末を選択することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の無線通信システムは、請求項2に記載の発明の構成に加え、前記制御端末が、前記応答情報受信手段が応答情報を所定時間内に受信しなかった被制御端末のリストである不達リストを作成する不達リスト作成手段を備え、前記候補作成手段は、前記不達リスト作成手段により作成された不達リストにない被制御端末を前記候補として作成することを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の無線通信システムは、請求項1から3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記複数の被制御端末のいずれかは、時間を計測する時間計測端末であり、当該時間計測端末は、時間の経過を計測する計測手段と、前記計測手段により所定時間が経過したか否かを判断する経過判断手段と、前記経過判断手段により所定時間が経過したと判断された場合に、前記制御端末に前記制御端末であることを中止して前記被制御端末となるように指示する移行指示情報を送信する移行指示情報送信手段とを備え、前記移行指示情報送信手段により移行指示情報が送信された場合に、前記制御端末移行手段が動作し、前記制御端末は、前記時間計測端末から前記移行指示情報を受信した場合に前記被制御端末移行手段が動作することを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の無線通信システムは、請求項1から3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記複数の被制御端末のいずれかは、時間を計測する時間計測端末であり、前記制御端末は、全ての前記グループの被制御端末から前記応答情報を受信したか否かを判断する受信判断手段と、前記受信判断手段が全ての前記グループの被制御端末から前記応答情報を受信したと判断したときに、全ての前記グループの被制御端末から前記応答情報を受信したことを示す最終グループ通信完了通知情報を前記時間計測端末に対して送信する最終グループ通信完了通知情報送信手段とを備え、前記受信判断手段が全ての前記グループの被制御端末から前記応答情報を受信したと判断したときに前記被制御端末移行手段が動作し、前記時間計測端末は、時間の経過を計測する計測手段と、前記計測手段により所定時間が経過したか否かを判断する経過判断手段と、前記最終グループ通信完了通知情報を受信する最終グループ通信完了通知情報受信手段とを備え、前記経過判断手段により所定時間が経過したと判断され、且つ、前記最終グループ通信完了通知情報受信手段により前記最終グループ通信完了通知情報が受信された場合に、前記制御端末移行手段が動作することを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の無線通信システムは、請求項1から5のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記被制御端末が、前記制御情報に基づき前記動作実行手段が所定の情報を前記制御端末に送信し、前記制御端末は、前記被制御端末から受信した所定の情報をネットワークを介して接続されたサーバに送信する収集情報送信手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載の通信端末は、無線通信ネットワークを介して相互に接続され、制御情報を送信する制御端末又は当該制御端末から送信される制御情報に基づき動作する被制御端末として機能する通信端末であって、前記制御端末として機能するときは、前記被制御端末に制御情報を送信する制御情報送信手段と、前記被制御端末から応答情報を受信する応答情報受信手段と、前記応答情報受信手段がいずれかの被制御端末の属するグループから応答情報を所定時間内に受信しなかった場合に、前記被制御端末の中から当該制御端末自身に替わって新たな制御端末となる被制御端末を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された被制御端末に制御端末となることを依頼する依頼情報を送信する依頼情報送信手段と、前記被制御端末から制御端末となることを受諾する受諾情報を受信したときに前記制御端末であることを中止して前記被制御端末となる被制御端末移行手段とを備え、前記被制御端末として機能するときは、前記制御端末から制御情報を受信する制御情報受信手段と、前記被制御側受信手段により制御情報を受信したときに、前記制御端末に応答情報を送信する応答情報送信手段と、前記制御情報受信手段により受信した制御情報に規定された動作を実行する動作実行手段と、前記制御端末から前記依頼情報を受信する依頼情報受信手段と、前記依頼情報受信手段により依頼情報を受信したときに、前記制御端末に前記受諾情報を送信する受諾情報送信手段と、前記受諾情報送信手段により受諾情報を送信したときに、前記被制御端末であることを中止して前記制御端末となる制御端末移行手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項8に記載の通信端末は、請求項7に記載の発明の構成に加え、前記制御端末として機能するときに、前記新たな制御端末となりうる被制御端末の候補を作成する候補作成手段を備え、前記選択手段は、前記候補作成手段により作成された候補の中から前記新たな制御端末となる被制御端末を選択することを特徴とする。
また、本発明の請求項9に記載の通信端末は、請求項8に記載の発明の構成に加え、前記制御端末として機能するときに、前記応答情報受信手段が応答情報を所定時間内に受信しなかった被制御端末のリストである不達リストを作成する不達リスト作成手段を備え、前記候補作成手段は、前記不達リスト作成手段により作成された不達リストにない被制御端末を前記候補として作成することを特徴とする。
また、本発明の請求項10に記載の通信端末は、請求項7から9のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記被制御端末として機能するとともに時間を計測する時間計測端末としても機能し、当該時間計測端末として機能するときは、時間の経過を計測する計測手段と、前記計測手段により所定時間が経過したか否かを判断する経過判断手段と、前記経過判断手段により所定時間が経過したと判断された場合に、前記制御端末に前記制御端末であることを中止して前記被制御端末となるように指示する移行指示情報を送信する移行指示情報送信手段とを備え、前記移行指示情報送信手段により移行指示情報が送信された場合に、前記制御端末移行手段が動作することを特徴とする。
また、本発明の請求項11に記載の通信端末は、請求項7から9のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記被制御端末として機能するとともに時間を計測する時間計測端末としても機能し、当該時間計測端末として機能するときは、時間の経過を計測する計測手段と、前記計測手段により所定時間が経過したか否かを判断する経過判断手段と、全ての前記グループの被制御端末から前記応答情報を受信したことを示す最終グループ通信完了通知情報を前記制御端末から受信する最終グループ通信完了通知情報受信手段と、前記経過判断手段により所定時間が経過したと判断され、且つ、前記最終グループ通信完了通知情報受信手段により前記最終グループ通信完了通知情報が受信された場合に、前記制御端末移行手段が動作することを特徴とする。
また、本発明の請求項12に記載の通信端末は、請求項7から11のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記被制御端末として機能するときに、前記制御情報に基づき前記動作実行手段が所定の情報を前記制御端末に送信し、前記制御端末として機能するときに、前記被制御端末から受信した所定の情報をネットワークを介して接続されたサーバに送信する収集情報送信手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項13に記載の無線通信プログラムは、請求項7から12のいずれかに記載の発明の各種処理手段としてコンピュータを機能させる。
本発明の請求項1に記載の無線通信システムは、制御端末がいずれかの被制御端末の属するグループから応答情報を所定時間内に受信しなかった場合に、被制御端末の中から当該制御端末自身に替わって新たな制御端末となる被制御端末を選択し、その選択した被制御端末に制御端末となることを依頼する依頼情報を送信する。被制御端末が依頼情報に応じて受諾情報を送信してくれば、制御端末は被制御端末に移行し、受諾情報を送信してきた被制御端末が制御端末となる。従って、障害物や遮蔽物等の環境に起因していずれかのグループの被制御端末と通信が不能になったときには、被制御端末の中から適当な端末を選んで次の制御端末とすることができる。このため、優先順位を固定的に定めておいて制御端末を交代するような場合と比べ、通信の失敗に対して柔軟に対処することができる。
また、本発明の請求項2に記載の無線通信システムは、請求項1に記載の発明の効果に加え、次の制御端末とすることができる被制御端末の候補を作成し、その候補の中から次の制御端末を選択する。従って、好ましい被制御端末のなかから次の制御端末を選択することができる。このため、次の制御端末の選択や受諾を効率的に行うことができ、次回の通信の成功の確率を高めることができる。
また、本発明の請求項3に記載の無線通信システムは、請求項2に記載の発明の効果に加え、応答情報を送信してこなかった被制御端末のリストである不達リストを作成する。そして、その不達リストにない被制御端末から次の制御端末の候補が作成される。従って、それまでに通信に障害があった被制御端末を次の制御端末に選択することがない。このため、次の制御端末の選択や受諾を効率的に行うことができ、次回の通信の成功の確率を高めることができる。
また、本発明の請求項4に記載の無線通信システムは、請求項1から3のいずれかに記載の発明の効果に加え、複数の被制御端末のいずれかは、時間を計測する時間計測端末であり、時間を計測して、所定時間の経過後に制御端末に移行指示情報を送信する。移行指示情報の送信により、制御端末は被制御端末に移行し、時間計測端末が新たな制御端末となる。従って、一定時間で強制的に制御端末を交代させるので、一定周期で繰り返す制御を実行しているときに、効果的に制御することができる。
また、本発明の請求項5に記載の無線通信システムは、請求項1から3のいずれかに記載の発明の効果に加え、複数の被制御端末のいずれかは、時間を計測する時間計測端末であり、制御端末が時間計測端末でない場合は、全てのグループから応答情報を受信したときに時間計測端末に最終グループ通信完了通知情報を通知するとともに、被制御端末に移行する。時間計測端末は、時間を計測して、所定時間が経過し、かつ、最終グループ通信完了通知情報を受信していれば、制御端末に移行する。従って、全てのグループに対する制御が終了するのを最優先としながら、一定周期で繰り返す制御を実行しているときに、効果的に制御することができる。
また、本発明の請求項6に記載の無線通信システムは、請求項1から5のいずれかに記載の発明の効果に加え、制御端末が収集した被制御端末の情報を外部のサーバに送信する。このため、制御端末が別の端末に移行する際に、制御端末が収集した被制御端末の情報を移行先の端末に送信するなどの処理を行なう必要がない。従って、被制御端末の数が増え、情報量が増加しても、制御端末の記憶容量にかかわらず情報収集制御を実行できる。
また、本発明の請求項7に記載の通信端末は、制御端末または被制御端末として機能する。制御端末のときは、いずれかの被制御端末の属するグループから応答情報を所定時間内に受信しなかった場合に、被制御端末の中から当該制御端末自身に替わって新たな制御端末となる被制御端末を選択し、その選択した被制御端末に制御端末となることを依頼する依頼情報を送信する。被制御端末が依頼情報に応じて受諾情報を送信してくれば、被制御端末に移行する。被制御端末のときは、常時は制御端末から送信される制御情報に従って動作し、制御端末から依頼情報を受信したら、受諾情報を送信して制御端末となる。従って、障害物や遮蔽物等の環境に起因していずれかのグループの被制御端末と通信が不能になったときには、被制御端末の中から適当な端末を選んで次の制御端末とすることができる。このため、優先順位を固定的に定めておいて制御端末を交代するような場合と比べ、通信の失敗に対して柔軟に対処することができる。
また、本発明の請求項8に記載の通信端末は、請求項7に記載の発明の効果に加え、制御端末のときに、次の制御端末とすることができる被制御端末の候補を作成し、その候補の中から次の制御端末を選択する。従って、好ましい被制御端末のなかから次の制御端末を選択することができる。このため、次の制御端末の選択や受諾を効率的に行うことができ、次回の通信の成功の確率を高めることができる。
また、本発明の請求項9に記載の通信端末は、請求項8に記載の発明の効果に加え、制御端末のときに、応答情報を送信してこなかった被制御端末のリストである不達リストを作成する。そして、その不達リストにない被制御端末から次の制御端末の候補が作成される。従って、それまでに通信に障害があった被制御端末を次の制御端末に選択することがない。このため、次の制御端末の選択や受諾を効率的に行うことができ、次回の通信の成功の確率を高めることができる。
また、本発明の請求項10に記載の通信端末は、請求項7から9のいずれかに記載の発明の効果に加え、被制御端末に加えて時間計測端末としても機能し、時間を計測して、所定時間の経過後に制御端末に移行指示情報を送信する。そして、自身が新たな制御端末となる。従って、一定時間で強制的に時間計測端末である被制御端末が制御端末となるので、一定周期で繰り返す制御を実行しているときに、効果的に制御することができる。
また、本発明の請求項11に記載の通信端末は、請求項7から9のいずれかに記載の発明の効果に加え、被制御端末に加えて時間計測端末としても機能し、時間を計測して、所定時間が経過し、かつ、制御端末から全グループからの応答情報受信完了を通知されていれば、制御端末に移行する。従って、全てのグループに対する制御が終了するのを最優先しつつ、一定周期で繰り返す制御を実行しているときに、効果的に制御することができる。
また、本発明の請求項12に記載の通信端末は、請求項7から11のいずれかに記載の発明の効果に加え、制御端末として機能するときに、被制御端末から収集した情報を外部のサーバに送信する。このため、制御端末が別の端末に移行する際に、制御端末が収集した被制御端末の情報を移行先の端末に送信するなどの処理を行なう必要がない。従って、被制御端末の数が増え、情報量が増加しても、制御端末の記憶容量にかかわらず情報収集制御を実行できる。
また、本発明の請求項13に記載の無線通信プログラムは、請求項7から12のいずれかに記載の発明の作用効果を奏することができる。
以下、本発明の実施の形態である無線通信システム100について図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、無線通信システム100の概略について説明する。図1は、無線通信システムの概略を示す説明図である。
図1に示す無線通信システム100は、複数の無線通信端末がアドホック通信を実行するものである。各無線通信端末は、物理的な構成は同一であるが(詳細は後述)、制御情報を他の端末に送信する制御端末(以下、「リーダー端末」という。)と、制御情報を受信してその制御情報に従った所定の動作を実行する被制御端末(以下、「メンバー端末」という。)のいずれかとして機能する。無線通信システム100には、複数のグループ3(図1では、グループA、グループB、グループCの3つ)が存在し、各メンバー端末2は、いずれかのグループに所属している。リーダー端末1は、各グループ単位で同期通信を実行する。
ここで、リーダー端末1からグループCへの同期通信が失敗した場合、リーダー端末1は、いずれかのメンバー端末2に対して、自身に代わってリーダー端末になってくれるように依頼する。依頼されたメンバー端末2は、新リーダー端末4となり、以後の通信はその新リーダー端末4がリーダー端末1として実行し、それまでのリーダー端末1は、メンバー端末2となる。
次に、図2及び図3を参照して、無線通信システム100を構成する通信端末(リーダー端末1及びメンバー端末2)の電気的構成について説明する。図2は、リーダー端末1及びメンバー端末2の電気的構成を示すブロック図である。図3は、RAM30の記憶領域を示す模式図である。
図2に示すように、リーダー端末1及びメンバー端末2は、通信端末としての全体を制御するCPU10と、プログラム等を記憶したROM20と、データを一時的に記憶するRAM30とを備えている。そして、ROM20とRAM30とは、バスを介してCPU10に接続されている。また、リーダー端末1及びメンバー端末2には、各種のセンサ40、出力装置60が設けられている。センサ40には、例えば温度センサ、赤外線センサ、光センサ、マイク等が用いられる。また、出力装置60としては、例えばLEDやモータ、スピーカ等が用いられる。さらに、リーダー端末1及びメンバー端末2は、他の端末と通信するための無線装置50を備えている。
また、図3に示すように、RAM30には、リーダー端末1として機能しているか否かを示すコントロールフラグを記憶するコントロールフラグ記憶領域31,リーダー端末1から各グループのメンバー端末2に通信状態の確認をした際に応答が返ってきた端末のリストを記憶しておく通信成功端末記憶領域32,通信グループの順序を記憶した通信グループ記憶領域33,全端末のIDを記憶した全端末記憶領域34,リーダー端末として機能したことのある端末のリストを記憶する元リーダー端末記憶領域35,リーダーを依頼したが応答が返ってこなかった端末のリストを記憶するリーダー依頼失敗端末記憶領域36、全端末の中で通信制後端末リストにない端末のリストを記憶する通信失敗端末記憶領域37等の記憶領域が設けられている。
次に、図4〜図10を参照して、第一実施形態の無線通信システム100の動作について説明する。図4は、第一実施形態の無線通信システム100で送受信される送受信データ200の説明図である。図5は、第一実施形態の通信端末のメイン処理のフローチャートである。図6は、メイン処理の中で実行されるリーダー端末処理のフローチャートである。図7は、リーダー端末処理の中で実行される通信状態確認処理のフローチャートである。図8は、リーダー端末処理の中で実行される制御情報送信処理のフローチャートである。図9は、リーダー端末処理の中で実行される新リーダー依頼処理のフローチャートである。図10は、メイン処理の中で実行されるメンバー端末処理のフローチャートである。
第一実施形態の無線通信システム100では、図4に示すような送受信データ200が送受信される。図4に示すように、送受信データ200は、送信元情報、送信先情報、情報タイプ、元リーダー端末リストの4つの項目から構成されている。送信元情報には、当該データを送信する端末のIDが格納される。送信先情報には、送信相手のグループIDもしくは端末IDが格納される。無線通信システム100では、ブロードキャスト通信が行われるので、送信相手のIDが必須となる。各端末は、受信したデータの送信先情報が自端末ID又は自端末が属しているグループのIDと一致する場合に自身に向けたデータであると判断する。情報タイプには、1〜5のいずれかの値が格納される。ここでは、1:通信状態確認、2:通信状態確認受信通知、3:制御情報、4:新リーダー依頼、5:新リーダー依頼受信通知となっている。そして、情報タイプが4の場合には、以前にリーダー端末だった端末のリストである元リーダー端末リストが添付される。
第一実施形態では、通信端末は図5に示すようなメイン処理を電源投入から電源OFFまで繰り返し実行する。このメイン処理の中で、当該端末が現在リーダー端末1であればリーダー端末としての処理が実行され、メンバー端末2であればメンバー端末としての処理が実行される。
図5に示すように、電源が投入されると、メイン処理が開始され、まず、RAM30の内容をクリアする等初期化処理を実行する(S10)。そして、コントロールフラグ記憶領域31に「1」が記憶されているか、すなわち、コントロールフラグ(control_flg)が「ON」であるかを判断する(S20)。コントロールフラグは、その通信端末がリーダー端末1である場合に「ON」とされる。初回のリーダー端末1には、既定値でコントロールフラグ記憶領域31に「1」が記憶されている。また、リーダー端末1が交代する毎に、それまでのリーダー端末1のコントロールフラグは「OFF」とされ、新しいリーダー端末1のコントロールフラグが「ON」とされる(詳細は後述)。
従って、コントロールフラグが「ON」の場合には(S20:YES)、リーダー端末処理が実行される(S30)。コントロールフラグが「OFF」の場合には(S20:NO)、メンバー端末処理が実行される(S50)。
そして、リーダー端末処理又はメンバー端末処理が終了すると、電源がOFFされたか否かを判断し(S70)、OFFされていれば(S70:YES)、全処理を終了する。OFFでなければ(S70:NO)、S20に戻り、処理を繰り返す。
次に、図6〜図9を参照して、リーダー端末処理について説明する。図4の送受信データの内容についても適宜参照する。図6に示すように、リーダー端末処理が開始されると、まず、各メンバー端末と通信できるかどうかをグループ毎に確認する通信状態確認処理を実行する(S32)。
ここで、図7を参照して通信状態確認処理の詳細を説明する。通信状態確認処理が開始されると、まず、通信成功端末記憶領域32に記憶されている通信成功端末リストを初期化する(S321)。そして、送信データの設定を行う(S322)。前述のように、本実施形態では、送受信データは図4のような構成になっているので、送信先にこれから通信を実行する対象のグループ(現通信グループ)のIDを格納し、情報タイプに「1」を格納する。情報タイプ「1」は、通信状態の確認をメンバー端末2に問い合わせるためのものである。
次に、メンバー端末2から応答が帰ってくるまでの経過時間を計測するために、タイマをスタートさせる(S323)。そして、S322で設定した送信データを送信する(S324)。
次に、メンバー端末2からデータを受信したか否かを判断する(S325)。データを受信していなければ(S325:NO)、S328に進み、S323のデータ送信から一定時間が経過したか否かを判断する。
データを受信した場合には(S325:YES)、受信データの情報タイプが「2」であるか否かを判断する(S326)。情報タイプ「2」は、メンバー端末2が、情報タイプ「1」のデータ送信を受けて発信する、「通信状態確認受信通知」である。情報タイプが「2」であれば(S326:YES)、そのデータを送ってきたメンバー端末2(送信元のメンバー端末2)とは通信可能な状態であることがわかるので、送信元のメンバー端末2の端末IDを受信データから取り出し、通信成功端末リストに登録し、通信成功端末記憶領域32に記憶する(S327)。
S327の終了後、又は、S326で情報タイプが「2」でない場合は(S326:NO)、S328に進み、S323のデータ送信から一定時間が経過したか否かを判断する。
S323のデータ送信から一定時間が経過していない場合には(S328:NO)、S325に戻り、他のメンバー端末からのデータ受信を待って、その情報タイプを判断する処理を繰り返す。一定時間が経過すれば(S328:YES)、リーダー端末処理に戻る。
リーダー端末処理に戻ると(図6)、次に、通信成功端末記憶領域32に記憶されている通信成功端末リストを検索する(S33)。先に述べたように、通信成功端末リストには、通信状態確認処理において応答が帰ってきた端末のみがリストアップされている。これを、全端末記憶領域34に記憶されている全端末リストと照合し、現在通信の対象としている現通信グループの全てのメンバー端末が通信成功端末リストに登録されているか否かを判断する(S34)。
現通信グループの全ての端末が通信成功端末リストに登録されている場合には(S34:YES)、このグループについては今のリーダー端末1で通信失敗事例がないということだから、元リーダー端末リストを初期化する(S35)。そして、現通信グループに対して制御情報を送信する処理を実行する(S36)。
ここで、図8を参照して、制御情報送信処理の詳細を説明する。制御情報送信処理が開始されると、まず、送信データの設定を行う(S361)。前述のように、本実施形態では、送受信データ200は図4のような構成になっているので、送信先にこれから通信を実行する対象のグループ(現通信グループ)のIDを格納し、情報タイプに「3」を格納する。情報タイプ「3」は、メンバー端末3に何らかの処理を実行させるためのものである。メンバー端末3に実行させる処理の内容(制御内容)は、あらかじめ定めておいても良いし、送信データと共に制御の内容をコマンドの形で送信するようにしても良い。処理の例としては、端末におけるLEDの発光、モータの振動、音声の出力等が挙げられる。送信データの設定が完了したら、実際にそのデータを送信し(S362)、リーダー端末処理に戻る。ここでのデータ送信は、ブロードキャストで行われ、送信先には現通信グループのIDが格納されているので、該当するグループに属しているメンバー端末2がそれぞれ制御情報に基づく処理を実行することとなる(詳細はメンバー端末処理の説明で後述)。
リーダー端末処理に戻ると(図6)、次に、現通信グループのIDが通信グループ記憶領域33に記憶されている通信グループリストの最終グループのIDか否かを判断する(S38)。現通信グループが最終グループでない場合には(S38:NO)、次のグループに制御情報を送信するために、現通信グループIDに次のグループのIDを設定し(S39)、メイン処理に戻る。一方、現通信グループが最終グループの場合には(S38:YES)、最初のグループに戻って制御情報を送信するために、現通信グループIDに通信グループリストの最初のグループIDを設定し(S40)、メイン処理に戻る。
一方、通信成功端末リストの検索の結果、現通信グループの端末に通信成功端末リストに登録されていない端末がある場合には(S34:NO)、通信成功端末リストにない端末を通信失敗端末リスト(不達リスト)に登録し、通信失敗端末記憶領域37に記憶する(S47)。そして、今のリーダー端末で通信失敗事例が発生したため、新たなリーダー端末の依頼をするための新リーダー依頼処理を行う(S48)。その後、メイン処理に戻る。
ここで、図9を参照して、新リーダー依頼処理の詳細を説明する。新リーダー依頼処理が開始されると、まず、各種の初期化処理を実行する(S481)。そして、元リーダー端末リストに自身の端末IDを登録して元リーダー端末記憶領域35に記憶する(S482)。
次に、新たにリーダーを依頼する端末を選択する(S483)。ここでは、元リーダー端末リスト、今までにリーダーを依頼して失敗したことがある端末のリストであるリーダー依頼失敗端末リスト、通信失敗端末リストにそれぞれ登録されている端末を除外し、残りの端末の中から選択する。選択する順序は、あらかじめ定められているリストの順でもよいし、リストに各端末の処理能力も登録しておき、それらの処理能力の情報に基づいて選択してもよいし、ランダムに選択してもよい。また、予め各端末の位置の情報を登録しておき、通信が失敗した端末に近い位置の端末から順に選択してもよい。また、予めリーダー端末1が、各端末からの受信信号強度の一覧を作っておき、受信信号強度が弱い端末(最も遠距離の端末)を選んだり、受信信号強度が中央値の端末(真ん中にいる確率が高い端末)を選んだり、通信が失敗した端末の受信信号強度と最も近い受信信号強度の端末(通信が失敗した端末に近い位置にある確率が高い端末)を選んだりしてもよい。尚、本実施形態ではランダムに選択するものとする。
次に、S483で新リーダーを依頼できる端末(依頼前の端末)が存在したかどうかを判断する(S484)。S483では、3種のリストに登録されている端末を除外して新リーダー候補としているので、候補となる端末が残っていない場合がある。その場合には(S484:NO)、リーダー依頼失敗端末リストを初期化し(S485)、S483に戻る。この結果、S483では、リーダー依頼失敗端末リストに登録されていた端末で、元リーダー端末リスト、通信失敗端末リストには登録されていない端末の中から新リーダー依頼端末が選択されることになる。尚、S483で選択するときに、3種のリストを全て用いるのではなく、通信失敗端末リストに登録されている端末を除外して選択するようにしてもよい。その場合は、S485の処理は不要となる。また、S485で元リーダー端末リストも初期化するようにしてもよい。
新リーダーを依頼できる端末(依頼前の端末)が存在する場合には(S484:YES)、次に、その新リーダー依頼端末に送信するデータの設定を行う(S486)。すなわち、送信先に新リーダー依頼端末のIDが設定され、情報タイプに新リーダー依頼を意味する「4」が設定される。さらに、新リーダー端末がこれまでにリーダーとなった端末を把握できるように、元リーダー端末リストを元リーダー端末記憶領域35から呼び出して格納する。
次に、新リーダー依頼端末からの応答時間を計測するためにタイマーをスタートする(S487)。そして、新リーダー依頼端末にS486で設定したデータを送信する(S488)。ここでのデータ送信は、ブロードキャストで行われ、送信先には新リーダー依頼端末のIDが格納されているので、そのIDを有するメンバー端末2は、データを受信すると、後述のメンバー端末処理で説明するように、新リーダー依頼受信通知を送信してくる。
そこで、次に、データを受信したか否かを判断する(S489)。データを受信した場合には(S489:YES)、受信データの情報タイプが「5」であるか否かを判断する(S490)。情報タイプ「5」は、メンバー端末2が、情報タイプ「4」のデータ送信を受けて発信する、「新リーダー依頼受信通知」である。情報タイプが「5」であれば(S490:YES)、そのデータを送ってきたメンバー端末2が新リーダー端末4となることが可能であることがわかるので、自身はリーダー端末1であることを中止してメンバー端末2に移行する。このために、コントロールフラグをOFFにする(S491)。そして、リーダー端末処理、さらに、メイン処理に戻る。メイン処理では、コントロールフラグがOFFとなっているので、メンバー端末2としての処理が実行される(図5、S20:YES)。
データを受信していない場合(S489:NO)、又は、受け取ったデータの情報タイプが「5」でない場合には(S490:NO)、S492に進み、S488のデータ送信から一定時間が経過したか否かを判断する(S492)。データ送信から一定時間が経過していない場合には(S492:NO)、S489に戻り、データ受信を待って、その情報タイプを判断する処理を繰り返す。一定時間が経過すれば(S492:YES)、選択された新リーダー端末4との間の通信が失敗しており、その端末がリーダー端末1となることが不可能であるから、リーダー依頼失敗端末リストにS486で設定した送信先端末IDを登録してリーダー依頼失敗端末記憶領域36に記憶する(S493)。そして、新たな新リーダー依頼端末を選択するためにS483に戻り、処理を繰り返す。以上により、新リーダー端末4が依頼された状態で新リーダー依頼処理が終了し、リーダー端末処理を経て、メイン処理に戻る。
次に、図10を参照して、メンバー端末処理について説明する。メンバー端末処理は、メイン処理(図5)において、その端末のコントロールフラグがOFFである場合に(S20:NO)なされる処理である。
メンバー端末処理が開始されると、まず、データを受信したか否かを判断する(S51)。本実施形態では、データはブロードキャストで送信されるので、各端末は、自端末ID又は自端末が属するグループのIDが送信先IDであるものを選別して受信する。受信していなければ、(S51:NO)、すなわち、送信先IDが自端末ID又は自グループIDである送信がなければ、次のデータを受信するまで待機する。
受信した場合には(S51:YES)、次に、受信したデータの情報タイプを順に判断し(S52,S55,S59)、そのタイプに従った処理を実行する。
まず、受信した情報タイプが「1」かどうかを判断する(S52)。受信情報タイプが「1」なら(S52:YES)、それはリーダー端末1からの通信状態確認メッセージであるから、これに対する応答メッセージを送信するため、送信データの設定を行う(S53)。すなわち、送信先に、受信したデータの送信元端末ID(現在のリーダー端末1のID)を設定し、情報タイプを「2」とする。情報タイプ「2」は、通信状態確認受信通知を意味している。そして、設定したデータを送信し(S54)、S51に戻ってデータ受信を待つ。
受信した情報タイプが「1」でなければ(S52:NO)、次に、受信した情報タイプが「3」かどうかを判断する(S55)。受信情報タイプが「3」なら(S55:YES)、それはリーダー端末1からの動作実行指示であるから、予め定められた処理、もしくは、制御情報と共に送信されてきたコマンドに基づいて処理を実行する(S56)。S51に戻ってデータ受信を待つ。尚、制御情報に従った処理を実行するとともに、実行した旨のデータをリーダー端末1に送信するようにしてもよい。
受信した情報タイプが「3」でなければ(S55:NO)、次に、受信した情報タイプが「4」かどうかを判断する(S59)。受信情報タイプが「4」なら(S59:YES)、それは現在のリーダー端末1からの新リーダー依頼であるから、これに対する受諾メッセージを送信するため、送信データの設定を行う(S60)。すなわち、送信先に、受信したデータの送信元端末ID(現在のリーダー端末1のID)を設定し、情報タイプを「5」とする。情報タイプ「5」は、新リーダー依頼受信通知を意味している。そして、設定したデータを送信し(S61)、次回の処理から自身をリーダー端末1として機能させるために、コントロールフラグをONにする(S62)。そして、メイン処理に戻る。ここで、コントロールフラグがONとなったので、メイン処理の次の回の処理では、リーダー端末処理が行われる(図6,S20:YES、S30)。
受信情報タイプが「4」でなければ(S59:NO)、そのままS51に戻ってデータ受信を待つ。
以上説明したように、第一実施形態の無線通信システム100では、各通信端末は、全ての端末のIDを記憶し、リーダー端末1又はメンバー端末2として機能する。また、自身が現在リーダー端末1であるかメンバー端末2であるかをコントロールフラグのON・OFFにより識別している。コントロールフラグがONのときにはリーダー端末としての処理を実行し、コントロールフラグがOFFのときには、メンバー端末としての処理を実行する。リーダー端末1としての処理では、グループ毎にメンバー端末との通信状況を確認し、グループ毎に制御情報を送信し、各メンバー端末に処理を実行させる。通信状況の確認の際に、通信ができないメンバー端末があることが判明した場合には、自身に代えて新たなリーダー端末を選択し、その新リーダー依頼端末にリーダーを依頼する。新リーダー依頼端末から返信があれば、それまでのリーダー端末1はコントロールフラグをOFFにすることにより、リーダー端末1であることを止め、メンバー端末2に移行する。従って、障害物の存在や端末の移動等により、現リーダー端末1から通信ができないメンバー端末2がある場合には、他の端末をリーダー端末1とすることができる。新リーダー依頼端末は、今までに通信の失敗していない端末のリストから選択され、かつ、新リーダーの依頼の送信に対して応答してきた端末を新リーダー端末とするので、通信失敗履歴のない端末が新リーダーとなり、通信の成功の可能性を高く保つことができる。
尚、上記第一実施形態において、図6のS36及び図8で制御情報送信処理を実行するCPU10が本発明の制御情報送信手段に相当する。また、図8のS325でデータ受信処理を実行するCPU10が本発明の応答情報受信手段に相当する。また、図9のS483で新リーダー依頼端末選択処理を実行するCPU10が本発明の選択手段に相当する。また、図9のS486及びS488で新リーダー依頼データを送信するCPU10が本発明の依頼情報送信手段に相当する。また、図9のS491でコントロールフラグをOFFにするCPU10が本発明の被制御端末移行手段に相当する。また、図10のS51でデータ受信処理を実行するCPU10が本発明の制御情報受信手段に相当する。また、図10のS53及びS54で通信状態確認受信通知を送信するCPU10が本発明の応答情報受信手段に相当する。また、図10のS56で制御情報に基づく動作を実行するCPU10が本発明の動作実行手段に相当する。図10のS59で新リーダー依頼情報を受信するCPU10が本発明の依頼情報受信手段に相当する。また、図10のS60及びS61で新リーダー依頼受信通知を送信するCPU10が本発明の受諾情報送信手段に相当する。また、図10のS62でコントロールフラグをONにするCPU10が本発明の制御端末移行手段に相当する。また、図6のS47で通信失敗端末リストに登録するCPU10が本発明の不達リスト作成手段に相当する。
次に、メンバー端末2に対するグループ毎の制御を一定周期で繰り返すために、時間を計測する端末を設けた場合の第二実施形態について、図11〜図17を参照して説明する。図11は、第二実施形態の無線通信システム100で送受信される送受信データ200の説明図である。図12は、第二実施形態の通信端末のメイン処理のフローチャートである。図13は、メイン処理で起動されるタイマ処理のフローチャートである。図14は、メイン処理の中で実行されるリーダー端末処理のフローチャートである。図15は、リーダー端末処理の中で実行される通信状態確認処理のフローチャートである。図16は、リーダー端末処理の中で実行される新リーダー依頼処理のフローチャートである。図17は、リーダー端末処理の中で起動されるデータ受信処理のフローチャートである。
第二実施形態の無線通信システム100では、図11に示すような送受信データ200が送受信される。図11に示すように、送受信データ200は、送信元情報、送信先情報、情報タイプ、元リーダー端末リストの4つの項目から構成されている。送信元情報には、当該データを送信する端末のIDが格納される。送信先情報には、送信相手のグループIDもしくは端末IDが格納される。無線通信システム100では、ブロードキャスト通信が行われるので、送信相手のIDが必須となる。各端末は、受信したデータの送信先情報が自端末ID又は自端末が属しているグループのIDと一致する場合に自身に向けたデータであると判断する。情報タイプには、1〜6のいずれかの値が格納される。ここでは、1:通信状態確認、2:通信状態確認受信通知、3:制御情報、4:新リーダー依頼、5:新リーダー依頼受信通知、6:リーダー終了コマンドとなっている。そして、情報タイプが4の場合には、以前にリーダー端末だった端末のリストである元リーダー端末リストが添付される。
第二実施形態では、通信端末は図12に示すようなメイン処理を電源投入から電源OFFまで繰り返し実行する。このメイン処理の中で、当該端末が現在リーダー端末1であればリーダー端末としての処理が実行され、メンバー端末2であればメンバー端末としての処理が実行される。
図12に示すように、電源が投入されると、まず、RAM30の内容をクリアする等初期化処理を実行する(S10)。次に、自身が時間を計測している時間計測端末か否かを判断する(S11)。時間計測端末は、本実施形態では無線通信システム100に属する端末のいずれかが予め指定されている。例えば、初回のリーダー端末1を時間計測端末にしてもよい。自端末が時間計測端末だった場合には(S11:YES)、タイマ処理を起動する(S12)。自端末が時間計測端末でない場合には(S11:NO)、そのままS13に進む。
ここで、図13を参照して、タイマ処理の詳細を説明する。タイマ処理は、一定時間が経過したときに、全ての処理を終了させ、時間計測端末をリーダー端末1とするために、時間を計測する処理である。メイン処理により起動された後、タイマ処理は繰り返し実行されるので、時間計測端末は、一定時間毎にリーダー端末に戻ることになる。
タイマ処理が起動されると、まず、タイマをスタートする(S121)。そして、一定時間が経過したかどうかを判断する(S122)。一定時間が経過していなければ(S122:NO)、一定時間経過まで待機する。一定時間が経過していれば(S122:YES)、タイマをストップして(S123)、「go_round」変数に「1」を設定する(S124)。そして、メイン処理以外の全ての処理を終了してメイン処理に戻す(S125)。そして、S121に戻り、再度タイマをスタートさせる。以上の処理を繰り返すことにより、一定時間ごとに時間計測端末の処理はメイン処理に戻されることになる。
タイマ処理の起動が終了すると、メイン処理に戻り(図12)、次に、「go_round」変数が「1」か否かを判断する。タイマ処理(図13)により、一定時間が経過したときに、「go_round」変数に1が設定されているので、「go_round」変数が「1」であれば、全ての端末に向けてリーダ終了コマンドを送信するための送信データの設定をする(S14)。すなわち、送信先には全グループを意味するID、情報タイプに「6」を設定する。情報タイプ「6」は、現在のリーダー端末1にリーダーを終了させるコマンドである。そして、設定したデータを送信する(S15)。この送信データを受信したリーダー端末1は、後述するように、コントロールフラグを「OFF」にして、メイン処理に戻るため(図17参照)、その時点でリーダー端末1であることを中止し、メンバー端末2に移行する。
以上で一定時間経過時の処理が終了したので、「go_round」変数に「0」を設定し、コントロールフラグ(control_flg)を「ON」にして、これから通信対象とする現通信グループIDに通信グループリストの最初の通信グループのIDを設定する(S17)。この処理により、コントロールフラグが「ON」とされるので、時間計測端末は、それまでのリーダー端末1に替わって自らがリーダー端末1に移行することになる。
次に、コントロールフラグ記憶領域31に「1」が記憶されているか、すなわち、コントロールフラグ(control_flg)が「ON」であるかを判断する(S20)。
コントロールフラグが「ON」の場合には(S20:YES)、リーダー端末処理が実行される(S30)。コントロールフラグが「OFF」の場合には(S20:NO)、メンバー端末処理が実行される(S50)。リーダー端末処理については、後述する。メンバー端末処理については、第一実施形態と同様なので説明を省略する。
そして、リーダー端末処理又はメンバー端末処理が終了すると、電源がOFFされたか否かを判断し(S70)、OFFされていれば(S70:YES)、全処理を終了する。OFFでなければ(S70:NO)、S20に戻り、処理を繰り返す。
次に、図14〜図17を参照して、リーダー端末処理について説明する。図14に示すように、リーダー端末処理が開始されると、まず、データ受信処理を起動する(S31)。データ受信処理は、他の端末からのデータ受信を受けて、その情報タイプ毎に異なる処理を実行するものである。また、データ受信処理は、時間計測端末の場合はタイマ処理(図13)起動後に一定時間経過した時(図13,S125)、時間計測端末以外の端末の場合は時間計測端末から処理を終了する指示であるリーダー終了コマンドが送信されてくるまで(図17、S318参照)、繰り返し処理を実行する。ここで、データ受信処理について、図17を参照して説明する。
データ受信処理が起動されると、まず、データを受信したか否かを判断する(S311)。受信していなければ、(S311:NO)、受信するまで待機する。受信した場合には(S311:YES)、次に、受信したデータの情報タイプを順に判断し(S312,S314,S316)、そのタイプに従った処理を実行する。
まず、受信した情報タイプが「2」かどうかを判断する(S312)。情報タイプ「2」は、メンバー端末2が、情報タイプ「1」のデータ送信を受けて発信する、「通信状態確認受信通知」である。情報タイプが「2」であれば(S312:YES)、そのデータを送ってきたメンバー端末2(送信元のメンバー端末2)とは通信可能な状態であることがわかるので、送信元のメンバー端末2の端末IDを受信データから取り出し、通信成功端末リストに登録し、通信成功端末記憶領域32に記憶する(S313)。そして、S311に戻ってデータ受信を待つ。通信成功端末リストは、後述する通信状態確認処理で初期化される。そして、並行して処理されている本データ受信処理がS313を実行するたびに通信に成功した端末がリストに追加される。
受信した情報タイプが「2」でなければ(S312:NO)、次に、受信した情報タイプが「5」か否かを判断する(S314)。情報タイプ「5」は、メンバー端末2が、情報タイプ「4」のデータ送信を受けて発信する、「新リーダー依頼通知」である。情報タイプが「5」であれば(S314:YES)、そのデータを送ってきた端末が新リーダー端末4となることが可能であることがわかるので、依頼成功フラグに「1」を記憶する(S315)。後述するように、この依頼成功フラグは、新リーダー依頼処理の中で参照される(図16,S494)。そして、S311に戻ってデータ受信を待つ。
受信した情報タイプが「5」でなければ(S314:NO)、次に、受信した情報タイプが「6」か否かを判断する(S316)。情報タイプ「6」は、時間計測端末が、一定時間が経過したときに現在のリーダー端末1に対してリーダー端末1としての処理を直ちに中止するように求めるコマンドである。そこで、情報タイプが「6」であれば(S316:YES)、コントロールフラグを「OFF」として(S317)、メイン処理以外の全ての処理を終了し、メイン処理に戻る(S318)。データ受信処理も終了される。
リーダー端末処理に戻ると(図14)、データ受信処理を起動(S31)した後、次に、各メンバー端末2と通信できるかどうかをグループ毎に確認する通信状態確認処理を実行する(S32)。
ここで、図15を参照して通信状態確認処理の詳細を説明する。通信状態確認処理が開始されると、まず、通信成功端末記憶領域32に記憶されている通信成功端末リストを初期化する(S331)。そして、送信データの設定を行う(S332)。前述のように、本実施形態では、送受信データ200は図11のような構成になっているので、送信先にこれから通信を実行する対象のグループ(現通信グループ)のIDを格納し、情報タイプに「1」を格納する。情報タイプ「1」は、通信状態の確認をメンバー端末に問い合わせるためのものである。
次に、メンバー端末2から応答が帰ってくるまでの経過時間を計測するために、タイマをスタートさせる(S333)。そして、S332で設定した送信データを送信する(S334)。そして、一定時間が経過したか否かを判断する(S335)。一定時間が経過していなければ(S335:NO)、そのまま待機する。一定時間が経過したら(S335:YES)、リーダー端末処理に戻る。ここで一定時間の経過を待っている間に、データ受信処理(図17)が継続して実行されているので、各メンバー端末2から通信状態確認受信通知が届く度に通信成功端末リストにその端末のIDが登録されている(図17,S313)。
リーダー端末処理に戻ると(図14)、次に、通信成功端末記憶領域32に記憶されている通信成功端末リストを検索する(S33)。ここで検索される通信成功端末リストは、通信状態確認処理で一定時間待機している間に、データ受信処理処理において情報タイプ「2」のデータを受信したときに端末IDを登録した結果となっている。これを、全端末記憶領域34に記憶されている全端末リストと照合し、現在通信の対象としている現通信グループの全てのメンバー端末が通信成功端末リストに登録されているか否かを判断する(S34)。
現通信グループの全ての端末が通信成功端末リストに登録されている場合には(S34:YES)、現通信グループについては今のリーダー端末で通信失敗事例がないということだから、元リーダー端末リストを初期化する(S35)。そして、現通信グループに対して制御情報を送信する処理を実行する(S36)。制御情報送信処理の詳細は、図8を参照して説明した第一実施形態と同様なのでここでは説明を省略する。
次に、現通信グループのIDが通信グループ記憶領域33に記憶されている通信グループリストの最終グループのIDか否かを判断する(S38)。現通信グループが最終グループでない場合には(S38:NO)、次のグループに制御情報を送信するために、現通信グループIDに次のグループのIDを設定し(S39)、メイン処理(図12)に戻る。一方、現通信グループが最終グループの場合には(S38:YES)、コントロールフラグ(control_flg)を「OFFにしてから(S40)、メイン処理(図12)に戻る。
一方、通信成功端末リストの検索の結果、現通信グループの端末に通信成功端末リストに登録されていない端末がある場合には(S34:NO)、通信成功端末リストにない端末を通信失敗端末リストに登録し、通信失敗端末記憶領域37に記憶する(S47)。そして、今のリーダー端末1で通信失敗事例が発生したため、新たなリーダー端末1の依頼をするための新リーダー依頼処理を行う(S48)。その後、メイン処理(図12)に戻る。
ここで、図16を参照して、新リーダー依頼処理の詳細を説明する。新リーダー依頼処理が開始されると、まず、各種の初期化処理を実行する(S481)。そして、元リーダー端末リストに自身の端末IDを登録して元リーダー端末記憶領域35に記憶する(S482)。
次に、新たにリーダーを依頼する端末を選択する(S483)。ここでは、元リーダー端末リスト、今までにリーダーを依頼して失敗したことがある端末のリストであるリーダー依頼失敗端末リスト、通信失敗端末リストにそれぞれ登録されている端末を除外し、残りの端末の中から選択する。選択する順序は、あらかじめ定められているリストの順でもよいし、リストに各端末の処理能力も登録しておき、それらの処理能力の情報に基づいて選択してもよいし、ランダムに選択してもよい。また、予め各端末の位置の情報を登録しておき、通信が失敗した端末に近い位置の端末から順に選択してもよい。また、予めリーダー端末1が、各端末からの受信信号強度の一覧を作っておき、受信信号強度が弱い端末(最も遠距離の端末)を選んだり、受信信号強度が中央値の端末(真ん中にいる確率が高い端末)を選んだり、通信が失敗した端末の受信信号強度と最も近い受信信号強度の端末(通信が失敗した端末に近い位置にある確率が高い端末)を選んだりしてもよい。尚、本実施形態ではランダムに選択するものとする。
次に、S483で新リーダーを依頼できる端末(依頼前の端末)が存在したかどうかを判断する(S484)。S483では、3種のリストに登録されている端末を除外して新リーダー候補としているので、候補となる端末が残っていない場合がある。その場合には(S484:NO)、リーダー依頼失敗端末リストを初期化し(S485)、S483に戻る。この結果、S483では、リーダー依頼失敗端末リストに登録されていた端末で、元リーダー端末リスト、通信失敗端末リストには登録されていない端末の中から新リーダー依頼端末が選択されることになる。尚、S483で選択するときに、3種のリストを全て用いるのではなく、通信失敗端末リストに登録されている端末を除外して選択するようにしてもよい。その場合は、S485の処理は不要となる。また、S485で元リーダー端末リストも初期化するようにしてもよい。
新リーダーを依頼できる端末(依頼前の端末)が存在する場合には(S484:YES)、次に、その新リーダー依頼端末に送信するデータの設定を行う(S486)。すなわち、送信先に新リーダー依頼端末のIDが設定され、情報タイプに新リーダー依頼を意味する「4」が設定される。さらに、新リーダー端末4がこれまでにリーダーとなった端末を把握できるように、元リーダー端末リストを元リーダー端末記憶領域35から呼び出してセットする。
次に、新リーダー依頼端末からの応答時間を計測するためにタイマーをスタートする(S487)。そして、新リーダー依頼端末にS486で設定したデータを送信する(S488)。そして、データ送信から一定時間が経過したか否かを判断する(S492)。一定時間が経過していない場合には(S492:NO)、一定時間が経過するまで待機する。ここで待機している間も、前述のデータ受信処理(図17)は継続して実行されているので、新リーダー依頼端末がS488のデータを受信すると、情報タイプ「5」の新リーダー依頼受信通知を送信してくるのが受信される(S314:YES)。そして、この場合には、依頼成功フラグが「1」とされている(S315)。
一定期間が経過したら(S492:YES)、次に、依頼成功フラグに「1」が記憶されているか否かを判断する(S494)。依頼成功フラグは、前述のように、データ受信処理の中で、新リーダー依頼受信通知が受信されたときに「1」が記憶されるものである(図17,S315)。
依頼成功フラグが「1」の場合には(S494:YES)、新リーダー端末4が決定しているので、自身はリーダー端末1であることを中止し、メンバー端末2に移行するため、コントロールフラグをOFFにする(S495)。そして、リーダー端末処理、さらに、メイン処理に戻る。メイン処理では、コントロールフラグがOFFとなっているので、メンバー端末としての処理が実行される(図12、S20:YES、S50)。
依頼成功フラグが「1」でない場合には(S494:NO)、選択された新リーダー端末4との間の通信が失敗しており、その端末がリーダー端末となることが不可能であるから、リーダー依頼失敗端末リストにS486で設定した送信先端末IDを登録してリーダー依頼失敗端末記憶領域36に記憶する(S496)。そして、新たな新リーダー依頼端末を選択するためにS483に戻り、処理を繰り返す。以上により、新リーダーの依頼が成功した状態で新リーダー依頼処理が終了し、リーダー端末処理(図14)を経て、メイン処理(図12)に戻る。
以上説明したように、第二実施形態の無線通信システム100では、ある特定の通信端末が常に時間計測端末として機能しており、一定時間が経過するごとに、その時点でリーダー端末1が存在する場合は、そのリーダー端末に対してリーダー端末としての処理を中止させ、時間計測端末がリーダー端末となる。従って、一定時間間隔で周期的にグループ毎の同期通信を行いたい場合にも、本発明を有効に利用できる。
尚、上記第二実施形態において、図13のS122で一定時間経過を判断するCPU10が本発明の経過判断手段に相当する。また、図12のS14及びS15でリーダー終了コマンドを送信するCPU10が本発明の移行指示情報送信手段に相当する。
次に、第二実施形態と同様に、メンバー端末2に対するグループ毎の制御を一定周期で繰り返すために、時間を計測する端末を設け、さらに、所定時間が経過したときに、ただちにリーダー端末1を交代するのではなく、制御情報を全てのグループに対して送信完了した時点でリーダー端末1を交代する第三実施形態について、図18〜図21を参照して説明する。図18は、第三実施形態の無線通信システム100で送受信される送受信データ200の説明図である。図19は、第三実施形態の通信端末のメイン処理のフローチャートである。図20は、メイン処理の中で実行されるリーダー端末処理のフローチャートである。図21は、リーダー端末処理の中で起動されるデータ受信処理のフローチャートである。
第三実施形態の無線通信システム100では、図18に示すような送受信データ200が送受信される。図18に示すように、送受信データ200は、送信元情報、送信先情報、情報タイプ、元リーダー端末リストの4つの項目から構成されている。送信元情報には、当該データを送信する端末のIDが格納される。送信先情報には、送信相手のグループIDもしくは端末IDが格納される。無線通信システム100では、ブロードキャスト通信が行われるので、送信相手のIDが必須となる。各端末は、受信したデータの送信先情報が自端末ID又は自端末が属しているグループのIDと一致する場合に自身に向けたデータであると判断する。情報タイプには、1〜6のいずれかの値が格納される。ここでは、1:通信状態確認、2:通信状態確認受信通知、3:制御情報、4:新リーダー依頼、5:新リーダー依頼受信通知、6:最終グループ通信終了通知となっている。そして、情報タイプが4の場合には、以前にリーダー端末だった端末のリストである元リーダー端末リストが添付される。
第三実施形態では、通信端末は図19に示すようなメイン処理を電源投入から電源OFFまで繰り返し実行する。このメイン処理の中で、当該端末が現在リーダー端末1であればリーダー端末としての処理が実行され、メンバー端末2であればメンバー端末としての処理が実行される。
図19に示すように、電源が投入されると、まず、RAM30の内容をクリアする等初期化処理を実行する(S10)。次に、自身が時間を計測している時間計測端末か否かを判断する(S11)。時間計測端末は、本実施形態では無線通信システム100に属する端末のいずれかが予め指定されている。例えば、初回のリーダー端末を時間計測端末にしてもよい。自端末が時間計測端末だった場合には(S11:YES)、タイマ処理を起動する(S12)。自端末が時間計測端末でない場合には(S11:NO)、そのままS13に進む。タイマ処理の詳細は、図13で説明した第二実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
次に、「go_round」変数が「1」か否かを判断する(S13)。タイマ処理(図13)により、一定時間が経過したときに、「go_round」変数に1が設定されている。そこで、「go_round」変数が「1」でなければ(S13:NO)、そのままS19に進む。「go_round」変数が「1」であれば(S13:YES)、次に、最終グループ通信終了フラグに「1」が記憶されているか否かを判断する(S16)。最終グループ通信終了フラグは、リーダー端末処理において、最終グループに対する制御情報の送信が完了したときに、時間計測端末に対して情報タイプ「6」の最終グループ通信終了通知を送信し、これを受信した時間計測端末において「1」が記憶されるものである(詳細は後述)。
最終グループ通信終了フラグが「1」でない場合には(S16:NO)、最終グループ通信フラグが「1」になるまで待機する。最終グループ通信終了フラグが「1」の場合には(S16:YES)、タイマにより所定時間の経過が計測され、かつ、最終グループまで通信が完了しているので、時間計測端末をリーダー端末1として機能させるための処理を行う。すなわち、「go_round」変数に「0」を設定し、コントロールフラグ(control_flg)を「ON」にして、これから通信対象とする現通信グループIDに通信グループリストの最初の通信グループのIDを設定し(S18)、一定周期の制御を行うために再びタイマー処理を起動する(S19)。
次に、コントロールフラグ記憶領域31に「1」が記憶されているか、すなわち、コントロールフラグ(control_flg)が「ON」であるかを判断する(S20)。
コントロールフラグが「ON」の場合には(S20:YES)、リーダー端末処理が実行される(S30)。コントロールフラグが「OFF」の場合には(S20:NO)、メンバー端末処理が実行される(S50)。リーダー端末処理については、後述する。メンバー端末処理については、第一実施形態と同様なので説明を省略する。
そして、リーダー端末処理又はメンバー端末処理が終了すると、電源がOFFされたか否かを判断し(S70)、OFFされていれば(S70:YES)、全処理を終了する。OFFでなければ(S70:NO)、S20に戻り、処理を繰り返す。
次に、図20及び図21を参照してリーダー端末処理について説明する。図20に示すように、リーダー端末処理が開始されると、まず、データ受信処理を起動する。データ受信処理は、他の端末からのデータ受信を受けて、その情報タイプ毎に異なる処理を実行するものである。ここで、図21を参照して、データ受信処理の詳細について説明する。
データ受信処理が開始されると、まず、データを受信したか否かを判断する(S311)。受信していなければ、(S311:NO)、受信するまで待機する。受信した場合には(S311:YES)、次に、受信したデータの情報タイプを順に判断し(S312,S314,S320)、そのタイプに従った処理を実行する。
まず、受信した情報タイプが「2」かどうかを判断する(S312)。情報タイプ「2」は、メンバー端末が、情報タイプ「1」のデータ送信を受けて発信する、「通信状態確認受信通知」である。情報タイプが「2」であれば(S312:YES)、そのデータを送ってきたメンバー端末2(送信元のメンバー端末2)とは通信可能な状態であることがわかるので、送信元のメンバー端末の端末IDを受信データから取り出し、通信成功端末リストに登録し、通信成功端末記憶領域32に記憶する(S313)。そして、S311に戻ってデータ受信を待つ。通信成功端末リストは、後述する通信状態確認処理で初期化される。そして、並行して処理されている本データ受信処理がS313を処理するたびに通信に成功した端末がリストに追加される。
受信した情報タイプが「2」でなければ(S312:NO)、次に、受信した情報タイプが「5」か否かを判断する(S314)。情報タイプ「5」は、メンバー端末が、情報タイプ「4」のデータ送信を受けて発信する、「新リーダー依頼通知」である。情報タイプが「5」であれば(S314:YES)、そのデータを送ってきた端末が新リーダーとなることが可能であることがわかるので、依頼成功フラグに「1」を記憶する(S315)。この依頼成功フラグは、新リーダー依頼処理(図20,S48)の中で参照される。そして、S311に戻ってデータ受信を待つ。
受信した情報タイプが「5」でなければ(S314:NO)、次に、受信した情報タイプが「6」か否かを判断する(S320)。情報タイプ「6」は、時間計測端末に対するリーダー端末1からの最終グループまで制御情報の送信が完了した旨の通知である。そこで、情報タイプが「6」であれば(S320:YES)、最終グループ通信終了フラグを「1」として(S321)、データ受信処理を終了する。情報タイプが「6」でなければ、S311に戻ってデータ受信を待つ。最終グループ通信終了フラグは、前述のように、メイン処理の中で参照される(図19,S16)。
以上のように、データ受信処理は、一旦起動されると、繰り返して以上の処理を実行する。その実行結果は、前述のように、その他の処理の各所で参照される。
リーダー端末処理に戻ると(図20)、データ受信処理を起動(S31)した後、次に、各メンバー端末2と通信できるかどうかをグループ毎に確認する通信状態確認処理を実行する(S32)。通信状態確認処理の詳細は、第二実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
次に、通信成功端末記憶領域32に記憶されている通信成功端末リストを検索する(S33)。ここで検索される通信成功端末リストは、通信状態確認処理で一定時間待機している間に、データ受信処理(図21)において情報タイプ「2」のデータを受信したときに端末IDを登録した結果となっている。これを、全端末記憶領域に記憶されている全端末リストと照合し、現在通信の対象としている現通信グループの全てのメンバー端末が通信成功端末リストに登録されているか否かを判断する(S34)。
現通信グループの全ての端末が通信成功端末リストに登録されている場合には(S34:YES)、現通信グループについては今のリーダー端末1で通信失敗事例がないということだから、元リーダー端末リストを初期化する(S35)。そして、現通信グループに対して制御情報を送信する処理を実行する(S36)。制御情報送信処理の詳細は、図8を参照して説明した第一実施形態と同様なのでここでは説明を省略する。
次に、現通信グループのIDが通信グループ記憶領域33に記憶されている通信グループリストの最終グループのIDか否かを判断する(S38)。現通信グループが最終グループでない場合には(S38:NO)、現通信グループIDに次のグループのIDを設定し(S39)、メイン処理(図19)に戻る。
一方、現通信グループが最終グループの場合には(S38:YES)、次に、自端末が時間計測端末か否かを判断する(S42)。時間計測端末である場合には(S42:YES)、最終グループまで通信が完了しているので、最終グループ通信終了フラグに「1」を記憶して(S43)、メイン処理に戻る。
自端末が時間計測端末でない場合には(S42:NO)、最終グループまで通信が完了しているので、次回からはリーダー端末1であることを中止するため、コントロールフラグを「OFF」にする(S44)。そして、時間計測端末に対し、最終グループまで一連の通信が終了した旨の通知を送信するために送信データの設定を行う(S45)。すなわち、送信先に時間計測端末のIDを設定し、情報タイプを「6」とする。情報タイプ「6」は、リーダー端末1からの最終グループまで制御情報の送信が完了した旨の通知を意味している。そして、設定したデータを送信し(S46)、メイン処理に戻る。
一方、通信成功端末リストの検索の結果、現通信グループの端末に通信成功端末リストに登録されていない端末がある場合には(S34:NO)、通信成功端末リストにない端末を通信失敗端末リストに登録し、通信失敗端末記憶領域37に記憶する(S47)。そして、今のリーダー端末1で通信失敗事例が発生したため、新たなリーダー端末の依頼をするための新リーダー依頼処理を行う(S48)。その後、メイン処理(図19)に戻る。尚、新リーダー依頼処理の詳細については、第二実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
以上説明したように、第三実施形態の無線通信システム100では、ある特定の通信端末が常に時間計測端末として機能しており、一定時間が経過するごとに、時間計測端末がリーダー端末1となる。但し、時間計測端末以外の端末がリーダー端末1の場合は、制御情報の送信をグループ毎に最終グループまで完了したときに、常に時間計測端末に通知することとしている。従って、時間計測端末は、一定時間の経過と全グループに対する制御情報の送信完了の両者が充たされたときにリーダー端末1に復活する。このため、全てのグループに対する制御が終了するのを最優先とし、制御情報に基づく処理が全てのグループで一定時間内でスムーズに実行された後に、一定時間間隔で周期的にグループ毎の同期通信を行いつつ、本発明を有効に利用できる。
尚、上記第三実施形態において、図20のS38で最終グループか否かの判断処理を実行するCPU10が本発明の受信判断手段に相当する。また、図20のS45及びS46で最終グループ通信終了通知を送信するCPU10が最終グループ通信完了通知情報送信手段に相当する。
次に、メンバー端末2からグループ3単位でデータを収集し、収集されたデータをリーダー端末1からサーバに送ってサーバで収集データを蓄積する第四実施形態について図22〜図25を参照して説明する。図22は、第四実施形態の無線通信システム100で送受信される送受信データ200の説明図である。図23は、第三実施形態の通信端末のメイン処理の中で実行されるリーダー端末処理のフローチャートである。図24は、リーダー端末処理の中で実行されるデータ収集処理のフローチャートである。図25は、第三実施形態の通信端末のメイン処理の中で実行されるメンバー端末処理のフローチャートである。
第四実施形態の無線通信システム100では、図22に示すような送受信データ200が送受信される。図22に示すように、送受信データ200は、送信元情報、送信先情報、情報タイプ、元リーダー端末リスト、端末データの5つの項目から構成されている。送信元情報には、当該データを送信する端末のIDが格納される。送信先情報には、送信相手のグループIDもしくは端末IDが格納される。無線通信システム100では、ブロードキャスト通信が行われるので、送信相手のIDが必須となる。各端末は、受信したデータの送信先情報が自端末ID又は自端末が属しているグループのIDと一致する場合に自身に向けたデータであると判断する。情報タイプには、1〜6のいずれかの値が格納される。ここでは、1:通信状態確認、2:通信状態確認受信通知、3:制御情報、4:新リーダー依頼、5:新リーダー依頼受信通知、6:制御情報受信通知となっている。そして、情報タイプが「4」の場合には、以前にリーダー端末だった端末のリストである元リーダー端末リストが添付される。また、情報タイプが「6」の場合には、メンバー端末2から制御情報に従ったデータが送信される。
第四実施形態では、通信端末は、第一実施形態と同様のメイン処理(図5)を電源投入から電源OFFまで繰り返し実行する。詳細な説明は、ここでは省略する。次に、図23及び図24を参照して、メイン処理の中で実行されるリーダー端末処理について説明する。
図23に示すように、リーダー端末処理が開始されると、まず、各メンバー端末2と通信できるかどうかをグループ毎に確認する通信状態確認処理を実行する(S32)。通信状態確認処理の詳細は、第一実施形態と同様であるので(図7参照)、ここでは説明を省略する。
次に、通信成功端末記憶領域32に記憶されている通信成功端末リストを検索する(S33)。通信成功端末リストには、通信状態確認処理において応答が帰ってきた端末のみがリストアップされている。これを、全端末記憶領域に記憶されている全端末リストと照合し、現在通信の対象としている現通信グループの全てのメンバー端末2が通信成功端末リストに登録されているか否かを判断する(S34)。
現通信グループの全ての端末が通信成功端末リストに登録されている場合には(S34:YES)、このグループについては今のリーダー端末1で通信失敗事例がないということだから、元リーダー端末リストを初期化する(S35)。そして、現通信グループのメンバー端末からデータを収集するデータ収集処理を実行する(S37)。データ収集処理の詳細については、図24を参照して後述する。
次に、現通信グループのIDが通信グループ記憶領域33に記憶されている通信グループリストの最終グループのIDか否かを判断する(S38)。現通信グループが最終グループでない場合には(S38:NO)、次のグループからデータを収集するために、現通信グループIDに次のグループのIDを設定し(S39)、メイン処理に戻る。一方、現通信グループが最終グループの場合には(S38:YES)、最初のグループに戻ってデータを収集するために、現通信グループIDに通信グループリストの最初のグループIDを設定し(S40)、メイン処理に戻る。
一方、通信成功端末リストの検索の結果、現通信グループの端末に通信成功端末リストに登録されていない端末がある場合には(S34:NO)、通信成功端末リストにない端末を通信失敗端末リストに登録し、通信失敗端末記憶領域37に記憶する(S47)。そして、今のリーダー端末で通信失敗事例が発生したため、新たなリーダー端末の依頼をするための新リーダー依頼処理を行う(S48)。その後、メイン処理に戻る。尚、新リーダー依頼処理の詳細は、第一実施形態と同様であるから(図9参照)、ここでは説明を省略する。
次に、図24を参照して、リーダー端末処理の中で実行されるデータ収集処理の詳細について説明する。データ収集処理が開始されると、まず、送信データの設定を行う(S371)。前述のように、本実施形態では、送受信データ200は図22のような構成になっているので、送信先にこれから通信を実行する対象のグループ(現通信グループ)のIDを格納し、情報タイプに「3」を格納する。情報タイプ「3」は、メンバー端末2に何らかの処理を実行されるためのものである。本実施形態では、情報タイプ「3」で要求される処理は、メンバー端末2からのデータの収集である。収集するデータは、例えば、メンバー端末2が備える各種センサ40のセンシングデータ等である。
送信データの設定が完了したら、次に、メンバー端末2からの応答時間を計測するためにタイマをスタートし(S372)、設定したデータを送信する(S373)。次に、データを受信したか否かを判断する(S374)。データを受信した場合には(S374:YES)、受信データの情報タイプが「6」であるか否かを判断する(S375)。情報タイプ「6」は、メンバー端末が、情報タイプ「3」のデータ送信を受けて発信する、「制御情報受信通知」である。このタイプの通信には、図22で説明したように、端末データが添付されてくる。そこで、情報タイプが「6」であれば(S375:YES)、受信した端末データを外部のサーバ(図示外)に送信する(S376)。
データを受信していない場合(S374:NO)、又は、受け取ったデータの情報タイプが「6」でない場合には(S375:NO)、S377に進み、S373のデータ送信から一定時間が経過したか否かを判断する。データ送信から一定時間が経過していない場合には(S377:NO)、S374に戻り、データ受信を待って、その情報タイプを判断する処理を繰り返す。一定時間が経過すれば(S377:YES)、リーダー端末処理に戻る。
次に、図25を参照して、メンバー端末処理について説明する。メンバー端末処理は、メイン処理において、その端末のコントロールフラグがOFFである場合に(S20:NO)なされる処理である。
メンバー端末処理が開始されると、まず、データを受信したか否かを判断する(S51)。受信していなければ、(S51:NO)、受信するまで待機する。
受信した場合には(S51:YES)、次に、受信したデータの情報タイプを順に判断し(S52,S55,S59)、そのタイプに従った処理を実行する。
まず、受信した情報タイプが「1」かどうかを判断する(S52)。受信情報タイプが「1」なら(S52:YES)、それはリーダー端末1からの通信状態確認メッセージであるから、これに対する応答メッセージを送信するため、送信データの設定を行う(S53)。すなわち、送信先に、受信したデータの送信元端末IDを設定し、情報タイプを「2」とする。情報タイプ「2」は、通信状態確認受信通知を意味している。そして、設定したデータを送信し(S54)、S51に戻ってデータ受信を待つ。
受信した情報タイプが「1」でなければ(S52:NO)、次に、受信した情報タイプが「3」かどうかを判断する(S55)。受信情報タイプが「3」なら(S55:YES)、それはリーダー端末1からの指示であるから、予め定められた処理、もしくは、制御情報と共に送信されてきたコマンドに基づいてデータの取得処理を実行する(S56)。そして、取得したデータをリーダー端末1に送信するために、データの設定を行う(S57)。すなわち、送信先に、受信したデータの送信元端末IDを設定し、情報タイプを「6」とし、端末データを格納する。情報タイプ「6」は、制御情報受信通知を意味している。そして、設定したデータを送信し(S58)、S51に戻ってデータ受信を待つ。
受信した情報タイプが「3」でなければ(S55:NO)、次に、受信した情報タイプが「4」かどうかを判断する(S59)。受信情報タイプが「4」なら(S59:YES)、それは現リーダー端末1からの新リーダー依頼であるから、これに対する受諾メッセージを送信するため、送信データの設定を行う(S60)。すなわち、送信先に、受信したデータの送信元端末IDを設定し、情報タイプを「5」とする。情報タイプ「5」は、新リーダー依頼受信通知を意味している。そして、設定したデータを送信し(S61)、コントロールフラグをONにする(S62)。そして、メイン処理に戻る。この場合、コントロールフラグがONとなったので、メイン処理の次の回の処理では、リーダー端末処理が行われる(図6,S20:YES、S30)。
受信情報タイプが「4」でなければ(S59:NO)、そのままS51に戻ってデータ受信を待つ。
以上説明したように、第四実施形態の無線通信システム100では、リーダー端末1からグループ単位で送信される制御情報としてメンバー端末で取得した各種データの送信処理を要求する。そして、各メンバー端末は、制御情報を受信したときに、例えば、各種センサから検出したセンシングデータなどの端末データを送信する。端末データを受け取ったリーダー端末1は、その端末データを外部サーバに送信し、蓄積させる。第四実施形態でも、通信状態に応じてリーダー端末1が交代するため、端末データを受信したリーダー端末1が外部サーバにデータを送信しておくことで、リーダー端末の交代時に端末データをも新リーダー端末4に送信する必要がない。尚、第四実施形態のデータ収集処理を、第二、第三の実施形態の時間計測端末を使用した一定周期での制御と組み合わせて用いることもできる。
尚、上記第四実施形態において、図24のS376で端末データをサーバに送信するCPU10が本発明の収集情報送信手段に相当する。
無線通信システムの概略を示す説明図である。 リーダー端末1及びメンバー端末2の電気的構成を示すブロック図である。 である。 第一実施形態の無線通信システム100で送受信される送受信データ200の説明図である。 第一実施形態の通信端末のメイン処理のフローチャートである。 メイン処理の中で実行されるリーダー端末処理のフローチャートである。 リーダー端末処理の中で実行される通信状態確認処理のフローチャートである。 リーダー端末処理の中で実行される制御情報送信処理のフローチャートである。 リーダー端末処理の中で実行される新リーダー依頼処理のフローチャートである。 メイン処理の中で実行されるメンバー端末処理のフローチャートである。 第二実施形態の無線通信システム100で送受信される送受信データ200の説明図である。 第二実施形態の通信端末のメイン処理のフローチャートである。 メイン処理で起動されるタイマ処理のフローチャートである。 メイン処理の中で実行されるリーダー端末処理のフローチャートである。 リーダー端末処理の中で実行される通信状態確認処理のフローチャートである。 リーダー端末処理の中で実行される新リーダー依頼処理のフローチャートである。 リーダー端末処理の中で起動されるデータ受信処理のフローチャートである。 第三実施形態の無線通信システム100で送受信される送受信データ200の説明図である。 第三実施形態の通信端末のメイン処理のフローチャートである。 メイン処理の中で実行されるリーダー端末処理のフローチャートである。 リーダー端末処理の中で起動されるデータ受信処理のフローチャートである。 第四実施形態の無線通信システム100で送受信される送受信データ200の説明図である。 第三実施形態の通信端末のメイン処理の中で実行されるリーダー端末処理のフローチャートである。 リーダー端末処理の中で実行されるデータ収集処理のフローチャートである。 第三実施形態の通信端末のメイン処理の中で実行されるメンバー端末処理のフローチャートである。
符号の説明
1 リーダー端末
2 メンバー端末
3 グループ
4 新リーダー端末
10 CPU
20 ROM
30 RAM
31 コントロールフラグ記憶領域
32 通信成功端末記憶領域
33 通信グループ記憶領域
35 元リーダー端末記憶領域
36 リーダー依頼失敗端末記憶領域
37 通信失敗端末記憶領域
100 無線通信システム
200 送受信データ

Claims (13)

  1. 制御情報を送信する制御端末と、当該制御端末から送信される制御情報に基づき動作する複数の被制御端末とが無線通信ネットワークを介して接続され、前記制御端末及び前記被制御端末は1又は複数のグループに所属し、前記制御情報は当該グループごとに送信される無線通信システムであって、
    前記制御端末は、
    前記被制御端末に制御情報を送信する制御情報送信手段と、
    前記被制御端末から応答情報を受信する応答情報受信手段と、
    前記応答情報受信手段がいずれかの被制御端末の属するグループから応答情報を所定時間内に受信しなかった場合に、前記被制御端末の中から当該制御端末自身に替わって新たな制御端末となる被制御端末を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された被制御端末に制御端末となることを依頼する依頼情報を送信する依頼情報送信手段と、
    前記被制御端末から制御端末となることを受諾する受諾情報を受信したときに前記制御端末であることを中止して前記被制御端末となる被制御端末移行手段とを備え、
    前記被制御端末は、
    前記制御端末から制御情報を受信する制御情報受信手段と、
    前記被制御側受信手段により制御情報を受信したときに、前記制御端末に応答情報を送信する応答情報送信手段と、
    前記制御情報受信手段により受信した制御情報に規定された動作を実行する動作実行手段と、
    前記制御端末から前記依頼情報を受信する依頼情報受信手段と、
    前記依頼情報受信手段により依頼情報を受信したときに、前記制御端末に前記受諾情報を送信する受諾情報送信手段と、
    前記受諾情報送信手段により受諾情報を送信したときに、前記被制御端末であることを中止して前記制御端末となる制御端末移行手段とを備えたことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記制御端末は、
    前記新たな制御端末となりうる被制御端末の候補を作成する候補作成手段を備え、
    前記選択手段は、前記候補作成手段により作成された候補の中から前記新たな制御端末となる被制御端末を選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記制御端末は、
    前記応答情報受信手段が応答情報を所定時間内に受信しなかった被制御端末のリストである不達リストを作成する不達リスト作成手段を備え、
    前記候補作成手段は、前記不達リスト作成手段により作成された不達リストにない被制御端末を前記候補として作成することを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記複数の被制御端末のいずれかは、時間を計測する時間計測端末であり、
    当該時間計測端末は、
    時間の経過を計測する計測手段と、
    前記計測手段により所定時間が経過したか否かを判断する経過判断手段と、
    前記経過判断手段により所定時間が経過したと判断された場合に、前記制御端末に前記制御端末であることを中止して前記被制御端末となるように指示する移行指示情報を送信する移行指示情報送信手段とを備え、
    前記移行指示情報送信手段により移行指示情報が送信された場合に、前記制御端末移行手段が動作し、
    前記制御端末は、
    前記時間計測端末から前記移行指示情報を受信した場合に前記被制御端末移行手段が動作することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の無線通信システム。
  5. 前記複数の被制御端末のいずれかは、時間を計測する時間計測端末であり、
    前記制御端末は、
    全ての前記グループの被制御端末から前記応答情報を受信したか否かを判断する受信判断手段と、
    前記受信判断手段が全ての前記グループの被制御端末から前記応答情報を受信したと判断したときに、全ての前記グループの被制御端末から前記応答情報を受信したことを示す最終グループ通信完了通知情報を前記時間計測端末に対して送信する最終グループ通信完了通知情報送信手段とを備え、
    前記受信判断手段が全ての前記グループの被制御端末から前記応答情報を受信したと判断したときに前記被制御端末移行手段が動作し、
    前記時間計測端末は、
    時間の経過を計測する計測手段と、
    前記計測手段により所定時間が経過したか否かを判断する経過判断手段と、
    前記最終グループ通信完了通知情報を受信する最終グループ通信完了通知情報受信手段とを備え、
    前記経過判断手段により所定時間が経過したと判断され、且つ、前記最終グループ通信完了通知情報受信手段により前記最終グループ通信完了通知情報が受信された場合に、前記制御端末移行手段が動作することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の無線通信システム。
  6. 前記被制御端末は、
    前記制御情報に基づき前記動作実行手段が所定の情報を前記制御端末に送信し、
    前記制御端末は、
    前記被制御端末から受信した所定の情報をネットワークを介して接続されたサーバに送信する収集情報送信手段を備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の無線通信システム。
  7. 無線通信ネットワークを介して相互に接続され、制御情報を送信する制御端末又は当該制御端末から送信される制御情報に基づき動作する被制御端末として機能する通信端末であって、
    前記制御端末として機能するときは、
    前記被制御端末に制御情報を送信する制御情報送信手段と、
    前記被制御端末から応答情報を受信する応答情報受信手段と、
    前記応答情報受信手段がいずれかの被制御端末の属するグループから応答情報を所定時間内に受信しなかった場合に、前記被制御端末の中から当該制御端末自身に替わって新たな制御端末となる被制御端末を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された被制御端末に制御端末となることを依頼する依頼情報を送信する依頼情報送信手段と、
    前記被制御端末から制御端末となることを受諾する受諾情報を受信したときに前記制御端末であることを中止して前記被制御端末となる被制御端末移行手段とを備え、
    前記被制御端末として機能するときは、
    前記制御端末から制御情報を受信する制御情報受信手段と、
    前記被制御側受信手段により制御情報を受信したときに、前記制御端末に応答情報を送信する応答情報送信手段と、
    前記制御情報受信手段により受信した制御情報に規定された動作を実行する動作実行手段と、
    前記制御端末から前記依頼情報を受信する依頼情報受信手段と、
    前記依頼情報受信手段により依頼情報を受信したときに、前記制御端末に前記受諾情報を送信する受諾情報送信手段と、
    前記受諾情報送信手段により受諾情報を送信したときに、前記被制御端末であることを中止して前記制御端末となる制御端末移行手段とを備えたことを特徴とする通信端末。
  8. 前記制御端末として機能するときに、
    前記新たな制御端末となりうる被制御端末の候補を作成する候補作成手段を備え、
    前記選択手段は、前記候補作成手段により作成された候補の中から前記新たな制御端末となる被制御端末を選択することを特徴とする請求項7に記載の通信端末。
  9. 前記制御端末として機能するときに、
    前記応答情報受信手段が応答情報を所定時間内に受信しなかった被制御端末のリストである不達リストを作成する不達リスト作成手段を備え、
    前記候補作成手段は、前記不達リスト作成手段により作成された不達リストにない被制御端末を前記候補として作成することを特徴とする請求項8に記載の通信端末。
  10. 前記被制御端末として機能するとともに時間を計測する時間計測端末としても機能し、
    当該時間計測端末として機能するときは、
    時間の経過を計測する計測手段と、
    前記計測手段により所定時間が経過したか否かを判断する経過判断手段と、
    前記経過判断手段により所定時間が経過したと判断された場合に、前記制御端末に前記制御端末であることを中止して前記被制御端末となるように指示する移行指示情報を送信する移行指示情報送信手段とを備え、
    前記移行指示情報送信手段により移行指示情報が送信された場合に、前記制御端末移行手段が動作することを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の通信端末。
  11. 前記被制御端末として機能するとともに時間を計測する時間計測端末としても機能し、
    当該時間計測端末として機能するときは、
    時間の経過を計測する計測手段と、
    前記計測手段により所定時間が経過したか否かを判断する経過判断手段と、
    全ての前記グループの被制御端末から前記応答情報を受信したことを示す最終グループ通信完了通知情報を前記制御端末から受信する最終グループ通信完了通知情報受信手段と、
    前記経過判断手段により所定時間が経過したと判断され、且つ、前記最終グループ通信完了通知情報受信手段により前記最終グループ通信完了通知情報が受信された場合に、前記制御端末移行手段が動作することを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の通信端末。
  12. 前記被制御端末として機能するときに、
    前記制御情報に基づき前記動作実行手段が所定の情報を前記制御端末に送信し、
    前記制御端末として機能するときに、
    前記被制御端末から受信した所定の情報をネットワークを介して接続されたサーバに送信する収集情報送信手段を備えたことを特徴とする請求項7から11のいずれかに記載の通信端末。
  13. 請求項7から12のいずれかに記載の通信端末の各種処理手段としてコンピュータを機能させるための無線通信プログラム。
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